JPH10243689A - 電気車の制御方法およびそれを用いた制御装置 - Google Patents
電気車の制御方法およびそれを用いた制御装置Info
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- JPH10243689A JPH10243689A JP9038796A JP3879697A JPH10243689A JP H10243689 A JPH10243689 A JP H10243689A JP 9038796 A JP9038796 A JP 9038796A JP 3879697 A JP3879697 A JP 3879697A JP H10243689 A JPH10243689 A JP H10243689A
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Abstract
流制御において、従来は電気角60度毎に行っていた磁
極位相演算の頻度を減らし、マイコン処理負担を少なく
する。 【解決手段】ポート切替手段80により、電気車の起動
時のみ3相の磁極位置信号75のすべての信号を用いて
初期磁極位置77を得、起動後は3相の磁極位置信号7
5のうち1相のみを磁極位相基準信号81として出力す
ることにより、磁極位相補正処理の頻度が低下される。
Description
よび制御装置に係り、特に電気車に好適な永久磁石回転
電機の制御方法および制御装置に関する。
れる電気車の制御装置では、広範囲の可変速可変トルク
制御を実現することが不可欠である。このため制御装置
内の電流制御部は、例えば特開昭62−25893 号,特開平
1−50790号,特開平6−225588号などの各号公報に開示
されているように、所要トルクに応じて別に演算された
トルク指令、および電動機の回転数と回転子の磁極の固
定子に対する位置の情報を取り込み、これらをもとに電
動機に供給すべき交流電力の電流とその位相を決定し、
インバータブリッジのパワー素子の駆動信号を発生して
電動機に電力を供給し、駆動している。
の制御システムでは常に回転数と磁極位相、すなわち回
転子の磁極と固定子のコイルの位置関係の情報を正確に
把握する必要がある。
れらの情報のうち、回転数についてはその変化に駆動系
の慣性による時定数があるため瞬時値を把握する必要は
ない。また検出結果に誤差があっても、演算時定数をも
たせたり平均化することで吸収できる。
流位相を磁極位相に同期制御して所要のトルクを発生さ
せるために瞬時値が必要である。特に同期電動機で駆動
される電気車では、システム停止状態での車両移動など
の理由により、駆動系が必ずしも直近のシステム遮断時
の状態を保持しているとは限らないため、起動ごとに起
動時の磁極位置を検出し、以降はシステム遮断まで電動
機の回転で変化する磁極位相を把握し続ける必要があ
る。そこで磁極位置検出器で起動時の概略の磁極位置を
検出し、運転中は回転数検出器の出力である回転数検出
信号から演算により磁極位相を求めている。
実際の回転子の磁極位置に合わせて補正しなければなら
ない。演算された磁極位置の補正方法は、磁極位置検出
器の出力を磁極位相の基準信号とし、回転数検出器の出
力を角度変位に換算して得られた磁極位相との誤差を修
正する方法を用いる。
電動機において磁極位置検出器はU,V,W相の信号を
出力するので、電気角60度ごとすなわち1周期で6回
の補正処理が行われる。電気車用電動機は小型化のため
高速回転化を必要としており、それにつれて単位時間当
たりの補正処理の回数が増え、マイコンの処理負担が増
大してしまう。またシステムが採用したマイコンによっ
て最大使用本数が定められている信号用入出力ポートの
うちの例えば3本をシステムの起動時から遮断まで磁極
位置検出器用として占有してしまうという問題があっ
た。
石型同期電動機用の電流制御の演算処理に必要な磁極位
相演算のマイコン処理負担を少なくすることにある。
動時に永久磁石回転電機の3相の磁極位置信号パルスに
基づいて初期磁極位置を演算し、起動後は演算された前
記初期磁極位置と、前記永久磁石回転電機の回転パルス
と、および前記3相の磁極位置信号パルスの立ち上がり
および立ち下がりがあったときに演算される補正値とに
基づいて前記永久磁石回転電機の磁極位相を演算し、演
算した磁極位相とトルク指令値に基づいて前記永久磁石
回転電機に供給する電流を決定する電気車の制御方法に
おいて、前記3相の磁極位置信号パルスのうち所定の1
相の磁極位置信号パルスの立ち上がりまたは立ち下がり
のうち一方があったときに前記磁極位相を補正すること
により達成される。
位相を演算する磁極位相演算手段と、演算された前記磁
極位相に基づいてインバータを制御し前記永久磁石回転
電機を回転する電流制御手段とを備えた電気車の制御装
置において、前記永久磁石回転電機から検出した3相の
磁極位置信号のうち、電気車の起動時には3相全ての信
号を前記電流制御手段に接続し、起動後は所定の1相の
信号のみを前記電流制御手段に接続するポート切換手段
を備えることにより達成される。
て説明する。図1は電気自動車の駆動部および制御部の
ブロック図である。
ッテリ1から供給される直流電力を交流電力に変換し、
永久磁石回転電機3に供給する。この実施形態では、イ
ンバータブリッジ2にIGBT(Insulated Gate Bipol
ar Transistor)などのパワー素子を用い、永久磁石回転
電機3として永久磁石型3相同期電動機を用いる。
るためのエンコーダなどの回転数検出手段4,回転子の
磁極位置を検出するための磁極位置検出手段40が設け
られている。
回転電機3に供給する電流は、制御装置であるマイコン
50が演算したPWM(Pulse Width Moduration)信号
によって決定される。
開度,ブレーキ踏込量等の運転者の操作60と、インバ
ータブリッジ2から永久磁石回転電機3に供給される電
流値を検出した電流検出値32と、永久磁石回転電機3
からの回転数検出信号73,磁極位置信号75が入力さ
れる。
は、運転者の操作60と、回転数検出信号73から回転
数演算手段14で演算された回転数が入力される。この
2つの値からトルク指令値71を演算し、電流制御手段
7に入力する。なお、回転数演算手段14は後述する演
算磁極位相76の変化量から回転数72を演算する。
他、回転数72,電流検出値32、そして後述する磁極
位相演算手段11により演算された演算磁極位相76か
ら、永久磁石回転電機3に印加すべき電圧値である交流
電圧指令値74を演算し、PWM信号発生手段9に入力
する。
4をインバータブリッジ2を駆動させるためのPWM信
号に変換し、出力する。
極位相76は正確かつ一定以上の分解能をもつものでな
ければならないが、そのような磁極位相は、永久磁石回
転電機3から出力される回転数検出信号73と磁極位置
信号75の双方の信号を得ることにより可能である。
極位置信号75を示す。3相同期電動機を用いたもので
は、磁極位置信号75は図のようにデューティ50%で
電気角120度相当の位相差のあるパルス出力3本から
なり、電気角360度の区間で電気角60度ごとに立ち
上がり3点、立ち下がり3点の計6点でステップ状に変
化する。
機3の誘起電圧の位相関係を示す。このように磁極位置
信号75と誘起電圧は同期しているが、磁極位置信号7
5による磁極位置検出の分解能は図3に示す1区間、す
なわち電気角60度であるため、回転電機を制御するた
めの磁極位相としては非常に粗いものである。
数検出信号73のパルスを磁極位相演算手段11で計数
し、磁極位置信号75を用いて演算処理を行うことによ
り、磁極位相に対応した演算磁極位相76を得る。
73はA,B相と名付けられたデューティ50%で一定
波長でありかつその1/4波長の位相差を持つ2つのパ
ルス出力からなる。回転数検出手段4は回転数検出信号
73のA,B相について、電気角360度当たりそれぞ
れ125パルス出力することとする。
転時、図5は逆転時である。図のように永久磁石回転電
機3が正転しているときはB相が先行し、逆転している
ときはA相が先行するようになっている。
73のA,B相の立ち上がり,立ち下がり時に、B相先
行時は計数値を増加し、A相先行時は減少して、電気角
360度当たり500ずつ計数する。
を、本実施形態では360/500≒0.72 度の分解
能で、1対1に対応させることができる。
を減算すると、磁極位置信号75と線間誘起電圧に一致
するように調整したものを相電圧に読み替えることもで
きる。例えば磁極位置信号75の6ヶ所の変化点は、線
間誘起電圧に一致するように調整すると電気角で0,6
0,120,180,240,300度である。相電圧
は線間電圧より電気角30度進相しているから、これら
を演算磁極位相76では458(=−42),42,1
25,208,292,375と表わすことができる。
本実施形態ではこれらを磁極位相理論値84と呼ぶこと
にする。
で、演算磁極位相76では磁極位相理論値84それぞれ
に500,1000,1500,・・・,500×nの
いずれかを加算または減算したものも同一の電気角を意
味することになる。ここでnは自然数である。
子を示す。図6は正転時、図7は逆転時である。磁極位
相演算手段11による演算磁極位相76の計数範囲は0
から500×nなる最大計数値76mまでであるが、磁
極位相演算手段11は100マイクロ秒ごとに演算磁極
位相76を調べているため、実際にはこの間に計数した
オーバフロー分がその上下に存在する。本実施形態で
は、永久磁石回転電機3の最高回転数を毎分20000
回転としており、最大のオーバフローは100マイクロ
秒で17である。
ごとに演算磁極位相76を調べ、正転時に最大計数値7
6mを越えていれば演算磁極位相76から最大計数値7
6mを減じた結果を、逆転時に0より小さい値、すなわ
ち負数であれば演算磁極位相76に最大計数値76mを
加えた結果を、それぞれ演算磁極位相76として出力す
る。演算磁極位相76を前述の自然数nで除した余りが
常に0〜499のいずれかの整数となるので、電流制御
手段7はこれをそのときの磁極位相として利用すること
ができる。
磁極位置演算手段12の結果である初期磁極位置77を
用いている。図8にこの作用のフローチャートを示す。
システム起動時の回転子の磁極位相は不定であるが、図
13,図14に示すようなポート切替手段80は磁極位
置信号75をそのまま磁極位置信号75pとして磁極位
置演算手段12に出力している。磁極位置演算手段12
は図3に示したように磁極位置信号75pの組み合わせ
から磁極位置の区間を判断し、その区間の中央値である
初期磁極位置77を決定する。本実施形態では0〜49
9の間の値とし、かつ線間誘起電圧→相誘起電圧読替の
ため電気角30度分進相させているため、0,83,1
67,250,333,417のいずれかとなる。なお
磁極位置信号75pが全てハイレベルまたは全てローレ
ベルである場合は前述の6区間の組み合わせとしてはあ
り得ないため、磁極位置検出手段40に異常があると判
定している。
相76は初期磁極位置77を取り込んでいる。初期磁極
位置77は電気角60度の区間の中央値であるから、実
際の磁極の位置とは電気角で最大±30度の誤差を含ん
でいる。これは交流電圧指令値74により固定子のコイ
ルに生じる磁界の位置の誤差として現われるため、永久
磁石回転電機3の発生するトルクは所定より最小でcos
30=cos(−30)≒0.866 倍まで減少する。
てきたように磁極位置信号75の6ヶ所の変化点が電気
角360度の範囲で既知であり、対応する磁極位相が磁
極位相理論値84として既知であることを利用して、演
算磁極位相76を補正する。初期磁極位置77により演
算磁極位相76が定まった後、ポート切替手段80は磁
極位置信号75の内の任意の1本のみを磁極位相基準信
号81として磁極位相補正手段13に出力する。本実施
形態ではW相とした。磁極位相補正手段13は磁極位相
基準信号81の立ち上がりまたは立ち下がり時に、対応
する磁極位相理論値84から演算磁極位相76の差分を
求め、この差分の半分を磁極位相補正値82として演算
し演算磁極位相76に加算することで演算磁極位相76
の誤差を補正する。図9にこの作用のフローチャートを
示す。
位相補正手段13は磁極位相基準信号81の立ち下がり
時のみ、すなわち電気角360度に含まれる磁極位置信
号75の6ヶ所の変化点の内の1ヶ所のみで動作する。
これは永久磁石回転電機3の高速回転時のマイコン処理
における磁極位相補正手段13の実行頻度を下げるため
である。一方、永久磁石回転電機3の誘起電圧が正転時
と逆転時で反転することから、磁極位相基準信号81の
立ち上がり/立ち下がりの変化も正転時と逆転時で異な
る。これは正転時と逆転時で磁極位相補正手段13が動
作する磁極の位置が異なることを意味する。そこで本実
施形態ではマイコンの制約で立ち下がり時のみ割込処理
が実行される場合を想定し、図9に示したように磁極位
相理論値84を正転時に42、逆転時に292と使い分
けることで対応している。
下がりを切り換えられるマイコンであれば同じ磁極の位
置でよいことでもある。また本実施形態で想定したマイ
コンのようにその切り替えができないものであっても、
正転時と逆転時で異なるポートを使用できれば、図12
に示すように磁極位相基準信号81を2つに分け、一方
を反転してから入力して正転時と逆転時で使い分ければ
同じ磁極の位置でよいことでもある。
ことが望ましい理由を説明する。図15,図16に磁極
位相補正手段13と磁極位相補正手段13以外のマイコ
ン50の処理と磁極位置信号75との関係を示す。磁極
位置信号75の6ヶ所の変化点について、図15は1ヶ
所のみを用いる場合、図16は6ヶ所とも用いる場合で
ある。磁極位相補正手段13は他の処理に割り込んで優
先的に実行される。交流電圧指令値74は永久磁石回転
電機3の磁極位相に合わせて出力されるため、永久磁石
回転電機3を高速回転させるには制御周期を短くして多
頻度に処理しなければならない。
わすことができる。
位は[分あたり回転]、周波数の単位は[ヘルツ]であ
る。
00回転で回転させるときの電動機の駆動周波数は86
7ヘルツとなり、この周期は約1.153 ミリ秒である
ため、制御周期は最長でも100マイクロ秒程度にしな
ければならない。
械角90度である。このとき磁極位置信号75の電気角
360度当たり6ヶ所の全ての変化点を用いると、磁極
位置信号75の変化の周期は次式で表わすことができ
る。
転数の単位は[分あたり回転]、変化の周期の単位は
[秒]である。
で回転しているときの磁極位置信号75の出力パルスの
変化の周期は約192.3 マイクロ秒であるから、回転
数に関わらず1回に約6マイクロ秒かかる磁極位相補正
手段13の割込処理が約192.3 マイクロ秒ごとに実
行されることになる。すなわち電動機の回転数の上昇に
伴ないマイコンにおける磁極位相補正手段13の処理負
担の割合が増大し、他の制御処理を圧迫する。このため
磁極位相補正手段13の処理回数の低減化や、処理その
ものの簡素化が必要になる。
回の処理で演算磁極位相76の誤差を半分にするから、
システム起動時の最大誤差の電気角30度は6回の処理
で分解能以下の電気角約0.469 度以下に収束してい
る。すなわち、磁極位置信号75の電気角360度当た
り6ヶ所の変化点を1ヶ所にして磁極位相補正手段13
の実行頻度を1/6にしても、最大でも電気角2160
度の回転で誤差を収束させることができる。8極の電動
機であれば電気角2160度は機械角540度であり、
これは電動機の1.5 回転である。
用いると、磁極位相補正手段13は最大でも電気角60
度相当の回転後に初回の動作を行うのに対し、1ヶ所の
みでは最大330度回転後に初回の動作を行うことにな
る。この間は所定よりトルクが減少したままであるが前
述のように最低でも0.866 倍は確保されており、以
後は磁極位相補正手段13の実行ごとに1.000 倍に
近づく。
相理論値84から演算磁極位相76の差分の半分として
いるのは、演算磁極位相76の変化に積分要素を持たせ
るためである。またこの方法では、回転数検出信号73
に重畳したノイズによる磁極位相演算手段11の誤計数
などによる誤差も補正可能である。
の差が無視できるとき、図10に例を示すように磁極位
相補正手段13の処理を簡素化することができる。例え
ば磁極位相の誤差が電気角5度以下に収束していれば発
生トルクはcos5=cos(−5)≒0.996 倍以上が確保
されている。本実施形態においては、この条件を満たす
ときに発生トルクとその所定値との差を無視できるとし
て、磁極位相補正手段13は磁極位相基準信号81に対
応する磁極位相理論値84と演算磁極位相76の差分を
調べ、結果の絶対値が7以下の時に以降の処理の実行を
省略している。すなわち磁極位相補正値82を演算し、
演算磁極位相76に加算する処理が不要になる。
例を示している。演算磁極位相76が初期磁極位置77
により定まった後、磁極位相基準信号81として使わな
い磁極位置信号75pの内の2本は不要である。そこで
ポート切替手段80はこれらを解放し、システム起動後
に必要になるものであって、かつ、本実施形態には直接
関与しないその他の処理のための最大2つの信号をそれ
ぞれ接続する。これにより限られた数のポートを有効に
使用することができるようになる。
うち所定の1相の磁極位置信号に基づいて前記磁極位相
を補正することにより、磁極位相を補正する頻度が低く
なり、高速回転時における磁極位相補正手段のためのマ
イコン処理負担を少なくすることができる。
には3相全ての信号を電流制御手段に接続し、起動後は
所定の1相の信号のみ電流制御手段に接続するポート切
換手段を備えたことにより、磁極位相補正処理に使用さ
れないポートを、他の処理に適用できるという効果が得
られる。また、システム起動時のみ使用する信号のポー
トを他の用途に転用できる上、磁極位相補正処理のため
の回路や機構の追加が不要であり、そのコスト増、メン
テナンスも発生しない効果もある。
構成ブロック図。
図。
(正転時)。
(逆転時)。
す図。
例を示す図。
同一の点になるようにした例を示す図。
図(実行頻度少時)。
図(実行頻度多時)。
回転電機、4…回転数検出手段、6…トルク指令発生手
段、7…電流制御手段、9…PWM信号発生手段、10
…PWM信号、11…磁極位相演算手段、12…磁極位
置演算手段、13…磁極位相補正手段、14…回転数演
算手段、31…電流検出器、40…磁極位置検出手段、
50…マイコン、60…運転者の操作、71…トルク指
令値、72…回転数、73…回転数検出信号、74…交
流電圧指令値、75/75p…磁極位置信号、76…演
算磁極位相、76m…最大計数値、77…初期磁極位
置、80…ポート切替手段、81…磁極位相基準信号、
82…磁極位相補正値、84…磁極位相理論値。
Claims (5)
- 【請求項1】電気車の起動時に永久磁石回転電機の3相
の磁極位置信号パルスに基づいて初期磁極位置を演算
し、起動後は演算された前記初期磁極位置と、前記永久
磁石回転電機の回転パルスと、および前記3相の磁極位
置信号パルスの立ち上がりおよび立ち下がりがあったと
きに演算される補正値とに基づいて前記永久磁石回転電
機の磁極位相を演算し、演算した磁極位相とトルク指令
値に基づいて前記永久磁石回転電機に供給する電流を決
定する電気車の制御方法において、前記3相の磁極位置
信号パルスのうち所定の1相の磁極位置信号パルスの立
ち上がりまたは立ち下がりのうち一方があったときに前
記磁極位相を補正することを特徴とする電気車の制御方
法。 - 【請求項2】請求項1記載において、前記3相の磁極位
置信号パルスのうち所定の1相の磁極位置信号パルスの
立ち上がりまたは立ち下がりのうち一方があり、かつ演
算された磁極位相と磁極位相理論値の差が所定の値以上
であったとき前記磁極位相を補正することを特徴とする
電気車の制御方法。 - 【請求項3】永久磁石回転電機の磁極位相を演算する磁
極位相演算手段と、演算された前記磁極位相に基づいて
インバータを制御し前記永久磁石回転電機を回転する電
流制御手段とを備えた電気車の制御装置において、前記
永久磁石回転電機から検出した3相の磁極位置信号のう
ち、電気車の起動時には3相全ての信号を前記電流制御
手段に接続し、起動後は所定の1相の信号のみを前記電
流制御手段に接続するポート切換手段を備えたことを特
徴とする電気車の制御装置。 - 【請求項4】永久磁石回転電機の磁極位相を演算する磁
極位相演算手段と、演算された前記磁極位相に基づいて
インバータを制御し前記永久磁石回転電機を回転する電
流制御手段とを備えた電気車の制御装置において、前記
永久磁石回転電機の磁極位置に応じた3相の磁極位置信
号を出力する磁極位置検出手段と、前記3相の磁極位置
信号に基づいて初期磁極位置を演算する磁極位置演算手
段と、前記3相の磁極位置信号のうち所定の1相の磁極
位置信号に基づいて演算した磁極位置補正値を前記磁極
位相演算手段に出力する磁極位相補正手段と、電気車の
起動時には前記3相の磁極位置信号を前記磁極位置演算
手段に接続し、起動後は前記3相の磁極位置信号のうち
前記所定の1相の磁極位置信号を前記磁極位相補正手段
に接続すると同時に他の2相を前記磁極位置演算手段か
ら切り放し、または前記磁極位置演算手段に関与しない
処理手段の信号の入出力に切替えることを特徴とするポ
ート切換手段を備えたことを特徴とする電気車の制御装
置。 - 【請求項5】永久磁石回転電機と、前記永久磁石回転電
機の3相の磁極位置信号を出力する磁極位置検出手段
と、前記永久磁石回転電機の回転数検出信号を出力する
回転数検出手段と、前記磁極位置信号に基づいて磁極位
置を演算する磁極位置演算手段と、前記回転数検出信号
に基づいて前記電動機の回転子の磁極位相を演算する磁
極位相演算手段と、前記磁極位相演算手段で演算された
磁極位相に基づいて前記電動機の回転数を演算する回転
数演算手段と、前記永久磁石回転電機に投入されている
電動機電流を検出する電流検出手段と、車両の運転状態
と運転者の操作に応じて前記電動機が発生すべきトルク
指令値を演算するトルク指令値発生手段と、前記トルク
指令値,前記回転数、および前記電動機電流に基づいて
前記永久磁石回転電機に印加する交流電圧値を演算する
電流制御手段と、前記交流電圧値をもとにPWM信号を
生成するPWM信号発生手段と、前記PWM信号に応じ
て前記永久磁石回転電機に電力を供給するインバータブ
リッジとを備えた電気車の制御装置において、前記3相
の磁極位置信号のうち所定の1相の磁極位置信号の立ち
上がりまたは立ち下がりがあったとき、前記電流制御手
段に優先して前記磁極位相の誤差を補正する磁極位相補
正手段を備えていることを特徴とする電気車の制御装
置。
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