JPH10241945A - El用smdドライバーモジュールのコイル及びその製造方法 - Google Patents

El用smdドライバーモジュールのコイル及びその製造方法

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JPH10241945A
JPH10241945A JP6010297A JP6010297A JPH10241945A JP H10241945 A JPH10241945 A JP H10241945A JP 6010297 A JP6010297 A JP 6010297A JP 6010297 A JP6010297 A JP 6010297A JP H10241945 A JPH10241945 A JP H10241945A
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JP
Japan
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coil
core
outer frame
section
driver module
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Withdrawn
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JP6010297A
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English (en)
Inventor
Tadashi Miyashita
正 宮下
Kiyoharu Ide
清春 井出
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Citizen Electronics Co Ltd
Original Assignee
Citizen Electronics Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 開磁路となり磁気効率が低下、雑音を発生し
易い、信頼性が劣る。 【解決手段】 パーマロイ等の磁性材よりなる棒状のコ
イル芯4に、その両端部4a、4bを残してコイル5を
所定の巻数巻回したコイル部5aを有する芯部2と、芯
部2に形成した両端部4a、4bが嵌合する嵌合凹部3
a、3bと、コイル逃げ部3cを有する開口部6が形成
された外枠部3とよりなり、芯部2に形成された両端部
4a、4bを、外枠部3に形成された嵌合凹部3a、3
bに、圧入・固定することにより閉磁路化した。棒状の
コイル芯4に絶縁層を介して直にコイル5を巻くので芯
部2を薄型化することが可能となる。キツイ嵌合のた
め、固定力を増した。外部雑音に強く、また外部に雑音
を発生しない。磁気効率が良く、高信頼性、低コスト
化、薄型化、小型化が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話、PHS、
通信機等の一般電子機器に使用されるEL用SMDドラ
イバーモジュールのコイル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器は、高性能化、多機能化
とともに小型化、軽量化を追求している。携帯電話、P
HS、通信機等がその一例である。これらの電子機器で
使用されるEL用ドライバーモジュールにも小型化、薄
型化が要求され、表面実装のデバイス(SMD)化が必
須となっている。
【0003】一般的なEL用ドライバーモジュールのコ
イルとして、図4及び図5に示すE型コアを用いてトラ
ンス・チョークコイル10を製造するには、パーマロイ
等よりなる磁性材でE型コア11及びI型コア12をプ
レス加工又は切削加工で形成し、両コアの接合面11a
及び12aを研磨加工を施して密着性を良くする。次
に、空芯コイル13を作り、E型コア11に挿入した
後、I型コア12でコア同志を接着剤14等の固着手段
で固定する。
【0004】図5に示すように、上述したE型コアを用
いたコイル10は、2点鎖線で示す磁路aのように閉磁
路化することはできるが、両コアの加工及び組み立てに
工数が掛かると同時に、空芯コイルとしてコイルを作っ
たとしても、組み立てのクリアランスがあるため、直巻
きに比べて外形が大きくなる。ボビンに巻線したもの
は、ボビン厚も加わり、更に大きくなってしまい、SM
Dモジュールに使用することはできない。そのため薄型
化が可能である開磁路型の棒状コイルを使用せざるを得
なかった。
【0005】EL用ドライバーモジュールの一般的な回
路構成は、回路基板上にインダクタンス素子、能動素
子、チップコンデンサ、昇圧トランス等の電子部品が結
線され、入力端子にDC電源が、出力端子にEL素子が
接続されている。EL用SMDドライバーモジュールの
構造の技術が、本出願人が先に出願した特願平8−35
6432号に開示されている。以下図面に基づいてその
概要を説明する。
【0006】図6はEL用SMDドライバーモジュール
の斜視図である。図6において、EL用SMDドライバ
ーモジュール20は、ガラスエポキシ樹脂等よりなる回
路基板21上に表面実装された電子部品である、インダ
クタンス素子22、能動素子であるICチップ23、チ
ップコンデンサ24が、図示しない配線により接続され
ている。前記回路基板21の外周部にはそれぞれ入力端
子25a、25b及び出力端子26a、26bが形成さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たEL用SMDドライバーモジュールには次のような問
題点がある。即ち、棒状のコイル芯に絶縁層を介してコ
イルを直に巻き、コイルと芯との隙間をできるだけ小さ
くして、従来の空芯コイルを用いたトランス・チョーク
コイルと比較して、コイルを同一巻数のとき、コイル長
が短くてすみ、コイルの純抵抗を小さくすることができ
る。棒状コイルでは薄型化は実現でる利点はあるが、し
かし、開磁路となり磁気効率が低下する。磁路がオープ
ンのため、近接する金属、回路等と結びつき、雑音を発
生し易く、また、外部からの磁気結合、電磁波に無防備
で、誤動作・故障の原因となった。
【0008】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、プレスの順送り加工により、棒
状コイルで芯部を薄型化し、芯部を外枠部に圧入・固定
して、コイルの作る磁路を閉磁路化するものである。外
部雑音に強く、また外部に雑音を発生しない、磁気効率
が良く、高信頼性、低コスト化を実現し、超薄型で小型
なEL用SMDドライバーモジュールのコイル及びその
製造方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるEL用SMDドライバーモジュール
のコイルは、パーマロイ等の磁性材よりなる棒状のコイ
ル芯に、その両端部を残してコイルを所定の巻数巻回し
たコイル部を有する芯部と、前記芯部に形成した両端部
が嵌合する嵌合凹部と、コイル逃げ部を有する開口部が
形成された外枠部とよりなり、前記芯部に形成された両
端部を、前記外枠部に形成された嵌合凹部に、圧入・固
定することにより閉磁路化したことを特徴とするもので
ある。
【0010】また、本発明におけるEL用SMDドライ
バーモジュールのコイルの製造方法は、パーマロイ等の
磁性材よりなるフープ材をプレス抜きする順送りプレス
抜き加工は、棒状のコイル芯を抜く第1のステップと、
コイル芯を抜き落とした後コイル逃げ部となる開口部を
形成する第2のステップと、第1及び第2のステップに
より生ずる開口部の外周を抜いて外枠部を形成する第3
のステップとよりなり、前記第1のステップでプレス抜
きされた棒状のコイル芯に絶縁層を形成した後、そのコ
イル芯の両端部を残してコイルを所定の巻数巻回してコ
イル部を形成する巻線工程と、前記コイル芯の両端部
を、前記外枠部に形成された開口部の両端部に成形され
た嵌合凹部に圧入・固定する一体化組立工程と含むこと
を特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明にお
けるEL用SMDドライバーモジュールのコイル及びそ
の製造方法について説明する。図1〜図3は本発明の実
施の形態であるチップコイル及びその製造方法に係わ
り、図1はEL用SMDドライバーモジュールのコイル
の斜視図、図2は図1のEL用SMDドライバーモジュ
ールのコイルの芯部と外枠部の展開斜視図、図3は順送
りプレス抜き加工工程の説明図である。
【0012】図1及び図2において、EL用SMDドラ
イバーモジュールのコイル1は、芯部2と外枠部3によ
り構成されている。芯部2は、パーマロイ等の磁性材よ
りなる棒状のコイル芯4に、その両端部4a及び4bを
残して、図示しない絶縁層を介してコイル5を所定の巻
数巻回したコイル部5aを形成している。一方、外枠部
3は、前記芯部2と同様にパーマロイ等の磁性材よりな
り、前記芯部2に形成した両端部4a及び4bが嵌合す
る嵌合凹部3a及び3bと、前記コイル部5aのコイル
逃げ部3cを有する開口部6が形成されている。前記芯
部2に形成された両端部4a、4bを、前記外枠部3に
形成された嵌合凹部3a、3bに、それぞれ圧入・固定
することにより、図1で2点鎖線で示す磁路aのよう
に、閉磁路化したEL用SMDドライバーモジュールの
コイル1が完成される。本実施の形態におけるEL用S
MDドライバーモジュールのコイル1の大きさは、例え
ば、外枠部3の外形寸法は、10×10mm角以下、厚
みは0.5mm程度、コイル部5aの厚みは1.5mm
以下である。
【0013】図3において、その製造方法を説明する。
先ず、パーマロイ等の磁性材よりなるフープ材7には、
順送りプレス抜き加工するためにフープ材7の両サイド
にパイロット穴7aが所定の間隔で形成されている。前
記フープ材7の厚みは、例えば、0.4〜0.5mm程
度である。図3の(A)はプレス加工前の状態で、2点
鎖線は加工される部分を示している。
【0014】(B)は第1のステップで、棒状のコイル
芯4をプレス抜きする。前記フープ材7にはコイル芯4
が抜かれたところに開口部6aが残る。
【0015】(C)は第2ステップで、前記第1のステ
ップにおいてコイル芯4を抜き落とすことにより生ずる
開口部6aの両端部3a及び3bを残して、コイル逃げ
部3cを抜く。従って、第1及び第2のステップにより
開口部6が形成される。
【0016】(D)は第3ステップで、前記開口部6の
外形をプレス抜きすることにより外枠部3が形成され
る。
【0017】前記第1ステップにおいて、プレス抜きさ
れたコイル芯4は、ロット毎にまとめバレル処理により
端面に生じた、コイルの絶縁不良の原因となるバリを除
去した後、コイル芯4及び外枠部3ともに、焼鈍処理し
て磁性体としての透磁率のアップを図る。コイル芯4を
ロット処理してその表面に図示しない、メッキ処理によ
るメッキ層及び絶縁層を形成する。
【0018】コイル巻線工程で、前記コイル芯4の両端
部4a及び4bを残して、絶縁層を介してコイル5を所
定の巻数巻回してコイル部5aを形成することにより、
芯部2が構成される。コイル巻線機によってはコイル芯
4にチャック用の部位を付加しても良い。前述したよう
に、コイル芯4にコイル5を絶縁層を介して直に巻くこ
とができるので、同一巻数のときコイル長が短くでき
る。即ち、コイルの純抵抗が小さくなる。
【0019】一体化組立工程で、前記芯部2を構成する
コイル芯4の両端部4a及び4bを、前記外枠部3に形
成された開口部6の両端部の嵌合凹部3a及び3bに圧
入・固定する。前記芯部2及び外枠部3はプレス抜きさ
れた後は、双方ともそれぞれ材料が膨張して伸びてい
る。コイル芯4及び外枠部3は共に焼鈍されて軟化して
いる。例えば、数10Kg〜1tレベルで、圧入するこ
とにより、キツイ嵌合となり、固定力を増し、従来のE
型コイルのように研磨、接着剤は不要となる。嵌合部は
プレス抜きされた雌雄の関係のためエアーギャップが極
めて少ない、即ち効率の良い閉磁路化が、容易に、且つ
確実に実現できる。
【0020】前記芯部2は、その断面形状が最も効率が
良いのは、円形が望ましいが、本実施の形態では、フー
プ材を使用しているため、略正方形に近いものになる。
プレス又は2次加工により疑似的な円形にすることも可
能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プレスの順送り加工により、棒状コイル芯に絶縁層を介
して直にコイルを巻くので芯部を薄型化することが可能
となる。芯部と外枠部はプレス抜きされた雌雄の関係
で、キツイ嵌合のため、従来のような研磨、接着剤は不
要となり、コイルの作る磁路を閉磁路化することができ
る。従って、開磁路の弊害もなく、外部雑音に強く、ま
た外部に雑音を発生しない。磁気効率が良く、高信頼
性、低コスト化を実現できる。従って、超薄型で小型な
EL用SMDドライバーモジュールのコイル及びその製
造方法を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるEL用SMDドラ
イバーモジュールのコイルの斜視図である。
【図2】図1の芯部と外枠部の展開斜視図である。
【図3】順送りプレス抜き加工工程の説明図である。
【図4】従来のE型コアを用いてトランス・チョークコ
イルの展開斜視図である。
【図5】図4のE型コアを用いてトランス・チョークコ
イルの斜視図である。
【図6】従来のEL用SMDドライバーモジュールの斜
視図である。
【符号の説明】
1 EL用SMDドライバーモジュールのコイル 2 芯部 3 外枠部 3a、3b 嵌合凹部 3c コイル逃げ部 4 コイル芯 4a、4b 端部 5 コイル 5a コイル部 6、6a 開口部 7 フープ材 A 加工前 B コイル芯抜き C コイル逃げ部抜き D 外枠部抜き a 磁路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーマロイ等の磁性材よりなる棒状のコ
    イル芯に、その両端部を残してコイルを所定の巻数巻回
    したコイル部を有する芯部と、前記芯部に形成した両端
    部が嵌合する嵌合凹部と、コイル逃げ部を有する開口部
    が形成された外枠部とよりなり、前記芯部に形成された
    両端部を、前記外枠部に形成された嵌合凹部に、圧入・
    固定することにより閉磁路化したことを特徴とするEL
    用SMDドライバーモジュールのコイル。
  2. 【請求項2】 パーマロイ等の磁性材よりなるフープ材
    をプレス抜きする順送りプレス抜き加工は、棒状のコイ
    ル芯を抜く第1のステップと、コイル芯を抜き落とした
    後コイル逃げ部となる開口部を形成する第2のステップ
    と、第1及び第2のステップにより生ずる開口部の外周
    を抜いて外枠部を形成する第3のステップとよりなり、
    前記第1のステップでプレス抜きされた棒状のコイル芯
    に絶縁層を形成した後、そのコイル芯の両端部を残して
    コイルを所定の巻数巻回してコイル部を形成する巻線工
    程と、前記コイル芯の両端部を、前記外枠部に形成され
    た開口部の両端部に成形された嵌合凹部に圧入・固定す
    る一体化組立工程を含むことを特徴とするEL用SMD
    ドライバーモジュールのコイルの製造方法。
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