JPH10250597A - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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Publication number
JPH10250597A
JPH10250597A JP9059476A JP5947697A JPH10250597A JP H10250597 A JPH10250597 A JP H10250597A JP 9059476 A JP9059476 A JP 9059476A JP 5947697 A JP5947697 A JP 5947697A JP H10250597 A JPH10250597 A JP H10250597A
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JP
Japan
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boss
steering wheel
hole
holding
steering shaft
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Application number
JP9059476A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nagata
篤 永田
Akio Hosoi
章生 細井
Katsunobu Sakane
勝信 坂根
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パッド部が被覆体と一体的に形成されたステア
リングホイールにおいて、組付精度の向上を図る。 【解決手段】スポーク部芯金6はその下方において連結
部11で連結され、連結部11の挟着部42は、ステア
リングシャフト30に固定されたボスプレート8の挟着
用リブ44で加圧挟持させられるとともに、挟着用リブ
44及び挟着部42が通しボルト41によって締結され
ることにより、ステアリングホイールが組付けられる。
ここで、ボスプレート8の天板部8Bにプーラー抜き孔
用ボス部20を一体的に形成するとともに、これらに対
応するようにして、連結部11の貫通孔11aを形成す
る。組付けに際しては、連結部11は貫通孔11aにて
プーラー抜き孔用ボス部20に係合位置決めされる。こ
のため、位置ずれが起きない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリングホイ
ールに係り、詳しくは、パッド部が被覆体と一体的に形
成されたステアリングホイールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ステアリングホイールは、円環
状のリング部と、同リング部の中央に配設されるパッド
部と、リング部からステアリングホイールの中央に向か
って延びる複数本のスポーク部とを有する。前記リング
部は、リング部芯金及びそれを被覆する被覆体を有する
とともに、スポーク部は、スポーク部芯金及びそれを被
覆する被覆体を有する。また、前記パッド部下方におい
て、スポーク部芯金の先端部分は、ボスプレート(ボ
ス)に連結されている。このボスは、通常ステアリング
シャフトの先端に対し、ナット締めにより取付けられて
いる。
【0003】このように構成されたステアリングホイー
ルにおいては、スポーク部芯金、ひいてはステアリング
ホイール本体の一体となったボスが、ステアリングシャ
フトに対し、ナット締めにより取付けられた上で、エア
バッグ装置等が装着され、その上から、パッド部が取付
けられる。
【0004】一方、近年では、前記被覆体と前記パッド
部とを一体形成することで同被覆体とパッド部との境界
線を無くしたステアリングホイールが提案されている
(例えば、実開平2−133955号公報)。かかる技
術によれば、被覆体とパッド部とが一体的なものとな
り、意匠性の向上が図られうる。
【0005】ところで、上記技術ではパッド部が被覆体
と一体的に形成されているため、ボスの上方には開口部
が存在しない。そのため、スポーク部芯金とボスとを分
離して組付けるようにしている。すなわち、ボスを予め
ステアリングシャフトに固定するとともに、パッド部が
被覆体と一体的に形成されてなるステアリングホイール
本体のスポーク部芯金がボスに対し固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術では、スポーク部芯金とボスとの接する面を左右2か
所で、横方向からボルトで締結する方法が用いられてい
た。ここで、締結に際しては、両者間で所定の組付精度
が要求されるのであるが、上記技術では、スポーク部芯
金とボスとの間で位置ずれが生じたまま締結されるおそ
れがあり、組付け精度の低下を招くおそれがあった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、パッド部が被覆体と一
体的に形成されたステアリングホイールにおいて、組付
精度の向上を図ることのできるステアリングホイールを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、ステアリングシ
ャフトに対し固定されるボスと、円環状のリング部芯金
及びこのリング部芯金を被覆する被覆体よりなるリング
部と、前記リング部芯金からその中心方向に向かって延
び、その下方において少なくとも2本が連結された連結
部を有し、該連結部が前記ボスに対してボルト部材によ
って連結された複数本のスポーク部芯金及び該スポーク
部芯金を被覆する被覆体よりなるスポーク部と、前記リ
ング部の略中央部において、前記ボスのほぼ上方に設け
られ、前記被覆体と一体的に形成されたパッド部とを備
えたステアリングホイールであって、前記ボスには、上
方に向かって突出する凸部を設けるとともに、前記連結
部には、前記凸部に係合位置決めされる凹部又は孔部を
設けたことをその要旨としている。
【0009】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載のステアリングホイールにおいて、前記凸部
は、前記ボスを前記ステアリングシャフトから取り外す
際に用いられるプーラー抜き孔用ボス部であることをそ
の要旨としている。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項1又は2に記載のステアリングホイールにおいて、前
記連結部は、前記ボスに立設された相対向する挟着用リ
ブにて加圧挟持される挟着部を有するものであるととも
に、前記挟着用リブ及び前記挟着部は前記ボルト部材に
よって締結されていることをその要旨としている。
【0011】併せて、請求項4に記載の発明では、請求
項3に記載のステアリングホイールにおいて、前記挟着
部は、ステアリングシャフトを中心として少なくとも2
か所に設けられているとともに、前記凹部又は孔部は、
前記挟着部の間に設けられていることをその要旨として
いる。
【0012】(作用)上記請求項1に記載の発明によれ
ば、ボスはステアリングシャフトに対し固定される。リ
ング部芯金からその中心方向に向かって延びる複数本の
スポーク部芯金のうち、少なくとも2本がその下方にお
いて連結される。その連結部が、ボスに対してボルト部
材によって連結される。また、パッド部は、リング部の
略中央部において、ボスのほぼ上方に設けられ、被覆体
と一体的に形成される。これにより、外観品質の向上が
図られる。
【0013】本発明では、ボスには、上方に向かって突
出する凸部が設けられるとともに、連結部には、前記凸
部に係合位置決めされる凹部又は孔部を設けられる。従
って、連結部のボスへの組付けに際しては、ボスの凸部
に対し連結部の凹部又は孔部が係合位置決めされること
で、連結部はボスに対し、所定の位置で確実に組付けら
れることとなる。
【0014】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、前記凸部は、ボス
をステアリングシャフトから取り外す際に用いられるプ
ーラー抜き孔用ボス部である。すなわち、プーラー抜き
孔用ボス部は、ボスをステアリングシャフトから取り外
すことと、前記係合位置決めをすることとに兼用され
る。従って、かかるプーラー抜き孔用ボス部を予め設け
ておけば、別途の凸部を設ける必要がなくなる。
【0015】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項1及び2に記載の発明の作用に加えて、連結部に設け
られた挟着部は、ボスに立設された相対向する挟着用リ
ブにて加圧挟持される。そして、当該挟着用リブ及び挟
着部が前記ボルト部材によって締結される。従って、組
付けに際しては、上記作用に加えて、さらに連結部とボ
スとの間の位置ずれが生じにくいものとなる。また、挟
着用リブにて前記挟着部が加圧挟持させられることによ
り、前記組付けが強固なものとなる。
【0016】併せて、請求項4に記載の発明では、請求
項3に記載の発明の作用に加えて、前記挟着部は、ステ
アリングシャフトを中心として少なくとも2か所に設け
られている。従って、組付け状態がより強固かつ安定し
たものとなる。また、これとともに、前記凹部又は孔部
は、挟着部の間に設けられている。ここで、一般に、連
結部に凹部又は孔部を設けた場合には、該連結部の強
度、剛性の低下が懸念されるのであるが、該凹部又は孔
部は挟着部の間に設けられているため、仮に多少凹部又
は孔部近傍の連結部の強度、剛性が低下したとしても、
組付け状態が不安定となってしまうことがない。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
パッド部が被覆体と一体的に形成されたステアリングホ
イールにおいて、組付精度の飛躍的な向上を図ることが
できるという優れた効果を奏する。
【0018】また、特に、請求項2に記載の発明によれ
ば、特に別途の部材を用いずとも上記効果を確実に奏し
うる。さらに、上記請求項3,4に記載の発明によれ
ば、組付精度のさらなる向上を図ることができるととも
に、組付状態をより強固なものとすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態について図面に従って説明する。図2は本実施の
形態におけるステアリングホイールWの平面図であり、
図3は図2のJ−J線断面図を、図4は図2のK−K線
断面図をそれぞれ示す。
【0020】図2に示すように、ステアリングホイール
Wのステアリングホイール本体1は、円環状のリング部
2と、リング部2の中央に配置されたパッド部3と、リ
ング部2及びパッド部3を接続する4本のスポーク部4
とから構成されている。また、図3,4に示すように、
リング部2は、アルミニウム合金等の軽量なダイカスト
金属からなるリング部芯金5とそれを被覆する被覆体7
aとにより構成され、スポーク部4は、アルミニウム合
金等の軽量なダイカスト金属からなるスポーク部芯金6
とそれを被覆する被覆体7bとにより構成されている。
被覆体7a,7b及びパッド部3は、軟質合成樹脂材
(例えば発泡ポリウレタン)により一体的に形成されて
いる。本実施の形態では、上記4本のスポーク部芯金6
のうち、隣接しあうスポーク部芯金6同士を相互に連結
する連結芯金10A,10B,10C,10Dが設けら
れている(図1参照)。
【0021】一方、前記パッド部3の下方には収納凹部
9が形成されており、この収納凹部9には、図示しない
スイッチプレート及びメンブレンスイッチ、並びにエア
バッグ装置13が配設されている。メンブレンスイッチ
は、スイッチプレート上に載置固定されているととも
に、図示しないホーンスイッチ回路の一部をなす上下の
薄板を有し、パッド部3が押圧されることにより薄板同
士が接触し、その接触に伴いホーンが鳴るようになって
いる。
【0022】エアバッグ装置13は、折り畳まれて収納
された袋状のエアバッグ14と、同エアバッグ14に膨
張用のガスを供給するためのインフレータ15と、エア
バッグ14及びインフレータ15を保持固定するための
バッグホルダ16とから構成されている。該バッグホル
ダ16は、図4,5に示すように、スポーク部芯金6の
ねじ用ボス6aに形成されたねじ穴に対し、また、連結
芯金10Aのねじ用ボス10aに形成されたねじ穴17
Bに対し、それぞれねじ18によって固定されている。
【0023】図3,4,5に示すように、スポーク部芯
金6は、前記リング部芯金5からステアリングホイール
中心方向に延び前記被覆体7bにて被覆される部分を有
している。また、これとともに、相対している左右のス
ポーク部芯金6は、その途中から下方に延びるとともに
パッド部3の下方で一体的に連結される部分(以下、連
結部11という)を有している。該連結部11の中央に
は、後述するボスプレート8とステアリングシャフト3
0とを締結するためのナット34用の貫通孔11aが設
けられている。この貫通孔11aの両側には、スポーク
部芯金5とボスプレート8とを組付ける際に使用する通
しボルト41が挿入される一対の挟着部42が形成され
ている。各挟着部42は、ボルト挿入孔43が水平方向
に形成された円筒形状をなしており、互いに平行に配設
されている。
【0024】さらに、スポーク部芯金6の下には、ステ
アリングシャフト30に取り付けられてなるボスとして
のボスプレート8が配設されている。ボスプレート8
は、ステアリングシャフト30に固定される円筒部8a
と、前記連結部11を固定するために円筒部8aの頂上
に設けられた天板部8bとから構成されている。天板部
8bには互いに向かい合った一対の挟着用リブ44が平
行に立設されている。一対の挟着用リブ44には、それ
ぞれ前記ボルト挿通孔43に対応するボルト挿入孔45
が設けられている。
【0025】次に、ボスプレート8とステアリングシャ
フト30との組付構造について説明する。ステアリング
シャフト30の先端部には雄ねじ部31(図1参照)が
設けられており、その下方にはセレーション32及びテ
ーパ面33が設けられている。ステアリングシャフト3
0のセレーション32には、所定数(一般には、約30
個)の歯が形成されている。また、ボスプレート8の円
筒部8aの内周面には、ステアリングシャフト30のセ
レーション32及びテーパ面33に対応するセレーショ
ン及びテーパ面が形成されている。そして、ステアリン
グシャフト30の先端には前記ボスプレート8が挿通さ
れる。ボスプレート8は、ステアリングシャフト30の
先端部の前記雄ねじ部31にナット34が螺着されるこ
とにより、ステアリングシャフト30に締結固定されて
いる。なお、ステアリングシャフト30の外周には、エ
アバッグ装置13等への継電用のスパイラルケーブル3
5が配設されている。また、ボスプレート8の周りに
は、樹脂製のロアカバー36が配設されている。該ロア
カバー36は、前記ボスプレートの天板部8bに対し、
ねじ37で固定されている。
【0026】次に、スポーク部芯金6とボスプレート8
との組付構造について説明する。図6は、スポーク部芯
金6及びボスプレート8の組み付け時における挟着部4
2及び挟着用リブ44を締結したボルト締結部を示す断
面図である。
【0027】ボルト挿入孔43の内周には、カラー46
が固定されている。当該カラー46は、円筒形状をなす
とともに、所定の剛性を有する鉄系金属からなり、その
長さは挟着部42の厚みと同じ寸法に形成されている。
また、一対の挟着用リブ44の間には、ボルト挿入孔4
3,45がそれぞれ同軸線上に重なるように連結部11
の挟着部42が嵌め込まれている。さらに、スポーク部
芯金6の連結部11の底面には突起11bが一体的に形
成されている。スポーク部芯金6は、当該突起11bに
より、ボスプレート8の天板部8bの上面で支えられて
いる。
【0028】前記挟着用リブ44のボルト挿入孔45に
は、その外側よりそれぞれブッシュ47,48が嵌め込
まれている。各ブッシュ47,48も、カラー46と同
様、鉄系金属からなり、それぞれ円筒部47a,48a
と鍔部47b,48bとを有している。円筒部47a,
48aの長さは挟着用リブ44の厚みと同じ寸法に形成
されている。そして、ブッシュ47がボルト挿入孔45
に嵌め込まれた状態においては、鍔部47b,48bは
挟着用リブ44の外壁に係止され、円筒部47a,48
aが挟着用リブ44の厚みより深く入り込むのが規制さ
れている。また、一方のブッシュ47の円筒部47aの
内周には雌ねじ部が形成されている。
【0029】前記通しボルト41には、雄ねじ部41a
が形成されている。その通しボルト41は、ブッシュ4
8及びカラー46内に挿入されているとともに、通しボ
ルト41の雄ねじ部41aは、ブッシュ47の雄ねじ部
に螺着されている。この螺着により、挟着部42の両端
面は、各挟着用リブ44の内面間で加圧挟持されて締結
されている。また、この締結により、連結部11、ひい
てはステアリングホイール本体1は、ボスプレート8に
対し取付けられている。
【0030】次に、本実施の形態のさらなる特徴的部分
について説明する。図1,3に示すように、本実施の形
態において、前記ボスプレート8の天板部8Bにおける
ステアリングシャフト30用の挿通孔の左右両側には、
上方へ突出する凸部としてのプーラー抜き孔用ボス部2
0が一体的に形成されている。これらプーラー抜き孔用
ボス部20には、プーラー抜き孔21が形成されている
とともに、その内周には雌ねじ22が形成されている。
【0031】前記プーラー抜き孔用ボス部20は、ステ
アリングホイールWの使用時に用いられるのではなく、
ステアリングホイールWの非使用時において、ステアリ
ングシャフト30から前記ボスポプレート8を取り外す
際に用いられるものである。すなわち、ボスポプレート
8の取り外しに際しては、図7に示すような取り外し治
具23が用いられる。取り外し治具23は、例えば略四
角柱状のプレート24を有している。該プレート24の
中央には図示しない雌ねじの形成されてなる中央ボルト
孔25が形成されているとともに、左右両側には切欠き
部26が形成されている。
【0032】ボスポプレート8の取り外しに際しては、
同図に示すように、まず、左右の切欠き部26に対応さ
せて2本のボルト27,28を配置せしめるとともに、
当該ボルト27,28を前記プーラー抜き孔21の雌ね
じ22に螺着させる。次に、中央ボルト孔25に別途の
ボルト29を螺着させる。すると、当該ボルト29の先
端部が前記ステアリングシャフト30の先端部分(上端
面)に当たる。そして、さらに当該ボルト25の螺着を
継続する。このとき、プレート24、ボスプレート8及
び左右のボルト27,28は、該ボルト27,28の螺
着により一体化し、相対位相不能となっている。このた
め、上記中央のボルト29の螺着を継続することによ
り、ボスプレート8は、プレート24及び左右のボルト
27,28とともに、ステアリングシャフト30に対し
上動することとなり、外れるのである。
【0033】さて、図1,5に示すように、本実施の形
態では、かかるプーラー抜き孔用ボス部20に対応する
ようにして、前記連結部11の貫通孔11aは形成され
ている。すなわち、貫通孔11aの前記ナット34に対
応する部分の両側は、半円状に切欠き形成されており、
連結部11は、当該貫通孔11aが、前記プーラー抜き
孔用ボス部20に係合位置決めされている。
【0034】次に、ステアリングホイールWをステアリ
ングシャフト30に組付ける手順について説明する。先
ずは、図1に示すように、ステアリングシャフト30の
先端にボスプレート8を挿通する。このとき、ステアリ
ングシャフト30のセレーション32と、ボスプレート
8の円筒部8aの内周に形成されたセレーションとを噛
み合わせる。そして、その状態でステアリングシャフト
30の雄ねじ部31にナット34を螺着し、ボスプレー
ト8をステアリングシャフト30に固定する。
【0035】また、これとともに、ボスプレート8の周
囲を覆うようにしてロアカバー36を配設する。一方
で、ステアリングホイール本体1を予め組付けておく。
すなわち、エアバッグ14、インフレータ15及びバッ
グホルダ16を一体化させてエアバッグ装置13とする
とともに、そのうちのバッグホルダ16に対し、前記ス
イッチプレ及びメンブレンスイッチを固定する。そし
て、エアバッグ装置13等(スイッチプレート及びメン
ブレンスイッチの一体となったもの)を、スポーク部芯
金6の手前側に存在し、前記連結部11及び連結芯金1
0B,10C,10Dによって形成された開口部50
(図5参照)から収納凹部9内に挿入する。そして、収
納凹部9内において、バッグホルダ16を、上記ねじ1
8等を用いて固定する。
【0036】次いで、このように組付けたステアリング
ホイール本体1(エアバッグ装置13等をも含む)を前
記ボスプレート8上に載置する。すなわち、この段階で
は、ボルト挿通孔43にはカラー46が予め設けられて
いるとともに、挟持用リブ44にはブッシュ47,48
が設けられている。そして、図1(同図ではエアバッグ
装置13等は便宜上省略してある)に示すように、スポ
ーク部芯金6の連結部11と、ボスプレート8の天板部
8bとが位置合わせされるようにして、ステアリングホ
イール本体1を載置する。つまり、前記各ボルト挿通孔
43,45が同軸線上に位置するようにして、挟着部4
2を、挟持用リブ44に嵌め込むのである。このとき、
上述したプーラー抜き孔用ボス部20が位置決め用の凸
部となり、連結部11の貫通孔11aの両側部分が該プ
ーラー抜き孔用ボス部20に係合位置決めされる。
【0037】その後、前記通しボルト41を、ブッシュ
48及びカラー46内に挿通せしめ、通しボルト41の
雄ねじ部41aを、ブッシュ47の雄ねじ部に螺着せし
める。この螺着により、挟着部42の両端面は、各挟着
用リブ44の内面間で加圧挟持されて強固に固定され
る。そして、この固定により、連結部11、ひいてはス
テアリングホイール本体1は、ボスプレート8に取付け
られることとなり、ステアリングホイールWの組付けが
完了する。
【0038】次に、本実施の形態の作用及び効果につい
て説明する。 (イ)本実施の形態では、ボスプレート8の天板部8B
におけるステアリングシャフト30用の挿通孔の左右両
側に、上方へ突出するプーラー抜き孔用ボス部20を一
体的に形成するとともに、かかるプーラー抜き孔用ボス
部20に対応するようにして、連結部11の貫通孔11
aを形成することとした。すなわち、貫通孔11aの前
記ナット34に対応する部分の両側を、半円状に切欠き
形成するとともに、連結部11を、当該貫通孔11aに
て前記プーラー抜き孔用ボス部20に係合位置決めする
こととした。
【0039】このため、連結部11のボスプレート8へ
の組付けに際して、連結部11はボスプレート8に対
し、所定の位置で確実に組付けられることとなる。その
結果、組付精度の飛躍的な向上を図ることができる。
【0040】(ロ)また、上記プーラー抜き孔用ボス部
20は、ボスプレート8をステアリングシャフト30か
ら取り外す際に用いられるものである。すなわち、プー
ラー抜き孔用ボス部20は、本実施の形態の如き構成を
有さずとも元より設けられるものである。従って、プー
ラー抜き孔用ボス部20は、結果的には、ボスプレート
8をステアリングシャフト30から取り外すことと、前
記係合位置決めをすることとに兼用される。従って、か
かるプーラー抜き孔用ボス部20を予め設けておけば、
別途の凸部を設ける必要がなくなる。その結果、構造の
簡素化、コストの低減、作業性の向上を図ることができ
る。
【0041】(ハ)さらに、本実施の形態では、連結部
11に設けられた挟着部42は、ボスプレート8に立設
された相対向する挟着用リブ44にて加圧挟持される。
そして、当該挟着用リブ44及び挟着部42が通しボル
ト41によって締結される。従って、組付けに際して
は、上記作用効果に加えて、さらに連結部11とボスプ
レート8との間の位置ずれが生じにくいものとなる。そ
の結果、さらなる組付精度の向上を図ることができる。
また、挟着用リブ44にて挟着部42が加圧挟持させら
れることにより、前記組付けをより強固なものとするこ
とができる。
【0042】(ニ)併せて、本実施の形態では、前記挟
着部42は、ステアリングシャフトを中心として少なく
とも2か所に設けられている。従って、組付け状態がよ
り強固かつ安定したものとなる。また、これとともに、
前記プーラー抜き孔用ボス部20に対応する貫通孔11
aは、左右一対の挟着部42の間に設けられている。こ
こで、一般に、連結部11に孔部等(貫通孔11aの如
きもの)を設けた場合には、該連結部11の強度、剛性
の低下が懸念されるのであるが、前記貫通孔11aは両
挟着部42の間に設けられているため、仮に貫通孔11
a孔部等の近傍の連結部11の強度、剛性が多少低下し
たとしても、組付け状態が不安定となってしまうことが
ない。
【0043】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一
部を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施の形態では、4本のスポーク部4を有す
るステアリングホイールWに具体化した事例を記載した
が、2本、3本或いは5本以上のスポーク部を有するタ
イプに具体化してもよい。
【0044】(2)上記実施の形態では、4本のスポー
ク部芯金6のうち2本を連結させることにより連結プレ
ート6Bを設けるとともに、該連結プレート6Bに対応
させてボスプレート8を形成し、該ボスプレート8の上
から前記連結プレート6B及びボスプレート8の位置が
合うようにステアリングホイール本体1を載置し、連結
プレート6B及びボスプレート8を締結するべく通しボ
ルト41を螺入することとした。これに対し、ボルトを
側方から螺入することとしてもよい。
【0045】(3)前記実施の形態では、スポーク部芯
金6を構成する素材としてアルミニウム合金(アルミダ
イカスト)を用いたが、他の軽金属を用いてもよい。例
えばマグネシウムを用いて構成してもよい。また、本明
細書でいう鉄系金属(カラー42等)の具体例として
は、熱間圧延軟鋼板(JIS G3131)、冷間圧延
鋼板(JIS G3141)、電気亜鉛メッキ鋼板(J
IS G3313)等が挙げられる。
【0046】(4)前記実施の形態では、隣接しあうス
ポーク部芯金6同士を全て連結芯金10A〜10Dにて
連結するようにしたが、一部のみを連結芯金にて連結す
るようにしてもよい。
【0047】(5)前記実施の形態の連結部11の下部
の突起11bを省略する構成としてもよい。 (6)前記実施の形態では、ブッシュ47に雌ねじを設
ける構成としたが、該雌ねじを省略し、代わりにナット
を使用する構成としてもよい。
【0048】(7)上記実施の形態では、凸部としてプ
ーラー抜き孔用ボス部20を一体的に形成するようにし
たが、これに対し別途の凸部を設けるようにしてもよ
い。 (8)上記実施の形態では、プーラー抜き孔用ボス部2
0に係合位置決めされる孔部として貫通孔11aを利用
する構成としたが、別途の孔部を設けるようにしてもよ
い。また、孔部の代わりに凹部を設けるようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるステアリングシャフト、
ボスプレート及びステアリングホイール本体等の組付け
状態を示す分解斜視図である。
【図2】ステアリングホイールの平面図である。
【図3】図2のJ−J線断面図である。
【図4】図2のK−K線断面図である。
【図5】ステアリングホイールの芯金部分を示す斜視図
である。
【図6】連結部の挟着部とボスプレートの挟持用リブと
の組付け状態を示す拡大断面図である。
【図7】取り外し治具を用いたボスプレートをステアリ
ングシャフトから取り外すときの状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…ステアリングホイール本体、2…リング部、3…パ
ッド部、4…スポーク部、5…リング部芯金、6…スポ
ーク部芯金、7a,7b…被覆体、8…ボスプレート、
11…連結部、11a…貫通孔(孔部を構成する)、2
0…凸部としてのプーラー抜き用ボス部、23…取り外
し治具、30…ステアリングシャフト、41…ボルト部
材としての通しボルト、42…挟着部、43…ボルト挿
通孔、44…挟持用リブ、45…ボルト挿通孔。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトに対し固定される
    ボスと、 円環状のリング部芯金及びこのリング部芯金を被覆する
    被覆体よりなるリング部と、 前記リング部芯金からその中心方向に向かって延び、そ
    の下方において少なくとも2本が連結された連結部を有
    し、該連結部が前記ボスに対してボルト部材によって連
    結された複数本のスポーク部芯金及び該スポーク部芯金
    を被覆する被覆体よりなるスポーク部と、 前記リング部の略中央部において、前記ボスのほぼ上方
    に設けられ、前記被覆体と一体的に形成されたパッド部
    とを備えたステアリングホイールであって、 前記ボスには、上方に向かって突出する凸部を設けると
    ともに、前記連結部には、前記凸部に係合位置決めされ
    る凹部又は孔部を設けたことを特徴とするステアリング
    ホイール。
  2. 【請求項2】 前記凸部は、前記ボスプレートを前記ス
    テアリングシャフトから取り外す際に用いられるプーラ
    ー抜き孔用ボス部であることを特徴とする請求項1に記
    載のステアリングホイール。
  3. 【請求項3】 前記連結部は、前記ボスに立設された相
    対向する挟着用リブにて加圧挟持される挟着部を有する
    ものであるとともに、前記挟着用リブ及び前記挟着部が
    前記ボルト部材によって締結されていることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のステアリングホイール。
  4. 【請求項4】 前記挟着部は、ステアリングシャフトを
    中心として少なくとも2か所に設けられているととも
    に、前記凹部又は孔部は、前記挟着部の間に設けられて
    いることを特徴とする請求項3に記載のステアリングホ
    イール。
JP9059476A 1996-12-24 1997-03-13 ステアリングホイール Pending JPH10250597A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153227A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Nippon Plast Co Ltd ステアリングホイールの芯金構造

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