JPH10247245A - パターン欠陥検査装置 - Google Patents

パターン欠陥検査装置

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JPH10247245A
JPH10247245A JP9050321A JP5032197A JPH10247245A JP H10247245 A JPH10247245 A JP H10247245A JP 9050321 A JP9050321 A JP 9050321A JP 5032197 A JP5032197 A JP 5032197A JP H10247245 A JPH10247245 A JP H10247245A
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JP9050321A
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Inventor
Mitsuo Tabata
光雄 田畑
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/956Inspecting patterns on the surface of objects
    • G01N21/95607Inspecting patterns on the surface of objects using a comparative method

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Pathology (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな欠陥の存在を比較的早い段階で確認す
ることができ、検査システムの効率向上を図ることを可
能とする。 【解決手段】 半導体素子を製作するときに使用される
フォトマスク或いは半導体ウエハのパターンの欠陥や液
晶基板のパターンの欠陥等を検査するパターン欠陥検査
装置において、設計データに基づいて作成された設計パ
ターンイメージデータと試料に照射された光の透過光又
は反射光に基づいて得られる観測データとを比較する比
較回路32と、この比較回路における比較結果に基づい
てパターンの欠陥の有無を判定するとともにパターンの
欠陥のサイズが予め設定されたサイズよりも大きいか否
かを判定する判定回路33及び36とを有し、この判定
回路により検査実行中に検出された欠陥のサイズが予め
設定された欠陥のサイズよりも大きいと判定された場合
に検査を一時停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パターン欠陥検査
装置、特に半導体素子を製作するときに使用されるフォ
トマスク或いは半導体ウエハのパターンの欠陥や液晶基
板のパターンの欠陥等を検査するパターン欠陥検査装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】大規模集積回路(LSI)の製造におけ
る歩留まり低下の大きな原因の一つとして、デバイスを
フォトリソグラフィ技術で製造する際に使用されるフォ
トマスクに生じている欠陥があげられる。このため、こ
のような欠陥を検査する装置の開発が盛んに行われ、実
用化されている。
【0003】従来のマスク欠陥検査装置は大きく分け
て、同じパターンが描かれた二つのチップをそれぞれ独
立に検出・観察し、その両者の違いを適当な欠陥検出手
段によって比較して欠陥を検出する方法と、パターンが
描かれたチップを適当な検出手段で観察し、これとパタ
ーンの設計データとを欠陥検出手段によって比較して欠
陥を検出する方法の2種類がある。前者の場合、同じパ
ターンが描かれた二つのチップをそれぞれ別の検出手段
で観察し比較しているため、設計データが必要ではない
などの利点はあるが、一つのマスク上に二つ以上の同じ
パターンが必要となり、同じ欠陥が発生している場合に
欠陥を検出できない等の欠点がある。一方、後者の場
合、比較のため設計パターンが必要で回路構成が複雑に
なるが、設計パターンとの比較によって欠陥を検出して
いるため、より厳密な検査が可能であり、一つのマスク
に一つのパターンでも検査可能であるなどの利点があ
る。
【0004】このような装置では、欠陥が見つかった場
合、欠陥箇所とその座標位置等の情報を何等かの方法で
記憶し(例えば磁気ディスクなどに記憶する)、全面の
検査が終了した後にレビュー処理することが行われてい
る。オペレータは、欠陥部分を目視検査し、再修正を必
要とするかどうかを判断し、必要に応じて修正工程に被
検査物を回す。修正を行う場合には、欠けた欠陥を埋め
る白欠陥修正にするか、はみ出た欠陥を削る黒欠陥修正
するか等を決める。
【0005】図5は、模擬的なマスクパターンとその欠
陥の例を示したものである。図5では短冊状の検査スト
ライプの中の一部分を拡大したイメージで表現してあ
る。斜線の部分はマスク2のクロム部(遮光部)、白地
の部分はマスク2のガラス部(透過部)である。A部及
びB部は標準的な大きさ(例えば0.2〜2μm程度)
の欠陥で、欠陥修正が可能なものであり、欠陥の多くが
このような欠陥で占められている。C部は大きくクロム
が欠けた欠陥(例えば10μmオーダーから100μm
オーダー)であり、欠陥修正が困難なものを示してい
る。このような修正困難な巨大な欠陥は滅多に発生しな
いものの、マスク上に1個でもあると全く使い道はな
く、不良品扱いとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】通常マスクの検査は自
動で行われ、一枚のマスク全面を検査した後、欠陥の有
無や欠陥の種類(クロムの欠け、クロム残り、付着等)
等を確認して修正するかどうかの判断を行う(レビュー
処理)が、これら一連の作業は簡単な場合でも1時間程
度、場合によっては5〜6時間以上かかることもある。
もし運悪く確認作業の終盤にきて修正不可能な大きな欠
陥が見つかった場合、それまでに費やした時間は全く無
駄になってしまう。
【0007】このように、従来のパターン欠陥検査装置
では、マスク全面を検査してからレビュー処理を行うの
で、不良品扱いとなる大きな欠陥も全面の検査が終了す
るまでその存在を知ることができなかった。この種の最
先端マスクの製造においては、ターンアラウンドタイム
をいかに短くできるかが重要である。したがって、大き
な欠陥の存在を早い段階で確認できれば、早急に欠陥対
策を行ったり再製作に踏み切れるなど、トータルでのタ
ーンアラウンドタイムを短くすることができる。また、
検査のシステムとしても余計な処理をせずに効率よく稼
働できるため、生産性の向上に役立つ。
【0008】本発明の目的は、大きな欠陥の存在を比較
的早い段階で確認することができ、検査システムの効率
向上を図ることが可能なパターン欠陥検査装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明におけるパターン
欠陥検査装置は、パターンが形成された試料に光を照射
する照射手段と、この照射手段によって前記試料に照射
された光の透過光又は反射光を集光する集光手段と、こ
の集光手段によって集光された光を受光して前記試料に
形成されたパターンに対応する観測データを取得する観
測データ取得手段と、前記試料に形成されたパターンに
対応する設計データに基づいて作成された設計パターン
イメージデータと前記観測データとを比較する又は同一
設計データに基づいて前記試料に形成された複数のパタ
ーンに対応する前記観測データ同士を比較する比較手段
と、この比較手段における比較結果に基づいてパターン
の欠陥の有無を判定するとともにパターンの欠陥のサイ
ズが予め設定されたサイズよりも大きいか否かを判定す
る判定手段と、この判定手段により検査実行中に検出さ
れた欠陥のサイズが予め設定された欠陥のサイズよりも
大きいと判定された場合に検査を一時停止させる停止手
段とを有することを特徴とする。
【0010】前記パターン欠陥検査装置には、前記停止
手段によって検査が一時停止された後に検出された欠陥
を観察する観察手段と、この観察手段による観察結果に
基づいて次に行うべき操作を指示する指示手段とをさら
に設けることが好ましい。
【0011】前記指示手段は、前記観察手段による観察
結果に基づいて検査を途中終了させるか又は検査を再開
させるかを指示するものであることが好ましい。前記判
定手段は、前記比較手段における比較結果に基づいてパ
ターンの欠陥の種類を判定する機能をさらに有し、欠陥
の種類に応じて予め複数の欠陥のサイズが設定されるも
のであってもよい。
【0012】前記判定手段に対して予め設定される欠陥
のサイズは、欠陥の修正が可能か否かに基づいて定めら
れるものであることが好ましい。前記発明によれば、パ
ターンの欠陥のサイズが予め設定された欠陥のサイズよ
りも大きいと判定された場合に検査を一時停止させるよ
うにしたので、大きな欠陥の存在を比較的早い段階で確
認することができ、検査システムの効率向上を図ること
が可能となる。
【0013】すなわち、検査実行中においても、検出し
た欠陥が修正不可能な大きなものかどうかがわかり、も
し修正不可能な大きなものであった場合にはその時点で
検査を一時的に停止することができる。つまり、試料全
面の検査をしなくても、検査途中の段階でそのような致
命的な欠陥の存在を把握することができる。また、欠陥
がどのようなものであるかを知りたければ、一時的停止
後にレビュー処理を行えば、目視観察によって欠陥のよ
り詳細な情報を早い段階で知ることができる。さらに、
複数枚の試料を連続で検査する場合などは、予め即時検
査を終了するようにしておけば、無駄な時間を使わずに
効率よく次の試料の検査を行うんことが可能となる。
【0014】また、仮に欠陥のサイズが予め設定された
欠陥のサイズよりも大きいと判定された場合でも、欠陥
を観察した結果、例えばそれがゴミ等の除去可能な欠陥
である場合には、一時停止した検査を再開するよう指示
することにより、試料の無駄な廃棄処分等を行わないで
すむ。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、本発明の理解を容易
にするため、マスク・レチクル検査装置の一例につい
て、文献(超LSI用高精度全自動マスク・レチクル検
査装置、電子材料、1983年9月、P47)に記載さ
れた装置等の説明を行う。図1は装置の全体構成を示し
たものであり、図2は試料内におけるパターンの検査単
位等を示したものである。
【0016】通常のマスク製作には電子ビーム露光装置
が使用されており、マスク製作に用いたデータと同じデ
ータを用いてマスクのクロム部の欠陥検査が行われる。
検査は、顕微鏡等を用いてマスク2に描かれたマスクパ
ターンを拡大して行われ、図2に示すように幅W=20
0〜1000μm程度の細い短冊状の部分を連続的(実
際にはテーブルが連続的に動く)に測定して実行され
る。
【0017】まず、図1に示すように、XYθテーブル
1上にマスク2を設置し、光源3からの光を光学系4を
通してマスク2に描かれたパターンに照射する。マスク
2を透過した光は、光学系5を通してフォトダイオード
アレイ6に達し、フォトダイオードアレイ6上にパター
ン像が結像される。フォトダイオードアレイ6からはパ
ターン像に対応した出力がセンサ回路7に送られ、セン
サ回路7でA/D変換される。センサ回路7でA/D変
換された観測データは、レーザ測長システム8からのデ
ータに基づいて位置回路9から出力される位置データと
共に比較判定回路10に送られる。
【0018】一方、マスク2に描かれたパターンに対応
する設計データは、磁気デスク装置11からCPU12
(制御計算機)を通してビット展開回路13に送られ、
ここで図形データがビットデータに展開され比較判定回
路10に送られる。比較判定回路10内ではビットパタ
ーンデータに適当なフィルター処理を施して多値化す
る。これは、観測データが光学系5の解像特性やフォト
ダイオードアレイ6のアパーチャ効果によってフィルタ
ーが作用した状態として得られるため、設計データから
得られるビットパターンデータに対しても等価なフィル
ター処理を施して観測データに合わせるためである。こ
のようにして得られた両データを適当なアルゴリズムに
したがって比較し、両データが一致しない所を欠陥と判
定する。
【0019】このような装置で欠陥が検出された場合、
図2に示すような検査幅(W=200〜1000μm程
度の細い短冊状の部分)単位ごとに欠陥情報がメモリに
蓄えられる。
【0020】本発明では、図1に示した比較判定回路1
0の構成に主要な特徴があり、以下、図3を参照して、
比較判定回路10の構成について詳細に説明する。図3
において、画像処理回路31は図1のセンサー回路7か
らの観測データとビット展開回路13からの設計パター
ンイメージデータとを入力して二つの画像データを作製
するものであり、データ比較回路32はこれら二つのデ
ータを比較するものである。すなわち、所定のアルゴリ
ズムにより二つのデータを画像処理回路31で画像処理
した後、データ比較回路32で両データを所定のアルゴ
リズムによって比較処理する。アルゴリズムの例として
は、直接両データを比較する方式や位置に対する勾配
(微分値)同士を比較する方式等がある。
【0021】欠陥有無判定回路33はデータ比較回路3
2からの出力が予め設定されたしきい値Aよりも大きい
場合に欠陥有りと判定するものであり、欠陥サイズ判定
回路36はデータ比較回路32からの出力が予め設定さ
れたしきい値Bよりも大きい場合に大欠陥と判定するも
のである。すなわち、欠陥有無判定回路33と欠陥サイ
ズ判定回路36との違いは、欠陥と判定する基準(しき
い値)が異なることにある。欠陥の大きさと欠陥判定の
しきい値とは相関関係があり、一般にしきい値を下げる
と検出される欠陥のサイズは小さくなる。欠陥有無判定
回路33ではしきい値Aを小さな値に設定し、大きな欠
陥から小さな欠陥まで検出できるようにしておく。一
方、欠陥サイズ判定回路36ではしきい値Bを大きな値
に設定し、大きな欠陥だけを検出できるようにしてお
く。具体的には、しきい値Bは欠陥の大きさが修正可能
な大きさか否かに基づいて定めておけばよい。
【0022】欠陥記録処理回路34は欠陥有無判定回路
33で欠陥を検出した際に欠陥に関する諸情報をメモリ
35に格納するものであり、欠陥記録処理回路37は欠
陥サイズ判定回路36で大欠陥を検出した際に大欠陥に
関する諸情報をメモリ38に格納するものである。
【0023】なお、欠陥サイズ判定回路36、欠陥記録
処理回路37及びメモリ38を除いた構成は、基本的に
は従来(先の文献等に示されたもの)と同様である。次
に、図4のフローチャートを参照して、本実施形態にお
ける具体的な検査処理の流れを説明する。
【0024】まず、一枚のマスクを検査するための前処
理を行う。このマスク検査前処理とは、検査するマスク
に関する情報等の処理であり、例えば使用するマスクデ
ータを選択する処理、マスク検査の条件設定処理、アラ
イメント処理等が含まれる。アライメント処理では、マ
スクがセットされた際のマスク面内のXY位置と回転の
ずれを読み取りそのずれ量を補正する(a)。
【0025】マスク検査前処理の後にマスク検査処理を
行う。マスク検査処理では、図2に示したように、マス
ク面内の検査領域をある検査幅W(検査ストライプ)で
短冊状に区切り、検査を進めていく。そして、この検査
ストライプ単位で比較検査のデータ処理を行い、順次次
のストライプへと検査領域を移して検査領域全面を検査
する。すなわち、基本的な流れとしては、各検査ストラ
イプ単位毎に、ストライプ検査前処理(b)、ストライ
プ検査処理(c)及びストライプ検査後処理(g)を行
う。
【0026】1検査ストライプに対するストライプ検査
処理を行った後(c)、欠陥有無判定回路33により欠
陥の有無が判定される(d)。欠陥がないと判定された
場合には、ストライプ検査後処理が行われる(g)。欠
陥があると判定された場合には、欠陥サイズ判定回路3
6により欠陥のサイズが予め設定されたサイズよりも大
きいか否か、すなわち大欠陥であるか否かが判定される
(e)。大欠陥ではないと判定された場合には、欠陥デ
ータ処理(欠陥の位置等の欠陥に関する情報をメモリに
記憶等する処理)を行った後(f)、ストライプ検査後
処理が行われる(g)。大欠陥であると判定された場合
には、大欠陥処理へと進む。
【0027】大欠陥処理においては、大欠陥処理フラグ
がオンであるか否かが判断される(h)。大欠陥処理フ
ラグがオンでない場合には、欠陥データ処理を行った後
(f)、ストライプ検査後処理へと進む(g)。大欠陥
処理フラグがオンの場合には、検査を一時停止した後、
レビュー実行フラグがオンであるか否かが判断される
(i)。レビュー実行フラグがオンでない場合には、レ
ビュー処理は行わず、即座に不良品扱い処理を行い
(l)、マスク検査終了処理(o)へと進む。レビュー
実行フラグがオンの場合には、レビュー処理へと進む
(j)。
【0028】レビュー処理では、オペレータが図1に示
した観察スコープ14によって欠陥を観察し、その観察
結果に基づいてオペレータが次に行うべき処理を所定の
指示手段によって指示する。欠陥サイズ判定回路36に
対して設定されているしきい値は、欠陥が修正可能な大
きさか否かに基づいて定められているため、大欠陥と判
定されたものは一般的には不良品として処理されるもの
である。しかしながら、大欠陥と判定された場合であっ
ても、例えばそれがマスクに付着したゴミ等の除去可能
な欠陥である場合には、不良品として処理しなくてもよ
い。オペレータは、このような観点から、一時停止した
検査をそのまま途中終了するか、一時停止した検査を再
開して検査を続行するかの、いずれかの指示を行う。検
査を再開せず検査をそのまま途中終了すべきと判断され
た場合には(k)、不良品扱い処理を行った後(l)、
マスク検査終了処理(o)へと進む。検査を再開して検
査を続行すべきと判断された場合には(k)、欠陥デー
タ処理を行った後(f)、ストライプ検査後処理へと進
み(g)、通常は次の検査ストライプの検査へと移行す
る。
【0029】ストライプ検査後処理では所定の後処理が
行われ(g)、その検査ストライプが最終検査ストライ
プか否かが判断される(m)。最終検査ストライプでな
い場合には、ストライプカウンタをアップさせ(n)、
次の検査ストライプの検査へと移行する。最終検査スト
ライプである場合には、マスク検査終了処理が行われ
(o)、マスク全面の検査が終了する。
【0030】上記実施形態によれば、検査実行中におい
ても、検出した欠陥が修正不可能な大きなものかどうか
がわかり、もし修正不可能な大きなものであった場合に
はその時点で検査を一時的に停止することができる。つ
まり、試料全面の検査をしなくても、検査途中の段階で
そのような致命的な欠陥の存在を把握することができ
る。その結果、無駄な時間を使わずに効率よく次の試料
の検査が可能となる。また、欠陥がどのようなものであ
るかを知りたければ、一時的停止後にレビュー処理を行
えば、目視観察によって欠陥のより詳細な情報を早い段
階で知ることができる。さらに、複数枚の試料を連続で
検査する場合などは、予め即時検査を終了するようにし
ておけば、無駄な時間を使わずに効率よく次の試料の検
査が可能となる。
【0031】このように、修正不可能な大きな欠陥があ
った場合に、その存在やその欠陥がどのようなものであ
るか等の情報を早い段階で知ることができ、欠陥対策や
マスクの再製作等を早い段階で行うことができる。した
がって、トータルでのターンアラウンドタイムを短くす
ることが可能となる。
【0032】また、仮に大欠陥と判断された場合でも、
レビュー処理の結果、例えばそれが試料に付着したゴミ
等の除去可能な欠陥である場合には、不良品として処理
せずに、所定の指示手段によって一時停止した検査を続
行することもでき、試料の無駄な廃棄処分等を行わない
ですむ。
【0033】なお、上記実施形態では、欠陥判定手段と
して欠陥有無判定回路33及び欠陥サイズ判定回路36
を設けたが、これら以外に、データ比較回路32の比較
結果に基づいてパターンの欠陥の種類(例えば白欠陥と
黒欠陥)を判定する欠陥種類判定回路を設けてもよい。
そして、欠陥サイズ判定回路36に、欠陥の種類に応じ
て互いに異なった複数のしきい値を予め設定しておけ
ば、欠陥の種類毎に最適なしきい値を設定することがで
きる。
【0034】また、上記実施形態では、設計データに基
づいて作成された設計パターンイメージデータと観測デ
ータとの比較を行う所謂die−to−databas
e比較方式について説明したが、同一設計データに基づ
いて試料内に描かれたパターンの観測データ同士を比較
する所謂die−to−die比較方式に対しても、上
記実施形態と同様の方法を適用することができる。
【0035】さらに、検査対象となる試料としては、レ
チクル等のフォトマスクの他に、半導体ウエハや液晶表
示装置用基板等でもよい。レチクル等のマスク上に描か
れたパターンに対して検査を行う場合には、上記実施形
態のように試料に照射された光の透過光を用いて検査を
行うことになるが、半導体ウエハ上に描かれたのパター
ンに対して検査を行う場合には、試料に照射された光の
反射光を用いて検査を行うことになる。その他、本発明
はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実
施可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、パターンの欠陥のサイ
ズが予め設定された欠陥のサイズよりも大きいと判定さ
れた場合に検査を一時停止させるようにしたので、大き
な欠陥の存在を比較的早い段階で確認することができ、
検査システムの効率向上を図ることが可能となる。
【0037】また、仮に欠陥のサイズが予め設定された
欠陥のサイズよりも大きいと判定された場合でも、欠陥
を観察した結果、例えばそれがゴミ等の除去可能な欠陥
である場合には、一時停止した検査を再開するよう指示
することにより、試料の無駄な廃棄処分等を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパターン欠陥検査装置の一実施形
態についてその全体構成を示した図。
【図2】図1に示した装置でパターン欠陥検査を行うと
きの試料内における検査単位等について示した図。
【図3】図1に示した装置における比較判定回路の詳細
な構成を示したブロック図。
【図4】本発明に係るパターン欠陥検査装置の検査処理
の流れの一例を示したフローチャート。
【図5】パターンの欠陥の例について示した図。
【符号の説明】
2…マスク(試料) 3…光源(照射手段) 5…光学系(集光手段) 6…フォトダイオードアレイ(観測データ取得手段) 7…センサ回路(観測データ取得手段) 32…データ比較回路(比較手段) 33…欠陥有無判定回路(判定手段) 36…欠陥サイズ判定回路(判定手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターンが形成された試料に光を照射す
    る照射手段と、この照射手段によって前記試料に照射さ
    れた光の透過光又は反射光を集光する集光手段と、この
    集光手段によって集光された光を受光して前記試料に形
    成されたパターンに対応する観測データを取得する観測
    データ取得手段と、前記試料に形成されたパターンに対
    応する設計データに基づいて作成された設計パターンイ
    メージデータと前記観測データとを比較する又は同一設
    計データに基づいて前記試料に形成された複数のパター
    ンに対応する前記観測データ同士を比較する比較手段
    と、この比較手段における比較結果に基づいてパターン
    の欠陥の有無を判定するとともにパターンの欠陥のサイ
    ズが予め設定されたサイズよりも大きいか否かを判定す
    る判定手段と、この判定手段により検査実行中に検出さ
    れた欠陥のサイズが予め設定された欠陥のサイズよりも
    大きいと判定された場合に検査を一時停止させる停止手
    段とを有することを特徴とするパターン欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパターン欠陥検査装置
    において、前記停止手段によって検査が一時停止された
    後に検出された欠陥を観察する観察手段と、この観察手
    段による観察結果に基づいて次に行うべき操作を指示す
    る指示手段とをさらに設けたことを特徴とするパターン
    欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】 前記指示手段は、前記観察手段による観
    察結果に基づいて検査を途中終了させるか又は検査を再
    開させるかを指示するものであることを特徴とする請求
    項2に記載のパターン欠陥検査装置。
  4. 【請求項4】前記判定手段は、前記比較手段における比
    較結果に基づいてパターンの欠陥の種類を判定する機能
    をさらに有し、欠陥の種類に応じて予め複数の欠陥のサ
    イズが設定されるものであることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載のパターン欠陥検査装置。
  5. 【請求項5】前記判定手段に対して予め設定される欠陥
    のサイズは、欠陥の修正が可能か否かに基づいて定めら
    れるものであることを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れかに記載のパターン欠陥検査装置。
JP9050321A 1997-03-05 1997-03-05 パターン欠陥検査装置 Pending JPH10247245A (ja)

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JP9050321A JPH10247245A (ja) 1997-03-05 1997-03-05 パターン欠陥検査装置
US09/035,268 US5995219A (en) 1997-03-05 1998-03-05 Pattern defect inspection apparatus

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JP9050321A JPH10247245A (ja) 1997-03-05 1997-03-05 パターン欠陥検査装置

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