JPH1058760A - スキャナ付プリンタ - Google Patents

スキャナ付プリンタ

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JPH1058760A
JPH1058760A JP8218581A JP21858196A JPH1058760A JP H1058760 A JPH1058760 A JP H1058760A JP 8218581 A JP8218581 A JP 8218581A JP 21858196 A JP21858196 A JP 21858196A JP H1058760 A JPH1058760 A JP H1058760A
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carrier
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JP8218581A
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Kenichi Yamamoto
健一 山本
Yasumi Tanaka
康己 田中
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリアを主走査方向へ移動させて印字を行
うプリンタで原稿の読取りとその印字処理をキャリア移
動中に同時に印字位置精度よく実行する。 【解決手段】 1つのキャリアに読取面を前方に向けて
スキャナ部を設けるとともに、出力面を後方に向けて印
字ヘッドを設け、スキャナに対向させて原稿を搬送する
原稿搬送機構を印字ヘッドに対向させて記録紙を搬送す
るプラテンとは別個に設け、スキャナの1走行ごとにス
キャナによる原稿画像の読取処理及び印字ヘッドによる
印字処理を同時に行い、その際の印字ヘッドによる印字
処理の開始タイミングをスキャナによる画像読取処理よ
りも少なくともキャリアの1走行分以上ずつずらすとと
もに、プラテンによる記録紙のフィードタイミングも原
稿搬送機構による原稿のフィードタイミングよりも前記
走行数分ずつずらす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに原稿の
読取りを行うスキャナを設けたスキャナ付プリンタに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプリンタとしては、例え
ば、原稿の読取りを行うスキャナと情報の出力を行うサ
ーマルヘッドを一体にして構成し、原稿から読取った情
報を同時に記録紙へ書込む装置が特開平1−17545
9号公報に開示されている。
【0003】この装置は、具体的には図9に示すよう
に、原稿1を載置するガラス板2に沿って1方向に往復
移動可能にキャリア3を配設し、このキャリア3の原稿
1に対向する側へ原稿1の情報を読取るCCD(電荷結
合素子)ラインセンサ4aを備えるスキャナ4を設ける
ともに、キャリア3の上記スキャナ4に対向する位置へ
サーマルラインヘッド5aを備えるプリンタ部5を設け
て構成される。
【0004】上記スキャナ4は、原稿1に光を照射する
光源4b、原稿1からの反射光を結像素子等を介して読
取るCCDラインセンサ4aを備える。一方、プリンタ
部5は、サーマルラインヘッド5a、このサーマルライ
ンヘッド5aの出力面に対して接離可能に記録紙6を押
しつけるローラ機構7、サーマルラインヘッド5aと記
録紙6との間に張設したインクリボン8を備える。
【0005】また、キャリア3の一端側には、印字を行
う記録紙6をサーマルラインヘッド5aの対向位置へ搬
送するとともに、印字が終了した記録紙6を回収する搬
送ローラ9が設けられている。また、キャリア3の他端
側には、このキャリア3を往復動させるキャリアモータ
11が設けられている。
【0006】このような装置において、原稿1に記載さ
れた情報を記録紙6に記録する場合には、先ずガラス板
2に原稿1が載置された状態で、搬送ローラ9が正転制
御されて記録紙6がサーマルラインヘッド5aの対向位
置へ搬送される。そして、原稿1の情報が読取られ、そ
の画像データは所定のデータ処理を施されイメージデー
タ(印字データ)としてサーマルラインヘッド5aへ送
信され、原稿1を読取った位置と対向する記録紙6の位
置へ印字出力される。この動作が1ラインごとに繰返さ
れ、印字が終了すると、搬送ローラ9が反転制御されて
記録紙6が回収され装置外へ排出される。こうして、原
稿1の読取りと同時に記録紙6への印字を行うことがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プリンタに
は上述した装置のような1ラインごとに出力するライン
ヘッドを備えたプリンタの他に、キャリアを主走査方向
へ移動させるとともに、記録紙を副走査方向へ移動させ
て印字するプリンタがある。このようなプリンタにも原
稿に記載された情報を記録紙に同時に記録する機能を設
けたい場合もある。
【0008】しかしながら、上述した特開平1−175
459号公報に開示された技術をキャリアを主走査方向
へ移動させながら記録紙を副走査方向へ移動させて印字
するプリンタに適用しようとすれば、種々の問題が考え
られる。
【0009】すなわち、原稿からスキャナで文字を読取
る場合には、CCDセンサで読取った画像データに所定
のデータ処理を施して印字データ(イメージデータ)に
変換してからこれを印字ヘッドへ転送して印字出力を行
う必要がある。従って、画像データにデータ処理を施す
には時間がかかる。特に、CCDセンサで読取った画像
データを文字認識してコードデータに変換し、これをさ
らにイメージデータに変換して印字出力を行うような場
合には、非常に時間がかかる。
【0010】ところが、キャリアを主走査方向へ移動さ
せるプリンタでは、原稿を読取るときも記録紙に印字す
るときもキャリアを主走査方向へ移動させるため、原稿
を読取ってデータ処理を行っている間にもキャリアは移
動しており、読取った情報のイメージデータが印字ヘッ
ドへ転送されたときには、キャリアは相当進んでしま
い、記録紙に印字する位置がずれてしまう。これでは、
正確な印字処理を行うことができないという問題が考え
られる。
【0011】従って、特開平1−175459号公報に
開示された技術をキャリアを主走査方向へ移動させるプ
リンタへそのまま容易に適用することはできないことは
明らかである。
【0012】そこで、本発明は、キャリアを主走査方向
へ移動させて印字を行うプリンタにおいて原稿の読取り
とその印字処理をキャリア移動中に同時に実行でき、し
かも印字位置精度がよいスキャナ付プリンタを提供しよ
うとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、印
字ヘッドを搭載したキャリアを主走査方向に移動すると
ともに、印字ヘッドに対向させて記録紙を副走査方向に
移動させこの記録紙への印字を行うプリンタにおいて、
キャリアに印字ヘッドの搭載側と反対側に原稿の画像を
読取るスキャナを搭載するとともに、原稿をスキャナに
対向させて搬送する原稿搬送手段を記録紙を搬送する記
録紙搬送手段とは別個に設け、スキャナの1走行ごとに
スキャナによる原稿画像の読取処理及び印字ヘッドによ
る印字処理を同時に行い、その際の印字ヘッドによる印
字処理の開始タイミングをスキャナによる画像読取処理
よりも少なくともキャリアの1走行分以上ずつずらすと
ともに、記録紙搬送手段による記録紙のフィードタイミ
ングも原稿搬送手段による原稿のフィードタイミングよ
りも上記走行数分ずつずらすものである。
【0014】請求項2の本発明は、印字ヘッドを搭載し
たキャリアを主走査方向に移動するとともに、印字ヘッ
ドに対向させて記録紙を副走査方向に移動させこの記録
紙への印字を行うプリンタにおいて、キャリアに印字ヘ
ッドの搭載側と反対側に原稿の画像を読取るスキャナを
搭載するとともに、原稿をスキャナに対向させて搬送す
る原稿搬送手段を印字出力を行う記録紙を搬送する記録
紙搬送手段とは別個に設け、スキャナの1走行ごとにス
キャナによる原稿画像の読取処理及び印字ヘッドによる
印字処理を同時に行い、その際の印字ヘッドによる印字
処理の開始タイミングをスキャナによる画像読取処理よ
りも処理モードに応じて選択したキャリア走行数分ずつ
ずらすとともに、記録紙搬送手段による記録紙のフィー
ドタイミングも原稿搬送手段による原稿のフィードタイ
ミングよりも上記選択キャリア走行数分ずつずらすもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1ないし図7を参照して説明する。図1は、本実施
の形態におけるキャリア21を示す図で、このキャリア
21は主走査方向(矢印方向)に移動可能にプリンタ内
部に配設されている。このキャリア21には、その前部
に原稿読取面22aを前方に向けてスキャナ部22が設
けられるとともに、その後部に印字ヘッドの印字出力面
を後方に向けてプリンタ部23が設けられ、これらは一
体で構成されている。
【0016】このスキャナ部22の前方には、図2に示
すように原稿24を斜め下方に向けて副走査方向へ搬送
する原稿搬送手段としての原稿搬送機構25が設けられ
ている。スキャナ部22の原稿読取面22aは、上記原
稿搬送機構25で搬送される原稿に沿うように斜めに傾
斜している。
【0017】また、上記スキャナ部22は、筐体内部に
原稿へ向けて光を照射する光源、原稿からの反射光を集
光レンズ等を介して読取るCCDセンサ等の図示しない
部品が収納されて構成されている。この光源からの光
は、原稿読取面22aに設けられた読取窓22bを介し
て原稿に照射されるようになっており、この読取窓22
bへ原稿からの反射光が入込むようになっている。
【0018】上記プリンタ部23の後方には、記録紙搬
送手段としてのプラテン26が設けられ、このプラテン
26に沿ってキャリア21は移動する。このプラテン2
6の回転により、図2に示す方向に記録紙27が搬送さ
れるようになっている。
【0019】また、上記プリンタ部23は、後端部に例
えばサーマルヘッドで構成された印字ヘッド23aが設
けられ、この印字ヘッド23aとプラテン26との間に
インクリボンが位置するようにインクリボンカセット2
3bがキャリア21に載置できるように構成されてい
る。
【0020】図3は、本実施の形態の回路構成を示すブ
ロック図で、31はプリンタ本体の制御部を構成するM
PU(マイクロ・プロセッサ・ユニット)である。この
MPU31には、図示しないメインCPUが内蔵される
とともに、プログラムデータを格納したROM(リード
・オンリ・メモリ)31a、各種データ処理のために使
用されるメモリ等を設けたRAM(ランダム・アクセス
・メモリ)31bを備える。
【0021】また、このMPU31には、データバス、
制御バス、アドレスバス等のバスラインが接続してお
り、このバスラインには上記スキャナ部22を制御する
スキャナ部制御回路32、プリンタ部23を制御するプ
リンタ部制御回路33、ホストコンピュータ34を通信
回線を介して接続するインタフェース35が接続してい
る。これらスキャナ部制御回路32及びプリンタ部制御
回路33には、それぞれサブCPU、内部ROM、内部
RAM等が内蔵されている。
【0022】また、スキャナ部制御回路32は、CCD
センサ36からのデータをMPU31へ送信するように
なっている。また、MPU31からのデータを印字ヘッ
ド23aへ供給するようになっている。
【0023】上記MPU31は、ドライバ回路37を介
して、キャリア21を駆動するキャリアモータ38、前
記原稿搬送機構25の搬送ローラ等を駆動する原稿搬送
モータ39、プラテン26等を駆動する記録紙搬送モー
タ41をそれぞれ駆動制御するようになっている。この
ドライバ回路37からは、キャリア21が1走行するご
とにその走行前にキャリア駆動検知信号が発生し、この
検知信号は上記スキャナ部制御回路32及びプリンタ部
制御回路33へ供給される。
【0024】上記MPU31は、図4に示すようなキャ
リア走行制御及び用紙搬送制御を行うようになってい
る。すなわち、先ずMPU31はST(ステップ)1に
て初期設定を行う。例えば、キャリア走行カウント数n
=0に設定する。
【0025】続いて、ST2にて原稿24及び記録紙2
7の吸入処理を行う。すなわちMPU31は、ドライバ
回路37を介して原稿搬送モータ39を制御して原稿2
4を吸入し、スキャナ部22の原稿読取面22aの対向
位置まで搬送する。このとき、MPU31はドライバ回
路37を介して記録紙搬送モータ41を駆動してプラテ
ン26を駆動し、記録紙27を吸入する。
【0026】次にST3にてキャリア走行カウント数n
をインクリメントし、ST4にてドライバ回路37を介
してキャリアモータ38を制御してキャリア21を走行
させる。このとき、ドライバ回路37からキャリア駆動
検知信号が発生する。
【0027】次に、ST5にて1ぺージ分の処理が終了
したか否かを判断する。このとき、1ぺージ分の処理が
終了していないと判断した場合は、ST6にて原稿24
及び記録紙27をフィードし、ST3の処理に戻る。こ
の場合、記録紙27のフィードは、印字処理が行われた
キャリア走行時だけ行う。
【0028】また、ST5にて1ぺージ分の処理が終了
したと判断した場合は、ST7にてドライバ回路37を
介して原稿搬送モータ39及び記録紙搬送モータ41を
駆動して原稿24及び記録紙27を排出してキャリア走
行制御及び用紙搬送制御を終了する。
【0029】図5は、上記スキャナ部制御回路32のサ
ブCPUが行う画像読取制御を示す。サブCPUは、図
4に示すMPU31におけるST4の処理でキャリア2
1を走行するときにドライバ回路37から発生するキャ
リア駆動検知信号がスキャナ部制御回路32に供給され
るごとにこの画像読取制御を行うようになっている。
【0030】具体的には、先ずST11にてキャリア駆
動か否かを判断する。すなわち、ドライバ回路37から
のキャリア駆動検知信号がスキャナ部制御回路32に供
給されたか否かを判断する。
【0031】ST11にてキャリア21が駆動したと判
断した場合は、ST12にてキャリア21の位置が予め
定められた読取範囲であるか否かを判断する。そして、
キャリア21の位置が予め定められた読取範囲でないと
判断した場合は、この画像読取制御を終了し、キャリア
21の位置が予め定められた読取範囲であると判断した
場合は、ST13にて原稿24の画像を読取る。すなわ
ち、原稿24へ光を照射してその反射光をCCDセンサ
で読取る。
【0032】続いて、ST14にてCCDで読取った画
像データを内部RAMへ記憶する。そして、ST15に
てこの内部RAMの画像データをイメージデータ(印字
データ)に展開し、ST16にてイメージデータをMP
U31のRAM31bへ転送してST11の処理に戻
る。
【0033】図6は、上記プリンタ部制御回路33のサ
ブCPUが行う印字制御を示す。サブCPUは、図4に
示すMPU31におけるST4の処理でキャリア21を
走行するときにドライバ回路37から発生するキャリア
駆動検知信号がプリンタ部制御回路33に供給されるご
とにこの印字制御を行うようになっている。
【0034】具体的には、先ずST21にてキャリア駆
動か否かを判断する。すなわち、ドライバ回路37から
のキャリア駆動検知信号がプリンタ部制御回路33に供
給されたか否かを判断する。
【0035】ST21にてキャリア21が駆動したと判
断した場合は、ST22にて図4に示すST3の処理で
カウントしたキャリア走行カウント数nがn≦1か否か
を判断する。このとき、キャリア走行カウント数n≦1
であると判断した場合は、この印字処理を終了する。ま
た、キャリア走行カウント数n≦1でないと判断した場
合は、ST23にてキャリア21の位置が予め定められ
た印字範囲であるか否かを判断する。
【0036】そして、キャリア21の位置が予め定めら
れた印字範囲でないと判断した場合は、この印字制御を
終了し、キャリア21の位置が予め定められた印字範囲
であると判断した場合は、ST24にてMPU31のR
AM31bに記憶された読取り画像であるイメージデー
タを読出し、ST25にてこのイメージデータを印字ヘ
ッド23aへ供給することにより、印字処理を行う。そ
してこの印字処理が終了すると、ST21の処理に移
る。
【0037】このような構成の本実施の形態において
は、原稿24からの読取処理及び記録紙27への印字処
理を同時に行う場合、先ず原稿24及び記録紙27を吸
入して所定位置まで搬送し、キャリア21を走行させ
る。
【0038】このとき、ドライバ回路37からキャリア
駆動検知信号が発生してスキャナ部制御回路32に供給
される。すると、図7に示すように、最初の1走行分の
原稿24の画像読取りが行われる。またドライバ回路3
7からキャリア駆動検知信号は、プリンタ部制御回路3
3にも供給される。ところが、キャリア走行カウント数
nは1であるため、そのキャリア走行時には印字処理が
行われない。その間に、画像データの処理が行われ、M
PU31のRAM31bへ最初のキャリア走行時に読取
った画像がイメージデータとして記録される。
【0039】このキャリア走行が終了すると、原稿24
がフィードされ、次のキャリア走行が行われ、原稿24
の画像読取りが行われる。このとき、キャリア走行カウ
ント数nは2であるため、このキャリア走行時に印字処
理が行われる。すなわち、MPU31のRAM31bか
らの最初のキャリア走行時に読取った画像のイメージデ
ータに基づいて最初の印字処理が行われる。
【0040】次に、原稿24及び記録紙27をともにフ
ィードし、次のキャリア走行が行われ、原稿24の画像
読取り及び1走行前のイメージデータの印字が行われ
る。このような処理を繰返して最後のキャリア走行が終
了すると、原稿24及び記録紙27を排紙する。
【0041】このように、印字処理を行うタイミングを
画像の読取りから1走行分遅らせることにより、読取っ
た画像データの処理を印字処理を行う前までに十分に行
うことができる。従って、キャリア21を主走査方向へ
移動させて印字を行うプリンタにおいても原稿24の読
取りとその印字処理をキャリア移動中に同時に、印字位
置精度よく実行することができ、しかもコピー時間を短
縮できる。
【0042】また、画像データを一時的に保管するため
のメモリも、最小1走行分あれば足りる。これにより、
キャリア21を主走査方向へ移動させて印字を行うプリ
ンタにおいて読取った画像を印字する際にメモリを節約
することができる。
【0043】なお、本発明の実施の形態においては、ス
キャナによる画像読取処理よりもキャリア21の1走行
分ずつずらすものについて述べたが、必ずしもこれに限
定されるものではなく、2走行分以上ずつずらすもので
あってもよい。これにより、例えばスキャナからの画像
データから文字認識を行ってコードデータ化し、これを
イメージ展開して印字する場合等データ処理に時間がか
かる場合でも、印字処理までに十分にデータ処理を行う
時間を確保することができるため、印字位置がずれるこ
となく、キャリア移動中に同時に実行することができ
る。
【0044】次に、本発明をカラープリンタに適用した
場合の第2の実施の形態を図8を参照して説明する。本
実施の形態における回路構成図及び制御の流れ図は、図
1ないし図5に示すものと同様であるため、その詳細な
説明は省略する。
【0045】本実施の形態におけるスキャナ部のCCD
センサとしては、カラー画像の読取りが可能なカラーC
CDセンサを使用する。また、本実施の形態におけるプ
リンタにはモノクローム印字を行うためのモノクローム
印字モード及びカラー印字を行うためのカラー印字モー
ドのモード設定を行うことができるようになっている。
【0046】また、本実施の形態におけるプリンタ部制
御回路33のCPUは、図8に示すような印字制御を行
うようになっている。すなわち、ST31にてキャリア
駆動か否かを判断する。すなわち、ドライバ回路37か
らのキャリア駆動検知信号がプリンタ部制御回路33に
供給されたか否かを判断する。
【0047】ST31にてキャリア21が駆動したと判
断した場合は、ST32にて処理モードとしての印字モ
ードがモノクローム印字モードに設定されているか否か
を判断する。そして、印字モードがモノクローム印字モ
ードに設定されていない、すなわちカラー印字モードに
設定されていると判断した場合は、ST33にてキャリ
ア走行カウント数nがn≦3か否かを判断する。
【0048】このとき、キャリア走行カウント数n≦3
であると判断した場合は、この印字処理を終了する。ま
た、キャリア走行カウント数n≦3でないと判断した場
合は、ST34にてキャリア21の位置が予め定められ
た印字範囲であるか否かを判断する。
【0049】そして、キャリア21の位置が予め定めら
れた印字範囲でないと判断した場合は、この印字制御を
終了し、キャリア21の位置が予め定められた印字範囲
であると判断した場合は、ST35にてMPU31のR
AM31bに記憶された読取り画像であるイメージデー
タを読出し、ST35にてこのイメージデータを印字ヘ
ッド23aへ供給することにより、印字処理を行う。そ
してこの印字処理が終了すると、ST31の処理に移
る。
【0050】これに対して、ST32にて印字モードが
モノクローム印字モードに設定されていると判断した場
合は、ST37にてキャリア走行カウント数nがn≦1
か否かを判断する。このとき、キャリア走行カウント数
n≦1であると判断した場合は、この印字処理を終了す
る。また、キャリア走行カウント数n≦1でないと判断
した場合は、ST34の処理に移る。
【0051】このような構成の本実施の形態において
は、原稿24からの読取処理及び記録紙27への印字処
理を同時に行う場合、先ず原稿24及び記録紙27を吸
入して所定位置まで搬送し、キャリア21を走行させ
る。
【0052】このとき、ドライバ回路37からキャリア
駆動検知信号が発生してスキャナ部制御回路32に供給
される。そして、印字モードがモノクローム印字モード
の場合は、上記実施の形態と同様にキャリア走行カウン
ト数n≦1のときのキャリア走行時には印字処理が行わ
れない。その間に、画像データの処理が行われ、MPU
31のRAM31bへ最初のキャリア走行時に読取った
画像がイメージデータがとして記録される。
【0053】このキャリア走行が終了すると、原稿24
がフィードされ、次のキャリア走行が行われ、原稿画像
24の読取りが行われる。このとき、キャリア走行カウ
ント数n>1であるため、このキャリア走行時に印字処
理が行われる。すなわち、MPU31のRAM31bか
らの最初のキャリア走行時に読取った画像のイメージデ
ータに基づいて最初の印字処理が行われる。こうして、
印字処理を行うタイミングが画像の読取りから1走行分
遅れて実行される。
【0054】これに対して、印字モードがカラー印字モ
ードの場合は、キャリア走行カウント数n≦3のときの
キャリア走行時には画像読取処理及び原稿24のフィー
ドだけが行われ、印字処理及び記録紙27のフィードは
行われない。その間に、モノクロームの画像データの処
理よりも時間がかかるカラーの画像データの処理が行わ
れ、MPU31のRAM31bへ最初のキャリア走行時
に読取った画像がイメージデータがとして記録される。
【0055】この3回のキャリア走行が終了すると、4
回目のキャリア走行が行われ、原稿画像24の読取りが
行われる。このとき、キャリア走行カウント数n>3で
あるため、このキャリア走行時に印字処理が行われる。
すなわち、MPU31のRAM31bからの最初のキャ
リア走行時に読取った画像のイメージデータに基づいて
最初の印字処理が行われる。こうして、印字処理を行う
タイミングが画像の読取りから3走行分遅れて実行され
る。
【0056】このように、印字処理を行うタイミングを
印字モードに応じて変えることにより、モノクロームの
場合よりも時間がかかるカラーの画像データの処理を印
字処理を行う前までに十分に行うことができる。従っ
て、キャリア21を主走査方向へ移動させて印字を行う
カラープリンタにおいても原稿24の読取りとその印字
処理をキャリア移動中に印字位置精度よく同時に実行す
ることができ、しかもコピー時間を短縮できる。
【0057】また、カラー画像データを一時的に保管す
るためのメモリも、最小1走行分あれば足りる。これに
より、キャリア21を主走査方向へ移動させて印字を行
うプリンタにおいて読取った画像を印字する際にメモリ
を節約することができる。
【0058】なお、上記実施の形態において、キャリア
21が主走査方向に1往復する場合を1走行とし、この
1走行ごとに、画像データの読取り、印字処理を同時に
行う場合について述べたが、必ずしもこれに限定される
ことはなく、キャリア21が主走査方向片側に1走行す
る場合を1走行とし、片側1走行ごとに画像データの読
取り、印字処理を同時に行うものであってもよい。この
場合は、片側1走行ごとにドライバ回路37からキャリ
ア駆動検知信号を発生するように構成してもよい。
【0059】また、上記実施の形態において、印字処理
を遅延させるキャリア走行数を決定する要因となる処理
モードとしてカラー印字モード及びモノクローム印字モ
ードの印字モードを備えるものについて述べたが、必ず
しもこれに限定されることはなく、処理モードとしては
種々の組合わせが考えられ、例えばドラフト印字モード
及び通常印字モードのような印字モードを備えるものに
ついて適用してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、キ
ャリアを主走査方向へ移動させて印字を行うプリンタに
おいて原稿の読取りとその印字処理をキャリア移動中に
同時に実行でき、しかも印字位置精度がよいスキャナ付
プリンタを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるキャリアの構
成を示す斜視図。
【図2】図1に示す矢印A方向から見た図。
【図3】本実施の形態における回路構成を示すブロック
図。
【図4】図3に示すMPUの用紙搬送制御及びキャリア
走行制御を示す流れ図。
【図5】図3に示すスキャナ部制御回路のサブCPUが
行う画像読取制御を示す流れ図。
【図6】図3に示すプリンタ部制御回路のサブCPUが
行う印字制御を示す流れ図。
【図7】本実施の形態におけるキャリアの走行回数と画
像読取制御及び印字制御との関係を示す図。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるプリンタ部
制御回路のサブCPUが行う印字制御を示す流れ図。
【図9】従来のスキャナ付プリンタの構成を示す図。
【符号の説明】
21…キャリア 22…スキャナ部 23…印字部 25…原稿搬送機構(原稿搬送手段) 26…プラテン(記録紙搬送手段) 31…MPU 32…スキャナ部制御回路 33…プリンタ部制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドを搭載したキャリアを主走査
    方向に移動するとともに、前記印字ヘッドに対向させて
    記録紙を副走査方向に移動させこの記録紙への印字を行
    うプリンタにおいて、前記キャリアに前記印字ヘッドの
    搭載側とは反対側に原稿の画像を読取るスキャナを搭載
    するとともに、前記原稿を前記スキャナに対向させて搬
    送する原稿搬送手段を記録紙を搬送する記録紙搬送手段
    とは別個に設け、前記スキャナの1走行ごとに前記スキ
    ャナによる原稿画像の読取処理及び前記印字ヘッドによ
    る印字処理を同時に行い、その際の前記印字ヘッドによ
    る印字処理の開始タイミングを前記スキャナによる画像
    読取処理よりも少なくともキャリアの1走行分以上ずつ
    ずらすとともに、前記記録紙搬送手段による記録紙のフ
    ィードタイミングも前記原稿搬送手段による原稿のフィ
    ードタイミングより前記走行数分ずつずらすことを特徴
    とするスキャナ付プリンタ。
  2. 【請求項2】 印字ヘッドを搭載したキャリアを主走査
    方向に移動するとともに、前記印字ヘッドに対向させて
    記録紙を副走査方向に移動させこの記録紙への印字を行
    うプリンタにおいて、前記キャリアに前記印字ヘッドの
    搭載側と反対側に原稿の画像を読取るスキャナを搭載す
    るとともに、原稿を前記スキャナに対向させて搬送する
    原稿搬送手段を印字出力を行う記録紙を搬送する記録紙
    搬送手段とは別個に設け、前記スキャナの1走行ごとに
    前記スキャナによる原稿画像の読取処理及び前記印字ヘ
    ッドによる印字処理を同時に行い、その際の前記印字ヘ
    ッドによる印字処理の開始タイミングを前記スキャナに
    よる画像読取処理よりも処理モードに応じて選択したキ
    ャリア走行数分ずつずらすとともに、前記記録紙搬送手
    段による記録紙のフィードタイミングも前記原稿搬送手
    段による原稿のフィードタイミングよりも前記選択キャ
    リア走行数分ずつずらすことを特徴とするスキャナ付プ
    リンタ。
JP8218581A 1996-08-20 1996-08-20 スキャナ付プリンタ Pending JPH1058760A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112829476A (zh) * 2019-11-22 2021-05-25 深圳怡化电脑股份有限公司 批量打印票据方法、装置、打印设备和介质

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