JPH10247377A - タイムコード生成装置 - Google Patents

タイムコード生成装置

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Publication number
JPH10247377A
JPH10247377A JP5011397A JP5011397A JPH10247377A JP H10247377 A JPH10247377 A JP H10247377A JP 5011397 A JP5011397 A JP 5011397A JP 5011397 A JP5011397 A JP 5011397A JP H10247377 A JPH10247377 A JP H10247377A
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JP
Japan
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time code
signal
data
code generation
irig
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JP5011397A
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English (en)
Inventor
Masanori Kanzaki
雅令 神崎
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Sony Manufacturing Systems Corp
Original Assignee
Sony Precision Technology Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データレコーダに外部から供給されるIRI
G信号に基づいてタイムコードを生成するタイムコード
生成装置において、回路の小規模化・簡素化による低コ
スト化と、誤ったタイムコードの生成の防止と、汎用化
と、データ記録装置のシステムコントローラとのインタ
ーフェースの容易化とを図る。 【解決手段】 IRIG信号用入力端子Pinを介して
供給される信号SがIRIG信号であるか否かを、IR
IG信号のフォーマットの特徴に基づいて判別する処理
と、この処理によってIRIG信号であると判別した信
号Sのみをデコードしてタイムコードを生成する処理と
を実行する処理手段1を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばDAT(Di
gital Audio Taperecorder)技術を基礎とする磁気テー
プ装置のようなデータ記録装置において、入力データと
ともに記録されるサブコードの一内容であるタイムコー
ドを、データ記録装置の外部から供給されるタイムコー
ド生成用信号に基づいて生成する装置に関し、特に、回
路の小規模化・簡素化による低コスト化や、誤ったタイ
ムコードの生成の防止や、汎用化や、データ記録装置の
システムコントローラとのインターフェースの簡易化を
図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】リアルタイムに発生する大量のデータを
高速に記録する必要のある様々な適用分野(例えば、橋
梁の振動データや自動車の騒音データのような計測デー
タを多チャンネルで長時間記録する分野等)において使
用されるデータ記録再生装置として、DAT技術を基礎
とした磁気テープ装置が普及するに至っている。
【0003】こうした磁気テープ装置の一つに、一般に
データレコーダ(もしくはDigitalInstrumentation Rec
order)と呼ばれているものがある。このデータレコー
ダでは、1台のみを運転させて記録を行うだけでなく、
複数台を同期運転させることにより、1台のみの場合よ
りも多数のチャンネルで記録を行うことが可能である。
【0004】ところで、こうした磁気テープ装置におけ
るようにディジタルデータの記録を行う装置では、一般
に、当該データについての付帯情報であるサブコードを
作成し、このサブコードを当該データとともに記録媒体
の所定エリアに記録している。このサブコードの一内容
として、記録開始時からの経過時間(時間・分・秒)を
表す情報であるタイムコードがある。
【0005】データ記録装置を1台のみ運転させて記録
を行うのであれば、このタイムコードの生成は、当該装
置内のシステムコントローラの基準クロック信号に基づ
いて行えば足りる。
【0006】しかし、データレコーダのように複数台を
同期運転させる場合には、各データレコーダにおけるタ
イムコードを一致させるために、共通の信号を用いてタ
イムコードを生成する必要がある。
【0007】そこで、複数台のデータレコーダに共通の
信号を用いてタイムコードを生成させる手法の一つとし
て、図9に示すように、各データレコーダ11にIRI
G(Inter Range Instrumentation Group )信号用の入
力端子Pinを設け、IRIG信号を発生する信号発生
器12から、各データレコーダ11に入力端子Pinを
介してIRIG信号を供給するという手法が採用され
ている。
【0008】従来のこうした手法では、各データレコー
ダ内に、IRIG信号をディジタル変換した信号に基づ
いてタイムコードを生成する装置として、フリップフロ
ップ回路等を含むハードウェア回路のみから成る装置を
設けていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のタ
イムコード生成装置には、次のような不都合があった。 (1)回路が大規模化・複雑化し、コスト高になる。
【0010】(2)入力端子Pinを介して供給される
信号が真のIRIG信号であるか否かにかかわらず動作
してしまうので、IRIG信号以外の信号が供給された
場合に、その信号に基づいて誤ったタイムコードを生成
してしまうおそれがある。
【0011】(3)IRIG信号には周期の異なる複数
種類のものが存在しているが、ハードウェア回路のうち
には、そのうちの一種類にしか対応させることのできな
い回路が存在する。従って、供給されるIRIG信号の
種類が変わる毎に回路を変更しなければならなず、汎用
性に欠ける。また、予め複数の種類に対応した回路を設
けておくと、回路がますます大規模化・複雑化してしま
う。
【0012】(4)生成したタイムコードを、ハードウ
ェア回路からデータレコーダのシステムコントローラに
送るようになるので、タイムコードの伝送のためのイン
ターフェースが複雑になる。
【0013】この発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、IRIG信号のようなデータ記録装置の外部から供
給される所定のフォーマットのタイムコード生成用信号
に基づいてタイムコードを生成するタイムコード生成装
置において、回路の小規模化・簡素化による低コスト化
と、誤ったタイムコードの生成の防止と、汎用化と、デ
ータ記録装置のシステムコントローラとのインターフェ
ースの簡易化とを図ったものを提供しようとするもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るタイムコー
ド生成装置は、データ記録装置に外部から供給される所
定のフォーマットのタイムコード生成用信号に基づいて
タイムコードを生成するタイムコード生成装置におい
て、供給される信号が真のタイムコード生成用信号であ
るか否かを、真のタイムコード生成用信号のフォーマッ
トの特徴に基づいて判別する処理と、この処理によって
真のタイムコード生成用信号であると判別した信号をデ
コードしてタイムコードを生成する処理とを実行する処
理手段を備えたことを特徴としている。
【0015】データ記録装置に信号が供給されると、処
理手段は、その信号が真のタイムコード生成用信号であ
るか否かを、真のタイムコード生成用信号のフォーマッ
トの特徴に基づいて判別し、真のタイムコード生成用信
号であると判別した場合にのみ、その信号をデコードし
てタイムコードを生成する。これにより、真のタイムコ
ード生成用信号以外の信号が供給された場合にも、その
信号に基づいて誤ったタイムコードが生成される事態が
防止される。
【0016】また、こうした処理手段は、例えば専用の
マイクロコンピュータを設けて上記処理を内容とするプ
ログラムを実行させることにより構成される。従って、
回路が小規模化・簡素化されるので、低コスト化が図ら
れる。
【0017】また、こうしたマイクロコンピュータによ
る処理は、タイムコード生成用信号がIRIG信号のよ
うに周期の異なる複数種類のものが存在するものである
場合にも、回路構成を変更することなく、いずれの種類
のものにも対応させることが可能である。従って、汎用
性をも有するようになる。
【0018】そして、生成したタイムコードをこのマイ
クロコンピュータからデータ記録装置のシステムコント
ローラ内に送れば足りる(即ちマイクロコンピュータ同
士の間で伝送すれば足りる)ので、インターフェースが
簡単になる。
【0019】尚、データ記録装置のシステムコントロー
ラの処理能力に余裕がある場合には、こうした処理手段
を、システムコントローラ自身に上記処理を内容とする
プログラムを実行させることによって構成するようにし
てもよい。そうすることにより、回路の一層の小規模化
・簡素化と、インターフェースの一層の容易化が図られ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施例を詳細に説明する。図1は、本発明に係るタイ
ムコード生成装置の回路構成の一例を示す。このタイム
コード生成装置はデータレコーダ内に設けられており、
マイクロコンピュータ1が、バス2を介してデータレコ
ーダの各部(システムコントローラや磁気テープのドラ
イブ機構や表示ユニット等)(図示せず)に接続されて
いる。
【0021】マイクロコンピュータ1は、タイマ3から
供給されるクロック信号ckを基準クロックとして、メ
モリ4(タイムコード生成のための処理プログラムを記
憶したROMと、入力データや処理途中の中間データを
記憶するためのRAM)との間でプログラムの読み出し
及びデータの授受を行いつつ、タイムコード生成装置の
各部を制御してタイムコードの生成を行う。
【0022】データレコーダのIRIG信号用入力端子
Pinを介してデータレコーダの外部から供給された信
号Sは、このタイムコード生成装置内のセレクタ5のa
入力に入力される。
【0023】IRIG信号自体は周知の信号であり、そ
のフォーマットの一例(IRIG STANDARD FORMAT Bに従う
IRIG−Bのフォーマット)の概要を示すと、図2の
通りである。信号の開始を示す所定のポジションビット
P0の後に、秒を表すSECONDSデータ、ポジショ
ンビットP1、分を表すMINUTESデータ、ポジシ
ョンビットP2、時間を表すHOURデータ、ポジショ
ンビットP3、日を表すDAYデータ(その途中にポジ
ションビットP4が挟まれている)、ポジションビット
P5が続いている。
【0024】SECONDSデータは、秒の値の1の位
をBCD(2進化10進符号)で表現するための4つの
ビットデータ(最下位のビットデータ1と、それに続く
位のビットデータ2,4,8)と、秒の値の10の位を
BCDで表現するための3つのビットデータ(ビットデ
ータ10,20と、最上位のビットデータ40)とから
成っている。MINUTESデータ,HOURデータ,
DAYデータも、同様にそれぞれの位を表現するための
ビットデータから成っている。
【0025】ポジションビットP5の後には、所定のC
ONTROL FUNCTIONSデータ及びSTRA
IGHT BINARY SECONDSデータが、ポ
ジションビットP6〜P9を挟みつつ続いている。そし
て、再びポジションビットP0が現れ、次の周期のIR
IG−Bが繰り返される。
【0026】図3は、各ビットデータのパターン(ビッ
ト‘1’,‘0’のパターン)と、各ポジションビット
P0〜P9におけるパターン(ビット‘P’のパター
ン)とを示す。
【0027】各ビット‘1’,‘0’,‘P’は、それ
ぞれ、直流成分のオフセットレベル(ゼロクロスレベ
ル)V0を中心として、所定の振幅レベルVmの大振幅
の正弦波と、それに続く所定の振幅レベルVsの小振幅
の正弦波との合計10周期分の正弦波から成っている。
【0028】各正弦波の周期は相互に等しくなっている
(換言すれば、波形のレベルの瞬時値がゼロクロスレベ
ルV0となるタイミング同士の間隔(ゼロクロス間タイ
ム)は一定になっている)。そして、大振幅の正弦波と
小振幅の正弦波との周期数の内訳は、ビット‘1’では
5ずつ、ビット‘0’では2と8、ビット‘P’では8
と2になっている。
【0029】ポジションビットP0は、こうしたパター
ンのビット‘P’が2つ連続することにより形成されて
いる。他方、ポジションビットP1〜P9は、それぞれ
1つのビット‘P’から成っている。
【0030】IRIG−Bには、1周期の長さが0.1
秒,1秒,10秒,1分,1時間の5種類のもの(タイ
プA,B,C,D,E)が存在している。図2はそのう
ち1周期の長さが1秒のもの(タイプB)のフォーマッ
トを示しているが、残りのタイプのものも、1周期の長
さが異なっているのみであり、フォーマット自体は図2
に示したものと全く同じである。
【0031】図1に戻り、セレクタ5のb入力は接地さ
れており、セレクタ5の出力はオペアンプ6の−入力に
入力される。オペアンプ6の+入力には、IRIG−B
をオフセセットするために、基準電圧Vを抵抗分圧した
信号が入力される。オペアンプ6の出力は、A/Dコン
バータ7によりディジタル変換された後、マイクロコン
ピュータ1に送られる。
【0032】次に、マイクロコンピュータ1が実行する
タイムコード生成処理を説明する。図4は、このタイム
コード生成処理の一例を示すフローチャートである。最
初に、セレクタ5にb入力(グランド)を選択させ、A
/Dコンバータ7を経て供給されるオペアンプ6の出力
(+入力に供給されているオフセット用の抵抗分圧)
を、ゼロクロスレベルV0として検出する(ステップS
1)。
【0033】続いて、セレクタ5にa入力を選択させ、
A/Dコンバータ7を経て供給されるオペアンプ6の出
力レベルがゼロクロスレベルV0以外になるまで待機す
る(ステップS2)。
【0034】入力端子Pinを介して何らかの信号Sが
セレクタ5のa入力に入力すると、この出力レベルがゼ
ロクロスレベルV0以外になるので、当該信号Sの大振
幅,小振幅の振幅レベルを検出する(ステップS3)。
【0035】この振幅レベルの検出方法としては、一例
として、図7に示すように、各ゼロクロスレベルタイミ
ング間でA/Dコンバータ7のサンプリングタイミング
毎に当該信号Sのピークデータを更新する割り込み処理
を実行し、そのピークデータを振幅レベルとして検出す
るようにすればよい。
【0036】このステップS3の目的は、当該信号S
を、大振幅,小振幅の2通りの振幅レベルを持つもので
あるか否かという観点からIRIG−Bであるか否か判
別すること、及び、検出した振幅レベルを、以下の処理
において大振幅と小振幅との識別のために用いることに
ある。
【0037】尚、具体的な振幅レベルを検出する代わり
に、予想される大振幅,小振幅の振幅レベルの中間に閾
値を設定しておき、この閾値を越える振幅レベルと越え
ない振幅レベルとがあるとき、大振幅,小振幅の振幅レ
ベルを持つとみなすようにしてもよい。そうすることに
より、以下の処理において当該信号Sの振幅レベルに多
少の変動が生じた場合にも、大振幅と小振幅とを識別す
ることができるようになる。
【0038】続いて、当該信号Sのゼロクロス間タイム
を検出する(ステップS4)。ゼロクロス間タイムの検
出方法としては、一例として、ゼロクロスレベルタイミ
ング間のA/Dコンバータ7のサンプリング回数をタイ
マ(カウンタ)により求めるようにすればよい。
【0039】このステップS4の目的は、当該信号S
を、各ゼロクロス間タイムの一定性という観点からIR
IG−Bであるか否か判別すること、及び、マイクロコ
ンピュータ1の動作を、カウンタのカウント値に基づい
て当該信号Sと同期させることにある。
【0040】各ゼロクロス間タイムが一定か否かの判断
方法としては、一例として、今度はカウントしたサンプ
リング回数をモジュロとしてゼロクロスレベルタイミン
グからカウンタを走らせ、カウント値が0に戻ったタイ
ミング毎に、当該信号Sの振幅レベルの瞬時値がゼロク
ロスレベルV0であるか否かを判断するようにすればよ
い。
【0041】続いて、当該信号Sのビットデータ間の時
間の検出と、各ビットデータの大振幅,小振幅の数及び
順番の検出とを行う(ステップS5)。ビットデータ間
の時間の検出方法としては、一例として、小振幅から大
振幅へ変化するタイミングから、次に小振幅から大振幅
へ変化するタイミングまで、A/Dコンバータ7のサン
プリング回数をカウンタにより求める。図3に示したよ
うに、IRIG−Bの各ビット‘1’,‘0’,‘P’
では必ず大振幅の後に小振幅が続くので、ビットデータ
の切り替わりでは、図8に示すように、逆に小振幅から
大振幅への変化が起こる。従って、この変化のタイミン
グ間の時間を求めることにより、ビットデータ間の時間
が検出される。
【0042】各ビットデータの大振幅,小振幅の数及び
順番の検出においては、図3に示したように、ビット
‘1’では大振幅5に続いて小振幅5、ビット‘0’で
は大振幅2に続いて小振幅8、ビット‘P’では大振幅
8に続いて小振幅2というように検出される。
【0043】このステップS5の目的は、当該信号S
を、ビットデータ間の時間の一定性及び大振幅,小振幅
の数及び順番という観点からIRIG−Bであるか否か
判別すること、及び、以下の処理において、ビットデー
タの切り替わりを、カウンタのカウント値に基づいて時
間として管理することにある。
【0044】各ビットデータ間の時間の一定性の判断方
法としては、一例として、今度はカウントしたサンプリ
ング回数をモジュロとして小振幅から大振幅への変化の
タイミングからカウンタを走らせ、カウント値が0に戻
ったタイミング毎に、小振幅から大振幅への変化があっ
たか否かを判断するようにすればよい。
【0045】続いて、ポジションビットP0を検出する
(ステップS6)。ポジションビットP0の検出方法と
しては、前述のようにポジションビットP0だけが連続
する2つのビット‘P’から成っているので、ビット
‘P’が2つ続いたか否かを判断する。
【0046】このステップS6の目的は、当該信号S
を、ポジションビットP0の有無という観点からIRI
G−Bであるか否か判別すること、及び、ポジションビ
ットP0の検出を合図として以下のデコード処理を開始
することにある。
【0047】続いて、ステップS3,S4,S5または
S6のいずれかのステップで入力信号がIRIG−Bで
ないと判別されたか否かを判断し(ステップS7)、I
RIG−Bでないと判別されている場合には、エラーが
あった(当該信号SがIRIG−Bでなかった)とみな
し、直ちに処理を終了してスタートに戻る。他方、ステ
ップS3,S4,S5またはS6のいずれのステップで
も入力信号がIRIG−Bであると判別された場合に
は、「SECONDSデータデコード」ルーチン(ステ
ップS8)に進む。
【0048】図5は、「SECONDSデータデコー
ド」ルーチンの一例を示すフローチャートである。 最
初に、ポジションビットP0に続くSECONDSデー
タ中の最初の(最下位の)ビットデータ1の値が
‘1’,‘0’のいずれであるかを判断する(ステップ
S21)。
【0049】‘1’であれば、タイムコード中の秒に関
する情報を記録するレジスタSECONDS(初期値
0)の値を1だけインクリメントし(ステップS2
2)、ビットデータの切り替わりを管理するカウンタの
カウント値がゼロに戻るまで(即ち次の位のビットデー
タ2に切り替わるまで)待機する(ステップS23)。
他方、‘0’であれば、そのままステップS23に進
む。
【0050】カウント値がゼロに戻ると、ビットデータ
2の値が‘1’,‘0’のいずれであるかを判断する
(ステップS24)。‘1’であれば、レジスタSEC
ONDSの値を2だけインクリメントし(ステップS2
5)、カウント値が再びゼロに戻るまで(即ち次の位の
ビット4に切り替わるまで)待機する(ステップS2
6)。他方、‘0’であれば、そのままステップS26
に進む。
【0051】以下、SECONDSデータ中の各位のビ
ットデータ4,8,10,20,40について、同様な
処理を施す。これにより、SECONDSデータと一致
した内容の秒情報がレジスタSECONDS内に得られ
る。
【0052】図4に戻り、「SECONDSデータデコ
ード」ルーチンの終了後、SECONDSデータに続く
ポジションビットであるポジションビットP1を検出し
たか否かを判断する(ステップS9)。ポジションビッ
トP1が検出されなかった場合は、エラーがあった(当
該信号SがIRIG−Bでなかった)とみなし、処理を
終了してスタートに戻る。他方、ポジションビットP1
が検出されると、「MINUTESデータデコード」ル
ーチン(ステップS10)に進む。
【0053】「MINUTESデータデコード」ルーチ
ンは、一例として図6に示すとおりであり、「SECO
NDSデータデコード」ルーチンと同様の内容であるの
でその説明は省略する。この「MINUTESデータデ
コード」ルーチンにより、MINUTESデータと一致
した内容の秒情報がレジスタMINUTES内に得られ
る。
【0054】この「MINUTESデータデコード」ル
ーチンの終了後、MINUTESデータに続くポジショ
ンビットであるポジションビットP2を検出したか否か
を判断する(ステップS11)。検出されなかった場合
は処理を終了してスタートに戻り、他方検出されると、
「MINUTESデータデコード」ルーチン(ステップ
S12)に進む。
【0055】「HOURデータデコード」ルーチンも、
「SECONDSデータデコード」ルーチン及び「MI
NUTESデータデコード」ルーチンと同様の内容なの
で、図示及び説明は省略する。
【0056】これらのルーチンにより、現在の周期のI
RIG−B中のHOURデータ,MINUTESデー
タ,SECONDSデータと一致した内容の時・分・秒
のタイムコードがリアルタイムに得られる。
【0057】以下、各ポジションビットP3〜P9を検
出し(ステップS13)(これらのポジションビットが
検出されなかった場合にも処理を終了してスタートに戻
るようにしてもよい)、再びポジションビットP0を検
出すると(即ち次の周期のIRIG−Bが開始すると)
(ステップS14)、「SECONDSデータデコー
ド」ルーチン(ステップS8)に戻り、「SECOND
Sデータデコード」以下の処理を繰り返す。このように
して、各周期のIRIG−Bから時・分・秒のタイムコ
ードが順次リアルタイムに生成される。
【0058】このタイムコードは、マイクロコンピュー
タ1からバス2を介してシステムコントローラに供給さ
れる。システムコントローラでは、このタイムコードを
サブコードの一内容としてデータとともに磁気テープに
記録する他に、このタイムコードに基づいて記録開始時
からの経過時間を表示ユニットに表示したり、あるいは
このタイムコードを複数台のデータレコーダの同期運転
時における共通の基準クロック信号として用いたりする
ことができる。
【0059】尚、図4のタイムコード処理において、D
AYデータもHOURデータ,MINUTESデータ,
SECONDSデータと同様にデコードすることによ
り、日・時・分・秒のタイムコードを生成するようにし
てもよい。
【0060】また、以上の実施例ではIRIG−Bに基
づくタイムコードの生成に本発明を適用しているが、I
RIG−B以外のフォーマットのIRIG信号に基づい
てタイムコードを生成する場合や、IRIG信号以外の
適宜のフォーマットのタイムコード生成用信号に基づい
てタイムコードを生成する場合に本発明を適用してもよ
い。その場合にも、それぞれのタイムコード生成用信号
のフォーマットの特徴に基づき、入力信号が真のタイム
コード生成用信号であるか否かの判別を行うようにすれ
ばよい。
【0061】また、以上の実施例ではタイムコード生成
処理を実行させるために専用のマイクロコンピュータを
設けているが、システムコントローラの処理能力に余裕
がある場合は、専用のマイクロコンピュータを設けるこ
となくシステムコントローラ自身にタイムコード生成処
理を実行させるようにしてもよい。
【0062】また、以上の実施例ではデータレコーダに
本発明を採用しているが、データレコーダ以外の磁気テ
ープ装置や、それ以外のデータ記録装置(例えば磁気デ
ィスク装置等)に本発明を採用してもよい。また、本発
明は、以上の実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱する
ことなく、その他様々の構成をとりうることはもちろん
である。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るタイムコー
ド生成装置によれば、データ記録装置にタイムコード生
成用信号の入力端子を介して入力される信号が真のタイ
ムコード生成用信号である場合にのみ、その信号に基づ
いてタイムコードが生成される。従って、真のタイムコ
ード生成用信号以外の信号に基づいて誤ったタイムコー
ドが生成される事態を防止することができる。
【0064】また、マイクロコンピュータに処理プログ
ラムを実行させることにより構成されるので、(ア)回
路を小規模化・簡素化してデータ記録装置全体を低コス
ト化することができ、(イ)タイムコード生成用信号が
IRIG信号のように周期の異なる複数種類のものが存
在するものである場合にも、回路構成を変更することな
くいずれの種類のものにも対応させることが可能でなの
で、汎用性を有し、(ウ)データ記録装置のシステムコ
ントローラとのインターフェースも簡単になる。
【0065】尚、データ記録装置のシステムコントロー
ラの処理能力に余裕がある場合には、システムコントロ
ーラ自身に上記処理プログラムを実行させることによ
り、回路の一層の小規模化・簡素化と、インターフェー
スの一層の容易化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイムコード生成装置の一例を示
す回路構成図である。
【図2】IRIG信号のフォーマットの一例を示す図で
ある。
【図3】IRIG信号を構成する各ビットのパターンを
示す図である。
【図4】図1のマイクロコンピュータが実行する処理の
一例を示すフローチャートである。
【図5】図1のマイクロコンピュータが実行する処理の
一例を示すフローチャートである。
【図6】図1のマイクロコンピュータが実行する処理の
一例を示すフローチャートである。
【図7】信号の振幅レベルの検出方法の一例を示す図で
ある。
【図8】IRIG信号中のビットデータの切り替わり箇
所の一例を示す図である。
【図9】複数台のデータレコーダに共通のIRIG信号
が供給される様子を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ、 2 バス、 3 タイ
マ、 4 メモリ、 5セレクタ、 6 オペアンプ、
7 A/Dコンバータ、 11 データレコーダ、
12 信号発生器、 Pin IRIG信号用入力端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ記録装置に外部から供給される所
    定のフォーマットのタイムコード生成用信号に基づき、
    該データ記録装置にデータとともに記録すべきタイムコ
    ードを生成するタイムコード生成装置において、 供給される信号が前記タイムコード生成用信号であるか
    否かを、前記フォーマットの特徴に基づいて判別する処
    理と、 前記処理によって前記タイムコード生成用信号であると
    判別した信号をデコードしてタイムコードを生成する処
    理とを実行する処理手段を備えたことを特徴とするタイ
    ムコード生成装置。
  2. 【請求項2】 データ記録装置に外部から供給されるI
    RIG信号に基づき、該データ記録装置にデータととも
    に記録すべきタイムコードを生成するタイムコード生成
    装置において、 供給される信号がIRIG信号であるか否かの判別を、
    少なくとも、該信号のレベルの瞬時値がゼロクロスレベ
    ルとなるタイミング同士の間隔の検出と、該信号の振幅
    のピークレベルの検出とに基づいて行う処理と、 前記処理によってIRIG信号であると判別した信号を
    デコードしてタイムコードを生成する処理とを実行する
    処理手段を備えたことを特徴とするタイムコード生成装
    置。
JP5011397A 1997-03-05 1997-03-05 タイムコード生成装置 Pending JPH10247377A (ja)

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