JPH1024446A - コネクターインサート成形法 - Google Patents
コネクターインサート成形法Info
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- JPH1024446A JPH1024446A JP19839296A JP19839296A JPH1024446A JP H1024446 A JPH1024446 A JP H1024446A JP 19839296 A JP19839296 A JP 19839296A JP 19839296 A JP19839296 A JP 19839296A JP H1024446 A JPH1024446 A JP H1024446A
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- cavity
- terminals
- terminal
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 金型に端子をセットして一工程でインサート
成形することにより、作業性を大幅に向上させたコネク
ターインサート成形法を提供するものである。 【解決手段】 金型11をキャビティーブロック12と、上
部中間金型部材13と、左右に可動自在に設けられた金型
部材14a、14bとに分離して、互いに接離可能に支持し
て金型内部にキャビティー15を構成し、前記キャビティ
ーブロック12に、並列に並べた複数本の端子3、3の下
部側を支持してから、各端子3…の上部を連結すると共
に端子3より板厚が大きく形成された2枚のキャリアー
板4、4の間に、端子角柱部3bを弾性限界内でたわま
せて上部中間金型部材13を挿入した後、キャビティー15
内に樹脂を充填してモールド部2を形成し、次いで各金
型部材を分離する時に、端子角柱部3bを弾性限界内で
たわませて、この間に挿着されていた上部中間金型部材
13を無理抜きすることを特徴とするものである。
成形することにより、作業性を大幅に向上させたコネク
ターインサート成形法を提供するものである。 【解決手段】 金型11をキャビティーブロック12と、上
部中間金型部材13と、左右に可動自在に設けられた金型
部材14a、14bとに分離して、互いに接離可能に支持し
て金型内部にキャビティー15を構成し、前記キャビティ
ーブロック12に、並列に並べた複数本の端子3、3の下
部側を支持してから、各端子3…の上部を連結すると共
に端子3より板厚が大きく形成された2枚のキャリアー
板4、4の間に、端子角柱部3bを弾性限界内でたわま
せて上部中間金型部材13を挿入した後、キャビティー15
内に樹脂を充填してモールド部2を形成し、次いで各金
型部材を分離する時に、端子角柱部3bを弾性限界内で
たわませて、この間に挿着されていた上部中間金型部材
13を無理抜きすることを特徴とするものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モールド部を貫通
して端子を並列に設けたコネクターのインサート成形法
に関するものである。
して端子を並列に設けたコネクターのインサート成形法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品のオス側コネクター1として、
例えば図6(C)に示すようにモールド部2を貫通して
上下に端子3が突設され、これら端子3がモールド部2
の長手方向に沿って複数個設けられていると共に、これ
に並列して複数個の端子3…を設けたものが用いられて
いる。このオス側コネクター1を製造する場合、図5に
示すように複数本の端子3…が間隔をおいて配置され、
これら端子3…の上部がキャリアー板4で一体に連結さ
れている部品を用いる。
例えば図6(C)に示すようにモールド部2を貫通して
上下に端子3が突設され、これら端子3がモールド部2
の長手方向に沿って複数個設けられていると共に、これ
に並列して複数個の端子3…を設けたものが用いられて
いる。このオス側コネクター1を製造する場合、図5に
示すように複数本の端子3…が間隔をおいて配置され、
これら端子3…の上部がキャリアー板4で一体に連結さ
れている部品を用いる。
【0003】またキャリアー板4には円形の取付孔5…
が所定の間隔で形成され、その板厚は搬送機構の構成
上、一定に厚さが必要である。また端子3の形状は、例
えば下部側が円柱状で上部側が角柱状に形成されている
場合がある。この場合、円柱部3aの外径が、角柱部3
bより大きく、また角柱部3bの板厚が、キャリアー板
4の板厚より小さい場合がある。
が所定の間隔で形成され、その板厚は搬送機構の構成
上、一定に厚さが必要である。また端子3の形状は、例
えば下部側が円柱状で上部側が角柱状に形成されている
場合がある。この場合、円柱部3aの外径が、角柱部3
bより大きく、また角柱部3bの板厚が、キャリアー板
4の板厚より小さい場合がある。
【0004】従来このようなオス側コネクター1を製造
する場合には、図6(A)に示すように円筒部8…を開
口したモールド部2を別に成形しておき、取付具7の取
付突起6をキャリアー板4の円形の取付孔5…に取付け
て、モールド部2の上に搬送し、下端の円柱部3aを円
筒部8に嵌入して貫通させる。この後、図6(B)に示
すように角柱部3bの先端を連結しているキャリアー板
4を切断して除去してから、取付具7の取付突起6を、
別のキャリアー板4に設けた円形の取付孔5…に取付け
て、同様に並列する円筒部8…に円柱部3a…を嵌入し
て固定する。この後、図6(C)に示すように上部のキ
ャリアー板4を切断して、オス側コネクター1を製造し
ていた。
する場合には、図6(A)に示すように円筒部8…を開
口したモールド部2を別に成形しておき、取付具7の取
付突起6をキャリアー板4の円形の取付孔5…に取付け
て、モールド部2の上に搬送し、下端の円柱部3aを円
筒部8に嵌入して貫通させる。この後、図6(B)に示
すように角柱部3bの先端を連結しているキャリアー板
4を切断して除去してから、取付具7の取付突起6を、
別のキャリアー板4に設けた円形の取付孔5…に取付け
て、同様に並列する円筒部8…に円柱部3a…を嵌入し
て固定する。この後、図6(C)に示すように上部のキ
ャリアー板4を切断して、オス側コネクター1を製造し
ていた。
【0005】このように、端子3、3を並列に取付けた
オス側コネクター1は、上部のキャリアー板4の板厚が
角柱部3bの板厚より大きくキャリアー板4、4の間が
型抜きできない。このためキャリアー板4、4を取付け
たままインサート成形できず、端子3の取付けが二工程
となり極めて作業性が悪い問題があった。
オス側コネクター1は、上部のキャリアー板4の板厚が
角柱部3bの板厚より大きくキャリアー板4、4の間が
型抜きできない。このためキャリアー板4、4を取付け
たままインサート成形できず、端子3の取付けが二工程
となり極めて作業性が悪い問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点を除
去し、金型に端子をセットして一工程でインサート成形
することにより、作業性を大幅に向上させたコネクター
インサート成形法を提供するものである。
去し、金型に端子をセットして一工程でインサート成形
することにより、作業性を大幅に向上させたコネクター
インサート成形法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のコネクターイン
サート成形法は、モールド部を貫通して端子を並列に設
けたコネクターのインサート成形法において、金型をキ
ャビティーブロックと、この上方に昇降自在に設けられ
た上部中間金型部材と、これらを両側から挟むように左
右に可動自在に設けられた左右金型部材とに分離して、
互いに接離可能に支持して金型内部にキャビティーを構
成し、前記キャビティーブロックに、並列に並べた複数
本の端子の下部側を支持してから、各端子の上部を連結
し且つ端子より板厚が大きく形成された2枚のキャリア
ー板の間に、端子を弾性限界内でたわませて上部中間金
型部材を挿入した後、キャリアー板を左右金型部材の分
離面で挟持し、次いでキャビティー内に樹脂を充填して
モールド部を形成した後、各金型部材を分離する時に、
端子を弾性限界内でたわませて、この間に挿着されてい
た上部中間金型部材を無理抜きすることを特徴とするも
のである。
サート成形法は、モールド部を貫通して端子を並列に設
けたコネクターのインサート成形法において、金型をキ
ャビティーブロックと、この上方に昇降自在に設けられ
た上部中間金型部材と、これらを両側から挟むように左
右に可動自在に設けられた左右金型部材とに分離して、
互いに接離可能に支持して金型内部にキャビティーを構
成し、前記キャビティーブロックに、並列に並べた複数
本の端子の下部側を支持してから、各端子の上部を連結
し且つ端子より板厚が大きく形成された2枚のキャリア
ー板の間に、端子を弾性限界内でたわませて上部中間金
型部材を挿入した後、キャリアー板を左右金型部材の分
離面で挟持し、次いでキャビティー内に樹脂を充填して
モールド部を形成した後、各金型部材を分離する時に、
端子を弾性限界内でたわませて、この間に挿着されてい
た上部中間金型部材を無理抜きすることを特徴とするも
のである。
【0008】本発明のコネクターインサート成形法は、
左右の金型部材が開いた状態で、キャリアー板に一体に
連結された各端子の下部をキャビティーブロックに保持
する。次に上部中間金型部材が並列に取付けておいたキ
ャリアー板の間に下降し、その弾性限界内でたわませて
挿入する。また上部中間金型部材が最下点まで下降する
と、これを両側から挟むように左右の金型部材が当接し
て停止し、この間にキャビティーが形成される。
左右の金型部材が開いた状態で、キャリアー板に一体に
連結された各端子の下部をキャビティーブロックに保持
する。次に上部中間金型部材が並列に取付けておいたキ
ャリアー板の間に下降し、その弾性限界内でたわませて
挿入する。また上部中間金型部材が最下点まで下降する
と、これを両側から挟むように左右の金型部材が当接し
て停止し、この間にキャビティーが形成される。
【0009】この状態で、キャビティーに樹脂を充填し
てモールド部を形成すると、端子が一体に接合されたコ
ネクターが成形される。この後、上部中間金型部材が上
昇すると成形されたモールド部から剥離していく。この
時、キャリアー板の間に挿着されていた上部中間金型部
材は端子を弾性限界内でたわませて、無理抜きし、上部
中間金型部材が抜けると弾性によって元の状態に復帰す
る。この後、キャビティーからコネクターを取外し、キ
ャリアー板を切断して製品とする。
てモールド部を形成すると、端子が一体に接合されたコ
ネクターが成形される。この後、上部中間金型部材が上
昇すると成形されたモールド部から剥離していく。この
時、キャリアー板の間に挿着されていた上部中間金型部
材は端子を弾性限界内でたわませて、無理抜きし、上部
中間金型部材が抜けると弾性によって元の状態に復帰す
る。この後、キャビティーからコネクターを取外し、キ
ャリアー板を切断して製品とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図1
ないし図5を参照して詳細に説明する。図1はオス側コ
ネクターインサート成形装置で、この金型11はキャビテ
ィーブロック12と、上部中間金型部材13および左右の金
型部材14a、14bとで複数に分離して構成され、互いに
密着した状態で図3に示すように断面ゲタ状のキャビテ
ィー15を形成するようになっている。
ないし図5を参照して詳細に説明する。図1はオス側コ
ネクターインサート成形装置で、この金型11はキャビテ
ィーブロック12と、上部中間金型部材13および左右の金
型部材14a、14bとで複数に分離して構成され、互いに
密着した状態で図3に示すように断面ゲタ状のキャビテ
ィー15を形成するようになっている。
【0011】また前記キャビティーブロック12は図1に
示すよう直方体のブロック状に形成され下端が基台17に
取付けられている。このキャビティーブロック12には、
端子3の円柱部3aが挿着される中空円筒状の端子保持
孔18…が設けられ、この底部にストッパーピン19…が夫
々挿着されている。またこの両側には、基台17を貫通し
てエジェクターピン20…が上下動自在に設けられてい
る。またこの基台17の上面には、金型部材14a、14bの
前面と背面に沿って逆L字形のガイド溝21が設けられ、
ここに金型部材14a、14bの前面と背面に突設した凸条
部22が嵌合して左右に摺動するようになっている。
示すよう直方体のブロック状に形成され下端が基台17に
取付けられている。このキャビティーブロック12には、
端子3の円柱部3aが挿着される中空円筒状の端子保持
孔18…が設けられ、この底部にストッパーピン19…が夫
々挿着されている。またこの両側には、基台17を貫通し
てエジェクターピン20…が上下動自在に設けられてい
る。またこの基台17の上面には、金型部材14a、14bの
前面と背面に沿って逆L字形のガイド溝21が設けられ、
ここに金型部材14a、14bの前面と背面に突設した凸条
部22が嵌合して左右に摺動するようになっている。
【0012】またキャビティーブロック12の上方には、
板状の上部中間金型部材13が設けられ、この下端片側に
膨出部24が形成され、これは取付板25に接続されて昇降
するようになっている。更にこの上部中間金型部材13の
底面には、金型部材14a、14bに斜めに開孔したガイド
孔27、27に挿入されるアンギュラーポスト28、28が傾斜
して突設されている。
板状の上部中間金型部材13が設けられ、この下端片側に
膨出部24が形成され、これは取付板25に接続されて昇降
するようになっている。更にこの上部中間金型部材13の
底面には、金型部材14a、14bに斜めに開孔したガイド
孔27、27に挿入されるアンギュラーポスト28、28が傾斜
して突設されている。
【0013】また左右の金型部材14a、14bは、正面台
形状をなすブロック30、30の対向する側面の上部が突出
し、この突出部31の底面がキャビティー15の上面を形成
するようになっている。また突出部31の中間には、キャ
リアー板4の円形の取付孔5…に嵌合して保持する円形
状をなす複数の取付突起6…が横方向に間隔をおいて形
成されている。
形状をなすブロック30、30の対向する側面の上部が突出
し、この突出部31の底面がキャビティー15の上面を形成
するようになっている。また突出部31の中間には、キャ
リアー板4の円形の取付孔5…に嵌合して保持する円形
状をなす複数の取付突起6…が横方向に間隔をおいて形
成されている。
【0014】上記装置によりオス側コネクター1を成形
する方法について説明する。先ず図1に示すように左右
の金型部材14a、14bが開いた状態で、図示しない搬送
装置によりキャリアー板4を金型11まで搬送し、端子3
の下部側の円柱部3aをキャビティーブロック12の端子
保持孔18…に挿着する。次に図2に示すように取付板25
を下降させてくると、傾斜して左右に取付けたアンギュ
ラーポスト28、28が金型部材14a、14bの内部を貫通し
て斜めに形成されたガイド孔27、27に挿入される。更に
アンギュラーポスト28、28がガイド孔27、27内を下降し
てくると、左右の金型部材14a、14bはその凸条部22が
ガイド溝21にガイドされて移動し両者の間隔が狭められ
てくる。
する方法について説明する。先ず図1に示すように左右
の金型部材14a、14bが開いた状態で、図示しない搬送
装置によりキャリアー板4を金型11まで搬送し、端子3
の下部側の円柱部3aをキャビティーブロック12の端子
保持孔18…に挿着する。次に図2に示すように取付板25
を下降させてくると、傾斜して左右に取付けたアンギュ
ラーポスト28、28が金型部材14a、14bの内部を貫通し
て斜めに形成されたガイド孔27、27に挿入される。更に
アンギュラーポスト28、28がガイド孔27、27内を下降し
てくると、左右の金型部材14a、14bはその凸条部22が
ガイド溝21にガイドされて移動し両者の間隔が狭められ
てくる。
【0015】更に取付板25の下降に伴って上部中間金型
部材13が、予めキャビティーブロック12に並列に取付け
ておいたキャリアー板4、4の間に下降し、端子角柱部
3bをその弾性限界内でたわませてこの間に挿入する。
また上部中間金型部材13が最下点まで下降すると、図3
に示すように、これを両側から挟むように金型部材14
a、14bが当接して停止し、取付突起6がキャリアー板
4の円形の取付孔5…に嵌合して端子3を保持すると共
に、膨出部24がキャリアー板4の下側に入り込む。この
結果、図3に示すように上部中間金型部材13の底面と、
左右の金型部材14a、14bの突出部31の底面およびキャ
ビティーブロック12の上面とで、断面ゲタ状のキャビテ
ィー15が形成される。
部材13が、予めキャビティーブロック12に並列に取付け
ておいたキャリアー板4、4の間に下降し、端子角柱部
3bをその弾性限界内でたわませてこの間に挿入する。
また上部中間金型部材13が最下点まで下降すると、図3
に示すように、これを両側から挟むように金型部材14
a、14bが当接して停止し、取付突起6がキャリアー板
4の円形の取付孔5…に嵌合して端子3を保持すると共
に、膨出部24がキャリアー板4の下側に入り込む。この
結果、図3に示すように上部中間金型部材13の底面と、
左右の金型部材14a、14bの突出部31の底面およびキャ
ビティーブロック12の上面とで、断面ゲタ状のキャビテ
ィー15が形成される。
【0016】この状態で、キャビティー15に樹脂を充填
してモールド部2を形成すると、端子3が一体に接合さ
れたオス側コネクター1が成形される。この後、図4に
示すように取付板25を上昇させると、これに取付けた上
部中間金型部材13とアンギュラーポスト28、28が上昇す
る。アンギュラーポスト28が上昇すると、左右の金型部
材14a、14bが移動して開いて行くと同時に、上部中間
金型部材13も上昇して成形されたモールド部2から剥離
していく。
してモールド部2を形成すると、端子3が一体に接合さ
れたオス側コネクター1が成形される。この後、図4に
示すように取付板25を上昇させると、これに取付けた上
部中間金型部材13とアンギュラーポスト28、28が上昇す
る。アンギュラーポスト28が上昇すると、左右の金型部
材14a、14bが移動して開いて行くと同時に、上部中間
金型部材13も上昇して成形されたモールド部2から剥離
していく。
【0017】更に取付板25が上昇すると、上部中間金型
部材13が端子角柱部3bを弾性限界内でたわませて、こ
の間に挿着されていた上部中間金型部材13を無理抜きす
る。この後、上部中間金型部材13が抜けると弾性によっ
て角柱部3bは元の状態に復帰する。更に金型部材14
a、14bが左右に開いてから、キャビティーブロック12
と基台17に挿着されていたエジェクターピン20、20を上
方に突出させてモールド部2を突き上げると、オス側コ
ネクター1がキャビティー15から外れるようになってい
る。このようにして図5に示すように、キャリアー板4
が一体に接続されたままの状態のオス側コネクター1が
成形されたら、上部のキャリアー板4、4を切断除去し
て、図6(C)に示す製品を製造する。
部材13が端子角柱部3bを弾性限界内でたわませて、こ
の間に挿着されていた上部中間金型部材13を無理抜きす
る。この後、上部中間金型部材13が抜けると弾性によっ
て角柱部3bは元の状態に復帰する。更に金型部材14
a、14bが左右に開いてから、キャビティーブロック12
と基台17に挿着されていたエジェクターピン20、20を上
方に突出させてモールド部2を突き上げると、オス側コ
ネクター1がキャビティー15から外れるようになってい
る。このようにして図5に示すように、キャリアー板4
が一体に接続されたままの状態のオス側コネクター1が
成形されたら、上部のキャリアー板4、4を切断除去し
て、図6(C)に示す製品を製造する。
【0018】なお上記説明では端子3の下部を円柱部3
a、上部を角柱部3bとした場合について示したが、こ
の逆でも良い。また上記説明では端子3…を2列に配置
した場合について示したが、3列以上の並列に配置した
オス側コネクター1でも良い。また本発明は図1に示す
構造に限らず、成形装置を上下に反転させて取付けた構
造や、金型部材14a、14bと上部中間金型部材13を横に
して左右に配置した構造でも良い。また上記説明では、
左右の金型部材14a、14bをアンギュラーポスト28、28
により移動させる構造について示したが、シリンダーに
よって開閉する構造でも良い。
a、上部を角柱部3bとした場合について示したが、こ
の逆でも良い。また上記説明では端子3…を2列に配置
した場合について示したが、3列以上の並列に配置した
オス側コネクター1でも良い。また本発明は図1に示す
構造に限らず、成形装置を上下に反転させて取付けた構
造や、金型部材14a、14bと上部中間金型部材13を横に
して左右に配置した構造でも良い。また上記説明では、
左右の金型部材14a、14bをアンギュラーポスト28、28
により移動させる構造について示したが、シリンダーに
よって開閉する構造でも良い。
【0019】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るコネクタ
ーインサート成形法によれば、端子の上部を連結する2
枚のキャリアー板の間に、端子を弾性限界内でたわませ
て上部中間金型部材を挿入した後、キャリアー板を左右
金型部材の分離面で挟持し、次いでキャビティー内に樹
脂を充填してモールド部を形成した後、各金型部材を分
離する時に、端子を弾性限界内でたわませて、この間に
挿着されていた上部中間金型部材を無理抜きすることに
より一工程でインサート成形して作業性を大幅に向上さ
せることができる。
ーインサート成形法によれば、端子の上部を連結する2
枚のキャリアー板の間に、端子を弾性限界内でたわませ
て上部中間金型部材を挿入した後、キャリアー板を左右
金型部材の分離面で挟持し、次いでキャビティー内に樹
脂を充填してモールド部を形成した後、各金型部材を分
離する時に、端子を弾性限界内でたわませて、この間に
挿着されていた上部中間金型部材を無理抜きすることに
より一工程でインサート成形して作業性を大幅に向上さ
せることができる。
【図1】本発明の実施の一形態による金型を開いた状態
で端子をキャビティーブロックに取付けている状態を示
す成形装置の断面図である。
で端子をキャビティーブロックに取付けている状態を示
す成形装置の断面図である。
【図2】図1に示す状態から、上部中間金型部材が下降
している状態を示す成形装置の断面図である。
している状態を示す成形装置の断面図である。
【図3】図2に示す状態から、金型を組合せてキャビテ
ィーに樹脂を充填している状態を示す成形装置の断面図
である。
ィーに樹脂を充填している状態を示す成形装置の断面図
である。
【図4】図3に示す状態から、インサート成形されたオ
ス側コネクターのキャリアー板の間から上部中間金型部
材を無理抜きしている状態を示す成形装置の断面図であ
る。
ス側コネクターのキャリアー板の間から上部中間金型部
材を無理抜きしている状態を示す成形装置の断面図であ
る。
【図5】図4に示すインサート成形されたオス側コネク
ターの斜視図である。
ターの斜視図である。
【図6】従来の方法によりオス側コネクターを成形する
状態を工程に従って説明した断面図である。
状態を工程に従って説明した断面図である。
【符合の説明】 1 オス側コネクター 2 モールド部 3 端子 3a 円柱部 3b 角柱部 4 キャリアー板 5 円形の取付孔 8 円筒部 11 金型 12 キャビティーブロック 13 上部中間金型部材 14a 左金型部材 14b 右金型部材 15 キャビティー 20 エジェクターピン 24 膨出部 25 取付板 27 ガイド孔 28 アンギュラーポスト
Claims (1)
- 【請求項1】 モールド部を貫通して端子を並列に設け
たコネクターのインサート成形法において、金型をキャ
ビティーブロックと、この上方に昇降自在に設けられた
上部中間金型部材と、これらを両側から挟むように左右
に可動自在に設けられた左右金型部材とに分離して、互
いに接離可能に支持して金型内部にキャビティーを構成
し、前記キャビティーブロックに、並列に並べた複数本
の端子の下部側を支持してから、各端子の上部を連結し
且つ端子より板厚が大きく形成された2枚のキャリアー
板の間に、端子を弾性限界内でたわませて上部中間金型
部材を挿入した後、キャリアー板を左右金型部材の分離
面で挟持し、次いでキャビティー内に樹脂を充填してモ
ールド部を形成した後、各金型部材を分離する時に、端
子を弾性限界内でたわませて、この間に挿着されていた
上部中間金型部材を無理抜きすることを特徴とするコネ
クターインサート成形法。
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---|---|---|---|
JP19839296A JP3043623B2 (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | コネクターインサート成形法 |
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JP19839296A JP3043623B2 (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | コネクターインサート成形法 |
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JPH1024446A true JPH1024446A (ja) | 1998-01-27 |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012155919A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | Yazaki Corp | コネクタおよびコネクタの製造方法 |
JP2012169156A (ja) * | 2011-02-15 | 2012-09-06 | Yazaki Corp | コネクタおよびコネクタの製造方法 |
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-
1996
- 1996-07-09 JP JP19839296A patent/JP3043623B2/ja not_active Expired - Fee Related
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