JPH10241U - 浄水器 - Google Patents

浄水器

Info

Publication number
JPH10241U
JPH10241U JP004451U JP445198U JPH10241U JP H10241 U JPH10241 U JP H10241U JP 004451 U JP004451 U JP 004451U JP 445198 U JP445198 U JP 445198U JP H10241 U JPH10241 U JP H10241U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
main body
raw water
cartridge
drainage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP004451U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2604026Y2 (ja
Inventor
文夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu Hitachi Maxell Ltd filed Critical Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP1998004451U priority Critical patent/JP2604026Y2/ja
Publication of JPH10241U publication Critical patent/JPH10241U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2604026Y2 publication Critical patent/JP2604026Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Water Treatment By Sorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、2つ割りの本体部から成る浄水器の
構造に関し、この本体部の分離を確実に防止することの
できる浄水器を提供することを目的とする。 【構成】供給された原水を原水のまま直接排出する原水
モードと浄水材33に通過させて浄水にしたうえで排出
する浄水モードとに切り換え可能なコック部10を内臓
する本体部1は、2つ割りされた2つの半ケース1a,
1bからなり、この本体部1の一部外壁面70a,70
bに分離防止部材55を装嵌した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は原水を浄水にする浄水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、2つ割りされた本体ケースを有する浄水器は、その半ケースどうしを組 み付けた状態でネジによって固定されて成るものやその半ケースどうしを嵌着固 定して成るものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、ネジや嵌着して固定する手段だけでは、使用者のコック切り換え操 作や水流による振動等の外力によって経時的にネジや嵌合が緩み、2つ割りされ た本体ケースに隙間が生じ外観上見苦しくなるものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、供給された原水を原水のまま直接排出する原水モードと浄水材に通 過させて浄水にしたうえで排出する浄水モードとに切り換え可能なコック部を内 臓する本体部は、2つ割りされた2つの半ケースからなり、この本体部の一部外 壁面に分離防止部材を装嵌したことにより、本体部に隙間が生じることを確実に 防止することができる。
【0005】 また、上記分離防止部材はリング状に形成されることにより、装嵌する側の強 度が確保され、さらなる本体部の分離防止効果がある。
【0006】 また、上記浄水材を収納する浄水カートリッジを上記本体部に対し着脱自在に 装着するとともに、上記浄水カートリッジ側に上記分離防止部材を設けたことに より、本体部に隙間が生じることを確実に防止することができるとともに、浄水 カートリッジの装着時に、本体部の一部外壁面と分離防止部材とにより浄水カー トリッジを規制案内することができスムースな浄水カートリッジの装着が可能と なる。しかも浄水カートリッジ自身の固定を安定させることができる。
【0007】 また、上記本体部の上記分離防止部材が装嵌される一部外壁面は、それまでの 外壁面より一段下げて形成したことにより、分離防止部材が外壁面から突出して デザイン性を損なうようなことはない。
【0008】
【実施例】
次に、図面を参照しながら本考案の実施例を説明する。 図1は浄水器の斜視図である。この浄水器は、本体部1と、2個の円筒状浄水 カートリッジ2,3から構成されている。本体部1の上面には、水道の蛇口4に 着脱自在に装着される原水供給部としての嵌着部5が設けられており、またその 下面には、排水体6が設けられている。またその右側面には、モード切換用の原 水・浄水切換レバー7が回転自在に装着されている。また2個のカートリッジ2 ,3は、水平且つ互いに平行に本体部1の背面に着脱自在に装着されている。本 体部1は、2つ割りされた半ケース1a,1bを結合リング54,55により結 合して組み立てられる。8は水道の栓である。
【0009】 図2は、浄水器本体部1の断面図である。図中、9は上記嵌着部5の内方に設 けられた嵌着リングであり、蛇口4の下端膨大部に嵌着する。15はその下方に 設けられたパッキンであり、蛇口4の下面に当接され、蛇口4から流出した原水 が外部に洩出するのを防止する。嵌着部5はリング状であって、内面にねじ部を 有しており、この嵌着部5を手回しすることにより、本体部1は蛇口4の下端部 に着脱自在に装着される。
【0010】 図3において、本体部1の内部には、コック部10が設けられている。このコ ック部10は、コック管11の内部に、上記レバー7の操作により回転して流路 を切り換えるコック体12を収納して構成されている。13、14はコック体1 2に切欠形成された通水部と通水口、図2において、この通水部13には通水管 17(図2参照)が連通している。上記排水体6は、このコック部10の直下に 設けられている。16はこの排水体6に装着された管状の排水部である。
【0011】 図6は、排水手段の分解図である。排水部16には逆洗用操作レバー19が一 体もしくは別体に装着されている。また排水部16の内面には、テーパ状の上面 41を有するガイド壁40が設けられ、上面には排水体6の中央孔縁と回動自在 に係合する係合体16’が設けられている。42は排水体6と排水部16との間 に張架される弾発用コイルばねである。
【0012】 排水体6の下面には、水をシャワー状に噴出させるための小孔6aが多数個開 孔されている。43は係着用爪部である。44は排水部16に敷設されるフィル ター、45は排水体6の内部に装着されるOリングである。
【0013】 46は弁体であって、その上面には突起47が突設されており、またその側面 にはリブ48が突設されている。49はOリングである。50はリング状の装嵌 子であって、その内面には、上記突起47が係合する突子51が突設されている 。
【0014】 組み立て状態において、上記弁体46のリブ48は、上記ガイド壁の上面41 に載置され、且つ突起47が突子51に係合することにより、弁体46は回り止 めされる。通常は、図2及び図3に示すように弁体46が排水部16に接地して いることにより、排水部16は開通し、排水体6へ流れてきた水は、ストレート に排水される。またレバー19をコイルばね42のばね力に抗して図6に示す矢 印N方向に水平回転させると、排水部16も一体的に回転し、リブ48はテーパ 状の上面41に乗り上げガイドされて、弁体46は上昇し、排水部16は閉鎖さ れて、排水体6に流れてきた水は、小孔6aからシャワー状に排水される。
【0015】 図4において、一方のカートリッジ2の中心部には、その長さ方向に管体21 が内蔵されている。管体21の周囲のスペースには、浄水材としての活性炭24 が収納されている。58はカートリッジ2の内面に突設された流水案内用リブで あり、カートリッジ2の内部を流れる原水の流れ方向を規制するとともに、活性 炭24の片寄りや水流による踊りを軽減することにより、活性炭24による浄水 効果をアップする。なおリブの形成手段は任意であって、例えば図11に示すよ うに、リブ65をラセン状に形成してもよく、このようにすればカートリッジ2 内を流れる原水は積極的に乱され、活性炭24による浄水効果をよりアップする ことができる。
【0016】 図4において、上記通水管17からカートリッジ2に通じる通水路には、弁機 構25が設けられている。この弁機構25は、第1の弁ピース26と、第2の弁 ピース27と、第1の弁ピース26を弾発するコイルばね28と、両弁ピース2 6,27間に介装された水温により例えば伸張変形する形状記憶合金から成る第 2のコイルばね29と、第2の弁ピース27を弾発する第3のコイルばね30か ら成っている。また弁ピース26の側方には、上記排水部16の近傍に独立して 設けられた第2の排水部32(図5参照)へ通じるバイパス部としての開孔部3 1が形成されている。
【0017】 後述するように、この排水部32は逆洗汚水の排水部に転用することもできる 。通常は、蛇口4から送られた低温の原水は、通水管17、弁機構25の開放状 態の第2の弁ピース27側を通り、カートリッジ2へ流れる。また後に記述する ように、熱湯が流れてきたときは、形状記憶合金から成るコイルばね29の伸張 変形により、弁機構25の第2の弁ピース27が開止作動し、熱湯は開孔部31 へバイパスされ、排水部32から排水される。39は排水部32に着脱自在に装 着された排水チューブである。
【0018】 図4において、他方の筒状カートリッジ3には、中空糸膜フィルター33が収 納されており、またその内壁面に沿って通水部38が設けられている。両カート リッジ2,3は、連通路36を介して連結されている。またこのカートリッジ3 は、連通管37を介して、上記コック部10に連通している。
【0019】 図4において、カートリッジ2,3の装着部34,35は本体部1側に複数箇 所設けられた被装着部56、57に着脱自在に装着される。一方の装着部34と 被装着部56の寸法や形状は、他方の装着部35と被装着部57の寸法、形状と 異なっている。このようにこれらの形状寸法を変えて識別手段とすることにより 、カートリッジ2,3を誤って反対側の被装着部56,57に誤装着するのを防 止できる。
【0020】 図3及び図4において、54,55は半ケース1a,1bの分離防止部材とし ての結合リングであって、2つ割りされた本体部1の半ケース1aと半ケース1 bが分離しないように、半ケース1a,1bの外壁面70a,70bに装嵌され ている。また、図示するように本体部1はコック部10を内装している。
【0021】 なお、カートリッジ2,3には結合リング54,55が設けられており、この リング54,55はそれぞれ異なる色で配色されている。 これにより、カートリッジ内の浄水材の機能が視覚的に見分けられ、また装着 される側に上記リング54,55と同色の表示手段を施せば誤装着を防止出来る 。本実施例では中空糸膜フィルター入りカートリッジ3のリング55をピンク色 とし、装着される本体側に「中空糸膜」の文字をピンク色で印刷している。同様 に活性炭入りカートリッジ2のリング54は緑色で、装着される本体側に「活性 炭」の文字を緑色で印刷している。なお、表示手段は文字でなく単なる色付き記 号でもよい。 また、このようにカートリッジ2,3に分離防止部材としてのリング54,5 5を直接的に設けることにより、本体部に隙間が生じることを確実に防止するこ とができるとともに、浄水カートリッジ2,3の装着時に、2つの半ケース1a ,1bの外壁面70a,70bと分離防止部材としてのリング54,55とによ りカートリッジ2,3を規制案内することができスムースなカートリッジ2,3 の装着が可能となる。しかもカートリッジ2,3の固定を安定させることができ る。 また、本体部1を構成する2つの半ケース1a,1bの外壁面70a,70b は、それまでの外壁面71a,71bよりも一段下げて形成されることにより、 装嵌された状態でリング54,55が外壁面71a,71bに対し突出すること はないので見苦しさがない。つまり、それまでの外壁面71a,71bとリング 54,55及び浄水カートリッジ2,3が同一面となり略一直線状のすっきりと したデザインとなる。 なお、本実施例では2本の浄水カートリッジ2,3の両方に分離防止部材を設 けているが、一方の浄水カートリッジの分離防止部材は当然省くことが可能であ る。
【0022】 図4に示すように、両カートリッジ2,3は互いに平行に本体部1に装着され ている。また嵌着部5は、カートリッジ2,3の2等分線上にある。このように 本体部1とカートリッジ2、3の配置を構成することにより、全体形状をコンパ クトに構成でき、また嵌着部5を蛇口4に装着した状態で、全体の重心バランス は良好となる。両カートリッジ2,3は、同じ浄水材を収納してもよいが、本実 施例のように、活性炭、中空糸膜フィルターなどの浄水能力の異なる異種の浄水 材を収納すれば、より一層浄水効果をあげることができる。
【0023】 この浄水器は、原水・浄水切換用レバー7を操作することにより、原水、原水 シャワー、浄水、逆洗の4つのモードに切り替えることができるものであり、次 に各モードの説明を行う。
【0024】 図7は原水モードを示している。レバー7は水平であって、コック体12は、 コック管11の右面に押接している。この状態で、コック体12の通水口14は 排水部16に直通し、蛇口4から送られた原水は、矢印Aに示すように、そのま ま排水部16からストレートに排水される。
【0025】 図8は原水シャワーモードを示している。レバー7は左上方にあって、通水口 14は排水体6の内部空間20に連通しており、原水は矢印Bに示すように、小 孔6aからシャワー状に噴出する。なお、コック体12により蛇口4側を閉鎖す れば、止水モードになる。
【0026】 次に、図2,図4,図9を参照しながら、浄水モードを説明する。図中、矢印 Cは、浄水時の通水ルートを示し、且つa〜fは通水ルートCの通過点を示して いる。
【0027】 図2において、蛇口4から流入した原水は、通水管17を通り(通過点a)、 更に弁機構25を通って(通過点b)、一方のカートリッジ2の内部へ入り(図 4通過点c)、活性炭24を通過した後、管体21に入る(図4通過点d)。こ のように活性炭24を通過する際に、原水中のカルキは吸着除去される。
【0028】 次いで原水は、図4において、管体21から連通路36を右方に流れて、他方 のカートリッジ3に入る(通過点e)。そして原水中の不純物は、中空糸膜フィ ルター33に吸着除去される。このようにして不純物が除去された浄水は通水部 38から連通管37を通り(通過点f)、図9矢印Cに示すように排水部16か ら排水される。
【0029】 図10は、上記浄水モードにおける流水方向の概略を示している。図示するよ うに、蛇口4から本体部1の上部に流入した原水は、矢印にて示すように、カー トリッジ2,3,連通路36,連通管37等を通り、本体部1の下部の排水体6 から排出されるが、蛇口4から流入した原水は、排水体6へ向かって高い位置か ら低い位置へ自然に流下するように流れていくので、浄水器の内部で原水が滞る ようなことはなく、本体部1に流入した原水は、排水体6へ向かってスムーズに 流れながら浄化される。
【0030】 次に、図4を参照しながら、逆洗モードを説明する。図中、矢印Dは通水ルー トを示し、且つイ〜ホは通過点を示す。この場合、コック部10は、図7に示す 原水モードと同じ状態にあるが、逆洗用操作レバー19を操作して弁体46を上 昇させ、排水部16を閉鎖する。この状態で、通水口14に流入した原水は、図 4において、連通管37を通り(通過点イ)、カートリッジ3の通水部38に流 入し、次いで中空糸膜フィルター33の先端部側から、中空糸膜フィルター33 の内部に入り(通過点ロ)、装着部35から連通路36を左方に流れて、他方の カートリッジ2の管体21に流入する(通過点ハ)。すなわち、逆洗は、上記浄 水の場合と逆方向に原水が流れ、中空糸膜フィルター33に付着する不純物を除 去する。
【0031】 この場合、中空糸膜フィルター33に付着していた不純物は、活性炭入りカー トリッジ2で予め大きな不純物は回収されており、逆洗することにより逆流する 上記不純物は活性炭を素通りし、活性炭を目づまりさせることなく、逆に活性炭 に付着している大きな不純物を押し流すことになる。
【0032】 次いでカートリッジ2の活性炭24を通過した水は、弁機構25を通過し(通 過点ニ)、小孔6aからシャワー状に排水される(図7通過点ホ)。このように して、時折逆洗を行って、中空糸膜フィルター33の不純物を除去すれば、中空 糸膜フィルター33の浄水能力を回復させ、またその寿命を伸ばすことができる 。
【0033】 このように、浄水が排水される排水部16と、逆洗汚水が排水される排水部分 、例えばシャワー小孔6aを、互いに独立して別個に設ければ、排水部16,6 aの排水形態の違いから、使用者が逆洗汚水を浄水と誤って飲用するのを防止で きる。またレバー19から手を離せば、排水部16はコイルばね42のばね力に より回転し、逆洗状態から、通常のモードに自動的に復帰する。
【0034】 また、このように逆洗汚水の排水部6aを上記本体部1の下面に設けるととも に、逆洗機構を駆動する逆洗用レバー19を上記原水・浄水切換用レバー7とは 別体に上記本体部1に設けたことにより、頻繁に操作する原水・浄水切換用レバ ー7の誤操作による逆洗汚水の誤飲を確実に防止できる。また、逆洗用レバー1 9は、原水・浄水切換用レバー7とは別体に設けられるが、原水・浄水切換用レ バー7とともに本体1に取り付けられ1つのユニットを形成しているので、原水 使用中にも浄水使用中にも別体の逆洗用レバー19を常に目視することができ、 逆洗の忘れを可及的に防止することができる。また、原水・浄水切換用レバー7 や逆洗用レバー19は経時的に水あか等の汚れが付着するものであるが、1つの ユニットとして蛇口4に取り付けられるので、原水或いは浄水により原水・浄水 切換用レバー7と逆洗用レバー19を同時に洗うことができ、一方を洗い他方は 洗い忘れ汚いということがなく衛生的である。さらに、その1つのユニットに逆 洗汚水の排出部6aを設けているので、逆洗用レバー19を操作しながらその近 傍に流下する逆洗汚水の汚れ具合を確認できるので使い勝手がよい。
【0035】 また、上記逆洗用レバー19の本体1への取付け面を上記原水・浄水切換用レ バー7の取付け面と異ならしたことにより、1つのユニットとしてお互いが近接 した位置にあっても、操作間違いを確実に防止することができる。本実施例の場 合、上記原水・浄水切換用レバー7を右側面に取り付け、逆洗用レバー19を下 面に取り付けているが、それに限らず、逆洗用レバー19を左側面,前側面に取 り付けることもできる。また、上記原水・浄水切換用レバー7を大きな寸法、上 記逆洗用レバー19を上記原水・浄水切換用レバー7に比べ小さな寸法としてい るので、使用者はその区別がつき易く、1つのユニットとしてお互いが近接した 位置にあっても、操作間違いを確実に防止できる。また、上記原水・浄水切換用 レバー7を直線状に、上記逆洗用レバー19を曲線状に形成し、お互いの形状を 異ならせているので、より一層操作間違いを防止できる。
【0036】 また、上記本体部1に対し、上記浄水材24,33を収納する浄水カートリッ ジ2,3を着脱自在に装着したことにより、逆洗汚水の汚れ具合、或いは逆洗し た後の回復具合をみて、それが良好でなければそのまま本体部1から浄水カート リッジ2,3を取り外し、交換を行えることができ使い勝手が向上する。
【0037】 さらに、上記逆洗用レバー19は、逆洗状態から通常モードに自動復帰させる 弾性体42によって付勢される構成としたことにより、自動的に逆洗状態が解除 されることになり、使用者が逆洗汚水を誤って飲用するのをより確実に防止でき る。
【0038】 また2つのカートリッジ2,3を平行に設け、それぞれの水の出入口部である 装着部34,35を、連通路36により連結し、この連通路36を通して、原水 を正逆方向へ流すことにより、全体構造をコンパクトに構成できる。
【0039】 ところで、活性炭24や中空糸膜フィルター33には汚れが付着し、浄水能力 が低下することから、適宜、カートリッジ2,3を本体部1から取りはずし、そ の交換をしなければならない。この場合、このものは、各々のカートリッジ2, 3は、互いに独立して本体部1に装着されているので交換時期が来た方のカート リッジ2又は3を個別に取りはずして交換できる。
【0040】 また活性炭24の表面に、銀などの抗菌材をコーティングし、雑菌繁殖を防止 することが知られている。また蛇口4から、熱湯が給水される場合がある。とこ ろが、カートリッジ2に熱湯が送られると、活性炭24にコーティングされた抗 菌材は溶出し、抗菌材を含む温水を飲用すると、健康上の問題を生じる。そこで 本装置は、形状記憶合金から成るコイルばね29が介装された弁機構25を構成 することにより、このような不都合を回避している。
【0041】 すなわち図4において、熱湯が弁機構25に流入すると、コイルばね29は加 熱されて伸長し、弁ピース26は押し上げるとともに、弁ピース27を下方へ押 し下げ、熱湯がカートリッジ2側へ流れないようにする。すると熱湯はバイパス 部である開孔部31を通って、排水部32から排水される(図5参照)。したが って熱湯が活性炭24を流れて、抗菌材が溶出することはない。
【0042】 また熱湯から冷水に切り替わると、コイルばね29は原形に復帰し、通常の浄 水状態に戻る。殊に、バイパス側を開閉する弁ピース26を、2つのコイルばね 材28、29により挟み、低温時には一方のばね材28のばね力を他方のばね材 29のばね力よりも大きくしてバイパス側を閉じ、また高温時には、ばね材29 のばね力をばね材28のばね力より大きくしてバイパス側を開くことにより、水 温の変化に応じて、通水路の切り替えを感度よく迅速に行える利点がある。
【0043】 また本手段によれば、カートリッジ2が目詰まりして、カートリッジ側の内水 圧が高くなった場合には、弁ピース26が内圧により押し上げられて、開孔部3 1及び排水部32から水を排水できる利点がある。
【0044】 なお上述のように、逆洗時の汚水は、小孔6aからシャワー状に排水するよう にしているが、小孔6aへの流路を閉鎖し、上述のように弁ピース26を内圧に より押し上げることにより、逆洗汚水をこの排水部32から排水するようにして もよい。
【0045】 この場合も浄水と汚水とが独立孔から排水されるので、混同が防止でき、特に 排水部32を本体下部の中心の排水部16からずれた位置に配することにより、 コップを本体の真下にすけても、汚水はコップの中に注がれず、誤って汚水を使 用することが自ずと防止できる。
【0046】 以上説明したように本考案は、供給された原水を原水のまま直接排出する原水 モードと浄水材に通過させて浄水にしたうえで排出する浄水モードとに切り換え 可能なコック部を内臓する本体部は、2つ割りされた2つの半ケースからなり、 この本体部の一部外壁面に分離防止部材を装嵌したことにより、本体部に隙間が 生じることを確実に防止することができ、浄水器の美観を損ねることはない。
【0047】 また、上記分離防止部材はリング状に形成されることにより、装嵌する側の強 度が確保され、さらなる本体部の分離防止効果がある。
【0048】 また、上記浄水材を収納する浄水カートリッジを上記本体部に対し着脱自在に 装着するとともに、上記浄水カートリッジ側に上記分離防止部材を設けたことに より、本体部に隙間が生じることを確実に防止することができるとともに、浄水 カートリッジの装着時に、本体部の一部外壁面と分離防止部材とにより浄水カー トリッジを規制案内することができスムースな浄水カートリッジの装着が可能と なる。しかも浄水カートリッジ自身の固定を安定させることができる。
【0049】 また、上記本体部の上記分離防止部材が装嵌される一部外壁面は、それまでの 外壁面より一段下げて形成したことにより、分離防止部材が外壁面から突出して デザイン性を損なうようなことはない。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】浄水器の斜視図である。
【図2】浄水器の正断面図である。
【図3】浄水器の側断面図である。
【図4】浄水器の平断面図である。
【図5】浄水器の部分断面図である。
【図6】排水手段の分解図である。
【図7】浄水器の側断面図である。
【図8】浄水器の側断面図である。
【図9】浄水器の側断面図である。
【図10】流水方向を示す概略正面図である。
【図11】カートリッジの他の実施例の断面図である。
【0051】
【符号の説明】
1 本体部 1a 半ケース 1b 半ケース 2 浄水カートリッジ 3 浄水カートリッジ 10 コック部 24 浄水材 33 浄水材 54 分離防止部材 55 分離防止部材 70a外壁面 70b外壁面

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給された原水を原水のまま直接排出する
    原水モードと浄水材に通過させて浄水にしたうえで排出
    する浄水モードとに切り換え可能なコック部を内臓する
    本体部は、2つ割りされた2つの半ケースからなり、こ
    の本体部の一部外壁面に分離防止部材を装嵌したことを
    特徴とする浄水器。
  2. 【請求項2】上記分離防止部材はリング状に形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
  3. 【請求項3】上記浄水材を収納する浄水カートリッジを
    上記本体部に対し着脱自在に装着するとともに、上記浄
    水カートリッジ側に上記分離防止部材を設けたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の浄水器。
  4. 【請求項4】上記本体部の上記分離防止部材が装嵌され
    る一部外壁面は、それまでの外壁面より一段下げて形成
    したことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の浄
    水器。
JP1998004451U 1998-06-19 1998-06-19 浄水器 Expired - Lifetime JP2604026Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998004451U JP2604026Y2 (ja) 1998-06-19 1998-06-19 浄水器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998004451U JP2604026Y2 (ja) 1998-06-19 1998-06-19 浄水器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10241U true JPH10241U (ja) 1998-10-13
JP2604026Y2 JP2604026Y2 (ja) 2000-04-10

Family

ID=18526967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998004451U Expired - Lifetime JP2604026Y2 (ja) 1998-06-19 1998-06-19 浄水器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2604026Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009104185A (ja) * 2006-06-05 2009-05-14 Sony Corp 撮像システム、撮像装置および交換レンズ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009104185A (ja) * 2006-06-05 2009-05-14 Sony Corp 撮像システム、撮像装置および交換レンズ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2604026Y2 (ja) 2000-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0736910B2 (ja) 水道水栓パイプ直結浄水器
WO2009025413A1 (en) Water purifier filter having a filter washing function
JP2607301Y2 (ja) 浄水器
JP2544659Y2 (ja) 浄水器
JP2604026Y2 (ja) 浄水器
JP2606777Y2 (ja) 浄水器
JP2600199Y2 (ja) 浄水器
JP2569491Y2 (ja) 浄水器
JP2607511Y2 (ja) 浄水カートリッジ
KR200391700Y1 (ko) 정수기용 필터카트리지 연결구조
JP3779566B2 (ja) 浄水装置及びその設置施工方法
KR102052554B1 (ko) 필터 커넥터 및 이를 포함하는 정수기
JPH11253936A (ja) 浄水器
JP4575556B2 (ja) 浄水機能付きシャワーヘッド
JP2756659B2 (ja) 浄水器
JP2002356891A (ja) 緊急遮断弁付きの水栓及び水栓用のカートリッジ
JPH0677654B2 (ja) 濾過器
JP2756660B2 (ja) 浄水器
JPH0824842A (ja) 浄水器およびシャワー装置
JP4451764B2 (ja) 浄水装置
JP2529744Y2 (ja) 浄水器
JP2529743Y2 (ja) 浄水器
JP2592816Y2 (ja) 流路切換弁構造
JPH07308666A (ja) 蛇口直結型浄水器
JPH105749A (ja) 蛇口直結型浄水器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term