JPH10245200A - ジャッキ装置の油圧駆動回路 - Google Patents

ジャッキ装置の油圧駆動回路

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JPH10245200A
JPH10245200A JP6906097A JP6906097A JPH10245200A JP H10245200 A JPH10245200 A JP H10245200A JP 6906097 A JP6906097 A JP 6906097A JP 6906097 A JP6906097 A JP 6906097A JP H10245200 A JPH10245200 A JP H10245200A
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JP
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jack
valve
pressure oil
devices
reduction
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JP6906097A
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Inventor
Kiyotsugu Miyawaki
清嗣 宮脇
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Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右のジャッキ装置A,Aのジャッキアップ
量を、分・集流弁17を用いて同期させるよう構成したジ
ャッキ装置は、左右のジャッキ装置A,Aを同時に縮小
駆動中にいずれか一方のジャッキ装置Aが最縮小状態に
達した場合、最縮小状態に達していないジャッキ装置A
からの圧油の排出が、分・集流弁17で規制されてジャッ
キ装置Aの縮小速度が極度に低下する。 【解決手段】 左右のジャッキ装置A,Aの同時縮小駆
動を検出する縮小操作検出手段31と、一方のジャッキ装
置Aが最縮小状態に達したことを検出するジャッキ最縮
小状態検出手段32,33とを設け、両検出手段が作動した
時に少なくとも他方のジャッキ装置Aを縮小駆動させる
べく個別制御弁18,19を縮小位置に、あるいは選択弁36
を個別駆動位置に切換えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車輌の前部をジ
ャッキアップして建設機械等の重量物を荷台上に積み込
み易くした建設機械運搬車やクレ−ン搭載車輌等に用い
られるジャッキ装置の油圧駆動回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4には、車輌1の前部をジャッキアッ
プして荷台2上に建設機械等の重量物を積み込み易くし
た建設機械運搬車が示されている。当該建設機械運搬車
は、車輌1の運転室3後方のシャ−シフレ−ム4両側
に、外筒5と、外筒5内に摺動自在に嵌挿され下端に脚
板6を有する内筒7、及び外筒5に対し内筒7を伸縮駆
動するジャッキシリンダ8とで構成した左右のジャッキ
装置A,Aが装備されている。また、荷台2の後端部に
は、回動式の歩み板9が設けられており、建設機械等を
積み降ろしする際に地面に橋架して導板として用いるよ
うになっている。このように構成された建設機械運搬車
は、左右のジャッキ装置Aをジャッキアップして荷台2
を後傾させると共に、歩み板9を回動して地面に橋架さ
せることにより、建設機械等の重量物を荷台2上へ積み
込み易くしている。
【0003】前記ジャッキ装置A,Aは、車輌1の前部
をジャッキアップして車輌1を後傾させる必要から、伸
縮ストロ−クの長いジャッキ装置が用いられており、左
右のジャッキ装置A,Aのジャッキアップ量に差が生じ
た場合には、車輌1が傾斜して建設機械等の積み降ろし
作業に支障を来す恐れがあった。そこで、この種のジャ
ッキ装置A,Aでは、左右のジャッキ装置A,Aが同時
に伸縮駆動されるよう、例えば図5に示す如き油圧駆動
回路を用いて駆動していた。
【0004】図5において、8Rは左側のジャッキシリ
ンダ、8Lは右側のジャッキシリンダである。当該ジャ
ッキシリンダ8R,8Lは、伸長側油室8Ra,8Laに圧
油が供給されることで伸長し、反対に伸長側油室8Ra,
8Laから圧油が排出されることで縮小するようになって
いる。10,10は、パイロットチェック弁であり、常時は
各ジャッキシリンダの伸長側油室8Ra,8Laからの圧油
の排出を阻止し、パイロット圧が作用したときには各油
室8Ra,8Laからの圧油の排出を許容するようになって
いる。
【0005】11は、左右のジャッキシリンダ8R,8L
に油圧ポンプ12が吐出する圧油を給排制御するための弁
装置であり、左側のジャッキシリンダ8Rを個別に駆動
制御するための個別制御弁13と、右側のジャッキシリン
ダ8Lを個別に駆動制御するための個別制御弁14、及び
左右のジャッキシリンダ8R,8Lを同時に駆動制御す
るための同時制御弁15とで構成している。各制御弁13,
14,15は、6ポ−ト3位置型の油圧制御弁で構成されて
おり、同時制御弁15を伸長位置uに操作することで左右
のジャッキシリンダ8R,8Lを同時に伸長させ、縮小
位置dに操作することで同時に縮小させるようになって
いる。また、個別制御弁13を伸長位置uに操作すること
で左側のジャッキシリンダ8Rを個別に伸長させ、縮小
位置dに操作することで個別に縮小させるようになって
いる。同様に、個別制御弁14を操作することで右側のジ
ャッキシリンダ8Lを個別伸長あるいは個別縮小させる
ようになっている。
【0006】17は、1次ポ−トaが前記同時制御弁15の
伸長側圧油ポ−トaに接続され、2次ポ−トb,cが左
右のジャッキシリンダの伸長側油室8Ra,8Laに夫々接
続された分・集流弁である。当該分・集流弁17は、同時
制御弁15の伸長側圧油ポ−トaに供給された圧油を同量
づつに分流して左右のジャッキシリンダの伸長側油室8
Ra,8Laに供給し左右のジャッキ装置A,Aを同時に伸
長駆動すると共に、左右のジャッキシリンダの伸長側油
室8Ra,8Laから同量づつ圧油を排出して左右のジャッ
キ装置A,Aを同時に縮小駆動するようになっている。
【0007】このように構成された油圧駆動回路は、同
時制御弁15を伸長位置uに操作すれば、分・集流弁17で
同量づつに分流された圧油が左右のジャッキシリンダの
伸長側油室8Ra,8Laに供給され、左右のジャッキシリ
ンダ8R,8Lが同時に伸長駆動されるので、ジャッキ
アップ時に車輌1が傾斜することがなく、安全な重量物
の積み降ろし作業が可能となるのである。また、傾斜地
等でのジャッキアップ時には、必要に応じて個別制御弁
13,14を操作して低位側のジャッキシリンダ8Rあるい
は8Lをジャッキアップすることにより、車輌1の傾斜
を修正することができるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のジャッキ装置の油圧駆動回路は、左右のジャッキ装置
A,Aのジャッキアップ量の同期制御を、分・集流弁17
の油量制御で行うよう構成されているため、次のような
問題点があった。すなわち、同時制御弁15を縮小位置d
に操作して左右のジャッキシリンダ8R,8Lを同時に
縮小駆動中に、いずれか一方のジャッキシリンダ8Rあ
るいは8Lが最縮小状態(ストロ−クエンド状態)に達
して停止した場合には、分・集流弁17は左右のジャッキ
シリンダの伸長側油室8Ra,8Laから排出される圧油量
が略同量となるよう油量を制御するため、最縮小状態に
達していない側のジャッキシリンダ8Rあるいは8Lか
ら排出される圧油量は、最縮小状態に達した側のジャッ
キシリンダから排出される圧油量(油量は略0である)
と同じ略0に制御され、最縮小状態に達していないジャ
ッキ装置Aの縮小速度が極度に低下し、格納に時間がか
かるという問題があった。
【0009】本発明は、上記した従来のジャッキ装置の
油圧駆動回路が持つ問題点に鑑み、左右のジャッキ装置
を分・集流弁を用いて同時に縮小駆動中にいずれか一方
のジャッキシリンダが最縮小状態に達して、最縮小状態
に達していないジャッキシリンダから排出される圧油が
分・集流弁で規制されて縮小速度が極度に低下する状態
になった場合でも、最縮小状態に達していないジャッキ
シリンダが速やかに縮小駆動されるようにしたジャッキ
装置の油圧駆動回路を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として次の構成を有している。本発明
は、請求項1と請求項2の2つの請求項を有している
が、まず両請求項に共通する構成を説明すると、本願各
請求項のジャッキ装置の油圧駆動回路は、油圧ポンプが
吐出する圧油を、分・集流弁を介して左右のジャッキ装
置に同時に給排することで左右のジャッキ装置を同時に
伸縮駆動、左側あるいは右側のジャッキ装置に個別に給
排することで対応するジャッキ装置を個別に伸縮駆動可
能としたものである。
【0011】そして、本願請求項1のジャッキ装置の油
圧駆動回路では、左右のジャッキ装置に圧油を給排制御
する弁装置を、左右のジャッキ装置の各伸長側油室に分
・集流弁を介して同時に圧油を給排する同時制御弁と、
左側あるいは右側のジャッキ装置の伸長側油室に個別に
圧油を給排する電磁切換式の左側及び右側の個別制御弁
とで構成している。このため、同時制御弁を伸長位置に
操作すれば油圧ポンプからの圧油を分・集流弁で分流し
て左右のジャッキシリンダに同量づつ供給して左右のジ
ャッキ装置を同時に伸長させることができ、縮小位置に
操作すれば左右のジャッキシリンダから同量づつ圧油を
排出して左右のジャッキ装置を同時に縮小させることが
できるのである。また、左側あるいは右側の個別制御弁
を伸長位置に操作すれば圧油を対応するジャッキシリン
ダに供給してジャッキ装置を個別に伸長させることがで
き、縮小位置に操作すれば対応するジャッキシリンダか
ら圧油を排出して対応するジャッキ装置を個別に縮小さ
せることができるのである。また、これら個別制御弁
は、電磁切換式となっており、電気的制御により左側あ
るいは右側のジャッキシリンダの個別駆動が可能となっ
ている。
【0012】また、当該請求項1のジャッキ装置の油圧
駆動回路は、同時制御弁の縮小操作を検出する縮小操作
検出手段と、左右のジャッキ装置の最縮小状態を個別に
検出するジャッキ最縮小状態検出手段とが設けられてい
る。このため、両検出手段により、左右のジャッキ装置
を同時に縮小駆動中に左右のジャッキ装置のうちいずれ
か一方のジャッキ装置が最縮小状態に達した状態、すな
わち最縮小状態に達していないジャッキシリンダから排
出される圧油が分・集流弁で規制されて縮小速度が極度
に低下する状態を検出することができるのである。
【0013】また、当該請求項1のジャッキ装置の油圧
駆動回路は、縮小操作検出手段が縮小操作を検出し、い
ずれか一方のジャッキ最縮小状態検出手段がジャッキ装
置の最縮小状態を検出した時に、少なくとも他方のジャ
ッキ装置を縮小駆動させるべく個別制御弁を縮小位置に
切換えるよう構成している。このため、最縮小状態に達
していない側のジャッキシリンダから排出される圧油が
分・集流弁で規制されて縮小速度が極度に低下する状態
になった時に、最縮小状態に達していない側のジャッキ
シリンダを縮小駆動するよう一方あるいは両方の個別制
御弁を縮小位置に自動的に切換えるので、分・集流弁を
経過させずに直接個別制御弁から圧油を排出し、最縮小
状態に達していない側のジャッキ装置を速やかに格納す
ることができるのである。
【0014】一方、本願請求項2のジャッキ装置の油圧
駆動回路では、左右のジャッキ装置に圧油を給排制御す
る弁装置を、左右のジャッキ装置の駆動方向を切換える
駆動方向切換弁と、当該駆動方向切換弁の伸長側圧油ポ
−トを分・集流弁を介して左右のジャッキ装置の各伸長
側油室に接続して左右のジャッキ装置を同時に伸縮駆動
する同時駆動位置と、当該伸長側圧油ポ−トを左側ある
いは右側のジャッキ装置の伸長側油室に択一的に接続し
て対応するジャッキ装置を個別に伸縮駆動する左側及び
右側の個別駆動位置とを備えた電磁切換式の選択弁とで
構成している。このため、選択弁を同時駆動位置に操作
した後に駆動方向切換弁を伸長位置に操作すれば、油圧
ポンプからの圧油を分・集流弁で分流して左右のジャッ
キシリンダに同量づつ供給して左右のジャッキ装置を同
時に伸長させることができ、駆動方向切換弁を縮小位置
に操作すれば左右のジャッキシリンダから同量づつ圧油
を排出して左右のジャッキ装置を同時に縮小させること
ができるのである。また、選択弁を左側の個別駆動位置
に操作した後に駆動方向切換弁を伸長位置に操作すれ
ば、圧油を左側のジャッキシリンダに供給して左側のジ
ャッキ装置を個別に伸長させることができ、駆動方向切
換弁を縮小位置に操作すれば左側のジャッキシリンダか
ら圧油を排出して左側のジャッキ装置を個別に縮小させ
ることができるのである。同様に、選択弁を右側の個別
駆動位置に操作した後に駆動方向切換弁を伸長位置ある
いは縮小位置に操作すれば、右側のジャッキ装置を個別
に伸長あるいは縮小させることができるのである。ま
た、選択弁は、電磁切換式となっており、電気的制御に
より左側あるいは右側のジャッキシリンダの選択が可能
となっている。
【0015】また、当該請求項2のジャッキ装置の油圧
駆動回路は、駆動方向切換弁の縮小操作を検出する縮小
操作検出手段と、左右のジャッキ装置の最縮小状態を個
別に検出するジャッキ最縮小状態検出手段とが設けられ
ている。このため、両検出手段により、左右のジャッキ
装置を同時に縮小駆動中に左右のジャッキ装置のうちい
ずれか一方のジャッキ装置が最縮小状態に達した状態、
すなわち最縮小状態に達していないジャッキシリンダか
ら排出される圧油が分・集流弁で規制されて縮小速度が
極度に低下する状態を検出することができるのである。
【0016】また、当該請求項2のジャッキ装置の油圧
駆動回路は、縮小操作検出手段が縮小操作を検出し、い
ずれか一方のジャッキ最縮小状態検出手段がジャッキ装
置の最縮小状態を検出した時に、他方のジャッキ装置を
縮小駆動させるべく選択弁を左側あるいは右側の個別駆
動位置に切換えるよう構成している。このため、最縮小
状態に達していないジャッキシリンダから排出される圧
油が分・集流弁で規制されて縮小速度が極度に低下する
状態になった時に、最縮小状態に達していない側のジャ
ッキシリンダが縮小駆動するよう選択弁を左側あるいは
右側の個別駆動位置に自動的に切換えるので、分・集流
弁を経過させずに直接圧油を排出し、最縮小状態に達し
ていないジャッキ装置を速やかに格納することができる
のである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して、本
願の好適な実施形態を説明すると、図1,図2には本願
請求項1に対応する第1実施形態、図3には本願請求項
2に対応する第2実施形態が示されている。
【0018】まず、第1実施形態のジャッキ装置の油圧
駆動回路について説明すると、この実施形態の油圧駆動
回路は、例えば図5に示す弁装置11と同様に、左側のジ
ャッキシリンダ8Rを個別に駆動制御するための個別制
御弁18と、右側のジャッキシリンダ8Lを個別に駆動制
御するための個別制御弁19、及び左右のジャッキシリン
ダ8R,8Lを同時に駆動制御するための同時制御弁20
とで構成されている。当該同時制御弁20の伸長側圧油ポ
−トaと左右のジャッキシリンダ8R,8Lの伸長側油
室8Ra,8La間には、分・集流弁17が介装されており、
同時制御弁20の伸長位置uにおいて同弁20から供給され
る圧油を分・集流弁17で同量づつに分配して各伸長側油
室8Ra,8Laに供給し、左右のジャッキ装置A,Aを同
時に伸長させるようになっている。また、同弁20を縮小
位置dに操作すれば、各伸長側油室8Ra,8Laから同量
づつ圧油を排出して左右のジャッキ装置A,Aを同時に
縮小させるようになっている。
【0019】また、個別制御弁18の伸長側圧油ポ−トa
は、左側のジャッキシリンダ8Rの伸長側油室8Raに接
続されており、個別制御弁18を伸長位置uに操作すれば
伸長側油室8Raに圧油を供給してジャッキ装置Aを個別
に伸長させ、縮小位置dに操作すれば伸長側油室8Raか
ら圧油を排出してジャッキ装置Aを個別に縮小させるよ
うになっている。同様に、個別制御弁19の伸長側圧油ポ
−トaは、右側のジャッキシリンダ8Lの伸長側油室8
Laに接続されており、個別制御弁19を伸長位置uに操作
すれば伸長側油室8Laに圧油を供給してジャッキ装置A
を個別に伸長させ、縮小位置dに操作すれば伸長側油室
8Laから圧油を排出してジャッキ装置Aを個別に縮小さ
せるようになっている。
【0020】また、各制御弁18,19,20は、電磁パイロ
ット切換式の油圧切換弁で構成されており、操作スイッ
チ21を操作してパイロット弁18aを励磁すればパイロッ
トシリンダ18cが作動して個別制御弁18が伸長位置uに
切換えられ、当該操作スイッチ21を操作してパイロット
弁18bを励磁すれば個別制御弁18が縮小位置dに切換え
られるようになっている。同様に、操作スイッチ22を操
作してパイロット弁19aを励磁すれば個別制御弁19が伸
長位置uに切換えられ、パイロット弁19bを励磁すれば
個別制御弁19が縮小位置dに切換えられるようになって
いる。また、操作スイッチ23を操作してパイロット弁20
aを励磁すれば同時制御弁20が伸長位置uに切換えら
れ、パイロット弁20bを励磁すれば同時制御弁20が縮小
位置dに切換えられるようになっている。
【0021】各制御弁18,19,20の前段油路24には、背
圧弁25と減圧弁26が設けられており、前記パイロットシ
リンダ18c,19c,20c操作用のパイロット圧を発生さ
せるようになっている。背圧弁25は、電磁弁27によりパ
イロット操作可能となっており、電磁弁27を閉弁するこ
とにより油路24に約20Kg/cm2の背圧を発生させ、電磁弁
27を開弁することにより油路24に背圧を発生させずに通
過させるようになっている。また減圧弁26は、背圧弁25
で発生した圧油を減圧制御して所定圧のパイロット圧を
パイロットシリンダ18c,19c,20cに供給するための
ものである。28は、油路24に接続された外部パイロット
式の主リリ−フ弁であり、電磁弁29を開弁することによ
り油圧ポンプ12が吐出する圧油をタンク42に開放して無
負荷運転を可能としている。30は、パイロットシリンダ
用のパイロット圧を制御するリリ−フ弁である。
【0022】31は、同時制御弁20の縮小操作を検出する
縮小操作検出手段であり、この実施形態のものでは、同
時制御弁20を縮小位置dへ切換操作するパイロット弁20
bの励磁回路に接続されたリレ−で構成している。この
ため、リレ−31の作動で、同時制御弁20を縮小位置dに
切換えて左右のジャッキ装置A,Aを同時に縮小駆動中
であることを検出することができるのである。なお、上
記実施形態では、縮小操作検出手段31をリレ−で構成し
ているが、本願発明では、縮小操作検出手段31を同時制
御弁20が縮小位置dへ切換えられたことを直接検出する
スイッチで構成したものにも適用できる。
【0023】32は、左側のジャッキ装置Aが最縮小状態
に達したことを検出するジャッキ最縮小状態検出手段、
33は右側のジャッキ装置Aが最縮小状態に達したことを
検出するジャッキ最縮小状態検出手段である。当該ジャ
ッキ最縮小状態検出手段32,33は、この実施形態のもの
では、図2に示す如く、ジャッキ装置Aの外筒5上端部
にスイッチ32a,33aを設け、ジャッキ装置Aの最縮小
時に内筒7の上端部が当該スイッチ32a,33aに当接し
たことを検出して、ジャッキ装置Aが最縮小状態に達し
たことを検出するようになっている。また、当該スイッ
チ32a,33aは、いずれか一方のジャッキ装置Aが最縮
小状態に達した時に信号が出力されるよう並列接続して
リレ−34の作動回路中に介装されている。なお、上記実
施形態では、ジャッキ最縮小状態検出手段32,33を、ス
イッチ32a,33aで構成しているが、本願発明では、ジ
ャッキ最縮小状態検出手段32,33を各ジャッキシリンダ
の縮小側油室8Rb,8Lbの内圧がシリンダの最縮小によ
り上昇するのを検出して作動する圧力スイッチで構成し
たものにも適用できる。
【0024】前記リレ−31の接点31aとリレ−34の接点
34aは、直列に接続した後に個別制御弁18を縮小位置d
に切換操作するパイロット弁18bの励磁回路と、個別制
御弁19を縮小位置dに切換操作するパイロット弁19bの
励磁回路に接続されている。なお、40,41は、パイロッ
ト弁18b,19bの励磁電流が逆流して誤動作するのを防
止するダイオ−ドである。このため、同時制御弁20を縮
小位置dに操作して左右のジャッキ装置A,Aを同時に
縮小駆動中(リレ−31が作動)に、いずれか一方のジャ
ッキ装置Aが最縮小状態に達すれば(スイッチ32aある
いは33aが接となりリレ−34が作動)、接点31aと接点
34aが接となり個別制御弁18と個別制御弁19が共に縮小
位置dに切換えられ、最縮小状態に達していないジャッ
キシリンダの伸長側油室8Raあるいは8Laから分・集流
弁17を介さずに直接圧油を排出することができるのであ
る。これにより、最縮小状態に達していない側のジャッ
キ装置Aが速やかに格納され、格納時間が短縮されるの
である。
【0025】なお、上記実施形態では、左右のジャッキ
装置A,Aを同時に縮小駆動中にいずれか一方のジャッ
キ装置Aが最縮小状態に達したことを、縮小操作検出手
段31とジャッキ最縮小状態検出手段32,33で検出して、
両検出手段が作動したときに個別制御弁18と個別制御弁
19を同時に縮小位置dに切換えるよう構成しているが、
本願発明では、両検出手段が作動したときに最縮小状態
に達していない側の個別制御弁18あるいは19のみを縮小
位置dに切換えるよう構成したものにも適用できる。
【0026】なお、上記実施形態では、同時制御弁20を
電磁パイロット切換式の油圧制御弁で構成しているが、
本願発明では、同時制御弁20を手動式の油圧制御弁で構
成したものにも適用できる。
【0027】次に、第2実施形態のジャッキ装置の油圧
駆動回路について説明すると、この実施形態の油圧駆動
回路は、左右のジャッキ装置A,Aに圧油を給排制御す
る弁装置を、左右のジャッキ装置A,Aの駆動方向を切
換える駆動方向切換弁35と、当該駆動方向切換弁35の伸
長側圧油ポ−トaを分・集流弁17を介して左右のジャッ
キシリンダ8R,8Lの各伸長側油室8Ra,8Laに接続
して左右のジャッキシリンダ8R,8Lを同時に伸縮駆
動する同時駆動位置wと、伸長側圧油ポ−トaを左側の
ジャッキシリンダ8Rの伸長側油室8Raに接続して左側
のジャッキシリンダ8Rを個別に伸縮駆動する左側の個
別駆動位置r、および伸長側圧油ポ−トaを右側のジャ
ッキシリンダ8Lの伸長側油室8Laに接続して右側のジ
ャッキシリンダ8Lを個別に伸縮駆動する右側の個別駆
動位置lとを備えた選択弁36とで構成している。
【0028】このため、選択弁36を同時駆動位置wに操
作した後に、駆動方向切換弁35を伸長位置uに操作すれ
ば左右のジャッキ装置A,Aを同時に伸長駆動すること
ができ、駆動方向切換弁35を縮小位置dに操作すれば左
右のジャッキ装置A,Aを同時に縮小駆動することがで
きるのである。また、選択弁36を左側の個別駆動位置r
あるいは右側の個別駆動位置lに操作した後に、伸縮切
換弁35を伸長位置uに操作すれば対応するジャッキ装置
Aを個別に伸長駆動することができ、駆動方向切換弁35
を縮小位置dに操作すれば対応するジャッキ装置Aを個
別に縮小駆動することができるのである。
【0029】また、駆動方向切換弁35と選択弁36は、電
磁パイロット式の油圧切換弁で構成されており、操作ス
イッチ37を操作してパイロット弁35aを励磁すれば駆動
方向切換弁35を伸長位置uに切換えることができ、パイ
ロット弁35bを励磁すれば駆動方向切換弁35を縮小位置
dに切換えることができるのである。また、操作スイッ
チ38を操作してパイロット弁36aを励磁すれば選択弁36
を左側の個別駆動位置rに切換えることができ、パイロ
ット弁36bを励磁すれば選択弁36を右側の個別駆動位置
lに切換えることができるのである。
【0030】39は、駆動方向切換弁35の縮小操作を検出
する縮小操作検出手段であり、この実施形態のもので
は、駆動方向切換弁35を縮小位置dへ切換操作するパイ
ロット弁35bの励磁回路に接続されたリレ−で構成して
いる。このため、リレ−39の作動で、駆動方向切換弁35
を縮小位置dに切換えて左右のジャッキ装置A,Aを縮
小駆動中であることを検出することができるのである。
なお、上記実施形態では、縮小操作検出手段39をリレ−
で構成しているが、本願発明では、縮小操作検出手段39
を伸縮切換弁35が縮小位置dへ切換えられたことを直接
検出するスイッチで構成したものにも適用できる。
【0031】リレ−39の接点39aと左側のジャッキ装置
Aの最縮小状態を検出するスイッチ32aは、直列に接続
した後に選択弁36を右側の個別駆動位置lに切換えるパ
イロット弁36bの励磁回路に接続されている。また、リ
レ−39の接点39aと右側のジャッキ装置Aの最縮小状態
を検出するスイッチ33aは、直列に接続した後に選択弁
36を左側の個別駆動位置rに切換えるパイロット弁36a
の励磁回路に接続されている。このため、駆動方向切換
弁35を縮小位置dに操作して左右のジャッキ装置A,A
を同時に縮小駆動中(リレ−39が作動)に、左側のジャ
ッキ装置Aが最縮小状態に達すれば(スイッチ32aが作
動)、接点39aとスイッチ32aが接となり選択弁36が右
側の個別駆動位置lに切換えられ、最縮小状態に達して
いない右側のジャッキシリンダ8Lの伸長側油室8Laか
ら分・集流弁17を介さずに直接圧油を排出して、右側の
ジャッキ装置Aを速やかに格納することができるのであ
る。また同様に、右側のジャッキ装置Aが最縮小状態に
達すれば(スイッチ33aが作動)、接点39aとスイッチ
33aが接となり選択弁36が左側の個別駆動位置rに切換
えられ、最縮小状態に達していない左側のジャッキシリ
ンダ8Rの伸長側油室8Raから分・集流弁17を介さずに
直接圧油を排出して、左側のジャッキ装置Aを速やかに
格納することができるのである。
【0032】なお、上記実施形態では、駆動方向切換弁
36を電磁パイロット切換式の油圧切換弁で構成している
が、本願発明では、駆動方向切換弁36を手動式の油圧切
換弁で構成したものにおいても適用できる。
【0033】
【発明の効果】本願各請求項のジャッキ装置の油圧駆動
回路では、分・集流弁を用いて左右のジャッキ装置を同
時に縮小駆動中に左右のジャッキ装置のうちいずれか一
方のジャッキ装置が最縮小状態に達して、最縮小状態に
達していない側のジャッキ装置から排出される圧油が分
・集流弁で規制されて縮小速度が極度に低下する状態に
なった時に、最縮小状態に達していない側の他方のジャ
ッキ装置を縮小駆動させるべく個別制御弁を縮小位置に
切換えるか(第1実施形態)、あるいは選択弁を一方の
個別駆動位置に切換える(第2実施形態)ようにしてい
る。従って、最縮小状態に達していない側のジャッキ装
置から分・集流弁を介さずに直接圧油を排出することが
でき、ジャッキ装置を速やかに格納することができるの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1実施形態のジャッキ装置の油圧駆動回
路の回路図である。
【図2】ジャッキ最縮小状態検出手段の説明図である。
【図3】本願第2実施形態のジャッキ装置の油圧駆動回
路の回路図である。
【図4】本願のジャッキ装置の油圧駆動回路が適用され
る建設機械運搬車の側面図である。
【図5】従来のジャッキ装置の油圧駆動回路の回路図で
ある。
【符号の説明】
Aはジャッキ装置、1は車輌、2は荷台、3は運転室、
4はシャ−シフレ−ム、5は外筒、6は脚板、7は内
筒、8R,8Lは左右のジャッキシリンダ、8Ra,8La
は伸長側油室、9は歩み板、10はパイロットチェック
弁、12は油圧ポンプ、17は分・集流弁、18,19は個別制
御弁、20は同時制御弁、21,22,23は操作スイッチ、24
は油路、25は背圧弁、26は減圧弁、27,29は電磁弁、28
は主リリ−フ弁、29はタンク、30はリリ−フ弁、31,39
は縮小操作検出手段(リレ−)、32,33はジャッキ最縮
小状態検出手段(スイッチ32a,33a)、34はリレ−、
35は駆動方向切換弁、36は選択弁、38,39は操作スイッ
チである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F15B 11/22 F15B 11/22 C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプが吐出する圧油を、分・集流
    弁を介して左右のジャッキ装置に同時に給排することで
    左右のジャッキ装置を同時に伸縮駆動、左側あるいは右
    側のジャッキ装置に個別に給排することで対応するジャ
    ッキ装置を個別に伸縮駆動可能としたジャッキ装置の油
    圧駆動回路において、 前記左右のジャッキ装置に圧油を給排制御する弁装置
    を、左右のジャッキ装置の各伸長側油室に分・集流弁を
    介して同時に圧油を給排する同時制御弁と、左側あるい
    は右側のジャッキ装置の伸長側油室に個別に圧油を給排
    する電磁切換式の左側及び右側の個別制御弁とで構成す
    ると共に、前記同時制御弁の縮小操作を検出する縮小操
    作検出手段と、前記左右のジャッキ装置の最縮小状態を
    個別に検出するジャッキ最縮小状態検出手段とを設け、
    前記縮小操作検出手段が縮小操作を検出し、いずれか一
    方のジャッキ最縮小状態検出手段がジャッキ装置の最縮
    小状態を検出した時に、少なくとも他方のジャッキ装置
    を縮小駆動させるべく前記個別制御弁を縮小位置に切換
    えるよう構成したことを特徴とするジャッキ装置の油圧
    駆動回路。
  2. 【請求項2】 油圧ポンプが吐出する圧油を、分・集流
    弁を介して左右のジャッキ装置に同時に給排することで
    左右のジャッキ装置を同時に伸縮駆動、左側あるいは右
    側のジャッキ装置に個別に給排することで対応するジャ
    ッキ装置を個別に伸縮駆動可能としたジャッキ装置の油
    圧駆動回路において、 前記左右のジャッキ装置に圧油を給排制御する弁装置
    を、左右のジャッキ装置の駆動方向を切換える駆動方向
    切換弁と、当該駆動方向切換弁の伸長側圧油ポ−トを分
    ・集流弁を介して左右のジャッキ装置の各伸長側油室に
    接続して左右のジャッキ装置を同時に伸縮駆動する同時
    駆動位置と、当該伸長側圧油ポ−トを左側あるいは右側
    のジャッキ装置の伸長側油室に択一的に接続して対応す
    るジャッキ装置を個別に伸縮駆動する左側及び右側の個
    別駆動位置とを備えた電磁切換式の選択弁とで構成する
    と共に、前記駆動方向切換弁の縮小操作を検出する縮小
    操作検出手段と、前記左右のジャッキ装置の最縮小状態
    を個別に検出するジャッキ最縮小状態検出手段とを設
    け、前記縮小操作検出手段が縮小操作を検出し、いずれ
    か一方のジャッキ最縮小状態検出手段がジャッキ装置の
    最縮小状態を検出した時に、他方のジャッキ装置を縮小
    駆動させるべく前記選択弁を左側あるいは右側の個別駆
    動位置に切換えるよう構成したことを特徴とするジャッ
    キ装置の油圧駆動回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100427336B1 (ko) * 2001-09-26 2004-04-14 현대자동차주식회사 트럭의 로딩 시스템
CN111908362A (zh) * 2020-08-31 2020-11-10 广西桂冠电力股份有限公司大化水力发电总厂 主变压器顶升方法及装置

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KR100427336B1 (ko) * 2001-09-26 2004-04-14 현대자동차주식회사 트럭의 로딩 시스템
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