JPH10247635A - ウェーハ等の洗浄処理装置及びその方法 - Google Patents

ウェーハ等の洗浄処理装置及びその方法

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JPH10247635A
JPH10247635A JP6397697A JP6397697A JPH10247635A JP H10247635 A JPH10247635 A JP H10247635A JP 6397697 A JP6397697 A JP 6397697A JP 6397697 A JP6397697 A JP 6397697A JP H10247635 A JPH10247635 A JP H10247635A
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cleaned
shower
chamber
shower pipe
wafer
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Kazuki Kubo
和樹 久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化を図ることができ、しかも、汚
染や自然酸化膜の生成などを有効に防止することのでき
るウェーハ等の洗浄処理装置及びその方法を提供する。 【解決手段】 多数のシリコンウェーハ24を順次洗
浄、リンス及び乾燥させる処理槽本体1と、処理槽本体
1の開口上部に被覆可能に配備される上ふた14とを備
える。処理槽本体1の内部下方部にパンチング板6を内
蔵してシャワー室8を区画し、シャワー室8には引き抜
きシャワーパイプ9を並べて内蔵する。また、上ふた1
4の内部にダウンフロー室15を形成してその下部外周
縁から制御板23を垂下し、ダウンフロー室15の下面
には多数の流出孔22を形成する。さらに、ダウンフロ
ー室15にはDIW、DHF、又はN2 /IPAを天井
に拡散噴射するシャワーパイプ16を並べて内蔵する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェーハやLCD
などの被洗浄物にエッチング処理(洗浄処理)、リンス
処理及び乾燥処理を順次施すウェーハ等の洗浄処理装置
及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のウェーハ等の洗浄処理装置は、ウ
ェーハやLCDなどの被洗浄物にエッチング処理、リン
ス処理及び乾燥処理を施す場合には、図示しない被洗浄
物をエッチング槽、リンス槽及び乾燥槽に順次搬送し、
エッチング槽でエッチング処理を、リンス槽でリンス処
理をそれぞれ施した後、乾燥槽で乾燥処理をしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のウェーハ等の洗
浄処理装置は、以上のようにエッチング槽、リンス槽及
び乾燥槽を別々に必要としたので、大きなスループット
を確保できる反面、装置の大型化を招くという問題があ
った。また、槽から槽への搬送の際、カセットに収納さ
れた被洗浄物がクリーンルームの大気にさらされるの
で、クリーンルームの大気からのカーボンなどの汚染や
自然酸化膜の生成を防止することができないという問題
があった。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、装置の小型化を図ることができ、しかも、汚染や自
然酸化膜の生成などを有効に防止することのできるウェ
ーハ等の洗浄処理装置及びその方法を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明においては、処理槽本体の下方
部をパンチング板で区画して引き抜きシャワー室とし、
前記処理槽本体の上方部には、ダウンフロー室の下部外
周縁から制御板を垂下し、前記ダウンフロー室の下面に
多数の流出孔を備えた上ふたを被蓋自在に配備し、前記
引き抜きシャワー室に引き抜きシャワーパイプを、前記
ダウンフロー室にはシャワーパイプをそれぞれ設けるよ
うにしている。また、請求項2記載の発明においては、
処理槽内に被洗浄物を収容し、上ふたのシャワーパイプ
に薬液を供給してダウンフロー室で前記薬液の濃度・流
速の均一化した下向流として該被洗浄物を洗浄し、前記
薬液を引き抜きシャワー室の引き抜きシャワーパイプで
処理槽外に排出し、続いて前記薬液に代えてリンス液を
用いて同様に該被洗浄物をリンスし、さらに前記リンス
液に代えて乾燥用気体を用いて該被洗浄物を乾燥させる
ようにしている。なお、前記乾燥用気体をイソプロピル
アルコールと窒素ガスとし、前記乾燥用気体で該ダウン
フロー室を乾燥させる間、前記被洗浄物を該リンス液中
に維持し、前記ダウンフロー室の乾燥後、前記リンス液
を引き抜きシャワーパイプから徐々に排出しながら該被
洗浄物を乾燥させ、さらに窒素ガスのみを用いて完全乾
燥させると良い。
【0006】請求項1記載の発明によれば、被洗浄物を
処理槽本体のパンチング板にセットし、処理槽本体の開
口部を被覆する上ふたのシャワーパイプにエッチング液
を供給する。すると、エッチング液は、シャワーパイプ
からダウンフロー室の天井に衝突し、ダウンフロー室の
多数の流出孔からほぼ均一な流れ、濃度及び流速で降り
注ぐとともに、無用な拡散を制御板に規制されつつ被洗
浄物に接触し、被洗浄物をエッチング処理(洗浄処理)
する。このようにして被洗浄物をエッチング処理したエ
ッチング液は処理槽本体から排出される。エッチング処
理が終了したら、リンス液をシャワーパイプに供給す
る。すると、リンス液は、シャワーパイプからダウンフ
ロー室の天井に衝突し、ダウンフロー室の多数の流出孔
からほぼ均一な流れ、濃度及び流速で降り注ぐととも
に、無用な拡散を制御板に規制されつつ被洗浄物に接触
し、被洗浄物をリンス処理する。
【0007】リンス処理が終了したら、乾燥用気体をシ
ャワーパイプに供給する。すると、乾燥用気体は、シャ
ワーパイプから流出してダウンフロー室を乾燥させると
ともに、ダウンフロー室の多数の流出孔からほぼ均一な
流れ、濃度及び流速で流出する。この際、上ふたのダウ
ンフロー室が乾燥するまで、被洗浄物の上部が露出しな
いようにリンス液の排出を一時停止すると良い。上ふた
のダウンフロー室が乾燥したら、リンス液を排出する。
こうしてリンス液が排出されると、乾燥用気体は、無用
な拡散を制御板に規制されつつ被洗浄物に接触し、被洗
浄物を乾燥処理する。このように単一の処理槽本体は、
被洗浄物に対しエッチング、リンス及び乾燥処理を順次
施す。
【0008】また、請求項2記載の発明によれば、被洗
浄物にエッチング処理、リンス処理及び乾燥処理を施す
場合、薬液は、処理槽本体の上方部から下方部の被洗浄
物に対してほぼ均一な流れ、濃度及び流速で降り注いで
被洗浄物に接触し、被洗浄物をエッチング処理する。こ
うして被洗浄物をエッチング処理したエッチング液は処
理槽本体から外部に排出される。エッチング処理が終了
したら、被洗浄物に対してリンス液をエッチング液と同
じように供給する。すると、リンス液は、ほぼ均一な流
れ、濃度及び流速で降り注いで被洗浄物に接触し、被洗
浄物をリンス処理する。被洗浄物をリンス処理したリン
ス液は処理槽本体から排出される。
【0009】リンス処理が終了したら、被洗浄物に対し
て乾燥用気体を同じように供給する。すると、乾燥用気
体は、ほぼ均一な流れ、濃度及び流速で流出して被洗浄
物に接触し、被洗浄物を乾燥処理する。このようにエッ
チング処理、リンス処理及び乾燥処理は、外気の影響を
受けない単一の処理槽本体内で行われる。
【0010】さらに、請求項3記載の発明によれば、洗
浄効果のあるイソプロピルアルコールを乾燥に使用する
ので、被洗浄物の表面におけるイソプロピルアルコール
の表面張力でパーティクルなどの付着を防止することが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。本実施形態におけるウェーハ等の洗
浄処理装置は、図1に示すように、処理槽本体1の下方
部をパンチング板6で区画してシャワー室8とし、処理
槽本体1の上方部には、ダウンフロー室15の下部外周
縁から制御板23を垂下し、ダウンフロー室15の下面
に多数の流出孔22を備えた上ふた14を被蓋自在に配
備し、引き抜きシャワー室8に引き抜きシャワーパイプ
9を、ダウンフロー室15にはシャワーパイプ16をそ
れぞれ設けるようにしている。
【0012】処理槽本体1は、機械的強度や耐酸性など
に優れる石英ガラスやPTFEなどを用いて構成され、
外槽2にギャップを介して収容されており、エッチング
槽(洗浄槽)、リンス槽及び乾燥槽として使用される。
この処理槽本体1は、その周壁上部にオーバーフローし
た純水(以下、DIWという)用の断面ほぼL字形のと
い3が取り付けられ、このとい3にはDIWドレンパイ
プ4が接続されている。処理槽本体1の内部下方には小
さな流通孔5を多数備えたパンチング板6が水平に取り
付けられており、このパンチング板6上に多数の被洗浄
物を整列収納するケース7が昇降可能に搭載されてい
る。
【0013】また、パンチング板6と処理槽本体1の最
下部との間には引き抜き室8が区画形成されており、こ
の引き抜き室8には複数の引き抜きシャワーパイプ9が
図1の奥方向に間隔をおいて並べて配備されている。こ
の複数の引き抜きシャワーパイプ9は、ポンプ10に接
続され、三方切換弁11を介してDIWドレンパイプ4
に接続されるとともに、ふっ酸水溶液(以下、DHFと
いう)ドレンパイプ12に接続されている。各引き抜き
シャワーパイプ9の軸方向の周面下部には多数の引き抜
き孔13が所定の角度、例えば30°〜120°の角度
で開けられている。
【0014】また、上ふた14は、処理槽本体1の開口
上部にXYZ方向に移動可能に配備され、処理槽本体1
の開口上部に被蓋する。この上ふた14の内部にはダウ
ンフロー室15が区画形成されており、このダウンフロ
ー室15には複数のシャワーパイプ16が図2の奥方向
に間隔をおいて並べて配備されている。
【0015】各シャワーパイプ16は、その軸方向の周
面上部に5mm以下の径の噴射孔17が所定の角度、例
えば30°〜120°の角度で多数開けられている。各
シャワーパイプ16は、DIW供給パイプ18に接続さ
れるとともに、窒素ガス(以下、N2 という)/イソプ
ロピルアルコール蒸気(以下、IPAという)供給パイ
プ19に接続され、かつDIWやDHFを導く循環パイ
プ20に接続されており、この循環パイプ20には電子
冷熱器21が接続されている。
【0016】また、流出孔22は、透過損失を有する1
00mm以下の径の細孔からなり、ダウンフロー室15
の下面に多数開けられている。この多数の流出孔22
は、被洗浄物の整列ピッチと同ピッチで被洗浄物の整列
方向(図1の奥方向)に配列されるとともに、100m
m以下のピッチで整列方向に直交する方向(図2の左右
方向)に配列されている。
【0017】さらに、制御板23は、ダウンフロー室1
5の下面端縁の前後左右から下方に向けてそれぞれ伸長
形成されており、多数のシリコンウェーハ24の上部を
ギャップを介して囲んでDIW、DHF、又はN2 /I
PAが被洗浄物の占有領域外の広い空間に飛散して逃げ
るのを防止するよう機能する。この制御板23の長さ
は、被洗浄物が例えば半導体ウェーハの場合、半導体ウ
ェーハの直径の1/4以上の領域に対向するよう設定さ
れる。
【0018】上記構成を図3で説明すると、多数(例え
ば、25枚又は26枚)のシリコンウェーハ24にエッ
チング処理(洗浄処理)、リンス処理及び乾燥処理を順
次施す場合、先ず、DIW供給パイプ18でDIWをそ
れぞれ供給し、処理槽本体1、引き抜きシャワーパイプ
9、上ふた14及びシャワーパイプ16などをそれぞれ
洗浄する。また、HF秤量槽25にフッ化水素(以下、
HFという)を供給して貯える。次いで、DIW秤量槽
26にDIWを定量になるまで貯える。こうしてDIW
を貯えたら、HF秤量槽25のHFをDIW秤量槽26
に供給し、DHFを製造貯蔵する。
【0019】次いで、製造したDHFを循環ろ過させな
がらパーティクルを除去するとともに、DHFを均一な
濃度分布とし、電子冷熱器21でDHFの温度を所定の
温度に制御する。また、この際、図示しないエレベータ
装置を作動させ、多数のシリコンウェーハ24を整列収
納したケース7を処理槽本体1のパンチング板6上に下
降させてセットし、処理槽本体1の開口上部を上ふた1
4で覆って閉蓋する。ケース7をセットしたら、処理槽
本体1にDHFを供給するとともに、この処理槽本体1
の引き抜きシャワーパイプ9からポンプ10、電子冷熱
器21及び循環パイプ20を順次介して上ふた14の複
数のシャワーパイプ16にDHFを供給する。また、D
IW秤量槽26にDIWを供給してDHF調合の準備を
する。
【0020】シャワーパイプ16にDHFが供給される
と、DHFは、図2の矢印で示すように、各シャワーパ
イプ16の多数の噴射孔17からほぼ扇状に拡散して噴
き出し、ダウンフロー室15の天井にくまなく衝突して
落下し、ダウンフロー室15の多数の流出孔22から均
一な流れでパラレルダウンフローするとともに、制御板
23に誘導されつつ多数のシリコンウェーハ24の間や
表面などに接触し、シリコンウェーハ24を精密にエッ
チング処理する。DHFは、多数のシリコンウェーハ2
4の狭い間を通過した後にケース7に接触するので、均
一な流速を損なうことなく多数のシリコンウェーハ24
の全面を通過する。
【0021】こうしてシリコンウェーハ24をエッチン
グ処理したDHFは、図1の矢印で示すように、パーテ
ィクルとともにパンチング板6の流通孔5から引き抜き
シャワーパイプ9、ポンプ10、電子冷熱器21及び循
環パイプ20を順次経由して複数のシャワーパイプ16
に再度供給され、再利用に供される。
【0022】DHFのダウンフローが終了したら、DI
WをDIW供給パイプ18を介し複数のシャワーパイプ
16に供給し、処理槽本体1のDHF上にDIWをダウ
ンフローする。すると、処理槽本体1のDHFは、DI
Wに置換され、DHFドレンパイプ12から外部に廃液
される。また、この際、HF秤量槽25のHFをDIW
秤量槽26に供給し、DHFを調合する。次いで、比抵
抗値が回復するまで濃縮したDHFをDHFドレンパイ
プ12から外部に廃液し、調合したDHFを循環ろ過さ
せながらパーティクルを除去するとともに、DIW秤量
槽26におけるDHFの温度を電子冷熱器21で所定の
温度に制御する。
【0023】比抵抗値が回復したら、DHFドレンパイ
プ12からDIWドレンパイプ4に切り替え、DIWを
DIW供給パイプ18を介し複数のシャワーパイプ16
に供給する。すると、DIWは、各シャワーパイプ16
の多数の噴射孔17からほぼ扇状に拡散噴射されてダウ
ンフロー室15の天井にくまなく衝突し、ダウンフロー
室15の多数の流出孔22から均一な流れでパラレルダ
ウンフローするとともに、制御板23に誘導されつつ多
数のシリコンウェーハ24の間や表面などに降り注ぎ、
シリコンウェーハ24をリンス処理する。
【0024】シリコンウェーハ24をリンス処理したD
IWは、パンチング板6の流通孔5から引き抜きシャワ
ーパイプ9、ポンプ10及び循環パイプ20を順次経由
して上ふた14のシャワーパイプ16に再度供給され、
再利用に供される。このようにDIWを単にダウンフロ
ーするだけではなく、ろ過して再利用するので、DIW
の流速が速くなり、リンス処理時間の大幅な短縮が期待
できる。なお、DIW秤量槽26のDHFについては温
度制御を継続する。
【0025】DIWのダウンフローが終了したら、DI
Wの供給を停止し、N2 及びIPAの混合ガスを複数の
シャワーパイプ16に供給する。すると、この混合ガス
は、各シャワーパイプ16の多数の噴射孔17から拡散
噴射されてダウンフロー室15を乾燥させ、ダウンフロ
ー室15の多数の流出孔22から均一な流れでパラレル
ダウンフローするとともに、処理槽本体1のDIWとガ
ス置換する。DIWは、その水面の低下速度が5cm/
sec以下となるようゆっくりと廃液されるが、上ふた
14のダウンフロー室15が乾燥するまでの間、シリコ
ンウェーハ24の上部が露出しない位置で廃液が一時停
止される。
【0026】上ふた14のダウンフロー室15が乾燥し
たら、水面の低下速度が10cm/sec以下となるよ
うDIWをゆっくりと廃液する。こうしてDIWが廃液
されるに伴い、シリコンウェーハ24が徐々に露出し、
混合ガスが制御板23に誘導されつつ多数のシリコンウ
ェーハ24の間や表面などに浸入し、多数のシリコンウ
ェーハ24を乾燥処理する。
【0027】この際、シリコンウェーハ24の表面はI
PAの親水性可溶性物質の影響でIPAに置換され、I
PAの表面張力で置換されたIPA膜はシリコンウェー
ハ24の表面から剥離される。また、シリコンウェーハ
24とIPAの界面におけるIPAの濃度と、多数のシ
リコンウェーハ24間の狭い空間における水面上のIP
A濃度とを比較した場合、狭い空間における水面上のI
PA濃度が相対的に薄いため、濃い方向から薄い方向に
流れが発生し、パーティクルなどの付着防止効果が期待
できる。シリコンウェーハ24が乾燥したら、IPAの
供給を停止し、N2 中でシリコンウェーハ24を完全に
乾燥させる。シリコンウェーハ24の完全乾燥が終了し
たら、上ふた14を外して作業を終了し、以下、必要に
応じて作業が繰り返されることとなる。
【0028】上記構成によれば、エッチング槽、リンス
槽及び乾燥槽を別々に必要としないので、ウェーハ等の
洗浄処理装置の大幅な小型化が期待できるとともに、フ
ットプリントが著しく減少する。また、エッチング処
理、リンス処理及び乾燥処理の際、シリコンウェーハ2
4がクリーンルームの大気下で搬送されることがないの
で、シリコンウェーハ24が大気などの影響を受けるこ
とが全くなく、汚染や自然酸化膜の生成を確実に防止す
ることができる。また、上方から下方にDHF、DI
W、又はN2 及びIPAをダウンフローして流れを形成
するので、シリコンウェーハ24がケース7などから悪
影響を受けることが全くない。
【0029】また、シリコンウェーハ24のバッチ処理
時に多数のシリコンウェーハ24の狭い間にも均一な流
れを形成することが可能なので、きわめて均一性に優れ
た表面処理を実現することができる。また、シリコンウ
ェーハ24から剥離されたパーティクルなどが拡散する
ことなく排出されるので、シリコンウェーハ24に対す
るパーティクルなどの再付着を確実に防止することが可
能になる。さらに、DHF、DIW、又はN2 及びIP
Aが均一な流速ベクトルでダウンフローするので、エッ
チング処理、リンス処理及び乾燥処理のばらつきやムラ
を防止してその効果を著しく向上させることができる。
【0030】なお、上記実施形態ではシリコンウェーハ
24を被洗浄物として示したが、なんらこれに限定され
るものではなく、LCD回路基板などでも良いのはいう
までもない。また、エッチング液としてDHFを示した
が、APM液やHPM液などを使用しても良い。また、
リンス液としてアルコール、市水、又はDHFなどを使
用することもできる。また、乾燥用気体としてN2 及び
IPAを示したが、他の不活性ガスなどを使用しても良
い。また、上記実施形態では単一の上ふた14を示した
が、複数の上ふた14を使用することも可能である。さ
らに、引き抜きシャワーパイプ9やシャワーパイプ16
の本数を適宜増減することもできる。
【0031】
【発明の効果】以上のように請求項1又は2記載の発明
によれば、装置の小型化を図ることができ、しかも、汚
染や自然酸化膜の生成などの再汚染を有効に防止するこ
とができるという効果がある。さらに、請求項3記載の
発明によれば、被洗浄物を短時間で乾燥させることがで
きるとともに、装置の小型化が期待でき、しかも、他の
溶剤に比べて安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェーハ等の洗浄処理装置及びそ
の方法の実施形態を示す断面図である。
【図2】図1の上ふたを示す断面拡大図である。
【図3】本発明に係るウェーハ等の洗浄処理装置及びそ
の方法の実施形態を示す全体フロー説明図である。
【符号の説明】
1…処理槽本体 6…パンチング板 8…シャワー室(引き抜きシャワー室) 9…引き抜きシャワーパイプ 14…上ふた 15…ダウンフロー室 16…シャワーパイプ 22…流出孔 23…制御板 24…シリコンウェーハ(被洗浄物)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽本体の下方部をパンチング板で区
    画して引き抜きシャワー室とし、前記処理槽本体の上方
    部には、ダウンフロー室の下部外周縁から制御板を垂下
    し、前記ダウンフロー室の下面に多数の流出孔を備えた
    上ふたを被蓋自在に配備し、前記引き抜きシャワー室に
    引き抜きシャワーパイプを、前記ダウンフロー室にはシ
    ャワーパイプをそれぞれ設けたことを特徴とするウェー
    ハ等の洗浄処理装置。
  2. 【請求項2】 処理槽内に被洗浄物を収容し、上ふたの
    シャワーパイプに薬液を供給してダウンフロー室で前記
    薬液の濃度・流速の均一化した下向流として該被洗浄物
    を洗浄し、前記薬液を引き抜きシャワー室の引き抜きシ
    ャワーパイプで処理槽外に排出し、続いて前記薬液に代
    えてリンス液を用いて同様に該被洗浄物をリンスし、さ
    らに前記リンス液に代えて乾燥用気体を用いて該被洗浄
    物を乾燥させることを特徴とするウェーハ等の洗浄処理
    方法。
  3. 【請求項3】 前記乾燥用気体をイソプロピルアルコー
    ルと窒素ガスとし、前記乾燥用気体で該ダウンフロー室
    を乾燥させる間、前記被洗浄物を該リンス液中に維持
    し、前記ダウンフロー室の乾燥後、前記リンス液を引き
    抜きシャワーパイプから徐々に排出しながら該被洗浄物
    を乾燥させ、さらに窒素ガスのみを用いて完全乾燥させ
    る請求項2記載のウェーハ等の洗浄処理方法。
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