JPH10247840A - フリップフロップ回路、シフトレジスタ回路、直列−並列変換回路、並列−直列変換回路およびラッチ回路 - Google Patents

フリップフロップ回路、シフトレジスタ回路、直列−並列変換回路、並列−直列変換回路およびラッチ回路

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JPH10247840A
JPH10247840A JP9050313A JP5031397A JPH10247840A JP H10247840 A JPH10247840 A JP H10247840A JP 9050313 A JP9050313 A JP 9050313A JP 5031397 A JP5031397 A JP 5031397A JP H10247840 A JPH10247840 A JP H10247840A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧を低く抑えたフリップフロップ回路
の出力信号の論理振幅を大きくして誤動作を起こし難く
する。 【解決手段】 差動増幅部CR6aが出力した信号を内
部レベル変換回路CR7aで変換してスレーブラッチ4
aのトランジスタQ39,Q40のベースに帰還する。
内部レベル変換回路CR7aは、入力される信号D3,
D3Cのハイレベルが0.5Vであるのに対して、出力
する信号のハイレベルを0.25Vに変換することによ
り、トランジスタQ39,Q40のコレクタ・ベース間
に電流が流れるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データを一時的
に記憶するラッチ回路、マスターラッチとスレーブラッ
チを含むフリップフロップ回路、フリップフロップ回路
により構成されるシフトレジスタ回路、直列−並列変換
回路、および並列−直列変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は従来のフリップフロップ回路の
構成を示す回路図である。図12において、CR40は
入力されたクロックTのレベルの変換を行うクロックバ
ッファ、CR41は入力信号Dの論理値の保持及び保持
しているその論理値に応じた信号D1の出力をクロック
バッファCR40から出力されたクロックT´に応じて
行うマスターラッチ、CR42はマスターラッチCR4
1が出力した信号D1の論理値の保持及び保持している
その論理値に応じた信号D2の出力をクロックバッファ
CR40から出力されたクロックに応じて行うスレーブ
ラッチである。例えば、ベース・エミッタ間順方向電圧
VBEが0.9Vのバイポーラトランジスタでフリップフロッ
プ回路が構成されており、フリップフロップ回路に与え
られる第1の電源電圧VCCが0Vで、第2の電源電圧VEEが
-5.2Vとする。また、入力信号D及びクロックTは-0.9V
と-1.5Vの間で振幅するものとする。この場合、例え
ば、クロックバッファCR40は、クロックの振幅の中
心となっている電圧レベルを下げて、-1.8Vと-2.4Vとの
間で振幅するクロックT´を出力する。また、マスター
ラッチCR41は、入力信号DとクロックT´とを受け
て、入力信号Dと同様の振幅及び同様の電圧レベルを振
幅の中心とする信号D1を出力する。スレーブラッチC
R42は、入力信号D1とクロックT´とを受けて、入
力信号Dと同様の振幅及び同様の電圧レベルを振幅中心
とする信号D2を出力する。
【0003】次に、図12に示したフリップフロップ回
路を構成している各部の回路構成及び動作について説明
する。なお、マスターラッチCR41及びスレーブラッ
チCR42に与えられる第1の基準電圧VBB1は-1.3V
と、第2の基準電圧VBB2は-2.2Vとする。クロックバッ
ファCR40は、クロックTを受けるベースと第1の電
源電圧VCCに接続されたコレクタと電圧レベルを変換し
たクロックT´を出力するためのエミッタとを備えるNP
NバイポーラトランジスタQ40、およびトランジスタ
Q14のエミッタに接続された一方端と第2の電源電圧
VEEが与えられる他方端とを有する抵抗R11で構成さ
れている。トランジスタQ14のベースに-0.9Vと-1.5V
とで振幅するクロックTが入力されると、トランジスタ
Q14のエミッタには-1.8Vと-2.4Vの間で振幅するクロ
ックT´が出力される。
【0004】マスターラッチCR41は、抵抗R1〜R
5とトランジスタQ1〜Q9で構成されている。抵抗R
1は、第1の電源電圧VCCが印加される一方端と、他方
端とを有する。NPNバイポーラトランジスタQ1は、エ
ミッタと入力信号Dが与えられるベースと抵抗R1の他
方端に接続されたコレクタを有する。抵抗R2は、一方
端と他方端とを有しその一方端に第1の電源電圧VCCが
印加される。NPNバイポーラトランジスタQ2は、抵抗
R2の他方端に接続されたコレクタと第1の基準電圧VB
B1が与えられるベースとトランジスタQ1のエミッタに
接続されたエミッタを有する。NPNバイポーラトランジ
スタQ3は、エミッタとトランジスタQ1のエミッタに
接続されたコレクタと第2の基準電圧VBB2が与えられる
ベースを有する。NPNバイポーラトランジスタQ4はベ
ースとエミッタと抵抗R1の他方端に接続されたコレク
タを有する。NPNバイポーラトランジスタQ5はベース
と抵抗R2の他方端に接続されたコレクタとトランジス
タQ4のエミッタに接続されたエミッタとを有する。NP
NバイポーラトランジスタQ6はトランジスタQ4,Q
5のエミッタに接続されたコレクタとトランジスタQ1
4のエミッタに接続されたベースとトランジスタQ3の
エミッタに接続されたエミッタとを有する。定電流源I
1は、トランジスタQ3,Q6のエミッタに接続された
一方端と第2の電源電圧VEEが与えられる他方端とを有
し所定の電流を出力する。NPNバイポーラトランジスタ
Q8は、抵抗R1の他方端に接続されたベースと第1の
電源電圧VCCが印加されるコレクタとトランジスタQ5
のベースに接続されたエミッタとを有する。NPNバイポ
ーラトランジスタQ9は第1の電源電圧VCCに接続され
たコレクタと抵抗R2の他方端に接続されたベースとト
ランジスタQ4のベースに接続されたエミッタとを有す
る。抵抗R4,R5はそれぞれトランジスタQ8,Q9
のエミッタに接続された一方端と第2の電源電圧VEEが
与えられる他方端とを有する。
【0005】定電流源I1は、エミッタと定電流源I1
の一方端に当たるコレクタと第2の電源電圧VEEに対し
て常に所定の電位差を有する電圧VCSが与えられるベー
スとを有するNPNバイポーラトランジスタQ7、及びト
ランジスタQ7のエミッタに接続された一方端と定電流
源I1の他方端に当たる他方端とを有する抵抗R3で構
成されている。
【0006】トランジスタQ1のベースに入力された入
力信号Dが-0.9Vと-1.5Vの間で振幅すると、例えば、ト
ランジスタQ1のコレクタには0Vと-0.6Vの間で振幅す
る信号が発生するよう設定されている。つまり、トラン
ジスタQ3がオン状態の場合に、トランジスタQ1のベ
ースの電圧が-0.9Vになれば、トランジスタQ1がオン
して抵抗R1の他方端の電圧は-0.6Vになる。また、ト
ランジスタQ1のベースの電圧が-1.5Vになるとトラン
ジスタQ1がオフして抵抗R1の他方端は0Vになる。そ
して、トランジスタQ1とトランジスタQ2とは互いに
相補的にオンオフするため、抵抗R2の他方端には、ト
ランジスタQ1がオンしたときに0Vが発生し、トランジ
スタQ1がオフしたときに-0.6Vが発生する。ところ
で、トランジスタQ8,Q9のエミッタには、トランジ
スタQ1,Q2のコレクタに現れる信号に応じて、-0.9
Vと-1.5Vの間で振幅する信号D1が発生する。クロック
バッファCR40が出力するクロックによりトランジス
タQ6がオン状態となっている場合には、トランジスタ
Q4,Q5は、それぞれのベースで信号D1を受けてい
るため常にいずれかのトランジスタがオン状態となる。
そして、トランジスタQ4,Q5のエミッタ、すなわち
トランジスタQ6のコレクタの電圧は、-1.8Vとなる。
しかし、クロックバッファCR40が出力するクロック
によりトランジスタQ6がオフしているときは、トラン
ジスタQ4,Q5は何れも非動作状態であり、何れのト
ランジスタにも電流は流れない。以上のトランジスタQ
1〜Q6は非飽和領域で動作している。
【0007】スレーブラッチCR42においても、マス
ターラッチCR41のトランジスタQ1〜Q9に相当す
る各部のトランジスタQ1´〜Q7´,Q10およびQ
11は、マスターラッチCR41の対応するトランジス
タと同様に接続されている。
【0008】さらに、スレーブラッチCR42の後段に
は、フリップフロップ回路の出力信号Q,QCを出力す
るための出力回路CR43が設けられている。出力回路
CR43は、エミッタと電源電圧VCCがともに印加され
るコレクタとトランジスタQ1´,Q2´のコレクタに
それぞれ接続されたベースを持つトランジスタQ12,
Q13、およびトランジスタQ12,Q13のエミッタ
にそれぞれ接続された一方端と電源電圧VEEがともに印
加される他方端を持つ抵抗R9,R10で構成されてい
る。トランジスタQ12,Q13はエミッタホロワであ
る。そして、-0.9と-1.5Vの間で振幅する信号D1を入
力したスレーブラッチCR42は、マスターラッチCR
41と同様の動作を行い、出力回路CR43からは-0.9
と-1.5Vの間で振幅する信号D2(Q)が出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のフリップフロッ
プ回路は以上のように構成されているので、フリップフ
ロップ回路を動作させる第1及び第2の電源電圧VCC,V
EEの差が、例えば3.3Vのように低くなると、トランジス
タQ8,Q5,Q6,Q7が直列に接続されているた
め、また、トランジスタQ9,Q4,Q6,Q7が直列
に接続されているため、第1及び第2の基準電圧VBB1,
VBB2や電圧VCS1をどのような値に設定しても安定した動
作を行わなくなる。
【0010】そこで、図13に示すように、図12のマ
スターラッチCR41からトランジスタQ8,Q9を取
り除いてマスターラッチCR51を構成し、図12のス
レーブラッチCR42からトランジスタQ10,Q11
を取り除いてスレーブラッチCR52を構成する。さら
に、マスターラッチCR51およびスレーブラッチCR
52において、トランジスタQ4,Q5のベースをそれ
ぞれ抵抗R1,R2の他方端に接続し、トランジスタQ
4´,Q5´のベースをそれぞれ抵抗R1´,R2´に
接続することにより、電源電圧VCCとVEEとの間に直列に
接続されるトランジスタ数を一つ減らして、電源電圧VC
C,VEE間の差が3.3Vであっても動作させるようにするこ
とが可能となる。なお、スレーブラッチCR52の後段
に設けられる出力回路CR53は、図12の出力回路C
R43の抵抗R9,R10を定電流源I3,I4に置き
換えているだけで同じ動作をする。また、図13のフリ
ップフロップ回路は入力レベル変改回路CR50を備え
ており、入力信号Dのレベルの変換を行う。入力レベル
変換回路CR50は、入力電圧VCCが印加される一方端
と他方端を持つ抵抗R15,16、エミッタと入力信号
Dが供給されるベースと抵抗R15の他方端に接続され
たコレクタを持つNPNバイポーラトランジスタQ16、
トランジスタQ16のエミッタに接続されたエミッタと
基準電圧VBB3が印加されるベースと抵抗R16の他方端
に接続されたコレクタを持つNPNバイポーラトランジス
タQ17、およびトランジスタQ16,Q17のエミッ
タと電源電圧VEEが印加される電源電位点との間に接続
された定電流源I2で構成されている。
【0011】ところが、図13に示すようにフリップフ
ロップ回路を構成した場合には、入力信号Dの振幅中心
を-0.95Vに設定し、入力レベル変換回路CR50によっ
てその中心を-0.15Vに変換し、マスターラッチCR51
およびスレーブラッチCR52で扱う信号の振幅を0Vと
-0.3Vの間に制限しなければならなくなり、出力信号も
振幅の中心を-0.95Vに設定し、その振幅を-0.8Vと-1.1V
の間に制限しなければならなくなる。フリップフロップ
回路の出力信号の振幅も0.3Vに制限されるため、フリッ
プフロップ回路から出力された信号は、ノイズや配線を
伝達する間の信号の減衰等の影響を受けやすく、このよ
うなフリップフロップ回路を使用した集積回路では、誤
動作が発生し易くなるという問題があった。このように
振幅が制限されるのは、例えばマスターラッチCR41
において、トランジスタQ1とQ3、Q2とQ3、Q4
とQ6及びQ5とQ6のように直列に接続されたトラン
ジスタが、定電流源I1の電流経路中に存在するためで
ある。また、電源電圧の差を小さくすることにより、マ
スターラッチCR41及びスレーブラッチCR42の入
力端子、つまりトランジスタQ1のベースの適切な電圧
レベルと入力信号Dの論理振幅の中心とがずれる。その
ため、例えばゲートアレイを用いた集積回路のように、
入力信号と出力信号の振幅と振幅中心のレベルが規格化
されていて、例えば入出力信号が-1.05Vと-1.55Vの間で
振幅しなければならない場合等でその変更が困難な場合
には、シリーズゲート型ECLを用いて構成されたフリ
ップフロップ回路を適用することが困難になるという問
題があった。以上のような問題点については、ラッチ回
路においても同様に当てはまる。そして、上記のような
フリップフロップ回路を用いたシフトレジスタ回路、直
列−並列変換回路および並列−直列変換回路では、フリ
ップフロップ回路の個数が多くなる分だけさらに問題が
深刻となっている。
【0012】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ノイズや配線を伝搬する間の信
号の減衰等の影響を受け難くすることを目的としてお
り、また、入力信号及び出力信号が規格化されている場
合であっても、それに合わせた入出力信号を出力可能な
バイポーラトランジスタのベース・エミッタ接合順方向
電圧の2倍以上4.5倍以下の低電源電圧で動作するフリ
ップフロップ回路を得ることを目的としており、さら
に、ゲートアレイ等の規格化された入出力信号を用いる
集積回路に適用して、設計が容易でかつ誤動作が起こり
難いフリップフロップ回路を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るフリッ
プフロップ回路は、保持しているデータを2端子間の電
位差として出力するための第1および第2の出力端子を
有し、クロックが第1のレベルになったときの入力信号
の値を該クロックが第1のレベルの間中データとして保
持するマスターラッチと、前記クロックが第2のレベル
になったときの前記マスターラッチの出力データを保持
するスレーブラッチとを備え、前記スレーブラッチは、
前記マスターラッチの第1および第2の出力端子の電位
差を差動増幅して出力するための第1および第2の出力
端子を有する差動増幅手段と、前記差動増幅手段の第1
および第2の出力端子に接続され、前記差動増幅手段の
出力信号の振幅の一方レベルを他方レベル側へシフトす
るようなレベル変換を行って第1および第2のレベル変
換端子から出力するレベル変換手段と、一方電流電極、
前記差動増幅手段の第1の出力端子に接続された他方電
流電極、および前記レベル変換手段の第1の出力端子に
接続された制御電極を持つ第1のトランジスタと、前記
第1のトランジスタの一方電流電極に接続された一方電
流電極、前記差動増幅手段の第2の出力端子に接続され
た他方電流電極、および前記レベル変換手段の第2の出
力端子に接続された制御電極を持つ第2のトランジスタ
と、制御電極に与えられる前記クロックに応じて前記差
動増幅手段に供給する電源電流を制御する第3のトラン
ジスタと、前記第3のトランジスタの一方電流電極に接
続された一方電流電極、前記第1および第2のトランジ
スタの一方電流電極に接続された他方電流電極、および
前記第3のトランジスタの制御電極に与えられる前記ク
ロックの反転クロックが与えられる制御電極を持つ第4
のトランジスタと、前記第3および第4のトランジスタ
の一方電流電極から電流を引く抜く定電流源とを備えて
構成される。
【0014】第2の発明に係るフリップフロップ回路
は、第1の発明のフリップフロップ回路において、前記
差動増幅手段と前記定電流源との間に電源電圧としてト
ランジスタの制御電極・一方電流電極間順方向電圧の2
倍より大きく4.5倍より小さい電圧が印加されている
ときに、前記差動増幅手段の第1および第2の出力端子
間に0.4V以上の電圧を出力することを特徴とする。
【0015】第3の発明に係るシフトレジスタは、フリ
ップフロップ回路は、半導体集積回路中に形成され、第
1または第2の発明のフリップフロップ回路を複数用い
ることを特徴とする。
【0016】第4の発明に係る直列−並列変換回路は、
半導体集積回路中に形成され、第1または第2の発明の
フリップフロップ回路を複数用いることを特徴とする。
【0017】第5の発明に係る並列−直列変換回路は、
半導体集積回路中に形成され、第1または第2発明のフ
リップフロップ回路を複数用いることを特徴とする。
【0018】第6の発明に係るラッチ回路は、第1およ
び第2の信号の電位差を差動増幅して第1および第2の
出力端子から出力する差動増幅手段と、前記差動増幅手
段の第1および第2の出力端子に接続され、前記差動増
幅手段の出力信号の振幅を減少させて第1および第2の
レベル変換端子から出力するレベル変換手段と、一方電
流電極、前記差動増幅手段の第1の出力端子に接続され
た他方電流電極、および前記レベル変換手段の第1の出
力端子に接続された制御電極を持つ第1のトランジスタ
と、前記差動増幅手段の第2の出力端子に接続された他
方電流電極、前記第1のトランジスタの一方電流電極に
接続された一方電流電極、および前記レベル変換手段の
第2の出力端子に接続された制御電極を持つ第2のトラ
ンジスタと、前記差動増幅手段に供給する電源電流を制
御電極に与えられる前記クロックに応じて制御する第3
のトランジスタと、前記第3のトランジスタの一方電流
電極に接続された一方電流電極、前記第1および第2の
トランジスタの一方電流電極に接続された他方電流電
極、および前記第3のトランジスタの制御電極に与えら
れる前記クロックの反転クロックが与えられる制御電極
を持つ第4のトランジスタと、前記第3および第4のト
ランジスタの一方電流電極から電流を引く抜く定電流源
とを備えて構成される。
【0019】第7の発明に係るラッチ回路は、第6の発
明のラッチ回路において、前記差動増幅手段と前記定電
流源との間に電源電圧としてトランジスタの制御電極・
一方電流電極間順方向電圧の2倍より大きく4.5倍よ
り小さい電圧が印加されているときに、前記差動増幅手
段の第1および第2の出力端子間に0.4V以上の電圧
を出力することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1によるフ
リップフロップ回路について図1を用いて説明する。図
1は、この発明の実施の形態1によるフリップフロップ
回路の構成を示す回路図である。図1に示すフリップフ
ロップ回路は、マスターラッチとスレーブラッチとを含
んで構成されている。図1のフリップフロップ回路には
外部からクロックTおよび入力信号Dが供給されてお
り、フリップフロップ回路は、このクロックTのタイミ
ングで与えられる入力信号Dの値に応じて内部の状態を
遷移する。換言すれば、クロックTがローレベルからハ
イレベルに変化するときの入力信号Dの値をデータとし
て保持するとともに、次にクロックTがローレベルから
ハイレベルに変化するまでの間保持しているそのデータ
を出力し続ける。図1のフリップフロップ回路は、この
ような機能をマスターラッチとスレーブラッチの2つの
ラッチ回路で実現しており、これら図1のラッチ回路
は、クロックがローレベルからハイレベルになるときの
データをクロックがハイレベルの間保持する。
【0021】図1のフリップフロップ回路は、クロック
Tのレベルを変換して内部クロックCK,CKCを出力する
ようなバッファリングを行うクロックバッファCR1
と、入力信号Dのレベルを変換して内部信号D1および
D1Cを出力する入力レベル変換回路CR2と、内部ク
ロックCK,CKCに応じて信号D1,D1Cの保持および
その保持している論理値に応じて信号D2,D2Cの出
力を行うマスターラッチCR3と、内部クロックCK,CK
Cに応じて信号D2,D2Cの保持およびその保持して
いる論理値に応じて信号D3,D3Cの出力を行うスレ
ーブラッチCR4と、出力回路CR5とで構成されてい
る。なお、内部クロックCKCは内部クロックCKを反転し
たものである。
【0022】クロックバッファCR1は、NPNバイポー
ラトランジスタQ21〜Q25と抵抗R21〜R26で
構成されている。トランジスタQ21は、エミッタと、
外部からクロックTが供給されるベースと、抵抗R22
の他方端に接続されたコレクタを持ち、例えばクロック
Tが-0.85Vと-1.35Vの間で振幅する場合に、トランジス
タQ21は、そのコレクタに-0.30Vと-0.55Vで振幅する
信号を出力する。また、トランジスタQ22は、基準電
圧VBB4が与えられるベースと、トランジスタQ21のエ
ミッタに接続されたエミッタと、抵抗R23の他方端に
接続されたコレクタを持ち、例えばクロックTが-0.85V
と-1.35Vの間で振幅するとともに基準電圧VBB4が-1.1V
の場合に、トランジスタQ22は、そのコレクタに-0.3
0Vと-0.55Vで振幅する信号を出力する。
【0023】抵抗R22およびR23は、ともに抵抗R
21の他方端に接続された一方端を持っている。抵抗R
21の一方端には電源電圧VCCが印加されている。トラ
ンジスタQ21,Q22のエミッタには定電流源I5が
接続され、定電流源I5によってトランジスタQ21,
Q22から引き抜かれる電流が一定に保たれている。こ
の定電流源I5は、エミッタと基準電圧VCS2が与えられ
るベースとトランジスタQ21,Q22のエミッタに接
続されたコレクタを持つトランジスタQ23、およびト
ランジスタQ23のエミッタに接続された一方端と電源
電圧VEEが与えられる他方端を持つ抵抗R24で構成さ
れている。トランジスタQ24は、抵抗R25を介して
電源電圧VEEが印加されるエミッタと、電源電圧VCCが印
加されるコレクタと、トランジスタQ21のコレクタに
接続されたベースを持ち、トランジスタQ24は、その
エミッタから内部クロックCKCを出力する。
【0024】また、トランジスタQ25は、抵抗R26
を介して電源電圧VEEが印加されるエミッタと、電源電
圧VCCが印加されるコレクタと、トランジスタQ22の
コレクタに接続されたベースを持ち、トランジスタQ2
5は、そのエミッタから内部クロックCKを出力する。内
部クロックCKCは、クロックTを反転して得られたもの
である。そして、内部クロックCKは、内部クロックCKC
とは相補的な関係にある。
【0025】入力レベル変換回路CR2は、NPNバイポ
ーラトランジスタQ26〜Q28と抵抗R27〜R30
で構成されている。トランジスタQ26は、エミッタ
と、入力信号が与えられるベースと、抵抗R28の他方
端に接続されたコレクタを持ち、例えば入力信号Dが-
0.85Vと-1.35Vの間で振幅する場合に、-0.25Vと-0.55V
の間で振幅する信号D1Cを出力する。トランジスタQ
27は、トランジスタQ26のエミッタに接続されたエ
ミッタと、抵抗R29の他方端に接続されたコレクタ
と、基準電圧VBB4が印加されるベースを持ち、トランジ
スタQ27は、例えば入力信号Dが-0.85Vと-1.35Vの間
で振幅するとともに基準電圧VBB4が-1.1Vの場合に、-0.
25Vと-0.55Vの間で振幅する信号D1を出力する。
【0026】定電流源I6は、トランジスタQ26,Q
27のエミッタから一定の電流を引き抜く。この定電流
源I6は、エミッタと基準電圧VCS2が与えられるベース
とトランジスタQ26,Q27のエミッタに接続された
コレクタを持つトランジスタQ28、およびトランジス
タQ28のエミッタに接続された一方端と電源電圧VEE
が印加される他方端を持つ抵抗R30で構成されてい
る。
【0027】図1のマスターラッチCR3は、抵抗R3
1〜R34とNPNバイポーラトランジスタQ29〜Q3
5で構成されている。マスターラッチCR3は、図12
に示したマスターラッチCR51とほぼ同じ構成をして
いる。構成上の異なる点は、マスターラッチCR51の
トランジスタQ1,Q2が抵抗R1,R2を介して直接
電源電圧VCCが印加されるのに対して、マスターラッチ
CR3のトランジスタQ29,Q30のコレクタは抵抗
R32,R33の他方端に接続されおり、抵抗R32,
R33の一方端には抵抗R31を介して電源電圧VCCが
印加されるている点である。その他のトランジスタQ1
〜Q6相互の接続関係とトランジスタQ29〜Q34相
互の接続関係は同じである。また、マスターラッチCR
3において、トランジスタQ31,Q34のエミッタと
電源電圧VEEが与えられている電源電位点との間に定電
流源I7が設けれているのもマスターラッチCR51と
同様である。この定電流源I7は、エミッタとトランジ
スタQ31,Q34のエミッタに接続されたコレクタと
基準電圧VCS2が印加されるベースを持つトランジスタQ
35、およびトランジスタQ35のエミッタに接続され
た一方端と電源電位VEEが印加される他方端を持つ抵抗
R34で構成されている。なお、マスターラッチCR3
のトランジスタQ29のコレクタから出力される信号を
信号D2Cとし、トランジスタQ30のコレクタから出
力される信号を信号D2とする。
【0028】スレーブラッチCR4は、NPNトランジス
タQ36〜Q44と抵抗R35〜R44で構成されてい
る。スレーブラッチCR4は、入力信号D2,D2Cを
差動増幅して出力信号D3,D3Cを得るための差動増
幅部CR6を含んでいる。差動増幅部CR6には、直列
にトランジスタQ38が接続されている。このトランジ
スタQ38は、エミッタと、差動増幅部CR6に接続さ
れたコレクタと、内部クロックCKを受けるベースを持
ち、トランジスタQ38は、内部クロックCKに応じて差
動増幅部CR6に流れる電源電流を制御する。すなわ
ち、内部クロックCKがハイレベルの時にトランジスタQ
38が導通して電源電流が流れて差動増幅部CR6は動
作状態となり、内部クロックCKがローレベルの時にトラ
ンジスタQ38が電流を遮断するため差動増幅部CR6
は非動作状態となる。
【0029】トランジスタQ39,Q40のベースに
は、信号D3,D3Cと同じ論理値を持つ信号がそのレ
ベルを変換されて内部レベル変換回路CR7の出力端子
N2,N1から帰還される。特に、この場合内部レベル
変換回路CR7では、ハイレベルを制限するようなレベ
ルの変換が行われる。トランジスタQ39,Q40のコ
レクタは、それぞれトランジスタQ36,Q37のコレ
クタに接続されている。トランジスタQ39,Q40の
エミッタは共通に接続されている。トランジスタQ41
は、トランジスタQ39,Q40のエミッタに接続され
たコレクタと、内部クロックCKCが供給されるベース
と、トランジスタQ38のエミッタに接続されたエミッ
タを持つ。そして、トランジスタQ38,Q41のエミ
ッタには、定電流源I8が接続されている。定電流源I
8は、エミッタと基準電圧VCS2が印加されるベースとト
ランジスタQ38、Q41のエミッタに接続されたコレ
クタを持つトランジスタQ42、およびトランジスタQ
42のエミッタに接続された一方端と電源電圧VEEが印
加される他方端を持つ抵抗R38で構成されている。
【0030】差動増幅部CR6は、抵抗R35〜R37
およびNPNバイポーラトランジスタQ36,Q37で構
成されている。トランジスタQ36,Q37は、互いの
エミッタを共通に接続されており、差動対を構成してい
る。トランジスタQ36のベースにはマスターラッチC
R3の出力信号D2が、トランジスタQ37のベースに
はマスターラッチCR3の出力信号D2Cが供給され
る。トランジスタQ36のコレクタには抵抗R35,R
36を介して電源電圧VCCが印加され、トランジスタQ
36のコレクタからスレーブラッチCR4の出力信号D
3Cが出力される。トランジスタQ37のコレクタには
抵抗R36,R37の他方端が接続されている。抵抗R
36,R37の一方端には抵抗R35を介して電源電圧
VCCが印加され、トランジスタQ37のコレクタからス
レーブラッチCR4の出力信号D3が出力される。トラ
ンジスタQ36のコレクタは、内部レベル変換回路CR
7の入力端子N3に接続され、トランジスタQ37のコ
レクタは、内部レベル変換回路CR7の入力端子N4に
接続されている。
【0031】内部レベル変換回路CR7は、トランジス
タQ43〜Q47と抵抗R39〜R44で構成されてい
る。トランジスタQ43は、エミッタと、電源電圧VCC
が印加されるコレクタと、入力端子N4に接続されて差
動増幅部CR6の出力信号D3が供給されるベースを持
ち、トランジスタQ43のエミッタは、例えば出力信号
D3Cよりも0.8V低い電圧で振幅する。同様に、トラン
ジスタQ44は、エミッタと、電源電圧VCCが印加され
るコレクタと、入力端子N3に接続されて差動増幅部C
R6の出力信号D3Cが供給されるベースを持ち、トラ
ンジスタQ44のエミッタは、例えば出力信号D3より
も0.8V低い電圧で振幅する。抵抗R39,R40は、そ
れぞれその一方端をトランジスタQ43,Q44のエミ
ッタに接続され、いずれもがその他方端に電源電圧VEE
を印加されている。トランジスタQ45,Q46は、コ
レクタと、互いに共通に接続されたエミッタと、トラン
ジスタQ43,Q44のエミッタに接続されたベースを
持ち、トランジスタQ45,Q46は差動対を構成す
る。トランジスタQ45,Q46のエミッタに接続され
ている定電流源I5は、トランジスタQ45,Q46の
エミッタから一定の電流を引き抜く。この定電流源I5
は、エミッタと基準電圧VCS2が印加されるベースとトラ
ンジスタQ45,Q46のエミッタに接続されたコレク
タを持つトランジスタQ47、およびトランジスタQ4
7のエミッタに接続された一方端と電源電圧VEEが印加
される他方端を持つ抵抗R44で構成されている。トラ
ンジスタQ45のコレクタには抵抗R42の他方端が接
続されてトランジスタQ40のコレクタは抵抗R43の
他方端に接続されている。抵抗R42,R43の一方端
には抵抗R41を介して電源電圧VCCが印加される。ト
ランジスタQ45,Q46のコレクタは、それぞれ、ト
ランジスタQ40,Q39のベース(出力端子N1,N
2)にそれぞれ接続されており、前述の条件の下で、ト
ランジスタQ45,Q46のコレクタから出力される信
号は、-0.25Vと-0.5Vの間で振幅する。
【0032】電源電圧VCCが0Vで、電源電圧VEEが-3.3
Vの場合に、例えば、マスターラッチCR3の出力信号
D2,D2Cが-0.25Vと-0.5Vの間で振幅するとき、ス
レーブラッチCR4の出力信号D3,D3Cを-0.05Vと
-0.55Vの間で振幅するように設定することができる。こ
れは、トランジスタQ39,Q40のベースに帰還され
る信号の電圧を、内部レベル変換回路CR7によってハ
イレベル側の上限を低く設定することによる結果可能と
なるものである。
【0033】つまり、トランジスタQ39,Q40のコ
レクタは、例えば、トランジスタQ39の側が-0.55Vで
他方が-0.05Vになるとすると、従来と同様に、そのまま
これらの電圧がトランジスタQ39,Q40のベースに
帰還されると、トランジスタQ39において、そのベー
スの電圧よりもコレクタの電圧が-0.45V低くなり、オフ
状態の時にトランジスタQ39のベースからコレクタへ
電流が流れてしまうため動作速度が遅くなる。それを、
トランジスタQ39,Q40のベースに帰還する信号の
ハイレベルを制限することにより、例えばこの場合には
ハイレベルを-0.25Vにシフトすることによって、トラン
ジスタQ39,Q40のいずれかがオフしている時にそ
のオフしているトランジスタのベースからコレクタへ電
流が流れるのを防止して、回路動作の高速化を図ってい
る。また、このように構成してベースからコレクタに電
流が流れなくすることによって、ベースからコレクタに
電流が流れる場合に比べて誤動作を起こし難くなる。
【0034】スレーブラッチCR4の出力信号D3,D
3Cは、出力回路CR5を介して外部に出力されるが、
この出力回路CR5は、2つのNPNバイポーラトランジ
スタQ48,Q49と抵抗R45,R46によって構成
されている。トランジスタQ48は、抵抗R45を介し
て電源電圧VEEが印加されるエミッタと、電源電圧VCCが
印加されるコレクタと、スレーブラッチCR4の出力信
号D3が供給されるベースを持ち、トランジスタQ48
のエミッタからフリップフロップ回路の出力信号Y1が
出力される。トランジスタQ49は、抵抗R46を介し
て電源電圧VEEが印加されるエミッタと、電源電圧VCCが
印加されるコレクタと、スレーブラッチCR4の出力信
号D3Cが供給されるベースを持ち、トランジスタQ4
9のエミッタからフリップフロップ回路の出力信号Y2
が出力される。出力回路CR5から出力されるプリップ
フロップ回路の出力信号Y1,Y2は、スレーブラッチ
CR4の出力信号D3,D3Cが-0.05Vと-0.55Vの間で
振幅するときに、例えば、-0.85Vと-1.35Vの間で振幅す
るように設定でき、電源電圧VCC(0V)と電源電圧VEE
(-3.3V)の間の電圧が3.3Vしかないにも係わらず、フ
リップフロップ回路は、動作速度や動作の確実性を損な
うことなく、0.5Vで振幅する出力信号を得ることができ
る。従って、フリップフロップ回路を複数従属接続する
など実施の形態1のフリップフロップ回路の後段にゲー
トを設ける場合に、次段のゲートと差動接続する必要が
なくなり、ゲート間の接続が容易になる。また、フリッ
プフロップ回路の出力を一出力とすることもでき、その
場合には消費電流を小さくできる。そして、差動増幅部
CR6の出力が直接出力回路CR5に与えられる構成と
なっているため、クロックTからデータ出力信号Y1,
Y2を得るための遅延時間を図12に示した従来のフリ
ップフロップ回路と同程度とすることができる。
【0035】なお、このような発明の効果は、その電源
電圧が印加される経路に直列に接続されたトランジスタ
の個数によって左右されるので、フリップフロップ回路
の動作電圧が、バイポーラトランジスタのベース・エミ
ッタ接合順方向電圧の2倍以上4.5倍以下の低電源電圧
の場合に顕著である。
【0036】なお、図3に示すように、実施の形態1に
よるフリップフロップ回路の定電流源I5a〜I9aを
抵抗のみで構成することもできる。回路CR1a〜CR
4a,CR7aは、それぞれ図1の対応する回路CR1
〜CR4,CR7の定電流源I5〜I9の部分を抵抗の
みの定電流源I5a〜I9aに置き換えることによって
構成できる。この場合には、定電流源I5〜I9と違っ
てトランジスタのベース・エミッタ間電圧を考慮しなく
ても済む分、例えば図1および図2のフリップフロップ
回路に比べて1VBEだけ電源電圧を低く設定することが
できる等、低い電源電圧で動作させることに関する設計
が容易になる。
【0037】例えば、フリップフロップ回路に与えられ
る電源電圧(VCC−VEE)としては、3.3Vが通常である
が、電源電圧VCCとVEEとの間に直列に接続されているト
ランジスタ数が2個の場合には、図3に示したフリップ
フロップ回路であっても、それらのトランジスタを同時
にオン状態とするために、一つのトランジスタをオンす
るときに要するベース・エミッタ接合順方向電圧VBEの
2倍より大きい電圧が必要である。例えば、電源電圧が
3.3Vで動作するフリップフロップ回路に通常よく用いら
れるトランジスタのベース・エミッタ間順方向電圧は0.
8Vであるから、この発明の効果を十分に引き出すには、
電源電圧がベース・エミッタ間順方向電圧の4.5倍よ
り小さいことが望ましい。また、出力信号としては、ノ
イズの影響や信号の減衰の影響を除くために0.4V以上あ
ることが望ましく、さらに0.5V以上であることが好ま
しい。
【0038】また、図4に示すように、実施の形態1に
よるフリップフロップ回路のトランジスタをMOSトラ
ンジスタに置き換えることもできる。図4の回路CR1
b〜7bは、図1の回路CR1〜CR7と構成している
トランジスタが異なるだけで回路の接続関係は同じであ
る。つまり、図4のMOSトランジスタQ51〜Q79
は、それぞれ対応するトランジスタQ21〜Q49と同
様に、トランジスタ相互および抵抗R21〜R46や定
電流源I5b〜I9bと接続されている。集積回路は、
バイポーラトランジスタを用いずにMOSトランジスタ
のみで構成される場合も多く、その場合には、同じ製造
工程によって製造可能なMOSトランジスタのみを使用
したフリップフロップ回路を使用するのが有利である。
【0039】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
よるフリップフロップ回路について図1および図5を用
いて説明する。図1および図5は、この発明の実施の形
態2によるフリップフロップ回路の構成を示す回路図で
ある。図5には、スレーブラッチの内部レベル変換回路
と出力回路の回路構成が示されている。実施の形態1の
フリップフロップ回路と実施の形態2のフリップフロッ
プ回路の構成で異なる点が内部レベル変換回路の構成で
あるので、実施の形態2の内部レベル変換回路の構成に
ついて説明する。
【0040】図5に示すように、実施の形態2による内
部レベル変換回路CR8は、その前段と出力端子N1,
N2および入力端子N3,N4によって接続されてい
る。また、内部レベル変換回路CR8は、対称な2つの
レベル変換部CR9,CR10で構成されている。
【0041】レベル変換部CR9は、NPNバイポーラト
ランジスタQ53,Q54、PチャネルMOSトランジ
スタQ55,Q56、NチャネルMOSトランジスタQ
57,Q58および定電流源I10,I11で構成され
ている。トランジスタQ53,Q54は、それぞれエミ
ッタと入力端子N4,N3に接続されたベースと電源電
圧VCCが印加されるコレクタを持ち、トランジスタQ5
3のエミッタからは定電流源I10によって一定の電流
が引き抜かれ、トランジスタQ54のエミッタからは定
電流源I11によって一定の電流が引き抜かれる。トラ
ンジスタQ55,Q56は、それぞれドレインと電源電
圧VCCが印加されるソースとトランジスタQ53,54
のエミッタに接続されたゲートを持ち、トランジスタQ
56のドレインが出力端子N2に接続されている。トラ
ンジスタQ57,Q58は、電源電圧VEEが与えられる
ソースと相互に接続されたゲートとトランジスタQ5
5,Q56のドレインに接続されたドレインを持ち、ト
ランジスタQ57のドレインがそのゲートに接続されて
おり、能動負荷を構成する。レベル変換部CR9で変換
された信号は、トランジスタQ56のドレインから出力
端子N2に出力される。この時、トランジスタQ56の
ドレインからは、電源電圧VCCからトランジスタQ56
の閾値電圧VTHpだけ低くなった電圧が出力されるた
め、簡単にハイレベルの上限を設定することができる。
【0042】この点については、レベル変換部CR10
についても同様である。レベル変換部CR10は、レベ
ル変換部CR9のトランジスタQ53,Q54に対応す
るNPNバイポーラトランジスタQ63,Q64、定電流
源I10,I11に対応する定電流源I12,I13、
レベル変換部CR9のトランジスタQ55,Q56に対
応するPチャネルMOSトランジスタQ65,Q66、
およびレベル変換部CR9のトランジスタQ57,Q5
8に対応するNチャネルMOSトランジスタQ67,Q
68を備えて構成されている。そして、これら各素子の
接続については、トランジスタQ68のドレインがその
ゲートに接続され、トランジスタQ67のドレインが出
力端子N1に接続されている部分を除いて、レベル変換
部CR9とCR10は同じである。
【0043】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3によるシフトレジスタ回路について図6を用いて説
明する。図6において、1a〜1hは実施の形態1によ
るフリップフロップ回路と同じ構成のフリップフロップ
回路、2はフリップフロップ回路1a〜1hの入出力信
号を伝える配線である。フリップフロップ回路1a〜1
hは共に同じクロックSCで動作する。フリップフロッ
プ回路1b〜1hは、各々その前段のフリップフロップ
回路1a〜1gの出力Qを入力信号Dとするフリップフ
ロップ回路である。フリップフロップ回路1aに入力さ
れる信号SIは8個のフリップフロップ回路1a〜1h
を通って出力されるため、出力される信号SOは入力さ
れる信号に比べて8クロック分遅延する。
【0044】例えば、図6に示したシフトレジスタ回路
を自動配置配線を用いてセルベースで設計する場合、フ
リップフロップ回路の構成はマクロセルとして決まって
おり、フリップフロップ回路1a〜1hの位置とそれを
接続する配線2の位置や長さが自動的に決定されるの
で、配線2の長さやそれによって減衰する信号の許容範
囲が大きいほど自動配置配線の自由度が向上して、自動
配置配線できる範囲及びその速度が向上する。フリップ
フロップ回路1a〜1hの信号振幅は、例えば電源電圧
を3.3Vとしてもその出力は0.5Vと大きく設定できるの
で、配線2の長さや配線2での信号の減衰の許容範囲は
大きくなる。なお、各フリップフロップ回路1a〜1h
は、従来と比べてクロックSC,SIに対する遅延時間
は増加しておらず、シフトレジスタの速度が遅くなるこ
ともない。
【0045】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4による直列−並列変換回路について図7を用いて説
明する。図7は直列に入力された8ビットのデータを並
列に出力するための直列−並列変換回路の構成の一例を
示すブロック図である。図7において、1a〜1h,1
1〜18は実施の形態1に示したものと同じ構成のフリ
ップフロップ回路、2はフリップフロップ回路1a〜1
hの信号を伝達するための配線、3a〜3cはフリップ
フロップ回路が受けるクロックSC,PCや入力データ
SIの出力負荷インピーダンスを一定にしてその影響を
小さくするためのバッファである。
【0046】フリップフロップ回路1a〜1hは、第2
実施例と同様に直列に接続されている。そして、フリッ
プフロップ回路1a〜1hには、バッファ3bを介して
クロックSCが与えられる。また、フリップフロップ回
路11〜18には、バッファ3cを介してクロックPC
が与えられる。フリップフロップ回路11〜18は、各
々、フリップフロップ回路1a〜1hの出力をデータ入
力Dとする。フリップフロップ回路1a〜1hには、順
に、クロックSCに従って直列にデータが入力される。
そして、フリップフロップ回路1h〜1aに直列に8ビ
ットのデータが入力された状態で、クロックPCによっ
て、一斉に、フリップフロップ回路11〜18がフリッ
プフロップ回路1a〜1hの出力データを入力する。そ
して、フリップフロップ回路11〜18がクロックPC
に応じて出力P7〜P0として並列に8ビットのデータ
を出力する。このような、直列−並列変換回路において
も、実施の形態1に示したフリップフロップ回路を用い
ることで、配線2の設計が従来に比べて自由に行え、自
動配置配線を容易に行うことができる。なお、各フリッ
プフロップ回路1a〜1hおよび11〜18は、従来と
比べてクロックSC,SI,PCに対する遅延時間は増
加しておらず、直列−並列変換回路も従来と同様の処理
速度を保っている。
【0047】実施の形態5.次に、この発明の実施の形
態5による直列−並列変換回路について図8を用いて説
明する。図8は並列に入力された8ビットのデータを直
列に出力するための並列−直列変換回路の構成の一例を
示すブロック図である。図8において、21〜28は実
施の形態1で示したのフリップフロップ回路、31〜3
8は第1及び第2入力の否定論理和を演算して得た出力
Aと第3及び第4入力の否定論理和を演算して得た出力
Bとの論理和(A+B)を出力するAND−ORゲー
ト、2aはフリップフロップ回路21〜27とAND−
ORゲート32〜38の間の配線、2bはフリップフロ
ップ回路21〜28の出力の配線、3e,3fはフリッ
プフロップ回路21〜28が受けるクロックSCやAN
D−ORゲート31〜38が受ける選択信号SLの出力
負荷インピーダンスを一定にしてその影響を小さくする
ためのバッファである。
【0048】AND−ORゲート31〜38は、その第
2入力には選択信号SLの反対の論理値を有する信号が
バッファ3eを介して入力され、第4入力に選択信号S
Lがバッファ3eを介して共通に入力される。AND−
ORゲート31〜38の第3入力には、各々、データS
I及びフリップフロップ回路21〜27の反転出力バー
Qが入力される。また、AND−ORゲート31〜38
の第1入力には、各々、並列に入力される8ビットのデ
ータP7〜P0が入力される。フリップフロップ回路2
1〜28のデータ入力Dには、AND−ORゲート31
〜38の出力が与えられる。このような回路構成とする
ことによって、選択信号SLにより、並列に入力された
データをそのまま並列で出力するか、直列で出力するか
を選択することができる。並列−直列変換を行う際に
は、選択信号SLを低電位側にすることにより、フリッ
プフロップ回路21〜27の反転出力バーQに応じてフ
リップフロップ回路21〜27の出力を受けているAN
D−ORゲート32〜38の出力が決まる。
【0049】このような、並列−直列変換回路において
も、実施の形態1によるフリップフロップ回路を用いる
ことで、配線2aあるいは配線2bの設計が従来に比べ
て自由に行え、実施の形態2と同様に自動配置配線を容
易に行うことができる。なお、各フリップフロップ回路
1a〜1hおよび11〜18は、従来と比べてクロック
SC,SI,SLに対する遅延時間は増加しておらず、
並列−直列変換回路も従来と同様の処理速度を保ってい
る。
【0050】実施の形態6.次に、この発明の実施の形
態6によるラッチ回路について図9を用いて説明する。
図9は、この発明の実施の形態6によるデータラッチの
構成を示す回路図である。図9において、図1または図
2と同一符号のものは図1または図2の同一符号部分に
対応する部分である。なお、実施の形態1のフリップフ
ロップ回路のスレーブラッチCR4に対応するラッチ回
路CR12は、スレーブラッチCR4と全く同じ構成で
ある。このデータラッチの構成は、実施の形態1のフリ
ップフロップ回路からマスターラッチCR3を除いた構
成となっている。すなわち、入力レベル変換回路CR2
の出力信号D1,D1Cが直接ラッチ部CR12の差動
増幅部6に入力されるようになっている。
【0051】このデータラッチ回路においても、例えば
入力信号Dが-0.85Vと-1.35Vの間で振幅する場合に、入
力レベル変換回路CR2は、-0.25Vと-0.55Vの間で振幅
する信号D1,D1Cを出力する。電源電圧VCCが0V
で、電源電圧VEEが-3.3Vの場合に、ラッチ部CR12の
出力信号D5,D5Cを-0.05Vと-0.55Vの間で振幅する
ように設定することができる。これは、トランジスタQ
39,Q40のベースに帰還される信号の電圧を、内部
レベル変換回路CR7によってハイレベル側の上限を低
く設定することによる結果可能となるものである。
【0052】つまり、トランジスタQ39,Q40のコ
レクタは、例えば、トランジスタQ39の側が-0.55Vで
他方が-0.05Vになるとすると、従来と同様に、そのまま
これらの電圧がトランジスタQ39,Q40のベースに
帰還されると、トランジスタQ39において、そのベー
スの電圧よりもコレクタの電圧が-0.45V低くなり、オフ
状態の時にトランジスタQ39のベースからコレクタへ
電流が流れてしまうため動作速度が遅くなる。それを、
トランジスタQ39,Q40のベースに帰還する信号の
ハイレベルを制限することにより、例えばこの場合には
-0.25Vにすることによって、トランジスタQ39,Q4
0のいずれかがオフしている時にそのオフしているトラ
ンジスタのベースからコレクタへ電流が流れるのを防止
して、回路動作の高速化を図っている。また、このよう
に構成してベースからコレクタに電流が流れなくするこ
とによって、ベースからコレクタに電流が流れる場合に
比べて誤動作を起こし難くなる。
【0053】なお、図10に示すように、実施の形態6
によるラッチ回路の定電流源I5a〜I9aを抵抗のみ
で構成することもできる点については、実施の形態1と
同様であり、その効果も図3に示したフリップフロップ
回路と同様である。また、図11に示すように、実施の
形態6によるラッチ回路のトランジスタをMOSトラン
ジスタに置き換えることもできる点についても実施の形
態1と同様であり、その効果も図4に示したフリップフ
ロップ回路と同様である。また、上記実施の形態1,5
では、内部レベル変換回路CR7,CR7a,CR7b
についてそれぞれ具体的な例を示したが、内部レベル変
換回路の構成についてこれ以外の構成であってもよく、
ハイレベルの上限を制限できれば上記実施の形態と同様
の効果を奏する。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明のフリップフロップ回路あるいは請求項6記載のラッ
チ回路によれば、差動増幅手段の第1および第2の出力
端子間の電圧が第1および第2のトランジスタの一方電
流電極と制御電極間に印加されたときに第1および第2
のトランジスタが電源電圧の極性とは反対の方向にオン
する場合であっても、レベル変換回路によって前記第1
および第2のトランジスタの制御電極に与えられる信号
の一方レベルを他方レベル側へシフトすることができ、
第1および第2のトランジスタが逆向きにオン状態とな
ることを防止して、フリップフロップ回路あるいはラッ
チ回路の動作速度の向上と誤動作の抑制が図れるという
効果がある。
【0055】請求項2記載の発明のフリップフロップ回
路あるいは請求項7記載のラッチ回路によれば、電源電
圧が低い場合、例えば3.3V程度であっても、論理振幅の
大きな出力信号、例えば0.5V程度の出力信号を得る
ことができ、動作速度の低下や誤動作を起こし難くい状
態を保ちつつクロストーク等のノイズに対する信頼性を
向上することができるという効果がある。
【0056】請求項3記載の発明のシフトレジスタ、請
求項4記載の発明の直列−並列変換回路または請求項5
記載の発明の並列−直列変換回路によれば、請求項1ま
たは請求項2記載のフリップフロップ回路を複数用いる
ことにより、配線長等の設計の制約を緩和でき、容易に
配置配線を行うことができ、同様の理由から自動配置配
線が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるフリップフロ
ップ回路の構成の前段を示す回路図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるフリップフロ
ップ回路の構成の後段を示す回路図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるフリップフロ
ップ回路の構成の第2の態様を示す回路図である。
【図4】 この発明の実施の形態1によるフリップフロ
ップ回路の構成の第3の態様を示す回路図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるフリップフロ
ップ回路の構成の後段を示す回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態3によるシフトレジス
タ回路の構成の一例を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による直列−並列変
換回路の構成の一例を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態5による並列−直列変
換回路の構成の一例を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態6によるラッチ回路の
構成を示す回路図である。
【図10】 この発明の実施の形態6によるラッチ回路
の第2の態様の構成を示す回路図である。
【図11】 この発明の実施の形態6によるラッチ回路
の第3の態様の構成を示す回路図である。
【図12】 従来のフリップフロップ回路の構成を示す
回路図である。
【図13】 低電源電圧に対応させるべくフリップフロ
ップ回路に加えられる構成の変更について説明するため
の回路図である。
【符号の説明】
1a〜1h,11〜18,21〜28 フリップフロッ
プ回路、2,2a,2b 配線、CR1,CR1a,C
R1b クロックバッファ、CR2,CR2a,CR2
b 入力レベル変換回路、CR3,CR3a,CR3b
マスターラッチ、CR4,CR4a,CR4b スレ
ーブラッチ、CR5,CR5b 出力回路、CR6,C
R6b 差動増幅部、CR7,CR7a,CR7b,C
R8 内部レベル変換回路、CR12,CR12a,C
R12b ラッチ回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持しているデータを2端子間の電位差
    として出力するための第1および第2の出力端子を有
    し、クロックが第1のレベルになったときの入力信号の
    値を該クロックが第1のレベルの間中データとして保持
    するマスターラッチと、 前記クロックが第2のレベルになったときの前記マスタ
    ーラッチの出力データを保持するスレーブラッチとを備
    え、 前記スレーブラッチは、 前記マスターラッチの第1および第2の出力端子の電位
    差を差動増幅して出力するための第1および第2の出力
    端子を有する差動増幅手段と、 前記差動増幅手段の第1および第2の出力端子に接続さ
    れ、前記差動増幅手段の出力信号の振幅の一方レベルを
    他方レベル側へシフトするようなレベル変換を行って第
    1および第2のレベル変換端子から出力するレベル変換
    手段と、 一方電流電極、前記差動増幅手段の第1の出力端子に接
    続された他方電流電極、および前記レベル変換手段の第
    1の出力端子に接続された制御電極を持つ第1のトラン
    ジスタと、 前記第1のトランジスタの一方電流電極に接続された一
    方電流電極、前記差動増幅手段の第2の出力端子に接続
    された他方電流電極、および前記レベル変換手段の第2
    の出力端子に接続された制御電極を持つ第2のトランジ
    スタと、 制御電極に与えられる前記クロックに応じて前記差動増
    幅手段に供給する電源電流を制御する第3のトランジス
    タと、 前記第3のトランジスタの一方電流電極に接続された一
    方電流電極、前記第1および第2のトランジスタの一方
    電流電極に接続された他方電流電極、および前記第3の
    トランジスタの制御電極に与えられる前記クロックの反
    転クロックが与えられる制御電極を持つ第4のトランジ
    スタと、 前記第3および第4のトランジスタの一方電流電極から
    電流を引く抜く定電流源とを備える、フリップフロップ
    回路。
  2. 【請求項2】 前記差動増幅手段と前記定電流源との間
    に電源電圧としてトランジスタの制御電極・一方電流電
    極間順方向電圧の2倍より大きく4.5倍より小さい電
    圧が印加されているときに、前記差動増幅手段の第1お
    よび第2の出力端子間に0.4V以上の電圧を出力する
    ことを特徴とする、請求項1記載のフリップフロップ回
    路。
  3. 【請求項3】 半導体集積回路中に形成され、請求項1
    または請求項2記載のフリップフロップ回路を複数用い
    ることを特徴とする、シフトレジスタ回路。
  4. 【請求項4】 半導体集積回路中に形成され、請求項1
    または請求項2記載のフリップフロップ回路を複数用い
    ることを特徴とする、直列−並列変換回路。
  5. 【請求項5】 半導体集積回路中に形成され、請求項1
    または請求項2記載のフリップフロップ回路を複数用い
    ることを特徴とする、並列−直列変換回路。
  6. 【請求項6】 第1および第2の信号の電位差を差動増
    幅して第1および第2の出力端子から出力する差動増幅
    手段と、 前記差動増幅手段の第1および第2の出力端子に接続さ
    れ、前記差動増幅手段の出力信号の振幅を減少させて第
    1および第2のレベル変換端子から出力するレベル変換
    手段と、 一方電流電極、前記差動増幅手段の第1の出力端子に接
    続された他方電流電極、および前記レベル変換手段の第
    1の出力端子に接続された制御電極を持つ第1のトラン
    ジスタと、 前記差動増幅手段の第2の出力端子に接続された他方電
    流電極、前記第1のトランジスタの一方電流電極に接続
    された一方電流電極、および前記レベル変換手段の第2
    の出力端子に接続された制御電極を持つ第2のトランジ
    スタと、 前記差動増幅手段に供給する電源電流を制御電極に与え
    られる前記クロックに応じて制御する第3のトランジス
    タと、 前記第3のトランジスタの一方電流電極に接続された一
    方電流電極、前記第1および第2のトランジスタの一方
    電流電極に接続された他方電流電極、および前記第3の
    トランジスタの制御電極に与えられる前記クロックの反
    転クロックが与えられる制御電極を持つ第4のトランジ
    スタと、 前記第3および第4のトランジスタの一方電流電極から
    電流を引く抜く定電流源とを備える、ラッチ回路。
  7. 【請求項7】 前記差動増幅手段と前記定電流源との間
    に電源電圧としてトランジスタの制御電極・一方電流電
    極間順方向電圧の2倍より大きく4.5倍より小さい電
    圧が印加されているときに、前記差動増幅手段の第1お
    よび第2の出力端子間に0.4V以上の電圧を出力する
    ことを特徴とする、請求項6記載のラッチ回路。
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