JPH10249279A - 穀類選別装置 - Google Patents
穀類選別装置Info
- Publication number
- JPH10249279A JPH10249279A JP5597497A JP5597497A JPH10249279A JP H10249279 A JPH10249279 A JP H10249279A JP 5597497 A JP5597497 A JP 5597497A JP 5597497 A JP5597497 A JP 5597497A JP H10249279 A JPH10249279 A JP H10249279A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sorting
- grains
- wiping plate
- rotary cylinder
- porous
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多孔選別回転筒の多孔面を内面から払拭する
ことにより、多孔選別回転筒の目詰まりを確実に防止
し、常に所期の選別効率および精選率を維持できる穀類
選別装置を提供する。 【解決手段】 穀類選別装置1は、玄米または精白米な
どの被選別穀粒から細粒および欠損粒などの非整粒を選
別除去する多孔選別回転筒2を備える。多孔選別回転筒
2内に、機体外装体8に一端が固定されている電動機収
蔵筺12を配設する。電動機収蔵筺12に多孔選別回転
筒2の内面を払拭する可撓弾性材の内面払拭板18を取
り付ける。
ことにより、多孔選別回転筒の目詰まりを確実に防止
し、常に所期の選別効率および精選率を維持できる穀類
選別装置を提供する。 【解決手段】 穀類選別装置1は、玄米または精白米な
どの被選別穀粒から細粒および欠損粒などの非整粒を選
別除去する多孔選別回転筒2を備える。多孔選別回転筒
2内に、機体外装体8に一端が固定されている電動機収
蔵筺12を配設する。電動機収蔵筺12に多孔選別回転
筒2の内面を払拭する可撓弾性材の内面払拭板18を取
り付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、籾摺機で籾摺りし
た玄米または精米機で精米した精白米などの被選別穀粒
から細粒および欠損粒などの非整粒を選別除去する穀類
選別装置に関する。
た玄米または精米機で精米した精白米などの被選別穀粒
から細粒および欠損粒などの非整粒を選別除去する穀類
選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】籾摺機で籾摺りした玄米または精米機で
精米した精白米は、穀粒の表面が摩擦や研削作用を受け
るところから、穀粒の一部に破砕が生じたり、変形が生
じることは避けられない。
精米した精白米は、穀粒の表面が摩擦や研削作用を受け
るところから、穀粒の一部に破砕が生じたり、変形が生
じることは避けられない。
【0003】このような破砕粒や変形粒は、屑粒のよう
な細粒のほかに粒の一部が欠けた欠損粒(いわゆる半欠
け米または胴割れ米)などの非整粒であるが、玄米また
は精白米を所定品位のものとするには、品位度に応じた
精選率まで非整粒を選別除去する必要がある。
な細粒のほかに粒の一部が欠けた欠損粒(いわゆる半欠
け米または胴割れ米)などの非整粒であるが、玄米また
は精白米を所定品位のものとするには、品位度に応じた
精選率まで非整粒を選別除去する必要がある。
【0004】従来、玄米の選別にはライスグレーダが広
く用いられており、また、精白米の選別にもライスグレ
ーダが用いられている。
く用いられており、また、精白米の選別にもライスグレ
ーダが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、玄米の選
別や精白米の選別に用いるライスグレーダは、細粒およ
び欠損粒が透過するメッシュの多孔選別回転筒内に被選
別穀粒を入れて、多孔選別回転筒を回転させるものであ
るから、細粒による目詰まりはそれほど生じないが、粒
の一部が欠損しているだけで整粒に比して粒長が短いも
のの粒径は整粒とほとんど異ならない、いわゆる半欠け
米または胴割れ米と称される欠損粒による目詰まりを起
こすことが多く、目詰まりを起こすと選別効率が著しく
低下したり、精選率が変動して所期の選別ができなくな
る。
別や精白米の選別に用いるライスグレーダは、細粒およ
び欠損粒が透過するメッシュの多孔選別回転筒内に被選
別穀粒を入れて、多孔選別回転筒を回転させるものであ
るから、細粒による目詰まりはそれほど生じないが、粒
の一部が欠損しているだけで整粒に比して粒長が短いも
のの粒径は整粒とほとんど異ならない、いわゆる半欠け
米または胴割れ米と称される欠損粒による目詰まりを起
こすことが多く、目詰まりを起こすと選別効率が著しく
低下したり、精選率が変動して所期の選別ができなくな
る。
【0006】このため、従来のライスグレーダにおいて
も、多孔選別回転筒の外面に接触して払拭するウレタン
ゴムなどの払拭板を設けて、多孔選別回転筒の目詰まり
を防止することが既に行われている。
も、多孔選別回転筒の外面に接触して払拭するウレタン
ゴムなどの払拭板を設けて、多孔選別回転筒の目詰まり
を防止することが既に行われている。
【0007】しかしながら、多孔選別回転筒の外面をウ
レタンゴムなどの払拭板で払拭することでは、多孔選別
回転筒のメッシュからその外面側に大きく突出した状態
で目詰まりをしている穀粒を排除することはできても、
目詰まりを起こしているそのほかの穀粒は単に内側に押
し戻されるだけであるから、それが繰り返し目詰まりを
起こす原因となって、選別効率の低下や精選率の変動を
避けることができないのが実状であった。
レタンゴムなどの払拭板で払拭することでは、多孔選別
回転筒のメッシュからその外面側に大きく突出した状態
で目詰まりをしている穀粒を排除することはできても、
目詰まりを起こしているそのほかの穀粒は単に内側に押
し戻されるだけであるから、それが繰り返し目詰まりを
起こす原因となって、選別効率の低下や精選率の変動を
避けることができないのが実状であった。
【0008】そこで、本発明は、多孔選別回転筒の多孔
面を内面から払拭して目詰まりを起こした穀粒を外側に
押し出して、多孔選別回転筒の目詰まりを確実に防止す
ることができ、もって、常に所期の選別効率および精選
率を維持できる穀類選別装置を提供することを目的とす
る。
面を内面から払拭して目詰まりを起こした穀粒を外側に
押し出して、多孔選別回転筒の目詰まりを確実に防止す
ることができ、もって、常に所期の選別効率および精選
率を維持できる穀類選別装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る穀類選別装
置は、玄米または精白米などの被選別穀粒から細粒およ
び欠損粒などの非整粒を選別除去する多孔選別回転筒を
備えて成る穀類選別装置であって、多孔選別回転筒内に
機体外装体に固定されている固定体を配設し、この固定
体に多孔選別回転筒の内面を払拭する可撓弾性材の内面
払拭板を取り付けて成ることを特徴とするものである。
置は、玄米または精白米などの被選別穀粒から細粒およ
び欠損粒などの非整粒を選別除去する多孔選別回転筒を
備えて成る穀類選別装置であって、多孔選別回転筒内に
機体外装体に固定されている固定体を配設し、この固定
体に多孔選別回転筒の内面を払拭する可撓弾性材の内面
払拭板を取り付けて成ることを特徴とするものである。
【0010】また、本発明に係る穀類選別装置は、玄米
または精白米などの被選別穀粒から細粒および欠損粒な
どの非整粒を選別除去する多孔選別回転筒を備えて成る
穀類選別装置であって、多孔選別回転筒内に、機体外装
体に一端が固定されている電動機収蔵筺を配設し、この
電動機収蔵筺に多孔選別回転筒の内面を払拭する可撓弾
性材の内面払拭板を取り付けて成ることを特徴とするも
のである。
または精白米などの被選別穀粒から細粒および欠損粒な
どの非整粒を選別除去する多孔選別回転筒を備えて成る
穀類選別装置であって、多孔選別回転筒内に、機体外装
体に一端が固定されている電動機収蔵筺を配設し、この
電動機収蔵筺に多孔選別回転筒の内面を払拭する可撓弾
性材の内面払拭板を取り付けて成ることを特徴とするも
のである。
【0011】本発明に係る穀類選別装置おいて、電動機
収蔵筺は、上面を山形に形成して、その山形頂部の稜線
に沿って内面払拭板を取り付ける構成とするのが好適で
ある。
収蔵筺は、上面を山形に形成して、その山形頂部の稜線
に沿って内面払拭板を取り付ける構成とするのが好適で
ある。
【0012】本発明に係る穀類選別装置おいては、多孔
選別回転筒の外面を払拭する可撓弾性材の外面払拭板
を、内面払拭板より多孔選別回転筒の回転方向位置でか
つ内面払拭板に近傍に設ける構成とするのが好適であ
る。
選別回転筒の外面を払拭する可撓弾性材の外面払拭板
を、内面払拭板より多孔選別回転筒の回転方向位置でか
つ内面払拭板に近傍に設ける構成とするのが好適であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
る穀類選別装置の要部を示す一部破断正面図、図2は本
発明の一実施の形態に係る穀類選別装置の概略斜視図、
図3は本発明の一実施の形態に係る穀類選別装置の斜視
図、図4は多孔選別回転筒と内面払拭板との関係を示す
一部の拡大斜視図、図5は概略縦断側面図である。
る穀類選別装置の要部を示す一部破断正面図、図2は本
発明の一実施の形態に係る穀類選別装置の概略斜視図、
図3は本発明の一実施の形態に係る穀類選別装置の斜視
図、図4は多孔選別回転筒と内面払拭板との関係を示す
一部の拡大斜視図、図5は概略縦断側面図である。
【0014】図1において、1は本発明に係る穀類選別
装置である。この穀類選別装置1は、籾摺機により籾摺
りした玄米または精米機により精米した精白米から細粒
および欠損粒などの非整粒を選別除去するものである。
穀類選別装置1において、2は多孔選別回転筒である。
多孔選別回転筒2は、その一端部が無孔平滑面の円筒部
3を成しており、他端部が穀粒掻上部4を成している。
そして、円筒部3側の約3分の2が被選別穀粒に混在す
る細粒を選別排除するメッシュの細長孔5を多数形成し
た多孔状を成し、かつ、その穀粒掻上部4側の約3分の
1が欠損粒を抜く略正方形孔6を多数形成した多孔状を
成した多孔選別面7を構成している。
装置である。この穀類選別装置1は、籾摺機により籾摺
りした玄米または精米機により精米した精白米から細粒
および欠損粒などの非整粒を選別除去するものである。
穀類選別装置1において、2は多孔選別回転筒である。
多孔選別回転筒2は、その一端部が無孔平滑面の円筒部
3を成しており、他端部が穀粒掻上部4を成している。
そして、円筒部3側の約3分の2が被選別穀粒に混在す
る細粒を選別排除するメッシュの細長孔5を多数形成し
た多孔状を成し、かつ、その穀粒掻上部4側の約3分の
1が欠損粒を抜く略正方形孔6を多数形成した多孔状を
成した多孔選別面7を構成している。
【0015】機体外装体8内の一端部には、120度の
回転角位置にそれぞれ受ロール9を設けており、多孔選
別回転筒2の平滑円筒面3の外周面は3つの受ロール9
に支持され、かつ他端部の軸心は、電動機10の出力軸
11に挿入連結して回転自在に支持されていて、多孔選
別回転筒2は電動機10によって回転駆動されるように
なっている。上記受ロール9のうち多孔選別回転筒2の
下側を支持する2つは上側を支持する1つより多孔選別
回転筒2の側に突出させてあり、多孔選別回転筒2を挿
入する際に、まずその下側を2つの受ロール9にのせ、
次いで上側を1つの受ロール9に支持させる手順によ
り、多孔選別回転筒2の装着が容易にできるようにして
ある。
回転角位置にそれぞれ受ロール9を設けており、多孔選
別回転筒2の平滑円筒面3の外周面は3つの受ロール9
に支持され、かつ他端部の軸心は、電動機10の出力軸
11に挿入連結して回転自在に支持されていて、多孔選
別回転筒2は電動機10によって回転駆動されるように
なっている。上記受ロール9のうち多孔選別回転筒2の
下側を支持する2つは上側を支持する1つより多孔選別
回転筒2の側に突出させてあり、多孔選別回転筒2を挿
入する際に、まずその下側を2つの受ロール9にのせ、
次いで上側を1つの受ロール9に支持させる手順によ
り、多孔選別回転筒2の装着が容易にできるようにして
ある。
【0016】多孔選別回転筒2内には、その軸心部に電
動機収蔵筺12が配設されている。この電動機収蔵筺1
2は一端が機体外装体8に固定されている。電動機収蔵
筺12には前述の電動機10が内装されており、電動機
10の出力軸11は電動機収蔵筺12の他端から突出し
ていて、多孔選別回転筒2と電動機10の出力軸11
は、多孔選別回転筒2を挿入する際に連結して固定す
る。電動機収蔵筺12は、多孔選別回転筒2内に機体外
装体8に固定されている固定体を成すものである。
動機収蔵筺12が配設されている。この電動機収蔵筺1
2は一端が機体外装体8に固定されている。電動機収蔵
筺12には前述の電動機10が内装されており、電動機
10の出力軸11は電動機収蔵筺12の他端から突出し
ていて、多孔選別回転筒2と電動機10の出力軸11
は、多孔選別回転筒2を挿入する際に連結して固定す
る。電動機収蔵筺12は、多孔選別回転筒2内に機体外
装体8に固定されている固定体を成すものである。
【0017】13はホッパである。このホッパ13は、
多孔選別回転筒2内に被選別穀粒を供給するためのもの
であり、ホッパ13の穀粒流出口14は、下側位置で前
記無孔平滑面の円筒部3の内面に近接対向させている。
したがって、多孔選別回転筒2は、その円筒部3側が被
選別穀粒の供給側であり、穀粒掻上部4側が被選別穀粒
の搬出側である。多孔選別回転筒2は、被選別穀粒の供
給側から被選別穀粒の搬出側に傾斜している(図1参
照)。
多孔選別回転筒2内に被選別穀粒を供給するためのもの
であり、ホッパ13の穀粒流出口14は、下側位置で前
記無孔平滑面の円筒部3の内面に近接対向させている。
したがって、多孔選別回転筒2は、その円筒部3側が被
選別穀粒の供給側であり、穀粒掻上部4側が被選別穀粒
の搬出側である。多孔選別回転筒2は、被選別穀粒の供
給側から被選別穀粒の搬出側に傾斜している(図1参
照)。
【0018】15は整粒送出樋であり、その整粒送出口
16は多孔選回転体2の穀粒掻上部4の穀粒掻上げ位置
の上位に設けている。17は非整粒排出部である。この
非整粒排出部17は、多孔選別回転筒2の細粒選別面と
欠損粒選別面とにそれぞれ対応する部分ごとに区分けし
た構成とすれば、細粒と欠損粒を分けて排出することが
でき、非整粒の用途別有効利用を図るうえで好適であ
る。
16は多孔選回転体2の穀粒掻上部4の穀粒掻上げ位置
の上位に設けている。17は非整粒排出部である。この
非整粒排出部17は、多孔選別回転筒2の細粒選別面と
欠損粒選別面とにそれぞれ対応する部分ごとに区分けし
た構成とすれば、細粒と欠損粒を分けて排出することが
でき、非整粒の用途別有効利用を図るうえで好適であ
る。
【0019】整粒送出樋15も機体外装体8の上端より
低い位置に設けている。このように、整粒送出樋15を
機体外装体8の上端より低い位置に設けることにより、
穀類選別装置1の設置に有利であるうえ、他の穀類調製
機器との連係においても好ましい。なお、多孔選別回転
筒2の軸心線を基準としてホッパ13の供給口をやや低
く、かつ整粒送出樋15の送出口をやや高く設けるのが
好適である。
低い位置に設けている。このように、整粒送出樋15を
機体外装体8の上端より低い位置に設けることにより、
穀類選別装置1の設置に有利であるうえ、他の穀類調製
機器との連係においても好ましい。なお、多孔選別回転
筒2の軸心線を基準としてホッパ13の供給口をやや低
く、かつ整粒送出樋15の送出口をやや高く設けるのが
好適である。
【0020】整粒送出樋15も機体外装体8の上端より
低い位置に設けている。このように、整粒送出樋15を
機体外装体8の上端より低い位置に設けることにより、
穀類選別装置1の設置に有利であるうえ、他の穀類調製
機器との連係においても好ましい。なお、多孔選別回転
筒2の軸心線を基準としてホッパ13の供給口をやや低
く、かつ整粒送出樋15の送出口をやや高く設けるのが
好適である。
低い位置に設けている。このように、整粒送出樋15を
機体外装体8の上端より低い位置に設けることにより、
穀類選別装置1の設置に有利であるうえ、他の穀類調製
機器との連係においても好ましい。なお、多孔選別回転
筒2の軸心線を基準としてホッパ13の供給口をやや低
く、かつ整粒送出樋15の送出口をやや高く設けるのが
好適である。
【0021】上記電動機収蔵筺12は、上面を山形に形
成して、その山形頂部の稜線に沿って内面払拭板18を
取り付けている。この内面払拭板18は可撓弾性板から
成り、例えばウレタンゴム製が好適であって、損耗時に
交換ができるように、固定基部19をネジ20により着
脱自在に固着している。内面払拭板18は、多孔選別回
転筒2の内面に適度の圧力を保って接触しており、その
位置は、多孔選別回転筒2の最上部位置または回転方向
にやや低い位置に設けている。
成して、その山形頂部の稜線に沿って内面払拭板18を
取り付けている。この内面払拭板18は可撓弾性板から
成り、例えばウレタンゴム製が好適であって、損耗時に
交換ができるように、固定基部19をネジ20により着
脱自在に固着している。内面払拭板18は、多孔選別回
転筒2の内面に適度の圧力を保って接触しており、その
位置は、多孔選別回転筒2の最上部位置または回転方向
にやや低い位置に設けている。
【0022】電動機収蔵筺12の側面には、下向きに開
口する換気のためのガラリ21が形成されている。機体
外装体8の左右上面にも換気のためのガラリ22が形成
されている。また、機体外装体8の天面板23は取手2
4を備えていて着脱自在であり、この天面板23にも換
気のためのガラリ25が形成されている。なお、上記ガ
ラリ22,24は所用換気量に応じて適宜設ければよ
く、例えば、天面板23のガラリ25は必ずしも設けな
くてもよい。電動機10はそれ自体で回転する空冷翼2
6を備えたものである。
口する換気のためのガラリ21が形成されている。機体
外装体8の左右上面にも換気のためのガラリ22が形成
されている。また、機体外装体8の天面板23は取手2
4を備えていて着脱自在であり、この天面板23にも換
気のためのガラリ25が形成されている。なお、上記ガ
ラリ22,24は所用換気量に応じて適宜設ければよ
く、例えば、天面板23のガラリ25は必ずしも設けな
くてもよい。電動機10はそれ自体で回転する空冷翼2
6を備えたものである。
【0023】一方、27は外面払拭板である。この外面
払拭板27も可撓弾性板から成り、例えばウレタンゴム
製が好適であって、損耗時に交換できるように、固定基
部28をネジ29によって機体外装体8に固定してい
る。外面払拭板27は、多孔選別回転筒2の外面に適度
の圧力を保って接触しており、多孔選別回転筒2の回転
方向の位置でかつ内面払拭板18の近傍(回転角で30
°〜60°程度の位置)に設けられている(図5参
照)。
払拭板27も可撓弾性板から成り、例えばウレタンゴム
製が好適であって、損耗時に交換できるように、固定基
部28をネジ29によって機体外装体8に固定してい
る。外面払拭板27は、多孔選別回転筒2の外面に適度
の圧力を保って接触しており、多孔選別回転筒2の回転
方向の位置でかつ内面払拭板18の近傍(回転角で30
°〜60°程度の位置)に設けられている(図5参
照)。
【0024】このように、内面払拭板18と外面払拭板
27を配置することにより、多孔選別回転筒2の多孔選
別面7で目詰まりを起こしている穀粒は、内面払拭板1
8により多孔選別面7から押し出され、次いで外面払拭
板27により掻き落とされるので、多孔選別回転筒2の
目詰まりが確実に解消される。
27を配置することにより、多孔選別回転筒2の多孔選
別面7で目詰まりを起こしている穀粒は、内面払拭板1
8により多孔選別面7から押し出され、次いで外面払拭
板27により掻き落とされるので、多孔選別回転筒2の
目詰まりが確実に解消される。
【0025】また、内面払拭板18を、電動機収蔵筺1
2の山形頂部の稜線に沿って設けることにより、多孔選
別回転筒2の内面を被選別穀粒の滞留部外で目詰まり穀
粒を払拭することができて、その押し出し効果が大であ
る。このため、それに続く外面払拭板26による掻き落
とし効果も大である。
2の山形頂部の稜線に沿って設けることにより、多孔選
別回転筒2の内面を被選別穀粒の滞留部外で目詰まり穀
粒を払拭することができて、その押し出し効果が大であ
る。このため、それに続く外面払拭板26による掻き落
とし効果も大である。
【0026】電動機収蔵筺12の上面を山形に形成し
て、その山形頂部の稜線に沿って内面払拭板18を取り
付ける構成とすることにより、多孔選別回転筒2の内面
に接触させる内面払拭板18の高さ方向の長さを短くす
る構成することができる。このため、可撓弾性材で成る
内面払拭板18の腰折れがなく、多孔選別回転筒2の内
面に対する押圧力を十分強く保たせることができる。
て、その山形頂部の稜線に沿って内面払拭板18を取り
付ける構成とすることにより、多孔選別回転筒2の内面
に接触させる内面払拭板18の高さ方向の長さを短くす
る構成することができる。このため、可撓弾性材で成る
内面払拭板18の腰折れがなく、多孔選別回転筒2の内
面に対する押圧力を十分強く保たせることができる。
【0027】多孔選別回転筒2の選別円筒部7は、細長
孔5を多数形成した多孔状の部分と、略正方形孔6を多
数形成した多孔状の部分とも、回転方向の突条30を多
数形成し、細長孔5および略正方形孔7を上記突条30
間に形成している。このように、多孔選別回転筒2の内
面に多数の突条30を形成し、その間に細長孔5および
略長方形孔6を形成することにより、被選別穀粒を突条
30間で回転方向の移動を繰り返えさせて、細粒または
欠損粒の分離効果を高めることができる。
孔5を多数形成した多孔状の部分と、略正方形孔6を多
数形成した多孔状の部分とも、回転方向の突条30を多
数形成し、細長孔5および略正方形孔7を上記突条30
間に形成している。このように、多孔選別回転筒2の内
面に多数の突条30を形成し、その間に細長孔5および
略長方形孔6を形成することにより、被選別穀粒を突条
30間で回転方向の移動を繰り返えさせて、細粒または
欠損粒の分離効果を高めることができる。
【0028】上記のように、多孔選別回転筒2には、そ
の内面に多数の突条30が形成されているので、内面払
拭板18の多孔選別回転筒2の内面に接する端縁に突条
30に対応する切込部31を形成して、内面払拭板18
が多孔選別回転体2の内面に密接するように構成する
と、目詰まり穀粒の除去作用をさらに向上させることが
できる(図4参照)。また、図示をしないが、外面払拭
板27も突条30に対応する凹条に対応する突起部を形
成したものとすれば、外面払拭板27が多孔選別回転体
2の外面に密接するので、目詰まり穀粒の除去作用をさ
らに向上させることができる
の内面に多数の突条30が形成されているので、内面払
拭板18の多孔選別回転筒2の内面に接する端縁に突条
30に対応する切込部31を形成して、内面払拭板18
が多孔選別回転体2の内面に密接するように構成する
と、目詰まり穀粒の除去作用をさらに向上させることが
できる(図4参照)。また、図示をしないが、外面払拭
板27も突条30に対応する凹条に対応する突起部を形
成したものとすれば、外面払拭板27が多孔選別回転体
2の外面に密接するので、目詰まり穀粒の除去作用をさ
らに向上させることができる
【0029】なお、細長孔5と略正方形孔6は、必ずし
も図示のように区分して設けなくても、その境界部分で
互いに出入りするように混在させてもよく、さらに全体
にわたって混在させてもよい。例えば、細長孔5と略正
方形孔6を筒長方向に交互に設けたり、さらには、それ
らを複数列ごとに設けることもできる。この場合、細長
孔5と略正方形孔6を同一比率としたり略正方形孔6の
比率を小さくするなど、その組み合わせは整粒歩合など
を勘案して選択するのが好ましい。
も図示のように区分して設けなくても、その境界部分で
互いに出入りするように混在させてもよく、さらに全体
にわたって混在させてもよい。例えば、細長孔5と略正
方形孔6を筒長方向に交互に設けたり、さらには、それ
らを複数列ごとに設けることもできる。この場合、細長
孔5と略正方形孔6を同一比率としたり略正方形孔6の
比率を小さくするなど、その組み合わせは整粒歩合など
を勘案して選択するのが好ましい。
【0030】多孔選別回転筒2は、玄米選別用として細
長孔5の長さが1.8mm、精白米選別用として1.7
0mmのものが好適である。略正方形孔6は、玄米およ
び精白米用とも1.95mmのものが好適である。な
お、略正方形孔6とは、純正方形またはやや長方形のも
のである。回転方向の突条25の間隔は、約5.0mm
ピッチである。
長孔5の長さが1.8mm、精白米選別用として1.7
0mmのものが好適である。略正方形孔6は、玄米およ
び精白米用とも1.95mmのものが好適である。な
お、略正方形孔6とは、純正方形またはやや長方形のも
のである。回転方向の突条25の間隔は、約5.0mm
ピッチである。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、多孔選別回転筒の内面
を払拭する内面払拭板を設けることにより、多孔選別回
転筒の多孔面を内面から払拭して目詰まりを起こした穀
粒を外側に押し出して、多孔選別回転筒の目詰まりを確
実に防止することができ、常に所期の選別効率および精
選率を維持できる効果が得られる。
を払拭する内面払拭板を設けることにより、多孔選別回
転筒の多孔面を内面から払拭して目詰まりを起こした穀
粒を外側に押し出して、多孔選別回転筒の目詰まりを確
実に防止することができ、常に所期の選別効率および精
選率を維持できる効果が得られる。
【図1】図1は本発明の一実施の形態に係る穀類選別装
置の要部を示す一部破断正面図である。
置の要部を示す一部破断正面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る穀類選別装置の概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る穀類選別装置の斜
視図である。
視図である。
【図4】多孔選別回転筒と内面払拭板との関係を示す一
部の拡大斜視図である。
部の拡大斜視図である。
【図5】概略縦断側面図である。
1 穀類選別装置 2 多孔選別回転筒 3 無孔平滑面の円筒部 4 穀粒掻上部 5 細長孔 6 略正方形孔 7 多孔選別面 8 機体外装体 9 受ロール 10 電動機 11 出力軸 12 電動機収蔵筺 13 ホッパ 14 穀粒流出口 15 整粒送出樋 16 整粒送出口 17 非整粒排出部 18 内面払拭板 19 基部 20 ネジ 21 ガラリ 22 ガラリ 23 天面板 24 取手 25 ガラリ 26 空冷翼 27 外面払拭板 28 基部 29 ネジ 30 突条 31 切込部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 誠蔵 栃木県下都賀郡藤岡町大字藤岡4290番地 株式会社タイガーカワシマ内
Claims (4)
- 【請求項1】 玄米または精白米などの被選別穀粒から
細粒および欠損粒などの非整粒を選別除去する多孔選別
回転筒を備えて成る穀類選別装置であって、多孔選別回
転筒内に機体外装体に固定されている固定体を配設し、
この固定体に多孔選別回転筒の内面を払拭する可撓弾性
材の内面払拭板を取り付けて成ることを特徴とする穀類
選別装置。 - 【請求項2】 玄米または精白米などの被選別穀粒から
細粒および欠損粒などの非整粒を選別除去する多孔選別
回転筒を備えて成る穀類選別装置であって、多孔選別回
転筒内に、機体外装体に一端が固定されている電動機収
蔵筺を配設し、この電動機収蔵筺に多孔選別回転筒の内
面を払拭する可撓弾性材の内面払拭板を取り付けて成る
ことを特徴とする穀類選別装置。 - 【請求項3】 電動機収蔵筺は、上面を山形に形成し
て、その山形頂部の稜線に沿って内面払拭板を取り付け
たことを特徴とする請求項2記載の穀類選別装置。 - 【請求項4】 多孔選別回転筒の外面を払拭する可撓弾
性材の外面払拭板を、内面払拭板より多孔選別回転筒の
回転方向位置でかつ内面払拭板の近傍に設けたことを特
徴とする請求項1,2または3記載の穀類選別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5597497A JPH10249279A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 穀類選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5597497A JPH10249279A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 穀類選別装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10249279A true JPH10249279A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13014059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5597497A Pending JPH10249279A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 穀類選別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10249279A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001068281A1 (fr) * | 2000-03-15 | 2001-09-20 | Sunbio Co., Ltd. | Dispositif de traitement des dechets |
KR100871449B1 (ko) * | 2001-02-23 | 2008-12-03 | 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 | 반도체장치 제작방법 |
JP2017094290A (ja) * | 2015-11-25 | 2017-06-01 | 株式会社山本製作所 | 選別装置 |
JP2017217633A (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | 株式会社山本製作所 | 選別装置 |
CN110665815A (zh) * | 2019-09-12 | 2020-01-10 | 杭州乾峰科技有限公司 | 一种链条轴套筛选设备 |
JP2020011203A (ja) * | 2018-07-19 | 2020-01-23 | 株式会社山本製作所 | 選別装置 |
CN112452708A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-03-09 | 李智斌 | 一种土木工程施工用砂石分选装置 |
-
1997
- 1997-03-11 JP JP5597497A patent/JPH10249279A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001068281A1 (fr) * | 2000-03-15 | 2001-09-20 | Sunbio Co., Ltd. | Dispositif de traitement des dechets |
KR100871449B1 (ko) * | 2001-02-23 | 2008-12-03 | 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 | 반도체장치 제작방법 |
JP2017094290A (ja) * | 2015-11-25 | 2017-06-01 | 株式会社山本製作所 | 選別装置 |
JP2017217633A (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | 株式会社山本製作所 | 選別装置 |
JP2020011203A (ja) * | 2018-07-19 | 2020-01-23 | 株式会社山本製作所 | 選別装置 |
CN110665815A (zh) * | 2019-09-12 | 2020-01-10 | 杭州乾峰科技有限公司 | 一种链条轴套筛选设备 |
CN110665815B (zh) * | 2019-09-12 | 2021-05-04 | 杭州乾峰科技有限公司 | 一种链条轴套筛选设备 |
CN112452708A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-03-09 | 李智斌 | 一种土木工程施工用砂石分选装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2199021A1 (en) | Method and apparatus for classifying materials | |
JPH10249279A (ja) | 穀類選別装置 | |
US4978078A (en) | Apparatus for dehusking grain | |
JP3628628B2 (ja) | 回転選別装置 | |
CN116603596A (zh) | 一种具有清理功能的饲料生产装置 | |
RU2181308C2 (ru) | Способ помола зерна и устройство для его осуществления | |
CN217550462U (zh) | 一种药材加工用下料装置及药材加工设备 | |
JPH10249280A (ja) | 穀類選別装置 | |
CN217856487U (zh) | 一种便于卸料的面粉磨粉机 | |
JP7166673B1 (ja) | 穀類選別スクリーンドラム装置 | |
CN210906350U (zh) | 一种磨细筛选一体的磨粉机 | |
JPH10235295A (ja) | 穀類選別装置 | |
CN2134238Y (zh) | 粮用组合式清理筛 | |
CN210076514U (zh) | 一种用于松子仁的脱衣分选装置 | |
JPH10272423A (ja) | 穀類選別装置 | |
JPH10218335A (ja) | 粒体の選別装置 | |
CN221016360U (zh) | 一种小麦面粉生产研磨装置 | |
US672833A (en) | Process of separating garlic from wheat. | |
CN217550469U (zh) | 一种粮食轻杂风选机 | |
CN221334495U (zh) | 一种面粉生产用研磨装置 | |
JP2001017922A (ja) | 穀類選別装置 | |
CN218690186U (zh) | 一种水泥选粉装置 | |
CN213611761U (zh) | 一种铝加工专用粉碎装置 | |
JPH0810371Y2 (ja) | 米の選別研米装置 | |
CN212263509U (zh) | 一种饲料粉碎装置 |