JPH10243407A - 画像信号処理装置及び画像入力処理装置 - Google Patents

画像信号処理装置及び画像入力処理装置

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JPH10243407A
JPH10243407A JP9058568A JP5856897A JPH10243407A JP H10243407 A JPH10243407 A JP H10243407A JP 9058568 A JP9058568 A JP 9058568A JP 5856897 A JP5856897 A JP 5856897A JP H10243407 A JPH10243407 A JP H10243407A
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建夫 鶴岡
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    • H04N23/84Camera processing pipelines; Components thereof for processing colour signals
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04N25/40Extracting pixel data from image sensors by controlling scanning circuits, e.g. by modifying the number of pixels sampled or to be sampled
    • H04N25/44Extracting pixel data from image sensors by controlling scanning circuits, e.g. by modifying the number of pixels sampled or to be sampled by partially reading an SSIS array
    • H04N25/447Extracting pixel data from image sensors by controlling scanning circuits, e.g. by modifying the number of pixels sampled or to be sampled by partially reading an SSIS array by preserving the colour pattern with or without loss of information

Abstract

(57)【要約】 【課題】欠落する色信号を高精度に復元することができ
る画像信号処理装置を提供する。 【解決手段】画像信号から、指定された画素を包含する
所定サイズの局所領域の色信号を抽出する領域抽出部30
5 と、抽出された局所領域内の各色信号ごとの平均分散
から最大の分散を有する色信号を選択する最大分散信号
選択部312 と、選択された色信号以外の色信号に関し
て、パラメータが選択された色信号のパラメータと同一
となるように色信号を変形する信号変形部313 と、変形
された複数の各色信号と選択された色信号とを合成して
複数の参照候補画像を生成する候補画像生成部314 と、
生成された複数の参照候補画像から、所定の評価関数に
基づき1つの参照画像を選択する参照画像選択部316
と、選択された参照画像に基づき、欠落する色信号を復
元する欠落画素復元部318 とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像信号処理装置及
び画像入力処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、安価かつ軽量な単板式のCCDを
用いた画像入力処理装置が普及している。このような画
像入力処理装置においては、一枚の撮像素子から被写体
の色情報を得るために色フィルタを受光面上にモザイク
状に配置している。
【0003】色フィルタの一例として、シアン(C
y)、マゼンタ(Mg)、イエロー(Ye)、グリーン
(G)からなる補色モザイクフィルタの配置を図19に
示す。図19において、偶数フィールドのnラインとn
+1ラインに対応する輝度信号をYo,n 、Yo,n+1 、色
差信号をCo,n 、Co,n+1 とし、奇数フィールドのnラ
インとn+1ラインに対応する輝度信号をYe,n 、Y
e,n+1 、色差信号をCe,n 、Ce,n+1 とすると、これら
の信号は、次式で示される。
【0004】 Yo,n =Yo,n+1 =Ye,n =Ye,n+1 =2R+3G+2B (1) Co,n =Ce,n =2R−G (2) Co,n+1 =Ce,n+1 =2B−G (3) ただし、Cy,Mg,Yeはグリーン(G)およびレッ
ド(R)、ブルー(B)により次式で示される。
【0005】 Cy=G+B (4) Mg=R+B (5) Ye=R+G (6) (1)式で示されるように、輝度信号は偶数、奇数フィ
ールドの全ラインで生成される。これに対し、(2),
(3)式で示されるように2つの色差信号は1ラインお
きにしか生成されず、線形補間により欠落するラインの
色差信号を補っている。この後、マトリックス演算を行
うことでR,G,Bの3原色を得ることができる。この
ような方法では、色差信号は輝度信号に対して1/2の
情報量しかなく、エッジ部に色モワレと呼ばれるアーテ
ィファクトが発生する。一般に、このような色モワレを
低減するために、水晶フィルタを用いたローパスフィル
タを撮像素子前面に配置することが行われるが、ローパ
スフィルタの挿入により解像度が低下するという新たな
問題が発生する。
【0006】また、特開平04−62096号公報およ
び特開平05−056446号公報は、上記のように色
差信号のみで単純な補間を行うのではなく、輝度信号の
成分を用いて色差信号を補正する方法を開示している。
【0007】すなわち、特開平04−62096号公報
によれば、輝度信号Yは線形補間で作成されるが、色差
信号Cについては、輝度信号Yの変化の少ない領域では
線形補間にて補い、変化の大きい領域では輝度信号Yを
(7)式に示されるように変形することで回復された色
差信号C′を得ている。
【0008】 C′=aY+b (7) ここでa,bは定数である。
【0009】また、特開平05−056446号公報で
は、輝度信号Yは線形補間により作成されるが、色差信
号Cについては、輝度信号Yと色差信号Cとを電気回路
的ローパスフィルタにて処理し、それぞれの低周波成分
low とClow を得て、以下の(8)式を用いて欠落が
回復された色信号C′を得ている。
【0010】
【数1】 これは、輝度信号Yを低周波成分Ylow とClow を用い
て補正したものを色信号C′とすることに相当する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術では、単板式のCCDを用いた場合に輝度信
号を線形補間で、色差信号を線形補間または輝度信号に
基づいて補っているが、輝度信号が、本質的に3板式C
CDを用いた場合の1/2であり、このような方法では
欠落する色信号を高精度に復元することができない。
【0012】また、上記した従来技術では、輝度信号を
線形補間で、色差信号を線形補間または輝度信号に基づ
いて補っているが、このような方法では特定の色信号が
劣化するような色収差の生じる安価な光学レンズ系を用
いた場合に、欠落する色信号を高精度に復元することが
できない。
【0013】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、欠落する色信
号を高精度に復元することができる画像信号処理装置を
提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、安価な光学レ
ンズ系を使用した場合でも欠落する色信号を高精度に復
元することができる画像入力処理装置を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、第1の発明に係る画像信号処理装置は、1つの
画素が有する画像信号が複数の色信号から構成され、画
素の位置に応じて少なくとも1つ以上の色信号が欠落す
る画像信号を処理する画像信号処理装置において、上記
画像信号から、指定された画素を包含する所定サイズの
局所領域の色信号を抽出する抽出手段と、この抽出手段
で抽出された局所領域内の各色信号ごとに所定のパラメ
ータを算出し、このパラメータに基づき1つの色信号を
選択する色信号選択手段と、この色信号選択手段で選択
された色信号以外の色信号に関して、上記パラメータが
選択された色信号のパラメータと同一となるように色信
号を変形する変形手段と、この変形手段で変形された複
数の各色信号と上記色信号選択手段によって選択された
色信号とを合成して複数の参照候補画像を生成する候補
画像生成手段と、この候補画像生成手段で生成された複
数の参照候補画像から、所定の評価関数に基づき1つの
参照画像を選択する参照画像選択手段と、上記参照画像
選択手段で選択された参照画像に基づき、欠落する色信
号を復元する復元手段とを具備する。
【0016】また、第2の発明に係る画像入力処理装置
は、1つの画素が有する画像信号が複数の色信号から構
成され、画素の位置に応じて少なくとも1つ以上の色信
号が欠落する画像信号を入力処理する画像入力処理装置
において、上記画像入力処理装置において色収差を生じ
る光学レンズ系と色収差量に基づき色信号の出現頻度を
調整した撮像装置とからなる入力手段と、この入力手段
から得られた画像信号中の指定された画素を包含する所
定サイズの局所領域の色信号を抽出する抽出手段と、こ
の抽出手段で抽出された局所領域内の各色信号中で、色
収差量の少ない色信号を所定の構造モデルと評価関数に
基づき変形および合成することで近似参照画像を生成す
る近似参照画像生成手段と、この近似参照画像生成手段
で生成された近似参照画像を色収差量の多い色信号の色
収差量に基づき平滑化する平滑化手段と、上記近似参照
画像生成手段で生成された近似参照画像と上記平滑化手
段で平滑化された近似参照画像とに基づき参照画像を生
成し、欠落する色信号を復元する復元手段とを具備す
る。
【0017】すなわち、第1の発明に係る画像信号処理
装置は、1つの画素が有する画像信号が複数の色信号か
ら構成され、画素の位置に応じて少なくとも1つ以上の
色信号が欠落する画像信号を処理するにあたって、ま
ず、上記画像信号から、指定された画素を包含する所定
サイズの局所領域の色信号を抽出する。次に、抽出され
た局所領域内の各色信号ごとに所定のパラメータを算出
し、このパラメータに基づき1つの色信号を選択する。
次に、選択された色信号以外の色信号に関して、上記パ
ラメータが選択された色信号のパラメータと同一となる
ように色信号を変形する。次に、変形された複数の各色
信号と選択された色信号とを合成して複数の参照候補画
像を生成する。そして、この生成された複数の参照候補
画像から、所定の評価関数に基づき1つの参照画像を選
択し、選択された参照画像に基づき、欠落する色信号を
復元する。
【0018】また、第2の発明に係る画像入力処理装置
は、1つの画素が有する画像信号が複数の色信号から構
成され、画素の位置に応じて少なくとも1つ以上の色信
号が欠落する画像信号を入力処理するにあたって、ま
ず、上記画像入力処理装置において色収差を生じる光学
レンズ系と色収差量に基づき色信号の出現頻度を調整し
た撮像装置とからなる入力手段を用い、この入力手段か
ら得られた画像信号中の指定された画素を包含する所定
サイズの局所領域の色信号を抽出する。次に、抽出され
た局所領域内の各色信号中で、色収差量の少ない色信号
を所定の構造モデルと評価関数に基づき変形および合成
することで近似参照画像を生成する。次に、この生成さ
れた近似参照画像を色収差量の多い色信号の色収差量に
基づき平滑化する。そして、生成された近似参照画像と
平滑化された近似参照画像とに基づき参照画像を生成
し、欠落する色信号を復元する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施形態を詳細に説明する。まず、第1実施形態を説明
する。図1は第1実施形態に係る画像信号処理装置の機
能ブロック図であり、以下に各機能の接続関係を説明す
る。
【0020】図1において、入力部101は、R信号用
バッファ102、G信号用バッファ103、B信号用バ
ッファ104に接続され、さらに、領域抽出部105を
介してそれぞれR信号用ブロックバッファ106、G信
号用ブロックバッファ107、B信号用ブロックバッフ
ァ108に接続されている。R信号用ブロックバッファ
106は分散算出部109とRGB切換部113と信号
変形部151に、G信号用ブロックバッファ107は分
散算出部110とRGB切換部113と信号変形部15
1に、B信号用ブロックバッファ108は分散算出部1
11とRGB切換部113と信号変形部151に接続さ
れている。分散算出部109、110、111は最大分
散決定部150を介して信号変形部151に接続されて
いる。
【0021】この信号変形部151は参照画像用バッフ
ァ112を介して欠落画素復元部116に接続されてい
る。RGB切換部113は、エッジ強度算出部114と
線形補間部115または欠落画素復元部116を介し
て、出力部117に接続されている。また、制御部11
8は、入力部101、領域抽出部105、分散算出部1
09、110、111、信号変形部151、RGB切換
部113、エッジ強度算出部114、欠落画素復元部1
16、出力部117に接続されている。
【0022】図2は上記した信号変形部151の具体的
構成を示す図であり、R信号用ブロックバッファ10
6、G信号用ブロックバッファ107、B信号用ブロッ
クバッファ108と、最大分散決定部150と、制御部
118からの信号を受ける選択部151Aと、ゲイン・
バイアス算出部151Bと、演算部151Cとが順に接
続されている。
【0023】なお、本実施形態では上記した各機能の一
部はハードウェアで構成され、入力部101は単板式C
CDにより、出力部117は磁気ディスクにより、制御
部118はマイクロコンピュータにより構成される。
【0024】図3は入力部101の具体的構成を示す図
である。レンズ系201とローパスフィルタ202と単
板式のCCD203とが被写体を撮像可能なように配置
されている。CCD203は、例えば以下に述べるよう
な原色型のフィルタ配置を持つCCDであり、A/D変
換器204、色分離回路205、プロセス回路206、
207、208を介してマトリックス回路209に接続
されている。このマトリックス回路209の出力はRG
B3信号用のバッファ102、103、104に接続さ
れている。また、CCD203にはクロックジェネレー
タ210によって発生されたクロックに基づいてCCD
203を駆動するCCD駆動回路211が接続されてい
る。
【0025】図4は、図3のCCD203におけるフィ
ルタ配置の具体的構成を示す図である。ここでは、図4
(a)に示すような3×3サイズの基本配置を、図3
(b)に示すように反復的に繰り返して構成することに
より、CCD上の全画素を充填している。本実施形態で
は、RGB3信号の出現頻度は1:1:1の均等な比率
になるように設定されている。
【0026】以下に上記した図1に示す構成の作用を図
5のフローチャートを参照して説明する。
【0027】図1において、1フレーム分のRGB3信
号が制御部118の制御に基づいて入力部101を介し
て読み込まれて、R信号用バッファ102、G信号用バ
ッファ103、B信号用バッファ104に転送される
(ステップS1)。次に、領域抽出部105は制御部1
18の制御に基づき、画像の走査を行なって(ステップ
S2)、各色信号用バッファ102,103,104内
の1フレーム分の各色信号から、ある特定画素を中心と
する所定サイズの矩形領域、例えば5×5サイズの領域
内に存在する色信号を抽出して(ステップS3)、それ
ぞれR信号用ブロックバッファ106、G信号用ブロッ
クバッファ107、B信号用ブロックバッファ108に
転送する。RGB切換部113は制御部118の制御に
基づいて各ブロックバッファ106,107,108内
の矩形領域の色信号を順次読み出してエッジ強度算出部
114に転送する。エッジ強度算出部114は制御部1
18の制御の基に、全色信号からラプラシアンに基づく
エッジ強度を算出して(ステップS4)、エッジ強度が
所定の閾値(例えば信号が0〜255の8bit精度で
あるときは8を閾値とする)より大きいか否かを判断し
(ステップS5)、YESの場合は欠落画素復元部11
6を選択し、NOの場合は線形補間部115を選択す
る。
【0028】そして線形補間部115が選択された場合
は、公知の線形補間方法により欠落画素を復元し、出力
部117から外部へ出力する(ステップS16、S1
7)。また、欠落画素復元部116が選択された場合に
は処理が制御部118を介して分散算出部109、11
0、111に移行する。すなわち、分散算出部109、
110、111は制御部118の制御に基づき、各ブロ
ックバッファ106,107,108内の矩形領域の各
色信号を読み出して各色信号の分散を算出する。次に最
大分散決定部150は算出された各分散のうち最大の分
散をもつ色信号を決定する(ステップS6)。
【0029】信号変形部151の選択部151A(図
2)は制御部118の制御に基づき、最大分散決定部1
50からの色信号が最大分散を有する信号か否かによっ
て各ブロックバッファ106,107,108内の矩形
領域の各色信号のうち1つを選択する(ステップS
7)。すなわち、各ブロックバッファ106,107,
108内の矩形領域の各色信号のうち、最大分散に対応
する色信号は変形されることなしに参照画像用バッファ
112へ出力される。最大分散の色信号でないものにつ
いてはゲイン・バイアス算出部151Bに出力される。
ゲイン・バイアス算出部151Bは入力された色信号に
ついてそのゲインαi とバイアスβi とを算出して(ス
テップS8)、当該色信号Iとともに演算部151Cへ
出力する。演算部151Cは算出されたゲインαi とバ
イアスβi とを用いて当該色信号を変形して参照画像バ
ッファ112に出力する(ステップS9)。最大分散に
対応する変形なしの色信号と変形された色信号とが参照
画像バッファ112内に積算されることにより参照画像
が生成される(ステップS10)。
【0030】欠落画素復元部116は参照画像バッファ
112から参照画像を読み出して最大分散を有する色信
号か否かを判断し(ステップS11)、YESの場合は
この参照画像を出力部117に転送する。また、NOの
場合は参照画像用バッファ112内の各色ごとに参照画
像と各ブロックバッファ106,107,108内の矩
形領域の色信号とを比較し、参照画像を各色信号に適合
するように変形して(ステップS12)、出力部117
に転送する。これによって出力部117には変形なしの
参照画像と変形された参照画像とが積算される(ステッ
プS13)。出力部117は積算された参照画像を欠落
が復元された色信号として外部へ出力する(ステップS
14)。
【0031】このようにして上記処理を矩形ブロックが
重複しないように各信号用バッファ102、103、1
04内のすべての画像が走査されて処理されることによ
り(ステップS15)、1フレーム分の画像に対するす
べての欠落が復元される。
【0032】以下に、上記した参照画像を生成する方法
を図6(a)〜(j)を参照して説明する。本実施形態
ではいわゆるカラーエッジモデルを用いて参照画像を生
成する。カラーエッジモデルでは、局所領域においては
各色信号は同一のエッジ構造を共有する。このようなモ
デルは自然界に存在する多くの画像において成立するこ
とが確認されている。したがって、このようなモデルを
仮定すれば、以下で定義される各色信号のゲイン(α)
とバイアス(β)とを調整することで同一形状の信号が
得られる。
【0033】図6(a)、(b)、(c)はそれぞれ、
R、G、Bの各色信号における原画像の形状と、そのゲ
インαi =最大値−最小値,バイアスβi =最小値(i
=r,g,b)を示す図である。これらの原画像が図6
(d)に示されるフィルタ配置のCCDによって撮像さ
れたとすると、得られる色信号はそれぞれ、図6
(e)、(f)、(g)に示すような分布となる。そこ
で、図6(e)、(f)、(g)の各色信号のゲインα
i ,バイアスβi を調整して合成することで、図6
(h)、(i)、(j)に示されるような基本となる複
数のエッジ構造分布が得られる。この場合上記したよう
に、最大分散を有する色信号についてはゲインαiとバ
イアスβi を調整せず、それ以外の色信号についてのみ
ゲインαi とバイアスβi を調整する。
【0034】次に、複数のエッジ構造分布の中で最も局
在性の高いパターンを参照画像として1つ選択する。局
在性の判断には所定の方法、例えばラプラシアンを用い
てエッジ強度を算出して、このエッジ強度が最小のもの
を選択するようにする。参照画像は、各色信号から矛盾
無く合成されるエッジ構造を表しており、原画像のエッ
ジ構造を反映しているものと考えられる。よって、この
参照画像のゲインとバイアスを各色信号のゲインαi
バイアスβi に一致させるように最小自乗誤差を規範と
して変形することで、欠落が回復された色信号を得るこ
とができる。
【0035】ここでは、予め多数のエッジ構造を形成し
た後に1つの参照画像を選択するのでなく、選択の効率
を考慮してラプラシアンのような評価関数を定め、エッ
ジ強度が最小となるように解析的にゲインαi ,バイア
スβi を算出する。また、全色信号のゲインαi とバイ
アスβi を求めることは必ずしも必要ではなく、どれか
1つの色信号に合わせるようにすることで計算を簡略化
することができる。例えば、後述するように分散が最大
となる色信号については変形せず、それ以外の色信号に
ついては、分散が最大となる色信号と組み合わせて最も
局在性の高いエッジ構造が得られるように変形する。
【0036】以下に、ラプラシアンを評価関数として、
G信号にR,B信号を合わせる例を説明する。
【0037】R、B信号のゲインをαr ,αb とし、バ
イアスをβr ,βb とする。局所領域に含まれるR,
G,B信号の画素値を1次元のベクトルfr ,fg ,f
b で表し、画素の欠落状況を示すマスクをベクトル
r ,mg ,mb で表す。マスクは画素が存在する場合
に1を、存在しない場合に0の要素をとるものとする。
すると、参照画像Φは、
【0038】
【数2】 で示される。ここで、参照画像Φに対してラプラシアン
Δ2 を施し、 Δ2 Φ=|Δ2 (Mv+C)| (10) を最小化することを考える。すると、v=[αr
βr ,αb ,βb T は、 v=(Δ2 M)-1(−Δ2 C) (11) となり、一意に算出できる。すなわち、G信号に対する
R、B信号のゲインαr,αb と、バイアスβr ,βb
とが求まる。
【0039】ここで、Mは正方行列にはならないため特
異値分解に基づく疑似逆行列を算出する必要がある。ま
た、(11)式は、G信号にR,B信号を合わせる例で
あるが、他の組み合わせも同様にして算出することがで
きる。
【0040】図7は、上記したカラーエッジモデルに基
づいて欠落画素が復元される過程を示す図である。以下
の説明では、5×5サイズの矩形領域を用いる。図7
(a)に示す原画像は自転車のサドル部の一部の画像で
あり、図7(b)に示すようなCCD203(入力部1
01)のフィルタ配置に応じて図7(c),(d),
(e)に示される欠落のある色信号としてそれぞれR信
号用バッファ102、G信号用バッファ103、B信号
用バッファ104、及び領域抽出部105を経由して、
それぞれR信号用ブロックバッファ106,G信号用ブ
ロックバッファ107,B信号用ブロックバッファ10
8に転送される。
【0041】これらの欠落のある色信号は上記したよう
に分散算出部109、110、111によって読み出さ
れて各色信号ごとに分散が算出される。そして、R、
G、Bの3信号中で分散が最大となる色信号を基準とし
てこれに他の信号を合わせる(最大分散決定部150、
信号変形部151)。ここではG信号の分散が最大にな
るものとして、R,B信号のゲインとバイアスを求め
る。図7(f)、(h)は上記した(11)式に従い算
出したゲインαr ,αb とバイアスβr 、βb により変
形したR,B信号を示し、(g)はそのままのG信号を
示す。
【0042】これら図7(f)、(g)、(h)の画像
を積算することで図7(i)に示すような参照画像Φが
得られる(参照画像用バッファ112)。この参照画像
Φは、ラプラシアンにより求めたエッジ強度を判断基準
とすると局在性の最も高い画像となっている。一方、R
GB切換部113は、各信号用ブロックバッファ10
6、107、108内の欠落のある色信号(図7
(c),(d),(e))を順次読み出してエッジ強度
算出部114でエッジ強度を算出し、これが所定の閾値
より大きい場合には、欠落のある色信号を欠落画素復元
部116へ転送する。所定の閾値よりも小さい場合には
線形補間部115に送られて、線形補間によって復元さ
れる。一方、欠落画素復元部116は参照画像用バッフ
ァ112から上記参照画像Φのゲインとバイアスを求
め、これを転送された欠落のある色信号のゲインとバイ
アスに一致させる。本実施形態では、G信号に合わせて
参照画像Φを生成しているため、G信号に関しては参照
画像Φのゲインとバイアスは一致している。このため、
上記操作はR、B信号についてのみ行う。これにより得
られる信号は、図7(j),(k),(l)に示される
ような欠落が復元された信号となる。これらを出力部1
17で積算することで、図7(m)に示される復元され
たカラー画像が得られる。
【0043】上記したように第1実施形態においては、
エッジ部と判断された局所領域中のすべての色信号にカ
ラーエッジモデルとラプラシアンに基づく局在性の評価
を組み合わせることで参照画像を作成し、この参照画像
から欠落信号を復元するようにしたので、従来の線形補
間では困難であった高周波成分を回復することができ、
これによって高精細な復元画像を得ることができる。ま
た、エッジ部と判断されなかった場合は、通常の線形補
間で処理されるため高速に処理を行うことができる。ま
た、RGB3信号の出現頻度が均等なるフィルタ配置を
用いているため、従来の輝度信号に比較して色差信号が
劣化するようなアンバランスが発生せず、高画質な復元
画像が得られる。
【0044】なお、上記した実施形態では局所領域のサ
イズを5×5としているがこれに限定される必要はな
く、自由な設定が可能である。また上記局所領域が重複
しないように処理を行っているが、処理時間が問題にな
らないならば1画素間隔で重複するように処理をし、処
理結果を加算平均することも可能である。この場合は、
ノイズなどによるカラーエッジモデルの誤差を低減でき
る。また、局在性の評価にラプラシアンを用いているが
これに限定される必要はない。例えば、濃度共起行列か
ら算出されるエネルギーまたはエントロピーまたは相関
または局所一様性などを用いても同様の効果を得ること
ができる。さらに、フィルタ配置も図4に示される配置
に限定される必要はなく、自由な設定が可能である。従
来と同様に輝度信号の出現頻度を高めたフィルタ配置に
関しても、改善効果は若干低下するが同様に処理するこ
とができる。
【0045】図8は本発明の第2実施形態に係る画像信
号処理装置の機能ブロック図であり、以下に各機能の接
続関係を説明する。
【0046】図8において、入力部301はR信号用バ
ッファ302,G信号用バッファ303、B信号用バッ
ファ304に接続され、各色信号用バッファ302、3
03、304は領域抽出部305を介してそれぞれR信
号用ブロックバッファ306、G信号用ブロックバッフ
ァ307、B信号用ブロックバッファ308に接続され
ている。R信号用ブロックバッファ306はR信号用平
均分散算出部309とRGB切換部317とに接続さ
れ、G信号用ブロックバッファ307はG信号用平均分
散算出部310とRGB切換部317とに接続され、B
信号用ブロックバッファ308はB信号用平均分散算出
部311とRGB切換部317とに接続されている。
【0047】R信号用平均分散算出部309、G信号用
平均分散算出部310、B信号用平均分散算出部311
は最大分散信号選択部312に接続されている。最大分
散信号選択部312およびRGB切換部317は、信号
変形部313と候補画像生成部314を介して、候補画
像用バッファ315に接続されている。RGB切換部3
17はまた、欠落画素復元部318にも接続されてい
る。候補画像用バッファ315は参照画像選択部316
と欠落画素復元部318に接続されており、参照画像選
択部316は欠落画素復元部318に接続されている。
欠落画素復元部318は出力部319に接続されてい
る。
【0048】また、制御部320は、入力部301と、
領域抽出部305と、R信号用平均分散算出部309
と、G信号用平均分散算出部310と、B信号用平均分
散算出部311と、最大分散信号選択部312と、候補
画像生成部314と、参照画像選択部316と、RGB
切換部317と、欠落画素復元部318と、出力部31
9とに接続されている。
【0049】なお、本実施形態では上記した各機能の一
部はハードウェアで構成され、入力部301は二板式C
CDにより、出力部319は磁気ディスクにより、制御
部320はマイクロコンピュータにより構成される。
【0050】図9は図8に示す入力部301の具体的構
成の一例を示す図である。図9において、レンズ系40
1とG信号用ローパスフィルタ402とG信号用CCD
404およびR、B信号用ローパスフィルタ403と
R、B信号用CCD405が被写体を撮影可能に配置さ
れている。G信号用CCD404は、A/D変換器40
6を介してG信号用バッファ303に接続されている。
また、R,B信号用CCD405は、A/D変換器40
7とR/B分離回路408を介してR信号用バッファ3
02とB信号用バッファ304に接続されている。G信
号用CCD404とR、B信号用CCD405は、G信
号用CCD駆動回路410とR、B信号用CCD駆動回
路411とにそれぞれ接続され、G信号用CCD駆動回
路410とR、B信号用CCD駆動回路411とは、ク
ロックジェネレータ409からのクロックに基づいてG
信号用CCD404と、R、B信号用CCD405とを
各々駆動する。
【0051】以下に上記した図8に示す構成の作用を図
10のフローチャートを参照して説明する。
【0052】まず1フレーム分のRGB3信号が制御部
320の制御により入力部301を介して読み込まれ
て、R信号用バッファ302、G信号用バッファ30
3、B信号用バッファ304に転送される(ステップS
21)。次に、領域抽出部305は制御部320の制御
に基づいて画像の走査を行って(ステップS22)、あ
る特定画素を中心とする所定サイズの矩形領域、例えば
15×15サイズの領域内に存在する信号を抽出して
(ステップS23)、それぞれR信号用ブロックバッフ
ァ306、G信号用ブロックバッファ307、B信号用
ブロックバッファ308に転送する。R信号用平均分散
算出部309、G信号用平均分散算出部310、B信号
用平均分散算出部311は制御部320の制御に基づ
き、各信号用ブロックバッファ306,307,308
内の矩形領域の色信号を読み出して各色信号の平均と分
散とを算出する。
【0053】最大分散信号選択部312は制御部320
の制御に基づき各平均分散算出部309,310,31
1で算出された平均と分散のうち、3色信号中最大の分
散を有する色信号を選択して信号変形部313に転送す
る(ステップS24)。また、RGB切換部317は制
御部320の制御に基づき、各信号用ブロックバッファ
306、307、308内の矩形領域の色信号を順に読
み出して信号変形部313に出力する。信号変形部31
3はRGB切換部317から転送される各色信号につい
て最大分散を与える色信号か否かを判断して(ステップ
S25)、最大分散を与える色信号以外の色信号の分散
と平均を、最大分散を与える色信号の平均と分散に等し
くなるように変形して(ステップS26)、これを候補
画像生成部314に順次転送する。ここで、最大分散を
与える色信号については変形することなくそのまま候補
画像生成部314に転送する。
【0054】候補画像生成部314は、信号変形部31
3から転送された複数の変形された色信号を組み合わせ
ることで複数の参照候補画像を生成し(ステップS2
7)、これらを候補画像用バッファ315に転送する。
すべての組み合わせの転送が終了すると、参照画像選択
部316は制御部320の制御に基づき、最もエッジ強
度の小さい、すなわち、最も局在性の優れた参照候補画
像を参照画像として選択して(ステップS28)、選択
結果を欠落画素復元部318に送る。欠落画素復元部3
18は、参照画像選択部316からの選択結果に対応す
る参照画像を候補画像用バッファ315から読み出す。
この読み出しの終了後、欠落画素復元部318は制御部
320の制御に基づき、RGB切換部317によって順
に読み出されたR信号用ブロックバッファ306、G信
号用ブロックバッファ307、B信号用ブロックバッフ
ァ308中の各色信号を受けて、上記した第1実施形態
と同様に候補画像用バッファ315から読み出した参照
画像を各色信号に適合するように変形して出力部319
に転送する(ステップS29)。出力部319はこの変
形された参照画像を積算して(ステップS30)、各色
信号の欠落が復元された色信号として外部に出力する
(ステップS31)。
【0055】このようにして上記処理を矩形ブロックが
重複しないように各信号用バッファ302、303、3
04内のすべての画像が走査されて処理されることによ
り(ステップS32)、1フレーム分の画像に対するす
べての欠落が復元される。
【0056】なお、本実施形態のように二板式CCDを
用いている場合、G信号用に関しては欠落のない信号が
得られるものと見なすことができる。よって、G信号が
十分に存在する領域では、カラーエッジモデルを使わな
くとも参照画像を得ることができる。一方、赤や青の彩
度が高い領域ではG信号のレベルが低く、ノイズによる
影響を受けやすい。このような場合は、G信号から参照
画像を得てR、B信号の欠落を復元することは信頼性に
乏しく、高精度な再生画像を得ることは困難である。
【0057】このため、本実施形態ではR信号用平均分
散算出部309、G信号用平均分散算出部310、B信
号用平均分散算出部311においてR、G、Bの3つの
色信号の各々について分散を算出して、最大分散信号選
択部312において最大の分散を与える色信号を選択
し、この最大の分散を与える色信号に基づきカラーエッ
ジモデルを適用するようにしている。以下、最大の分散
を与える色信号がR信号である場合を想定するが、他の
色信号の場合でも同様に処理できる。
【0058】信号変形部313は、G、B信号の分散σ
g 、σb と平均AVg ,AVb を、R信号の分散σr
平均AVr に一致させるためのゲインαg ,αb とバイ
アスβg ,βb を以下の式を用いて算出する。
【0059】
【数3】 (12)、(13)式に示されるように1つの色信号に
関するゲインとバイアスの解は符号の異なる2組づつ算
出され、G、B信号では4組の組み合わせが発生する。
候補画像生成部314では、R信号と、上記ゲイン
αg ,αb とバイアスβg ,βb によって変形された2
組づつのG、B信号とを組み合わせて、4組の参照候補
画像を生成し、これを候補画像用バッファ315へ転送
する。参照画像選択部316は、ラプラシアンにより上
記参照候補画像のうち、最もエッジ強度の小さい、すな
わち、最も局在性の優れた参照候補画像を参照画像とし
て選択する。この選択結果は欠落画素復元部318に転
送され、第1実施形態と同様の方法で欠落画素が復元さ
れる。
【0060】上記したように、第2実施形態においては
入力される色信号のうち最大の分散を与える色信号に基
づいて他の色信号の分散と平均を合わせることで少数の
参照候補画像を生成し、ラプラシアンに基づく局在性の
評価から参照画像を選択して欠落信号を復元するように
したので、従来の線形補間では不可能であった高周波成
分を回復することができ、これによって高精細な復元画
像を得ることができる。またこの場合、分散と平均を合
わせるための計算量は少なく、高速に処理を行うことが
できる。
【0061】なお、本実施形態では二板式CCDを使用
しているが、単板式CCD、例えばベイヤー型のフィル
タ配置を用いた入力部に対してもそのまま適用すること
ができる。また、変形のためのパラメータとして分散と
平均を用いているがこれに限定される必要はない。例え
ば、最大値と最小値などを用いても同等の効果を得るこ
とができる。
【0062】図11は本発明の第3実施形態に係る画像
信号処理装置の機能ブロック図であり、以下に各機能の
接続関係を説明する。
【0063】図11において、入力部501はR信号用
バッファ502,G信号用バッファ503、B信号用バ
ッファ504に接続され、各色信号用バッファ502、
503、504は領域抽出部505を介してそれぞれR
信号用ブロックバッファ506、G信号用ブロックバッ
ファ507、B信号用ブロックバッファ508に接続さ
れている。R信号用ブロックバッファ506はR信号用
最大最小算出部509とRGB切換部513とに接続さ
れ、G信号用ブロックバッファ507はG信号用最大最
小算出部510とRGB切換部513とに接続され、B
信号用ブロックバッファ508はB信号用最大最小算出
部511とRGB切換部513とに接続されている。
【0064】各信号用最大最小算出部509、510、
511は最大レンジ信号選択部512に接続されてい
る。最大レンジ信号選択部512は、処理切換部514
および信号変形部517に接続されている。RGB切換
部513は処理切換部514に接続されている。処理切
換部514は、線形補間部515、欠落画素復元部51
6、信号変形部517に接続されている。線形補間部5
15は出力部523に接続されている。信号変形部51
7は、候補画像生成部518を介して、候補画像用バッ
ファ519に接続されている。候補画像用バッファ51
9は参照画像選択部520と欠落画素復元部516に接
続されており、参照画像選択部520は欠落画素復元部
516に接続されている。欠落画素復元部516は、収
束判定部521を介して輝度信号生成部522と出力部
523に接続されている。輝度信号生成部522は欠落
画素復元部516に接続されている。
【0065】また、制御部524は、入力部501、領
域抽出部505、R信号用最大最小算出部509、G信
号用最大最小算出部510、B信号用最大最小算出部5
11、最大レンジ信号選択部512、RGB切換部51
3、処理切換部514、欠落画素復元部516、候補画
像生成部518、参照画像選択部520、出力部523
に接続されている。
【0066】なお、本実施形態では上記した各機能の一
部はハードウェアで構成され、入力部501は単板式C
CD(図3参照)により、出力部523は磁気ディスク
により、制御部524はマイクロコンピュータにより構
成される。
【0067】図12(a)、(b)は入力部501にお
けるフィルタ配置の具体的構成を示す図である。カラー
エッジモデルによる復元は、全入力信号を用いて参照画
像を作成するため、各色信号の頻度は均一でランダムに
配置されていることが望ましい。しかしながら、全画素
をランダムに配置すると配置情報を記録する必要が生じ
煩雑である。
【0068】このため、第1実施形態で示したように、
基本となる矩形領域の構成を反復してフィルタを配置す
ることが考えられる。このとき、基本となる矩形領域に
関して、 ・使用される色信号の総数をj、kを2以上の整数とし
たとき、jk×jkサイズ ・矩形領域内の各色信号の出現頻度が均等 ・水平垂直方向において各色信号の出現頻度が2以上j
未満の制約を満たすフィルタ配置を用いる。
【0069】図12(a)は、RGB3信号に関して6
×6サイズの基本配置の一例を示しているが、図12
(b)に示すようにこの同心円状のパターンを用いて疑
似的に矩形領域内をランダム化することも考えられる。
まず、矩形領域の任意の位置(dx,dy)、0≦dx
≦jk,0≦dy≦jkを中心とする半径rの円を考
え、この円の軌跡が整数座標と交差する時の半径rを求
める。この半径rを整数化し、色信号の総数をjで除算
する。RGB3信号の場合は3で除算することになり、
余りは0,1,2の3通りとなる。この余りに各色信号
を当てはめることで、例えば0ならばR,1ならばG,
2ならばB信号と仮定することで疑似的なランダムパタ
ーンが得られる。
【0070】以下に上記した図11に示す構成の作用を
図13のフローチャートを参照して説明する。
【0071】図13において、1フレーム分のRGB3
信号が制御部524の制御の基に入力部501を介して
読み込まれて、R信号用バッファ502、G信号用バッ
ファ503、B信号用バッファ504に転送される(ス
テップS41)。次に、領域抽出部505は制御部52
4の制御に基づき、画像の走査を行なって(ステップS
42)、各色信号用バッファ502,503,504内
の1フレーム分の各色信号から、ある特定画素を中心と
する所定サイズの矩形領域、例えば5×5サイズの領域
内に存在する信号を抽出して(ステップS43)、それ
ぞれR信号用ブロックバッファ506、G信号用ブロッ
クバッファ507、B信号用ブロックバッファ508に
転送する。各ブロックバッファ506,507,508
内の矩形領域の色信号は順次、RGB切換部513によ
る切換制御に基づいて処理切換部514に転送される。
また、これと同時にR信号用最大最小算出部509、G
信号用最大最小算出部510、B信号用最大最小算出部
511に転送される。制御部524は、各最大最小算出
部509、510、511及び最大レンジ信号選択部5
12での処理が完了するまで、処理切換部514の動作
を抑制する。各最大最小算出部509、510、511
にて各信号の最大と最小値が算出され(ステップS4
4)、最大レンジ信号選択部512へ転送される。最大
レンジ信号選択部512では、最大値と最小値間の差分
からレンジを求め、3信号中最大のレンジを有する信号
が選択され(ステップS45)、処理切換部514と信
号変形部517へ転送される。
【0072】処理切換部514では、制御部524の制
御に基づき、最大レンジ信号選択部512での処理結果
が転送された後に動作を開始する。ここでは、最大レン
ジ信号選択部512からの最大のレンジを有する信号の
レンジが所定の閾値(例えば信号が0〜1023の10
bit精度であるときは32などの値)より大きいか否
かを判断し(ステップS46)、YESの場合は欠落画
素復元部516を選択し、NOの場合は平坦な領域と判
断して線形補間部515を選択する。
【0073】線形補間部515が選択された場合は、公
知の線形補間により各色信号の欠落画素を復元して出力
部523へ出力する(ステップS58、S59)。ま
た、欠落画素復元部516が選択された場合には、制御
部524の制御に基づき、信号変形部517の処理に移
行する。信号変形部517では、処理切換部514から
転送される各色信号に関して、最大レンジを与える信号
か否かを判断し(ステップS47)、NOの場合はこの
信号のレンジを最大レンジを与える信号のレンジに等し
くなるように変形し(ステップS48)、これを候補画
像生成部518に順次転送する。なお、最大レンジを与
える信号の場合は、変形することなくそのまま候補画像
生成部518に転送される。
【0074】候補画像生成部518、候補画像用バッフ
ァ519、参照画像選択部520では、上記した第2実
施形態と同様の方法によって複数の候補画像を生成し
(ステップS49)、そのエッジ強度に基づいて参照画
像を選択して欠落画素復元部516に転送する(ステッ
プS50)。欠落画素復元部516は各色信号に適合す
るように参照画像を変形することにより欠落した色信号
を復元して積算する(ステップS51、S52)。
【0075】収束判定部521は初回の処理であるか否
かを判定し(ステップS53)、初回の処理である場合
には復元された色信号を無条件に輝度信号生成部522
に転送する。輝度信号生成部522は、RGB3信号か
ら以下の式を用いて輝度信号Yを生成する。
【0076】 Y=0.299R+0.587G+0.114B (14) (14)式で得られる輝度信号Yは、RGB3信号から
合成されるために3信号間のばらつきが抑制されてより
局在化された信号となる。輝度信号生成部522はこの
輝度信号Yを新たな参照画像として欠落画素復元部51
6に転送する(ステップS57)。欠落画素復元部51
6は再度の復元処理を行ってその結果を収束判定部52
1に転送する。収束判定部521は、2回目以降の処理
に関しては前回復元された色信号と今回復元された色信
号との差の絶対値の2乗の総和を求め、この総和が所定
の閾値以下になるまで上記処理を反復する(ステップS
54)。ここで閾値は、使用する矩形領域のサイズによ
り異なるが、1画素あたりに換算したときに例えば10
程度の値を用いる。閾値以下になった場合は処理が収束
したものと判断して、復元された色信号を出力部523
に転送する(ステップS55)。
【0077】このようにして上記処理を矩形領域が重複
しないように各信号用バッファ502、503、504
内のすべての画像が走査されて処理されることにより
(ステップS56)、1フレーム分の画像に対するすべ
ての欠落が復元される。
【0078】上記したように第3実施形態においては、
最大のレンジを与える色信号を決定し、この色信号に最
大最小値を合わせることで参照画像を求め、この参照画
像から欠落した色信号を復元する。その後、回復された
輝度信号から新たな参照画像を求めて再度復元処理をお
こない、復元画像が収束するまで反復する。これによ
り、より局在化された参照画像による復元が行われるた
め、より高精細な復元画像が得られる。また、色信号の
レンジに基づき線形補間との切り換えを行うため、高速
に処理を行うことができる。
【0079】なお、本実施形態では最大値と最小値間の
差分から求められる最大レンジを用いて色信号の選択を
行っているがこれに限定される必要はなく、分散やエッ
ジ強度など評価基準を用いることも可能である。また、
フィルタ配置に関しても図12に示される配置に限定さ
れる必要はなく、ランダム性を満たすものであるならば
他の構成でもよい。
【0080】図14は第4実施形態に係る画像入力処理
装置の機能ブロック図であり、以下に各機能の接続関係
を説明する。
【0081】図14において、入力部601は、R信号
用バッファ602、G信号用バッファ603、B信号用
バッファ604に接続され、さらに、領域抽出部605
を介してそれぞれR信号用ブロックバッファ606、G
信号用ブロックバッファ607、B信号用ブロックバッ
ファ608に接続されている。R信号用ブロックバッフ
ァ606は分散算出部609とRGB切換部613と信
号変形部651に、G信号用ブロックバッファ607は
分散算出部610とRGB切換部613と信号変形部6
51に、B信号用ブロックバッファ608はRGB切換
部613に接続されている。分散算出部609、610
は最大分散決定部650を介して信号変形部651に接
続されている。
【0082】この信号変形部651は参照画像用バッフ
ァ611と近似参照画像選択部652を介して欠落画素
復元部614に接続されるとともに、参照画像用バッフ
ァ611と平滑化処理部612を介して欠落画素復元部
614に接続されている。近似参照画像選択部652は
平滑化処理部612にも接続されている。RGB切換部
613は欠落画素復元部614と加算平均部615とを
介して出力部616に接続されている。また、制御部6
17は、入力部601、領域抽出部605、分散算出部
609、610、信号変形部651、近似参照画像選択
部652、RGB切換部613、欠落画素復元部61
4、加算平均部615、出力部616に接続されてい
る。
【0083】図15は上記した信号変形部651の具体
的構成を示す図であり、R信号用ブロックバッファ60
6と、G信号用ブロックバッファ607と、最大分散決
定部650と、制御部617からの信号を受ける選択部
651Aと、ゲインバイアス算出部651Bと、演算部
651Cとが順に接続されている。
【0084】なお、本実施形態では上記した各機能の一
部はハードウェアで構成され、入力部601は単板式C
CDにより、出力部616は磁気ディスクにより、制御
部617はマイクロコンピュータにより構成される。
【0085】図16(a)〜図16(d)は、本実施形
態の単板式CCDにおけるフィルタ配置の具体的構成を
示す図である。ここでは、図16(a)に示すような4
×2のサイズと、図16(b)に示すような6×3のサ
イズを基本配置とし、このような基本配置を反復して配
置することによりCCD上の全画素を充填するようにし
ている。図16(c)は図16(a)の基本配置を反復
して配置したものであり、図16(d)は図16(b)
の基本配置を反復して配置したものである。
【0086】図16(a)の基本配置ではRGB3信号
の出現頻度は3:3:2、図16(b)の基本配置では
4:4:1となるように設定されている。これらの出現
頻度はレンズ系の収差量に応じて変更できる。すなわ
ち、レンズ系の収差量が増加すると高周波成分は劣化す
るため、対応する色信号の出現頻度を減らしてもよい。
色信号の出現頻度は収差量から算出される高周波成分の
限界値に従って調整できる。
【0087】以下に上記した図14に示す構成の作用を
図17のフローチャートを参照して説明する。
【0088】以下の説明では入力部601で用いられる
レンズ系はR、G信号に対しては収差が微小であり、B
信号に対しては収差が大きいことを想定する。また、レ
ンズ系の収差量は予め測定してあるものとする。1フレ
ーム分のRGB3信号が制御部617の制御に基づき入
力部601を介して読み込まれて、R信号用バッファ6
02、G信号用バッファ603、B信号用バッファ60
4に転送される(ステップS61)。領域抽出部605
は制御部617の制御に基づき、画像の走査を行って
(ステップS62)、各信号用バッファ602,60
3,604内の1フレーム分の各色信号から、ある特定
画素を中心とする所定サイズの矩形領域、例えば7×7
サイズの領域内に存在する信号を抽出して(ステップS
63)、それぞれR信号用ブロックバッファ606、G
信号用ブロックバッファ607、B信号用ブロックバッ
ファ608に転送する。
【0089】RGB切換部613は制御部617の制御
に基づき、各ブロックバッファ606、607、608
内の矩形領域の色信号を順次読み出して、欠落画素復元
部614に転送する。欠落画素復元部614は入力され
た色信号の色収差量が大きいか否かを判断して(ステッ
プS64)、大きい場合はステップS72に移行する。
ここではレンズ系に対する収差が大きいB信号である場
合にステップS72に移行する。一方、レンズ系に対す
る収差が小さいR、G信号である場合はステップS65
に移行する。
【0090】ここで処理が制御部617を介して分散算
出部609、610に移行する。すなわち、分散算出部
609、610は制御部617の制御に基づき、それぞ
れ各ブロックバッファ606、607内の各色信号を読
み出して各色信号の分散を算出する。次に最大分散決定
部650は算出された各分散のうち、最大の分散をもつ
色信号を決定する(ステップS65)。
【0091】信号変形部651の選択部651A(図1
5)は制御部617の制御に基づき、最大分散決定部6
50からの色信号が最大分散を有する信号か否かによっ
て各ブロックバッファ606、607内の矩形領域の各
色信号の一方を選択する(ステップS66)。各ブロッ
クバッファ606、607内の矩形領域の各色信号のう
ち、最大分散に対応する色信号は変形されることなしに
参照画像用バッファ611へ出力される。最大分散の色
信号でないものについてはゲイン・バイアス算出部65
1Bに出力される。ゲイン・バイアス算出部651Bは
入力された色信号についてそのゲインαi とバイアスβ
i とを算出して(ステップS67)、当該色信号ととも
に演算部651Cへ出力する。演算部651Cは算出さ
れたゲインαi とバイアスβi とを用いて当該色信号を
変形して参照画像バッファ611へ出力する(ステップ
S68)。最大分散に対応する変形なしの色信号と変形
された色信号とが参照画像用バッファ611内に積算さ
れることにより複数の近似参照画像が生成される(ステ
ップS69)。
【0092】生成された複数の近似参照画像は平滑化処
理部612および近似参照画像選択部652へ転送され
る。近似参照画像選択部652は第1実施形態と同様に
エッジ強度に基づいて近似参照画像を選択し(ステップ
S70)、平滑化処理部612と欠落画素復元部614
へ転送する。平滑化処理部612はB信号についてのレ
ンズ系の収差量に応じて近似参照画像を平滑化して平滑
化近似参照画像を生成して欠落画素復元部614へ転送
する(ステップS71)。
【0093】欠落画素復元部614はRGB切換部61
3を介して読み込んだR、G、Bの色信号のうち、B信
号を平滑化近似参照画像に基づいて変形する(ステップ
S72)。そして、この変形された色信号と近似参照画
像とを積算して参照画像を得(ステップS73)、この
参照画像に基づき欠落する色信号の復元を行なって加算
平均部615へ転送する(ステップS74)。
【0094】このようにして上記処理を矩形ブロックが
重複しないように各信号用バッファ602、603、6
04内のすべての画像が走査されて処理されることによ
り(ステップS75)、1フレーム分の画像に対するす
べての欠落が復元される。復元された色信号は加算平均
部615に転送される。この加算平均部615には、矩
形領域が7×7サイズであるならば、1つの画素に関し
て49個の復元された色信号が転送されることになる。
加算平均部615はこれらの色信号を加算平均して(ス
テップS76)、出力部616へ出力する。
【0095】図18(a)〜図18(o)は、色収差の
存在下においてカラーエッジモデルを用いて欠落画素を
復元する方法を説明するための図である。以下は、一次
元の場合に関して説明する。図18(a)、(b)、
(c)はそれぞれ、RGB3信号における原画像の形状
を示す。図18(d)、(e)、(f)はそれぞれ、色
収差のあるレンズ系で撮像されたときのRGB3信号の
劣化状態を示している。ここでは図に示すようにB信号
のみに色収差があることを仮定している。これらの色信
号が、図18(g)に示されるフィルタ配置の単板CC
Dで撮像されたとすると、得られる色信号はそれぞれ、
図18(h)、(i)、(j)に示されるものになる。
【0096】ここで、第1実施形態と同様に、図18
(h)のR信号及び、図18(i)のG信号のゲインと
バイアスをそれぞれ調整すれば、図18(k)、図18
(l)に示される基本的なエッジ構造を有する複数の参
照画像が得られる。この複数の参照画像の中から最も局
在性の優れたもの、すなわち、エッジ強度の小さい参照
画像を選択すればよい。ただし、このようにして得られ
る参照画像はB信号に対応する画素が欠落しており、完
全な参照画像とは異なる。したがって、これを近似参照
画像と呼ぶ。
【0097】次に、この近似参照画像を色収差の量に対
応して平滑化することで、図18(m)に示す平滑化近
似参照画像が得られる。この平滑化近似参照画像に基づ
いてB信号のゲインとバイアスを調整することで図18
(j)のB信号の変形を行う(図18(n))。そし
て、よりエッジ強度の小さい図18(l)の近似参照画
像と、図18(n)の変形されたB信号とを合成するこ
とで、図18(o)に示すような最終的な参照画像が得
られる。以後の復元処理は第1実施形態と同様である。
【0098】上記した第4実施形態においては、まず、
色収差の少ない信号を用いて近似的な参照画像を得る。
そして、この参照画像を平滑化することで色収差の多い
信号との適合を行って完全な参照画像を得、この参照画
像から欠落信号を復元するようにしている。したがっ
て、安価なレンズ系を用いた場合でも高精細な復元画像
を生成できる。また、RGB3信号の出現頻度が色収差
に応じて調整されているため、効率的な撮像が可能とな
る。
【0099】なお、本実施形態ではB信号に色収差が存
在することを仮定したが、これに限定される必要はな
く、任意の信号に対しても同様に処理することができ
る。 A.上記した具体的実施形態から以下のような構成の発
明が抽出される。 (1)1つの画素が有する画像信号が複数の色信号から
構成され、画素の位置に応じて少なくとも1つ以上の色
信号が欠落する画像信号を処理する画像信号処理装置に
おいて、上記画像信号から、指定された画素を包含する
所定サイズの局所領域の色信号を抽出する抽出手段と、
この抽出手段で抽出された局所領域内の各色信号を所定
の構造モデルと評価関数に基づいて変形および合成する
ことで参照画像を生成する参照画像生成手段と、この参
照画像生成手段で生成された参照画像に基づき、欠落す
る色信号を復元する復元手段と、を具備することを特徴
とする画像信号処理装置。 (2)上記参照画像生成手段は、上記構造モデルとして
複数の色信号が同一のエッジパターンを共有するカラー
エッジモデルを用いることを特徴とする構成(1)に記
載の画像信号処理装置。 (3)1つの画素が有する画像信号が複数の色信号から
構成され、画素の位置に応じて少なくとも1つ以上の色
信号が欠落する画像信号を処理する画像信号処理装置に
おいて、上記画像信号から、指定された画素を包含する
所定サイズの局所領域の色信号を抽出する抽出手段と、
この抽出手段で抽出された局所領域内の各色信号ごとに
所定のパラメータを算出し、このパラメータに基づき1
つの色信号を選択する色信号選択手段と、この色信号選
択手段で選択された色信号以外の色信号に関して、上記
パラメータが選択された色信号のパラメータと同一とな
るように色信号を変形する変形手段と、この変形手段で
変形された複数の各色信号と上記色信号選択手段によっ
て選択された色信号とを合成して複数の参照候補画像を
生成する候補画像生成手段と、この候補画像生成手段で
生成された複数の参照候補画像から、所定の評価関数に
基づき1つの参照画像を選択する参照画像選択手段と、
上記参照画像選択手段で選択された参照画像に基づき、
欠落する色信号を復元する復元手段と、を具備すること
を特徴とする画像信号処理装置。 (4)上記色信号選択手段および上記変形手段は、各色
信号の平均および分散または最大値および最小値をパラ
メータとして用いることを特徴とする構成(3)に記載
の画像信号処理装置。 (5)−1 上記参照画像生成手段は、上記評価関数として各色信号
に対しラプラシアンを施して得られるエッジ強度、また
は各色信号の濃度共起行列から算出されるエネルギーま
たはエントロピーまたは相関または局所一様性または慣
性を用いることを特徴とする構成(1)または(2)に
記載の画像信号処理装置。 (5)−2 上記参照画像選択手段は、上記評価関数として各色信号
に対しラプラシアンを施して得られるエッジ強度、また
は各色信号の濃度共起行列から算出されるエネルギーま
たはエントロピーまたは相関または局所一様性または慣
性を用いることを特徴とする構成(3)に記載の画像信
号処理装置。 (6)−1 前記抽出手段の出力である色信号を所定の評価基準によ
り判断し、構成(3)記載の上記色信号選択手段および
それ以降の処理手段に処理させるか、あるいは線形補間
復元手段に処理させるかを選択する選択手段を備える構
成(3)に記載の画像信号処理装置。 (6)−2 前記抽出手段の出力である色信号を所定の評価基準によ
り判断し、構成(1)記載の上記参照画像生成手段およ
びそれ以降の処理手段に処理させるか、あるいは線形補
間復元手段に処理させるかを選択する選択手段を備える
構成(1)または(2)に記載の画像信号処理装置。 (6)−11 前記所定の評価基準による判断は、前記抽出手段の出力
である色信号のエッジ強度、分散、あるいは最大最小値
のどれかを算出し、その算出値を所定の閾値と比較する
ことで行われる構成(6)−1に記載の画像信号処理装
置。 (6)−12 前記所定の評価基準による判断は、前記抽出手段の出力
である色信号のエッジ強度、分散、あるいは最大最小値
のどれかを算出し、その算出値を所定の閾値と比較する
ことで行われる構成(6)−2に記載の画像信号処理装
置。 (7)上記複数の色信号を被写体を撮像することで得る
撮像装置を有する入力手段をさらに具備し、前記撮像装
置の各画素は一つの色信号に対応する色フィルタを有
し、前記色フィルタの空間的配置はm、nを3以上の整
数とするm×nサイズの矩形領域の反復で構成され、上
記矩形領域内で各色信号の出現頻度が均等になるように
設定されていること、を特徴とする構成(1)〜(3)
に記載の画像入力処理装置。 (8)上記複数の色信号を被写体を撮像することで得る
撮像装置を有する入力手段をさらに具備し、前記撮像装
置の各画素は一つの色信号に対応する色フィルタを有
し、前記色フィルタの空間的配置は、使用される色信号
の総数をj,またkを2以上の整数としたときjk×j
kサイズの矩形領域の反復で構成され、上記矩形領域内
の各色信号の出現頻度が均等でかつ水平垂直方向におい
て各色信号の出現頻度が2以上j未満となるように設定
されていること、を特徴とする構成(1)〜(3)に記
載の画像入力処理装置。 (9)上記複数の色信号を被写体を撮像することで得る
撮像装置を有する入力手段をさらに具備し、前記撮像装
置の各画素は一つの色信号に対応する色フィルタを有
し、前記色フィルタの空間的配置は、使用される色信号
の総数をj,またkを2以上の整数としたときjk×j
kサイズの矩形領域の反復で構成され、上記矩形領域内
の各色信号の出現頻度が均等でかつその配置が矩形領域
内の一点を中心とする同心円の軌跡が整数座標と交わる
ときの半径をjで除算したときの剰余に基づき設定され
ていること、を特徴とする構成(1)〜(3)に記載の
画像入力処理装置。 (10)上記復元手段は、上記参照画像に基づき復元さ
れた各色信号から輝度信号を生成する輝度信号生成手段
と、上記輝度信号の分布に基づき上記輝度信号を用いた
復元処理を反復させる収束判断手段と、を含むことを特
徴とする構成(1)〜(3)に記載の画像信号処理装
置。 (11)1つの画素が有する画像信号が複数の色信号か
ら構成され、画素の位置に応じて少なくとも1つ以上の
色信号が欠落する画像信号を入力処理する画像入力処理
装置において、色収差を生じる光学レンズ系と、この色
収差量に基づき色信号の出現頻度が調整された撮像装置
とからなる入力手段と、この入力手段から得られた画像
信号から、指定された画素を包含する所定サイズの局所
領域の色信号を抽出する抽出手段と、この抽出手段で抽
出された局所領域内の各色信号中で、色収差量の少ない
色信号を所定の構造モデルと評価関数に基づき変形およ
び合成することで近似参照画像を生成する近似参照画像
生成手段と、この近似参照画像生成手段で生成された近
似参照画像を色収差量の多い色信号の色収差量に基づき
平滑化する平滑化手段と、上記近似参照画像生成手段で
生成された近似参照画像と上記平滑化手段で平滑化され
た近似参照画像とに基づき参照画像を生成し、欠落する
色信号を復元する復元手段と、を具備することを特徴と
する画像入力装置。 (12)上記近似参照画像生成手段は、上記構造モデル
として複数の色信号が同一のエッジパターンを共有する
カラーエッジモデルを用いることを特徴とする構成(1
1)に記載の画像入力処理装置。 (13)上記近似参照画像生成手段は、上記評価関数と
して各色信号に対しラプラシアンを施して得られるエッ
ジ強度、または各色信号の濃度共起行列から算出される
エネルギーまたはエントロピーまたは相関または局所一
様性または慣性を用いることを特徴とする構成(11)
に記載の画像入力処理装置。 B.上記した構成(1)〜(13)についての「発明が
解決しようとする課題」は以下の通りである。 構成(1)、(2)、(5)−1、2 従来技術は、輝度信号を線形補間で、色差信号を線形補
間または輝度信号に基づき補っており、欠落する色信号
を高精度に復元するという点について対応することがで
きない。本発明はこの点に着目し、画像の構造モデルに
基づき欠落する色信号を高精度に復元することができる
画像信号処理装置を提供することを目的とする。 構成(3)、(4)、(5)−1、2、(6)−1、
2、11、12 従来技術は、輝度信号を線形補間で、色差信号を線形補
間または輝度信号に基づき補っており、欠落する色信号
を高精度に復元するという点について対応することがで
きない。本発明はこの点に着目し、画像の構造モデルに
基づき欠落する色信号を高精度かつ高速に復元すること
ができる画像信号処理装置を提供することを目的とす
る。 構成(7)、(8)、(9) 従来技術は、色差信号を輝度信号に基づき補っており、
予め輝度信号に相当するフィルタ数を色差信号に対応す
るフィルタ数より多くする必要があり、均等な比率のフ
ィルタ配置には対応することができない。本発明はこの
点に着目し、各色信号の比率が均等な場合において欠落
する色信号を高精度に復元することができる画像信号処
理装置を提供することを目的とする。 構成(10) 従来技術は、輝度信号を線形補間で、また色差信号を線
形補間または輝度信号に基づき補っており、欠落する色
信号を高精度に復元するという点について対応すること
ができない。本発明はこの点に着目し、画像の構造モデ
ルを反復的に使用することに基づき欠落する色信号を高
精度に復元することができる画像信号処理装置を提供す
ることを目的とする。 構成(11)、(12)、(13) 従来技術は、輝度信号を線形補間で、また色差信号を線
形補間または輝度信号に基づき補っており、特定の信号
が劣化するような色収差の生じる安価な光学レンズ系に
対応することができない。本発明はこの点に着目し、画
像の構造モデルを色収差に基づき平滑化する事で安価な
光学レンズ系を使用して得られた信号に関しても欠落す
る色信号を高精度に復元することができる画像入力処理
装置を提供することを目的とする。 C.上記した構成(1)〜(13)についての「対応す
る発明の実施の形態」、「作用」、「効果」は以下の通
りである。 構成(1)、(2)、(5)−1、2、(6)−1、
2、11、12、(7) 「対応する発明の実施の形態」この発明には、少なくと
も上記した第1実施形態が対応する。構成中の入力手段
は図3のCCD203を含み、このCCD203におけ
る色フィルタの空間的配置はm,nを3以上の整数とす
るm×nサイズの矩形領域の反復で構成され、上記矩形
領域内で各色信号の出現頻度が均等になるように設定さ
れている。構成中の抽出手段は、図1に示される領域抽
出部105を含む。構成中の参照画像生成手段は、図1
の分散算出部109、110、111、最大分散決定部
150、信号変形部151、参照画像用バッファ112
を含む。構造モデルとしては、例えば複数の色信号が同
一のエッジパターンを共有するカラーエッジモデルを用
いる。また、評価関数としては例えば、各色信号に対し
てラプラシアンを施して得られるエッジ強度、または各
色信号の濃度共起行列から算出されるエネルギーまたは
エントロピーまたは相関または局所一様性または慣性を
用いる。構成中の復元手段は、選択手段である図1のエ
ッジ強度算出部114および線形補間部115、欠落画
素復元部116を含む。エッジ強度算出部114は例え
ば、エッジ強度または分散または最小最大値などの評価
基準に基づき線形補間部115と欠落画素復元部116
とを切り換える。
【0100】この発明の好ましい適用例は以下の通りで
ある。図1、図3、図4に示す入力部101からの画像
信号をR信号用バッファ102、G信号用バッファ10
3、B信号用バッファ104にて保存し、領域抽出部1
05にて所定サイズの領域の色信号を抽出してR信号用
ブロックバッファ106、G信号用ブロックバッファ1
07、B信号用ブロックバッファ108に転送する。エ
ッジ強度算出部114は、R信号用ブロックバッファ1
06、G信号用ブロックバッファ107、B信号用ブロ
ックバッファ108中の全色信号のエッジ強度に基づ
き、線形補間部115か、または欠落画素復元部116
を選択する。線形補間部115が選択された場合は公知
の線形補間により欠落画素を復元して出力部117へ転
送する。欠落画素復元部116が選択された場合には、
信号変形部151は、最大分散決定部150からの最大
分散に関する情報に基づいて、図6に示すカラーエッジ
モデルを用いて各色信号を変形する。これらの色信号は
参照画像用バッファ112に積算されることで参照画像
が生成される。欠落画素復元部116は図7に示すよう
に参照画像に基づいて欠落画素を復元して出力部17へ
転送する。 「作用」各色信号のエッジ強度に基づき通常の線形補間
による復元と構造モデルによる復元とを切り換え、構造
モデルによる復元が選択された場合にはカラーエッジモ
デルから参照画像を生成し、この参照画像から欠落画素
の情報を復元する。 「効果」構造モデルによる復元は、5×5〜15×15
程度の広い領域の全信号を用いて参照画像を生成するた
め、三板式の撮像装置を用いて撮像した場合の精度と同
等の精度で欠落画素を復元することが可能となる。ま
た、エッジ強度を算出して平坦部分については通常の線
形補間を行うようにすることで、処理の高速化も可能と
なる。 構成(3)、(4)、(5)−1、2 「対応する発明の実施の形態」この発明は、少なくとも
上記した第2実施形態に対応する。構成中の抽出手段
は、図8に示される領域抽出部305を含む。構成中の
信号選択手段は、図8のR信号用平均分散算出部30
9、G信号用平均分散算出部310、B信号用平均分散
算出部311、最大分散信号選択部312を含む。構成
中の変形手段は、図8の信号変形部313を含む。抽出
手段および変形手段では、各色信号の平均および分散に
基づき抽出と変形を行うが、最大および最小値に基づき
抽出、変形を行うことも可能である。構成中の候補画像
生成手段は、図8の候補画像生成部314を含む。構成
中の参照画像選択手段は、図8の参照画像選択部316
を含む。評価関数としては例えば、各色信号に対してラ
プラシアンを施すことにより得られるエッジ強度、また
は各色信号の濃度共起行列から算出されるエネルギーま
たはエントロピーまたは相関または局所一様性または慣
性を用いる。構成中の復元手段は、図8の欠落画素復元
部318を含む。
【0101】この発明の好ましい適用例は以下の通りで
ある。図8、図9に示す入力部301からの画像信号を
R信号用バッファ302、G信号用バッファ303、B
信号用バッファ304にて保存し、領域抽出部305に
て所定サイズの領域の色信号を抽出してR信号用ブロッ
クバッファ306、G信号用ブロックバッファ307、
B信号用ブロックバッファ308へ転送する。R信号用
平均分散算出部309、G信号用平均分散算出部31
0、B信号用平均分散算出部311は各信号用ブロック
バッファ306、307、308内の各色信号を読み出
してその平均と分散とを算出する。最大分散信号選択部
312は最大の分散を与える色信号を選択し、信号変形
部313はこの最大の分散を与える色信号の平均と分散
に一致するようにこのほかの色信号を変形する。候補画
像生成部314は最大の分散を与える色信号と変形され
た色信号とを組み合わせることで複数の候補画像を生成
する。参照画像選択部316はこの複数の候補画像から
エッジ強度に基づき1つの参照画像を選択し、欠落画素
復元部318は選択された参照画像に基づき欠落画素を
復元して出力部319へ転送する。 「作用」入力される各色信号から最大分散を与える信号
を選択して、この色信号に合わせて他の色信号を変形し
た後、これらの色信号を組み合わせて参照画像の候補を
複数生成する。これらの候補からエッジ強度に基づき参
照画像を選択し、この参照画像から欠落画素の情報を復
元する。 「効果」最大分散を与える信号に他の色信号を合わせる
こととエッジ強度に基づき選択することによって計算量
を少なくできるため、高速に参照画像を生成することが
できる。この参照画像は、5×5〜15×15程度の広
い領域の全信号を用いて生成されるため、三板式に匹敵
する精度で欠落画素を復元することが可能となる。 構成(3)、(4)、(5)−1、2、(6)−1、
2、11、12、(8)、(9)、(10) 「対応する発明の実施の形態」この発明は、少なくとも
上記した第3実施形態に対応する。構成中の入力手段は
CCDを含み、このCCDにおける色フィルタの空間的
配置は例えば、使用される色信号の総数をj、かつkを
2以上の整数としたときに、jk×jkサイズの矩形領
域の反復で構成され、上記矩形領域内の各色信号の出現
頻度が均等でかつ水平垂直方向において各色信号の出現
頻度が2以上j未満となるように設定される。または、
使用される色信号の総数をj、かつkを2以上の整数と
したときにjk×jkサイズの矩形領域の反復で構成さ
れ、上記矩形領域内の各色信号の出現頻度が均等でかつ
その配置が矩形領域内の一点を中心とする同心円の軌跡
が整数座標と交わるときの半径をjで除算したときの剰
余に基づいて設定される。構成中の抽出手段は、図11
に示される領域抽出部505を含む。構成中の信号選択
手段は、図11のR信号用最大最小算出部509、G信
号用最大最小算出部510、B信号用最大最小算出部5
11、最大レンジ信号選択部512を含む。構成中の変
形手段は、図11の信号変形部517を含む。抽出手段
および変形手段は、各色信号の最大値および最小値に基
づき抽出と変形を行うが、平均および分散に基づき抽
出、変形を行うことも可能である。構成中の候補画像生
成手段は、図11の候補画像生成部518を含む。構成
中の参照画像選択手段は、図11の参照画像選択部52
0を含む。評価関数としては例えば、各色信号に対して
ラプラシアンを施すことにより得られるエッジ強度また
は各色信号の濃度共起行列から算出されるエネルギーま
たはエントロピーまたは相関または局所一様性または慣
性を用いる。構成中の復元手段は、選択手段である図1
1の処理切換部514及び、線形補間部515、欠落画
素復元部516、収束判定部521、輝度信号生成部5
22を含む。処理切換部514は例えば、エッジ強度ま
たは分散または最小最大値などの評価基準に基づき線形
補間部515と欠落画素復元部516とを切り換える。
輝度信号生成部522は参照画像に基づき復元された各
色信号から輝度信号を生成し、収束判定部521は上記
輝度信号の分布に基づき上記輝度信号を用いた復元処理
を反復させる。
【0102】この発明の好ましい適用例は以下の通りで
ある。図11に示す入力部501からの画像信号をR信
号用バッファ502、G信号用バッファ503、B信号
用バッファ504にて保存する。領域抽出部505は所
定サイズの領域の色信号を抽出してR信号用ブロックバ
ッファ506、G信号用ブロックバッファ507、B信
号用ブロックバッファ508を介してR信号用最大最小
算出部509、G信号用最大最小算出部510、B信号
用最大最小算出部511に出力する。ここで各色信号の
最大と最小値が算出され、最大レンジ信号選択部512
にて最大のレンジ(=最大値−最小値)を与える色信号
が選択され、処理切換部514に転送される。処理切換
部514にて最大レンジに基づき、線形補間部515ま
たは欠落画素復元部516が選択され、線形補間部51
5が選択された場合は公知の線形補間により欠落画素が
復元され出力部523へ転送される。欠落画素復元部5
16が選択された場合は、信号変形部517にて最大の
レンジを与える色信号の最大と最小値に一致するように
この他の色信号を変形し、候補画像生成部518にて最
大のレンジを与える色信号と変形された色信号を組み合
わせることによって複数の候補画像を生成し、参照画像
選択部520にて複数の候補画像からエッジ強度に基づ
き1つの参照画像を選択する。欠落画素復元部516は
この参照画像に基づき欠落画素を復元して収束判定部5
21に転送する。収束判定部521は初回の処理の場合
は無条件に、2回目以降は前回復元された画像との差の
絶対値の2乗の総和が所定の閾値以下になるまで復元さ
れた色信号を輝度信号生成部522へ転送する。輝度信
号生成部522は復元された色信号から輝度信号を合成
し、欠落画素復元部516は上記輝度信号に基づき再度
復元処理を行なう。そして、収束判定部521において
前回の復元された画像との差の絶対値の2乗の総和が所
定の閾値以下になった場合に復元された画像を出力部5
23へ転送する。 (作用)入力される各色信号から最大レンジを与える信
号を選択して、この色信号に合わせて他の色信号を変形
した後、これらの色信号を組み合わせて参照画像の候補
を複数生成する。これら複数の候補からエッジ強度に基
づき参照画像を選択し、この参照画像から欠落画素の情
報を復元する。さらに、復元された画像から輝度信号を
生成し、これを用いて再度復元処理を行い、前回復元さ
れた画像に対して変化が所定の閾値以下になるまで反復
する。 (効果)最大レンジを与える信号に他の色信号を合わせ
ることとエッジ強度に基づき選択することによって計算
量を少なくできるため、高速に参照画像を生成すること
ができる。この参照画像は、5×5〜15×15程度の
広い領域の全信号を用いて生成されるため、三板式に匹
敵する精度で欠落画素を復元することが可能となる。さ
らに、輝度信号を用いて反復的に復元処理を行うため、
より高精度な欠落画素の復元が可能となる。 構成(11)、(12)、(13) 「対応する発明の実施の形態」この発明は、少なくとも
上記した第4実施形態に対応する。構成中の入力手段
は、図14の入力部601を含む。構成中の抽出手段
は、図14に示される領域抽出部605を含む。構成中
の近似参照画像生成手段は、図14の分散算出部60
9、610、最大分散決定部650、信号変形部65
1、参照画像用バッファ611を含む。構造モデルとし
ては例えば、複数の色信号が同一のエッジパターンを共
有するカラーエッジモデルを用いる。また、評価関数と
しては例えば、各色信号に対してラプラシアンを施すこ
とにより得られるエッジ強度、または各色信号の濃度共
起行列から算出されるエネルギーまたはエントロピーま
たは相関または局所一様性または慣性を用いる。構成中
の平滑化手段は、図14の平滑化処理部612を含む。
構成中の復元手段は、図14の欠落画素復元部614、
加算平均部615を含む。
【0103】この発明の好ましい適用例は以下の通りで
ある。図14および図16に示す入力部601からの画
像信号をR信号用バッファ602、G信号用バッファ6
03、B信号用バッファ604にて保存する。領域抽出
部605は所定サイズの領域の色信号を抽出してR信号
用ブロックバッファ606、G信号用ブロックバッファ
607、B信号用ブロックバッファ608へ転送する。
分散算出部609、分散算出部610は各々R,Gの色
信号の分散を算出し、最大分散決定部650で最大の分
散をもつ色信号を決定する。信号変形部651は最大の
分散に対応する色信号以外の色信号を、最大の分散を持
つ色信号のゲインとバイアスに基づいて変形する。これ
らの色信号が参照画像用バッファ611において積算さ
れることで近似参照画像が生成される。平滑化処理部6
12はこの近似参照画像を色収差量に基づいて平滑化す
る。欠落画素復元部614は近似参照画像と平滑化され
た近似参照画像とに基づき参照画像を生成し、この参照
画像に基づき欠落画素を復元する。加算平均部615は
各領域ごとに復元された色信号を加算平均して出力部6
16へ転送する。 (作用)色収差量に応じて色信号の出現頻度が調整され
た撮像装置から得られた入力信号の中から色収差量の少
ない色信号を選択して構造モデルを適用して近似参照画
像を生成し、一方、この近似参照画像を色収差量の多い
色信号の色収差量に応じて平滑化し、平滑化された近傍
参照画像に基づいて色収差量の多い色信号を変形し、上
記近似参照画像と変形された色収差量の多い画像とを合
成することで参照画像を求め、この参照画像から欠落画
素の情報を復元する。 (効果)色収差量の少ない色信号にはまず、構造モデル
を直接適用し、色収差量の多い色信号には平滑化するこ
とで構造モデルを適用する。このため最終的にはすべて
の色信号を用いて参照画像が生成されることになり、高
精度な欠落色の復元が可能になる。また、色収差のある
安価なレンズ系を用いても欠落色を復元できるので装置
全体のコストを低減することができる。
【0104】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、欠落す
る色信号を高精度に復元することができるようになる。
【0105】また、請求項2に記載の発明によれば、安
価な光学レンズ系を使用した場合でも欠落する色信号を
高精度に復元することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像信号処理装置
の機能ブロック図である。
【図2】図1に示す信号変形部の具体的構成を示す図で
ある。
【図3】図1に示す入力部の具体的構成を示す図であ
る。
【図4】図3に示すCCDにおけるフィルタ配置の具体
的構成を示す図である。
【図5】図1に示す構成の作用を説明するためのフロー
チャートである。
【図6】参照画像を生成する方法を説明するための図で
ある。
【図7】カラーエッジモデルに基づいて欠落画素が復元
される過程を示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る画像信号処理装置
の機能ブロック図である。
【図9】図8に示す入力部の具体的構成の一例を示す図
である。
【図10】図8に示す構成の作用を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図11】本発明の第3実施形態に係る画像信号処理装
置の機能ブロック図である。
【図12】図11に示す入力部におけるフィルタ配置の
説明図である。
【図13】図11に示す構成の作用を説明するためのフ
ローチャートである。
【図14】本発明の第4実施形態に係る画像信号処理装
置の機能ブロック図である。
【図15】図14に示す信号変形部の具体的構成を示す
図である。
【図16】第4実施形態の単板式CCDにおけるフィル
タ配置の具体的構成を示す図である。
【図17】図14に示す構成の作用を説明するためのフ
ローチャートである。
【図18】色収差の存在下においてカラーエッジモデル
を用いて欠落画素を復元する方法を説明するための図で
ある。
【図19】単板式撮像素子のフィルタ配置の一例の説明
図である。
【符号の説明】
101…入力部、102…R信号用バッファ、103…
G信号用バッファ、104…B信号用バッファ、105
…領域抽出部、106…R信号用ブロックバッファ、1
07…G信号用ブロックバッファ、108…B信号用ブ
ロックバッファ、109、110、111…分散算出
部、112…参照画像用バッファ、113…RGB切換
部、114…エッジ強度算出部、115…線形補間部、
116…欠落画素復元部、117…出力部、150…最
大分散決定部、151…信号変形部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの画素が有する画像信号が複数の色
    信号から構成され、画素の位置に応じて少なくとも1つ
    以上の色信号が欠落する画像信号を処理する画像信号処
    理装置において、 上記画像信号から、指定された画素を包含する所定サイ
    ズの局所領域の色信号を抽出する抽出手段と、 この抽出手段で抽出された局所領域内の各色信号ごとに
    所定のパラメータを算出し、このパラメータに基づき1
    つの色信号を選択する色信号選択手段と、 この色信号選択手段で選択された色信号以外の色信号に
    関して、上記パラメータが選択された色信号のパラメー
    タと同一となるように色信号を変形する変形手段と、 この変形手段で変形された複数の各色信号と上記色信号
    選択手段によって選択された色信号とを合成して複数の
    参照候補画像を生成する候補画像生成手段と、 この候補画像生成手段で生成された複数の参照候補画像
    から、所定の評価関数に基づき1つの参照画像を選択す
    る参照画像選択手段と、 上記参照画像選択手段で選択された参照画像に基づき、
    欠落する色信号を復元する復元手段と、 を具備することを特徴とする画像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 1つの画素が有する画像信号が複数の色
    信号から構成され、画素の位置に応じて少なくとも1つ
    以上の色信号が欠落する画像信号を入力処理する画像入
    力処理装置において、 色収差を生じる光学レンズ系と、この色収差量に基づき
    色信号の出現頻度が調整された撮像装置とからなる入力
    手段と、 この入力手段から得られた画像信号から、指定された画
    素を包含する所定サイズの局所領域の色信号を抽出する
    抽出手段と、 この抽出手段で抽出された局所領域内の各色信号中で、
    色収差量の少ない色信号を所定の構造モデルと評価関数
    に基づき変形および合成することで近似参照画像を生成
    する近似参照画像生成手段と、 この近似参照画像生成手段で生成された近似参照画像を
    色収差量の多い色信号の色収差量に基づき平滑化する平
    滑化手段と、 上記近似参照画像生成手段で生成された近似参照画像と
    上記平滑化手段で平滑化された近似参照画像とに基づき
    参照画像を生成し、欠落する色信号を復元する復元手段
    と、 を具備することを特徴とする画像入力処理装置。
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