JPH10244711A - スキャナ付プリンタ - Google Patents

スキャナ付プリンタ

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JPH10244711A
JPH10244711A JP9050178A JP5017897A JPH10244711A JP H10244711 A JPH10244711 A JP H10244711A JP 9050178 A JP9050178 A JP 9050178A JP 5017897 A JP5017897 A JP 5017897A JP H10244711 A JPH10244711 A JP H10244711A
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JP
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printing
carrier
reading
scanner
paper
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JP9050178A
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Yasumi Tanaka
康己 田中
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TEC CORP
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿用紙の読取りや印字用紙への印字を同時
に処理可能とし全体の処理速度を向上する。 【解決手段】 外部からの印字要求に応じて印字ヘッド
を搭載したキャリアを主走査方向に移動させながら記録
媒体に印字出力を行い記録用紙をフィードさせるプリン
タにおいて、キャリアに印字ヘッドと反対側に向けてス
キャナを搭載し、外部からの読取要求に応じて原稿の読
取りを行い、記録用紙の搬送とは別個に原稿をフィード
する手段を設け、記録媒体への印字処理及び原稿の読取
処理のうちのいずれか一方の処理が行われている間に、
外部から他方の処理の要求があったとき、キャリアを主
走査方向の順方向に移動させながら印字ヘッドを制御し
て記録媒体へ1ライン分の印字出力を行い、キャリアを
主走査方向の逆方向に移動させながらスキャナを制御し
て原稿の1ライン分の読取りを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つのキャリアに
印字ヘッドとスキャナを搭載したスキャナ付プリンタに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプリンタとしては、例え
ば、原稿としての原稿用紙の読取りを行うスキャナと情
報の出力を行うサーマルヘッドを一体にして構成し、原
稿用紙から読取った情報を同時に記録媒体としての印字
用紙へ書込む装置が特開平1−175459号公報に開
示されている。
【0003】この装置は、具体的には図10に示すよう
に、原稿用紙101を載置するガラス板102に沿って
1方向に往復移動可能にキャリア103を配設し、この
キャリア103の原稿用紙101に対向する側へ原稿用
紙101の情報を読取るCCD(電荷結合素子)ライン
センサ104aを備えるスキャナ104を設けるとも
に、キャリア103の上記スキャナ104に対向する位
置へサーマルラインヘッド105aを備えるプリンタ部
105を設けて構成される。
【0004】上記スキャナ104は、原稿用紙101に
光を照射する光源104b、原稿用紙101からの反射
光を結像素子等を介して読取るCCDラインセンサ10
4aを備える。一方、プリンタ部105は、サーマルラ
インヘッド105a、このサーマルラインヘッド105
aの出力面に対して接離可能に印字用紙106を押しつ
けるローラ機構107、サーマルラインヘッド105a
と印字用紙106との間に張設したインクリボン108
を備える。
【0005】また、キャリア103の一端側には、印字
を行う印字用紙106を原稿用紙101に対向する位置
まで搬送するとともに、印字が終了した印字用紙106
を回収する搬送ローラ109が設けられている。また、
キャリア103の他端側には、このキャリア103を往
復動させるキャリアモータ111が設けられている。こ
のような装置において、原稿用紙101に記載された情
報を印字用紙106に記録する場合には、先ずガラス板
102に原稿用紙101が載置された状態で、搬送ロー
ラ109が正転制御されて印字用紙106が搬送され、
原稿用紙101に対向する位置にセットされる。そし
て、原稿用紙101の情報が読取られ、その画像データ
は所定のデータ処理を施されイメージデータ(印字デー
タ)としてサーマルラインヘッド105aへ送信され、
原稿用紙101を読取った位置と対向する印字用紙10
6の位置へ印字出力される。1ライン分の処理が終了す
ると、キャリア103が副走査方向へ移動して次のライ
ンの処理が行われる。こうして、1ラインごとに処理が
繰返され、1枚分の印字が終了すると、搬送ローラ10
9が反転制御されて印字用紙106が回収され装置外へ
排出される。こうして、原稿用紙101の読取りと同時
に印字用紙106への印字を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなプリンタでは、原稿用紙101から読取った情報と
同一の情報を印字用紙106へ印字するとき(すなわち
コピー処理)には読取動作と印字動作とを同時に行うこ
とができるが、異なる情報の原稿用紙101の読取りと
異なる情報の印字用紙106への印字処理とを別個独立
に行う場合には、一方の処理を開始した後は、その処理
が1ぺージ分終了してからでなければ、他方の処理を行
うことができないという問題があった。
【0007】すなわち、上述したプリンタは原稿用紙1
01又は印字用紙106を所定位置にセット(固定)し
て、キャリア103を副走査方向へ移動させながら読取
処理又は印字処理を行うものであるため、例えば先に印
字処理が行われている間は、既にキャリア103が副走
査方向へ移動してしまっているため、読取処理を先頭か
ら開始させることができない。従って、このような場合
には、読取処理と印字処理とを同時に行うことはできな
かった。
【0008】そこで、本発明は、原稿用紙から読取った
情報を印字用紙に印字する場合のみならず、別個独立に
原稿用紙の読取りや印字用紙への印字を行う場合にも、
各処理を同時に行うことができるスキャナ付プリンタを
提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体を副
走査方向に搬送する記録媒体搬送手段を設け、外部から
の印字要求に応じて印字ヘッドを搭載したキャリアを主
走査方向に移動させながら記録媒体に印字出力を行うプ
リンタにおいて、キャリアに印字ヘッドと反対側に向け
て搭載され、外部からの読取要求に応じて原稿を読取る
スキャナと、記録媒体搬送手段とは別個独立に設けら
れ、原稿をスキャナに対向するように搬送する原稿搬送
手段とを設け、記録媒体への印字処理及び原稿の読取処
理のうちのいずれか一方の処理が行われている間に、外
部から他方の処理の要求があったとき、キャリアを主走
査方向の順方向に移動させながら印字ヘッドを制御して
記録媒体へ1ライン分の印字出力を行い、キャリアを主
走査方向の逆方向に移動させながらスキャナを制御して
原稿の1ライン分の読取りを行うものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1及び図2は、本実施の形態に
おけるスキャナ付プリンタ10の内部構成を示す断面図
である。このスキャナ付プリンタ10は、記録媒体とし
ての印字用紙6への印字を行う印字機構と、原稿として
の原稿用紙15を光学的に読取る原稿読取機構(スキャ
ナ)との両者を備えている。
【0011】上記スキャナ付プリンタ10には、その内
部にプラテン1を配設し、このプラテン1に沿った主走
査方向に移動可能にキャリア2を設けている。このキャ
リア2にはその前部に原稿読取面を前方に向けて画像情
報を逐次読取るCCDユニット3を有するスキャナ部4
が設けられるとともに、その後部に例えばサーマルヘッ
ドで構成された印字ヘッド5の印字出力面を後方に向け
てプリンタ部6が設けられ、これらは一体で構成されて
いる。
【0012】上記スキャナ部4のCCDユニット3に
は、原稿用紙15へ向けて光を照射する光源、原稿用紙
15からの反射光を集光レンズ等を介して読取るCCD
センサ等の図示しない部品が設けられている。また、上
記プリンタ部6には、印字ヘッド5とプラテン1との間
にインクリボンが介在した状態でインクリボンカセット
7がキャリア2に載置できるように構成されている。
【0013】上記プリンタ部6側の筐体上部には、プラ
テン1へ印字用紙9を挿入する印字用紙挿入口11及び
印字用紙排紙口12が設けられている。印字用紙挿入口
11の近傍には、印字用紙挿入口11へ印字用紙9の挿
入をガイドする給紙ガイド8が設けられ、この給紙ガイ
ド8の下方には印字用紙9をプラテン1へ給紙する給紙
ローラ13が設けられている。
【0014】また、上記スキャナ部4側の筐体前部に
は、CCDユニット3の読取面へ原稿用紙15を挿入す
る原稿用紙挿入口16が設けられ、上記スキャナ部4側
の筐体上部には、原稿用紙15を排紙する原稿用紙排紙
口17が設けられている。原稿用紙挿入口16の近傍に
は原稿用紙15を給紙する給紙ローラ18が設けられ、
原稿用紙排紙口17の近傍には原稿用紙15を排紙する
排紙ローラ19が設けられている。
【0015】さらに、筐体内部には、上記プリンタ部6
やプラテン1、給紙ローラ13等からなる印字機構やス
キャナ部4や給紙ローラ18等からなる原稿読取機構へ
駆動電力を供給する蓄電可能なバッテリ21が配設され
ている。また、印字機構や原稿読取機構を制御する制御
部22が配設されている。
【0016】筐体前面には、図3に示すような操作パネ
ル23が設けられている。この操作パネル23は各種の
情報を表示する液晶パネル等で構成した表示器23a、
操作ボタン23bを備える。
【0017】上記制御部22は、図4に示すように、制
御部本体を構成するCPU25、このCPU25を制御
するプログラムデータを格納したROM(リード・オン
リ・メモリ)26、CPU25の各種データ処理のため
に使用されるメモリ領域を設けたRAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)27、上記操作パネル23を接続した
I/Oポート28、双方向パラレル通信が可能なI/F
(インタフェース)29、各部を制御するコントローラ
31を備える。
【0018】上記CPUと、ROM26、RAM27、
I/Oポート28、I/F29、コントローラ31と
は、それぞれデータバス、制御バス、アドレスバス等の
バスライン30で接続している。上記RAM27は、ホ
スト装置32から受信したコマンドデータや印字データ
を記憶するための受信バッファ、スキャナ部4で読取っ
たデータを記憶するための送信バッファ、受信バッファ
から取出した印字データをプリンタ部6で印字出力でき
るように展開するための印字用バッファ、プリンタ部6
による印字処理中にスキャナ部4で読取処理を行うか否
かを判断するための読取要求フラグについての各記憶領
域を備える。
【0019】上記I/F29には、パ−ソナルコンピュ
−タ等のホスト装置32が通信ケーブル33を介して接
続している。このホスト装置32は、CPUやROM等
を備える本体32a、この本体に接続し、各種の情報を
表示するディスプレイ32bを備える。また、ホスト装
置32は印字コマンド(印字要求)又は読取コマンド
(読取要求)を1ライン分ごとにスキャナ付プリンタ1
0へ転送するようになっている。これらのコマンドのう
ち、印字コマンドについてはその後に1ライン分の印字
データを付加した状態でスキャナ付プリンタ10へ転送
する。そして、スキャナ付プリンタ10はこのホスト装
置32からのコマンドに応じて1ラインごとに印字処理
又は読取処理を行う。なお、ホスト装置32の構成は周
知技術のため、ここではホスト装置32内部の詳細な説
明を省略する。
【0020】上記コントローラ31には、CCDユニッ
ト3のCCDセンサ34や光源35、印字ヘッド5が接
続している。また、キャリア2を走行動作するキャリア
モータ36、プラテン1や給紙ローラ13,19等を駆
動する搬送モータ37、ペ−パエンドセンサ等の各種セ
ンサ38が接続している。また、コントローラ31には
上記バッテリ21も接続している。
【0021】上記CPU25は、電源が投入されると、
図5に示すようなメインルーチンを行うようになってい
る。すなわち、先ずCPU25はST(ステップ)1に
て各部の初期化を行う。例えば、CPU25、I/Oポ
ートを初期化したり、RAM27のデータを一時的に記
憶するデータバッファをクリアしたり、キャリア2を元
の位置(ホームポジション)へ移動させたりする。ここ
でいう元の位置とは、印字処理を行う場合は左端であ
り、読取処理を行う場合は右端である。
【0022】次に、ST2にてホスト装置32からデー
タを受信したか否かを判断する。そして、ホスト装置3
2からデータを受信したと判断した場合は、ST3にて
このデータが印字に関するコマンドを含むか否かを判断
する。このとき、ホスト装置32からのデータが印字に
関するコマンドを含むと判断した場合は、ST4にて印
字処理のサブルーチンを行う。
【0023】この印字処理のサブルーチンは、図6に示
すようにST11にて受信した印字データをRAM27
の印字用バッファにイメージ展開する。このとき、ST
12にて印字用バッファに1ライン分のデータがあるか
否かを判断する。このとき、1ライン分のデータがある
と判断した場合は、ST13にてキャリア2を図9に示
すような主走査方向の順方向に移動させながら印字用紙
9へ1ライン分の印字出力を行う。
【0024】次に、ST14にてRAM27の読取要求
フラグがセットされているか否かを判断する。読取フラ
グがセットされていると判断した場合にはST15にて
キャリア2を図9に示すような主走査方向の逆方向へ移
動させながら原稿用紙15の1ライン分の読取を行う。
続いて、ST16にて読取ったデータをRAM27の送
信バッファへ記憶する。そして、ST17にて原稿用紙
15をフィードするとともに印字用紙9をフィードし
て、図5に示すメインルーチンのST2の処理に戻る。
【0025】これに対して、ST14にてRAM27の
読取要求フラグがセットされていないと判断した場合
は、ST18にてキャリア2を主走査方向の逆方向へ移
動させることにより元の位置に戻して、図5に示すメイ
ンルーチンのST2の処理に戻る。
【0026】メインルーチンにおけるST3にてホスト
装置32から受信したデータが印字に関するコマンドを
含まないと判断した場合には、ST5にてホスト装置3
2から受信したデータが原稿読取に関するコマンドを含
むか否かを判断する。このとき、原稿読取に関するコマ
ンドを含むと判断した場合は、ST6にて原稿読取処理
のサブルーチンを行う。
【0027】この原稿読取処理のサブルーチンは、図7
に示すように、先ずST21にてRAM27の読取要求
フラグをセットする。続いて、ST22にて印字中か否
かを判断する。このとき印字中であると判断した場合
は、そのまま図5に示すメインルーチンのST2の処理
に戻る。印字中、すなわち印字処理が開始されていれ
ば、1ぺージ分の印字処理が終了するまでは、図6に示
す印字処理サブルーチンが行われることから、その中で
読取処理を行うことができるためである。
【0028】これに対して、ST22にて印字中でない
と判断した場合は、ST23にてキャリア2を主走査方
向の逆方向に移動させながら1ライン分の読取を行い、
原稿用紙15をフィードし、キャリア2を元の位置に戻
す。続いて、ST24にて読取ったデータをRAM27
の送信バッファへ記憶して、図5に示すメインルーチン
のST2の処理に戻る。
【0029】メインルーチンにおけるST5にてホスト
装置32から受信したデータが原稿読取に関するコマン
ドを含まないと判断した場合には、ST7にてその他の
コマンドに対する処理を実行し、ST2の処理に戻る。
【0030】上記CPU25は、図5〜図7に示す処理
の他、所定時間経過ごとに図8に示すような割込み処理
を行うようになっている。すなわち、CPU25はST
31にてホスト装置32からの受信データがあるか否か
を判断する。そして、受信データありと判断した場合
は、ST32にてホスト装置32からデータを受信して
そのデータをRAM27の受信バッファへ記憶する。S
T33にてRAM27の送信バッファにデータがあるか
否かを判断する。
【0031】このとき、RAM27の送信バッファにデ
ータがあると判断した場合は、ST34にて送信モード
に移行してデータ送信の準備を行う。この送信モードで
は例えばホスト装置32へ送信してもよいかの問合わせ
を行う。そして、ホスト装置32から受信可能との応答
があれば、ST35にて送信バッファからデータを取出
し、ホスト装置32へ転送して割込み処理を終了する。
【0032】このような構成の本発明の実施の形態にお
いては、ホスト装置32から印字コマンド及び1ライン
分の印字データを受信した場合は、そのデータは割込み
処理によりRAM27の受信バッファに記憶される。そ
して、この場合は受信データには印字コマンドが含まれ
るため、その印字データに基づいてキャリア2が順方向
へ移動しながら1ライン分の印字出力が行われ、印字出
力が終了するとキャリア2は逆方向へ移動して元の位置
に戻るとともに、印字用紙9はフィードされる。その
後、ホスト装置32からは1ぺージ又は複数ぺージの印
刷が終了するまで、次々と印字コマンド及び1ライン分
の印字データが転送され、1ライン分ごとに順方向印字
が行われる。
【0033】このような印字中に、ホスト装置32から
読取コマンドを受信すると、そのデータは割込み処理に
よりRAM27の受信バッファに記憶される。そして、
この場合は受信データには読取コマンドが含まれるた
め、読取要求フラグがセットされる。これにより、次に
1ライン分の印字出力が行われた後、キャリア2が主走
査方向の逆方向に移動して元の位置に戻るときに原稿用
紙15の1ライン分の読取が行われる。その後は、次々
と印字コマンドと読取コマンドとが交互に転送され、1
ラインごとに順方向印字及び逆方向読取が行われる。
【0034】また、ホスト装置32から先ず読取コマン
ドのみを受信した場合は、そのデータは割込み処理によ
りRAM27の受信バッファに記憶される。そして、こ
の場合は受信データには読取コマンドが含まれるため、
キャリア2が逆方向へ移動しながら1ライン分の読取処
理が行われ、読取処理が終了するとキャリア2は順方向
へ移動して元の位置に戻るとともに、読取用紙15はフ
ィードされる。その後、ホスト装置32からは1ぺージ
又は複数ぺージの読取が終了するまで、次々と読取コマ
ンドが転送され、1ライン分ごとに逆方向読取が行われ
る。
【0035】このような読取中に、ホスト装置32から
印字コマンド及び印字データを受信すると、そのデータ
は割込み処理によりRAM27の受信バッファに記憶さ
れる。そして、この場合は受信データには印字コマンド
が含まれるため、1ライン分の読取が終了すると、印字
処理に移る。これにより、キャリア2が順方向に移動し
ながら1ライン分の印字出力が行われ、キャリア2が主
走査方向の逆方向に移動して元の位置に戻るときに原稿
用紙15の1ライン分の読取が行われる。その後は、次
々と印字コマンドと読取コマンドが交互に転送され、1
ラインごとに順方向印字及び逆方向読取が行われる。
【0036】このように、いずれか一方の処理中に、他
方の処理のコマンドを受信した場合に1ラインごとに順
方向印字及び逆方向読取を行うため、別個独立に原稿用
紙15の読取りや印字用紙9への印字を行う場合にも、
各処理を同時に行うことができる。これにより、効率よ
く各処理を行うことができ、処理の待ち時間をなくすこ
とにより全体として処理速度の向上を図ることができ
る。
【0037】また、キャリア2を順方向に移動するとき
に印字処理を行い、キャリア2を逆方向に移動するとき
に読取処理を行うため、図9に示すように印字用紙9の
左端の先頭文字から印字することができるとともに、原
稿用紙15の左端の先頭文字から読取ることができる。
これにより、読取った文字の左右を反転したり、印字デ
ータの左右を反転してから各処理を行う必要がなくな
る。すなわち、印字用紙9及び原稿用紙15を対向させ
て搬送する機構を備えるプリンタでは、用紙の左右の印
字開始位置と読取開始位置とが逆になるため、1ライン
ごとに順方向印字及び逆方向読取を行う制御は特に適し
ている。
【0038】なお、原稿用紙15から読取った情報を印
字用紙9へ印字するとき(すなわちコピー処理)には、
先ず最初の1ライン分の読取コマンドを受信し、続いて
1ライン分の印字コマンドを受信し、その後、読取コマ
ンド及び印字コマンドを交互に受信する。この場合は、
スキャナ部4で読取ったデータをRAM27の印字バッ
ファへ記憶してその印字バッファのデータを印字データ
として印字出力を行うようにする。こうして1ラインご
とに逆方向読取しそのデータを順方向印字する。これに
より、原稿用紙15から読取った情報を印字用紙9へ印
字するときにも同時に処理を行うことができる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、い
ずれか一方の処理中に他方の処理の要求があった場合に
は、一方の処理がすべて終了する前に他方の処理につい
ても行うことができる。従って、原稿から読取った情報
を記録媒体に印字する場合のみならず、別個独立に原稿
の読取りや記録媒体への印字を行う場合にも、各処理を
同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるスキャナ付プリン
タの構成を示す断面図。
【図2】図1に示すスキャナ付プリンタのA−A断面
図。
【図3】図1に示すスキャナ付プリンタにおける前面部
の構成を示す図。
【図4】図1に示すスキャナ付プリンタの構成を示すブ
ロック図。
【図5】図4に示すCPUが行う処理のメインルーチン
を示す流れ図。
【図6】図5に示す印字処理のサブルーチンを示す流れ
図。
【図7】図5に示す原稿読取処理のサブルーチンを示す
流れ図。
【図8】図4に示すCPUが行う割込み処理を示す流れ
図。
【図9】本実施の形態における印字用紙及び原稿用紙の
位置とキャリアの移動方向との関係とを示す図。
【図10】従来のスキャナ付プリンタの構成を説明する
図。
【符号の説明】
2…キャリア 3…スキャナ 5…印字ヘッド 9…印字用紙(記録媒体) 10…スキャナ付プリンタ 13…給紙ローラ 18…給紙ローラ 22…制御部 25…CPU 32…ホスト装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を副走査方向に搬送する記録媒
    体搬送手段を設け、外部からの印字要求に応じて印字ヘ
    ッドを搭載したキャリアを主走査方向に移動させながら
    記録媒体に印字出力を行うプリンタにおいて、前記キャ
    リアに前記印字ヘッドと反対側に向けて搭載され、外部
    からの読取要求に応じて原稿を読取るスキャナと、前記
    記録媒体搬送手段とは別個独立に設けられ、原稿を前記
    スキャナに対向するように搬送する原稿搬送手段とを設
    け、記録媒体への印字処理及び原稿の読取処理のうちの
    いずれか一方の処理が行われている間に、外部から他方
    の処理の要求があったとき、前記キャリアを主走査方向
    の順方向に移動させながら前記印字ヘッドを制御して記
    録媒体へ1ライン分の印字出力を行い、前記キャリアを
    主走査方向の逆方向に移動させながら前記スキャナを制
    御して原稿の1ライン分の読取りを行うことを特徴とす
    るスキャナ付プリンタ。
JP9050178A 1997-03-05 1997-03-05 スキャナ付プリンタ Pending JPH10244711A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9050178A JPH10244711A (ja) 1997-03-05 1997-03-05 スキャナ付プリンタ

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JP9050178A JPH10244711A (ja) 1997-03-05 1997-03-05 スキャナ付プリンタ

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JP9050178A Pending JPH10244711A (ja) 1997-03-05 1997-03-05 スキャナ付プリンタ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100296592B1 (ko) * 1999-04-09 2001-07-12 윤종용 스캐너와 프린터가 일체로 된 복합기
EP1681845A2 (en) * 2005-01-18 2006-07-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Printing and Scanning of Information

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