JPH10247613A - 識別パターン付き基板および識別パターン読取方法並びに装置 - Google Patents

識別パターン付き基板および識別パターン読取方法並びに装置

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JPH10247613A
JPH10247613A JP6530497A JP6530497A JPH10247613A JP H10247613 A JPH10247613 A JP H10247613A JP 6530497 A JP6530497 A JP 6530497A JP 6530497 A JP6530497 A JP 6530497A JP H10247613 A JPH10247613 A JP H10247613A
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JP
Japan
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pattern
identification pattern
substrate
identification
wafer
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JP6530497A
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English (en)
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Hideaki Shimamura
英昭 島村
Hisafumi Iwata
尚史 岩田
Takashi Okabe
隆史 岡部
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • H01L2223/54406Marks applied to semiconductor devices or parts comprising alphanumeric information
    • HELECTRICITY
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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 識別パターンを背景の如何に関わらず読み取
る。 【解決手段】 ウエハ1の第1主面2に予め形成される
IDパターン6は、大きさがこのIDパターン6よりも
小さい小パターン部であるセグメント7の多数の集合に
よって構成される。IDパターン6はウエハ1を透過可
能な赤外線Rをウエハ1の第2主面側からIDパターン
6に斜めに照射し、赤外線Rのセグメント7における散
乱光Raを検出することにより読み取られる。 【効果】 ウエハの第2主面側から背景に影響されずに
IDパターンを読み取ることにより、半導体プロセスを
経るに従ってウエハの第1主面側に順次形成される薄膜
に影響を受けずにIDパターンを読み取ることができる
ため、いずれの半導体プロセスにおいてもIDパターン
を正確に読み取ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、識別パターン付き
基板および識別パターン読取技術に関し、例えば、半導
体装置の製造工程において、半導体ウエハ(以下、ウエ
ハという。)やウエハ面内に形成する半導体ペレットを
個々に識別するための技術に利用して有効なものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程における所謂前工
程においては、個々のウエハを識別するための識別(i
dentifire)パターン(以下、IDパターンと
いう。)を予め付しておき、各製造工程や検査工程の通
過時等に個々のウエハのIDパターンを適時に読み取っ
て個々のウエハを識別することにより、各ウエハ毎に生
産管理データや電気的特性に関する測定値等のデータを
管理し、もって、生産管理や製品の特性解析、不良解析
および異物解析や歩留り等を向上させる半導体装置の生
産方法が採用されている。
【0003】従来のこの種のIDパターン読取方法を述
べてある例として、特開平1−96920号公報があ
る。すなわち、第1主面にIDパターンが予め形成され
たウエハに第2主面側から赤外線が照射され、IDパタ
ーンにおいて全反射した反射光が第2主面側に配設され
た赤外線検出器によって検出され、この検出に基づいて
IDパターンが読み取られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たIDパターン読取方法においては、ウエハの第1主面
に形成されたIDパターンの上にIDパターンの材料と
同質の薄膜が形成されると、第2主面側から照射された
赤外線が背景を構成する当該薄膜において全反射する状
態になるため、IDパターンを検出することができない
という問題点があることが、本発明者によって明らかに
された。
【0005】本発明の目的は、背景の如何に関わらず読
み取ることができる識別パターンおよびその読取技術を
提供することにある。
【0006】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面により以下に
述べる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0008】すなわち、基板の第1主面に予め形成され
る識別パターンは、大きさがこの識別パターンよりも小
さい小パターン部の多数の集合によって構成される。
【0009】前記識別パターンは、前記基板を透過可能
な光を前記基板の第2主面側から前記識別パターンに照
射し、この光の照射による前記各小パターン部における
散乱光を検出することにより、読み取られる。このよう
に前記識別パターンは全反射光でなく小パターン部にお
ける散乱光によって検出されるため、その読み取り精度
は背景に影響されない。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態である
IDパターン読取方法を示しており、(a)はIDパタ
ーン付きウエハの斜視図、(b)はIDパターンの拡大
斜視図、(c)はIDパターン読取方法を説明するため
の拡大部分断面図である。図2は本発明の一実施形態で
あるIDパターン読取装置を示す模式図である。
【0011】本実施形態において、本発明に係る識別パ
ターン読取装置は、シリコンウエハ(以下、ウエハとい
う。)に付されたIDパターンを読み取るIDパターン
読取装置として構成されている。識別パターン付き基板
としてのウエハ1の第1主面2には、半導体素子を含む
集積回路(図示せず)が複数個のペレット部4毎に形成
される。ウエハ1の第1主面2において、ペレット部4
群はオリエンテーションフラット(以下、オリフラとい
う。)3に対応して縦横に規則的に配列される。ウエハ
1の第1主面2におけるオリフラ3の近傍には識別コー
ド5が、オリフラ3と平行に整列されて形成されてい
る。識別コード5は複数個のIDパターン6の組み合わ
せによって構成されており、各IDパターン6はアルフ
ァベットおよび数字(パターン)によってそれぞれ構成
されている。ここでは、識別コード5はロット番号とウ
エハ番号とから構成されており、アルファベットのID
パターン6によってウエハ1のロット番号が表示され、
数字のIDパターン6によって当該ロット内の個々のウ
エハ番号が表示されている。
【0012】図1(b)に示されているように、IDパ
ターン6はIDパターン6の大きさよりも充分に小さい
小パターン部(以下、セグメントという。)7の集合に
よって構成されている。セグメント7は円形、四角形や
三角形の微小の平板形状に形成されており、多数個が隣
接するように配置されている。IDパターン6は多数個
のセグメント7が集合されて構成されているため、無数
の凹凸部および無数のエッジを内在した状態になってい
る。
【0013】多数個のセグメント7の集合体であるID
パターン6および複数個のIDパターン6の組み合わせ
である識別コード5は、ウエハ1の第1主面2に対する
ペレット部4のパターニングと同様にリソグラフィー処
理およびエッチング処理によって形成される。すなわ
ち、ウエハ1の第1主面2の上に、シリコンウエハと反
射率または吸収率が異なる材料である高濃度多結晶シリ
コンの薄膜が0.1μmの厚さに形成される。次いで、
多数個のセグメント7の集合体であるIDパターン6お
よび複数個のIDパターン6の組み合わせである識別コ
ード5が、リソグラフィー処理およびエッチング処理に
よってパターニングされる。図1に示されているIDパ
ターン6は、厚さが0.1μmで幅Wが20μmのセグ
メント7が、40μmのピッチをもって整列されて構成
されている。
【0014】なお、図1(c)に示されているように、
IDパターン6が形成されたウエハ1の第1主面2の上
にはシリコン酸化膜8が形成され、そのシリコン酸化膜
8の上には高濃度多結晶シリコン膜9が形成されてい
る。
【0015】本実施形態に係るIDパターン読取装置1
1は読取ステージ12を備えており、読取ステージ12
はウエハ1を第1主面2を上側に配置した状態で水平に
保持し得るように構成されている。読取ステージ12の
下方には赤外線照射装置13が設備されており、赤外線
照射装置13は光通信等で一般的に広く使用されている
1.55μmの波長の赤外線Rを照射するようになって
いる。ちなみに、シリコンの光の吸収端は約0.9μm
である。したがって、これよりも長い波長である1.5
5μmの赤外線はウエハ1を透過することになる。赤外
線照射装置13の光学的な前方位置には光ファイバー1
4が、読取ステージ12のウエハ1を斜光照明するよう
に配設されている。すなわち、赤外線照射装置13から
照射された赤外線Rは光ファイバー14に誘導されるこ
とにより、読取ステージ12のウエハ1に斜めから照射
するようになっている。
【0016】読取ステージ12の真下には、赤外線Rが
ウエハ1で散乱した散乱光Raを受光する赤外線CCD
テレビカメラ(以下、テレビカメラという。)15が設
備されており、テレビカメラ15は読取ステージ12に
おいて斜光照明されたウエハ1の識別コード5を暗視野
観察するように構成されている。テレビカメラ15には
IDパターン認識装置16が電気的に接続されている。
IDパターン認識装置16は画像処理装置等から構成さ
れ、テレビカメラ15からの撮像信号に基づいてウエハ
1に付されたIDパターン6を認識し得るように構成さ
れている。IDパターン認識装置16にはモニタ17が
接続されており、このモニタ17によりテレビカメラ1
5の撮映状況がモニタリングされるようになっている。
【0017】さらに、IDパターン認識装置16には識
別コード5を逐次記録するための記録手段としてのメモ
リー18が接続されており、メモリー18はIDパター
ン認識装置16によって認識されたIDパターン6を逐
次記録するように構成されている。メモリー18はコン
ピュータ等から構築されているデータ処理装置19に接
続されており、メモリー18に記録されたデータがデー
タ処理装置19によって随時読み出されるようになって
いる。なお、メモリー18はデータ処理装置19側に装
備してもよい。
【0018】次に、前記構成に係るIDパターン読取装
置11によって実施される本発明の一実施形態であるI
Dパターン読取方法を説明する。
【0019】プリアライメント装置(図示せず)におい
てオリフラ3を使用して位置合わせされたウエハ1は、
ロボット(図示せず)により読取ステージ12に搬送さ
れ、予め位置合わせされた姿勢をもって読取ステージ1
2上に移載される。読取ステージ12において、ウエハ
1は読取ステージ12により水平に支持されるととも
に、識別コード5がテレビカメラ15に光学的に正対さ
れる。
【0020】識別コード5がテレビカメラ15に正対さ
れると、図1(c)に示されているように、赤外線照射
装置13および光ファイバー14によって赤外線Rがウ
エハ1の第2主面に斜めに照射される。ウエハ1の第2
主面に照射された赤外線Rはウエハ1を透過するため、
ウエハ1の第1主面2側に形成されたIDパターン6に
照射する状態になる。IDパターン6は高濃度多結晶シ
リコン膜によって形成されているため、IDパターン6
に照射した赤外線Rは全反射する。また、IDパターン
6の上に形成されたシリコン酸化膜8を透過してIDパ
ターン6の背景を構成する高濃度多結晶シリコン膜9に
照射した赤外線Rも全反射する。しかし、赤外線Rは斜
めに照射されているため、全反射光Rbはテレビカメラ
15には全く入射しない。
【0021】ここで、IDパターン6は多数個のセグメ
ント7の集合によって構成されているため、無数のエッ
ジおよび隙間を有する。IDパターン6に斜めに照射さ
れた赤外線Rはこれらエッジに照射することにより、散
乱光Raを形成する。散乱光Raはウエハ1に正対した
テレビカメラ15に入射する。散乱光RaはIDパター
ン6の全面のセグメント7群において発生した状態にな
っているため、テレビカメラ15はIDパターン6を全
体的に撮影した状態になる。このとき、IDパターン6
の背景を構成する高濃度多結晶シリコン膜9からの全反
射光Rbはテレビカメラ15に全く入射しないため、テ
レビカメラ15はIDパターン6だけを鮮明に撮影する
ことになる。
【0022】テレビカメラ15によって鮮明に撮影され
たIDパターン6の画像は、IDパターン認識装置16
に送信される。IDパターン認識装置16は撮影したI
Dパターン6をパターンマッチング等の手法によって認
識することによって読み取る。そして、IDパターン6
が全て読み取られると、ウエハ1はロボット(図示せ
ず)により読取ステージ12から下ろされてローダ・ア
ンローダ(図示せず)に搬送され、ローダ・アンローダ
のカセット(図示せず)に収納される。
【0023】以上のようにして読み取られたIDパター
ン6は、IDパターン認識装置16に接続されているメ
モリー18に一時的に記録される。そして、この記録デ
ータが適宜利用されることにより、ウエハ1のデータ管
理や物流管理等が実質的にリアルタイムに実行されるこ
とになる。なお、テレビカメラ15による映像はモニタ
17に映し出され、作業者によって必要に応じて監視さ
れる。
【0024】前記実施の形態によれば、次の効果が得ら
れる。 ウエハの第1主面に予め形成されるIDパターンを
多数個のセグメントの集合によって構成することによ
り、IDパターンの全体において散乱光を発生させるこ
とができるため、IDパターンの背景に影響されずにI
Dパターンを光学的に観察することができ、その結果、
IDパターンの読取精度を高めることができる。
【0025】 ウエハの第1主面に予め形成されるI
Dパターンを多数個のセグメントの集合によって構成
し、ウエハの第2主面からIDパターンを赤外線で斜光
照明するとともに、ウエハの第2主面において散乱光を
採光(暗視野観察)することにより、全反射光の影響を
排除することができるため、IDパターンを鮮明に観察
することができ、その結果、IDパターンの読取精度を
より一層高めることができる。
【0026】 ウエハの第2主面側から背景に影響さ
れずにIDパターンを読み取ることにより、半導体プロ
セスを経るに従ってウエハの第1主面側に順次形成され
る薄膜に影響を受けずにIDパターンを読み取ることが
できるため、いずれの半導体プロセスにおいてもIDパ
ターンを正確に読み取ることができる。
【0027】 IDパターンを正確に読み取ることに
より、個々のウエハを正確に識別することができるた
め、半導体装置の製造工程における所謂前工程におい
て、各ウエハ毎に生産管理データや電気的特性に関する
測定値等のデータを管理し、もって、生産管理や製品の
特性解析、不良解析および異物解析や歩留り等を向上さ
せることができる。
【0028】図3は本発明の他の実施の形態であるID
パターン読取装置を示す模式図である。
【0029】本実施形態2が前記実施形態1と異なる点
は、テレビカメラ15がウエハ1の第1主面2側に配設
されている点にある。本実施形態2においても、IDパ
ターン6は多数個のセグメント7が微小な隙間Sをもっ
て配列されて構成されているため、セグメント7に照射
した赤外線Rは微小な隙間Sにおいて散乱する。この散
乱光Raはテレビカメラ15によって撮影することがで
きるため、多数個のセグメント7の集合によって構成さ
れたIDパターン6は、前記実施形態1と同様に読み取
ることができる。
【0030】さらに、本実施形態2においては、透過光
Rcを採取するテレビカメラ(以下、透過光用テレビカ
メラという。)15AによってIDパターン6を撮影す
ることができる。すなわち、赤外線RがIDパターン6
の隣合うセグメント7、7の微小な隙間SおよびIDパ
ターン6の周辺を透過した透過光Rcを透過光用テレビ
カメラ15Aによって採取することにより、多数個のセ
グメント7の集合によって構成されたIDパターン6
は、前記実施形態1と同様に読み取ることができる。
【0031】ちなみに、散乱光Raを採取したテレビカ
メラ15の画像および透過光Rcを採取した透過光用テ
レビカメラ15Aの画像は、いずれも同一のIDパター
ン6を撮影した画像であるため、IDパターン認識装置
16において両者の画像を照合することにより、IDパ
ターンの認識精度を高めることができる。
【0032】但し、第1主面2側のIDパターン6の上
層に赤外線Rを透過しない材質から成る薄膜、例えば、
金属膜9が形成されている場合には、IDパターン6の
セグメント7における散乱光Raおよび透過光Rcが当
該薄膜を透過することができないため、テレビカメラ1
5および15Aは散乱光Raおよび透過光Rcを正確に
撮影することができなくなり、その結果、IDパターン
6の読み取りは不可能となる。
【0033】なお、本実施形態2においては、ウエハ1
の第1主面2側にテレビカメラ15および15Aが配置
され、ウエハ1の第2主面側に赤外線照射装置13が配
置されているが、ウエハ1の第1主面2側に赤外線照射
装置13を配置し、ウエハ1の第2主面側にテレビカメ
ラ15および15Aが配置してもよい。
【0034】図4は本発明の他の実施形態であるIDパ
ターン付きウエハを示しており、(a)は全体を示す平
面図、(b)はIDパターンの拡大斜視図である。
【0035】本実施形態に係るIDパターン6は縁取り
パターン部10を有している点が、前記実施形態1と異
なる。この縁取りパターン部10はIDパターン6の輪
郭を強調し、識別精度を向上することに有効である。
【0036】図5は本発明の別の他の実施形態であるI
Dパターン付きウエハを示しており、(a)は全体を示
す平面図、(b)はペレットコードの部分拡大平面図で
ある。
【0037】本実施形態に係るウエハには、IDパター
ン6が各ペレット部4毎に形成されており、各IDパタ
ーン6はセグメント7群によって形成されている。
【0038】本実施形態によれば、同一のウエハ1内の
各ペレット部4に対応させて生産管理データや処理条件
データおよび検査結果データ等の履歴データファイルを
作成することができるため、半導体装置の生産方法にお
ける生産管理や特性解析、不良解析および異物解析の精
度を大幅に向上させることができ、ひいては半導体装置
の生産方法の歩留りや生産効率等を大幅に向上させるこ
とができる。
【0039】さらに、パッケージング後にペレットに故
障が発見された場合には、故障のペレットに付されたI
Dパターンから構成されたペレットコードを把握するこ
とにより、個々のペレットの故障原因等の解析を実施す
ることができ、しかも、履歴データファイルには各ウエ
ハ毎でかつ各ペレット部毎に履歴データが整理されてい
るため、各ペレット毎の故障解析が可能になり、高い解
析精度を達成することができる。
【0040】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0041】例えば、セグメントは微小な平板形状に形
成するに限らず、図6(a)に示されているように、ウ
エハ1の第1主面2に没設した穴7Aによって構成して
もよいし、図6(b)に示されているように、ウエハ1
の第1主面2に突設した凸部7Bによって構成してもよ
い。
【0042】また、セグメントはリソグラフィー処理お
よびエッチング処理によって形成するに限らず、レーザ
ー照射等によって形成してもよい。
【0043】IDパターンに照射する光は赤外線に限ら
ず、ウエハを透過する光であればよく、例えば、ハロゲ
ンランプのようにブロードな波長領域の光源を使用し
て、ウエハを透過した光を採取するように構成してもよ
い。
【0044】散乱光および透過光を採取する受光器とし
ては、テレビカメラ等のエリアセンサを使用するに限ら
ず、ラインセンサやホトマル等を使用してもよい。ライ
ンセンサ等が使用される場合には、照射光やラインセン
サ等を走査させてもよい。
【0045】例えば、IDパターンは英字や数字等によ
って構成するに限らず、バーコードやペリコード等によ
って構成してもよい。
【0046】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるシリコ
ンウエハの識別技術に適用した場合について説明した
が、それに限定されるものではなく、化合物半導体ウエ
ハの識別技術や液晶パネルの識別技術等の基板の識別技
術全般に適用することができる。
【0047】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0048】識別が必要な基板の第1主面に予め形成さ
れる識別パターンを多数個の小パターン部の集合によっ
て構成することにより、識別パターンの全体において散
乱光を発生させることができるため、識別パターンの背
景に影響されずに識別パターンを鮮明に観察することが
でき、その結果、正確に読み取ることができる。
【0049】識別が必要な基板の第1主面に予め形成さ
れる識別パターンを多数個の小パターン部の集合によっ
て構成し、基板の第2主面から識別パターンを基板を透
過する光で斜め照明するとともに、基板の第2主面にお
いて散乱光を採光することにより、全反射光の影響を排
除することができるため、識別パターンを鮮明に観察す
ることができ、正確に読み取ることができる。
【0050】識別が必要な基板の第2主面側から背景に
影響されずに識別パターンを読み取ることにより、プロ
セスを経るに従って基板の第1主面側に順次形成される
薄膜に影響を受けずに識別パターンを読み取ることがで
きるため、いずれのプロセスにおいても識別パターンを
正確に読み取ることができる。
【0051】識別パターンを正確に読み取ることによ
り、個々の基板を正確に識別することができるため、各
基板毎に生産管理データや電気的特性に関する測定値等
のデータを管理し、もって、生産管理や製品の特性解
析、不良解析および異物解析や歩留り等を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるIDパターン読取方
法を示しており、(a)はIDパターン付きウエハの斜
視図、(b)はIDパターンの拡大斜視図、(c)はI
Dパターン読取方法を説明するための一部省略正面図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態であるIDパターン読取装
置を示す模式図である。
【図3】本発明の他の実施の形態であるIDパターン読
取装置を示す模式図である。
【図4】本発明の他の実施形態であるIDパターン付き
ウエハを示しており、(a)は全体を示す平面図、
(b)はIDパターンの拡大斜視図である。
【図5】本発明の別の他の実施形態であるIDパターン
付きウエハを示しており、(a)は全体を示す平面図、
(b)はペレットコードの部分拡大平面図である。
【図6】(a)、(b)は本発明の他の実施形態である
セグメントを示す各拡大部分断面図である。
【符号の説明】
1…ウエハ(識別パターン付き基板)、2…第1主面、
3…オリエンテーションフラット(オリフラ)、4…ペ
レット部、5…識別コード、6…IDパターン(識別パ
ターン)、7…セグメント(小パターン)、7A…穴、
7B…凸部、8…シリコン酸化膜、9…高濃度多結晶シ
リコン膜(金属膜)、10…縁取りパターン部、11…
IDパターン読取装置(識別パターン読取装置)、12
…読取ステージ、13…赤外線照射装置、14…光ファ
イバー、15…赤外線CCDテレビカメラ(テレビカメ
ラ)、15A…透過光用テレビカメラ、16…IDパタ
ーン認識装置、17…モニタ、18…メモリー、19…
データ処理装置、R…赤外線(基板を透過可能な光)、
Ra…散乱光、Rb…全反射光、Rc…透過光。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1主面に識別のための識別パターンが
    形成されている基板において、 前記識別パターンは大きさが前記識別パターンよりも小
    さい小パターン部の集合によって構成されていることを
    特徴とする識別パターン付き基板。
  2. 【請求項2】 前記小パターン部は反射率または吸収率
    が第1主面と異なる材料が使用されて形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の識別パターン付き基
    板。
  3. 【請求項3】 前記識別パターンの外縁には、縁取りパ
    ターン部が前記小パターン部の集合を取り囲むように形
    成されていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の識別パターン付き基板。
  4. 【請求項4】 前記識別パターンが複数、前記第1主面
    に規則的に配置されていることを特徴とする請求項1、
    2または3に記載の識別パターン付き基板。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の識別パターン付き基板
    の前記識別パターンを読み取る識別パターン読取方法で
    あって、 前記基板を透過可能な光が前記基板の第2主面側から前
    記識別パターンに照射され、この光の照射による前記各
    小パターン部における散乱光が検出されて、前記識別パ
    ターンが読み取られることを特徴とする識別パターン読
    取方法。
  6. 【請求項6】 前記各小パターン部における散乱光の検
    出が、前記基板の第2主面側において実行されることを
    特徴とする請求項5に記載の識別パターン読取方法。
  7. 【請求項7】 前記各小パターン部における散乱光の検
    出が、前記基板の第1主面側において実行されることを
    特徴とする請求項5に記載の識別パターン読取方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の識別パターン付き基板
    の前記識別パターンを読み取る識別パターン読取方法で
    あって、 前記基板を透過可能な光が前記基板の第2主面側から前
    記識別パターンに照射され、この照射光の前記各小パタ
    ーン部の隙間および周辺を透過した透過光が前記基板の
    第1主面側で検出されて、前記識別パターンが読み取ら
    れることを特徴とする識別パターン読取方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の識別パターン付き基板
    の前記識別パターンを読み取る識別パターン読取装置で
    あって、 前記基板を透過可能な光が前記基板の第2主面側から前
    記識別パターンに照射され、この光の照射による前記各
    小パターン部における散乱光が検出されて、前記識別パ
    ターンが読み取られることを特徴とする識別パターン読
    取装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の識別パターン付き基
    板の前記識別パターンを読み取る識別パターン読取装置
    であって、 前記基板を透過可能な光が前記基板の第2主面側から前
    記識別パターンに照射され、この照射光の前記各小パタ
    ーン部の隙間および周辺を透過した透過光が前記基板の
    第1主面側で検出されて、前記識別パターンが読み取ら
    れることを特徴とする識別パターン読取装置。
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