JPH1024259A - 塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

塗布装置及び塗布方法

Info

Publication number
JPH1024259A
JPH1024259A JP18043396A JP18043396A JPH1024259A JP H1024259 A JPH1024259 A JP H1024259A JP 18043396 A JP18043396 A JP 18043396A JP 18043396 A JP18043396 A JP 18043396A JP H1024259 A JPH1024259 A JP H1024259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
damping material
needle
viscous material
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18043396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Sugiura
英樹 杉浦
Yuichi Ishikawa
雄一 石川
Kei Okutsu
慶 奥津
Kenji Inoue
研次 井上
Takashi Sakurai
隆 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP18043396A priority Critical patent/JPH1024259A/ja
Publication of JPH1024259A publication Critical patent/JPH1024259A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 追加工程の作業を行うことなく必要な部位に
沿って粘性材料を塗布することを可能にする。 【解決手段】 供給電磁弁23により10本のニードル
ノズル22に対して独立して個別に制振材を供給し、電
磁弁25により移動シリンダー24を作動させることで
10本のニードルノズル22を個別に軸方向に移動自在
とし、制振材が供給されるニードルノズル22を適宜選
択して制振材の塗布範囲を任意に変化させると共に、パ
ネルの凹凸形状に沿って障害物を避けて常に所定の条件
で制振材を塗布し、追加工程の作業を行うことなく必要
な部位に沿って粘性材料を塗布することを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に自動車の車体
等に使用される板金部材に粘性材料、例えば、制振材や
アンダーコーティング材等を塗布する塗布装置及び塗布
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体には、車室内へのエンジン
透過音の低減化等のために防振、防音材(制振材)が設
けられている。制振材を設ける場合、シート状の材料を
車体フロア等にセットし、加熱して材料を車体に溶着す
るようにしているのが一般的である。また、フェルト状
の制振材を用いる場合、車体の形状に合わせて切断した
多種類のフェルトを用意する必要があり、これらのフェ
ルト材を敷設する作業も必要となる。このため、粘性状
態の制振材を車体に塗布することで、制振機能を車体に
付加することが提案されている(例えば、特公昭56-236
62号公報等)。
【0003】粘性状態の制振材を車体に塗布する場合、
従来公知の塗装装置(例えば、特開平4-317761号公報、
特開平7-16511 号公報等)を用い、塗装工程の中で塗布
ノズルから粘性状態の制振材を塗布するようにしてい
る。粘性状態の制振材を車体に塗布する場合の一例を図
8乃至図10に基づいて説明する。図8には制振材が塗
布されている状態の車体の一例、図9にはその要部拡大
状態、図10には塗布ノズルの断面を示してある。
【0004】図8において、1は塗装ラインを流れる車
体で、車体1のダッシュパネル2にはロボット3に設け
られた塗布ノズル4から制振材5が吹き付けられてい
る。図9、図10に示すように、塗布ノズル4には所定
幅のスリット6が形成され、スリット6の幅で制振材5
が帯状に塗布される。ダッシュパネル2には、各種取付
穴、ハーネス通過穴、ボルト・ナット及び凹凸部が点在
し、これらの部位には制振材5が吹き付けられないよう
に、マスキング紙7が貼り付けられている。従って、こ
れらの障害物が存在する部位には制振材5の吹き付けを
停止し、スリット6の幅分にわたり制振材5を塗布しな
いようにしている。
【0005】このように、ロボット3に設けられた塗布
ノズル4を用いて自動で粘性のある制振材5を塗布する
ことにより、シート状の制振材をラインサイドに用意し
たりフェルト等の制振材を人手により敷設する作業が不
要になり、効率良くしかも曲面等の任意の形状の面に対
しても制振材5を設けることが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の塗布装置を用い
た場合、制振材5を塗布しない部位にマスキング紙7を
貼り付けたり、制振材5を塗布しない部位で制振材5の
吹き付けを一旦停止し、再度塗布部位に塗布ノズル4を
セットしている。このため、マスキング紙7を貼り付け
る追加工程が必要になると共に、マスキング紙7の上に
無駄な制振材5を塗布することになってしまう。また、
制振材5の吹き付けを停止した場合、溶剤のたれの問題
が生じたり、制振材5の不要な部位が塗布ノズル4のス
リット6の幅に対してきわめて狭い時には、別途その部
位に別の手段によって制振材5を塗布する必要があっ
た。
【0007】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、塗布装置の段取り替えや追加工程の作業を行うこと
なくロボットにより必要な部位に沿って適正量の粘性材
料を自動塗布することができる塗布装置及び塗布方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の塗布装置の構成は、粘性材料を被塗布部材に塗布する
際に使用される塗布ノズルを有した塗布装置において、
前記粘性材料が供給されるニードルノズルをノズルホル
ダに複数並設し、前記複数のニードルノズルへの前記粘
性材料の供給を独立して制御する制御手段を各ニードル
ノズルに対応して設けたことを特徴とし、粘性材料を塗
布する必要がない部位に対向するニードルノズルへの粘
性材料の供給を制御手段によって停止するようにしたも
のである。
【0009】また、上記目的を達成するための塗布装置
の構成は、粘性材料を被塗布部材に塗布する際に使用さ
れる塗布ノズルを有する塗布装置において、前記粘性材
料が供給されるニードルノズルを軸方向に移動自在に複
数並設してノズルホルダに設け、前記ニードルノズルを
軸方向に移動させる移動手段を各ニードルノズルに対応
して設けたことを特徴とし、粘性材料を塗布する部位の
形状に合わせて各ニードルノズルを移動手段によって軸
方向に移動させるようにしたものである。
【0010】また、上記目的を達成するための塗布装置
の構成は、粘性材料を被塗布部材に塗布する際に使用さ
れる塗布ノズルを有する塗布装置において、前記粘性材
料が供給されるニードルノズルを軸方向に移動自在に複
数並設してノズルホルダに設け、前記複数のニードルノ
ズルへの前記粘性材料の供給を独立して制御する制御手
段を各ニードルノズルに対応して設けると共に、前記ニ
ードルノズルを軸方向に移動させる移動手段を各ニード
ルノズルに対応して設け、前記被塗布部材の部位に応じ
て前記制御手段及び前記移動手段の作動を制御するよう
にしたことを特徴とし、粘性材料を塗布する必要がない
部位に対向するニードルノズルへの粘性材料の供給を制
御手段によって停止すると共に、粘性材料を塗布する部
位の形状に合わせて各ニードルノズルを移動手段によっ
て軸方向に移動させるようにしたものである。
【0011】更に、上記目的を達成するための本発明の
塗布方法は、粘性材料を被塗布部材に塗布する際の塗布
方法において、前記粘性材料が供給されるノズルを軸方
向に移動自在とし、且つノズルホルダに複数設けた塗布
ノズルを用い、前記被塗布部材の部位に応じて、前記粘
性材料を塗布しない部位に対応する前記ノズルへの前記
粘性材料の供給を停止させると共に、前記被塗布部材の
凹凸部位に対応する前記ノズルを前記凹凸の形状に合わ
せて軸方向に移動させて前記粘性材料を塗布することを
特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態に係
る塗布ノズルを備えた塗布装置の全体構成、図2には塗
布ノズルの正面、図3には図2中のIII-III 線矢視、図
4には制振材の供給回路、図5にはニードルノズルの移
動回路、図6には塗布装置の制御ブロック、図7には塗
布ノズルによる塗布状況説明を示してある。
【0013】図1に示すように、塗装ラインにおいて例
えば中塗り炉の前側には、車体11に粘性材料としての
制振材を塗布する塗布装置12が配置されている。塗布
装置12は2台のロボット13を備えており、ロボット
13の手首部14には塗布ノズル15が設けられてい
る。ロボット13はコントローラ16の指令に基づいて
作動し、コントローラ16は制御装置17につながれて
いる。ロボット13には塗布ノズル15の作動(詳細は
後述する)を制御するノズルユニット18が設けられ、
ノズルユニット18は制御装置17及び図示しない制振
材供給源につながれている。
【0014】ロボット13はコントローラ16の指令に
基づいて所定の動作で作動し、塗布ノズル15から車体
11の所定部位に制振材が自動的に塗布される。塗布さ
れた制振材は塗装ラインのシーラ炉、中塗り炉、上塗炉
の熱を利用して乾燥される。制振材としては樹脂を主成
分とした材料が用いられ、主成分の樹脂としては、例え
ば、SBR酢酸ビニル、アスファルト、アクリル等のエ
マルジョン樹脂よりおのおのの樹脂自体が持っている粘
弾性特性により適宜選定される。
【0015】図2乃至図5に基づいて塗布ノズル15及
びノズルユニット18を説明する。図2、図3に示すよ
うに、ロボット13の手首部14にはノズルホルダ21
が取り付けられ、ノズルホルダ21には10本のニード
ルノズル22a〜22jが設けられている。10本のニ
ードルノズル22a〜22jには独立して制振材が供給
されると共に、10本のニードルノズル22a〜22j
は独立して軸方向に移動自在に1つのノズルホルダ21
に支持されている。
【0016】図4に示すように、ニードルノズル22a
〜22jは制御手段としての供給電磁弁23a〜23j
を介して制振材を圧送する制振材ポンプPにそれぞれつ
ながっている。制振材ポンプPの制振材の圧送圧力は、
例えば、80Kg/cm2に設定されている。供給電磁弁23
a〜23jは制御装置17(図1)の指令に基づいて作
動され、制振材の通路を選択的に開閉するようになって
いる。供給電磁弁23a〜23jの作動によってニード
ルノズル22a〜22jへの制振材の供給及び供給停止
が独立して制御される。
【0017】図3、図5に示すように、ノズルホルダ2
1にはニードルノズル22a〜22jを軸方向に移動さ
せる移動手段としての移動シリンダー24a〜24jが
設けられ、移動シリンダー24a〜24jにはニードル
ノズル22a〜22jに固定されるピストン20a〜2
0jがそれぞれ設けられている。移動シリンダー24a
〜24jは電磁弁25a〜25jを介してエア源26に
つながり、電磁弁25a〜25jの切り換えにより移動
シリンダー24a〜24jへのエアの給排が行われる。
電磁弁25a〜25jは制御装置17(図1)の指令に
基づいて作動され、移動シリンダー24a〜24jにエ
アを給排することにより、ピストン20a〜20jを介
してニードルノズル22a〜22jが独立して軸方向に
移動するようになっている。
【0018】ロボット13の動作による制振材の塗布行
程中に、被塗布部材に制振材を塗布不要な部位が存在し
た時、この部位に対応するニードルノズル22a〜22
jへの制振材の供給停止を独立して行い、制振材の塗布
が不要な部位に対向するニードルノズル22への制振材
の供給を停止する。また、ロボット13の動作による制
振材の塗布中に、被塗布部材に凹凸部が存在した時、凹
凸部に合わせてニードルノズル22a〜22jを独立し
て軸方向に移動させ、凹凸部に沿って制振材を塗布す
る。
【0019】図6に基づいて上述した塗布ノズル15を
備えた塗布装置12の制御方法を説明する。図に示すよ
うに、ロボット13はコントローラ16の指令に基づい
て予めティーチングされた経路で動作し、コントローラ
16には制御装置17に予め入力された車種情報が送ら
れる。また、制御装置17にはコントローラ16からロ
ボット13の動作情報が入力され、制御装置17からは
ロボット13の動作情報に基づいて供給電磁弁23a〜
23j及び電磁弁25a〜25jに動作指令が送られ
る。これにより、車種(パネル)毎の指令に基づいたロ
ボット13の動作に応じて、供給電磁弁23a〜23j
及び電磁弁25a〜25jが制御され、制振材の供給停
止及びパネルの凹凸部に沿ったニードルノズル22a〜
22jの移動が行われる。
【0020】図7に基づいて塗布ノズル15を備えた塗
布装置12による制振材の塗布状況を具体的に説明す
る。ロボット13の手首部14に取り付けられたノズル
ホルダ21が所定のポイントP1からポイントP8ま
で、例えば、400mm/sec の速度で移動する際に、被塗布
部材としてのパネル(例えばダッシュパネル)31の途
中に、穴32、凸部33及びボルト部位34が存在する
場合を説明する。穴32及びボルト部位34の部分は制
振材35の塗布を停止し、凸部33の部位は凸部33に
沿って制振材35を塗布するものである。
【0021】塗布ノズル15がポイントP1から穴32
の手前のポイントP2に至るまでの間は、供給電磁弁2
3a〜23jを全て連通側にして全てのニードルノズル
22a〜22jから制振材35を塗布すると共に、電磁
弁25a〜25jにより全てのニードルノズル22a〜
22jを前進側(矢印方向)に移動させる。ポイントP
2から穴32にさしかかるポイントP3までの間は、供
給電磁弁23d,23e,23fを非連通側にしてニー
ドルノズル22d,22e,22fからの制振材35の
塗布を停止する。
【0022】更に、ポイントP3から穴32の大径部位
を通過するポイントP4までの間は、供給電磁弁23
c,23d,23e,23f,23gを非連通側にして
ニードルノズル22c,22d,22e,22f,22
gからの制振材35の塗布を停止する。そして、ポイン
トP4から穴32の終端に至るポイントP5までの間
は、供給電磁弁23c,23gを再び連通側にしてニー
ドルノズル22c,22gからの制振材35の塗布を再
開する。このようにして、穴32の部位だけ制振材35
の塗布を停止する。
【0023】穴32の終端に至るポイントP5では、供
給電磁弁23d,23e,23fを連通側にしてニード
ルノズル22d,22e,22fからの制振材35の塗
布を再開する。また、ポイントP5からポイントP6に
おけるパネル31には凸部33が存在するため、ポイン
トP5からポイントP6に至る間では、電磁弁25g,
25h,25i,25jによりニードルノズル22g,
22h,22i,22jを後退させる。このようにし
て、凸部33における制振材35の塗布距離を所定の状
態、即ち、他の部位と同じ状態に保つ。
【0024】凸部33が終了するポイントP6では、電
磁弁25g,25h,25i,25jによりニードルノ
ズル22g,22h,22i,22jを前進させる。ま
た、ポイントP6からポイントP7におけるパネル31
にはボルト部位34が存在するため、ポイントP6から
ポイントP7に至る間では、供給電磁弁23d,23
e,23fを非連通側にしてニードルノズル22d,2
2e,22fからの制振材35の塗布を停止する。この
ようにして、ボルト部位34の部位だけ制振材35の塗
布を停止する。
【0025】ボルト部位34が終了するポイントP7か
らポイントP8では、供給電磁弁23d,23e,23
fを再び連通側にしてニードルノズル22d,22e,
22fからの制振材35の塗布を再開する。
【0026】以上のように塗布ノズル15を動作させて
途中に穴32、凸部33及びボルト部位34が存在する
パネル31に制振材35を塗布することにより、穴32
及びボルト部位34には制振材35が塗布されず、凸部
33では形状に沿って一定の距離を保った状態で制振材
35が塗布される。このため、穴32やボルト部位34
にマスキングを行う必要がなく、凸部33での塗布圧力
が過大になることがない。従って、制振材35を塗布す
る際に、マスキングの工数及び材料費を低減することが
できると共に、マスキング部に塗布されていた制振材3
5の材料費を低減することができる。
【0027】上述した塗布ノズル15は、供給電磁弁2
3により10本のニードルノズル22に対して独立して
個別に制振材を供給できるようにしたので、制振材35
が供給されるニードルノズル22を適宜選択することに
より、制振材35の塗布範囲を任意に変化させ、マスキ
ングすることなくパネル31に制振材35を塗布するこ
とが可能になる。また、電磁弁25により移動シリンダ
ー24を作動させることで10本のニードルノズル22
を個別に軸方向に移動自在としたので、パネル31の凹
凸形状に沿って障害物を避けて常に所定の条件で制振材
35を塗布することが可能になる。
【0028】上記実施形態例では、塗布ノズル15を車
室内ダッシュパネルへの制振材35の塗布に用いた場合
について説明したが、その他、フロアパネル、ドアイン
ナパネル、ホイルハウスインナパネル及びトランクルー
ムへの制振材35の塗布に適用することもできる。更
に、走行中の石のはね上がりから車体を保護するための
車室外の車体パネルへのアンダーコート材の塗布等、他
の粘性材料の塗布に用いることも可能である。また、ニ
ードルノズル22の本数や並べ方についても、図示例に
は限定されず、被塗布部材の形状等に応じて適宜変更可
能である。
【0029】
【発明の効果】本発明の塗布装置は、制御手段により複
数のニードルノズルに対して独立して個別に粘性材料を
供給するようにしたので、粘性材料を供給するニードル
ノズルを適宜選択することにより、予め設定した塗布部
や未塗布部に合わせて塗布範囲を任意に変化させること
ができる。この結果、未塗布部のマスキング等が不要に
なり、塗布装置の段取り替えや追加工程の作業を行うこ
となく必要な部位に沿って粘性材料を塗布することが可
能になる。
【0030】また、本発明の塗布装置は、移動手段によ
り複数のニードルノズルを個別に軸方向に移動できるよ
うにしたので、被塗布部材の部位に合わせてニードルノ
ズルを移動させることで、被塗布部材の面に沿って粘性
材料を常に所定の条件で塗布することができる。
【0031】また、本発明の塗布装置は、制御部材によ
り複数のニードルノズルに対して独立して個別に粘性材
料を供給するようにし、移動手段により複数のニードル
ノズルを個別に軸方向に移動できるようにしたので、粘
性材料を供給するニードルノズルを適宜選択し、被塗布
部材の形状に合わせてニードルノズルを移動させること
で、予め設定した塗布部や未塗布部に合わせて塗布範囲
及び塗布量を任意に変化させることができると共に、被
塗布部材の面に沿って粘性材料を常に所定の条件で塗布
することができる。この結果、未塗布部のマスキング等
が不要になり、追加工程の作業を行うことなく必要な部
位に沿って常に所定の条件で粘性材料を塗布することが
可能になる。
【0032】また、本発明の塗布方法は、被塗布部材の
部位に応じて、粘性材料の塗布不要な部位に対応するノ
ズルへの粘性材料の供給を停止し、凹凸部位に対応する
ノズルを軸方向に移動させて粘性材料を塗布するように
したので、予め設定した塗布部や未塗布部に合わせて塗
布範囲及び塗布量を任意に変化させることができると共
に、被塗布部材の面に沿って粘性材料を常に所定の条件
で塗布することができる。この結果、未塗布部のマスキ
ング等が不要になり、追加工程の作業を行うことなく必
要な部位に沿って常に所定の条件で粘性材料を塗布する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る塗布ノズルを備えた
塗布装置の全体構成図。
【図2】塗布ノズルの正面図。
【図3】図2中のIII-III 線矢視図。
【図4】制振材の供給回路図。
【図5】ニードルノズルの移動回路説明図。
【図6】塗布装置の制御ブロック図。
【図7】塗布ノズルによる塗布状況説明図。
【図8】制振材が塗布されている状態の車体の一例の説
明図。
【図9】図8の要部拡大図。
【図10】塗布ノズルの断面図。
【符号の説明】
11 車体 12 塗布装置 13 ロボット 14 手首部 15 塗布ノズル 16 コントローラ 17 制御装置 18 ノズルユニット 21 ノズルホルダ 22 ニードルノズル 23 供給電磁弁 24 移動シリンダー 25 電磁弁 26 エア源 31 パネル 32 穴 33 凸部 34 ボルト部位 35 制振材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 研次 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 櫻井 隆 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘性材料を被塗布部材に塗布する際に使
    用される塗布ノズルを有した塗布装置において、前記粘
    性材料が供給されるニードルノズルをノズルホルダに複
    数並設し、前記複数のニードルノズルへの前記粘性材料
    の供給を独立して制御する制御手段を各ニードルノズル
    に対応して設けたことを特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】 粘性材料を被塗布部材に塗布する際に使
    用される塗布ノズルを有した塗布装置において、前記粘
    性材料が供給されるニードルノズルを軸方向に移動自在
    に複数並設してノズルホルダに設け、前記ニードルノズ
    ルを軸方向に移動させる移動手段を各ニードルノズルに
    対応して設けたことを特徴とする塗布装置。
  3. 【請求項3】 粘性材料を被塗布部材に塗布する際に使
    用される塗布ノズルを有した塗布装置において、前記粘
    性材料が供給されるニードルノズルを軸方向に移動自在
    に複数並設してノズルホルダに設け、前記複数のニード
    ルノズルへの前記粘性材料の供給を独立して制御する制
    御手段を各ニードルノズルに対応して設けると共に、前
    記ニードルノズルを軸方向に移動させる移動手段を各ニ
    ードルノズルに対応して設け、前記被塗布部材の部位に
    応じて前記制御手段及び前記移動手段の作動を制御する
    ようにしたことを特徴とする塗布装置。
  4. 【請求項4】 粘性材料を被塗布部材に塗布する際の塗
    布方法において、前記粘性材料が供給されるノズルを軸
    方向に移動自在とし、且つノズルホルダに複数設けた塗
    布ノズルを用い、前記被塗布部材の部位に応じて、前記
    粘性材料を塗布しない部位に対応する前記ノズルへの前
    記粘性材料の供給を停止させると共に、前記被塗布部材
    の凹凸部位に対応する前記ノズルを前記凹凸の形状に合
    わせて軸方向に移動させて前記粘性材料を塗布すること
    を特徴とする塗布方法。
JP18043396A 1996-07-10 1996-07-10 塗布装置及び塗布方法 Pending JPH1024259A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18043396A JPH1024259A (ja) 1996-07-10 1996-07-10 塗布装置及び塗布方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18043396A JPH1024259A (ja) 1996-07-10 1996-07-10 塗布装置及び塗布方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1024259A true JPH1024259A (ja) 1998-01-27

Family

ID=16083171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18043396A Pending JPH1024259A (ja) 1996-07-10 1996-07-10 塗布装置及び塗布方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1024259A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007301535A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Yamaguchi Giken:Kk 接着材塗布装置
WO2013140814A1 (ja) * 2012-03-22 2013-09-26 株式会社安川電機 塗布装置
JP2017148702A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 本田技研工業株式会社 塗布装置および塗布方法
DE102017008227A1 (de) * 2017-09-01 2019-03-07 Illinois Tool Works Inc. Vorrichtung zum Sprühen von Klebstoff und Verfahren
JP2020069420A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 本田技研工業株式会社 塗料の塗布方法及び塗装装置
US10799888B2 (en) 2017-01-18 2020-10-13 Honda Motor Co., Ltd. Discharge device
DE102022110243A1 (de) 2022-04-27 2023-11-02 Atlas Copco Ias Gmbh Verfahren zum Auftragen von viskosem Material auf ein Werkstück

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007301535A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Yamaguchi Giken:Kk 接着材塗布装置
JP4723417B2 (ja) * 2006-05-15 2011-07-13 株式会社山口技研 接着材塗布装置
WO2013140814A1 (ja) * 2012-03-22 2013-09-26 株式会社安川電機 塗布装置
JP5572778B2 (ja) * 2012-03-22 2014-08-13 株式会社安川電機 塗布装置
JPWO2013140814A1 (ja) * 2012-03-22 2015-08-03 株式会社安川電機 塗布装置
US9616446B2 (en) 2012-03-22 2017-04-11 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Application apparatus for applying cohesive material to application target
JP2017148702A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 本田技研工業株式会社 塗布装置および塗布方法
US10160006B2 (en) 2016-02-23 2018-12-25 Honda Motor Co., Ltd. Coating device and coating method
US10799888B2 (en) 2017-01-18 2020-10-13 Honda Motor Co., Ltd. Discharge device
DE102017008227A1 (de) * 2017-09-01 2019-03-07 Illinois Tool Works Inc. Vorrichtung zum Sprühen von Klebstoff und Verfahren
JP2020069420A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 本田技研工業株式会社 塗料の塗布方法及び塗装装置
DE102022110243A1 (de) 2022-04-27 2023-11-02 Atlas Copco Ias Gmbh Verfahren zum Auftragen von viskosem Material auf ein Werkstück

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7264303B2 (en) Body panel with vibration damping material, vibration damping material coater, and damping material application method
US5536315A (en) Method and system for spraying material in a spray pattern having a variable form and collecting excess material
US20200130004A1 (en) Method for applying a coating product according to the drop on demand technology and robot applicator for carrying out the method
US10160006B2 (en) Coating device and coating method
US7691450B2 (en) Painting method
JPH1024259A (ja) 塗布装置及び塗布方法
JPH0370553B2 (ja)
JP2009183942A (ja) ロボット再始動方法
JP3300352B2 (ja) 順次動作の塗布機によって液体材料,特にホットメルトを基材に塗布する方法及び装置
US6045875A (en) Process and apparatus for applying a primer
JPH0952067A (ja) 車体の自動塗装方法
JP7227749B2 (ja) 塗装装置
US10661307B2 (en) Method and system for use in applying a coating material to a vehicle
JP3376000B2 (ja) シーリング作業用ロボットの制御装置及び制御方法
JPH0630291Y2 (ja) 塗装用ロボット
JPS6220863B2 (ja)
JP3784621B2 (ja) シーラ塗布装置
JPH1128406A (ja) 粘性体塗布装置
KR0125592Y1 (ko) 자동차용 자동 도장기
JPH0824766A (ja) 高粘度塗料の塗布方法
JP3266339B2 (ja) 塗装機
JPH038381Y2 (ja)
JPS5834065A (ja) 塗料の吐出量制御方法
JPH02109B2 (ja)
JPH06154697A (ja) 塗装機運転方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010515