JPH10243975A - 保育器 - Google Patents

保育器

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JPH10243975A
JPH10243975A JP6528697A JP6528697A JPH10243975A JP H10243975 A JPH10243975 A JP H10243975A JP 6528697 A JP6528697 A JP 6528697A JP 6528697 A JP6528697 A JP 6528697A JP H10243975 A JPH10243975 A JP H10243975A
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JP
Japan
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door
hood
airflow
pair
side surfaces
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Pending
Application number
JP6528697A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kobayashi
心一 小林
Tatsuhiko Seki
辰彦 関
Eiji Koike
英二 小池
Kazuo Matsubara
一雄 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Atom Medical Corp
Original Assignee
Atom Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送風機の運転開始からフード内が所望の環境
になるまでの時間が短く且つフード内の環境の均一性も
高い保育器を提供する。 【解決手段】 フード12のうちで収容状態の児体の身
長方向に沿う一対の側面14a、14bと天面16とに
おける壁面が二重になっており、両方の側面14a、1
4bにおいて内側の壁面と外側の壁面との間を側面14
a、14bの下端部から天面16へ向かって流れるべき
気流を送風機24が発生させる。気流が収容状態の児体
に殆ど当たらず、しかも、発生してから側面14a、1
4bに到達するまでに気流の流れる距離が短くて気流の
温度等の空間的変化が小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、新生児や未熟
児をフード内に収容して保育する保育器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般の保育器には、収容されている児体
を外部から観察することができる様に、透明なフードが
取り付けられている。また、フード内を所望の環境に制
御して児体の体調を維持するために、温度や湿度等が所
望の値に制御されている気流をフード内へ常に流してい
る。更に、この気流が児体に直接には当たらない様に、
フードの壁面を二重にして内側の壁面と外側の壁面との
間に気流を流している(例えば、特公平3−49501
号公報)。
【0003】そして、フードの内側の壁面と外側の壁面
との間に気流を流す従来の保育器では、例えばフードの
前面の下端部から天面を通って後面の下端部まで気流を
流すことによって、この気流を循環させている(例え
ば、上記公報)。つまり、従来の保育器では、フードの
内側の壁面と外側の壁面との間を単一の方向へのみ気流
を流していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様にフー
ドの内側の壁面と外側の壁面との間を単一の方向へのみ
気流を流していると、発生から循環の終了までに気流の
流れる距離が長くて、気流の温度等の空間的変化が大き
い。つまり、循環している間に気流の温度等が変化する
ので、温度等を制御された気流を発生させているにも拘
らず、気流の発生位置に近いフードの前面の下端部と気
流の循環終了位置に近い後面の下端部とで温度等が相当
に異なっている。
【0005】このため、従来の保育器では、気流を発生
させる送風機の運転開始からフード内が所望の環境にな
るまでの時間が長く且つフード内の環境の均一性も低か
った。従って、本願の発明は、送風機の運転開始からフ
ード内が所望の環境になるまでの時間が短く且つフード
内の環境の均一性も高い保育器を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の発明による保育器
は、収容状態の児体の身長方向に沿う一対の側面と天面
とにおける壁面が内側の壁面と外側の壁面との二重にな
っているフードと、前記一対の側面の両方において前記
内側の壁面と前記外側の壁面との間を前記側面の下端部
から前記天面へ向かって流れるべき気流を発生させる送
風機とを具備することを特徴としている。
【0007】本願の発明による保育器は、前記一対の側
面の夫々に設けられている扉と、前記一対の側面の一方
における前記扉が開放されると共に他方における前記扉
が閉鎖されていることを検出して、前記一方の側面への
前記気流の通路を閉鎖する制御器とを具備していてもよ
い。
【0008】本願の発明による保育器は、前記一対の側
面の夫々に設けられている扉と、開放状態の前記扉を介
して前記フードの内側と外側との間で移動可能な臥床架
と、前記一対の側面の一方における前記扉が開放される
と共に他方における前記扉が閉鎖されており且つ前記一
方における扉を介して前記臥床架が前記フードの外側へ
途中まで引き出されていることを検出して、前記一方の
側面への前記気流の通路を閉鎖する制御器とを具備して
いてもよい。
【0009】本願の発明による保育器は、前記一対の側
面の夫々に設けられている扉と、前記一対の側面の一方
における前記扉が開放されると共に他方における前記扉
が閉鎖されていることを検出して、前記他方の側面への
前記気流の通路を閉鎖する制御器とを具備していてもよ
い。
【0010】本願の発明による保育器は、開放状態の前
記扉を介して前記フードの内側と外側との間で移動可能
な臥床架を具備しており、前記制御器が、前記一方にお
ける扉を介して前記臥床架が前記フードの外側へ途中ま
で引き出されていることを検出して、前記他方の側面へ
の前記気流の通路を開放すると共に前記一方の側面への
前記気流の通路を閉鎖してもよい。
【0011】本願の発明による保育器は、前記一対の側
面の夫々に設けられている扉と、開放状態の前記扉を介
して前記フードの内側と外側との間で移動可能な臥床架
と、前記一対の側面の両方における前記扉が開放されて
おり且つ前記一対の側面の一方における前記扉を介して
前記臥床架が前記フードの外側へ途中まで引き出されて
いることを検出して、前記一方の側面への前記気流の通
路を閉鎖する制御器とを具備していてもよい。
【0012】本願の発明による保育器では、フードのう
ちで収容状態の児体の身長方向に沿う一対の側面と天面
とにおける壁面が二重になっており、内側の壁面と外側
の壁面との間を流れるべき気流を発生させているので、
温度等が制御された気流を発生させてもこの気流が収容
状態の児体に殆ど当たらない。
【0013】しかも、一対の側面の両方において内側の
壁面と外側の壁面との間を側面の下端部から天面へ向か
って流れるべき気流を発生させており、一方の側面の下
端部から天面を通って他方の側面の下端部まで流れる気
流を発生させているのではない。このため、発生してか
ら側面に到達するまでに気流の流れる距離が短くて、気
流の温度等の空間的変化が小さい。
【0014】更に、フードの一対の側面の夫々に扉が設
けられていて両方の扉が開放されている場合でも、何れ
の扉の開放部にも気流が流れ且つ気流の温度等の空間的
変化が小さいので、気流によるエアカーテン効果が高
い。
【0015】また、フードの一対の側面の夫々に扉を設
け、一方の扉が開放されると共に他方の扉が閉鎖されて
いることを検出して一方の側面への気流の通路を閉鎖す
れば、発生した気流の多くの部分が他方の側面の下端部
から天面を通って一方の側面へ流れる。このため、両方
の側面へ気流が流れる場合に比べて、一方の側面へ流れ
る気流の量が多く、扉が開放されている一方の側面では
気流によるエアカーテン効果が高い。
【0016】また、フードの一対の側面の夫々に扉を設
け、一方の扉が開放されると共に他方の扉が閉鎖されて
おり且つ一方の扉を介して臥床架がフードの外側へ途中
まで引き出されていることを検出して一方の側面への気
流の通路を閉鎖すれば、発生した気流の多くの部分が他
方の側面の下端部から天面を通って一方の側面へ流れる
と共に、フードの外側へ途中まで引き出されている臥床
架上にも気流が散布される。
【0017】このため、両方の側面へ気流が流れる場合
に比べて、一方の側面へ流れる気流の量が多く、扉が開
放されている一方の側面では気流によるエアカーテン効
果が高く、しかも、フードの外側へ途中まで引き出され
ている臥床架上の児体にも気流が散布される。
【0018】また、フードの一対の側面の夫々に扉を設
け、一方の扉が開放されると共に他方の扉が閉鎖されて
いることを検出して他方の側面への気流の通路を閉鎖す
れば、発生した気流の総てが一方の側面へ流れる。しか
も、発生した気流は他方の側面の下端部から天面を通っ
て一方の側面へ流れるのではなく直ちに一方の側面へ流
れるので、発生してから一方の側面に到達するまでに気
流の流れる距離が短い。
【0019】このため、両方の側面へ気流が流れる場合
に比べて、一方の側面へ流れる気流の量が多く、しか
も、気流の温度等の空間的変化が少なくて、扉が開放さ
れている一方の側面では気流によるエアカーテン効果が
高い。
【0020】また、フードの一対の側面の夫々に扉を設
け、一方の扉が開放されると共に他方の扉が閉鎖されて
いることを検出して他方の側面への気流の通路を閉鎖し
ている場合において、開放されている一方の扉を介して
臥床架がフードの外側へ途中まで引き出されていること
を検出した時に、他方の側面への気流の通路を開放する
と共に一方の側面への気流の通路を閉鎖すれば、臥床架
の引出しの前後で気流の流れる方向が反転する。
【0021】このため、臥床架の引出し前後の何れにお
いても、扉が開放されている一方の側面では気流による
エアカーテン効果が高く、しかも、臥床架の引出し後で
は、フードの外側へ途中まで引き出されている臥床架上
の児体にも気流が散布される。
【0022】また、フードの一対の側面の夫々に扉を設
け、両方の扉が開放されており且つ一方の扉を介して臥
床架がフードの外側へ途中まで引き出されていることを
検出して一方の側面への気流の通路を閉鎖すれば、発生
した気流の総てが他方の側面へ流れる。しかも、発生し
た気流は一方の側面の下端部から天面を通って他方の側
面へ流れるのではなく直ちに他方の側面へ流れるので、
発生してから他方の側面に到達するまでに気流の流れる
距離が短い。
【0023】このため、両方の側面へ気流が流れる場合
に比べて、他方の側面へ流れる気流の量が多く、しか
も、気流の温度等の空間的変化が少なくて、臥床架が引
き出されていない他方の側面では気流によるエアカーテ
ン効果が高い。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本願の発明の第1及び第2
実施形態を、図1〜7を参照しながら説明する。図1〜
5が、第1実施形態を示している。この第1実施形態の
保育器11では直方体に近い形状の透明なフード12が
基台13上に取り付けられており、収容状態の児体(図
示せず)の身長方向に沿う一対の側面14a、14bと
児体の頭部及び足部側の一対の側面15a、15bと天
面16とをフード12が有している。
【0025】側面14a、14bには開口部17a、1
7bが設けられており、ヒンジ18を中心にして回動す
る扉21a、21bが開口部17a、17bに取り付け
られている。扉21a、21bを含む側面14a、14
b及び天面16の壁面は内側と外側との二重になってい
るが、側面15a、15bは一重である。扉21a、2
1bは内側の壁面と外側の壁面とがねじ等で互いに取り
付けられることによって二重になっている。
【0026】図示されてはいないが、側面14a、14
b及び天面16の内側の壁面と側面15a、15bとは
離間しており、この離間部を介して側面14a、14b
及び天面16における内側及び外側の壁面同士の間の空
間と内側の壁面よりも中側の空間とが互いに連通してい
る。
【0027】扉21a、21b及び側面15a、15b
には絞り窓機構等を有する手入窓22が設けられてお
り、扉21a、21bが開放されている開口部17a、
17bを介してフード12の内側と外側との間で移動可
能な臥床架23がフード12内に備えられている。臥床
架23上にはマット(図示せず)等が敷かれ、このマッ
ト等の上に児体が載置される。フード12内に収容され
ている児体に対する処置は、通常は、手入窓22から手
を挿入して行う。
【0028】しかし、手入窓22から手を挿入するだけ
では十分な処置を行うことができない場合は、図2の鎖
線、図3の実線及び図4に示されている様に、扉21
a、21bの少なくとも一方を開放して処置を行い、更
にそれでも不十分な場合は、図3の鎖線及び図5に示さ
れている様に、扉21a、21bが開放されている開口
部17a、17bを介してフード12の外側へ途中まで
臥床架23を引き出して処置を行う。
【0029】温度や湿度等が所望の値に制御されている
気流を発生させる送風機24とこの送風機24を駆動す
るためのモータ25とが基台13中に設けられている。
側面14a、14bにおける内側及び外側の壁面同士の
間の空間と送風機24との間には気流の通路26a、2
6bが設けられており、これらの通路26a、26bを
閉鎖することができるシャッタ27a、27bが通路2
6a、26b内に設けられている。
【0030】以上の様な第1実施形態の保育器11で
は、図1に示されている様に、電源が投入されており且
つ両方の扉21a、21bが閉鎖されていると、シャッ
タ27a、27bは通路26a、26bを開放してい
る。
【0031】このため、矢印28で示されている様に、
送風機24で発生した気流は、通路26a、26bと側
面14a、14b及び天面16における内側及び外側の
壁面同士の間とを流れ、側面14a、14b及び天面1
6の内側の壁面と側面15a、15bとの離間部を介し
て側面14a、14b及び天面16の内側の壁面よりも
中側へ流れ込んで、基台13の上面から送風機24へ戻
る。
【0032】その後、図3に実線で示されている様に、
図1の状態から一方の扉21aのみが開放されると、制
御器(図示せず)が扉21aの開放を検出してシャッタ
27aで通路26aを閉鎖する。このため、矢印28で
示されている様に、送風機24で発生した気流の多くの
部分が、通路26bと側面14b及び天面16における
内側及び外側の壁面同士の間とを流れて、側面14aに
到達する。
【0033】更に、図3に鎖線で示されている様に、図
3の実線の状態から開口部17aを介して臥床架23が
フード12の外側へ途中まで引き出されると、側面14
aに到達した気流は、臥床架23に当たって基台13の
上面から送風機24へ戻りにくいために、臥床架23上
に散布される。
【0034】なお、図3では、制御器は扉21aの開放
を検出すると直ちにシャッタ27aで通路26aを閉鎖
しているが、図3の鎖線で示されている様に扉21aの
開放のみならず開口部17aを介して臥床架23がフー
ド12の外側へ途中まで引き出されたことをも検出して
からシャッタ27aで通路26aを閉鎖してもよい。
【0035】図4に示されている様に、図1の状態から
両方の扉21a、21bが開放されても、制御器はシャ
ッタ27a、27bを動作させず、また、図3の実線の
状態から他方の扉21bが開放されると、制御器はシャ
ッタ27aを動作させて通路26aを開放する。このた
め、矢印28で示されている様に、送風機24で発生し
た気流は通路26a、26bを通って直ちに両方の開口
部17a、17bに流れる。
【0036】一方、図5に示されている様に、図3の鎖
線の状態から他方の扉21bが開放されても、制御器は
シャッタ27a、27bを動作させず、また、図4の状
態から開口部17aを介して臥床架23がフード12の
外側へ途中まで引き出されると、制御器はシャッタ27
aを動作させて通路26aを閉鎖する。このため、矢印
28で示されている様に、送風機24で発生した気流の
総てが通路26bを通って直ちに開口部17bに流れ
る。
【0037】図6、7が、第2実施形態を示している。
この第2実施形態では、全体的な構成は上述の第1実施
形態と実質的に同様であり、制御器の制御方法の一部の
みが上述の第1実施形態と相違している。
【0038】即ち、図6に示されている様に、図1の状
態から一方の扉21aのみが開放されると、制御器は、
第1実施形態の様にシャッタ27aで通路26aを閉鎖
するのではなく、シャッタ27bで通路26bを閉鎖す
る。このため、矢印28で示されている様に、送風機2
4で発生した気流の総てが通路26aを通って直ちに開
口部17aに流れる。
【0039】しかし、図7に示されている様に、図6の
状態から開口部17aを介して臥床架23がフード12
の外側へ途中まで引き出されると、制御器は、シャッタ
27a、27bの両方を動作させて、通路26bを開放
すると共に通路26aを閉鎖する。このため、臥床架2
3の引出しの前後で気流の流れる方向が反転して、結局
は、第1実施形態における図3の鎖線の状態と同じ状態
になる。
【0040】従って、図6の状態から他方の扉21bが
開放されて図4の状態になった場合は、制御器はシャッ
タ27bを動作させて通路26bを開放するので、第1
実施形態において図3の実線の状態から図4の状態にな
った場合の制御器の制御方法とは異なる。しかし、図7
の状態から他方の扉21bが開放されて図5の状態にな
った場合は、第1実施形態において図3の鎖線の状態か
ら図5の状態になった場合と制御器の制御方法が同じで
ある。
【0041】なお、図3、6、7では扉21aが開放さ
れており、図5では開口部17aを介して臥床架23が
引き出されているが、第1及び第2実施形態の何れにお
いて側面14a側と側面14b側とで保育器11が対称
形であるので、扉21aの代わりに扉21bが開放さ
れ、開口部17aの代わりに開口部17bを介して臥床
架23が引き出されても、保育器11は対称に動作する
だけで、実質的な動作は同じである。
【0042】また、以上の第1及び第2実施形態の何れ
においても制御器は扉21a、21bの開放等に伴って
シャッタ27a、27bを動作させているだけである
が、シャッタ27a、27bの動作のみならず、送風機
24からの気流の量を増加させたり、送風機24からの
気流の温度を高めたり、これらの両方を行ったりしても
よい。
【0043】
【発明の効果】本願の発明による保育器では、温度等が
制御された気流を発生させてもこの気流が収容状態の児
体に殆ど当たらないので、児体に対する熱ストレスや児
体の脱水症状等を防止しつつフード内を所望の環境に制
御することができる。しかも、気流の温度等の空間的変
化が小さいので、送風機の運転開始からフード内が所望
の環境になるまでの時間が短く且つフード内の環境の均
一性も高い。
【0044】更に、フードの一対の側面の夫々に扉が設
けられていて両方の扉が開放されている場合でも、気流
によるエアカーテン効果が高いので、開放されている両
方の扉を介して収容状態の児体に対する処置を容易に行
うことができるにも拘らず、フード内の環境が乱されに
くい。
【0045】また、フードの一対の側面の夫々に扉を設
け、一方の扉が開放されると共に他方の扉が閉鎖されて
いることを検出して一方の側面への気流の通路を閉鎖す
れば、扉が開放されている一方の側面では気流によるエ
アカーテン効果が高いので、開放されている一方の扉を
介して収容状態の児体に対する処置を容易に行うことが
できるにも拘らず、フード内の環境が乱されにくい。
【0046】また、フードの一対の側面の夫々に扉を設
け、一方の扉が開放されると共に他方の扉が閉鎖されて
おり且つ一方の扉を介して臥床架がフードの外側へ途中
まで引き出されていることを検出して一方の側面への気
流の通路を閉鎖すれば、扉が開放されている一方の側面
では気流によるエアカーテン効果が高く、しかも、フー
ドの外側へ途中まで引き出されている臥床架上の児体に
も気流が散布されるので、臥床架上の児体に対する処置
を容易に行うことができるにも拘らず、フード内及び児
体の環境が乱されにくい。
【0047】また、フードの一対の側面の夫々に扉を設
け、一方の扉が開放されると共に他方の扉が閉鎖されて
いることを検出して他方の側面への気流の通路を閉鎖す
れば、扉が開放されている一方の側面では気流によるエ
アカーテン効果が高いので、開放されている一方の扉を
介して収容状態の児体に対する処置を容易に行うことが
できるにも拘らず、フード内の環境が乱されにくい。
【0048】また、臥床架の引出しの前後で気流の流れ
る方向を反転させれば、臥床架の引出し前後の何れにお
いても、扉が開放されている一方の側面では気流による
エアカーテン効果が高く、しかも、臥床架の引出し後で
は、フードの外側へ途中まで引き出されている臥床架上
の児体にも気流が散布されるので、臥床架上の児体に対
する処置を容易に行うことができるにも拘らず、フード
内及び児体の環境が乱されにくい。
【0049】また、フードの一対の側面の夫々に扉を設
け、両方の扉が開放されており且つ一方の扉を介して臥
床架がフードの外側へ途中まで引き出されていることを
検出して一方の側面への気流の通路を閉鎖すれば、臥床
架が引き出されていない他方の側面では気流によるエア
カーテン効果が高いので、臥床架上の児体に対する処置
を容易に行うことができるにも拘らず、フード内の環境
が乱されにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の第1実施形態において両方の扉が
閉鎖されている場合の側断面図である。
【図2】第1実施形態の斜視図である。
【図3】第1実施形態において一方の扉が開放されてい
る場合の側断面図である。
【図4】第1実施形態において両方の扉が開放されてい
る場合の側断面図である。
【図5】第1実施形態において両方の扉が開放されてお
り且つ臥床架が引き出されている場合の側断面図であ
る。
【図6】本願の発明の第2実施形態において一方の扉が
開放されている場合の側断面図である。
【図7】第2実施形態において一方の扉が開放されてお
り且つ臥床架が引き出されている場合の側断面図であ
る。
【符号の説明】
11 保育器 12 フード 14a、14b 側面 16 天面 21a、21b 扉 23 臥床架 24 送風機 26a、26b 通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 一雄 東京都文京区本郷3丁目18番15号 アトム メディカル株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容状態の児体の身長方向に沿う一対の
    側面と天面とにおける壁面が内側の壁面と外側の壁面と
    の二重になっているフードと、 前記一対の側面の両方において前記内側の壁面と前記外
    側の壁面との間を前記側面の下端部から前記天面へ向か
    って流れるべき気流を発生させる送風機とを具備するこ
    とを特徴とする保育器。
  2. 【請求項2】 前記一対の側面の夫々に設けられている
    扉と、 前記一対の側面の一方における前記扉が開放されると共
    に他方における前記扉が閉鎖されていることを検出し
    て、前記一方の側面への前記気流の通路を閉鎖する制御
    器とを具備することを特徴とする請求項1記載の保育
    器。
  3. 【請求項3】 前記一対の側面の夫々に設けられている
    扉と、 開放状態の前記扉を介して前記フードの内側と外側との
    間で移動可能な臥床架と、 前記一対の側面の一方における前記扉が開放されると共
    に他方における前記扉が閉鎖されており且つ前記一方に
    おける扉を介して前記臥床架が前記フードの外側へ途中
    まで引き出されていることを検出して、前記一方の側面
    への前記気流の通路を閉鎖する制御器とを具備すること
    を特徴とする請求項1記載の保育器。
  4. 【請求項4】 前記一対の側面の夫々に設けられている
    扉と、 前記一対の側面の一方における前記扉が開放されると共
    に他方における前記扉が閉鎖されていることを検出し
    て、前記他方の側面への前記気流の通路を閉鎖する制御
    器とを具備することを特徴とする請求項1記載の保育
    器。
  5. 【請求項5】 開放状態の前記扉を介して前記フードの
    内側と外側との間で移動可能な臥床架を具備しており、 前記制御器が、前記一方における扉を介して前記臥床架
    が前記フードの外側へ途中まで引き出されていることを
    検出して、前記他方の側面への前記気流の通路を開放す
    ると共に前記一方の側面への前記気流の通路を閉鎖する
    ことを特徴とする請求項4記載の保育器。
  6. 【請求項6】 前記一対の側面の夫々に設けられている
    扉と、 開放状態の前記扉を介して前記フードの内側と外側との
    間で移動可能な臥床架と、 前記一対の側面の両方における前記扉が開放されており
    且つ前記一対の側面の一方における前記扉を介して前記
    臥床架が前記フードの外側へ途中まで引き出されている
    ことを検出して、前記一方の側面への前記気流の通路を
    閉鎖する制御器とを具備することを特徴とする請求項1
    記載の保育器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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