JPH10245067A - 自在結束具 - Google Patents

自在結束具

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JPH10245067A
JPH10245067A JP5193397A JP5193397A JPH10245067A JP H10245067 A JPH10245067 A JP H10245067A JP 5193397 A JP5193397 A JP 5193397A JP 5193397 A JP5193397 A JP 5193397A JP H10245067 A JPH10245067 A JP H10245067A
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Shoichiro Yamazaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の構造は、再使用が困難であること、又は
使用の簡便性、確実な結束又は結束解除の面において改
良の余地がある。また構造的に複雑となるので、製作
上、コスト面で課題を残す。 【解決手段】帯状の本体の一方側に設けられた複数の凹
凸部と、その他方側に設けられた複数の被凹凸部と、で
なり、この複数の凹凸部と複数の被凹凸部とのテーパー
係合・脱外により、当該結束具を連繋又は連繋開放する
ことを特徴とする自在結束具である。即ち、帯状の本体
の一端を押え物品に、一回転捲き込んだ後、この両端面
を係合して結縛する構成である。従って、的確に緊締で
きかつ弛緩することがない特徴、緊締時に両端面が密着
して一体化し、かつ綺麗に全体が納まる特徴、等があ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結束寸法を自由に
変更できる自在結束具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、結束寸法を変更できる技術文献と
しては、特開平4−189762号のネット結束保持法
に使用する結束バンドがある。この結束バンドは、薄肉
で長尺な可撓性の帯体に同ピッチでスリット穴を多数形
成するとともに、その各スリット穴の相互間位置に括れ
部を形成した合成樹脂製一体成形品である。従って、こ
の発明は、捲装寸法の大小は調整できる利点を有する。
しかし、捲装寸法の段階的な大小調整は規格化されてい
ることから、緊締力の強弱等の微調整には課題がある。
【0003】そこで、本出願人は、前記課題を解決すべ
きと考え、特開平9−2521号の自在結束具を提案す
る。その要旨は、帯状の本体の一方側には空間部とこの
空間部に臨ませた挟持用の係止片とを設け、また他方側
には係止用の係止条を設け、前記空間部に前記係止条を
挿入するとともに、挿入された係止条の首部を前記係止
片で挾持する構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記発明は、従来の課
題を解決する有効な手段の一つであることは明らかであ
る。しかし、使用の簡便性、確実な結束又は結束解除の
面において改良の余地が考えられる。
【0005】上記に鑑み、本発明は、帯状の本体の長手
方向における両端を押圧又は押圧開放することにより簡
便に着脱できる特徴を有し、使用の簡便性を確保するこ
と、また複数の凹凸部と被凹凸部との係合により確実な
結束を図ること、等を意図するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、帯状
の本体と、この帯状の本体の一方側に設けられた複数の
凹凸部と、この凹凸部に係合し、かつ前記帯状の本体の
他方側に設けられた複数の被凹凸部と、でなる結束具で
あって、前記複数の凹凸部と前記複数の被凹凸部との係
合・脱外により、当該結束具を連繋又は連繋開放するこ
とを特徴とする自在結束具である。
【0007】請求項2の発明は、帯状の本体と、この帯
状の本体の一方側に設けられた複数の凹凸部と、この凹
凸部に係合し、かつ前記帯状の本体の他方側に設けられ
た複数の被凹凸部と、でなる結束具であって、前記複数
の凹凸部と前記複数の被凹凸部との係合・脱外及びこの
複数の凹凸部とこの複数の被凹凸部とのテーパー係合に
より、当該結束具を連繋又は連繋開放することを特徴と
する自在結束具である。
【0008】請求項3の発明は、一方側に設けられた複
数の凹凸部は、凹部が2個、凸部が3個、でなり、また
他方側に設けられた複数の被凹凸部は、被凹部が3個、
被凸部が4個、でなり、前記2個の凹部に前記4個の被
凸部の内2個の被凸部が係入し、前記3個の凸部を前記
3個の被凹部が抱持して連繋されることを特徴とする自
在結束具である。
【0009】請求項4の発明は、凹凸部の凸部及び被凹
凸部の少くとも内側2個の被凸部に係合突起を設ける構
成とした自在結束具である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、汎用的な使用が図れる
ものであり、着脱自在な使用、又はほぼ固定的な使用、
等があり、その一例を説明する。
【0011】(1)着脱自在な使用の場合は、帯状の本
体1の一方の端面ニ’の一方側(X)には、被凹部6〜
6bが3箇所あり、その中で、被凹部6、6bの被係合
凹313、314に、帯状の本体1の他方の端面ニの他
方側(Y)に3箇所設けた凸部2〜2bの中で、凸部
2、2bの係合凸211、212がそれぞれ係合され
る。そして、他方の端面ニの帯状の本体1に一方の端面
ニ’の帯状の本体1を上部よりおおい被せる。この際、
各端面(一方の端面及び他方の端面を総称する。)ニ、
ニ’の内で、例えば、一方の端面ニ’が反り返えさせる
と、この一方の端面ニ’の凹部3、3aと被凹部6aと
の連繋部36a、36’aに対して凹部3又は凹部3a
と被凹部6又は被凹部6bとの一方の端面ニ’の弱い連
繋部36又は36’が短く構成されているので、この一
方の端面ニ’の弱い連繋部36、36’を中心に行われ
る(以下、弱い連繋部36、36’を中心に行われると
する。)。従って、被凹部6、6bの被係合凹313、
314に、凸部2、2bの係合凸211、212がそれ
ぞれ滑り込みながら嵌入され、かつこの凹部3、3aの
係合凹311、312に、被凸部5a、5bの被係合凸
213、214がそれぞれ滑り込みながら嵌入されるこ
とにより、この被凹部6〜6bに凸部2〜2bがそれぞ
れ係合される。また一方の端面ニ’の一方側(X)の被
凹部6、6bの外方曲面6’、6’bが、他方の端面ニ
の他方側(Y)の凸部2、2bの内肩部1a、1bの凹
曲面4、4aにそれぞれ添接される。これにより、この
被凹部6〜6bに、凸部2〜2bがそれぞれ係合されて
各端面ニ、ニ’の結縛が図れる。
【0012】尚、この結縛を解除する場合は、他方の端
面ニの左右側8a、8を押圧することにより、この他方
の端面ニは、その弱い連繋部36、36’を中心として
反り返り、係合凸211、212が被係合凹313、3
14よりそれぞれ外れ、この係合凸211、212と被
係合凹313、314の係合がそれぞれ外れる。これに
より、他方の端面ニと一方の端面ニ’との結縛が解除さ
れる。
【0013】(2)ほぼ固定使用の場合は、帯状の本体
1の一方の端面ニ’の他方側(Y)には、凹部3、3a
が2箇所あり、この凹部3、3aの係合凸211、21
2に、帯状の本体1の一方の端面ニ’の一方側(X)に
4箇所設けた被凸部5〜5cの中で、被凸部5a、5b
の被係合凹313、314がそれぞれ係合される。そし
て、他方の端面ニの帯状の本体1に一方の端面ニ’の帯
状の本体1を上部よりおおい被せる。この際、一方の端
面ニ’は、その弱い連繋部36、36’を中心にして接
触面H方向に反り返り、凹部3、3aの係合凹311、
312に、被凸部5a、5bの被係合凸213、214
がそれぞれ滑り込みながら嵌入され、かつこの凹部3、
3aの係合凹311、312に、被凸部5a、5bの被
係合凸213、214がそれぞれ滑り込みながら嵌入さ
れることにより、凹部3、3aに被凸部5a、5bがそ
れぞれ係合される。前記反り返りは、弱い連繋部36、
36’を中心に行われる。このとき、他方の端面ニの被
凸部5、5cの先端部が接触面Hに当り、かつ凸部2、
2bの係合凸211、212が僅かに反り返った状態と
なり、この係合凸211、212をなめるように被凹部
6、6bの被係合凸213、214が滑り込む構成であ
る。この反り返しを開放した後は、この反動により、前
記凹部3、3aの係合凹311、312に、被凸部5
a、5bの被係合凸213、214が、また凹部3、3
aの係合凸211、212は、被凸部5a、5bの被係
合凹313、314に、それぞれ個別に滑り込みながら
嵌入されて(押し込まれて)いき、この各端面ニ、ニ’
は強固に緊締される。従って、他方の端面ニの左右側
8、8aを押圧してもこの結縛は解除されない。また一
方の端面ニ’の他方側(Y)の凸部2、2bの内肩部1
a、1bの凹曲面4、4aには、他方の端面ニの一方側
(X)の被凸部5、5bの外方曲面6’、6’bがそれ
ぞれ添接される。これにより、この凹部3、3aに、被
凸部5a、5bがそれぞれ係合されて各端面ニ、ニ’の
結縛が図れ、ほぼ固定状態が確保される。
【0014】尚、この結縛を解除する場合は、他方の端
面ニの左右側8a、8を押圧することにより、この他方
の端面ニは、その弱い連繋部36、36’を中心にして
反り返り、一方の端面ニ’の被凸部5、5cの先端部が
接触面Hに当りぎりぎりの状態で係合凸211、212
又は係合凹311、312が、被係合凹313、314
又は被係合凸213、214よりそれぞれ外れ、この係
合凸211、212と被係合凹313、314の係合が
それぞれ外れる。これにより、一方の端面ニ’と他方の
端面ニとの結縛が解除される。
【0015】(3)前記(2)の使用の他の例を説明す
ると、この例では、被凹部6aに被係止部位6’a、
6”aを、また凸部2aに係止部位2’a、2”aを、
それぞれ設ける構成である。従って、前記凹部3、3a
の係合凹311、312に、被凸部5a、5bの被係合
凸213、214が、また凹部3、3aの係合凸21
1、212は、被凸部5a、5bの被係合凹313、3
14に、それぞれ個別に滑り込みながら嵌入されていく
過程で、この被係止部位6’a、6”aと、係止部位
2’a、2”aとが、挾持関係を形成する構成である。
尚、取外しは、前述(2)の操作で、係合凸211、2
12又は係合凹311、312が、被係合凹313、3
14又は被係合凸213、214よりそれぞれ外れると
きにほぼ同様に外れる構成となっている。尚、前記被係
止部位6’a、6”aと係止部位2’a、2”aとの係
合を図る構成としては、傾斜による挾持関係、スリップ
防止手段による係合関係、凹凸による係合関係、又は他
の係合関係等各構成が採用できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一例を説明する。
【0017】1は長尺物でなる帯状の本体で、この帯状
の本体1はゴム、プラスチック、複合材料等でなる可撓
性部材で構成されている。この帯状の本体1の他方側
(Y)には数個の凸部2、2a、2bと数個の凹部が
3、3aが設けられており、その個数は原則として自由
である。またその両内肩部1a、1bには凹曲面4、4
aが設けられている。尚、凸部2と凹部3との連設部2
−3には係合用の係合凸211と係合凹311が、また
凸部2bと凹部3aとの連設部2b−3aには係合用の
係合凸212と係合凹312がそれぞれ設けられてい
る。この帯状の本体1の一方側(X)には数個の被凸部
5、5a、5b、5cと数個の被凹部が6、6a、6b
が設けられており、その個数は原則として自由である。
またその両肩部1c、1dには凸曲面7、7aとなって
いる。尚、被凸部5aと被凹部6との連設部5a−6に
は係合用の被係合凸213と被係合凹313が、また被
凸部5bと被凹部6bとの連設部5b−6bには係合用
の被係合凸214と被係合凹314がそれぞれ設けられ
ている。
【0018】図中8は帯状の本体1の右側、8aは帯状
の本体1の左側、をそれぞれ示す。また凹部3と被凹部
6とで形成される連繋部36は、凹部3と被凹部6aと
で形成される連繋部36aに比し、やや狭い構成とし、
この右側8の反り返りを図れる構成となっている。同様
なことが、凹部3aと被凹部6bとで形成される連繋部
36’は、凹部3aと被凹部6aとで形成される連繋部
36’aに比し、やや狭い構成とし、この右側8の反り
返りを図れる構成となっている。
【0019】尚、被凸部5a、5bより、その外側にあ
る被凸部5、5cの長さが幾分短く、平面的には、差A
を有する。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明は、帯状の本体の一端を
押え物品に、例えば、一回転捲き込んだ後、この両端面
を係合する構成である。従って、的確に緊締できかつ弛
緩することがない特徴、緊締時に両端面が密着して一体
化し、かつ綺麗に全体が納まる特徴、等がある。また緊
締操作及び脱外操作の繰り返しにより、何度でも再使用
でき有益である。更に切断使用による利点、即ち、長さ
の自由な変更、無駄な使用回避、利用の簡便性等があ
る。
【0021】請求項2・3の発明は、係合凹凸を設ける
構成である。従って、ほぼ固定状態に緊締したい場合に
は、両端面を強く引込むようにして載せる操作でよいの
で簡便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の拡大斜視図である。
【図2】着脱自在の使用例の係合前の状態を説明する模
式図である。
【図3】着脱自在の使用例の係合した状態を説明する模
式図である。
【図4】固定状態の使用例の係合前の状態を説明する模
式図である。
【図5】固定状態の使用例の係合した状態を説明する模
式図である。
【図6】全体を捲装下状態の斜視図である。
【図7】他の構成の固定状態の使用例の係合前の状態を
説明する模式図である。
【図8】他の構成の固定状態の使用例の係合した状態を
説明する模式図である。
【符号の説明】
1 帯状の本体 1a 内肩部 1b 内肩部 1c 肩部 1d 肩部 2 凸部 2a 凸部 2b 凸部 2−3 連設部 2b−3a 連設部 211 係合凸 212 係合凸 213 被係合凸 214 被係合凸 2’a 係止部位 2”a 係止部位 3 凹部 3a 凹部 311 係合凹 312 係合凹 313 被係合凹 314 被係合凹 36 連繋部 36’ 連繋部 36a 連繋部 36’a 連繋部 4 凹曲面 4a 凹曲面 5 被凸部 5a 被凸部 5b 被凸部 5c 被凸部 5b−6b 連設部 5a−6 連設部 6 被凹部 6a 被凹部 6b 被凹部 6’ 外方曲面 6’b 外方曲面 6’a 被係止部位 6”a 被係止部位 7 凸曲面 7a 凸曲面 8 右側 8a 左側 ニ 他方の端面 ニ’ 一方の端面 A 差 X 一方側 Y 他方側 H 接触面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 自在結束具
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結束寸法を自由に
変更できる自在結束具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、結束寸法を変更できる技術文献と
しては、特開平4−189762号のネット結束保持法
に使用する結束バンドがある。この結束バンドは、薄肉
で長尺な可撓性の帯体に同ピッチでスリット穴を多数形
成するとともに、その各スリット穴の相互間位置に括れ
部を形成した合成樹脂製一体成形品である。従って、こ
の発明は、捲装寸法の大小は調整できる利点を有する。
しかし、捲装寸法の段階的な大小調整は規格化されてい
ることから、緊締力の強弱等の微調整には課題がある。
【0003】そこで、本出願人は、前記課題を解決すべ
きと考え、特開平9−2521号の自在結束具を提案す
る。その要旨は、帯状の本体の一方側には空間部とこの
空間部に臨ませた挟持用の係止片とを設け、また他方側
には係止用の係止条を設け、前記空間部に前記係止条を
挿入するとともに、挿入された係止条の首部を前記係止
片で挾持する構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記発明は、従来の課
題を解決する有効な手段の一つであることは明らかであ
る。しかし、使用の簡便性、確実な結束又は結束解除の
面において改良の余地が考えられる。
【0005】上記に鑑み、本発明は、帯状の本体の長手
方向における両端を押圧又は押圧開放することにより簡
便に着脱できる特徴を有し、使用の簡便性を確保するこ
と、また複数の凹凸部と被凹凸部との係合により確実な
結束を図ること、等を意図するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、帯状
の本体と、この帯状の本体の一方側に設けられた複数の
凹凸部と、この凹凸部に係合し、かつ前記帯状の本体の
他方側に設けられた複数の被凹凸部と、でなる結束具で
あって、前記複数の凹凸部と前記複数の被凹凸部との係
合・脱外により、当該結束具を連繋又は連繋開放するこ
とを特徴とする自在結束具である。
【0007】請求項2の発明は、帯状の本体と、この帯
状の本体の一方側に設けられた複数の凹凸部と、この凹
凸部に係合し、かつ前記帯状の本体の他方側に設けられ
た複数の被凹凸部と、でなる結束具であって、前記複数
の凹凸部と前記複数の被凹凸部との係合・脱外及びこの
複数の凹凸部とこの複数の被凹凸部とのテーパー係合に
より、当該結束具を連繋又は連繋開放することを特徴と
する自在結束具である。
【0008】請求項3の発明は、一方側に設けられた複
数の凹凸部は、凹部が2個、凸部が3個、でなり、また
他方側に設けられた複数の被凹凸部は、被凹部が3個、
被凸部が4個、でなり、前記2個の凹部に前記4個の被
凸部の内2個の被凸部が係入し、前記3個の凸部を前記
3個の被凹部が抱持して連繋されることを特徴とする自
在結束具である。
【0009】請求項4の発明は、凹凸部の凸部及び被凹
凸部の少くとも内側2個の被凸部に係合突起を設ける構
成とした自在結束具である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、汎用的な使用が図れる
ものであり、着脱自在な使用、又はほぼ固定的な使用、
等があり、その一例を説明する。
【0011】(1)着脱自在な使用の場合は、帯状の本
体1の一方の端面ニ’の一方側(X)には、被凹部6〜
6bが3箇所あり、その中で、被凹部6、6bの被係合
凹313、314に、帯状の本体1の他方の端面ニの他
方側(Y)に3箇所設けた凸部2〜2bの中で、凸部
2、2bの係合凸211、212がそれぞれ係合され
る。そして、他方の端面ニ’の帯状の本体1に一方の
面ニの帯状の本体1を上部よりおおい被せる。この際、
各端面(一方の端面及び他方の端面を総称する。)ニ、
ニ’の内で、例えば、一方の端面ニが反り返えさせる
と、ニの凹部3、3aと被凹部6aとの連繋部36a、
36’aに対して凹部3又は凹部3aと被凹部6又は被
凹部6bとの弱い連繋部36又は36’が短く構成され
ているので、この端面ニの弱い連繋部36、36’を中
心に行われる(以下、弱い連繋部36、36’を中心に
行われるとする。)。従って、端面ニ’の被凹部6、6
bの被係合凹313、314に、端面ニの凸部2、2b
の係合凸211、212がそれぞれ滑り込みながら嵌入
され、かつこの凹部3、3aの係合凹311、312
に、被凸部5a、5bの被係合凸213、214がそれ
ぞれ滑り込みながら嵌入されることにより、この被凹部
6〜6bに凸部2〜2bがそれぞれ係合される。また一
方の端面ニ’の一方側(X)の被凹部6、6bの外方曲
面6’、6’bが、他方の端面ニの他方側(Y)の凸部
2、2bの内肩部1a、1bの凹曲面4、4aにそれぞ
れ添接される。これにより、この被凹部6〜6bに、凸
部2〜2bがそれぞれ係合されて各端面ニ、ニ’の結縛
が図れる。
【0012】尚、この結縛を解除する場合は、他方の端
面ニの左右側8a、8を押圧することにより、この他方
の端面ニは、その弱い連繋部36、36’を中心として
反り返り、係合凸211、212が被係合凹313、3
14よりそれぞれ外れ、この係合凸211、212と被
係合凹313、314の係合がそれぞれ外れ持ち上げ
る。これにより、他方の端面ニと一方の端面ニ’との結
縛が解除される。
【0013】(2)ほぼ固定使用の場合は、帯状の本体
1の一方の端面ニ’の他方側(Y)には、凹部3、3a
が2箇所あり、この凹部3、3aの係合凸211、21
2に、帯状の本体1の一方の端面ニ’の一方側(X)に
4箇所設けた被凸部5〜5cの中で、被凸部5a、5b
の被係合凹313、314がそれぞれ係合される。そし
て、他方の端面ニの帯状の本体1に一方の端面ニ’の帯
状の本体1を上部よりおおい被せる。この際、一方の
面ニは、その弱い連繋部36、36’を中心にして接触
面H方向に反り返り、凹部3、3aの係合凹311、3
12に、端面ニ’の被凸部5a、5bの被係合凸21
3、214がそれぞれ滑り込みながら嵌入され、かつこ
の凹部3、3aの係合凹311、312に、被凸部5
a、5bの被係合凸213、214がそれぞれ滑り込み
ながら嵌入されることにより、凹部3、3aに被凸部5
a、5bがそれぞれ係合される。前記反り返りは、弱い
連繋部36、36’を中心に行われる。このとき、端面
の被凸部5、5cの先端部が接触面Hに当り、かつ凸
部2、2bの係合凸211、212が僅かに反り返った
状態となり、この係合凸211、212をなめるように
被凹部6、6bの被係合凸213、214が滑り込む構
成である。この反り返しを開放した後は、この反動によ
り、前記凹部3、3aの係合凹311、312に、被凸
部5a、5bの被係合凸213、214が、また凹部
3、3aの係合凸211、212は、被凸部5a、5b
の被係合凹313、314に、それぞれ個別に滑り込み
ながら嵌入されて(押し込まれて)いき、この各端面
ニ、ニ’は強固に緊締される。従って、他方の端面ニ’
の左右側8、8aを押圧してもこの結縛は解除されな
い。また端面ニの他方側(Y)の凸部2、2bの内肩部
1a、1bの凹曲面4、4aには、他方の端面ニ’の一
方側(X)の被凸部5、5cの内方曲面6’、6’bが
それぞれ添接される。これにより、この凹部3、3a
に、被凸部5a、5bがそれぞれ係合されて各端面ニ、
ニ’の結縛が図れ、ほぼ固定状態が確保される。
【0014】尚、この結縛を解除する場合は、他方の端
面ニの左右側8a、8を押圧することにより、その弱い
連繋部36、36’を中心にして反り返り、被凸部5
5cの先端部が接触面Hに当りぎりぎりの状態で係合凸
211、212又は係合凹311、312が、被係合凹
313、314又は被係合凸213、214よりそれぞ
れ外れ、この係合凸211、212と被係合凹313、
314の係合がそれぞれ外れ、この時他方の端面ニ’の
左右側8a、8を上部に持ち上げることにより一方の端
面ニ’と他方の端面ニとの結縛が解除される。
【0015】(3)前記(2)の使用の他の例を説明す
ると、この例では、被凹部6aに被係止部位6’a、
6”aを、また凸部2aに係止部位2’a、2”aを、
それぞれ設ける構成である。従って、前記凹部3、3a
の係合凹311、312に、被凸部5a、5bの被係合
凸213、214が、また凹部3、3aの係合凸21
1、212は、被凸部5a、5bの被係合凹313、3
14に、それぞれ個別に滑り込みながら嵌入されていく
過程で、この被係止部位6’a、6”aと、係止部位
2’a、2”aとが、挾持関係を形成する構成である。
尚、取外しは、前述(2)の操作で、係合凸211、2
12又は係合凹311、312が、被係合凹313、3
14又は被係合凸213、214よりそれぞれ外れると
きにほぼ同様に外れる構成となっている。尚、前記被係
止部位6’a、6”aと係止部位2’a、2”aとの係
合を図る構成としては、傾斜による挾持関係、スリップ
防止手段による係合関係、凹凸による係合関係、又は他
の係合関係等各構成が採用できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一例を説明する。
【0017】1は長尺物でなる帯状の本体で、この帯状
の本体1はゴム、プラスチック、複合材料等でなる可撓
性部材で構成されている。この帯状の本体1の他方側
(Y)には数個の凸部2、2a、2bと数個の凹部が
3、3aが設けられており、その個数は原則として自由
である。またその両内肩部1a、1bには凹曲面4、4
aが設けられている。尚、凸部2と凹部3との連設部2
−3には係合用の係合凸211と係合凹311が、また
凸部2bと凹部3aとの連設部2b−3aには係合用の
係合凸212と係合凹312がそれぞれ設けられてい
る。この帯状の本体1の一方側(X)には数個の被凸部
5、5a、5b、5cと数個の被凹部が6、6a、6b
が設けられており、その個数は原則として自由である。
またその両肩部1c、1dには凸曲面7、7aとなって
いる。尚、被凸部5aと被凹部6との連設部5a−6に
は係合用の被係合凸213と被係合凹313が、また被
凸部5bと被凹部6bとの連設部5b−6bには係合用
の被係合凸214と被係合凹314がそれぞれ設けられ
ている。
【0018】図中8は帯状の本体1の右側、8aは帯状
の本体1の左側、をそれぞれ示す。また凹部3と被凹部
6とで形成される連繋部36は、凹部3と被凹部6aと
で形成される連繋部36aに比し、やや狭い構成とし、
この右側8の反り返りを図れる構成となっている。同様
なことが、凹部3aと被凹部6bとで形成される連繋部
36’は、凹部3aと被凹部6aとで形成される連繋部
36’aに比し、やや狭い構成とし、この右側8の反り
返りを図れる構成となっている。
【0019】尚、被凸部5a、5bより、その外側にあ
る被凸部5、5cの長さが幾分短く、平面的には、差A
を有する。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明は、帯状の本体の一端を
押え物品に、例えば、一回転捲き込んだ後、この両端面
を係合する構成である。従って、的確に緊締できかつ弛
緩することがない特徴、緊締時に両端面が密着して一体
化し、かつ綺麗に全体が納まる特徴、等がある。また緊
締操作及び脱外操作の繰り返しにより、何度でも再使用
でき有益である。更に切断使用による利点、即ち、長さ
の自由な変更、無駄な使用回避、利用の簡便性等があ
る。
【0021】請求項2・3の発明は、係合凹凸を設ける
構成である。従って、ほぼ固定状態に緊締したい場合に
は、両端面を強く引込むようにして載せる操作でよいの
で簡便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の拡大斜視図である。
【図2】着脱自在の使用例の係合前の状態を説明する模
式図である。
【図3】着脱自在の使用例の係合した状態を説明する模
式図である。
【図4】固定状態の使用例の係合前の状態を説明する模
式図である。
【図5】固定状態の使用例の係合した状態を説明する模
式図である。
【図6】全体を捲装下状態の斜視図である。
【図7】他の構成の固定状態の使用例の係合前の状態を
説明する模式図である。
【図8】他の構成の固定状態の使用例の係合した状態を
説明する模式図である。
【符号の説明】 1 帯状の本体 1a 内肩部 1b 内肩部 1c 肩部 1d 肩部 2 凸部 2a 凸部 2b 凸部 2−3 連設部 2b−3a 連設部 211 係合凸 212 係合凸 213 被係合凸 214 被係合凸 2’a 係止部位 2”a 係止部位 3 凹部 3a 凹部 311 係合凹 312 係合凹 313 被係合凹 314 被係合凹 36 連繋部 36’ 連繋部 36a 連繋部 36’a 連繋部 4 凹曲面 4a 凹曲面 5 被凸部 5a 被凸部 5b 被凸部 5c 被凸部 5b−6b 連設部 5a−6 連設部 6 被凹部 6a 被凹部 6b 被凹部 6’ 外方曲面 6’b 外方曲面 6’a 被係止部位 6”a 被係止部位 7 凸曲面 7a 凸曲面 8 右側 8a 左側 ニ 他方の端面 ニ’ 一方の端面 A 差 X 一方側 Y 他方側 H 接触面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の本体と、この帯状の本体の一方側
    に設けられた複数の凹凸部と、この凹凸部に係合し、か
    つ前記帯状の本体の他方側に設けられた複数の被凹凸部
    と、でなる結束具であって、 前記複数の凹凸部と前記複数の被凹凸部との係合・脱外
    により、当該結束具を連繋又は連繋開放することを特徴
    とする自在結束具。
  2. 【請求項2】 帯状の本体と、この帯状の本体の一方側
    に設けられた複数の凹凸部と、この凹凸部に係合し、か
    つ前記帯状の本体の他方側に設けられた複数の被凹凸部
    と、でなる結束具であって、 前記複数の凹凸部と前記複数の被凹凸部との係合・脱外
    及びこの複数の凹凸部とこの複数の被凹凸部とのテーパ
    ー係合により、当該結束具を連繋又は連繋開放すること
    を特徴とする自在結束具。
  3. 【請求項3】 上記の一方側に設けられた複数の凹凸部
    は、凹部が2個、凸部が3個、でなり、また他方側に設
    けられた複数の被凹凸部は、被凹部が3個、被凸部が4
    個、でなり、前記2個の凹部に前記4個の被凸部の内2
    個の被凸部が係入し、前記3個の凸部を前記3個の被凹
    部が抱持して連繋されることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の自在結束具。
  4. 【請求項4】 上記凹凸部の凸部及び被凹凸部の少くと
    も内側2個の被凸部に係合凹凸を設ける構成とした請求
    項1又は請求項2に記載の自在結束具。
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