JPH1024903A - 高粘性体の充填方法及びその装置 - Google Patents

高粘性体の充填方法及びその装置

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JPH1024903A
JPH1024903A JP18030696A JP18030696A JPH1024903A JP H1024903 A JPH1024903 A JP H1024903A JP 18030696 A JP18030696 A JP 18030696A JP 18030696 A JP18030696 A JP 18030696A JP H1024903 A JPH1024903 A JP H1024903A
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JP
Japan
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aluminum film
viscosity material
filling
cylindrical
cylindrical body
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JP18030696A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Nishida
敏行 西田
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性及び生産性の向上を図ることが出来る
と共に、シール不良等による種々の問題も解決でき、巻
径等のトラブルの発生もなく、製品の比重も吸収できる
高粘性体の充填方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 充填装置1は、充填パイプ2に所定の間
隙を隔てて被嵌された外筒3とからなる筒状体保持装置
4の上部に、アルミフィルムWの幅方向の端末重合部W
aを外筒3に形成したスリット部3aを通して加熱融着
する加熱圧着装置5が設置してある。筒状体保持装置4
の一側部には、筒状に形成されたアルミフィルムWの筒
状体6に、計量された高粘性体Qを供給して充填させる
高粘性体供給装置7が設置してあり、他側部には、筒状
体6を送り出す送出し装置8と、前記高粘性体Qが充填
された筒状のアルミフィルムWの筒状体6の前後端部を
気密的に結紮させる結紮装置9とが設置してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高粘性体の充填
方法及びその装置に係わり、更に詳しくは樹脂フィルム
をラミネートしたアルミフィルムを筒状に形成し、この
筒状体内に計量された例えば、一液型接着剤等の高粘性
体を供給充填すると共に、筒状体の前後端部を気密的に
結紮させて包装する高粘性体の充填方法及びその装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建築用シーリング剤等の高粘性
体は、少量の場合、製品の荷姿として可撓性材料からな
るカートリッジに充填されて販売されている。ところ
で、上記のような高粘性体の充填容器は、内容物を抽出
した後に産業廃棄対策や、包装材のコストを低減させる
ために、樹脂フィルム等を素材として円筒状の所謂,ソ
ーセージタイプに形成されている。
【0003】そして、このようなソーセージタイプの包
装材に高粘性体等を充填する場合には、予めその包装材
の一端側を結紮した筒状に形成しておき、筒状体の他端
側から充填機によって高粘性体等を充填した後、結紮さ
せる方法が一般的であった。また、この他の方法とし
て、帯状に形成された樹脂フィルムを巻出して、長手方
向の両側縁部を重合させ、加熱手段によりヒートシール
部を加熱融着させることにより筒状の包装材を製作し、
この包装材に高粘性体を充填する方法も提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、前者の予
め筒状の包装容器を製造しておく場合には、多くの労力
と時間を要し、また生産性の向上を図ることが難しい。
また、後者の樹脂フィルムを巻出して、長手方向の両側
縁部を重合させ、加熱手段によりヒートシール部を加熱
融着させる方法は、加熱手段の温度制御がON,OFF
制御であるため、シール不良により輸送時に使用時に破
裂して内容物が流出すると言う問題があり、また樹脂フ
ィルムの段取替えに時間がかかり、生産性の向上を図る
ことが出来ないと言う問題があった。
【0005】更に、従来の高粘性体等の充填方法は、容
積を計量して充填する方法であるため、例えば、内容物
に比重差がある場合、その補正をすることが面倒であ
り、多くの労力と時間を要すると言う問題があった。こ
の発明は、かかる従来の課題に着目して案出されたもの
で、樹脂フィルムをラミネートしたアルミフィルムを筒
状に形成し、この筒状体内に計量された高粘性体を供給
充填すると共に、筒状体の前後端部を気密的に結紮させ
て包装するので、作業性及び生産性の向上を図ることが
出来ると共に、筒状体容器のヒートシール部を確実に融
着するので、シール不良等による種々の問題も解決で
き、更に、樹脂フィルムを筒状に形成する際、テンショ
ンコントロールを行いながら送り出しを行うので、巻径
等のトラブルの発生もなく、また製品重量を検出して自
動的に補正して内容物を充填するので、製品の比重も吸
収できる高粘性体の充填方法及びその装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】この発明は上記目的を達成するため、高粘
性体を、樹脂フィルムをラミネートした筒状のアルミフ
ィルム内に充填して両端部を気密的に結紮させることに
より、筒状に包装する高粘性体の充填装置であって、前
記アルミフィルムを筒状に形成する中空パイプ状に形成
された充填パイプと、この充填パイプに所定の間隙を隔
てて被嵌された外筒とからなる筒状体保持装置の上部
に、前記充填パイプと外筒との間隙において筒状に形成
されたアルミフィルムの幅方向の端末重合部を、外筒に
形成したスリット部を通して加熱融着する温度制御可能
な加熱圧着装置を設置し、前記筒状体保持装置の一側部
に、前記筒状に形成されたアルミフィルムの筒状体に、
計量された高粘性体を供給して充填させる高粘性体供給
装置を設置し、前記筒状体保持装置の他側部に、筒状に
形成されたアルミフィルムの筒状体を送り出す送出し装
置と、前記高粘性体が充填された筒状のアルミフィルム
の筒状体の前後端部を気密的に結紮させる結紮装置とを
設置し、前記筒状体保持装置の近傍に、巻取りロール装
置から巻出されたシート状のアルミフィルムに張力制御
装置を介して所定のテンションを付与させた状態で筒状
に形成しながら前記充填パイプと外筒との間隙に供給す
るアルミフィルムの供給ガイド装置を設けたことを要旨
とするものである。
【0007】前記高粘性体供給装置は、高粘性体の送液
パイプの途中に切換えバルブを介して油圧シリンダーを
介して作動する計量シリンダーを設け、前記計量シリン
ダーのストローク量をサーボモータを介して制御するよ
うに構成し、また前記加熱圧着装置は、アルミフィルム
の幅方向の端末重合部を加熱融着するヒートシールチッ
プと、このヒートシールチップを昇降作動させる昇降シ
リンダーと、前記ヒートシールチップの加熱温度を、比
例制御する制御手段とから構成されるものである。
【0008】前記アルミフィルムの筒状体を送り出す送
出し装置は、筒状体の相対向する側面を挾持して送り出
す一対の送り手段と、この送り手段を、高粘性体供給装
置から供給される高粘性体の供給速度に対応して駆動さ
せるサーボモータとから構成するものである。また、前
記巻取りロール装置の近傍に、アルミフィルムの端末部
を接続するヒートシール装置を設けて構成したものであ
る。
【0009】この発明は上記のように構成され、巻取り
ロールから巻出した樹脂フィルムをラミネートしたシー
ト状のアルミフィルムにテンションを付与して送り出す
送出し工程と、前記アルミフィルムを折り返し、かつ充
填パイプと外筒との間で幅方向の端末部を重合させる筒
状成形工程と、前記筒状に形成されたアルミフィルムの
重合部を温度制御しながら加熱融着する加熱融着工程
と、筒状に形成されたアルミフィルムを送り出す工程
と、前記筒状に形成されたアルミフィルム内に、前記充
填パイプを介して定量の高粘性体を供給して充填する高
粘性体供給工程、及び高粘性体が充填された筒状のアル
ミフィルムの前後端部を気密的に結紮させる結紮工程と
から成るため、作業性及び生産性の向上を図ることが出
来ると共に、筒状体容器のヒートシール部を確実に融着
するので、シール不良等による種々の問題も解決でき、
更に、樹脂フィルムを筒状に形成する際、テンションコ
ントロールを行いながら送り出しを行うので、巻径等の
トラブルの発生もなく、また製品重量を検出して自動的
に補正して内容物を充填するので、製品の比重も吸収で
きるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。図1は、この発明の一実施形
態を示す樹脂フィルムをラミネートした筒状のアルミフ
ィルム(肉厚80μ前後)内に充填して両端部を気密的
に結紮させることにより、筒状に包装する高粘性体Q
(この実施形態では一液型接着剤を使用している)の充
填装置1の正面図、図2は図1の平面図を示している。
【0011】前記充填装置1は、図1〜図3(a),
(b)に示すように、アルミフィルムWを筒状に形成す
る中空パイプ状に形成された充填パイプ2と、この充填
パイプ2に所定の間隙を隔てて被嵌された外筒3とから
なる筒状体保持装置4の上部に、前記充填パイプ2と外
筒3との間隙において筒状に形成されたアルミフィルム
Wの幅方向の端末重合部Waを外筒3に形成したスリッ
ト部3aを通して加熱融着する温度制御可能な加熱圧着
装置5が設置してある。
【0012】前記筒状体保持装置4の一側部には、前記
筒状に形成されたアルミフィルムWの筒状体6に、計量
された高粘性体Qを供給して充填させる高粘性体供給装
置7が設置してある。また、前記筒状体保持装置4の他
側部には、筒状に形成されたアルミフィルムWの筒状体
6を送り出す送出し装置8と、前記高粘性体Qが充填さ
れた筒状のアルミフィルムWの筒状体6の前後端部を気
密的に結紮させる結紮装置9とが設置してある。
【0013】前記筒状体保持装置4の下部近傍には、巻
取りロール装置10から巻出されたシート状のアルミフ
ィルムWに張力制御装置11を介して所定のテンション
を付与させた状態で筒状に形成しながら前記充填パイプ
2と外筒3との間隙に供給するアルミフィルムWの供給
ガイド装置12が設けてある。次に、上記の構成を更に
具体的に説明すると、まず筒状体保持装置4の上部に設
けた温度制御可能な加熱圧着装置5は、図1及び図3
(a),(b)に示すように、アルミフィルムWの幅方
向の端末重合部を加熱融着するヒートシールチップ13
と、このヒートシールチップ13を昇降作動させる昇降
シリンダー14と、前記ヒートシールチップ13の加熱
温度(180℃〜230℃の±3℃)を、比例制御する
制御手段15(制御装置)とから構成されている。
【0014】前記ヒートシールチップ13は、前記外筒
3に形成したスリット部3aに嵌入してアルミフィルム
Wの幅方向の端末重合部Waを一定の加熱温度で徐々に
加熱しながら熱融着させるもので、加熱温度の比例設定
は、制御手段15(制御装置)に予め設定するものであ
る。前記高粘性体供給装置7は、図1及び図4〜図6に
示すように、高粘性体Qの送液パイプ16a,16bの
途中に切換えバルブ17及び計量シリンダー18を介し
て油圧シリンダー19を設け、前記計量シリンダー18
は、サーボモータ20を介してストローク量が制御さ
れ、供給側の送液パイプ16aから供給される高粘性体
Qを、シリンダー17a(経路切替え油圧シリンダー)
により作動する切換えバルブ17を介して計量シリンダ
ー18内に一旦収容し、そして切換えバルブ17を切替
え制御することで、計量シリンダー18内に収容されて
いる高粘性体Qを送液パイプ16b側に供給するように
制御している。なお、21は、ストローク調整用のジャ
ッキロッドを示している。
【0015】また、前記アルミフィルムWの筒状体6を
送り出す送出し装置8は、筒状体の相対向する側面を挾
持して送り出す左右一対のベルトローラ等の送り手段2
2と、この送り手段22を、高粘性体供給装置7から供
給される高粘性体Qの供給速度に対応して駆動させるサ
ーボモータ23とから構成されている。前記筒状体保持
装置4の下部近傍に設けたアルミフィルムWの供給ガイ
ド装置12は、図示しないブレーキ機構を組み込んだ巻
取りロール装置10から巻出されたシート状の原反のア
ルミフィルムWを掛け回す二本のガイドローラ24a,
24bと、その間にウエイト部25を介して昇降可能に
構成された図示しないロードセルを備えたテンションロ
ーラ24cとから構成される張力制御装置11を設置
し、またこの張力制御装置11の側部には、アルミフィ
ルムWをガイドする複数本の上下,左右,蛇行調整可能
なガイドローラ26a,26b,26cと、アルミフィ
ルムWの位置調整ローラ27とが配設され、ガイドロー
ラ26cには、アルミフィルムWの巻出し量を計測する
エンコーダ28が設けてある。
【0016】前記位置調整ローラ27は、ハンドル29
を介して回転するネジ軸30に取付けられ、このネジ軸
30をハンドル29を介して回転操作することにより、
位置調整ローラ27は左右方向に移動するように構成さ
れている。前記巻取りロール装置10の側部には、原反
ロールの掛け替え時に、先のアルミフィルムWの後端
と、次のアルミフィルムWの先端とをヒートシールして
接続するヒートシール装置10aが設けてあり、アルミ
フィルムWの供給作業を連続して行うことが出来るよう
に構成してある。
【0017】また、前記充填パイプ2と外筒3との間隙
に供給するアルミフィルムWの供給ガイド装置12は、
所定の張力を付与された状態で供給されて来る帯状のア
ルミフィルムWの先端を、図3(b)に示すように、パ
イプ状に丸めた状態で充填パイプ2と外筒3との間隙に
送り込む湾曲したガイド面31aを備えたガイド部材3
1を前記位置調整ローラ27側に突出させて設けてあ
る。
【0018】前記パイプ状に丸められたアルミフィルム
Wは、上部にヒートシールを行う幅Hの重合部32を有
し、前記外筒3に形成したスリット部3aからヒートシ
ールチップ13を侵入させて比例制御された加熱温度で
加熱融着することにより、一体的に形成するものであ
る。次に、前記筒状体保持装置4の他側部に設けられた
結紮装置9は、図1,図2及び図7,図8に示すよう
に、移動可能な台車33上に設置され、この結紮装置9
は、従来公知の装置を用いて高粘性体Qが充填された筒
状のアルミフィルムWの前後部を気密的に結紮するもの
である。
【0019】即ち、結紮装置9は、所定量の高粘性体Q
が充填された状態で供給されて来るアルミフィルムWか
ら成る筒状体6の前後端末部を挾持して、一定の長さ左
右方向に扱くことにより筒状体6内の高粘性体Qを取り
除く、上下,左右方向に移動可能な二枚の扱きプレート
34a,34bと、扱いた部分の筒状体6に、ワイヤー
等のクリップ35を所定の間隔で加締める加締め装置3
6と、クリップ35間の筒状体6を切断する昇降可能な
切断装置37とから構成され、扱きプレート34a,3
4bは、シリンダー等の駆動手段38を介して上下,左
右方向に移動可能に構成され、また加締め装置36は、
上方のスプール39から供給されるワイヤー等のクリッ
プ35を扱いた部分の筒状体6に巻付けて加締めヘッド
40により加締めるように構成されている。
【0020】なお、図1及び図2において、42はチェ
ッカースケールを示し、このチェッカースケールは、製
品重量を検出して自動的に補正をかけるために、重量を
測る手段(機器)である。次に、この結紮装置9の結紮
動作を、図9(a)〜(j)を参照しながら説明する。
なお、図において、41は材料逆止めリング、Qは充填
パイプ2に充填された高粘性体を示している。
【0021】先ず、図9(a)に示すように、充填パイ
プ2に被嵌されて筒状に形成された筒状体6のアルミフ
ィルムWが二枚の扱きプレート34a,34b間に供給
されて来ると、図9(b)に示すように、二枚の扱きプ
レート34a,34bが移動して筒状体6のアルミフィ
ルムWを挾持してクランプする。次に、図9(c)に示
すように、アルミフィルムWを挾持した状態の扱きプレ
ート34a,34bの一方が水平方向に所定距離L移動
しながらアルミフィルムWを扱いて高粘性体Qが筒状体
6の内部に残らないようにする。
【0022】そして、図9(d)に示すように、扱きプ
レート34a,34bの扱いた部分Lの位置に加締めヘ
ッド40を移動させ、筒状体6の扱いた部分Lの2ヵ所
をクリップ35により加締める。締めクリップ35によ
る加締めが完了した後、図9(f)に示すように、締め
クリップ35間の扱いた部分Lに切断装置37を移動さ
せて切断する。
【0023】筒状体6の扱いた部分Lの切断が完了した
後、図9(g)に示すように、切断装置37を元の位置
に移動させると共に、二枚の扱きプレート34a,34
bを上下方向に移動させて、高粘性体Qが充填された筒
状体6の通過する空間部を形成する。その後、筒状体6
を高粘性体Qの充填圧により所定の距離移動させ(図9
(h))、再び図9(b)と同様に、二枚の扱きプレー
ト34a,34bが移動して筒状体6のアルミフィルム
Wを挾持してクランプし(図9(i))、その後、図9
(c)と同様に、アルミフィルムWを挾持した状態の扱
きプレート34a,34bの一方が水平方向に所定距離
L移動しながらアルミフィルムWを扱いて高粘性体Qが
筒状体6の内部に残らないようにする。
【0024】この後の工程は、上記図9(d)以降の工
程を繰返し行うことで、所定重量の高粘性体Qが充填さ
れた筒状体6を連続的に結紮して製造するものである。
次に、高粘性体の充填方法について説明する。巻取り
ロール装置10から巻出した樹脂フィルムをラミネート
したシート状のアルミフィルムWにテンションを付与し
て送り出す送出し工程と、前記アルミフィルムWを折り
返し、かつ充填パイプ2と外筒3との間で幅方向の端末
部を重合させる筒状成形工程と、前記筒状に形成された
アルミフィルムWの重合部Waを温度制御しながら加熱
融着する加熱融着工程と、筒状に形成されたアルミフィ
ルムWを送り出す工程と、前記筒状に形成されたアルミ
フィルムWから成る筒状体6内に、前記充填パイプ2を
介して定量の高粘性体Qを供給して充填する高粘性体供
給工程、及び高粘性体Qが充填された筒状体6のアルミ
フィルムWの前後端部を気密的に結紮させる結紮工程と
から成るものである。
【0025】上記の充填方法を、図10のフローチャー
ト図を参照しながら具体的に説明する。まず、充填装置
1の巻取りロール装置10にアルミフィルムWをロール
状に巻取った原反ロールをセットし、運転準備が完了し
た後スタート (ステップ(1))。 巻取りロール装置10
の原反ロールからアルミフィルムWの先端を巻出し、寸
法を確認しながら、張力制御装置11を介してアルミフ
ィルムWの張力を調整し、上下,左右,蛇行調整可能な
ガイドローラ26a,26b,26cと、位置調整ロー
ラ27とに掛け回して、ガイド部材31を介して充填パ
イプ2と外筒3との間隙に供給する((ステップ(2))
〜 (ステップ(4))。
【0026】そして、図3(b)に示すように、パイプ
状に丸めた状態で充填パイプ2と外筒3との間隙に送り
込んだ状態で、ヒートシールを行う幅Hの重合部32を
ヒートシールチップ13を下降させさて比例制御された
加熱温度で加熱融着することにより、筒状に一体的に形
成し、その後、ヒートシールチップ13を上昇させて順
次供給されるアルミフィルムWの重合部32に対してヒ
ートシールを繰返し行う( (ステップ(5)) 〜 (ステッ
プ(8)) )。
【0027】以上のようにして、円筒状にヒートシール
されて形成されたアルミフィルムWの筒状体6は、充填
パイプ2に沿って送り出し装置8により、結紮装置9側
に搬送され、アルミフィルムWの筒状体6の先端は、上
記図9(a)〜(j)の結紮装置9の製造工程で説明し
たように、クリップ35により気密的に結紮される。一
方、このようにして筒状体6の先端の結紮が完了する
と、前記高粘性体供給装置7の経路の切換えバルブ17
がシリンダー17aを介して吐出側に切換えられ (ステ
ップ(9))、油圧シリンダー19及び計量シリンダー1
8が下降して、筒状体6の一本分に相当する高粘性体Q
の1ショットに相当する充填を完了する(ステップ(1
0)), (ステップ(11)) 。
【0028】即ち、予め計量シリンダー18には、筒状
体6の一本分に相当する高粘性体Qが収容されており、
この計量シリンダー18から吐出された筒状体6の一本
分に相当する高粘性体Qは、充填パイプ2を介して、前
記先端が結紮されたアルミフィルムWの筒状体6内に充
填される。次に、高粘性体Qの充填が完了すると、図9
(a)〜(j)で説明したように、結紮装置9の結紮機
がスタートして、筒状体6の後端部及び次の筒状体6の
先端部をクリップ35により気密的に結紮させて結紮工
程が完了する (ステップ(12)) , (ステップ(13)) 。
【0029】その後、筒状体6の高粘性体Qの充填量を
チェックし (ステップ(14)) 、充填量が確認されると
(ステップ(14)) 、前記高粘性体供給装置7の経路の切
換えバルブ17がシリンダー17aを介して、高粘性体
Qの吸い込み側に切替えられ、油圧シリンダー19及び
計量シリンダー18が上昇して、供給側の送液パイプ1
6aから高粘性体Qが計量シリンダー18内に吸い込ま
れ (ステップ(15), (ステップ(16)) 、上限位置を確認
した後 (ステップ(17)) 、最初のスタート位置(S)に
繰返し戻る工程となる。
【0030】なお、高粘性体供給装置7の経路の切換え
バルブ17がシリンダー17aを介して、高粘性体Qの
吸い込み側に切替えられた際、過不足量が確認された場
合には、サーボモータ20を回転させて油圧シリンダー
19及び計量シリンダー18の位置決めを行い (ステッ
プ(18)〜 ステップ(20)) 、油圧シリンダー19及び計
量シリンダー18を上昇させて高粘性体Qを吸い込むよ
うに制御するものである。
【0031】以上のような方法によって、定量の高粘性
体QをアルミフィルムWの筒状体6に自動的に充填させ
て結紮させることにより、作業性及び生産性の向上を図
ることが出来ると共に、ヒートシール部を確実に融着す
るので、シール不良等による種々の問題も解決できるも
のである。また、アルミフィルムWは、原反ロールの掛
け替え時に、先のアルミフィルムWの後端と、次のアル
ミフィルムWの先端とをヒートシール装置10aにより
自動的に接続させるので、アルミフィルムWの端末シー
ル処理を行って、アルミフィルムWの連続供給を行うこ
とが出来るものである。
【0032】
【発明の効果】この発明は、上記のようにアルミフィル
ムWの重合部を確実に融着させて筒状態を形成し、そし
てこの筒状態に、計量された高粘性体Qを定量毎充填さ
せて結紮させるようにしたので、以下のような優れた効
果を奏するものである。 .樹脂フィルムをラミネートしたアルミフィルムを筒
状に形成し、この筒状体内に計量された高粘性体を供給
充填すると共に、筒状体の前後端部を気密的に結紮させ
て包装するので、作業性及び生産性の向上を図ることが
出来る。 .筒状体容器のヒートシール部を確実に融着するの
で、シール不良等による種々の問題も解決できる。 .樹脂フィルムを筒状に形成した後、テンションコン
トロールを行いながら送り出しを行うので、巻径等のト
ラブルの発生もない。 .製品重量を検出して自動的に補正して内容物を充填
するので、製品の比重も吸収できる。 .巻取りロール装置の近傍に、アルミフィルムの端末
部を接続するヒートシール装置を設けたので、原反ロー
ルの掛け替え時に、先のアルミフィルムを自動的に接続
させることができ、アルミフィルムの連続供給を行うこ
とが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】高粘性体の充填装置の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】(a)は、筒状体保持装置,加熱圧着装置,送
出し装置,アルミフィルムの供給ガイド装置の拡大正面
図、(b)は、(a)のAーA矢視断面図である。
【図4】高粘性体供給装置の正面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】高粘性体供給装置の切替えバルブの拡大正面図
である。
【図7】結紮装置の一部拡大正面図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】(a)〜(j)は、結紮装置による結紮工程を
示す説明図である。
【図10】高粘性体の充填方法のフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 充填装置 2 充填パイプ 3 外筒 4 筒状体保持
装置 3a スリット部 5 加熱圧着
装置 6 筒状体 7 高粘性体供
給装置 8 送出し装置 9 結紮装置 10 巻取りロール装置 11 張力制御
装置 12 供給ガイド装置 13 ヒートシ
ールチップ 14 昇降シリンダー 15 制御手段
(制御装置) 16a,16b 送液パイプ 17 切換えバ
ルブ 17a シリンダー(経路切替え油圧シリンダー) 18 計量シリンダー 19 油圧シリ
ンダー 20 サーボモータ 21 ストローク調整用のジャッキロッド 22 送り手段 23 サーボモ
ータ 24a,24b ガイドローラ 25 ウエイト
部 24c テンションローラ 26a,26b,26c ガイドローラ 27 位置調整ローラ 28 エンコー
ダ 29 ハンドル 30 ネジ軸 31 ガイド部材 31a ガイド面 32 重合部 33 台車 34a,34b 扱きプレート 35 クリップ 36 加締め装置 37 切断装置 38 駆動手段 39 スプール 40 加締めヘッド 41 材料逆止
めリング 10a ヒートシール装置 42 チェッカ
ースケール Q 高粘性体 W アルミフィルム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取りロールから巻出した樹脂フィルム
    をラミネートしたシート状のアルミフィルムにテンショ
    ンを付与して送り出す送出し工程と、前記アルミフィル
    ムを折り返し、かつ充填パイプと外筒との間で幅方向の
    端末部を重合させる筒状成形工程と、前記筒状に形成さ
    れたアルミフィルムの重合部を温度制御しながら加熱融
    着する加熱融着工程と、筒状に形成されたアルミフィル
    ムを送り出す工程と、前記筒状に形成されたアルミフィ
    ルム内に、前記充填パイプを介して定量の高粘性体を供
    給して充填する高粘性体供給工程、及び高粘性体が充填
    された筒状のアルミフィルムの前後端部を気密的に結紮
    させる結紮工程とから成ることを特徴とする高粘性体の
    充填方法。
  2. 【請求項2】 高粘性体を、樹脂フィルムをラミネート
    した筒状のアルミフィルム内に充填して両端部を気密的
    に結紮させることにより、筒状に包装する高粘性体の充
    填装置であって、前記アルミフィルムを筒状に形成する
    中空パイプ状に形成された充填パイプと、この充填パイ
    プに所定の間隙を隔てて被嵌された外筒とからなる筒状
    体保持装置の上部に、前記充填パイプと外筒との間隙に
    おいて筒状に形成されたアルミフィルムの幅方向の端末
    重合部を、外筒に形成したスリット部を通して加熱融着
    する温度制御可能な加熱圧着装置を設置し、前記筒状体
    保持装置の一側部に、前記筒状に形成されたアルミフィ
    ルムの筒状体に、計量された高粘性体を供給して充填さ
    せる高粘性体供給装置を設置し、前記筒状体保持装置の
    他側部に、筒状に形成されたアルミフィルムの筒状体を
    送り出す送出し装置と、前記高粘性体が充填された筒状
    のアルミフィルムの筒状体の前後端部を気密的に結紮さ
    せる結紮装置とを設置し、前記筒状体保持装置の近傍
    に、巻取りロール装置から巻出されたシート状のアルミ
    フィルムに張力制御装置を介して所定のテンションを付
    与させた状態で筒状に形成しながら前記充填パイプと外
    筒との間隙に供給するアルミフィルムの供給ガイド装置
    を設けたことを特徴とする高粘性体の充填装置。
  3. 【請求項3】 前記高粘性体供給装置は、高粘性体の送
    液パイプの途中に切換えバルブを介して計量シリンダー
    及び油圧シリンダーを設け、前記計量シリンダーのスト
    ローク量をサーボモータを介して制御するように構成し
    た請求項2に記載の高粘性体の充填装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱圧着装置は、アルミフィルムの
    幅方向の端末重合部を加熱融着するヒートシールチップ
    と、このヒートシールチップを昇降作動させる昇降シリ
    ンダーと、前記ヒートシールチップの加熱温度を、比例
    制御する制御手段とから成る請求項2または請求項3に
    記載の高粘性体の充填装置。
  5. 【請求項5】 前記アルミフィルムの筒状体を送り出す
    送出し装置は、筒状体の相対向する側面を挾持して送り
    出す一対の送り手段と、この送り手段を、高粘性体供給
    装置から供給される高粘性体の供給速度に対応して駆動
    させるサーボモータとから構成した請求項2,請求項3
    または請求項4に記載の高粘性体の充填装置。
  6. 【請求項6】 前記巻取りロール装置の近傍に、アルミ
    フィルムの端末部を接続するヒートシール装置を設けた
    請求項2,請求項3,請求項4または請求項5に記載の
    高粘性体の充填装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008120458A (ja) * 2006-11-03 2008-05-29 Poly Clip Syst Gmbh & Co Kg 粘性を有する充填材料を充填するための充填装置及び充填方法
JP2012165742A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Albert Handtmann Maschinenfabrik Gmbh & Co Kg 食品加工機械、特に充填機または切断機に食品を充填する装置および方法

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