JPH10241837A - 面状発熱体 - Google Patents

面状発熱体

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JPH10241837A
JPH10241837A JP3870997A JP3870997A JPH10241837A JP H10241837 A JPH10241837 A JP H10241837A JP 3870997 A JP3870997 A JP 3870997A JP 3870997 A JP3870997 A JP 3870997A JP H10241837 A JPH10241837 A JP H10241837A
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JP
Japan
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case
heating element
ptc thermistor
rake
leaf spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP3870997A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Inoue
孝 井上
Akihiko Sasaki
昭彦 佐々木
Keiji Kawajiri
圭嗣 川尻
Kenji Kanetani
健司 金谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3870997A priority Critical patent/JPH10241837A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高出力かつ高信頼性の面状発熱体を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 開口部を有するケース12内に収納する
とともにその一部をケース12外に引き出した一対の熊
手状板バネ端子13a,13bと、この熊手状板バネ端
子13a,13b上に設けるとともに、一方の主面に少
なくとも一対の櫛形電極11aを有するPTCサーミス
タ素子11と、このPTCサーミスタ素子11上に設け
るとともにケース12の開口部を覆うように設けた放熱
板14とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば加湿器、吸
入器、衣類乾燥機、電子蚊取器などの加熱用ヒータに熱
源として用いるバネ圧接構造を有した面状発熱体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、PTCヒータ市場は、小型、高出
力、高信頼性のヒータが望まれている。特に高出力化に
ついては、特公昭56−14221号公報に記載された
櫛形電極と呼ばれる電極構造を有した発熱体が知られて
いる。図5に櫛形電極を備えた一般的なPTCサーミス
タ素子11の表面の斜視図を、図6に図5に示すPTC
サーミスタ素子11の裏面の斜視図を示す。図中の11
aは櫛形電極、11bは側面電極、11cは裏面電極で
ある。
【0003】以下に従来の面状発熱体について説明す
る。図7は図5,6に示すPTCサーミスタ素子11を
用いた従来の面状発熱体の断面図であり、11は一方の
主平面に櫛形電極11aを備えた板状のPTCサーミス
タ素子、12はケース、16a,16bは電極板、14
は放熱板、15は絶縁板、17は導電性接着剤である。
従来のPTCサーミスタ素子11を用いた面状発熱体
は、PTCサーミスタ素子11の裏面電極11cへ電極
板16a,16bを導電性接着剤17で固定し、電極板
16a,16bを介してPTCサーミスタ素子11に給
電を行うという構造を有したものが主であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PTC
サーミスタ素子11への給電に導電性接着剤17を用い
た場合、PTCサーミスタ素子11の発熱により導電性
接着剤17が劣化する。そのため長期の信頼性を確保す
るためには、PTCサーミスタ素子11の発熱温度を抑
える必要があった。その結果、面状発熱体の出力に限界
が生じてしまうという問題点を有していた。
【0005】そこで本発明は、高出力かつ高信頼性の面
状発熱体を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の面状発熱体は、開口部を有するケースと、こ
のケース内に収納するとともにその一部を前記ケース外
に引き出した少なくとも一対の熊手状板バネ端子と、こ
の熊手状板バネ端子上に設けるとともに、一方の主面に
少なくとも一対の櫛形電極を有するPTCサーミスタ素
子と、このPTCサーミスタ素子上に設けるとともに前
記ケースの開口部を覆うように設けた放熱板とを備えた
ものである。
【0007】この構成によれば、熊手状板バネ端子を用
いることで従来のように導電性接着剤を用いることなく
PTCサーミスタ素子に給電を行うことができるため、
PTCサーミスタ素子の発熱温度を上げることができ
る。また均等かつ高バネ圧でPTCサーミスタ素子を抑
圧保持することで絶縁板との密着性を高め熱抵抗を低減
できるため高出力な面状発熱体を得ることができる。そ
の結果上記目的を達成することができるのである。
【0008】さらに複数の熊手状板バネ端子を並列に構
成し、PTCサーミスタ素子の電極とそれぞれ独立に接
触させることにより、仮にその一つで給電不良が起きて
も、他の接触部からPTCサーミスタ素子に給電を行う
ことができるため、信頼性の高い面状発熱体を得ること
が可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、開口部を有するケースと、このケース内に収納する
とともに一方の主面に少なくとも一対の櫛形電極を有す
る板状のPTCサーミスタ素子と、前記ケース内部に前
記PTCサーミスタ素子を抑圧保持しながら電気的に接
続するとともに前記ケース外へ引き出した少なくとも一
対の熊手状の板バネ端子と、前記PTCサーミスタ素子
上に設けるとともに前記ケースの開口部を覆うように設
けた放熱板とを備えた面状発熱体であり、導電性接着剤
を用いることなくPTCサーミスタ素子に給電すること
ができるため、PTCサーミスタ素子の発熱温度を高く
設定できるとともに熊手状板バネ端子の高バネ圧により
PTCサーミスタ素子を均等に放熱板に密着させること
ができるため高出力を有するものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、PTCサーミス
タ素子と放熱板の間に絶縁板を備えた請求項1に記載の
面状発熱体であり、放熱板の材質をアルミニウムや銅等
の熱伝導性の高い金属で構成できるため、さらに高出力
な面状発熱体を得ることができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、熊手状板バネ端
子を両持ち板バネあるいは片持ち板バネで構成した請求
項1あるいは請求項2に記載の面状発熱体であり、両持
ちバネまたは片持ちバネを並列に等間隔で接続させて熊
手状板バネ端子を構成することで、PTCサーミスタ素
子を均一に押圧保持することが容易に可能となり、PT
Cサーミスタ素子と放熱板との密着性を高めることがで
きる。
【0012】請求項4に記載の発明は、ケースを二重構
造にするとともに、外側のケースをステンレス、アルミ
ニウム、銅、亜鉛のいずれかで構成し、内側のケースを
絶縁性の樹脂、磁器のいずれかで構成した請求項1〜3
のいずれかに記載の面状発熱体であり、仮にPTCサー
ミスタ素子に変化が起きたとしても、外部への影響を小
さくすることができる。また外側のケースを金属で形成
することにより全体の放熱性を高めることができる。
【0013】請求項5に記載の発明は、絶縁板の少なく
とも片側の主平面に良熱伝導性の樹脂を塗布した請求項
1〜4のいずれかに記載の面状発熱体であり、熱をより
効率よく被加熱物に伝えることができる。
【0014】以下本発明の実施の形態について図面を参
照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は本実施の形態における面状発熱
体の分解斜視図、図2は同断面図、図5はPTCサーミ
スタ素子表面の斜視図、図6は同裏面の斜視図であり、
11は板状のPTCサーミスタ素子、12はケース、1
3a,13bは熊手状板バネ端子、14は放熱板、15
は絶縁板である。
【0015】PTCサーミスタ素子11は、チタン酸バ
リウムを主成分とした半導体素子で、銀、アルミニウ
ム、亜鉛などを用いて、図5,6に示すように表面に櫛
形電極11a、側面に側面電極11b、裏面に裏面電極
11cを印刷、焼付により形成している。またその形状
は角板状あるいは円板状で1.0mm〜5.0mmの厚みを
有している。
【0016】ケース12は絶縁性材料、例えばPPS等
の樹脂またはアルミナ、ステアタイトなどの磁器、を用
いて形成する。
【0017】熊手状板バネ端子13a,13bは、高耐
熱性を有するステンレスあるいはリン青銅などのバネ材
を用いる。また熱による酸化を防止するために表面に金
やニッケルなどのコーティングを施すことが望ましい。
【0018】放熱板14はアルミニウムやステンレスな
どを用いる。絶縁板15は熱伝導率が良好で、絶縁性の
磁器、例えばアルミナなどを用いる。
【0019】なお、本実施の形態では、熊手状板バネ端
子13a,13bを両持ち板バネで構成したが、片持ち
板バネで構成してもよい。
【0020】また放熱板14と絶縁板15との間、及び
PTCサーミスタ素子11と絶縁板15との間、放熱グ
リースなどの熱伝導性良好な樹脂(図示せず)を塗布し
てもよい。
【0021】本実施の形態における面状発熱体の組立方
法は、ケース12の内部に二つの熊手状板バネ端子13
a,13bをその一部がケース12外へ露出するように
配置し、上部にPTCサーミスタ素子11を配置する。
次にPTCサーミスタ素子11の上部へ絶縁板15、放
熱板14を配置し、放熱板14をケース12へかしめ
る。
【0022】この面状発熱体の使用方法は、熊手状板バ
ネ端子13a,13bへ給電を行い、放熱板14上部に
存在する被加熱物を加熱する。
【0023】本実施の形態における面状発熱体は、熊手
状板バネ端子13a,13bを用いることで、従来のよ
うに導電性接着剤を用いることなくPTCサーミスタ素
子11に給電を行うことができるため、PTCサーミス
タ素子11の発熱温度を高く設定できる。またPTCサ
ーミスタ素子11を高バネ圧で均等に絶縁板15に密着
させることができるため、高出力を得ることができる。
さらに二つの熊手状板バネ端子13a,13bを用いる
ことによりPTCサーミスタ素子11への複数の接続部
よりそれぞれ独立に給電を行うことが可能となるため、
仮に一つの接続部で給電不良が発生したとしても他の接
続部より給電が継続されるため、信頼性をも高めること
ができる。
【0024】(実施の形態2)図3は本実施の形態の面
状発熱体の分解斜視図、図4は同断面図であり、11は
PTCサーミスタ素子、13a,13bは熊手状板バネ
端子、14は放熱板、15は絶縁板、11aは櫛形電
極、11bは側面電極、11cは裏面電極であり、以上
は図1に示す面状発熱体の構成と同様である。(実施の
形態1)の構成と異なるのは、ケース12を外装ケース
12aとその内部に配置した内装ケース12bの二重構
造にした点である。外装ケース12aはステンレス、ア
ルミニウム、銅、亜鉛のいずれかの金属を用い、内装ケ
ース12bは難燃性のPPS等樹脂またはアルミナ、ス
テアタイト等の磁器を用いる。
【0025】この面状発熱体の組立方法、使用方法は外
装ケース12aの内部に内装ケース12bを配置した後
は、(実施の形態1)と同様である。
【0026】なお、本実施の形態においては、熊手状板
バネ端子13a,13bを片持ち板バネで構成したが、
(実施の形態1)と同様に両持ち板バネで構成してもよ
い。一般的にはPTCサーミスタ素子11の裏面電極1
1cと熊手状板バネ端子の接続部の接触抵抗を低減させ
るためには、高いバネ圧を確保できる両持ち板バネの方
が適するが、発熱体の出力が小さい場合には、片持ち板
バネでも十分である。
【0027】また、(実施の形態1)と同様に、放熱板
14と絶縁板15との間およびPTCサーミスタ素子1
1と絶縁板15との間に、放熱グリース等の良熱伝導性
の樹脂(図示せず)を塗布してもよい。
【0028】また、外装ケース12aは箱状だけでな
く、単板状(図示せず)でもよい。本実施の形態におけ
る面状発熱体の構成によると、ケース12を二重構造に
することで、仮に内装ケース12bの内部のPTCサー
ミスタ素子11に変化が起きたとしても、外部への影響
を小さくすることができる。
【0029】また、外装ケース12aを金属で形成して
いるので全体の放熱性能が向上する。
【0030】
【発明の効果】以上本発明によると、PTCサーミスタ
素子への給電に熊手状の板バネ端子を用いることにより
高出力かつ高信頼性な面状発熱体を得ることが可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における面状発熱体の分
解斜視図
【図2】同断面図
【図3】本発明の実施の形態2における面状発熱体の分
解斜視図
【図4】同断面図
【図5】櫛形電極を有した一般的な板状PTCサーミス
タ素子表面の斜視図
【図6】同裏面の斜視図
【図7】従来の面状発熱体の断面図
【符号の説明】
11 PTCサーミスタ素子 11a 櫛形電極 11b 側面電極 11c 裏面電極 12 ケース 12a 外装ケース 12b 内装ケース 13a 熊手状板バネ端子 13b 熊手状板バネ端子 14 放熱板 15 絶縁板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金谷 健司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有するケースと、このケース内
    に収納するとともに一方の主面に少なくとも一対の櫛形
    電極を有する板状のPTCサーミスタ素子と、前記ケー
    ス内部に前記PTCサーミスタ素子を抑圧保持しながら
    電気的に接続するとともに前記ケース外へ引き出した少
    なくとも一対の熊手状板バネ端子と、前記PTCサーミ
    スタ素子上に設けるとともに前記ケースの開口部を覆う
    ように設けた放熱板とを備えた面状発熱体。
  2. 【請求項2】 PTCサーミスタ素子と放熱板の間に絶
    縁板を備えた請求項1に記載の面状発熱体。
  3. 【請求項3】 熊手状板バネ端子は、両持ち板バネある
    いは片持ち板バネで構成されている請求項1あるいは請
    求項2に記載の面状発熱体。
  4. 【請求項4】 ケースは、二重構造であるとともに、外
    側のケースはステンレス、アルミニウム、銅、亜鉛のい
    ずれかで構成されており、内側のケースは絶縁性の樹
    脂、磁器のいずれかで構成されている請求項1〜3のい
    ずれか一つに記載の面状発熱体。
  5. 【請求項5】 絶縁板の少なくとも片側の主平面に良熱
    伝導性の樹脂を塗布した請求項1〜4のいずれか一つに
    記載の面状発熱体。
JP3870997A 1997-02-24 1997-02-24 面状発熱体 Pending JPH10241837A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006092937A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Murakami Corp 発熱素子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006092937A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Murakami Corp 発熱素子
JP4596871B2 (ja) * 2004-09-24 2010-12-15 株式会社村上開明堂 発熱素子

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