JPH102487A - 熱応動式スチ―ムトラップ - Google Patents

熱応動式スチ―ムトラップ

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Publication number
JPH102487A
JPH102487A JP17587896A JP17587896A JPH102487A JP H102487 A JPH102487 A JP H102487A JP 17587896 A JP17587896 A JP 17587896A JP 17587896 A JP17587896 A JP 17587896A JP H102487 A JPH102487 A JP H102487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragms
outlet
path
inlet
valve chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP17587896A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Fukuda
福田  剛士
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by TLV Co Ltd filed Critical TLV Co Ltd
Priority to JP17587896A priority Critical patent/JPH102487A/ja
Publication of JPH102487A publication Critical patent/JPH102487A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイヤフラムの損傷がなく、蒸気漏洩を防止
することのできる熱応動式スチ―ムトラップを得るこ
と。 【解決手段】 本体3に入口1と出口2を形成する。本
体3と蓋4,20で弁室6を形成して、円板波板状のダ
イヤフラム9,22を取り付ける。ダイヤフラム9,2
2と蓋4,20の間に熱膨張媒体10,23を封入す
る。ダイヤフラム9,22の中央に凸部14と凹部15
を設ける。熱膨張媒体10,23が膨脹すると、ダイヤ
フラム9,22の中央部14,15が互いに当接して、
蒸気の漏洩を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種蒸気使用機器
や蒸気配管で発生する蒸気の凝縮水である復水だけを自
動的に排出するスチ―ムトラップに関し、特に、弁室内
に流入する復水で加熱や冷却されてその温度に応じて変
形する感温応動素子を備え、所望温度以下の復水だけを
系外へ排出する熱応動式スチ―ムトラップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱応動式スチ―ムトラップを特公
平6−68352号公報を参照して説明する。これは、
感温応動素子に熱膨脹媒体を用いたもので、弁ケ―シン
グで入口と弁室と出口を形成し、入口と弁室を導入路で
連通し、弁室と出口を弁座部を介して連結して、弁座部
と導入路に対向して熱膨脹媒体を封入したダイヤフラム
を配置したもので、熱膨脹媒体の膨脹収縮作用でダイヤ
フラムを駆動して、入口と出口を連通遮断するようにし
たものである。熱膨脹媒体には水や、水よりも沸点の低
い液体との混合物が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の熱応動式ス
チ―ムトラップでは、ダイヤフラムを、導入路と弁座部
の弁口に対向して配置しているために、これら導入路や
弁口のエッジ部でダイヤフラムが損傷する問題があっ
た。ダイヤフラムが損傷すると熱膨張媒体が流出してし
まい、温度に応じてダイヤフラムが駆動せず、スチ―ム
トラップとしての機能を果たすことができなくなるので
ある。
【0004】また上記従来のものでは、導入路や弁口の
端部に、流体中の錆やゴミ等の異物が滞留して、ダイヤ
フラムが駆動しても流体を確実にシ―ルすることができ
なくなり、蒸気を漏洩する問題があった。導入路の弁室
側端部や、弁座部の弁口近傍では、流体の流れ方向や流
速が大きく変化することにより、流体中の錆やスケ―ル
等の異物が滞留しやすいのである。
【0005】従って本発明の課題は、ダイヤフラムがエ
ッジ部で損傷することがないと共に、異物の滞留による
蒸気漏洩が生じないようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた本発明の手段は、本体と蓋で弁ケ―シングを
形成し、当該弁ケ―シングで入口と弁室と出口を形成
し、当該弁室内にダイヤフラムをその外周を弁ケ―シン
グに固定して取り付け、当該ダイヤフラム内に熱膨張媒
体を封入して、当該熱膨張媒体の膨脹収縮により入口と
出口を連通遮断するものにおいて、入口と弁室を連通す
る導入路と、弁室と出口を連通する導出路を設けて、当
該導入路と導出路の弁室側端部に複数のダイヤフラムが
当接することなく配置し、当該複数のダイヤフラムと蓋
部材の間に熱膨張媒体を封入すると共に、複数のダイヤ
フラムの間を導入路と導出路に接続したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】複数のダイヤフラムと蓋部材の間
に封入した熱膨脹媒体は、入口から流入する復水が所定
温度高い場合には膨脹することによりそれぞれのダイヤ
フラムが変位して互いに当接し、導入路と導出路の連通
を遮断することによって入口と出口を遮断して高温復水
と共に蒸気の排出を防止するが、復水の温度が所定温度
低くなると収縮して、それぞれのダイヤフラムの当接が
無くなり、導入路と導出路が連通して低温復水を出口か
ら外部へ排出する。
【0008】複数のダイヤフラムを、導入路や導出路の
弁室側端部に当接することなく、互いのダイヤフラムの
みが当接するように配置したことにより、導入路や導出
路のエッジ部でダイヤフラムが損傷することがないと共
に、異物の滞留に伴うシ―ル性の低下を防止することが
でき、蒸気を漏洩することがない。
【0009】
【実施例】図1において、入口1と出口2を形成した本
体3と、蓋4,20をボルト5,21で締結して弁ケ―
シングを構成する。蓋4と20の間に弁室6を形成し
て、入口1と導入路7を介して連通し、出口2と導出路
8を介して連通する。
【0010】弁室6内に円板波板状の複数のダイヤフラ
ム9,22を、その外周部を本体3と蓋4,20とで挟
み込んで取り付ける。ダイヤフラム9の上部と蓋4の間
の空間に熱膨張媒体10を、ダイヤフラム22の下部と
蓋20の間に熱膨張媒体23を封入する。
【0011】複数のダイヤフラム9,22は波板状に形
成して、図1に示す状態の中央部14,15はそれぞれ
上に凸と下に凸状にして取り付ける。図1の状態は熱膨
張媒体10,23が収縮している状態を示し、ダイヤフ
ラム9,22が互いに当接することなく、導入路7と導
出路8が連通している状態を示す。中央部14,15
は、導入路7及び導出路8の中心軸に直交し、ダイヤフ
ラム9,22の直径に沿う形状に形成する。導入路7の
弁室6側端部12と、導出路8の弁室6側端部13は、
それぞれ断面半円状に形成して、ダイヤフラム9が下方
にまたダイヤフラム22が上方に変位しても、ダイヤフ
ラム9,22表面が端部12,13と当接しないように
する。
【0012】図1に示す状態は、熱膨張媒体10,23
が収縮してダイヤフラム9,22が互いに当接すること
なく、導入路7と導出路8すなわち入口1と出口2が連
通している状態を示す。従って、図示しない蒸気使用機
器や蒸気配管と接続した入口1から流入してきた低温復
水は、ダイヤフラム9,22の間を流下して出口2から
外部へ排出される。
【0013】低温の復水が排出され、高温の復水が弁室
6内に流入してくると、熱膨張媒体10,23が膨脹し
てダイヤフラム9,22が変位し互いの中央部14と1
5が当接することにより、導入路7と導出路8の連通は
遮断され、導出路8への流体の流下がなくなり、高温復
水と蒸気の外部への排出が防止される。
【0014】ダイヤフラム9,22が当接した場合に、
ダイヤフラム9の下表面とダイヤフラム22の上表面
は、導入路7の端部12や導出路8の端部13に接触す
ることはなく、従って、それらのエッジ部で損傷するこ
とがない。また、互いのダイヤフラム9,22の当接す
る中央部14,15はなだらかな勾配で形成してあり、
復水の流れ方向や流速が大きく変化することがないため
に、錆やゴミやスケ―ル等の異物が滞留することがな
く、従って、互いのダイヤフラム9,22のシ―ルは確
実なものとなり、蒸気を外部へ漏洩することがない。
【0015】本実施例においては、入口1と出口2とし
て説明したが、入口と出口を反対にすることもできるも
のである。
【0016】
【発明の効果】上記のように本発明では、複数のダイヤ
フラムを導入路や導出路の弁室側端部に当接することな
く、互いのダイヤフラムのみが当接するように配置した
ことにより、導入路や導出路のエッジ部でのダイヤフラ
ムの損傷を防止することができると共に、異物の滞留に
よる蒸気漏洩を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱応動式スチ―ムトラップの実施例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 入口 2 出口 3 本体 4,20 蓋 6 弁室 7 導入路 8 導出路 9,22 ダイヤフラム 10,23 熱膨脹媒体 14,15 ダイヤフラム中央部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と蓋で弁ケ―シングを形成し、当該
    弁ケ―シングに入口と弁室と出口を形成し、当該弁室内
    にダイヤフラムをその外周を弁ケ―シングに固定して取
    り付け、当該ダイヤフラム内に熱膨脹媒体を封入して、
    当該熱膨脹媒体の膨脹収縮により入口と出口を連通遮断
    するものにおいて、入口と弁室を連通する導入路と、弁
    室と出口を連通する導出路を設けて、当該導入路と導出
    路の弁室側端部に複数のダイヤフラムが当接することな
    く配置し、当該複数のダイヤフラムと蓋部材の間に熱膨
    張媒体を封入すると共に、複数のダイヤフラムの間を導
    入路と導出路に接続したことを特徴とする熱応動式スチ
    ―ムトラップ。
JP17587896A 1996-06-14 1996-06-14 熱応動式スチ―ムトラップ Pending JPH102487A (ja)

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JPH102487A true JPH102487A (ja) 1998-01-06

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ID=16003798

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006052795A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Tlv Co Ltd 熱応動式スチームトラップ
WO2006078225A2 (en) * 2005-01-19 2006-07-27 Peter Horecky Condensate separator with double -membrane thermal element

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006052795A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Tlv Co Ltd 熱応動式スチームトラップ
WO2006078225A2 (en) * 2005-01-19 2006-07-27 Peter Horecky Condensate separator with double -membrane thermal element
WO2006078225A3 (en) * 2005-01-19 2006-09-21 Peter Horecky Condensate separator with double -membrane thermal element

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