JPH10243031A - 多値データ転送方式 - Google Patents

多値データ転送方式

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JPH10243031A
JPH10243031A JP4050697A JP4050697A JPH10243031A JP H10243031 A JPH10243031 A JP H10243031A JP 4050697 A JP4050697 A JP 4050697A JP 4050697 A JP4050697 A JP 4050697A JP H10243031 A JPH10243031 A JP H10243031A
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JP
Japan
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voltage
value
conversion
binary
data
Prior art date
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Pending
Application number
JP4050697A
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English (en)
Inventor
Gakuo Miyajima
岳夫 宮島
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NEC Data Terminal Ltd
Original Assignee
NEC Data Terminal Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多値表現を電圧差で実現する場合、2値変換
時の誤変換を防ぎ、転送時の信頼性向上を図る。 【解決手段】 電圧に変換された多値信号の電圧を検知
する、電圧検知部5により検知された電圧値を変換制御
部6が連続的に監視し、変換テーブル7に格納されてい
る多値信号の各値に対応したいずれかの電圧範囲に一定
時間以上納まり続けた時点で、変換制御部6はn値2値
変換部3に対し変換許可信号8を出力する。n値2値変
換部3は、その信号を受信した時点の電圧を変換する。
この様に変換を行えば、ノイズ等による誤変換を行う心
配もなく、データ転送時の信頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多値データ転送方
式に関し、特に電圧により多値表現されたデータを転送
する場合の信頼性を向上する多値データ転送方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ICなどの入出力端子数を増加さ
せることなくして、大量のデータ入出力を可能にするた
めに、例えば、公開特許公報;特開昭62−18543
8[多値入出力方法]に詳述されているように、電圧差
を用いて2値信号であるディジタルデータの多値信号へ
の変換が行われてきた。
【0003】図4(A)は従来の多値データ転送方式を
示すブロック図である。いま2値信号処理部1で処理さ
れた2値データを第2の2値信号処理部4に4値変換を
行い転送するものとする。まず、2値4値変換部2に
て、2値信号が4値信号に変換される。この時変換は、
図4(B)に示す通り各値を電圧に変換する方法で行
う。電圧に変換された4値信号は、4値2値変換部3に
て再び2値信号に変換され、第2の2値信号処理部4に
入力される。
【0004】この公報例では2値4値又は4値2値交換
であるが、同様に8値または16値に電圧変換すること
も可能である。この場合、4値及び16値交換を同じ信
号電圧Vを用いて行うとすると、1つの値を表現するた
めのスライスレベル間の幅は4値交換の場合V/4ボル
トであるのに対し、16値変換の場合はV/16ボルト
であり、多値になるに従い信号電圧を細分化する必要が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の多値データ転送方式は、電圧のスライスレベル間の幅
が多値になるに従い小さくなり、2値変換を行う際にノ
イズ等により誤変換する可能性があるため、多値化を行
う値が大きくなるにつれて、データ転送時の信頼性が低
下してしまう欠点があった。
【0006】本発明の目的は、多値信号を2値信号に変
換する場合、その値を大きくしても誤変換が発生しない
様な方法を従来の多値データ転送方法に組み入れる事
で、データ転送時の信頼性を向上させることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、電圧によ
り多値表現された多値データを2値データに変換する際
に、予め定められた条件を満たした場合のみ2値変換を
行うことを特徴とする。
【0008】また、第2の発明は、第1の発明における
前記条件は、電圧により多値表現された前記多値データ
の電圧状態が予め定めた電圧値と等しく、かつ一定時間
以上安定することであることを特徴とする。
【0009】さらに、第3の発明は、第2の発明におけ
る前記予め定めた電圧値は、前記多値データの各々の電
圧値を予め規定する変換テーブルを参照することにより
得ることを特徴とする。
【0010】さらに、第4の発明は、第3の発明におけ
る前記条件は、一定の周期でサンプリングした前記多値
データの電圧値が、前記変換テーブルにおけるいずれか
の電圧データと等しい場合が規定回数以上連続して続く
ことを必要とすることを特徴とする。
【0011】さらに、第5の発明は、第1の発明におけ
る電圧により多値表現された前記多値データを送信する
2値n値変換部と前記多値データの2値変換を行うn値
2値変換部を別々の基板に具備することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例を示すブロック
図、図2(A)は、電圧による多値表現方法の一例を示
す図、図2(B)は、図2(A)の拡大波形図と変換許
可信号の関係を表わした図、[図3]は、本発明の多値
データ転送方式の基板への適用例を示すブロック図であ
る。
【0014】図1を参照すると、2値信号処理部1及び
2値信号処理部4は2値のディジタル信号を、システム
処理を行う処理部分である。本発明はこの2値信号処理
部1と4の間を多値転送する必要がある場合に適用す
る。2値n値変換部2は、2値信号処理部1から出力さ
れた2値信号を図2(A)に示す通り、n値信号となる
様に2値信号電圧を変換する。尚、本実施例では説明の
都合上2値4値変換を行うものとし、従って2値n値変
換部2より出力される電圧は4種類となるため、以降2
値4値変換部2と呼ぶことにする。2値4値変換部2か
ら出力された4値データ9は、4値2値変換部3と電圧
検知部5に接続される。
【0015】電圧検知部5は4値データ9の電圧値を連
続的に検知し続け、その結果も又連続的に変換制御部6
に出力し続ける。具体的方法の一例としては、A/D変
換器を使用し入力された電圧値を逐次的にデジタル値に
変換し、変換制御部6に対してもまた逐次的に変換され
た値を出力するようにする。変換テーブル7は4値デー
タのそれぞれに対応する様な電圧データV0,V1,V
2,V3が格納されており、その情報もまた変換制御部6
に提供される。
【0016】変換制御部6は、電圧検知部5から連続的
に出力される電圧情報を監視し、変換テーブル7に格納
されている電圧データのいずれかの値に一定時間納まっ
た時点で、4値2値変換部3に対し変換許可信号8を出
力する。具体例としてはマイクロプロセッサ等を利用し
て電圧検知部5より連続的に入力されるデジタルデータ
をある一定の周期でサンプリングし、その一回のデータ
抽出毎に変換テーブル7の各電圧データと比較演算す
る。比較結果がいずれかの電圧データと等しい場合は、
その回数をカウントし規定回数以上、連続して等しけれ
ばデータ値が確定したとみなし(図2(B)のTs時間
に相当)、変換許可信号8を出力する。
【0017】4値2値変換部3は、前記変換許可信号8
を入力した時点の電圧を対応する2値データに変換す
る。この時、変換は前記変換テーブル7に格納されてい
る通りの対応にて行うものとする。その後、4値2値変
換された2値信号は、第2の2値信号処理部4にて再び
処理される。
【0018】次に本発明によりデータ転送時の信頼性が
向上する原理について、図1及び図2を参照して詳細に
説明する。
【0019】2値信号処理部1で目的の信号処理を行
い、第2の2値信号処理部4へ4値変換による多値転送
を行うものとする。2値信号処理部1は4値変換を行う
ために2値4値変換部2へデータ転送し、それを入力し
た2値4値変換部2は図2(A)の様なパターンで4値
変換を行うものとする。その後4値2値変換部3にて再
び2値変換を行う際、例えば図2(A)で示す波形の立
ち上り時10,11又は立ち下がり時12では、図2
(B)の様にオーバシュート、アンダシュートが発生す
る可能性が高い。又はこの例以外にも何らかの要因で信
号にノイズが発生する場合も有り得る。その様な場合、
図2(B)に示す様に、ある値から次の値に切り替わる
スライスレベル電圧を超える事も十分考えられるが、そ
の瞬間で2値変換を行うと誤った変換を行う事になる。
例えば、図2(B)の第1の立ち上り時10はデータ値
が0から1に変化しようとしており、信号電圧はV0か
らV1に変化するが、立ち上り時のオーバシュートによ
り、瞬間的にV2まで電圧が上昇している。電圧V2に対
応するデータ値は2であり、この時2値変換を行うと結
果として、データ値2を変換結果としてしまう。この様
な事を防ぐために本発明では常に信号電圧を電圧検知部
5で検知し、変換制御部6で連続的に監視し続ける。監
視している電圧が変換テーブル7に格納されている電圧
V0,V1,V2,V3のいずれかの領域に連続した時間
(図2(B)のTs時間)納まると、変換許可信号8を
4値2値変換部3に出力する。即ち、このようにするこ
とで、過渡現象区間における変換を行わない様にするこ
とが出来る。4値2値変換部3は、変換許可信号8を受
信した時点の電圧を2値変換し、第2の2値信号処理部
4に出力する。この様にする事で多値データ転送時にお
ける信頼性は向上し、システム全体の信頼性も向上す
る。
【0020】次に、本発明の具体的適用例について図3
を参照して説明する。
【0021】基板13と基板14がインタフェイスケー
ブル15を介し接続されている。基板13から出力され
た多値データは基板14上に実装された電圧検知部5、
変換制御部6、変換テーブル7により、上記実施例の動
作に基づき適正なタイミングでn値2値変換部3によっ
て2値変換される。この様にする事で、別々に分離され
ている基板に対しても適用可能であり、インタフェイス
ケーブル15上に何らかの要因でノイズが発生しても、
誤変換する事無く2値変換を行え、基板間における多値
データ転送の信頼性が向上する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、2
値変換を行う際に誤変換しない様な適正な電圧が得られ
た事を検知してから変換を行うため、変換する多値デー
タの数が大きくなっても、データ転送時の信頼性は低下
せず、常に安定した変換結果が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多値データ転送方式の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】(A)は電圧による多値表現方法の一例を示す
図、(B)は(A)の拡大波形図と変換許可信号の関係
を表わした図である。
【図3】本発明の多値データ転送方式の適用例を示す図
である。
【図4】(A)は従来の多値データ転送方法を示すブロ
ック図、(B)は(A)における電圧による多値表現方
法を表わした図である。
【符号の説明】 1 2値信号処理部 2 2値n値変換部 3 n値2値変換部 4 2値信号処理部 5 電圧検知部 6 変換制御部 7 変換テーブル 8 変換許可信号 9 多値データ 10 多値データ信号立ち上り時 11 多値データ信号立ち上り時 12 多値データ立ち下がり時 13 基板 14 基板 15 インタフェイスケーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧により多値表現された多値データを
    2値データに変換する際に、予め定められた条件を満た
    した場合のみ2値変換を行うことを特徴とし、多値表現
    されたデータを転送する場合の信頼性を向上することを
    可能にする多値データ転送方式。
  2. 【請求項2】 前記条件は、電圧により多値表現された
    前記多値データの電圧状態が予め定めた電圧値と等し
    く、かつ一定時間以上安定することであることを特徴と
    する請求項1記載の多値データ転送方式。
  3. 【請求項3】 前記予め定めた電圧値は、前記多値デー
    タの各々の電圧値を予め規定する変換テーブルを参照す
    ることにより得ることを特徴とする請求項2記載の多値
    データ転送方式。
  4. 【請求項4】 前記条件は、一定の周期でサンプリング
    した前記多値データの電圧値が、前記変換テーブルにお
    けるいずれかの電圧データと等しい場合が規定回数以上
    連続して続くことを必要とすることを特徴とする請求項
    3記載の多値データ転送方式。
  5. 【請求項5】 電圧により多値表現された前記多値デー
    タを送信する2値n値変換部と前記多値データの2値変
    換を行うn値2値変換部を別々の基板に具備することを
    特徴とする請求項1記載の多値データ転送方式。
JP4050697A 1997-02-25 1997-02-25 多値データ転送方式 Pending JPH10243031A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7508241B2 (en) 2003-07-11 2009-03-24 Pioneer Corporation Data transfer method, data transfer circuit, output circuit, input circuit, semiconductor device, and electronic apparatus
JP2020113872A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 アンリツ株式会社 誤り検出装置および誤り検出方法
JP2020120147A (ja) * 2019-01-18 2020-08-06 アンリツ株式会社 誤り率測定装置及び誤り率測定方法
JP2020120148A (ja) * 2019-01-18 2020-08-06 アンリツ株式会社 誤り率測定装置及び誤り率測定方法
JP2020136872A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 アンリツ株式会社 誤り率測定装置および誤り率測定方法
JP2020136707A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 アンリツ株式会社 誤り率測定装置及び誤り率測定方法

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Effective date: 20000111