JPH10241195A - 光ピックアップ装置及びそれを備えた光学記録媒体駆動装置 - Google Patents

光ピックアップ装置及びそれを備えた光学記録媒体駆動装置

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JPH10241195A
JPH10241195A JP9359756A JP35975697A JPH10241195A JP H10241195 A JPH10241195 A JP H10241195A JP 9359756 A JP9359756 A JP 9359756A JP 35975697 A JP35975697 A JP 35975697A JP H10241195 A JPH10241195 A JP H10241195A
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JP
Japan
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optical pickup
pickup device
light
semiconductor laser
wiring
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Application number
JP9359756A
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English (en)
Inventor
Atsushi Tajiri
敦志 田尻
Takenori Gotou
壮謙 後藤
Yasuaki Inoue
泰明 井上
Kazushi Mori
和思 森
Minoru Sawada
稔 澤田
Akira Ibaraki
晃 茨木
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横幅を小さくすることが出来、小型化に適し
た光ピックアップ装置を提供する。 【解決手段】 下フレーム部11Aと、下フレーム部1
1A上に配置された上フレーム部11Bと、下フレーム
部11Aに設けられたリードフレーム131、132、
133と、上フレーム部11Bに設けられたリードフレ
ーム141、142と、下フレーム部11Aに設けら
れ、且つリードフレーム131、132、133と電気
的に接続され、レーザビームを出射する半導体レーザ素
子5と、上フレーム部1Bに設けられ、且つリードフレ
ーム141、142と電気的に接続され、半導体レーザ
素子5から出射されたレーザビームに基づく帰還光を検
出するフォトダイオード4bとを備えることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホログラム素子等の
透過型回折手段を用いた光ピックアップ装置及びそれを
備えた光学記録媒体駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ピックアップ装置の小型軽量化
及び低価格化の要求に伴って、ホログラム素子を用いた
光ピックアップ装置の研究開発が行われており、例え
ば、特開平8−124205号公報等にこの種の光ピッ
クアップ装置が開示されている。
【0003】図30は従来の光ピックアップ装置の概略
構成を示す側面図、図31は従来の光ピックアップ装置
の概略構成を示す上面図である。
【0004】図中、1は光ディスク等の反射型光記録媒
体、2はn型Si(シリコン)等の導電性半導体材料、
銅等の導電性金属からなる良熱伝導性材料、或いは樹脂
等からなる基体である。
【0005】3は前記基体2上に設けられたn型Si半
導体基板からなる半導体レーザ素子載置用の導電性ヒー
トシンクである。4aは前記導電性ヒートシンク3の表
面に形成されたPIN型のフォトダイオード、4bはフ
ォトダイオード4aの側方の同様に形成されてなる情報
信号検出用のフォトダイオード(光検出器)である。
【0006】5は前記導電性ヒートシンク3の上面の取
り付けられた半導体レーザ素子(光源)である。
【0007】6は前記半導体レーザ素子5のビーム出射
の前方に位置するように基体2の溝2aにより固定され
た透過型3分割用回折格子(分割用回折手段)であり、
前記半導体レーザ5側の表面に等ピッチの凹凸からなる
回折格子面6aを有し、0次ビームと±1次回折ビーム
の3本の主ビームを出射する。
【0008】7は前記透過型3分割回折格子6のビーム
出射側に該回折格子6と対向するように基体2の溝2b
により固定された透過型ホログラム素子(第1の回折素
子)である。前記透過型ホログラム素子7は、前記透過
型3分割回折格子6側の表面に凹凸のピッチが漸次的に
変化する曲線群からなるホログラム面7aが形成されて
いる透光性基板からなる。
【0009】8は前記透過型ホログラム素子7のビーム
出射側に該ホログラム素子7に対して45度の角度で傾
斜するように基体2の溝2cにより固定された反射ミラ
ーであり、前記透過型ホログラム素子7を透過した3本
の主ビームを略直角上方に反射させる。
【0010】9は前記反射ミラー8の上方に配置された
対物レンズ(集光手段)であり、前記反射ミラー8で反
射された3本の主ビームを光記録媒体1の記録面に集光
して、0次ビームによる主スポットと該主スポットの両
側に±1次回折ビームによる副スポットX、Yを形成す
るための集光手段として機能する。
【0011】10は前記主スポット、副スポットX、Y
における情報信号を含んだ前記光記録媒体1からの3本
の帰還ビーム(光記録媒体で反射されたレーザビーム)
を前記フォトダイオード4bに導くための反射ミラーで
ある。
【0012】この従来の光ピックアップ装置では、半導
体レーザ素子5の後端面側から出力されたレーザビーム
は、フォトダイオード4aで受光され、この受光量に応
じた信号に基づいて自動出力制御回路(図示せず)によ
りレーザビームの光出力が一定になるように制御され
る。
【0013】他方、前記半導体レーザ素子5の前端面側
から出力されたレーザビームは、透過型3分割用回折格
子6で0次ビームと±1次回折ビームの3本の主ビーム
に分割された後、透過型ホログラム素子7に入射する。
前記透過型ホログラム素子7を透過した3本の主ビーム
は反射ミラー8で上方に反射された後、対物レンズ9の
集光作用により光記録媒体1に主スポット、副スポット
X、Yとして集光される。
【0014】前記光記録媒体1に主スポット、副スポッ
トX、Yとして集光された3本の主ビームは、前記光記
録媒体1で該媒体1に記録されている情報を有する情報
信号を含んだ3本の帰還ビームとして反射され、対物レ
ンズ9を通り、反射ミラー8で反射された後、透過型ホ
ログラム素子7に入射する。
【0015】そして、前記透過型ホログラム素子7を1
次(又は−1次)回折で透過した前記3本の帰還ビーム
は、前記透過型3分割回折格子6の回折格子面6aの上
側を透過した後、前記反射ミラー10で下方側に反射さ
れて、前記フォトダイオード4bに入射される。
【0016】これにより、前記フォトダイオード4bに
入射した帰還ビームに基づいて、再生信号、周知の非点
収差法等によるフォーカスエラー信号及び周知の3ビー
ム法によるトラッキングエラー信号が得られ、光記録媒
体1に記録された情報の再生、更には、トラッキングサ
ーボ、フォーカスサーボが行われる。
【0017】上述のような従来の光ピックアップ装置で
は、帰還ビーム検出用のフォトダイオード4bと半導体
レーザ素子5とが共に導電性ヒートシンク3上、即ち同
一面上に設けられているため、フォトダイオード4bに
電気接続されている配線部と、半導体レーザ素子5に電
気接続されている配線部とが略同一面上に集中する。こ
のため、光ピックアップ装置を筐体、特に横幅を大きく
する必要があり、小型化に適していないという欠点があ
る。
【0018】また、上述のような従来の光ピックアップ
装置では、光記録媒体で反射された帰還ビームをフォト
ダイオード4bに最適状態で入射するように構成する場
合、前記反射ミラー10の位置及び向きを該反射ミラー
10を移動及び回転により行っており、反射ミラー10
の取り付け機構が複雑になり、厚さが厚くなるという欠
点がある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来例の
欠点に鑑み為されたものであり、光記録媒体から反射さ
れたレーザビームを検出する光検出手段に電気接続され
ている配線部と、レーザビーム出射手段に電気接続され
ている配線部とが略同一面上に集中するのを防止し、小
型化に適した構造の光ピックアップ装置及びそれを備え
た光学記録媒体駆動装置を提供することを目的とするも
のである。
【0020】また、本発明は簡単な構成で光記録媒体に
より反射されたレーザビームが光検出手段の最適位置に
入射するように調整することが可能である光ピックアッ
プ装置を及びそれを備えた光学記録媒体駆動装置を提供
することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ピックア
ップ装置は、第1の固定部と、前記第1の固定部上に配
置された第2の固定部と、前記第1の固定部に設けられ
た第1の配線部と、前記第2の固定部に設けられた第2
の配線部と、前記第1の固定部に設けられ、且つ前記第
1の配線部と電気的に接続され、光を出射する光源と、
前記第2の固定部に設けられ、且つ前記第2の配線部と
電気的に接続され、前記光源から出射された光に基づく
帰還光を検出する光検出器とを備える。
【0022】本発明の光ピックアップ装置においては、
光源に電気的に接続される第1の配線部が第1の固定部
に設けられ、光検出器に電気的に接続される第2の配線
部が第2の固定部に設けられる。第2の固定部は第1の
固定部の上に配置される。このため、第1の固定部と第
2の固定部との積層方向に沿って第1の配線部と第2の
配線部とが離間して配置される。これにより、第1の固
定部と第2の固定部都からなる光ピックアップ装置の筐
体の横幅を縮小し、光ピックアップ装置を小型化するこ
とが出来る。
【0023】特に、第1の固定部が第1の面を有し、第
2の固定部が第1の面にほぼ平行に対向する第2の面を
有し、光源が、第1の面に平行な方向に光を出射するよ
うに配置され、光検出器が第2の面に平行な方向に入射
する帰還光を受光するように配置される。
【0024】この場合、光源から出射された光は第1の
固定部の第1の面に平行に出射され、光学記録媒体にお
いて反射された帰還光は、第2の固定部の第2の面に平
行に入射する。そして、入射した帰還光は第2の固定部
に設けられた光検出器に入射する。このように、光源か
らの出射光及び帰還光が互いに平行な第1の面及び第2
の面に平行に進行する。これにより、光の進行方向に直
交する方向の光ピックアップ装置の厚みを薄くすること
が出来る。
【0025】特に、第1の固定部及び第2の固定部は、
第1の面に平行な接合面を有し、組み立て時に、接合面
に沿って第1の固定部と第2の固定部とが相対的に移動
可能に接合される。
【0026】この場合、接合面に沿って第1の固定部と
第2の固定部とを相対移動させることにより、帰還光が
光検出器に入射する位置が最適となるように調整するこ
とが出来る。
【0027】特に、第1の配線部は前記第1の面と平行
となるように配置され、第2の配線部は第2の面と平行
となるように配置される。
【0028】また、第1の固定部は帰還光を反射して光
検出器に導く反射部材を有してもよい。
【0029】更に、第1の配線部は第1の固定部から突
出した突出部を有し、第2の配線部は第2の固定部から
突出した突出部を有する。
【0030】更に、第1の配線部の突出部と、第2の配
線部の突出部とが同一方向に突出していることが好まし
い。
【0031】この場合には、光ピックアップ装置の第1
及び第2の固定部の一方端面側から第1及び第2の配線
部が突出するため、第1及び第2の配線部に接合される
外部の接続端子の配置が容易となる。
【0032】特に、光源は、第1及び第2の固定部の一
方の端部から光を出射し、第1及び第2の配線部の突出
部は、第1及び第2の固定部の他方の端部から突出する
ことが好ましい。
【0033】このような形状により、光の出射方向に直
交する方向の幅が縮小された光ピックアップ装置を得る
ことが出来る。
【0034】特に、第1の配線部は、第1の固定部の側
面から突出した放熱部を更に有することが好ましい。
【0035】この場合には、第1の固定部に配置された
発熱部材、例えば光源からの熱を第1の配線部の放熱部
を通して外部に排出することが出来、温度変化による光
ピックアップ装置の動作特性の変動が抑制される。ま
た、放熱部を光ピックアップのハウジングへの取り付け
部として機能させることも可能である。
【0036】特に、光源は第1の配線部に取り付けら
れ、光検出器は第2の配線部に取り付けられてもよい。
【0037】この場合、光源は第1の配線部を介して第
1の固定部に配置され、光検出器は第2の配線部を介し
て第2の固定部に配置される。このため、光源と第1の
配線部との電気的接続、及び光検出器と第2の配線部と
の電気的接続が容易となる。
【0038】特に、光ピックアップ装置は、第1の配線
部の上に配置されたヒートシンクを備えることが好まし
い。この場合、光源、例えば、半導体レーザ素子の動作
時に発生する熱をヒートシンクが吸収し、発熱による半
導体レーザ素子の出力特性の変動を抑制することが出来
る。
【0039】また、光源はヒートシンク上に配置された
半導体レーザ素子であることが好ましい。この場合に
は、半導体レーザ素子がヒートシンクを介して第1の配
線部上に配置される。
【0040】特に、光検出器は、帰還光を受光する受光
面を有し、該受光面が光源の光出射方向と平行となるよ
うに配置されている。
【0041】この場合、光源の光出射方向と光検出器の
受光面とが平行に配置され、第1の固定部と第2の固定
部との積層方向に薄型化された光ピックアップ装置を得
ることが出来る。
【0042】特に、第2の固定部は、光検出器を被覆す
る被覆部を有し、且つ第2の固定部の少なくとも被覆部
が透明材料からなることが好ましい。
【0043】透明材料からなる被覆部は、帰還光を透過
して光検出器の受光面に導くことが出来る。さらに、光
検出器を被覆することにより、光ピックアップ装置の組
み立て時に、光検出器と第2の配線部との接続部近傍が
損傷を受けることが防止される。更に、湿気分が光検出
器に侵入することが防止され、光検出器の耐湿性が向上
する。
【0044】更に、本発明の光ピックアップ装置は、半
導体レーザ素子のレーザ光(レーザビーム)の出射方向
側に配置され、半導体レーザ素子から出射されたレーザ
光に基づく帰還光を回折する第1の回折素子と、第1の
回折素子により回折された帰還光を検出器に導く光学系
とを更に備える。
【0045】この場合、帰還光を第1の回折素子によっ
て所定の方向に回折し、光学系によって帰還光の光路を
変化させて光検出器に導くことが出来る。
【0046】また、第1の固定部上に取り付けられる第
3の固定部を更に備え、第1の回折素子は第3の固定部
に取り付けられてもよい。
【0047】この場合、第3の固定部を第1の固定部に
取り付けることにより、第1の回折素子を所定の位置に
容易に配置することが出来る。
【0048】特に、第1の固定部は、第1の回折素子が
半導体レーザ素子の光出射方向に沿って移動可能となる
ように第3の固定部を案内する案内面を有することが好
まし。
【0049】この場合、第1の固定部の案内面に沿って
第3の固定部を移動させることにより、第1の回折素子
を半導体レーザ素子の光出射方向に移動させて第1の回
折素子を通過するレーザ光の焦点位置を調整することが
出来る。
【0050】また、第1の回折素子は第1の固定部の第
1の面に配置されてもよい。この場合には、第1の回折
素子が直接第1の固定部に配置され、位置調整が行われ
る。
【0051】特に、第1の回折素子は透過型ホログラム
素子であることが好ましい。
【0052】更に、本発明の光ピックアップ装置は、半
導体レーザ素子と第1の回折素子との間に配置され、半
導体レーザ素子から出射されたレーザ光を複数の光束に
分割する第2の回折素子を更に備える。
【0053】この場合、第2の回折素子によりレーザ光
を複数の光束に分割し、分割された各光束を利用して、
光学記録媒体に記録された情報の再生処理及び光学記録
媒体の記録面におけるトラッキング処理を行うことが出
来る。
【0054】また、半導体レーザ素子から出射されたレ
ーザ光を光学記録媒体上に集光する集光器を更に備え
る。この場合、集光器により光学記録媒体上にレーザ光
を集光して情報の読み出し動作を行うことが出来る。
【0055】特に、第1の固定部は、帰還光を反射して
受光面に導く反射部材を有してもよい。この場合、反射
部材により帰還光の光路を変化させて受光面に導くこと
ができる。
【0056】更に、光検出器は、帰還光を受光する受光
面を有し、且つ受光面が光源の光出射方向に直交するよ
うに配置されている。
【0057】この場合、光学記録媒体からの帰還光は第
2の固定部の第2の面に平行に入射し、光源の光出射方
向に直交するように配置された光検出器の受光面に入射
する。従って、帰還光を光源の光出射方向に直交する方
向に曲げる必要が無くなる。このため、帰還光を直交方
向に曲げるための光学系が省略され、光ピックアップ装
置の構成が簡素化される。
【0058】特に、光源は第1の固定部に取り付けら
れ、光検出器は第2の配線部に取り付けられることが好
ましい。更に、光源はレーザ光を出射する半導体レーザ
素子であることが好ましい。
【0059】特に、第2の固定部は、半導体レーザ素子
の光出射方向に直交する第3の面を有し、第2の配線部
の先端には、第3の面に沿うように折り曲げられた折り
曲げ部が形成されており、光検出器は第2の配線部の折
り曲げ部に配置されている。
【0060】この場合、第2の固定部の半導体レーザ素
子の光出射方向に直交する第3の面に沿って第2の配線
部の先端が折り曲げられ、この折り曲げ部に光検出器を
配置することにより、光検出器の受光面が半導体レーザ
素子の光出射方向に直交するように配置される。これに
より、帰還光を光出射方向に直交する方向に曲げるため
の光学系が不要となり、光ピックアップ装置の構成を簡
素化することが出来る。
【0061】特に、前記半導体レーザ素子の光出射方向
側に配置され、前記半導体レーザ素子から出射されたレ
ーザ光に基づく帰還光を回折して前記光検出器に導く第
1の回折素子を備えることが好ましい。
【0062】これにより、帰還光を第1の回折素子によ
り回折し、受光面が半導体レーザ素子の光出射方向に直
交する方向に配置された光検出器に帰還光を導くことが
出来る。
【0063】特に、第1の固定部上に取り付けられる第
3の固定部を更に備え、第1の回折素子は第3の固定部
上に取り付けられてもよい。
【0064】この場合には、第3の固定部を第1の固定
部上に取り付けることにより、第1の回折素子が第1の
固定部の所定位置に位置決めされる。
【0065】特に、第1の回折素子は透過型ホログラム
素子であることが好ましい。また、半導体レーザ素子と
前記第1の回折素子との間に配置され、半導体レーザ素
子から出射されたレーザ光を複数の光束に分割する第2
の回折素子を更に備えてもよい。
【0066】この場合には、第2の回折素子により分割
された複数の光束を用いて、光学記録媒体に記録された
情報の再生処理及び光学記録媒体の記録面におけるトラ
ッキング処理を行うことが出来る。
【0067】更に、半導体レーザ素子から出射されたレ
ーザ光を光学記録媒体上に集光する集光器を備えること
が好ましい。これにより、光学記録媒体上にレーザ光を
正確に集光することが出来る。
【0068】特に、第1の固定部は第1の面に平行な扁
平形状を有することが好ましい。これにより、第1及び
第2の固定部の厚さが縮小された薄型の光ピックアップ
装置を得ることが出来る。
【0069】本発明に係る光学記録媒体駆動装置は、光
学記録媒体に光を出射し、光学記録媒体からの帰還光を
受光する光ピックアップ装置と、光学記録媒体を回転さ
せる回転駆動機構と、光ピックアップ装置を光学記録媒
体の半径方向に移動させる光ピックアップ機構と、光ピ
ックアップ装置から出力される信号を処理する処理部と
を備え、光ピックアップ装置が、第1の固定部と、第1
の固定部上に配置された第2の固定部と、第1の固定部
に設けられた第1の配線部と、第2の固定部に設けられ
た第2の配線部と、第1の固定部に設けられ、且つ第1
の配線部と電気的に接続され、光を出射する光源と、第
2の固定部に設けられ、且つ第2の配線部と電気的に接
続され、光源から出射された光に基づく帰還光を検出す
る光検出器とを備える。
【0070】この場合には、第1の配線部と第2の配線
部が第1及び第2の固定部の積層方向に沿って重複する
ように配置されたことにより、横幅は縮小された小型の
光ピックアップ装置が得られる。このため、小型化され
た光ピックアップ装置を用いることにより光学記録媒体
駆動装置を小型化することが出来る。
【0071】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0072】図1は第1の実施の形態の光ピックアップ
装置の概略構成を示す側断面図、図2は上記光ピックア
ップ装置の下フレーム部を上方から観た上面図、図3は
上記光ピックアップ装置の上フレーム部を下方から観た
下面図、図4、図5は夫々上記光ピックアップ装置の外
観を示す斜視図であり、図11、図12と同一部分には
同一符号を付し、その説明は割愛する。尚、図1〜図3
には、各々の図面の3次元的方向が明確になるようにx
軸、y軸、z軸を記している。
【0073】第1の実施の形態の光ピックアップ装置
は、樹脂モールドよりなる下フレーム部(第1の固定
部)11Aと上フレーム部(第2の固定部)11Bとを
接着固定することにより筐体が構成されている。前記下
フレーム11Aの基体上面(第1の面)と前記上フレー
ム11Bの基体下面(第2の面)とは互いに対向してい
る。前記下フレーム部11Aの基体上面には、導電性ヒ
ートシンク3、透過型3分割用回折格子6、透過型ホロ
グラム素子7、及び光記録媒体からの帰還ビームを上方
に向けて反射する反射ミラー12が取り付けられてお
り、前記導電性ヒートシンク3の上面にはビームパワー
モニタ用のフォトダイオード4aが設けられると共に、
半導体レーザ素子5が取り付けられている。一方、前記
上フレーム部11Bの基体下面には、前記反射ミラー1
2で反射された帰還ビームを検出するフォトダイオード
4bが取り付けられている。
【0074】前記半導体レーザ素子5からのレーザビー
ム出射方向は前記下フレーム部11Aと前記上フレーム
部11Bとの対向方向と直交する方向(z軸方向)であ
る。また、前記フォトダイオード4bの検出領域は前記
下フレーム部11Aと前記上フレーム部11Bとの対向
方向と直交する平面(yz平面)と略平行に形成されて
いる。
【0075】前記下フレーム部11Aには、フォトダイ
オード4aからの信号を出力するリードフレーム(第1
の配線部)131、半導体レーザ素子5に電力を供給す
るリードフレーム(第1の配線部)132、及びフォト
ダイオード4aと半導体レーザ素子5とに共通(例え
ば、アース用)のリードフレーム(第1の配線部)13
3が設けられており、該リードフレーム131、13
2、133は筐体より外部に突出している。
【0076】また、前記上フレーム部11Bには、フォ
トダイオード4bの分割された各検出領域からの信号を
出力する複数のリードフレーム(第2の配線部)14
1、141・・、及び各フォトダイオード4bに共通
(例えば、アース用)のリードフレーム(第2の配線
部)142が設けられており、該リードフレーム14
1、141・・、142は筐体より外部に突出してい
る。
【0077】前記透過型ホログラム素子7は、前記透過
型3分割用回折格子6からの3本の主ビームを0次で透
過させることが出来、また光記録媒体から反射して戻っ
てきた3本の帰還ビームを前記回折格子6の格子面6a
を避けるように左側又は右側(1次又は−1次)に回折
させるように構成されている。
【0078】また、光ピックアップ装置は、上記の投受
光ユニットに接続されるハウジングを有する。ハウジン
グには透過型ホログラム素子7と光学記録媒体との間で
レーザ光の光軸方向を変化させる反射ミラー及びレーザ
光を光学記録媒体の表面に集光させる対物レンズが取り
付けられている。
【0079】図6は上記光ピックアップ装置におけるビ
ーム進行状態を示す側面図、図7は上記ピックアップ装
置におけるビーム進行状態を示す上面図である。
【0080】この光ピックアップ装置では、前記半導体
レーザ素子5の前端面側から出力されたレーザビーム
は、透過型3分割用回折格子6で0次ビームと±1次回
折ビームの3本のビームに分割された後、透過型ホログ
ラム素子7に入射する。前記透過型ホログラム素子7を
透過した3本のビームは反射ミラー8で上方に反射され
た後、対物レンズ9の集光作用により光記録媒体1に主
スポット、副スポットX、Yとして集光される。
【0081】前記光記録媒体1に主スポット、副スポッ
トX、Yとして集光された3本の主ビームは、前記光記
録媒体1で該媒体1に記録されている情報を有する情報
信号を含んだ3本の帰還ビームとして反射され、対物レ
ンズ9を通り、反射ミラー8で反射された後、透過型ホ
ログラム素子7に入射する。
【0082】前記透過型ホログラム素子7を1次(又は
−1次)回折で透過した前記3本の反射ビームは、前記
透過型3分割回折格子6の回折格子面6aの右側、若し
くは左側を透過した後、前記反射ミラー12で上方側に
反射されて、前記フォトダイオード4bに入射される。
【0083】前記フォトダイオード4bに入射した帰還
ビームは、電気信号に変換されてリードフレーム14
1、141・・より出力され、周知の如く光記録媒体1
に記録された情報の再生、トラッキングサーボ、フォー
カシングサーボが行われる。
【0084】上述のような第1の実施の形態の光ピック
アップ装置では、半導体レーザ素子5に接続されている
リードフレーム131、132、133は下フレーム部
11Aに設けられ、フォトダイオード4bに接続されて
いるリードフレーム141、142は上フレーム部11
Bに設けられている。即ち、前記リードフレーム13
1、132、133と前記リードフレーム141、14
2とは、同一平面では無く、X軸方向に高低差をもって
異なるフレーム部に設けられている。このため、リード
フレームを設けるために下フレーム部11A或いは上フ
レーム部11Bの横幅を拡げる必要は無く、光ピックア
ップ装置の投受光ユニットの筐体の横幅を小型にするこ
とが可能となる。
【0085】また、このような構成の光ピックアップ装
置の投受光ユニットでは、前記下フレーム部11Aと上
フレーム部11Bとを接着固定する際、両フレーム部を
接合面に沿って相互に移動させることにより、帰還ビー
ムがフォトダイオード4bの最適位置に入射するように
位置決めすることが出来、半導体レーザ素子5からのビ
ームを進行状態を最適状態にすることが可能となる。そ
して、位置決めした後、下フレーム部11Aと上フレー
ムB11Bとを接着固定して光ピックアップ装置の投受
光ユニットが製造される。このため、フォトダイオード
4bに帰還ビームを導く反射ミラー12に移動機構を設
ける必要が無くなり、反射ミラーの取り付け構造が簡素
化される。これにより、下フレーム部11Aと上フレー
ム部11Bとからなる筐体の厚さ(X軸方向の幅)を小
さくすることができる。
【0086】また、図8に示すように、反射ミラー8を
下フレーム部11Aの基体上面に設けた構成でも、上述
の第1の実施の形態と同様の効果を得ることが出来る。
【0087】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0088】図9は第2の実施の形態の光ピックアップ
装置の分解斜視図、図10は上記光ピックアップ装置の
下フレーム部を斜め上方より観た斜視図、図11は上記
光ピックアップ装置の上フレーム部を斜め下方より観た
斜視図、図12は上記光ピックアップ装置の外観を示す
斜視図、図13は光ピックアップ装置の側断面図、図1
4は下フレーム部とホログラム保持部との接合状態を示
すための前方から観た側面図である。
【0089】この第2の実施の形態の光ピックアップ装
置は、レーザ素子からのビームの進行経路に関する構成
については、上述の第1の実施の形態の光ピックアップ
装置と同一であるため、同一の光学部品に対しては同一
符号を付している。
【0090】この第2の実施の形態の光ピックアップ装
置の投受光ユニットでは、下フレーム部(第1の固定
部)15Aと上フレーム部(第2の固定部)15Bとホ
ログラム保持部(第3の固定部)11Cとを接着固定す
ることにより筐体が構成されている。前記下フレーム部
15Aの基体上面には、導電性ヒートシンク3、透過型
3分割用回折格子6、及び光記録媒体からの帰還ビーム
を上方に向けて反射する反射ミラー12が取り付けられ
ており、前記導電性ヒートシンク3の上面にはレーザパ
ワーモニタ用のフォトダイオード4aが設けられると共
に、半導体レーザ素子5が取り付けられている。一方、
前記上フレーム部15Bの基体下面には、前記反射ミラ
ー12で反射された帰還ビームを検出するフォトダイオ
ード4bが設けられている。
【0091】この第2の実施の形態の光ピックアップ装
置では、透過型ホログラム素子7はホログラム保持部1
5Cの下端部に固定されている。
【0092】前記下フレーム部15Aには、フォトダイ
オード4aからの信号を出力するリードフレーム13
1、半導体レーザ素子5に信号を供給するリードフレー
ム132、及びフォトダイオード4aと半導体レーザ素
子5とに共通(例えば、アース用)のリードフレーム1
33が設けられており、該リードフレーム131、13
2、133は筐体より外部に突出している。
【0093】また、前記上フレーム部15Bには、フォ
トダイオード4bの分割された各検出領域からの信号を
出力する複数のリードフレーム141、141・・、及
び各フォトダイオード4bに共通(例えば、アース用)
のリードフレーム142が設けられており、該リードフ
レーム141、141・・、142は光ピックアップ筐
体より外部に突出している。
【0094】前記下フレーム部15A及び前記上フレー
ム部15Bは、下フレーム部15Aの接合面151Aと
上フレーム部15Bの接合面151Bとを接着固定する
ことにより両者は一体化されており、また、前記下フレ
ーム部15A及び前記ホログラム保持部15Cは、下フ
レーム部15Aの接合面151Aとホログラム保持部1
5Cの接合面151Cとを接着固定することにより両者
は一体化されている。
【0095】前記下フレーム部15A、前記上フレーム
部15Bの接合面151A、151Bは、両フレーム部
が一体化する際、前記上フレーム部15Bが前記上フレ
ーム部15Aに対して平面方向(下フレーム部15Aと
上フレーム部15Bとの対向方向と直交する面方向)に
2次元的に移動可能となるように構成されている。
【0096】また、前記下フレーム部15A、前記ホロ
グラム保持部15Cの接合面152A、152Cは、両
者が一体化する際に前記ホログラム保持部15Cが前記
上フレーム部15Aに対してレーザビームの入出射方向
(図13のz軸方向、図14の紙面と直交する方向)に
1次元的に移動可能となるように構成されている。
【0097】従って、このような構成の光ピックアップ
装置では、下フレーム部15Aと上フレーム部15Bと
を接着固定する際、前記上フレーム部15Bの位置を下
フレーム部15Aに対して最適位置となるように平面方
向に微調整しながら位置調整した後、両者を接合する。
これにより、光記録媒体からの帰還ビームのフォトダイ
オード4bへの入射位置は、前記平面方向(y、z平
面)において2次元的に最適位置に調整することが可能
となる。また、下フレーム部15Aとホログラム保持部
15Cとを接着固定する際、前記ホログラム保持部15
Cの位置を下フレーム部15Aに対して最適位置となる
ようにレーザビームの入出射方向に微調整しながら位置
調整した後、両者を接合する。これにより、光記録媒体
からの帰還ビームのフォトダイオード4bへの前記下フ
レーム部15Aと上フレーム部15Bとの対向方向(x
軸方向)における入射位置、即ち焦点位置を1次元的に
最適位置に調整することが可能となる。
【0098】この第2の実施の形態の光ピックアップ装
置においても、上述の第1の実施の形態において図6、
図7を用いて説明した場合と同様にレーザビームは進行
する。
【0099】即ち、前記半導体レーザ素子5の前端面側
から出力されたレーザビームは、透過型3分割用回折格
子6で0次ビームと±1次の回折ビームの主ビームに分
割された後、透過型ホログラム素子7に入射する。前記
透過型ホログラム素子7を透過した3本のビームは反射
ミラー8で上方に反射された後、対物レンズ9の集光作
用により光記録媒体1に主スポット、副スポットX、Y
として集光される。
【0100】前記光記録媒体1に主スポット、副スポッ
トX、Yとして集光された3本のビームは、前記光記録
媒体1で該媒体1に記録されている情報を有する情報信
号を含んだ3本の帰還ビームとして反射され、対物レン
ズ9を通り、反射ミラー8で反射された後、透過型ホロ
グラム素子7に入射する。
【0101】前記透過型ホログラム素子7を1次(又は
−1次)回折で透過した前記3本の反射ビームは、前記
透過型3分割回折格子6の回折格子面6aの右側、若し
くは左側を透過した後、前記反射ミラー12で上方側に
反射されて、前記フォトダイオード4bに入射される。
【0102】前記フォトダイオード4bに入射した帰還
ビームは、電気信号に変換されてリードフレーム14
1、141・・より出力され、周知の如く光記録媒体1
に記録された情報の再生、トラッキングサーボ、フォー
カシングサーボが行われる。
【0103】上述のような第2の実施の形態の光ピック
アップ装置においても、半導体レーザ素子5に接続され
ているリードフレーム131、132、133とフォト
ダイオード4bに接続されているリードフレーム14
1、142とが、同一平面では無く、別々のフレームに
高低差をもって設けられているため、リードフレームを
設けるために下フレーム部15A或いは上フレーム部1
5B、即ち筐体全体の構成を幅広にする必要は無く、小
型化に適している。
【0104】また、このような構成の光ピックアップ装
置では、前記下フレーム部15Aに上フレーム部15B
とホログラム保持部15Cとを接着固定する際、下フレ
ーム部15Aと上フレーム部15Bとを接合面151
A、151Bに沿って相対移動させ、また下フレーム部
15Aとホログラム保持部15Cとを接合面152A、
152C及び案内面153Aに沿って相対移動させて位
置決めした後、接着固定させる。これにより、フォトダ
イオード4bは光学記録媒体からの帰還光が最適入射位
置及び最適焦点位置に入射するように調整することが出
来る。
【0105】図15は上述の第1、第2の実施の形態、
及び下術の第3〜第5の実施の形態の光ピックアップ装
置におけるフォトダイオード4bの検出領域を示す図で
ある。
【0106】図15(a)に示すように、透過型3分割
用回折格子6の回折方向がy軸方向の場合には、0次の
回折光に基づく帰還光が入射する検出領域41と、+1
次及び−1次の回折光に基づく2つの帰還光が夫々入射
する分割領域42、42が、前記検出領域41の両側に
y軸方向に沿って配置される。また、図15(b)に示
すように、透過型3分割用回折格子6の回折方向がx軸
方向の場合には、0次の回折光に基づく帰還光が入射す
る分割領域41のz軸方向の両側に+1次及び−1次の
回折光に基づく帰還光が夫々入射する分割領域42、4
2が配置される。
【0107】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。
【0108】図16は第3の実施の形態の光ピックアッ
プ装置の構成を示す分解斜視図、図17は上記光ピック
アップ装置の外観を示す斜視図、図18は上記光ピック
アップ装置の構成を示す側部断面図、図19は上記光ピ
ックアップ装置の構成を示す平面断面図、図20は上記
光ピックアップ装置の組み立て状態を示す斜視図であ
る。
【0109】この第3の実施の形態の光ピックアップ装
置は、第2の実施の形態の光ピックアップ装置に対して
リードフレームの構成が異なる。そこで、第2の実施の
形態の光ピックアップ装置と同一部分については、同一
符号を付している。
【0110】第3の実施の形態の光ピックアップ装置の
投受光ユニットでは、下フレーム部15Aと上フレーム
部11Bとホログラム保持部11Cとによって筐体が構
成されている。前記下フレーム部11Aの基体上面(主
面)上には、導電性ヒートシンク3、透過型3分割用回
折格子6、反射ミラー12が取り付けられている。前記
反射ミラー12は光学記録媒体からの帰還光を上方に向
けて反射する。また、前記導電性ヒートシンク3の上面
には、レーザパワーモニター用のフォトダイオード4a
が設けられるとともに、半導体レーザ素子5が取り付け
られている。また、前記上フレーム部15Bの基体下面
(主面)には、前記反射ミラー12で反射された帰還光
を検出するフォトダイオード4bが設けられている。さ
らに、前記ホログラム保持部15Cには透過型ホログラ
ム素子7が固定されている。
【0111】図20に示すように、光ピックアップ装置
は投受光ユニットに接続されるハウジング17を備え
る。前記ハウジング17は、前記投受光ユニットを受け
入れる凹部17aを有し、反射ミラー8、対物レンズ
9、及び対物レンズ9を駆動するアクチュエータ18が
取り付けられている。
【0112】図19に示すように、前記下フレーム部1
5Aには、前記フォトダイオード4aからの信号を出力
するリードフレーム131、前記半導体レーザ素子5に
信号を供給するリードフレーム132、及び前記フォト
ダイオード4aと前記半導体素子5とに共通の、例えば
アース用のリードフレーム133が設けられている。前
記各リードフレーム131〜133の一端は前記下フレ
ーム部15Aに固定され、他端は前記下フレーム部15
Aから外部に突出している。また、前記リードフレーム
133は、下フレーム部15Aの側面から外方に突出し
た放熱部16を有する。
【0113】前記リードフレーム133の上面には前記
ヒートシンク3を介して前記半導体レーザ素子5が配置
されている。前記半導体レーザ素子5は出力時に発熱す
るため、発熱した熱を放熱する必要がある。そこで、前
記ヒートシンク3が設けられている。前記半導体レーザ
素子5からの熱は前記ヒートシンク3を通り前記リード
フレーム133に伝えられ、更に前記放熱部16から外
部に放熱される。
【0114】図20において、前記ハウジング17は、
前記投受光ユニットを受け入れる凹部17aを有してい
る。前記投受光ユニットの放熱部16は、前記凹部17
aに形成された接触面17bに接触するように取り付け
られる。これにより、前記半導体レーザ素子から前記放
熱部16に伝えられた熱は、前記接触面17bを通じて
前記ハウジング17に伝えられる。これにより、前記半
導体レーザ素子5の熱が前記ハウジング17側に移動し
て、前記半導体レーザ素子5が冷却される。
【0115】また、前記上フレーム部15Bには、フォ
トダイオード4bの分割された各検出領域からの信号を
出力する複数のリードフレーム141及び各検出領域に
共通の、例えばアース用のリードフレーム142が設け
られている。前記各リードフレーム141、142の一
端は前記上フレーム部15Bに固定され、他端は上フレ
ーム部15Bから外部に突出している。
【0116】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。
【0117】図21は第4の実施の形態の光ピックアッ
プ装置の投受光ユニットの断面構造を示し、図22は上
フレーム部15Bを示している。この第4の実施の形態
における光ピックアップ装置は、第3の実施の形態の光
ピックアップ装置に対して、上フレーム15Bの構造が
異なる。
【0118】前記上フレーム部15は、不透明の絶縁性
材料、例えばプラスチックやセラミック等から形成され
ている。前記上フレーム部15Bの下面中央には凹部1
9が形成されており、この凹部19内にリードフレーム
141、142の端部が露出している。前記リードフレ
ーム142の端部にはフォトダイオード4bが取り付け
られている。前記フォトダイオード4bと前記各リード
フレーム141、142とはワイヤにより電気的に接続
されている。前記フォトダイオード4bが配置された前
記凹部19には、アクリル樹脂等の透明な熱硬化性樹脂
が充填されている。これにより、フォトダイオード4
b、及びフォトダイオード4bとリードフレーム14
1、142とのワイヤ接続部分が透明の熱硬化性樹脂か
らなる被覆部20により保護される。
【0119】そのため、前記上フレーム部15Bの組み
立て時に、前記フォトダイオード4bのワイヤ接続部分
が異物との接触により破断することが防止される。さら
に、湿気の侵入が防止され、前記フォトダイオード4b
の耐湿性が向上する。
【0120】更に、透明の熱硬化性樹脂は、前記反射ミ
ラー12から反射される帰還光を透過する。これによ
り、帰還光をフォトダイオード4bの検出領域に十分に
導くことができる。
【0121】尚、上フレーム部15Bの被覆部20のみ
ならず、上フレーム部15B全体を透明の熱硬化性樹脂
等で形成してもよい。
【0122】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。
【0123】図23は第5の実施の形態の光ピックアッ
プ装置の外観斜視図、図24は上記光ピックアップ装置
の分解斜視図、図25は上記光ピックアップ装置の正面
断面図、図26は上記光ピックアップ装置の構成を示す
分解斜視図、図27は上記光ピックアップ装置の上フレ
ーム部の平面図、図28は上記光ピックアップ装置の下
フレーム部の平面図である。
【0124】この第5の実施の形態の光ピックアップ装
置は、樹脂モールドよりなる下フレーム部(第1の固定
部)21Aと、上フレーム部(第2の固定部)21B
と、ホログラム保持部(第3の固定部)21Cとが接着
固定された筐体を有する。前記下フレーム部21Aは、
半導体レーザ素子5等が配置される第1支持部22と、
前記ホログラム保持部21Cが配置される第2支持部2
3とを備える。前記第1支持部22は、上部支持面(第
1の面)22a、傾斜面22b及び下部支持面22cか
らなる底面と、その周囲を取り囲む側面とから構成され
ている。前記上部支持面22aは前記下部支持面22c
に対して鉛直上方の位置に形成され、その表面上にリー
ドフレーム133を介して導電性ヒートシンク3が配置
されている。前記導電性ヒートシンク3の上面には半導
体レーザ素子5が配置されている。
【0125】また、下部支持面22cには透過型3分割
用回折格子6が配置されている。前記3分割用回折格子
6は前記半導体レーザ素子5側の表面に等ピッチの凹凸
からなる回折格子面6aが形成されており、前記半導体
レーザ素子から出射されたレーザ光を0次と±1次の3
本の回折光に分割して出射する。
【0126】前記下フレーム部21Aの第2支持部23
は第1支持部22に比べて幅狭に形成されており、底面
23aおよび両側面によって前記ホログラム保持部21
Cの収納部が構成されている。
【0127】前記ホログラム保持部21Cは内部に透過
型ホログラム素子7を有している。前記ホログラム保持
部21Cは前記第2支持部23に装着され、z軸に沿っ
て移動されることによって前記透過型ホログラム素子7
の位置調整が行われる。
【0128】前記下フレーム部21Aには、フォトダイ
オード4aからの信号を出力するリードフレーム13
1、前記半導体レーザ素子5に電力を供給するリードフ
レーム132、及び前記フォトダイオード4aと前記半
導体レーザ素子5とに共通する、例えばアース用のリー
ドフレーム133が設けられている。前記各リードフレ
ーム131〜133の端部は、前記下フレーム部21A
から外部に突出している。
【0129】前記上フレーム部21Bには、前記フォト
ダイオード4aの分割された各検出領域からの信号を出
力する複数のリードフレーム141、及び各検出領域に
共通の、例えばアース用のリードフレーム142が設け
られている。また、前記上フレーム部21Bは、前記下
フレーム部21Aの第1支持面22の上面を覆うように
形成され、垂直面(第3の面)210Bを有している。
前記リードフレーム141、142の端部は、前記上フ
レーム部21Bの水平面(第2の面)211Bに沿って
配置され、その先端部が前記垂直面210Bに沿って折
り曲げられている。前記フォトダイオード4aは、前記
リードフレーム142の折り曲げられた先端部142a
(折り曲げ部)上に取り付けられている。これにより、
フォトダイオード4bの検出領域は垂直方向に配置され
る。更に、前記フォトダイオード4bは、複数のリード
フレーム141、142の端部とワイヤ143により電
気的に接続されている。前記各リードフレーム141、
142の端部は、前記上フレーム部21Bから外部に突
出している。
【0130】上述の投受光ユニットを有する光ピックア
ップ装置において、前記半導体レーザ素子5の前端面側
から出力されたレーザ光は、前記透過型3分割用回折格
子6で0次ビームと±1次の3本の回折光に分割された
後、前記透過型ホログラム素子7に入射する。そして、
前記透過型ホログラム素子7を透過した3本の回折光
は、反射ミラー(図示せず)の集光作用により光学記録
媒体に主スポット及び2つの副スポットとして集光され
る。
【0131】前記光学記録媒体に主スポット及び2つの
副スポットとして集光された3本の回折光は、この光学
記録媒体に記録されている情報を含む3本の帰還光とし
て反射され、対物レンズを通り前記反射ミラーで反射さ
れた後、前記透過型ホログラム素子7に入射する。
【0132】前記透過型ホログラム素子7を1次(また
は−1次)回折で透過した3本の帰還光は、前記透過型
3分割用回折格子6の回折格子面6aの上側を透過した
後、前記上フレーム部21Bの垂直面210Bに取り付
けられたフォトダイオード4bに入射する。前記フォト
ダイオード4bに入射した帰還光は、電気信号に変換さ
れてリードフレーム141より出力され、この出力に基
づいて光学記録媒体に記録された情報の再生、トラッキ
ングサーボ、フォーカシングサーボが行われる。
【0133】次に、上述の第1〜第5の実施の形態の光
ピックアップ装置を用いた光学記録媒体駆動装置につい
て説明する。図29に示すように、光学記録媒体駆動装
置50は、光学記録媒体1を回転駆動させるモータ5
5、及び該モータ55の動作を制御する回転制御系56
を有する。前記光学記録媒体1の下面側には光ピックア
ップ装置40が配置されている。前記光ピックアップ装
置40は、送りモータ51によって検出位置が前記光学
記録媒体1の半径方向に移動される。前記送りモータの
動作は送りモータ制御系52により制御される。更に、
前記光ピックアップ装置40の動作は、光ピックアップ
制御系53により制御され、前記光ピックアップ装置4
0からの検出信号は信号処理系54により制御される。
また、前記光学記録媒体駆動装置50の各処理系の動作
はドライブコントローラ57により制御される。
【0134】この光学記録媒体駆動装置50は、ドライ
ブインターフェース58を介して記録再生装置に接続さ
れ、検出信号に基づいた情報再生処理等が行われる。上
述のような光学記録媒体駆動装置50は、第1〜第5の
実施の形態の光ピックアップ装置を用いることにより、
光学記録媒体からの情報の読み出し等を正確に行うこと
が可能となる。
【0135】尚、上述の第3の実施の形態の光ピックア
ップ装置において、リードフレームに設けられた放熱部
は、他の実施の形態の光ピックアップ装置のリードフレ
ームに設けられてもよい。これにより、半導体レーザ素
子の動作時に、半導体レーザ素子の発熱による温度上昇
を抑制することが出来る。
【0136】また、第4の実施の形態の光ピックアップ
装置において、透明材料からなる被覆部20又は上フレ
ーム部15Bは、他の実施の形態における上フレーム部
に適用することが出来る。これにより、フォトダイオー
ド周辺領域を保護することが出来る。
【0137】
【発明の効果】本発明によれば、レーザビーム出射手段
に接続されている配線部と光検出手段に接続されている
配線部とを効率良く配置し、小型化に適した光ピックア
ップ装置及びそれを備えた光学記録媒体駆動装置を提供
し得る。
【0138】更に、本発明によれば、上述の効果に加
え、簡単な構成で光記録媒体により反射されたレーザビ
ームが光検出手段に最適状態で入射するように調整する
ことが出来る光ピックアップ装置及びそれを備えた光学
記録媒体駆動装置を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の光ピックアップ装
置の構成を示す側断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の光ピックアップ装
置の下フレーム部の構成を示す上面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の光ピックアップ装
置の上フレーム部の構成を示す下面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の光ピックアップ装
置の外観を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の光ピックアップ装
置の外観を示す斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の光ピックアップ装
置におけるレーザビームの進路を示す側面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の光ピックアップ装
置におけるレーザビームの進路を示す上面図である。
【図8】本発明の他の第1の実施の形態の光ピックアッ
プ装置の構成を示す側断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態の光ピックアップ装
置の構成を示す分解斜視図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の光ピックアップ
装置の下フレーム部の構成を示す斜視図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態の光ピックアップ
装置の上フレーム部の構成を示す斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態の光ピックアップ
装置の外観を示す斜視図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態の光ピックアップ
装置の構成を示す側断面図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態の光ピックアップ
装置における下フレーム部とホログラム保持部との接合
状態を示す図である。
【図15】本発明の光ピックアップ装置におけるフォト
ダイオードの構成を示す平面図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態の光ピックアップ
装置の構成を示す分解斜視図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態の光ピックアップ
装置の外観を示す斜視図である。
【図18】本発明の第3の実施の形態の光ピックアップ
装置の構成を示す側部断面図である。
【図19】本発明の第3の実施の形態の光ピックアップ
装置の構成を示す平面断面図である。
【図20】本発明の第3の実施の形態の光ピックアップ
装置の組み立て状態を示す斜視図である。
【図21】本発明の第4の実施の形態の光ピックアップ
装置の側部断面図である。
【図22】本発明の第4の実施の形態の光ピックアップ
装置の上フレーム部の斜視図である。
【図23】本発明の第5の実施の形態の光ピックアップ
装置の外観斜視図である。
【図24】本発明の第5の実施の形態の光ピックアップ
装置の分解斜視図である。
【図25】本発明の第5の実施の形態の光ピックアップ
装置の正面断面図である。
【図26】本発明の第5の実施の形態の光ピックアップ
装置の構成を示す分解斜視図である。
【図27】本発明の第5の実施の形態の光ピックアップ
装置の上フレーム部の平面図である。
【図28】本発明の第5の実施の形態の光ピックアップ
装置の下フレーム部の平面図である。
【図29】本発明の光ピックアップ装置を用いた光学記
録媒体駆動装置の構成を示すブロック図である。
【図30】従来の光ピックアップ装置の構成を示す側断
面図である。
【図31】従来の光ピックアップ装置の構成を示す上面
図である。
【符合の説明】
1 光記録媒体 4b フォトダイオード(光検出器) 5 半導体レーザ素子(光源) 6 透過型3分割回折格子(分割用回折手段) 7 透過型ホログラム素子(第1の回折素子) 9 対物レンズ(集光器) 11A 下フレーム部(第1の固定部) 11B 上フレーム部(第2の固定部) 12 反射ミラー(光路変更手段) 131、132、133 リードフレーム(第1の配線
部) 141、142 リードフレーム(第2の配線部) 15A、21A 下フレーム部(第1の固定部) 15B、21B 上フレーム部(第2の固定部) 15C ホログラム保持部(第3の固定部) 16 放熱部 20 被覆部 142b 先端部(折り曲げ部) 153A 案内面 210B 垂直面(第3の面)
フロントページの続き (72)発明者 森 和思 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 澤田 稔 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 茨木 晃 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の固定部と、前記第1の固定部上に
    配置された第2の固定部と、前記第1の固定部に設けら
    れた第1の配線部と、前記第2の固定部に設けられた第
    2の配線部と、前記第1の固定部に設けられ、且つ前記
    第1の配線部と電気的に接続され、光を出射する光源
    と、前記第2の固定部に設けられ、且つ前記第2の配線
    部と電気的に接続され、前記光源から出射された光に基
    づく帰還光を検出する光検出器とを備えることを特徴と
    する光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の固定部が第1の面を有し、前
    記第2の固定部が前記第1の面にほぼ平行に対向する第
    2の面を有し、前記光源は前記第1の面に平行な方向に
    光を出射するように配置され、前記光検出器は前記第2
    の面に平行な方向に入射する前記帰還光を受光するよう
    に配置されていることを特徴とする請求項1記載の光ピ
    ックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の固定部及び前記第2の固定部
    は、前記第1の面に平行な接合面を有し、組み立て時
    に、前記接合面に沿って前記第1の固定部と前記第2の
    固定部とが相対的に移動可能に接合されることを特徴と
    する請求項2記載の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の配線部は前記第1の面と平行
    となるように配置され、前記第2の配線部は前記第2の
    面と平行となるように配置されたことを特徴とする請求
    項2記載の光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の固定部は前記帰還光を反射し
    て前記光検出器に導く反射部材を有することを特徴とす
    る請求項2記載の光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の配線部は前記第1の固定部か
    ら突出した突出部を有し、前記第2の配線部は前記第2
    の固定部から突出した突出部を有することを特徴とする
    請求項2記載の光ピックアップ装置
  7. 【請求項7】 前記第1の配線部の突出部と、前記第2
    の配線部の突出部とが同一方向に突出していることを特
    徴とする請求項2記載の光ピックアップ装置。
  8. 【請求項8】 前記光源は、前記第1及び第2の固定部
    の一方の端部から光を出射し、前記第1及び前記第2の
    配線部の前記突出部は、前記第1及び第2の固定部の他
    方の端部から突出してことを特徴とする請求項7記載の
    光ピックアップ装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の配線部は、前記第1の固定部
    の側面から突出した放熱部を有することを特徴とする請
    求項8記載の光ピックアップ装置。
  10. 【請求項10】 前記光源は前記第1の配線部に取り付
    けられ、前記光検出器は前記第2の配線部に取り付けら
    れることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装
    置。
  11. 【請求項11】 前記第1の配線部の上に配置されたヒ
    ートシンクを備えることを特徴とする請求項1記載の光
    ピックアップ装置。
  12. 【請求項12】 前記光源は前記ヒートシンク上に配置
    された半導体レーザ素子であることを特徴とする請求項
    11記載の光ピックアップ装置。
  13. 【請求項13】 前記光検出器は、前記帰還光を受光す
    る受光面を有し、該受光面が前記光源の光出射方向と平
    行となるように配置されていることを特徴とする請求項
    2記載の光ピックアップ装置。
  14. 【請求項14】 前記第2の固定部は、前記光検出器を
    被覆する被覆部を有し、且つ前記第2の固定部の少なく
    とも前記被覆部が透明材料からなることを特徴とする請
    求項13記載の光ピックアップ装置。
  15. 【請求項15】 前記光源は前記第1の配線部に取り付
    けられ、前記光検出器は前記第2の配線部に取り付けら
    れることを特徴とする請求項13記載の光ピックアップ
    装置。
  16. 【請求項16】 前記光源は、レーザ光を出射する半導
    体レーザ素子であることを特徴とする請求項15記載の
    光ピックアップ装置。
  17. 【請求項17】 前記半導体レーザ素子のレーザ光の出
    射方向側に配置され、前記半導体レーザ素子から出射さ
    れたレーザ光に基づく帰還光を回折する第1の回折素子
    と、前記第1の回折素子により回折された前記帰還光を
    前記検出器に導く光学系とを備えることを特徴とする請
    求項16記載の光ピックアップ装置。
  18. 【請求項18】 前記第1の固定部上に取り付けられる
    第3の固定部を備え、前記第1の回折素子は前記第3の
    固定部に取り付けられていることを特徴とする請求項1
    7記載の光ピックアップ装置。
  19. 【請求項19】 前記第1の固定部は、前記第1の回折
    素子が前記半導体レーザ素子の光出射方向に沿って移動
    可能となるように前記第3の固定部を案内する案内面を
    有することを特徴とする請求項18記載の光ピックアッ
    プ装置。
  20. 【請求項20】 前記第1の回折素子は前記第1の固定
    部の前記第1の面に配置されていることを特徴とする請
    求項17記載の光ピックアップ装置。
  21. 【請求項21】 前記第1の回折素子は透過型ホログラ
    ム素子であることを特徴とする請求項17記載の光ピッ
    クアップ装置。
  22. 【請求項22】 前記半導体レーザ素子と前記第1の回
    折素子との間に配置され、前記半導体レーザ素子から出
    射されたレーザ光を複数の光束に分割する第2の回折素
    子を備えることを特徴とする請求項17記載の光ピック
    アップ装置。
  23. 【請求項23】 前記半導体レーザ素子から出射された
    レーザ光を光学記録媒体上に集光する集光器を備えるこ
    とを特徴とする請求項22記載の光ピックアップ装置。
  24. 【請求項24】 前記第1の固定部は、前記帰還光を反
    射して前記受光面に導く反射部材を有することを特徴と
    する請求項13記載の光ピックアップ装置。
  25. 【請求項25】 前記光検出器は、前記帰還光を受光す
    る受光面を有し、且つ前記受光面が前記光源の光出射方
    向に直交するように配置されていることを特徴とする請
    求項2記載の光ピックアップ装置。
  26. 【請求項26】 前記光源は前記第1の固定部に取り付
    けられ、前記光検出器は前記第2の配線部に取り付けら
    れることを特徴とする請求項25記載の光ピックアップ
    装置。
  27. 【請求項27】 前記光源はレーザを出射する半導体レ
    ーザ素子であることを特徴とする請求項26記載の光ピ
    ックアップ装置。
  28. 【請求項28】 前記第2の固定部は、前記半導体レー
    ザ素子の光出射方向に直交する第3の面を有し、前記第
    2の配線部の先端には、前記第3の面に沿うように折り
    曲げられた折り曲げ部が形成されており、前記光検出器
    は前記第2の配線部の前記折り曲げ部に配置されている
    ことを特徴とする請求項27記載の光ピックアップ装
    置。
  29. 【請求項29】 前記半導体レーザ素子の光出射方向側
    に配置され、前記半導体レーザ素子から出射されたレー
    ザ光に基づく帰還光を回折して前記光検出器に導く第1
    の回折素子を備えることを特徴とする請求項28記載の
    光ピックアップ装置。
  30. 【請求項30】 前記第1の固定部上に取り付けられる
    第3の固定部を備え、前記第1の回折素子は前記第3の
    固定部上に取り付けられていることを特徴とする請求項
    29記載の光ピックアップ装置。
  31. 【請求項31】 前記第1の回折素子は透過型ホログラ
    ム素子であることを特徴とする請求項29記載の光ピッ
    クアップ装置。
  32. 【請求項32】 前記半導体レーザ素子と前記第1の回
    折素子との間に配置され、前記半導体レーザ素子から出
    射されたレーザ光を複数の光束に分割する第2の回折素
    子を備えることを特徴とする請求項29記載の光ピック
    アップ装置。
  33. 【請求項33】 前記半導体レーザ素子から出射された
    レーザ光を光学記録媒体上に集光する集光器を備えるこ
    とを特徴とする請求項32記載の光ピックアップ装置。
  34. 【請求項34】 前記第1の固定部は前記第1の面に平
    行な扁平形状を有することを特徴とする請求項2記載の
    光ピックアップ装置。
  35. 【請求項35】 光学記録媒体から光学的に情報を読み
    出す光学記録媒体駆動装置であって、前記光学記録媒体
    に光を出射し、前記光学記録媒体からの帰還光を受光す
    る光ピックアップ装置と、前記光学記録媒体を回転させ
    る回転駆動機構と、前記光ピックアップ装置を前記光学
    記録媒体の半径方向に移動させる光ピックアップ機構
    と、前記光ピックアップ装置から出力される信号を処理
    する処理部とを備え、前記光ピックアップ装置が、第1
    の固定部と、前記第1の固定部上に配置された第2の固
    定部と、前記第1の固定部に設けられた第1の配線部
    と、前記第2の固定部に設けられた第2の配線部と、前
    記第1の固定部に設けられ、且つ前記第1の配線部と電
    気的に接続され、光を出射する光源と、前記第2の固定
    部に設けられ、且つ前記第2の配線部と電気的に接続さ
    れ、前記光源から出射された光に基づく帰還光を検出す
    る光検出器とを備えることを特徴とする光学記録媒体駆
    動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001033562A1 (fr) * 1999-10-29 2001-05-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Tete optique et dispositif d'alimentation electrique d'une tete optique

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