JPH10250589A - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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Publication number
JPH10250589A
JPH10250589A JP9054919A JP5491997A JPH10250589A JP H10250589 A JPH10250589 A JP H10250589A JP 9054919 A JP9054919 A JP 9054919A JP 5491997 A JP5491997 A JP 5491997A JP H10250589 A JPH10250589 A JP H10250589A
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JP
Japan
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switch plate
plate
switch
core
bag holder
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Application number
JP9054919A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nagata
篤 永田
Akio Hosoi
章生 細井
Katsunobu Sakane
勝信 坂根
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パッド部が被覆体と一体的に形成され、かつ、
エアバッグ装置、スイッチプレート及びメンブレンスイ
ッチを備えたステアリングホイールにおいて、ホーン操
作荷重の設定を容易にし、ホーン操作性の向上を図る。 【解決手段】パッド部3の下方の収納凹部9には、エア
バッグ装置13、それを覆うように位置しプレート部1
1a及び脚部11bを有するスイッチプレート11及び
その上に載置固定されたメンブレンスイッチ12が設け
られる。脚部11bは、隣接するスポーク部芯金6を連
結する連結芯金10と、バッグホルダ16との間に挟持
固定されている。さらには、脚部11bの下端部は、連
結芯金10及びバッグホルダ16間の肉厚よりも厚く形
成され、アンダーカット形状となっている。ホーン操作
時には、押圧応力がメンブレンスイッチ12からスイッ
チプレート11に伝達されたとしても、スイッチプレー
ト11自体は移動しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリングホイ
ールに係り、詳しくは、パッド部が被覆体と一体的に形
成され、かつ、エアバッグ装置、スイッチプレート及び
メンブレンスイッチを備えたステアリングホイールに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ステアリングホイールは、円環
状のリング部と、同リング部の中央に配設されるパッド
部と、リング部からステアリングホイールの中央に向か
って延びる複数本のスポーク部とを有する。前記リング
部は、リング部芯金及びそれを被覆する被覆体を有する
とともに、スポーク部は、スポーク芯金部及びそれを被
覆する被覆体を有する。また、前記パッド部下方におい
て、スポーク芯金には、ステアリングシャフトにステア
リングホイールを連結するためのボスプレートが連結さ
れている。このようなステアリングホイールでは、例え
ばスポーク芯金とボスプレートとがボルト等の締結手段
によって連結されている。さらに、ボスプレートとパッ
ド部との間の収容空間には、エアバッグ装置が設けられ
る。
【0003】また、近年では、リング部、スポーク部の
被覆体及びパッド部を一体に形成したステアリングホイ
ールが提案されている(実開平2−133955号公報
等)。
【0004】ところで、エアバッグ装置を有するととも
に、パッド部が被覆体と一体的に形成されたステアリン
グホイールにおいては、ホーンスイッチとしてシート状
のメンブレンスイッチがエアバッグ装置及びパッド部間
に設けられる。このメンブレンスイッチは、図示しない
ホーンスイッチ回路の一部をなす一対の薄板を有し、パ
ッド部が押圧されることにより、薄板同士が接触したと
き、その接触に基づいてホーンが鳴るように構成されて
いる。このメンブレンスイッチは、それ自身形状を保持
することができないので、それを載置固定するための支
持台が必要となる。
【0005】これに関連する技術として例えば、U.
S.Patent 5369232号を挙げることがで
きる。この技術では、パッド部の下部には係止突起が垂
下されているとともに、樹脂製のスイッチプレートには
係止孔が設けられている。そして、スイッチプレートを
パッド部の裏面側からあてがうようにして、係止孔に係
止突起をはめ込み固定するようにしている。この際、ス
イッチプレートとパッド部との間に上記メンブレンスイ
ッチが介設される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術では、次に記すような問題があった。すなわち、ホー
ン操作に際しパッド部が押圧されるときには、パッド部
自身は操作応力により変形する。このとき、スイッチプ
レートがパッド部に対し設けられているため、パッド部
の変形により、メンブレンスイッチ及びスイッチプレー
トが一体となって変形してしまう。このため、設計する
側にとっては、操作荷重の設定が非常に困難となってし
まうおそれがあった。また、場合によっては、操作性が
悪いものとなってしまうおそれがあった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、パッド部が被覆体と一
体的に形成され、かつ、エアバッグ装置、スイッチプレ
ート及びメンブレンスイッチを備えたステアリングホイ
ールにおいて、ホーン操作荷重の設定を容易にすること
ができ、もってホーン操作性の向上を図ることのできる
ステアリングホイールを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、ステアリングシ
ャフトに対し固定されるボスと、円環状のリング部芯金
及びこのリング部芯金を被覆する被覆体よりなるリング
部と、前記リング部芯金からその中心方向に向かって延
び、前記ボスに対して連結された複数本のスポーク部芯
金及び該スポーク部芯金を被覆する被覆体よりなるスポ
ーク部と、隣接しあう前記スポーク部芯金同士を連結す
るための連結芯金と、前記リング部の略中央部におい
て、前記ボスのほぼ上方に設けられ、前記被覆体と一体
的に形成されたパッド部と、前記パッド部及び前記ボス
間に配設され、ガスを発生させるためのインフレータ、
エアバッグ、及び少なくともこれらを前記ボス、スポー
ク部芯金及び前記連結芯金の少なくとも1つに固定する
ためのバッグホルダを有してなるエアバッグ装置と、前
記パッド部の下方において、前記エアバッグ装置を覆う
ように設けられ、略平板状のプレート部及び該プレート
部の端縁から下方に向かって延びる脚部を有するスイッ
チプレートと、前記パッド部の下側の前記スイッチプレ
ートのプレート部上に載置固定され、押圧によりホーン
を鳴らすためのメンブレンスイッチとを備えたステアリ
ングホイールにおいて、前記スイッチプレートの脚部
を、前記連結芯金と前記バッグホルダとの間に挟持固定
せしめるとともに、前記エアバッグ拡開時における前記
スイッチプレートの前記バッグホルダに対する上動を規
制するべく、前記脚部の下端部をアンダーカット形状と
したことをその要旨としている。
【0009】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載のステアリングホイールにおいて、前記バッグ
ホルダ及び前記スイッチプレートの脚部の少なくとも一
方には、前記スイッチプレートの前記バッグホルダに対
する相対移動を規制するための係止機構をさらに設けた
ことをその要旨としている。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項2に記載のステアリングホイールにおいて、前記係止
機構は、前記スイッチプレート又はバッグホルダに設け
られた係止孔及び前記バッグホルダ又はスイッチプレー
トに設けられ、前記係止孔に係止される係止突起により
構成されることをその要旨としている。
【0011】(作用)上記請求項1に記載の発明によれ
ば、ホーン操作時には、パッド部が押圧され、その押圧
応力がメンブレンスイッチに伝達され、ホーンが鳴動す
る。ここで、本発明では、スイッチプレートの脚部が、
隣接しあうスポーク部芯金を連結するための連結芯金
と、バッグホルダとの間に挟持固定させられている。こ
のため、ホーン操作時には、パッド部が押圧されるが、
その押圧の応力がメンブレンスイッチからスイッチプレ
ートに伝達されたとしても、スイッチプレートの脚部が
固定されているため、スイッチプレート自体は、移動し
ない。従って、ホーンの操作荷重の設定に際しては、パ
ッド部及びメンブレンスイッチの操作荷重のみを考慮す
ればよいことになる。
【0012】また、本発明では、連結芯金及びバッグホ
ルダによって上記スイッチプレートの脚部の固定がなさ
れる。従って、固定のための別途新たな部材を用いる必
要がなく、コストの増大、作業性の低下を招くことがな
い。
【0013】さらには、本発明では、前記脚部の下端部
がアンダーカット形状となっている。このため、エアバ
ッグ拡開時においては、スイッチプレートがバッグホル
ダに対して上方へ移動してしまうのを抑制することが可
能となる。従って、エアバッグ拡開時の安定性が担保さ
れる。
【0014】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、前記バッグホルダ
及び前記スイッチプレートの脚部の少なくとも一方に
は、係止機構がさらに設けられる。このため、スイッチ
プレートのバッグホルダに対する相対移動がより一層規
制され、上述した作用がより一層確実に奏されることと
なる。
【0015】特に請求項3に記載の発明では、請求項2
に記載の発明において、さらに、係止機構は、スイッチ
プレート又はバッグホルダに設けられた係止孔及びバッ
グホルダ又はスイッチプレートに設けられ、前記係止孔
に係止される係止突起により構成される。従って、より
簡素な構造でもって、上記作用が奏される。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
パッド部が被覆体と一体的に形成され、かつ、エアバッ
グ装置、スイッチプレート及びメンブレンスイッチを備
えたステアリングホイールにおいて、ホーン操作荷重の
設定を容易にすることができ、もってホーン操作性の向
上を図ることができるという優れた効果を奏する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態について図面に従って説明する。図3は本実施の
形態におけるステアリングホイールWの平面図であり、
図1は図3のJ−J線断面図を、図2は図3のK−K線
断面図をそれぞれ示す。
【0018】図3に示すように、ステアリングホイール
Wのステアリングホイール本体1は、円環状のリング部
2と、リング部2の中央に配置されたパッド部3と、リ
ング部2及びパッド部3を接続する3本のスポーク部4
とから構成されている。また、図1に示すように、リン
グ部2は、例えば鋼管からなるリング部芯金5とそれを
被覆する被覆体7aとにより構成され、スポーク部4
は、アルミニウム合金等の軽量なダイカスト金属からな
るスポーク部芯金6とそれを被覆する被覆体7bとによ
り構成されている。被覆体7a,7b及びパッド部3
は、軟質合成樹脂材(例えば発泡ポリウレタン)により
一体的に形成されている。
【0019】図1,8に示すように、スポーク部芯金6
は、前記リング部芯金5からステアリングホイール中心
方向に延び前記被覆体7bにて被覆される部分と、それ
から斜め下方に延びるとともにパッド部3の下方で一体
的に連結される部分(以下、一体成形部6aという)と
を有するものであって、一体成形部6aの中央には孔部
6bが形成されている。
【0020】また、本実施の形態では、上記3本のスポ
ーク部芯金6のうち、隣接しあうスポーク部芯金6を相
互に連結する連結芯金10が設けられている。さらに、
スポーク部芯金6の下には、ステアリングシャフト30
に取り付けられてなるボスプレート8が配設されてい
る。ボスプレート8は、中央に位置する円筒状の鋼鉄部
8aと、鋼板をプレス加工して製造される板状のプレス
部8bとによって構成され、鋼鉄部8aとプレス部8b
とは溶接にて固着されている。
【0021】一方、前記パッド部3の下方には収納凹部
9が形成されており、この収納凹部9には、スイッチプ
レート11、メンブレンスイッチ12及びエアバッグ装
置13が配設されている。メンブレンスイッチ12は、
図示しないホーンスイッチ回路の一部をなす上下の薄板
を有し、パッド部3が押圧されることにより薄板同士が
接触し、その接触に伴いホーンが鳴るようになってい
る。また、スイッチプレート11は、所定の剛性を有す
る合成樹脂材料よりなり、エアバッグ装置13を覆うよ
うにして配設されている。そして、前記メンブレンスイ
ッチ12は、該スイッチプレート11上に載置固定され
ている。
【0022】エアバッグ装置13は、折り畳まれて収納
された袋状のエアバッグ14と、同エアバッグ14に膨
張用のガスを供給するためのインフレータ15と、エア
バッグ14及びインフレータ15を保持固定するための
バッグホルダ16とから構成されている。該バッグホル
ダ16は、スポーク部芯金6のねじ穴17A及び連結芯
金10のねじ用ボス10aに形成されたねじ穴17Bに
対し、ねじ18にて固定されている。
【0023】次に、ステアリングホイールWの取付構造
について詳述する。先ず、ボスプレート8の取付構造に
ついて説明する。図5に示すように、ステアリングシャ
フト30の先端部には雄ねじ部31が形成され、その下
方にはセレーション32及びテーパ面33が形成されて
いる。同ステアリングシャフト30のセレーション32
には、所定数(一般には、約30個)の歯が形成されて
いる。また、ステアリングシャフト30の先端にはボス
プレート8が挿通され、同ボスプレート8は前記雄ねじ
部31に螺着されるナット34により固定されるように
なっている。また、ボスプレート8(鋼鉄部8a)の略
中央に形成された挿通孔19の内周面には、前記ステア
リングシャフト30のセレーション32及びテーパ面3
3に対応するようにしてセレーション20及びテーパ面
21が形成されている。
【0024】また、ボスプレート8(プレス部8b)
は、前記スポーク部芯金6の一体成形部6aに対応する
ように形成されている。すなわち、プレス部8bは、前
記一体成形部6aを支持するように形成されており、詳
しくは、プレス部8bの左右両端には、斜め上方に延び
るリブ22が形成されており、リブ22には後述するボ
ルト43よりも僅かに大径の貫通孔22aが形成されて
いる。
【0025】一方、図8に示すように、前記スポーク部
芯金6(一体成形部6a)には、ボスプレート8のリブ
22と一体成形部6aとを重ね合わせた際に、前記リブ
22の貫通孔22aの軸心に一致する軸心を有する貫通
孔41が形成されている。また、一体成形部6aの内側
における貫通孔41の下部には突起6dが形成されてい
る。
【0026】図4,図8に示すように、前記貫通孔41
には鉄系金属からなるカラー42が挿通されている。カ
ラー42は、円筒部42aと四角形状の規制部42bと
により構成されている。なお、円筒部42aの高さは、
一体成形部6aの貫通孔41部分の厚みと同じ寸法に形
成されている。規制部42bは円筒部42aの一方の面
に一体形成されている。円筒部42a及び規制部42b
の内周には雌ねじ部42cが貫通形成されている。円筒
部42aが一体成形部6aの内側から貫通孔41に嵌挿
された状態において、規制部42bの下端面は、前記突
起6dの上面に当接するのである。
【0027】また、一体成形部6aの底面には3つの突
起6cが形成されている。各突起6cは、一体成形部6
aの中央に形成された孔部6bを中心とする三角形の頂
点に位置するように配置されている。さらに、前記3つ
の突起6cの下面には、各突起6cよりも直径の小さい
図示しない嵌合突起が形成されている。併せて、これら
嵌合突起に対応するようにして、ボスプレート8(プレ
ス部8b)には、貫通孔62が形成されている。
【0028】また、図3及び図6に示すように、一体成
形部6aの左右両端における幅方向の両側には、一対の
凸部6eがそれぞれ形成されている。なお、本実施の形
態では、ボスプレート8のリブ22に形成された貫通孔
22a、及びカラー42に形成された雌ねじ部42cが
ボルト挿入孔に相当する。そして、かかるボルト挿入孔
に対し、ボルト43が挿通、螺入されている。このボル
ト43には、ワッシャが一体形成されている。
【0029】さらに、本実施の形態では、図1,8に示
すように、ボスプレート8の外周部分、より詳しくは前
記パッド部3の下方開口部を覆うためのロアカバー28
が取り付けられている。このロアカバー28は、熱可塑
性の樹脂材料により形成されており、同カバー28に
は、前記ボルト43や同ボルト43の締付工具を、その
内側に差し入れるのを許容する孔部28aが形成されて
いる。また、前記ステアリングシャフト30の外周に
は、エアバッグ装置13等の継電用のスパイラルケーブ
ル29が配設されている。
【0030】次に、本実施の形態の特徴的部分について
説明する。図6に示すように、本実施の形態におけるス
イッチプレート11は、メンブレンスイッチ12を載置
するための略平板状のプレート部11a及び該プレート
部11aの端縁から下方に向かって延びる脚部11b,
11cを有している。また、図1,3に示すように、こ
れらの脚部11b,11cは、前記連結芯金10と前記
バッグホルダ16との間に挟持固定されている。さらに
は、脚部11bの下端部は、連結芯金10及びバッグホ
ルダ16間の肉厚よりも厚く形成されており、アンダー
カット形状となっている。
【0031】併せて、図3,6に示すように、スイッチ
プレート11の脚部11cの下端部は、外方に折曲形成
されており、そのヒンジ部分には、係止孔11dが形成
されているとともに、バッグホルダ16にはそれらに対
応する係止突起16aが一体形成されている。そして、
係止孔11dに対し係止突起16aが嵌め込まれ、これ
により、スイッチプレート11のバッグホルダ16に対
する相対移動がさらに規制されている。これら係止孔1
1d及び係止突起16aによって、係止機構が構成され
ている。
【0032】次に、ステアリングホイールWをステアリ
ングシャフト30に組付ける手順について説明する。先
ずは、図5に示すように、ステアリングシャフト30の
先端にボスプレート8を挿通する。このとき、ステアリ
ングシャフト30のセレーション32と、ボスプレート
8の挿通孔19に形成されたセレーション20とを噛み
合わせる。そして、その状態でステアリングシャフト3
0の雄ねじ部31にナット34を螺着し、ボスプレート
8をステアリングシャフト30に固定する。
【0033】また、これとともに、ボスプレート8の周
囲を覆うようにしてロアカバー28を配設する。一方
で、ステアリングホイール本体1を予め組付けておく。
すなわち、エアバッグ14、インフレータ15及びバッ
グホルダ16を一体化させてエアバッグ装置13とする
とともに、そのうちのバッグホルダ16に対し、前記ス
イッチプレート11を、上記した係止機構等により固定
せしめる。さらに、スイッチプレート11上にメンブレ
ンスイッチ12を載置固定する。そして、図7に示すよ
うに、エアバッグ装置13、スイッチプレート11及び
メンブレンスイッチ12の一体的となったものを、スポ
ーク部芯金6の手前側の開口部から収納凹部9内に挿入
する。そして、収納凹部9内において、バッグホルダ1
6を、上記ねじ18等を用いて固定する。このとき、ス
イッチプレート11の脚部11b,11cを、連結芯金
10とバッグホルダ16との間に挟持固定せしめるので
ある。
【0034】次いで、このように組付けたステアリング
ホイール本体1(メンブレンスイッチ12、スイッチプ
レート11及びエアバッグ装置13等をも含む)を前記
ボスプレート8上に載置する。すなわち、図6(同図で
はエアバッグ装置13等は便宜上省略してある)に示す
ように、スポーク部芯金6の一体成形部6aと、ボスプ
レート8のプレス部8b(リブ22をも含む)とが位置
合わせされるようにしてステアリングホイール本体1を
載置する。このとき、予め、スポーク部芯金6の内側か
ら前記カラー42を貫通孔41へ嵌挿しておく。
【0035】ここで、スポーク部芯金6とボスプレート
8とが重ね合わされるに際しては、既にロアカバー28
が取付けられているため、該ロアカバー28によってス
テアリングホイール本体1(スポーク部芯金6)がボス
プレート8のプレス部8bの方へ向かって案内され、位
置合わせが比較的容易に行われる。
【0036】また、このとき、一体成形部6aの底面の
3つの突起6cがプレス部8bの上面に当接する。さら
に、前記嵌合突起が、プレス部8bの貫通孔62に嵌合
される。併せて、前記各凸部6eがボスプレート8(プ
レス部8b)の内側面に嵌合固定される。そのため、ス
ポーク部芯金6のがたつきが規制される。
【0037】その後、リブ22の貫通孔22aにボルト
43を挿通する。この状態で、ボルト43をカラー42
の雌ねじ部42cに螺着する。すると、カラー42の規
制部42bの下端面と突起6dの上面との当接により、
ボルト43による螺着の際に生じるカラー42の空転
が、突起6dによって規制される。また、ボルト43に
よるスポーク部芯金6とリブ22の締めつけにより、前
記各突起6cの下面はボスプレート8に押圧され、スポ
ーク部芯金6のがたつきが強固に規制される。さらに、
カラー42の規制部42bが形成されていない面と、一
体成形部6aの外面及び外側面とは、リブ22の内面2
2b及び内側面22cに当接している。その当接によ
り、スポーク部芯金6のがたつきは、さらに強固に規制
される。
【0038】次に、本実施の形態の作用及び効果につい
て説明する。 (イ)ホーン操作時には、パッド部3が押圧され、その
押圧応力がメンブレンスイッチ12に伝達され、ホーン
が鳴動する。ここで、本実施の形態では、スイッチプレ
ート11の脚部11b,11cが、連結芯金10と、バ
ッグホルダ16との間に挟持固定させられている。この
ため、ホーン操作時には、パッド部3が押圧されるが、
その押圧の応力がメンブレンスイッチ12からスイッチ
プレート11に伝達されたとしても、スイッチプレート
11の脚部11b,11cが固定されているため、スイ
ッチプレート11自体は、移動しない。従って、ホーン
の操作荷重の設定に際しては、パッド部3及びメンブレ
ンスイッチ12の操作荷重のみを考慮すればよいことに
なる。その結果、ホーン操作荷重の設定を容易にするこ
とができ、もってホーン操作性の向上を図ることができ
る。
【0039】(ロ)また、本実施の形態では、連結芯金
10及びバッグホルダ16によってスイッチプレート1
1の脚部11b,11cの固定がなされる。従って、固
定のための別途新たな部材を用いる必要がなく、コスト
の増大、作業性の低下を招くことがない。
【0040】(ハ)さらに、本実施の形態では、前記脚
部11bの下端部がアンダーカット形状となっている。
このため、エアバッグ14の拡開時においては、スイッ
チプレート11がエアバッグ14の拡開とともにバッグ
ホルダ16に対して上方へ移動してしまうのを抑制する
ことが可能となる。従って、エアバッグ14拡開時の安
定性を担保することができる。
【0041】(ニ)また、本実施の形態によれば、バッ
グホルダ16及びスイッチプレート11を、上記係止機
構(係止孔11d及び係止突起16a)によって係止す
ることとした。このため、スイッチプレート11のバッ
グホルダ16に対する相対移動がより一層規制され、上
記(イ)に記載の作用効果がより一層確実に奏されるこ
ととなる。
【0042】また、上記係止機構により、バッグホルダ
16に対しスイッチプレート11を仮固定することがで
きる。そのため、組付け作業をより一層容易に行うこと
ができる。特に、本実施の形態では、係止機構を、係止
孔11d及び係止突起16aにより構成することとし
た。従って、より簡素な構造でもって、上記作用効果が
奏される。
【0043】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一
部を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施の形態では、3本のスポーク部4を有す
るステアリングホイールWに具体化した事例を記載した
が、2本、或いは4本以上のスポーク部を有するタイプ
に具体化してもよい。
【0044】(2)上記実施の形態では、スイッチプレ
ート11に係止孔11dを、バッグホルダ16に係止突
起16aを設けることで係止機構を構成することとした
が、スイッチプレート11に係止突起を、バッグホルダ
16に係止孔を設けることとしてもよい。また、係止機
構として他の機構を用いることとしてもよい。さらに、
係止機構を省略する構成としてもよい。
【0045】(3)上記実施の形態では、3本のスポー
ク部芯金6のうち2本を連結させることにより一体成形
部6aを設けるとともに、一体成形部6aに対応させて
ボスプレート8を形成し、該ボスプレート8の上から前
記一体成形部6a及びボスプレート8の位置が合うよう
にステアリングホイール本体1を載置し、一体成形部6
a及びボスプレート8を締結するべくボルト43を側方
から螺入することとした。これに対し、ボルトを手前側
から螺入することとしてもよい。また、組付け構造自体
は、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、ヨ
ークタイプのボスを採用する等いかなる構成を採用して
もよい。
【0046】(4)前記実施の形態ではスポーク部芯金
6を構成する素材としてアルミニウム合金(アルミダイ
カスト)を用いたが、他の軽金属を用いてもよい。例え
ばマグネシウムを用いて構成してもよい。また、本明細
書でいう鉄系金属(カラー42等)の具体例としては、
熱間圧延軟鋼板(JIS G3131)、冷間圧延鋼板
(JIS G3141)、電気亜鉛メッキ鋼板(JIS
G3313)等が挙げられる。
【0047】(5)前記実施の形態では、隣接しあうス
ポーク部芯金6同士を全て連結芯金10にて連結するよ
うにしたが、一部のみを連結芯金10にて連結するよう
にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるステアリングホイールの
断面図であって、図3のJ−J線断面図である。
【図2】図3のK−K線断面図である。
【図3】ステアリングホイールの平面図である。
【図4】スポーク部芯金等を示す平面図である。
【図5】ステアリングシャフト及びボスプレート等の構
成を示す分解断面図である。
【図6】スイッチプレート及びバッグホルダの関係を示
す分解斜視図である。
【図7】ステアリングホイール本体に対するエアバッグ
装置等の組付け状態を示す分解断面図である。
【図8】ボスプレートに対するステアリングホイール本
体等の組付け状態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…ステアリングホイール本体、2…リング部、3…パ
ッド部、5…リング部芯金、6…スポーク部芯金、7
a,7b…被覆体、8…ボスプレート、11…スイッチ
プレート、11a…プレート部、11b,11c…脚
部、11d…係止機構を構成する係止孔、12…メンブ
レンスイッチ、13…エアバッグ装置、14…エアバッ
グ、15…インフレータ、16…バッグホルダ、16a
…係止機構を構成する係止突起、W…ステアリングホイ
ール。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトに対し固定される
    ボスと、 円環状のリング部芯金及びこのリング部芯金を被覆する
    被覆体よりなるリング部と、 前記リング部芯金からその中心方向に向かって延び、前
    記ボスに対して連結された複数本のスポーク部芯金及び
    該スポーク部芯金を被覆する被覆体よりなるスポーク部
    と、 隣接しあう前記スポーク部芯金同士を連結するための連
    結芯金と、 前記リング部の略中央部において、前記ボスのほぼ上方
    に設けられ、前記被覆体と一体的に形成されたパッド部
    と、 前記パッド部及び前記ボス間に配設され、ガスを発生さ
    せるためのインフレータ、エアバッグ、及び少なくとも
    これらを前記ボス、スポーク部芯金及び前記連結芯金の
    少なくとも1つに固定するためのバッグホルダを有して
    なるエアバッグ装置と、 前記パッド部の下方において、前記エアバッグ装置を覆
    うように設けられ、略平板状のプレート部及び該プレー
    ト部の端縁から下方に向かって延びる脚部を有するスイ
    ッチプレートと、 前記パッド部の下側の前記スイッチプレートのプレート
    部上に載置固定され、押圧によりホーンを鳴らすための
    メンブレンスイッチとを備えたステアリングホイールに
    おいて、 前記スイッチプレートの脚部を、前記連結芯金と前記バ
    ッグホルダとの間に挟持固定せしめるとともに、前記エ
    アバッグ拡開時における前記スイッチプレートの前記バ
    ッグホルダに対する上動を規制するべく、前記脚部の下
    端部をアンダーカット形状としたことを特徴とするステ
    アリングホイール。
  2. 【請求項2】 前記バッグホルダ及び前記スイッチプレ
    ートの脚部の少なくとも一方には、前記スイッチプレー
    トの前記バッグホルダに対する相対移動を規制するため
    の係止機構をさらに設けたことを特徴とする請求項1に
    記載のステアリングホイール。
  3. 【請求項3】 前記係止機構は、前記スイッチプレート
    又はバッグホルダに設けられた係止孔及び前記バッグホ
    ルダ又はスイッチプレートに設けられ、前記係止孔に係
    止される係止突起により構成されることを特徴とする請
    求項2に記載のステアリングホイール。
JP9054919A 1997-02-13 1997-03-10 ステアリングホイール Pending JPH10250589A (ja)

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JP9054919A JPH10250589A (ja) 1997-03-10 1997-03-10 ステアリングホイール
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153227A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Nippon Plast Co Ltd ステアリングホイールの芯金構造

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JP2007153227A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Nippon Plast Co Ltd ステアリングホイールの芯金構造

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