JPH10244277A - 水質浄化装置 - Google Patents

水質浄化装置

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JPH10244277A
JPH10244277A JP9065341A JP6534197A JPH10244277A JP H10244277 A JPH10244277 A JP H10244277A JP 9065341 A JP9065341 A JP 9065341A JP 6534197 A JP6534197 A JP 6534197A JP H10244277 A JPH10244277 A JP H10244277A
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JP
Japan
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water
tank
chemical solution
solenoid valve
filtration tank
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JP9065341A
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Yoshikazu Hirohata
美和 廣畑
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SANSUI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濾過槽における細菌の繁殖を防ぐことによ
り、濾過槽の濾過能力を最大に利用できる水質浄化装置
を提供する。 【解決手段】 濾過槽10の除菌・殺菌を行なう薬液を
貯蔵する薬液タンク60を設け、濾過槽10と薬液タン
ク60との間に送液路70を設ける。この送液路70に
は第3の電磁弁72と薬液ポンプ71を設ける。また、
濾過槽10に、濾過槽10中の薬液を排出するための排
液路80を設け、排液路80に第4の電磁弁81を設け
る。濾過槽10と浴槽100との間に構成される水循環
回路40の入水路20には第1の電磁弁25を設け、該
水循環回路の出水路30には第2の電磁弁31を設け
る。これら4つの電磁弁25、31、72、81の開閉
を行なうことにより、一定時間ごとに水循環回路40を
閉じて、送液路70から薬液を濾過槽10に送り、濾過
槽10の除菌・殺菌を行なう。その後薬液を排液路80
から排出し、水循環回路40を開いて通常運転に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水質浄化装置に関す
る。具体的には、濾過槽の殺菌手段を備えた水質浄化装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭内においていつでも浴用がで
きるように、浴槽に取り付け可能な簡易な水質浄化装
置、いわゆる24時間風呂が数多く開発されている。こ
れらの水質浄化装置には、一般的に、活性炭などを用い
て浴用水中の汚濁物質を物理的に吸着する濾過槽やフィ
ルターなどを用いて汚濁物質を物理的に濾過をする濾過
槽、あるいはセラミックボールなどに繁殖させた好気性
細菌を用いて生物浄化を行なう濾過槽などが用いられて
いる。
【0003】図4は、従来の水質浄化装置Bの一例を示
す概略説明図である。当該水質浄化装置Bは、浴用水中
の汚濁物質を凝集・析出する浄化用物質を利用したもの
であって、凝集・析出された汚濁物質を物理的に濾過す
る。
【0004】水質浄化装置Bの濾過槽10は、物理的な
吸着を行なう活性炭及び物理的な濾過を行なうフィルタ
ーとから構成されている。この濾過槽10の入路側には
入水路20が設けられ、浴槽100中の浴用水が循環ポ
ンプ21によって入水路20から濾過槽10にくみ上げ
られる。また、濾過槽10の出路側には出水路30が設
けられ、濾過された浴用水は当該出水路30を通って自
然落下によって浴槽100中に戻される。このように当
該水質浄化装置Bにあっては、入水路20及び出水路3
0とによって濾過槽10と浴槽100との間に浴用水を
循環させる水循環回路40が構成される。
【0005】入水路20には当該水循環回路40を開閉
する循環用電磁弁22及び循環ポンプ21によってくみ
上げられた浴用水を加温するヒータ23が備えられてい
る。また、入水路20の浴槽側末端には、髪の毛等、浴
用水中の大きなゴミを取り除くヘアキャッチャなどのフ
ィルター24が備えられている。
【0006】また、当該水質浄化装置Bには、浄化用物
質を貯蔵する貯蔵タンク50と浴槽100中に投入する
浄化用物質投入手段が設けられている。当該浄化用物質
投入手段50は、前記貯蔵タンク50から浄化用物質を
投入制御するための投入用電磁弁51及び投入路52と
から構成されている。浄化用物質は、貯蔵タンク50か
ら自然落下によって浴槽100中に投入されるようにな
っており、投入用電磁弁51を開くことにより、一定時
間経過ごとに例えば48時間経過ごとに、一定量、例え
ば60ml程度の浄化用物質が投入路52から浴槽10
0内に投入される。
【0007】この浄化用物質は浴用水中の汚濁物質を凝
集・析出させる効果を有しており、浴用水中の汚濁物質
は、投入された浄化用物質によって凝集・析出される。
したがって、循環用電磁弁22を開き、循環ポンプ21
を作動することによって、凝集・析出された汚濁物質と
ともに浴用水が濾過槽10にくみ上げられ、濾過槽10
で濾過される。そして、濾過された浴用水は出水路30
から浴槽100中に戻される。
【0008】また、循環ポンプ21によってくみ上げら
れた浴用水は、ヒータ23によって一定温度に加温され
ることによって、浴用水中の水温は一定に保たれる。こ
のように、当該水質浄化装置Bを用いることにより、浴
用水が清浄に保たれ、いつでも快適に入浴することがで
きる。
【0009】しかしながらこの水質浄化装置Bにあって
は、浴用水中の汚濁物質が濾過槽10中に蓄積され、し
かも、適当な温度に維持されるため細菌等が繁殖しやす
い条件となっていた。このため、未だ十分に濾過できる
能力があるにも拘らず、細菌除去のために濾過槽10中
の活性炭やフィルターを早期に交換しなければならない
という問題点があった。また、殺菌除去のためにフィル
ターを頻繁に洗浄したり、濾過槽10内の殺菌・除去作
業を頻繁に行なわなければならなかった。
【0010】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、濾過槽にお
ける細菌の繁殖を防ぐことにより、濾過槽の濾過能力を
最大に利用できる水質浄化装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の水質浄化装置
は、水中の汚濁物質を凝集・析出する浄化用物質を貯蔵
する貯蔵タンクと、前記貯蔵タンクに貯蔵された浄化用
物質を水槽中に投入する浄化用物質投入手段と、水中の
汚濁物質を濾過する濾過槽と、前記水槽中の水を前記濾
過槽に循環させる循環ポンプと、前記水槽と前記濾過槽
との間に水循環回路を構成する入水路及び出水路とを具
備する水質浄化装置において、前記濾過槽を除菌若しく
は殺菌する薬液を送液する薬液送液部と前記濾過槽内の
薬液を排出する排液路とを具備することを特徴としてい
る。
【0012】このとき、例えば、薬液送液部を、薬液を
貯蔵する薬液タンクと、前記薬液タンク中の薬液を前記
濾過槽に送液する薬液ポンプと、薬液を送液する送液路
とから構成し、前記入水路に第1の電磁弁を設け、前記
出水路に第2の電磁弁を設け、さらに前記送液路に第3
の電磁弁を設けるとともに、前記出水路の前記第2の電
磁弁より濾過槽側において、第4の電磁弁を設けた前記
排液路を配設するのが好ましい。
【0013】また、前記第1乃至第4の電磁弁及び前記
循環ポンプ並びに前記薬液ポンプを制御する制御手段と
タイマーとを具備し、前記第3の電磁弁及び前記第4の
電磁弁を閉じるとともに、前記第1の電磁弁及び前記第
2の電磁弁を開いて、浴槽中の水を前記水循環回路によ
って循環する通常運転と、前記第1の電磁弁及び前記第
2の電磁弁を閉じるともに、前記第3の電磁弁を開い
て、前記薬液ポンプによって前記濾過槽に薬液を送液す
る第1のステップと、前記第3の電磁弁を閉じて、前記
濾過槽に薬液を満たした状態を保持する第2のステップ
と、前記第4の電磁弁を開き、前記濾過槽から薬液を排
出する第3のステップとを有する殺菌・除菌運転とを行
ない、一定時間経過するごとに前記通常運転を停止さ
せ、前記殺菌・除菌運転を行なう制御部を設けることに
するのが好都合である。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態であ
る水質浄化装置Aの概略構成図、図2は当該水質浄化装
置Aの一部を示す断面説明図、図3は当該水質浄化装置
Aにおける運転制御方法を示すタイミングチャートであ
る。以下、各図に従って詳細に説明する。
【0015】水質浄化装置Aには、従来例の水質浄化装
置Bと同様に濾過槽10の入路側には浴用水を濾過槽1
0にくみ上げるための入水路20が設けられ、濾過槽1
0の出路側には濾過槽10によって濾過された浴用水を
浴槽100中に戻す出水路30が設けられており、当該
入水路20及び出水路30によって、浴槽100と濾過
槽10との間に水循環回路40が構成される。
【0016】この濾過槽10には、従来例の水質浄化装
置Bと同じく活性炭や物理的濾過を行なう、例えば、膜
状フィルターや中空糸状フィルター、あるいはセラミッ
クボールを用いることができる。
【0017】入水路20には、当該入水路20を開閉す
る第1の電磁弁25と浴槽100から浴用水をくみ上げ
る循環ポンプ21及び循環ポンプ21によってくみ上げ
られた浴用水を加温するヒータ23が備えられている。
また、入水路20の濾過槽10側末端は濾過槽10の上
端部に接続され、浴槽100側末端には、髪の毛等浴槽
100中の大きなゴミを取り除くヘアキャッチャなどの
フィルター24が備えられている。
【0018】出水路30には当該出水路30を開閉する
第2の電磁弁31が設けられている。また、出水路30
の濾過槽側末端は濾過槽10の下端部、好ましくは濾過
槽10の底面に接続されている。
【0019】また、当該水質浄化装置Aには、浄化用物
質を貯蔵する貯蔵タンク50と浄化用物質を浴槽100
中に投入する浄化用物質投入手段が設けられている。当
該浄化用物質投入手段は、前記貯蔵タンク50から浄化
用物質を投入制御するための投入用電磁弁51及び投入
路52とから構成されている。この浄化用物質は、従来
例の水質浄化装置Aと同様に自然落下により投入可能に
なっており、投入用電磁弁51の開閉によって浄化用物
質が投入される。
【0020】投入路52の先端にはエアーコック200
が設けられている。エアーコック200は図2に示すよ
うに、一端が閉塞した略円筒からなるプラスチック製の
コック本体210とスクリュー部220とから構成され
ている。コック本体210には、2つの内室240、2
50が形成されており、2つの内室240、250を形
成する中央の隔壁230には、通気口231が開設され
ている。スクリュー部220が螺合される第1の内室2
40の内壁には雌ネジ242が形成されており、当該第
1の内室240には、以下に述べる消音ボール300を
接続する第1の入路部241が設けられている。また、
残る第2の内室250には投入路52を接続する第2の
入路部251及び吹き出しノズル400を接続する出路
部252が設けられている。
【0021】スクリュー部220は、先端が略円錐台状
をしたスクリュー本体221と、隔壁230に設けられ
た通気口231を塞ぐための閉塞部222とから構成さ
れている。この閉塞部222は、例えば耐熱性で弾性力
を有するゴムなどから作製されている。また、スクリュ
ー本体221の外周面にはコック本体210の雌ネジ2
42と螺合する雄ネジ223が形成されており、スクリ
ュー部220を締めることにより、スクリュー部220
がコック本体210の奥方へねじ込められる。この結
果、閉塞部222が隔壁230に当設され、通気口23
1が塞がれる。また、スクリュー部220を開けること
により閉塞部222が隔壁230から離れ、通気口23
1が開かれる。したがって、第1の内室240から第2
の内室250へ流れ込む空気の流入量を、スクリュー部
220によって調整できる。
【0022】エアーコック200の第1の入路部241
には、先端に消音ボール300が接続されたホース34
0が接続される。消音ボール300は、図2に示すよう
に空洞状の球状をしたボール本体310に小さな空気穴
320が開設されており、ボール本体310に突設され
た接続部330に前記ホース340の他端が接続され
る。
【0023】吹き出しノズル400は、図2に示すよう
に一端が塞がれた略円筒からなるノズル本体410の内
部中央に隔壁420が設けられて、2つの内室430、
440が形成されている。開口432を有する第1の内
室430には、エアーコック200の出路部252と接
続される第1の入路部431が設けられ、残る第2の内
室440には当該水質浄化装置Aの出水路30を接続す
る第2の入路部441が設けられている。そして、第1
の入路部431にはエアーコック200の出路部と接続
されたホース260が接続される。また第2の入路部4
41には出水路30が接続される。また、隔壁420に
は、そのほぼ中央に通水孔421が開設されている。
【0024】さらに当該水質浄化装置Aには、濾過槽1
0を除菌若しくは殺菌する薬液を貯蔵する薬液タンク6
0が設けられている。薬液としては、例えば、塩素水や
次亜塩素酸ナトリウムの水溶液などの除菌若しくは殺菌
効力を有する薬液を用いることができる。また、浄化用
物質の中には除菌若しくは殺菌効力を有する浄化用物質
があり、例えば、緑泥石(クロライト)を主要構成鉱物
とするナキジン変成岩を無機酸で溶解抽出することによ
って得られる、複数の金属及び非金属と無機酸との塩及
び/または複塩を主成分として含有する浄化用物質を用
いることができる。そして、これらの浄化用物質は、い
わゆる原液としてそのまま除菌若しくは殺菌用として使
用され、また、原液としてそのままあるいは適度に希釈
して、浴槽中の凝集・析出に用いられる。もちろん、適
度の濃度に希釈して、薬液として用いることにしてもよ
い。
【0025】薬液タンク60と濾過槽10との間には、
薬液を濾過槽に送液する送液路70が設けられている。
当該送液路70には、薬液ポンプ71並びに第3の電磁
弁72が設けられている。この送液路70の濾過槽10
側末端は、水循環回路40を構成する入水路20に、第
1の電磁弁25の設置箇所よりも濾過槽10側で接続さ
れている。
【0026】また、濾過槽10には、濾過槽10内の薬
液を排出するための排液路80が設けられている。この
排液路80の濾過槽10側末端は、水循環回路40を構
成する出水路30に、第2の電磁弁31の設置箇所より
も濾過槽10側で接続されている。
【0027】この水質浄化装置Aにあっては、一定時間
が経過するごとに、薬液タンク60に貯蔵された薬液に
よって濾過槽10が自動的に除菌若しくは殺菌されるよ
うになっている。つまり、上記5つの電磁弁のうち投入
用電磁弁51を除く、第1乃至第4の電磁弁25、3
1、72、81及び循環ポンプ21及び薬液ポンプ71
は、図示しないタイマーを備えた制御部によって制御さ
れ、これら4つの電磁弁25、31、72、81の開閉
及び循環ポンプ21並びに薬液ポンプ71のオンオフに
よって、一定時間ごとに濾過槽10の除菌若しくは殺菌
が行なわれる。
【0028】次に、当該水質浄化装置Aにおける運転制
御方法について説明する。
【0029】〔通常運転〕浴槽100内に一定温度の浴
用水を張った後、当該水質浄化装置Aに電源を投入する
と、投入用電磁弁51が開かれ、貯蔵タンク50中の浄
化用物質が一定量自然落下によって投入路52からエア
ーコック200へと送出され、さらにホース260を通
して吹き出しノズル400へと送出される。また、タイ
マーが作動される。
【0030】制御部は、第3の電磁弁72と第4の電磁
弁81を閉じる(OFF)とともに、第1の電磁弁25
及び第2の電磁弁31を開き(ON)、それと同時に循
環ポンプ21をオンする。循環ポンプ21がオンされる
と、浴用水がヘアキャッチャーなどのフィルター24に
よって濾過され、さらにヒータ23によって一定の温度
に加温あるいは保温され、濾過槽10にくみ上げられ
る。
【0031】濾過槽10にくみ上げられた浴用水は、濾
過槽10によって汚濁物質が濾過され、出水路30を通
って、吹き出しノズル400へと送出される。送出され
た浴用水は、吹き出しノズル400の第2の内室440
から通水孔421を通り、第1の内室430に送り出さ
れる。
【0032】このとき、浴用水は通水孔421を通過す
る際にその流勢が増大される。一方、エアーコック20
0のスクリュー部220を開いておくと、消音ボール3
00の空気穴320から空気が吸い込まれ、エアーコッ
ク200の第1の内室240に吸い込まれる。吸い込ま
れた空気は、通気口231から第2の内室250へと向
い、浄化用物質とともに空気が第2の内室250から、
吹き出しノズル400の第1の内室430へと送り出さ
れる。そして、エアーコック200から送られて来た浄
化用物質及び空気と浴用水とが混合されて、吹き出しノ
ズル400の開口432から浴槽100内に勢いよく排
出される。
【0033】したがって浴槽100中においては、浴用
水と浄化用物質とが十分に攪拌され、浄化用物質の凝集
・析出効果によって、浴用水中の汚濁物質が、凝集・析
出される。そして、凝集・析出された汚濁物質は濾過槽
10によって除去される。
【0034】〔除菌・殺菌運転〕運転開始後一定時間
(T時間)が経過すると、制御部は除菌・殺菌運転を行
なう。殺菌・除菌運転が開始されると、制御部は、第1
の電磁弁25と第2の電磁弁31を閉じるとともに、循
環ポンプ21をオフする。次に、第3の電磁弁72を開
き、薬液ポンプ71をt1時間だけオンする。薬液ポン
プ71がt1時間オンされると、薬液タンク60から一
定量の薬液、つまり濾過槽10が満たされる程度の量の
薬液が濾過槽10に送液される。送液が完了すると、制
御部は薬液ポンプ71をオフして、第3の電磁弁72を
閉じ、濾過槽10が除菌・殺菌されるまで、一定時間
(t2時間)その状態を保持する。
【0035】その後、一定時間(t2時間)が経過する
と、制御部は第4の電磁弁81を開くと、濾過槽10に
満たされた薬液が排液路80から外部に排出される。
【0036】次に制御部はt3時間、つまり、濾過槽1
0から薬液が十分に排出される程度の時間だけ、第4の
電磁弁81を開いた後に、第4の電磁弁81を閉じる。
そして第1の電磁弁25及び第2の電磁弁31を開き、
循環ポンプ21をオンするとともに、タイマーをリセッ
トして、通常運転に戻る。
【0037】このように制御部は、通常運転を一定時間
行なうと除菌・殺菌運転を開始して、濾過槽10を除菌
若しくは殺菌する。
【0038】したがって、当該水質浄化装置Aにあって
は、濾過槽10が一定時間ごとに薬液によって除菌・殺
菌されるため、濾過槽10内に細菌が繁殖せず、快適な
24時間風呂を提供することができる。この結果、濾過
槽10の濾過能力を最大限に利用することができる。
【0039】もちろん、本発明は上記実施例に限定され
るものではなく、いわゆる24時間風呂以外にも応用が
できるのは、言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】本発明の水質浄化装置にあっては、水中
の汚濁物質を凝集・析出する浄化用物質を貯蔵する貯蔵
タンクと、前記貯蔵タンクに貯蔵された浄化用物質を水
槽中に投入する浄化用物質投入手段と、水中の汚濁物質
を濾過する濾過槽と、前記水槽中の水を前記濾過槽に循
環させる循環ポンプと、前記水槽と前記濾過槽との間に
水循環回路を構成する入水路及び出水路とを具備する水
質浄化装置において、前記濾過槽を除菌若しくは殺菌す
る薬液を送液する薬液送液部と前記濾過槽内の薬液を排
出する排液路とを備えているので、必要に応じて薬液で
濾過槽を除菌・殺菌することができる。したがって、除
菌・殺菌のための洗浄回数を減らすことができ、濾過槽
の濾過能力を十分に活かすことができる。
【0041】例えば、薬液送液部を、薬液を貯蔵する薬
液タンクと、前記薬液タンク中の薬液を前記濾過槽に送
液する薬液ポンプと、薬液を送液する送液路とから構成
し、前記入水路に第1の電磁弁を設け、前記出水路に第
2の電磁弁を設け、前記送液路に第3の電磁弁を設ける
とともに、前記出水路の前記第2の電磁弁より濾過槽側
において、第4の電磁弁を設けた前記排液路を配設すれ
ばよい。このような構成の水質浄化装置にあっては、上
記4つの電磁弁の開閉を制御することにより、濾過槽の
殺菌と通常の運転とを簡単に切り換えることができる。
【0042】特に、前記第1乃至第4の電磁弁及び前記
循環ポンプ並びに前記薬液ポンプを制御する制御手段と
タイマーとを具備し、前記第3の電磁弁及び前記第4の
電磁弁を閉じるとともに、前記第1の電磁弁及び前記第
2の電磁弁を開いて、浴槽中の水を前記水循環回路によ
って循環する通常運転と、前記第1の電磁弁及び前記第
2の電磁弁を閉じるともに、前記第3の電磁弁を開い
て、前記薬液ポンプによって前記濾過槽に薬液を送液す
る第1のステップと、前記第3の電磁弁を閉じて、前記
濾過槽に薬液を満たした状態を保持する第2のステップ
と、前記第4の電磁弁を開き、前記濾過槽から薬液を排
出する第3のステップとを有する殺菌・除菌運転とを行
ない、一定時間経過するごとに前記通常運転を停止さ
せ、前記殺菌・除菌運転を行なう制御部を設けてやれ
ば、一定間隔で濾過槽を自動的に除菌・殺菌することが
可能となり、例えば、自動運転を行なうのに適した24
時間風呂を提供できる。
【0043】特に、薬液に除菌・殺菌効果のある浄化用
物質を用いることによれば、濾過槽に残った薬液がその
まま浄化用物質として水槽中に還元することができる。
このため、除菌・殺菌が済んだ濾過槽を洗浄する必要が
なくなり、より効率的に運転を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の態様である水質浄化装置の概
略構成図である。
【図2】同上の水質浄化装置の一部を示す拡大説明図で
ある。
【図3】同上の水質浄化装置における運転制御方法を示
すタイミングチャートである。
【図4】従来例である水質浄化装置の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
10 濾過槽 25 第1の電磁弁 31 第2の電磁弁 40 水循環回路 50 貯蔵タンク 51 投入用電磁弁 60 薬液タンク 70 送液路 71 薬液ポンプ 72 第3の電磁弁 80 排液路 81 第4の電磁弁 100 浴槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/50 550 C02F 1/50 550H 550L A47K 3/00 A47K 3/00 K B01D 35/027 B01D 35/02 J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中の汚濁物質を凝集・析出する浄化用
    物質を貯蔵する貯蔵タンクと、前記貯蔵タンクに貯蔵さ
    れた浄化用物質を水槽中に投入する浄化用物質投入手段
    と、水中の汚濁物質を濾過する濾過槽と、前記水槽中の
    水を前記濾過槽に循環させる循環ポンプと、前記水槽と
    前記濾過槽との間に水循環回路を構成する入水路及び出
    水路とを具備する水質浄化装置において、 前記濾過槽を除菌若しくは殺菌する薬液を送液する薬液
    送液部と前記濾過槽内の薬液を排出する排液路とを具備
    することを特徴とする水質浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記薬液送液部は、薬液を貯蔵する薬液
    タンクと、前記薬液タンク中の薬液を前記濾過槽に送液
    する薬液ポンプと、薬液を送液する送液路とから構成さ
    れ、 前記入水路に第1の電磁弁を具備し、前記出水路に第2
    の電磁弁を具備し、前記送液路に第3の電磁弁を具備す
    るとともに、前記出水路の前記第2の電磁弁より濾過槽
    側において、第4の電磁弁を具備する前記排液路が設け
    られた請求項1に記載の水質浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記第1乃至第4の電磁弁及び前記循環
    ポンプ並びに前記薬液ポンプを制御する制御手段とタイ
    マーとを具備し、 前記第3の電磁弁及び前記第4の電磁弁を閉じるととも
    に、前記第1の電磁弁及び前記第2の電磁弁を開いて、
    浴槽中の水を前記水循環回路によって循環する通常運転
    と、 前記第1の電磁弁及び前記第2の電磁弁を閉じるととも
    に、前記第3の電磁弁を開いて、前記薬液ポンプによっ
    て前記濾過槽に薬液を送液する第1のステップと、前記
    第3の電磁弁を閉じて、前記濾過槽に薬液を満たした状
    態を保持する第2のステップと、前記第4の電磁弁を開
    き、前記濾過槽から薬液を排出する第3のステップとを
    有する殺菌・除菌運転とを行ない、 一定時間経過するごとに前記通常運転を停止させ、前記
    殺菌・除菌運転を行なう制御部を具備する請求項2に記
    載の水質浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記薬液に、前記浄化用物質を用いるこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3に記載の水質浄化装
    置。
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