JPH1024274A - 熱硬化性樹脂の分解方法及びリサイクル方法 - Google Patents

熱硬化性樹脂の分解方法及びリサイクル方法

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JPH1024274A
JPH1024274A JP8183246A JP18324696A JPH1024274A JP H1024274 A JPH1024274 A JP H1024274A JP 8183246 A JP8183246 A JP 8183246A JP 18324696 A JP18324696 A JP 18324696A JP H1024274 A JPH1024274 A JP H1024274A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量に廃棄されている産業・家庭廃棄物、特
にこれらの廃棄物中に大量に含まれていながらリサイク
ルが出来ないとされてきた熱硬化性プラスチックを高速
に大量に処理して再利用可能な低〜中分子化合物を回収
しリサイクルできる方法を提供する。 【解決手段】 熱硬化性樹脂を、超臨界水又は亜臨界水
を反応溶媒として加水分解及び/又は熱分解することを
特徴とする熱硬化性樹脂の分解方法又は熱分解した後、
得られた低〜中分子化合物を熱硬化性樹脂合成に用いる
熱硬化性樹脂のリサイクル方法であり、特に超臨界水又
は亜臨界水に2%以下の塩基濃度になるように塩基を添
加して行う、又は超臨界水又は亜臨界水に2%以下の酸
濃度になるように酸を添加して行うとより効果的であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大量に廃棄されて
いる産業・家庭廃棄物、特にこれらの廃棄物中に大量に
含まれていながらリサイクルが出来ないとされてきた熱
硬化性プラスチックを高速に大量に処理して再利用可能
な低〜中分子有用化合物を回収できる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル、ポリスチレン等の熱可塑性
プラスチックの廃棄物はこれまでにもプラスチック原料
として再生されてきたが、熱硬化性プラスチックは一旦
硬化すると、熱により軟化・溶融しないためその硬化体
はプラスチック原料として再生できない。このことより
熱硬化性プラスチックはリサイクル出来ないとされてき
た。しかし、熱硬化性プラスチックの熱による軟化・溶
融がないことがこの材料の良さの「耐熱性が高い、強度
が強い」の元ともなっている。
【0003】最近では、この硬化体の耐熱、強度特性等
を生かし、その粉砕物は各種材料・製品の充填材等とし
て利用する技術が開発されている(熱硬化性樹脂、Vol.
15No.2(1994) p.18-24)。例えば、リサイクルフィラ
ーとしての同種材料への再利用として木粉等の有機フィ
ラーを使用する汎用フェノール樹脂成形材料を成形する
際に生ずるスプル・ランナーは粉砕機で150〜250
メッシュに微粉砕され、同種材料のリサイクルフィラー
として利用する方法、路面舗装材の骨材として熱硬化性
成形材料の成形時に生ずる廃材を粉砕し、これと廃タイ
ヤ等からの廃棄ゴムチップを混合し、この混合物を骨材
として樹脂バインダーと混合し、型に入れて加圧・加熱
してブロックを成形する方法、更に固形化燃料、活性炭
として使用する方法も記載されているが、いずれも原料
としての熱硬化性樹脂廃棄物の種類及び用途に限定があ
るとともに、経済的困難性もあり幅広く普及するには至
っていない。
【0004】一方、熱可塑性樹脂については、廃棄物処
理方法として、超臨界状態又は亜臨界状態の水を溶媒と
して用いて選択的に加水分解及び/又は熱分解する方法
が提案されている(特開平5−31000号公報)。こ
の方法では、セルロース、キチン、キトサン、ナイロ
ン、ポリエステル、ポリスチレン等の熱可塑性樹脂の加
水分解又は熱分解方法について検討されているが、加水
分解、熱分解の困難な熱硬化性樹脂についてはなんら検
討されていない。このように大量に廃棄されていなが
ら、リサイクルの困難な熱硬化性樹脂をより効率的に分
解して有用な低分子化合物を回収し再利用することが広
く望まれているが実現できていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、熱硬化性樹
脂のリサイクルが極めて困難であるという問題点を解決
するため種々の検討の結果なされたもので、その目的と
するところは大量に廃棄されている産業・家庭廃棄物、
特にこれらの廃棄物中に大量に含まれていながらリサイ
クルが出来ないとされてきた熱硬化性プラスチックを高
速に大量に処理して再利用可能な低〜中分子化合物を回
収しリサイクルできる方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱硬化性樹脂
を、超臨界水又は亜臨界水を反応溶媒として加水分解及
び/又は熱分解することを特徴とする熱硬化性樹脂の分
解方法又は熱分解した後、得られた低〜中分子化合物を
熱硬化性樹脂合成に用いる熱硬化性樹脂のリサイクル方
法であり、熱硬化性樹脂が、フェノール樹脂、エポキシ
樹脂、ポリイミド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラ
ミン樹脂よりなる群から選択された1種又は2種以上で
ある前記の熱硬化性樹脂の分解方法又は熱硬化性樹脂の
リサイクル方法であり、超臨界水又は亜臨界水に2%以
下の塩基濃度になるように塩基を添加して行う、前記の
熱硬化性樹脂の分解方法又は熱硬化性樹脂のリサイクル
方法であり、超臨界水又は亜臨界水に2%以下の酸濃度
になるように酸を添加して行う、前記の熱硬化性樹脂の
分解方法又は熱硬化性樹脂のリサイクル方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いる超臨界水は臨界温
度及び臨界圧力を越えた非凝縮性高密度水である。超臨
界水を溶媒として使用すると、温度或いは圧力を操作変
数として分子間距離(密度)を連続的に変化させ、操作
目的に応じた溶媒機能を分子間相互作用と関連させて調
整でき、単一の溶媒で複数の溶媒機能を発現させうる。
さらに液体溶媒と比較して熱運動が支配的なことから、
溶媒の粘度が小さく、拡散係数が大きく、また気相に比
較して熱伝導率は大きいという特徴を有する。溶解特性
に係わるもう一つの重要な特性である誘電率について
も、通常の水が約80であるのに対し、超臨界水は50
0℃では約2まで低下するため非極性物質の性質を示
し、非極性有機物質に対する良好な溶媒となりうる。ま
た、本発明では超臨界水でなく亜臨界水を用いて行うこ
ともできる。
【0008】この超臨界水又は亜臨界水を加水分解の溶
媒として用いることによって、フェノール樹脂のような
分解困難とされてきた熱硬化性樹脂についてもフェノー
ル類モノマーへの分解が可能となるものと考えられる。
また分解の結果得られるフェノール類モノマーから、分
解反応は加水分解が主反応であり熱分解が副反応である
ものと考えられる。本発明を実施するにあたり、温度1
80〜1000℃、圧力2〜100MPaの範囲で温度
及び圧力を適切に調整すればよいが、好ましくは温度2
00〜700℃、圧力4〜60MPa、さらに好ましく
は温度240〜480℃、圧力6〜60MPaの範囲で
ある。
【0009】本発明で分解することのできる熱硬化性樹
脂は、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂等で代表さ
れるが、前記以外の熱硬化性樹脂の全てを含むものであ
る。本発明における分解反応は塩基もしくは酸を添加せ
ずとも効果的に進行するが、超臨界状態又は亜臨界状態
の水に塩基もしくは酸を2%以下の濃度で添加すること
も有効である。その添加効果及び後処理等を考慮してよ
り好ましい添加濃度は0.2%以下である。本発明で
は、熱硬化性樹脂を、超臨界状態又は亜臨界状態の水を
溶媒として用いて加水分解及び/又は熱分解した後、得
られた低〜中分子化合物を熱硬化性樹脂合成に用いるこ
とができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例の各工程を示すフロー
チャートである。次に本発明の実施例を詳細に説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0011】[実施例1]熱硬化性樹脂使用製品廃棄物
として、エポキシ樹脂成形品(樹脂分 平均50%)を
用いた。成形品約10kgを粗砕し最大径約2mm以下
とした。100リットル耐圧反応釜に、水約50リット
ルを入れ十分に撹拌しながら成形品の粗砕物を投入し
た。これを十分に撹拌しスラリー状にした後、反応釜を
急速に加熱し内温内圧を400℃、35MPaまで上昇
させた。400℃で30分間保った後反応釜を冷却して
常温常圧に戻した。この反応溶液を40メッシュのフィ
ルターを用いて分級分離し、これを通らないものは、分
析の結果、樹脂分以外の基材であり、再利用あるいは廃
棄した。さらにこの反応溶液を200メッシュのフィル
ターを用いて分級分離し、これを通らないものは、分析
の結果、未分解物であり、これを回収して廃棄物分解用
原料にフィードバックした。このように浮遊物を分級分
離した残りの反応溶液として、フェノール類モノマーを
8%含む水溶液が得られた。これを既存の技術により溶
媒抽出して粗フェノール類モノマーを得た。得られた粗
フェノール類モノマーを用いて既存の技術によりエポキ
シ樹脂の合成を試みたところ、通常のフェノール類モノ
マーを用いた場合と全く特性の変わらないエポキシ樹脂
が得られた。一方、フェノール類モノマーを溶媒抽出し
た残りの反応溶液は、約500PPMのフェノール類モ
ノマーを含有していた。これを既存の技術により活性汚
泥処理をすることにより、フェノール類モノマー含有量
を0.1PPM以下にすることが出来、排水として放出
した。
【0012】[実施例2]実施例1と同様に、熱硬化性
樹脂使用製品廃棄物として、エポキシ樹脂成形品(樹脂
分 平均50%)を用いた。成形品約10kgを粗砕し
最大径約2mm以下とした。100リットル耐圧反応釜
に、水約50リットル及び水酸化ナトリウム500gを
入れ十分に撹拌しながら成形品の粗砕物を投入した。こ
れを十分に撹拌しスラリー状にした後、反応釜を急速に
加熱し内温内圧を400℃、35MPaまで上昇させ
た。400℃で30分間保った後反応釜を冷却して常温
常圧に戻した。この反応溶液を40メッシュのフィルタ
ーを用いて分級分離し、これを通らないものは、分析の
結果、樹脂分以外の基材であり、再利用あるいは廃棄し
た。さらにこの反応溶液を200メッシュのフィルター
を用いて分級分離し、これを通らないものは、分析の結
果、未分解物であり、これを回収して廃棄物分解用原料
にフィードバックした。このように浮遊物を分級分離し
た残りの反応溶液として、フェノール類モノマーを10
%含む水溶液が得られた。これを既存の技術により溶媒
抽出して粗フェノール類モノマーを得た。得られた粗フ
ェノール類モノマーを用いて既存の技術によりエポキシ
樹脂の合成を試みたところ、通常のフェノール類モノマ
ーを用いた場合と全く特性の変わらないエポキシ樹脂が
得られた。一方、フェノール類モノマーを溶媒抽出した
残りの反応溶液は、約500PPMのフェノール類モノ
マーを含有していた。これを既存の技術により活性汚泥
処理をすることにより、フェノール類モノマー含有量を
0.1PPM以下にすることが出来、排水として放出し
た。
【0013】[実施例3]実施例1と同様に、熱硬化性
樹脂使用製品廃棄物として、エポキシ樹脂成形品(樹脂
分 平均50%)を用いた。成形品約10kgを粗砕し
最大径約2mm以下とした。100リットル耐圧反応釜
に、水約50リットル及び塩酸500gを入れ十分に撹
拌しながら成形品の粗砕物を投入した。これを十分に撹
拌しスラリー状にした後、反応釜を急速に加熱し内温内
圧を400℃、35MPaまで上昇させた。400℃で
30分間保った後反応釜を冷却して常温常圧に戻した。
この反応溶液を40メッシュのフィルターを用いて分級
分離し、これを通らないものは、分析の結果、樹脂分以
外の基材であり、再利用あるいは廃棄した。さらにこの
反応溶液を200メッシュのフィルターを用いて分級分
離し、これを通らないものは、分析の結果、未分解物で
あり、これを回収して廃棄物分解用原料にフィードバッ
クした。このように浮遊物を分級分離した残りの反応溶
液として、フェノール類モノマーを10%含む水溶液が
得られた。これを既存の技術により溶媒抽出して粗フェ
ノール類モノマーを得た。得られた粗フェノール類モノ
マーを用いて既存の技術によりエポキシ樹脂の合成を試
みたところ、通常のフェノール類モノマーを用いた場合
と全く特性の変わらないエポキシ樹脂が得られた。一
方、フェノール類モノマーを溶媒抽出した残りの反応溶
液は、約500PPMのフェノール類モノマーを含有し
ていた。これを既存の技術により活性汚泥処理をするこ
とにより、フェノール類モノマー含有量を0.1PPM
以下にすることが出来、排水として放出した。
【0014】[実施例4]熱硬化性樹脂使用製品廃棄物
として、フェノール樹脂成形品(樹脂分 平均50%)
を用いた。成形品約10kgを粗砕し最大径約2mm以
下とした。100リットル耐圧反応釜に、水約50リッ
トルを入れ十分に撹拌しながら成形品の粗砕物を投入し
た。これを十分に撹拌しスラリー状にした後、反応釜を
急速に加熱し内温内圧を400℃、35MPaまで上昇
させた。400℃で30分間保った後反応釜を冷却して
常温常圧に戻した。この反応溶液を40メッシュのフィ
ルターを用いて分級分離し、これを通らないものは、分
析の結果、樹脂分以外の基材であり、再利用あるいは廃
棄した。さらにこの反応溶液を200メッシュのフィル
ターを用いて分級分離し、これを通らないものは、分析
の結果、未分解物であり、これを回収して廃棄物分解用
原料にフィードバックした。このように浮遊物を分級分
離した残りの反応溶液として、フェノール類モノマーを
3%含む水溶液が得られた。これを既存の技術により溶
媒抽出して粗フェノール類モノマーを得た。得られた粗
フェノール類モノマーを用いて既存の技術によりフェノ
ール樹脂の合成を試みたところ、通常のフェノール類モ
ノマーを用いた場合と全く特性の変わらないフェノール
樹脂が得られた。一方、フェノール類モノマーを溶媒抽
出した残りの反応溶液は、約500PPMのフェノール
類モノマーを含有していた。これを既存の技術により活
性汚泥処理をすることにより、フェノール類モノマー含
有量を0.1PPM以下にすることが出来、排水として
放出した。
【0015】
【発明の効果】本発明では、超臨界水又は亜臨界水を反
応溶媒として、従来リサイクルの困難であった熱硬化性
樹脂を分解した後、得られた低分子化合物を熱硬化性樹
脂合成に用いて熱硬化性樹脂をリサイクルすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の各工程を示すフローチャー
トである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性樹脂を、超臨界水又は亜臨界水
    を反応溶媒として加水分解及び/又は熱分解することを
    特徴とする熱硬化性樹脂の分解方法。
  2. 【請求項2】 熱硬化性樹脂が、フェノール樹脂、エポ
    キシ樹脂、ポリイミド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
    メラミン樹脂よりなる群から選択された1種又は2種以
    上である請求項1記載の熱硬化性樹脂の分解方法。
  3. 【請求項3】 超臨界水又は亜臨界水に2%以下の塩基
    濃度になるように塩基を添加して行う請求項1又は2記
    載の熱硬化性樹脂の分解方法。
  4. 【請求項4】 超臨界水又は亜臨界水に2%以下の酸濃
    度になるように酸を添加して行う請求項1又は2記載の
    熱硬化性樹脂の分解方法。
  5. 【請求項5】 熱硬化性樹脂を、超臨界水又は亜臨界水
    を反応溶媒として用いて加水分解及び/又は熱分解した
    後、得られた低分子化合物を熱硬化性樹脂合成に用いる
    熱硬化性樹脂のリサイクル方法。
  6. 【請求項6】 熱硬化性樹脂が、フェノール樹脂、エポ
    キシ樹脂、ポリイミド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
    メラミン樹脂よりなる群から選択された1種又は2種以
    上である請求項5記載の熱硬化性樹脂のリサイクル方
    法。
  7. 【請求項7】 超臨界水又は亜臨界水に2%以下の塩基
    濃度になるように塩基を添加して行う請求項5又は6記
    載の熱硬化性樹脂のリサイクル方法。
  8. 【請求項8】 超臨界水又は亜臨界水に2%以下の酸濃
    度になるように酸を添加して行う請求項5又は6記載の
    熱硬化性樹脂のリサイクル方法。
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