JPH10247299A - 車両の走行制御装置及び車両の走行制御システム - Google Patents
車両の走行制御装置及び車両の走行制御システムInfo
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- JPH10247299A JPH10247299A JP4947097A JP4947097A JPH10247299A JP H10247299 A JPH10247299 A JP H10247299A JP 4947097 A JP4947097 A JP 4947097A JP 4947097 A JP4947097 A JP 4947097A JP H10247299 A JPH10247299 A JP H10247299A
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Abstract
受けて不安定な走行状態にならないように、適切なタイ
ミングで且つ適切な走行速度を運転者に告知、又は速度
制御部に出力して、車両が安全に走行できるようにす
る。 【解決手段】 車両に設置され、路車間通信により外部
から送信された現在車両が走行しているトンネルの出口
付近の風情報を受信する受信機1と、受信機1により受
信された風情報に基いて、処理部2は車両がトンネル出
口付近の風を受けても安全に走行できる安全速度を検出
し、現在の車両の速度と安全速度とを比較して、車両の
速度が安全速度よりも大きい時に、警報を出力し、また
安全速度まで速度制御させる情報をクルーズECU64
に出力する。
Description
ンネル出口において横風を受けて不安定な走行状態にな
らないように、適切な走行速度を運転者に告知、又は速
度制御部に出力できる車両の走行制御装置及び車両の走
行制御システムに関する。
において横風を受けて走行が不安定にならないように、
吹き流しや表示盤等により例えば「横風注意」、「風速
15m」等の風情報が提供されており、運転者はそれら
の情報を基に速度を落とす等の処置をしていた。
報により車両が減速しなければならない安全な速度は運
転者の経験と勘に頼ることになる。また、運転者が風情
報を受信した時の車両の位置とトンネル出口の位置関係
が一定していないので、例えば運転者が風情報をトンネ
ル入口の手前で認識し、この時点でブレーキを踏んで減
速させると、トンネルの出口のかなり手前で既に所定の
速度まで減速してしまったり、逆に、減速の開始が遅れ
るとトンネルの出口で所定の速度にまで減速できないと
いう問題がある。
おいて横風を受けて不安定な走行状態にならないよう
に、適切なタイミングで且つ適切な走行速度を運転者に
告知、又は速度制御部に出力することにより、車両が安
全に走行できる車両の走行制御装置を提供することを目
的とする。
に本発明は、車両に設置され、路車間通信により外部か
ら送信された現在車両が走行しているトンネルの出口付
近の風情報を受信する受信手段と、前記受信手段により
受信された前記風情報に基いて、前記車両が前記トンネ
ル出口付近の風を受けても安全に走行できる状態に前記
車両の走行を抑制する抑制手段とを備えたことを特徴と
するものである。
れ、所定の警報情報で警報を行う警報手段と、前記トン
ネルの出口付近の風速が規定風速以上である時に警報情
報を前記警報手段に出力する警報出力手段とを備えたも
のであることを特徴とするものである。また、前記抑制
手段は、車両内に設けられ、所定の警報情報で警報を行
う警報手段と、前記車両の速度を検出する車速センサ
と、前記トンネルの出口付近の風情報に基いて前記車両
の走行の安全速度を検出する安全速度検出手段と、前記
車速センサにより検出された前記車両の速度と前記安全
速度検出手段により検出された安全速度とを比較する比
較手段と、前記比較手段の比較結果により、前記車両の
速度が前記安全速度よりも大きい時に、該安全速度に応
じた警報情報を前記警報手段へ出力する警報出力手段と
を備えたものであることを特徴とするものである。
れ、所定の警報情報で警報を行う警報手段と、前記受信
手段により受信された前記風情報に基いて、前記トンネ
ル出口付近における風向きに対応した前記車両の走行車
線上の位置を検出し、該位置に応じた警報情報を前記警
報手段へ出力する警報出力手段とを備えたものであるこ
とを特徴とするものである。
ー、音声を発するスピーカ、又は/及び警報内容を表示
する表示手段から構成され、速度注意、風向、風速、安
全速度、減速警告、車両位置警告等の警報情報を車両の
運転者に知らせるものであることを特徴とするものであ
る。また、前記抑制手段は、前記車両の速度を検出する
車速センサと、前記トンネルの出口付近の風情報に基い
て前記車両の走行の安全速度を検出する安全速度検出手
段と、前記車速センサにより検出された前記車両の速度
と前記安全速度検出手段により検出された安全速度とを
比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果により、
前記車両の速度が前記安全速度よりも大きい時に、前記
トンネル内を走行中の車両の速度が、少なくとも前記ト
ンネル出口付近において前記安全速度算出手段により算
出された安全速度以下になるように、前記車両の速度を
制御する速度制御手段とを備えたものであることを特徴
とするものである。
記トンネル内の所定位置にある時点から減速を開始し、
前記トンネルの出口付近において減速が完了するように
制御するものであることを特徴とするものである。ま
た、前記車両が減速を開始するトンネル内の所定位置
は、前記車速センサにより検出された前記車両の速度に
応じて変化するものであることを特徴とするものであ
る。
ロットルバルブの開度を調整して前記車両の速度を制御
するスロットル制御手段であることを特徴とするもので
ある。また、前記速度制御手段は、前記車両のブレーキ
圧を調整して前記車両の速度を制御するブレーキ制御手
段であることを特徴とするものである。
段と、地図データを読み込む地図データ読込手段と、前
記地図データと前記自車位置データとから表示手段に地
図と該地図上における自車位置を表示するナビゲーショ
ン装置を備え、前記位置検出手段により検出された車両
の位置に対応する地図データに基づき、前記車両が走行
中のトンネルを特定するトンネル特定手段を有すること
を特徴とするものである。
れた前記トンネルに関するトンネル情報を前記地図デー
タに基いて取得するトンネル情報取得手段を備えたこと
を特徴とするものである。また、前記トンネル情報は、
前記トンネルの長さ、入口位置及び出口位置であること
を特徴とするものである。
車両が前記トンネルの出口より抜け出る前の位置に対応
するものであって、前記抑制手段は、前記トンネル情報
取得手段により取得された前記トンネルの長さと、前記
車両がトンネルの入口に到達した時からの走行距離との
差分が予め定められた距離と等しくなった時、前記車両
が前記所定位置にあるものと判断するものであることを
特徴とするものである。
車両が前記トンネルの出口より抜け出る前の位置に対応
するものであって、前記抑制手段は、前記車両の位置を
検出する自立型位置検出手段を備え、前記自立型位置検
出手段により検出された前記車両の位置と、前記トンネ
ル情報取得手段により取得されたトンネルの出口位置と
の差分に基づいた距離が予め定められた距離と等しくな
った時、前記車両が前記所定位置にあるものと判断する
ものであることを特徴とするものである。
前記車両の近傍の照度を検出する照度センサを備え、前
記照度センサが明から暗への急激な照度変化を検知した
時に、前記車両がトンネル入口に到達したことを検出す
るものであることを特徴とするものである。また、前記
抑制手段は、前記車両の位置を検出するGPS位置検出
手段を備え、前記GPS位置検出手段が前記GPSから
の電波を受信できなくなった時に、前記車両がトンネル
入口に到達したことを検出するものであることを特徴と
するものである。
た風量計と、前記風量計により計測された前記トンネル
の出口付近の風情報をトンネル内へ無線出力する送信手
段と、車両に設置され、路車間通信により外部から送信
された現在車両が走行しているトンネルの出口付近の風
情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信さ
れた前記風情報に基いて、前記車両が前記トンネル出口
付近の風を受けても安全に走行できる状態に前記車両の
走行を抑制する抑制手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
御装置の構成を示すブロック図である。また、図2は本
発明の第1の実施例の車両の走行制御装置の処理部の行
う処理を示すフローチャートである。以下、図に従って
説明する。尚、本例はトンネル出口付近の風情報を基
に、風速が規定風速を超えているか否かを判断して必要
に応じて運転者に警告を発するものである。
車間通信で送信されたトンネル出口付近の風情報(風
向、風速)を受信する受信機である。2は受信機1によ
り受信された風情報及び車速に基いて車両の安全走行の
ための指示を出力部3に出力する処理部である。3は車
両のインパネ等に設けられ、処理部2の指示に基いて表
示、警告及び制御を行う出力部で、必要なメッセージを
表示する表示部31、警報を発するブザー等の警報器3
2、音声により警報を発するスピーカ33で構成され
る。5は自車の走行速度を検出する車速センサである。
を用いて説明する。尚、本処理は風情報が受信された時
点から開始する。ステップS11では、風情報を受信し
てステップS12に移る。つまり、受信機1により路車
間通信で送信されているトンネル出口付近の風情報(風
向、風速)を受信して処理部2に送る。
を判断して規定風速以上ならばステップS13に移り、
規定風速未満ならば処理を終える。つまり、受信機1に
より受信した風速が予め処理部2に記憶されている自車
の走行に支障のない風速(規定風速)と比較して判断す
る。この規定風速は車両の構造(車種により決まる)に
より決まっている。
ップS14に移る。つまり、処理部2は受信した風情報
を表示部31上に表示するように指示する。表示部31
は風情報である風向、風速を表示部31に例えば「左方
より15m/s」等と表示する。ステップS14では、
速度注意警告を表示してステップS15に移る。つま
り、「速度注意」、「減速せよ」等の警告を表示部31
上に表示する。
発生させてステップS16に移る。つまり、ブザー等の
警報器32を鳴らし、運転者に注意を喚起する。ステッ
プS16では、音声による警告を行って処理を終える。
つまり、スピーカ33により「減速せよ」と警告する。
以上のように本実施例では、トンネル出口付近の風情報
を受信して、必要に応じて運転者に注意を喚起できる。
制御装置の処理部の行う処理を示すフローチャートであ
る。以下、図に従って説明する。尚、本例はトンネル出
口付近の風情報を基に、安全な走行速度(安全速度)を
算出して自車速度と安全速度を比較して、必要に応じて
運転者に警告を発するものである。また、システム構成
は第1の実施例と同じであるので説明は省略する。
テップS22に移る。つまり、受信機1により路車間通
信で送信されているトンネル出口付近の風情報(風向、
風速)を受信する。ステップS22では、安全速度V1
を算出してステップS23に移る。つまり、トンネル出
口付近の風向及び風速を基にトンネル出口における安全
速度V1を算出する。尚、安全速度V1は予め処理部2
内のメモリに記憶されている風向き(横風)及び風速と
の関連マップから読み出す。
速度V1よりも大きいか否かを判断して大きければステ
ップS24に移り、大きくなければ処理を終える。つま
り、風向き(横風)及び風速を基に算出されたトンネル
出口における安全速度V1と現在の車速V0を比較す
る。ステップS24では風情報を表示してステップS2
5に移る。つまり、処理部2は受信機1により受信した
風情報を表示部31上に表示するように指示する。表示
部31は風情報である風向、風速を表示部31に例えば
「左方より15m/s」等と表示させる。
意警告を表示してステップS26に移る。つまり、「安
全速度40km/h」、「現在速度60km/h」、
「減速せよ」等の警告を表示部31上に表示させる。ス
テップS26では、警報音を発生させてステップS27
に移る。つまり、現在速度V0が安全速度V1を超えて
危険であるのでブザー等の警報器32を鳴らす。
って処理を終える。つまり、スピーカ33により「40
km/hまで減速せよ」と警告する。以上のように本実
施例では、トンネル出口付近の風情報を基に、安全な走
行速度(安全速度)を算出して現在速度と安全速度を比
較して、必要に応じて運転者に警告できる。
制御装置の処理部の行う処理を示すフローチャートであ
る。以下、図に従って説明する。尚、本例はトンネル出
口付近の風情報を基に、トンネル出口において自車が走
行すべき走行車線上の位置を運転者に報知するものであ
る。また、システム構成は第1の実施例と同じであるの
で説明は省略する。
テップS32に移る。つまり、受信機1により路車間通
信で送信されているトンネル出口付近の風情報(風向、
風速)を受信する。ステップS32では、風向きが左か
否かを判断して風向きが左ならばステップS33に移
り、風向きが右ならばステップS37に移る。つまり、
処理部2は受信機1により受信したトンネル出口付近の
風向から判断する。
表示(左によれ等)してステップS34に移る。つま
り、トンネル出口において横風を受けて車両が流され、
例えばガードレールに衝突してしまうのを考慮して予め
トンネル出口の手前で車線内の安全位置に寄るように、
例えば「左によれ」と表示して運転者に警告する。尚、
車線中の車両位置を図にして表示部31上に表示するよ
うにしてもよい(図8の警告表示、走行位置表示参
照)。
ップS35に移る。つまり、処理部2は受信した風情報
を表示部31上に表示するように指示する。表示部31
は風情報である風向、風速を表示部31に例えば「左方
より15m/s」等と表示する。ステップS35では、
警報音を発生させてステップS36に移る。つまり、ブ
ザー等の警報器32を鳴らし、運転者に警告する。
って処理を終える。つまり、スピーカ33により「左に
よれ」と警告する。ステップS37では、車線内の安全
位置を表示(右によれ等)してステップS34に移る。
つまり、トンネル出口において横風を受けて車両が流さ
れることを考慮して予めトンネル出口の手前で車線内の
安全位置に寄るように、例えば「右によれ」と表示して
運転者に警告する。尚、ステップS32の前に、風速が
規定風速以上ならばステップS32以降に進む処理を追
加して、必要な時のみ警告を行うようにしてもよい。
付近の風情報を基に、トンネル出口において自車が走行
すべき走行車線上の位置を運転者に報知できる。図5は
本発明の第4の実施例の車両の走行制御装置の構成を示
すブロック図である。また、図6は本発明の第4の実施
例の車両の走行制御装置の処理部の行う処理を示すフロ
ーチャートである。また、図7は本発明の第2の実施例
の車両の走行制御装置の減速曲線を示す図である。ま
た、図8は本発明の第2の実施例の車両の走行制御装置
の表示部の表示例を示す図である。以下、図に従って説
明する。尚、本例はトンネル出口付近の風情報を基に、
車速が安全速度を超えているか否かを判断して必要に応
じて運転者に警告を発すると共に、クルーズECUに出
力してスロットルバルブ開度及びブレーキ圧を制御させ
て安全速度になるまで減速するものである。
出口付近の風情報(風向、風速)を受信する受信機であ
る。2は受信機1により受信された風情報及び車速に基
いて車両の安全走行のための指示を出力部6に出力する
処理部である。6は処理部2の指示に基いて表示、警告
及び制御を行う出力部で、必要なメッセージを表示する
表示部61、警報を発するブザー等の警報器62、音声
により警報を発するスピーカ63、処理部2で算出され
た安全速度になるように車両を制御するクルーズECU
64で構成される。尚、クルーズECU64の出力はス
ロットル制御部64aに出力されてスロットルバルブの
開度が、また、ブレーキ制御部64bに出力されてブレ
ーキ圧が調整され、車速が制御(減速)される。5は自
車の走行速度を検出する車速センサである。
ンネルの特定とトンネル内の自車位置を検出するナビゲ
ーション装置41、トンネル入口を照度変化により検出
する照度センサ42から構成される。尚、ナビゲーショ
ン装置41はGPSシステムや、車速センサ、方位セン
サ等により自車の位置を検出する自立航行システム等か
らなる位置検出部411、地図情報が記録されたCD−
ROMの読取装置(CD−ROMドライブ)等からなる
地図データベース412、位置検出部411及び対応す
る地図データベース412の地図情報に基いて自車位置
及び通過中のトンネルを特定する処理、表示処理等を行
うマイクロコンピュータ等の制御部413、地図情報
(ナビゲーション情報)及び安全速度を表示する液晶等
の表示部414で構成される。尚、出力部6の表示部6
1とナビゲーション装置41の表示部414は兼用され
る。
いて説明する。位置検出部411により検出した自車の
位置データは制御部413に送られる。制御部413は
自車の位置に対応する地図データを地図データベース4
12から読み出し、当該地図と地図上における自車位置
を示す自車マークを表示部414上に表示する。そし
て、制御部413が経路探索を行う場合には、現在地か
ら目的地までを所定の条件に従って(例えば、最短距離
になるように)経路探索を行い、探索した経路を表示部
414の地図上に表示して経路案内を行う。この処理は
通常のナビゲーションシステムによる経路案内と同じで
ある。
を用いて説明する。尚、本処理は通常のナビゲーション
装置による経路案内の状態から開始する。ステップS4
1では、トンネル内に入ったか否かを判断してトンネル
内ならばステップS42に移り、トンネル内に入ってな
ければ処理を終える。つまり、トンネル内から外へ出る
ときに運転に支障があるために、車両がトンネル内に入
ったか否かを判断する必要がある。その判断はトンネル
に入ることによる車両周辺の明るさの低下を照度センサ
42の出力が急激に低下したことで検出する。又は位置
検出部411においてGPS電波が受信できなくなった
ことで検出してもよいし、地図データベース412と自
車位置とから判断してもよい。
によりトンネル情報を取得してステップS43に移る。
つまり、ナビゲーション装置により車両の位置を検出
し、地図データベース412よりその位置に対応するト
ンネルを特定する。そして、特定したトンネルについて
トンネルの長さL0(m)のデータを読み出す。ステッ
プS43では、風情報を受信してステップS44に移
る。つまり、受信機1により路車間通信で送信されてい
るトンネル出口付近の風情報(風向、風速)を受信す
る。
度V1を算出してステップS45に移る。つまり、トン
ネル出口付近の風向及び風速を基にトンネル出口におけ
る安全速度V1を算出する。尚、走行経路の変化量は予
め風向き及び風速との関連をマップにしてメモリに記憶
しておけばよい。ステップS45では、現車速V0が安
全速度V1よりも大きいか否かを判断して大きければス
テップS46に移り、大きくなければ処理を終える。つ
まり、トンネル出口における安全速度V1と現在の車速
V0を比較する。
テップS47に移る。つまり、処理部2は受信した風情
報を表示部61上に表示するように指示する。表示部6
1は風情報である風向、風速を表示部61に例えば「左
方より15m/s」等と表示する(図8の風情報表示参
照)。ステップS47では、安全速度及び注意警告を表
示してステップS48に移る。つまり、「安全速度40
km/h」、「現在速度60km/h」、「減速せよ」
等の警告を表示部61上に表示する(図8の現在速度、
安全速度、警告表示参照)。尚、第3の実施例のステッ
プS32の処理を追加して、図8のごとく表示部31に
車線内の安全位置等も追加表示してもよい。
ステップS49に移る。つまり、ブザー等の警報器62
を鳴らす。ステップS49では、音声による警告を行っ
てステップS50に移る。つまり、スピーカ63により
「減速せよ」と警告する。ステップS50では、トンネ
ル内の位置情報を入手してステップS51に移る。つま
り、トンネル入口位置からの距離L1(m)を、ステッ
プS41によりトンネル内に入った時から車速センサ等
に基いて計測する。更に、このL1(m)に基づき現在
の自車位置とトンネル出口までの距離L2(=L0−L
1)を計測する。
否かを判断して出口付近ならばステップS52に移り、
出口付近でなければステップS50に戻る。つまり、ト
ンネル内では風情報を受けても直ぐに減速する必要はな
く、今まで通りの走行速度を維持し、出口を出る前の位
置(この位置は車速及び個々のトンネルの長さに応じた
出口からの予め定められた距離と前記距離L2との比較
により判断する)で減速を開始する。車両が未だ出口を
出る前の位置に到達していなければ、つまり距離L2が
予め定められた距離以上ならばステップS50に戻って
自車位置の確認を継続する。
に出力してステップS53に移る。つまり、減速等の必
要な制御を行うための指示をクルーズECU64に出力
する。クルーズECU64はトンネル出口において車両
が算出された安全な速度になるようにスロットル制御部
64a及びブレーキ制御部64bを制御する。自車の現
在位置(トンネルの出口からの距離)が判っているの
で、例えば、図7のごとく風情報を受信しても直ぐには
減速せず暫く現速度で走行し、その後予め設定された減
速曲線により減速しトンネル出口通過時に所定の安全速
度V1になるように減速する。
否かを判断して、安全速度になっておれば処理を終え、
安全速度になっていなければステップS52に戻る。つ
まり、車両が安全速度まで減速できておればその速度を
維持して走行する。また、車両が未だ安全速度まで減速
できていなければステップS52に戻って減速を継続す
る。尚、本例に限定されることなく、例えば出口付近を
検出してからステップS46乃至ステップS49、及び
ステップS52、S53の処理を行うようにしてもよ
い。
及びトンネルを含んだ全体のシステム構成図である。9
1は前述の受信機1を設置した車両で、図中右方向へ進
んでいる。92はトンネルで、このトンネル92の出口
付近には風量計93が設けられ、風量計93により計測
された風向は東西南北から左右前後情報に変換されて送
信機94へ出力される。風速情報も同時に出力される。
これらの風情報は送信機94からトンネル内へ出力され
る。この場合、車両進行方向に対して風95が左より吹
いているので、車両91は出口の前より道路左側に寄ら
れることになる。尚、処理部2自身が風向の東西南北情
報から左右前後情報に変換してもよい。
付近の風情報を受信して、安全速度を算出して車両がト
ンネル出口において安全な速度になるようにスロットル
バルブの開度及びブレーキ圧が制御され、車両が安全速
度まで減速される。
ル出口付近の風情報に対応して車両がトンネル出口にお
いて安全な速度になるように制御可能となり、車両の安
全走行に効果がある。
構成を示すブロック図である。
処理部の行う処理を示すフローチャートである。
処理部の行う処理を示すフローチャートである。
処理部の行う処理を示すフローチャートである。
構成を示すブロック図である。
処理部の行う処理を示すフローチャートである。
減速曲線を示す図である。
表示部の表示例を示す図である。
ルを含んだ全体のシステム構成図である。
・スピーカ、2・・・・制御部、 6
4・・・クルーズECU、3、6・・・・・出力部、
41・・・ナビゲーション装置、31、61
・・・表示部、 42・・・照度センサ、3
2、62・・・警報器、 5・・・・車速セ
ンサ。
Claims (18)
- 【請求項1】 車両に設置され、路車間通信により外部
から送信された現在車両が走行しているトンネルの出口
付近の風情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記風情報に基いて、前
記車両が前記トンネル出口付近の風を受けても安全に走
行できる状態に前記車両の走行を抑制する抑制手段とを
備えたことを特徴とする車両の走行制御装置。 - 【請求項2】 前記抑制手段は、 車両内に設けられ、所定の警報情報で警報を行う警報手
段と、 前記トンネルの出口付近の風速が規定風速以上である時
に警報情報を前記警報手段に出力する警報出力手段とを
備えたものであることを特徴とする請求項1記載の車両
の走行制御装置。 - 【請求項3】 前記抑制手段は、 車両内に設けられ、所定の警報情報で警報を行う警報手
段と、 前記車両の速度を検出する車速センサと、 前記トンネルの出口付近の風情報に基いて前記車両の走
行の安全速度を検出する安全速度検出手段と、 前記車速センサにより検出された前記車両の速度と前記
安全速度検出手段により検出された安全速度とを比較す
る比較手段と、 前記比較手段の比較結果により、前記車両の速度が前記
安全速度よりも大きい時に、 該安全速度に応じた警報情報を前記警報手段へ出力する
警報出力手段とを備えたものであることを特徴とする請
求項1記載の車両の走行制御装置。 - 【請求項4】 前記抑制手段は、 車両内に設けられ、所定の警報情報で警報を行う警報手
段と、 前記受信手段により受信された前記風情報に基いて、前
記トンネル出口付近における風向きに対応した前記車両
の走行車線上の位置を検出し、該位置に応じた警報情報
を前記警報手段へ出力する警報出力手段とを備えたもの
であることを特徴とする車両の走行制御装置。 - 【請求項5】 前記警報手段は、 警報を発するブザー、音声を発するスピーカ、又は/及
び警報内容を表示する表示手段から構成され、速度注
意、風向、風速、安全速度、減速警告、車両位置警告等
の警報情報を車両の運転者に知らせるものであることを
特徴とする請求項2乃至請求項4記載の車両の走行制御
装置。 - 【請求項6】 前記抑制手段は、 前記車両の速度を検出する車速センサと、 前記トンネルの出口付近の風情報に基いて前記車両の走
行の安全速度を検出する安全速度検出手段と、 前記車速センサにより検出された前記車両の速度と前記
安全速度検出手段により検出された安全速度とを比較す
る比較手段と、 前記比較手段の比較結果により、前記車両の速度が前記
安全速度よりも大きい時に、 前記トンネル内を走行中の車両の速度が、少なくとも前
記トンネル出口付近において前記安全速度算出手段によ
り算出された安全速度以下になるように、前記車両の速
度を制御する速度制御手段とを備えたものであることを
特徴とする請求項1記載の車両の走行制御装置。 - 【請求項7】 前記速度制御手段は、 前記車両が前記トンネル内の所定位置にある時点から減
速を開始し、前記トンネルの出口付近において減速が完
了するように制御するものであることを特徴とする請求
項6記載の車両の走行制御装置。 - 【請求項8】 前記車両が減速を開始するトンネル内の
所定位置は、前記車速センサにより検出された前記車両
の速度に応じて変化するものであることを特徴とする請
求項7記載の車両の走行制御装置。 - 【請求項9】 前記速度制御手段は、 前記車両のスロットルバルブの開度を調整して前記車両
の速度を制御するスロットル制御手段であることを特徴
とする請求項7記載の車両の走行制御装置。 - 【請求項10】 前記速度制御手段は、 前記車両のブレーキ圧を調整して前記車両の速度を制御
するブレーキ制御手段であることを特徴とする請求項7
記載の車両の走行制御装置。 - 【請求項11】 自車位置を検出する自車位置検出手段
と、地図データを読み込む地図データ読込手段と、前記
地図データと前記自車位置データとから表示手段に地図
と該地図上における自車位置を表示するナビゲーション
装置を備え、 前記位置検出手段により検出された車両の位置に対応す
る地図データに基づき、前記車両が走行中のトンネルを
特定するトンネル特定手段を有することを特徴とする請
求項1又は請求項7記載の車両の走行制御装置。 - 【請求項12】 前記トンネル特定手段により特定され
た前記トンネルに関するトンネル情報を前記地図データ
に基いて取得するトンネル情報取得手段を備えたことを
特徴とする請求項11記載の車両の走行制御装置。 - 【請求項13】 前記トンネル情報は、 前記トンネルの長さ、入口位置及び出口位置であること
を特徴とする請求項12記載の車両の走行制御装置。 - 【請求項14】 前記トンネル内の所定位置は、前記車
両が前記トンネルの出口より抜け出る前の位置に対応す
るものであって、 前記抑制手段は、 前記トンネル情報取得手段により取得された前記トンネ
ルの長さと、前記車両がトンネルの入口に到達した時か
らの走行距離との差分が予め定められた距離と等しくな
った時、前記車両が前記所定位置にあるものと判断する
ものであることを特徴とする請求項13記載の車両の走
行制御装置。 - 【請求項15】 前記トンネル内の所定位置は、前記車
両が前記トンネルの出口より抜け出る前の位置に対応す
るものであって、 前記抑制手段は、前記車両の位置を検出する自立型位置
検出手段を備え、 前記自立型位置検出手段により検出された前記車両の位
置と、前記トンネル情報取得手段により取得されたトン
ネルの出口位置との差分に基づいた距離が予め定められ
た距離と等しくなった時、前記車両が前記所定位置にあ
るものと判断するものであることを特徴とする請求項1
3記載の車両の走行制御装置。 - 【請求項16】 前記抑制手段は、 車両に設置され、前記車両の近傍の照度を検出する照度
センサを備え、前記照度センサが明から暗への急激な照
度変化を検知した時に、前記車両がトンネル入口に到達
したことを検出するものであることを特徴とする請求項
14記載の車両の走行制御装置。 - 【請求項17】 前記抑制手段は、 前記車両の位置を検出するGPS位置検出手段を備え、 前記GPS位置検出手段が前記GPSからの電波を受信
できなくなった時に、前記車両がトンネル入口に到達し
たことを検出するものであることを特徴とする請求項1
4記載の車両の走行制御装置。 - 【請求項18】 所定のトンネル出口付近に設けられた
風量計と、前記風量計により計測された前記トンネルの
出口付近の風情報をトンネル内へ無線出力する送信手段
と、 車両に設置され、路車間通信により外部から送信された
現在車両が走行しているトンネルの出口付近の風情報を
受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記風情報に基いて、前
記車両が前記トンネル出口付近の風を受けても安全に走
行できる状態に前記車両の走行を抑制する抑制手段とを
備えたことを特徴とする車両の走行制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4947097A JPH10247299A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 車両の走行制御装置及び車両の走行制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4947097A JPH10247299A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 車両の走行制御装置及び車両の走行制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10247299A true JPH10247299A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12832040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4947097A Pending JPH10247299A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 車両の走行制御装置及び車両の走行制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10247299A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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- 1997-03-04 JP JP4947097A patent/JPH10247299A/ja active Pending
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