JPH10240085A - 画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

画像形成装置およびプロセスカートリッジ

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JPH10240085A
JPH10240085A JP9062402A JP6240297A JPH10240085A JP H10240085 A JPH10240085 A JP H10240085A JP 9062402 A JP9062402 A JP 9062402A JP 6240297 A JP6240297 A JP 6240297A JP H10240085 A JPH10240085 A JP H10240085A
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toner
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JP9062402A
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English (en)
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Yasuyuki Ishii
保之 石井
Norio Takami
紀夫 高見
Takashi Hibi
隆 日比
Takeo Shoji
武夫 庄子
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤残量が常時ユーザーに伝達できるとと
もに、現像剤切れの正確な時期もユーザーに伝達できる
画像形成装置、およびプロセスカートリッジである。 【解決手段】 レーザビームプリンタは、感光ドラム1
00、現像器4等を備えたプロセスカートリッジ20を
着脱自在に装着してなる。プリンタ本体は、ビデオカウ
ント方式で現像器4内トナー消費量を検知する逐次検知
手段と、ユーザー表示部902を、カートリッジ20
は、金属棒8を用いて静電容量方式でトナー残量を検知
するニアエンド検知手段と、逐次検知手段の検知結果を
記憶するNVRAM905を有する。逐次検知手段によ
る「トナー消費量」に基づき、ユーザーの必要に応じト
ナー残量を表示し、ニアエンド検知手段によるトナー残
量値と基準値との比較により約25gを切った場合、残
量検知手段を逐次検知手段からニアエンド検知手段に切
換え、「トナー切れ」の警告を表示し、さらに印字可能
枚数を積算して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
プリンタ等の画像形成装置およびその画像形成装置に使
用するプロセスカートリッジに関し、特に現像手段のト
ナー残量の検出の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、像担持体に形成された静電潜像に
トナーを付着させて現像し、得られたトナー像を記録用
紙に転写する画像形成装置においては、現像剤のトナー
を収容しているタンクが現像手段の函体内部に納められ
ているため、外部からトナーの残量を目視により確認す
ることができない。このため、通常は、トナータンク内
にトナー残量検知手段のセンサー部を設置している。
【0003】トナー残量検知手段としては、たとえばセ
ンサにトナーが接しているか否かでトナー残量を検知す
る圧電センサー、磁性トナーの残量を検知する磁気セン
サー、感光ドラムへのトナーを供給する現像ローラへの
ACバイアスを印加している場合に用いるアンテナ感知
式など、種々のニアエンド検知手段がある。
【0004】トナー消費量を逐次検出する手段として
は、特開昭58−224363号公報や特開昭60−2
08777号公報に示されるように、画像のドットを形
成する個々の画像信号をカウントし、所定の係数を乗算
するようにしたプリンタ用記録材量の残量検出装置が提
案されている。
【0005】この逐次検出手段と上記のニアエンド検知
手段とを組合せることにより、トナー残量を逐次ユーザ
に伝えることが可能となり、かつニアエンド検知手段で
正確にトナー無しを伝達することができる。通常、トナ
ー無しが伝達された後、印字率4%で200〜300枚
は印字可能であるが、具体的には印字可能枚数は、使用
する転写材面積と印字率によって異なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ニアエ
ンド検知手段は、トナーがまもなく無くなることを検知
するだけであり、トナー残量を逐次ユーザに正確に伝達
するようにはなっていない。さらにニアエンド検知手段
では、具体的にあとどのくらい印字可能であるかはわか
らない。
【0007】一方、上記の画像のドットを形成する個々
の画像信号をカウントするような逐次検知手段には、画
像の種類(ライン部と孤立ドット)によってトナーの消
費量の誤差を生じるといった問題がある。
【0008】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、ニアエンド検知手段と逐次検知手段を組合せた
検知手段を備えた画像形成装置、およびその画像形成装
置本体に使用されるプロセスカートリッジを提供するこ
とである。
【0009】本出願の第1の発明の目的は、現像剤残量
が常時ユーザに伝達できるとともに、現像剤切れの正確
な時期もユーザに伝達できる画像形成装置を提供するこ
とである。
【0010】本出願の第2の発明の目的は、現像剤残量
が、簡易な構成の逐次検知手段によって常時ユーザに伝
達できるとともに、現像剤切れの正確な時期もユーザに
伝達できる画像形成装置を提供することである。
【0011】本出願の第3の発明の目的は、現像剤残量
が、簡易な構成の逐次検知手段によって常時ユーザに伝
達できるとともに、現像剤切れの正確な時期もユーザに
伝達できる画像形成装置を提供することである。
【0012】本出願の第4の発明の目的は、現像剤残量
が、簡易な構成の逐次検知手段によって常時ユーザに伝
達できるとともに、比較的速い段階において、現像剤切
れの正確な時期もユーザに伝達できる画像形成装置を提
供することである。
【0013】本出願の第5の発明の目的は、現像剤切れ
の警告後の印字可能枚数が正確にユーザに伝達できる画
像形成装置を提供することである。
【0014】本出願の第6、第7、第8、第9および第
10の発明の目的は、画像形成装置本体に装着自在に設
置して、画像形成装置本体と協同して、上記本出願の第
1、2、第3、第4および第5の発明と同じ目的を達成
することができるプロセスカートリッジを提供すること
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にか
かる画像形成装置およびプロセスカートリッジにて達成
される。要約すれば、本出願の第1の発明は、像担持体
と、前記像担持体に形成した静電潜像を現像してトナー
像として可視化する現像手段とを少なくとも備えた画像
形成装置において、前記現像手段内の現像剤の残量を逐
次検知する検知手段と、その現像剤残量の検知結果を書
き込み可能な記憶手段と、前記現像手段内の所定量以下
の現像剤の残量を検知して、現像剤の有無を識る検知手
段と、現像剤残量その他現像剤に関する情報をユーザー
に伝達する報知手段とを有し、前記有無検知手段により
現像剤無しを検知したときに、前記報知手段を介してユ
ーザーへの現像剤無しの警告を伝達することを特徴とす
る画像形成装置である。
【0016】本出願の第2の発明は、第1の発明の画像
形成装置において、前記逐次検知手段が、画像のドット
を形成する個々の画像信号をカウントすることにより、
前記現像手段内の現像剤の残量を検出する機能を有する
ことを特徴とする。
【0017】本出願の第3の発明は、第2の発明の画像
形成装置において、前記画像信号のカウントによる前記
現像手段内の現像剤の残量の検出は、予め実験的に求め
た画像信号に応じた現像剤の消費量データに基づいて行
なうことを特徴とする。
【0018】本出願の第4の発明は、第1〜第3の発明
の画像形成装置において、前記有無検知手段から得られ
る出力信号と現像剤残量との間に所定の換算式に基づい
た相関が得られた時点で、前記逐次検知手段から有無検
知手段に切り替えて、前記報知手段を介した現像剤残量
のユーザーへの伝達を行なうことを特徴とする。
【0019】本出願の第5の発明は、第1〜第4の発明
の画像形成装置において、画像形成に使用された転写材
の寸法の認識手段と、画像形成に使用された転写材枚数
の認識手段と、前記現像手段内に充填した初期現像剤量
に対する現像剤消費量の比率が0%〜100%未満の範
囲で作動し、前記2つの認識手段からの転写材の寸法お
よび枚数の情報により画像形成に使用された総転写材面
積を計算する積算手段と、その積算結果を書き込み可能
な記憶手段と、前記積算手段と連動した現像剤消費量積
算手段と、転写材の面積あたりの現像剤消費量を計算す
る計数手段と、その計数結果を書き込み可能な記憶手段
とを有し、前記現像剤の有無検知手段が現像剤無しの警
告を発した時点で、前記計数手段が作動して転写材の面
積あたりの現像剤消費量を計算し、その計算結果と前記
現像剤無しの警告を発した時点の現像剤残量とに基づ
き、前記現像剤無しの警告を発した時点からの印字可能
枚数を前記報知手段を介してユーザーに伝達することを
特徴とする。
【0020】本出願の第6の発明は、画像形成装置本体
に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジであっ
て、前記像担持体は、像担持体と、前記像担持体に形成
した静電潜像を現像してトナー像として可視化する現像
手段とを少なくとも備えたプロセスカートリッジにおい
て、前記画像形成装置本体に設置された前記現像手段内
の現像剤の残量を逐次検知する検知手段の検知結果を書
き込み可能な記憶手段と、前記現像手段内の所定量以下
の現像剤の残量を検知して、現像剤の有無を識る検知手
段とを有し、前記有無検知手段により現像剤無しを検知
したときに、前記画像形成装置本体に設置された現像剤
残量その他現像剤に関する情報をユーザーに伝達する報
知手段を介して、ユーザーへの現像剤無しの警告を伝達
することを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0021】本出願の第7、第8、第9および第10の
発明は、上記第6の発明のプロセスカートリッジにおい
て、プロセスカートリッジが画像形成装置本体と協同し
て、上記第2、第3、第4および第5の発明と同じ機能
を構成することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0023】実施例1 図1は、本発明の第1の実施例を示す断面図で、本画像
形成装置はレーザビームプリンタを示す。レーザビーム
プリンタは、像担持体100および現像器4等を備えた
プロセスカートリッジ20を着脱自在に装着してなって
おり、本例では、像担持体100、現像器4、クリーニ
ングブレード7を有するクリーナ、帯電ローラ200を
有している。本発明によれば、プロセスカートリッジ2
0には、現像器4内のトナー残量の検知結果を書き込み
可能な記憶手段NVRAMを備える。
【0024】像担持体100は、回転ドラム型の電子写
真感光体(感光ドラム)からなっている。本例では像担
持体、すなわち感光ドラム100は、アルミニウム製の
ドラム基体102の外周面に、感光体層101として有
機光導電体(OPC)層を形成してなり、30mmの外
径を有している。感光ドラム100は、矢印Aの時計方
向に所定のプロセススピード、本例では94.5mm/
秒をもって回転駆動される。
【0025】この回転する感光ドラム100に対し帯電
ローラ200により電源201から電圧を印加すること
により、感光ドラム100の表面が所定の電位に帯電処
理される。帯電処理された感光ドラム100は、露光手
段(半導体レーザ)3から画像情報に応じた露光がなさ
れ、感光ドラム100の表面に画像情報の静電潜像が形
成される。ついで、その潜像は現像器4の現像スリーブ
4a上に担持したトナーで現像される。図示しない給紙
部から適切なタイミングで、感光ドラム100とこの感
光ドラム100に当接されたカートリッジ20外の転写
ローラ6との間の転写部へ転写材5が導入され、現像に
より得られたトナー像は、転写材5に対して転写されて
いく。
【0026】転写部を通ってトナー像を転写された転写
材5は、感光ドラム100の表面から分離されてカート
リッジ20外の図示しない定着部へ搬送され、トナー像
の転写材5への定着が行なわれる。転写後の感光ドラム
100は、クリーニングブレード7により表面の清掃が
行なわれ、帯電以下の作像に繰り返し供せられる。
【0027】図1に示すように、現像器4内には現像ス
リーブ4aと平行に金属棒8が配置されている。この金
属棒8は、ACバイアスが印加された現像スリーブ4a
と金属棒8との間の静電容量の変化により、現像器4内
のトナーの残量を検知するアンテナ感知式検知手段、つ
まり、いわゆるニアエンド検知手段のセンサー部(アン
テナ)を構成している。
【0028】本発明のプリンタは、上記のニアエンド検
知手段の他に、現像剤の逐次検知手段を有している。こ
の逐次検知手段は、転写材の1ページを複数の領域に分
割し、各領域でドット数の多少によって各領域の画像を
ベタ画像か線画像かを区別し、それぞれの領域の画像の
種類に応じたドット1個あたりのトナー消費量を定めて
おき、それにドット数を乗じて各領域内でのトナー消費
量を求め、各領域のトナー消費量を加算することによ
り、転写材1ページあたりのトナー消費量を求めるもの
である。
【0029】本実施例の画像形成装置は、600dpi
(ドット/インチ)のレーザビームプリンタであり、レ
ターサイズ用紙(216mm×279mm)の画像形成
可能領域は204mm×269mmで、ドットに換算す
ると4878ドット×6420ドットである。そこで1
ページを40×60=2400個の領域に分けた。1つ
の領域は、およそ5.1mm×4.5mm(120ドッ
ト×107ドット)の大きさになる。
【0030】つぎに、図2に示す消費量計算回路のフロ
ーについて説明する。図1のホストコンピュータ904
からプリント出力するデータが電気信号として、画像信
号処理部に送られてくる。画像信号処理部でこのデータ
を1走査ラインごとのビデオ信号に変換し、ビデオ信号
に応じてレーザ駆動信号を作り、半導体レーザ3の発光
/消灯を制御して感光ドラム100を照射する。
【0031】ビデオ信号がレーザ発光させる信号となっ
て半導体レーザ3へ送られるときには、水平同期信号
(BD信号)が走査ラインの先頭に来る。BD信号から
一定時間後にビデオ信号が来るので、ビデオ信号の開始
位置はBD信号を検知することによりわかる。各領域内
のドットの計数は、一定時間ごとに再びゼロから計数し
始めるが、計数結果はドット数記憶メモリーに送られ
て、計数した領域ごとに記憶される。このようにして、
各領域でのレーザ走査方向の画素ドット数を計数でき
る。またBD信号を計数すれば走査ラインの数がわか
る。
【0032】本実施例では、107回までは前走査ライ
ンの計数した領域と同じ位置の計数結果は、同じ領域と
して前回の計数結果に加算する。そしてBD信号107
回ごとに同じ位置の走査方向の計数結果を新しい領域に
記憶する。こうして、各領域ごとに0から13054
(122×107ドット)の数字が画素数として記憶さ
れる。このとき、特に走査ライン方向の計数では所定時
間ごとに行なうといっても少しは誤差が生じることもあ
り、各領域が必ずしも常に走査方向が122ドットには
ならずに、多少の増減はある。しかし、後述のように、
3000ドットごとにドットあたりのトナー消費量を定
めたので、走査方向の分割誤差に大きな影響はない。こ
うして各領域ごとのドット数が計数されてドット数記憶
メモリーに記憶される。
【0033】つぎに、各領域内のドット数が、トナー消
費量換算表の値と乗算手段で乗算することによりトナー
消費量に換算されて、領域内消費量メモリーに領域ごと
のトナー消費量として記憶される。本実施例1で用いた
トナー消費量換算表を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】これは、各領域内でドット数が少なければ
線画像とみなし、ドット数が多ければベタ画像とみなし
ている。先に求めた領域内画素ドット数に表1の値を乗
算して、各領域ごとにトナー消費量を計算する。この表
1の値は、画像形成装置固有の値であり、予めその装置
で試験を行なって数値を定める必要がある。本実施例1
では、この表をドット数に応じて4種類のトナー消費量
に分けたが、2種類以上であれば何種類でも構わず、メ
モリー容量や計算スピード能力などに応じて適当に決定
すればよい。
【0036】このようにして算出された各領域ごとのト
ナー消費量を加算手段で全て足し合わせると、その転写
材1ページの「トナー消費量」が求められるので、その
結果をトナー消費量計算回路903内のメモリーに記憶
させる。そしてCPU900が、この回路903内のメ
モリーの記憶した「トナー消費量」と事前にNVRAM
905に書き込んでおいた「トナー消費量」を合わせて
「総トナー消費量」として、随時書き換え不能な信号と
してNVRAM905に書き込む。さらにCPU900
は、ROM901に予め設定されている「使用前トナー
量」と前記NVRAM905に書き込まれた「総トナー
消費量」を比較・計算し、現状の「トナー残量」をユー
ザの必要に応じて表示部902に表示する。
【0037】一方、前記金属棒8によるニアエンド検知
手段は、図3に示すように、トナー残量値が約50gを
切ると、「トナー残量値」と金属棒(アンテナ)8によ
って検知された「静電容量値」が相関を持つような構成
になっている。本実施例の場合、金属棒8からトナー有
無検知回路906へ「トナー残量値」として静電容量の
信号値が送られ、該回路内のメモリーに記憶される。R
OM901は、静電容量が約5.5pF、すなわちトナ
ー残量値が約25gを切った時点で「トナー切れ」の警
告を表示部902に表示するように、基準値として静電
容量5.5pFのデータが予め設定されている(データ
1とする)。
【0038】CPU900は、このROMU901内の
データ1とトナー有無検知回路906内のメモリーに記
憶されたトナー残量値(静電容量)を比較し、トナー残
量値が約25gを切った場合、「トナー切れ」の警告を
表示部902に表示する。すなわち、本実施例1では、
トナー残量検知手段が逐次検知手段からニアエンド検知
手段に切換えられ、ユーザーへの「トナー切れ」の伝達
は、ニアエンド検知手段によって行なわれる。
【0039】なお、トナーニアエンド検知手段は、アン
テナ感知式の以外の、たとえば圧電センサー式、トナー
残量の現象をトナーボトルの外部から検知する光透過セ
ンサー式、磁性トナーの場合は磁気センサー式などでも
よい。
【0040】つぎに、「トナー切れ」の警告後、ユーザ
に印字可能枚数を伝達する方法を説明する。使用した総
転写材面積の情報はホストコンピュータ904から送ら
れる。カートリッジ使用初期から「トナー切れ」の警告
までの転写材サイズ、通紙枚数の情報は、ホストコンピ
ュータ904の情報により認識可能である。その転写材
サイズ、通紙枚数から総転写材面積が転写材面積積算回
路907で積算され、該回路907内のメモリーに記憶
されるとともに、CPU900よりNVRAM905に
書き込まれる。また、初期のトナー残量と「トナー切
れ」が警告された時点のトナー残量が、転写材面積あた
りのトナーの消費量算出回路908内のメモリーに記憶
されるとともに、CPU900よりNVRAM905に
書き込まれる。
【0041】転写材面積あたりのトナー消費量算出回路
908は、「トナー切れ」が警告されると、「総トナー
消費量」と総転写材面積から転写材面積あたりのトナー
消費量を算出する。ついでCPU100が「トナー切
れ」が警告された時点のトナー残量、本実施例では上記
の如く25gであるので、トナー残量25gと転写材面
積あたりのトナー消費量とから転写材面積に応じた印字
可能枚数を計算して、これを表示部902によりユーザ
に伝達する。これ以降は、印字枚数に応じて印字可能枚
数は減少する。
【0042】本実施例の構成によれば、特に印刷デュテ
ィの低い印刷データを多く印刷するような場合に発生し
やすい、積算トナー消費量もしくは残量を表示する表示
器上のデータと有効トナー残量の食い違いに関係なく、
トナー残量を確実にユーザに伝達することが可能とな
る。また、トナー切れ警告後も印字可能枚数を伝達する
ことが可能となり、ユーザは安心して使用限界までプリ
ントできる。
【0043】実施例2 本実施例は、「トナー切れ」の警告後、ユーザに印字可
能枚数を伝達する方法において、「総トナー消費量」と
総転写材面積から転写材面積あたりのトナー消費量を算
出する際のデータのサンプリングタイミングについて述
べる。
【0044】本実施例では、図4に示すように、トナー
残量と転写材面積(通紙枚数)の関係は、傾きの異なる
複数本の直線を連ねた折曲線で示される関係を有してい
る。そこで、本実施例では、転写材面積積算回路907
の動作タイミングを、現像剤の逐次検知により求められ
たトナー残量がトナー切れに至る直線部、つまりトナー
残量50gの時点から「トナー切れ」警告までとし、転
写材面積積算回路907は、ホストコンピュータ904
から転写材サイズ、通紙枚数の情報を呼び込み、転写材
総面積を算出して回路907内のメモリーに記憶し、ま
たCPU900がNVRAM905に書き込む。
【0045】本実施例では、以上のように、転写材面積
積算回路907によるデータのサンプリングタイミング
を、トナー残量50gの時点から「トナー切れ」警告ま
でとしたが、転写材面積積算回路907を0g<トナー
残量≦250gの範疇の最適な範囲で動作して、サンプ
リングさせればよい。
【0046】転写材面積あたりのトナー消費量算出回路
908の動作タイミングも、転写材面積積算回路907
の動作タイミングと同様とされ、現像剤の逐次検知によ
り求められたトナー残量50gの時点から「トナー切
れ」警告までとされ、この間に、トナー消費量算出回路
908による転写材面積あたりのトナー消費量の算出お
よ回路908内メモリへの記憶、またCPU900によ
るNVRAM905への記憶が行なわれる。
【0047】転写材面積あたりのトナー消費量算出回路
908は、上記のように、「トナー切れ」が警告される
と、「総トナー消費量」と総転写材面積から転写材面積
あたりのトナー消費量を算出する。ついでCPU100
が、「トナー切れ」が警告された時点のトナー残量25
gと転写材面積あたりのトナー消費量とから、転写材面
積に応じた印字可能枚数を計算して、これを表示部90
2によりユーザに伝達する。これ以降は、印字枚数に応
じて印字可能枚数は減少する。
【0048】本実施例の構成によれば、特に印刷デュテ
ィの低い印刷データを多く印刷するような場合に発生し
やすい、積算トナー消費量もしくは残量を表示する表示
器上のデータと有効トナー残量の食い違いに関係なく、
トナー残量を確実にユーザに伝達することが可能とな
る。また、トナー切れ警告後も印字可能枚数を伝達する
ことが可能となり、ユーザは安心して使用限界までプリ
ントできる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本出願の第1の発
明によれば、現像剤残量が常時ユーザに伝達できるとと
もに、現像剤切れの正確な時期もユーザに伝達できる画
像形成装置を提供することができる。
【0050】本出願の第2の発明によれば、現像剤残量
が、簡易な構成の逐次検知手段によって常時ユーザに伝
達できるとともに、現像剤切れの正確な時期もユーザに
伝達できる画像形成装置を提供することができる。
【0051】本出願の第3の発明によれば、現像剤残量
が、簡易な構成の逐次検知手段によって常時ユーザに伝
達できるとともに、現像剤切れの正確な時期もユーザに
伝達できる画像形成装置を提供することができる。
【0052】本出願の第4の発明によれば、現像剤残量
が、簡易な構成の逐次検知手段によって常時ユーザに伝
達できるとともに、比較的速い段階において、現像剤切
れの正確な時期もユーザに伝達できる画像形成装置を提
供することができる。
【0053】本出願の第5の発明によれば、現像剤切れ
の警告後の印字可能枚数が正確にユーザに伝達できる画
像形成装置を提供することができる。
【0054】本出願の第6、第7、第8、第9および第
10の発明によれば、画像形成装置本体に装着自在に設
置して、画像形成装置本体と協同して、上記本出願の第
1、2、第3、第4および第5の発明と同じ目的を達成
することができるプロセスカートリッジを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の画像形成装置の主要部を示
す断面図である。
【図2】実施例1のトナー消費量計算回路のフローチャ
ートである。
【図3】実施例1のアンテナ感知式検知手段によるトナ
ー残量と静電容量の関係を示す図である。
【図4】本発明の実施例2のトナー残量と転写材通紙枚
数の関係を示す図である。
【符号の説明】
4 現像器 5 転写材 8 金属棒 20 プロセスカートリッジ 100 感光ドラム 900 CPU 901 ROM 902 表示部 903 トナー消費量計算回路 904 ホストコンピュータ 905 NVRAM 906 トナー有無検知回路 907 転写材面積積算回路 908 転写材あたりのトナー消費量算出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庄子 武夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体に形成した静
    電潜像を現像してトナー像として可視化する現像手段と
    を少なくとも備えた画像形成装置において、前記現像手
    段内の現像剤の残量を逐次検知する検知手段と、その現
    像剤残量の検知結果を書き込み可能な記憶手段と、前記
    現像手段内の所定量以下の現像剤の残量を検知して、現
    像剤の有無を識る検知手段と、現像剤残量その他現像剤
    に関する情報をユーザーに伝達する報知手段とを有し、
    前記有無検知手段により現像剤無しを検知したときに、
    前記報知手段を介してユーザーへの現像剤無しの警告を
    伝達することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記逐次検知手段が、画像のドットを形
    成する個々の画像信号をカウントすることにより、前記
    現像手段内の現像剤の残量を検出する機能を有する請求
    項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像信号のカウントによる前記現像
    手段内の現像剤の残量の検出は、予め実験的に求めた画
    像信号に応じた現像剤の消費量データに基づいて行なう
    請求項2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記有無検知手段から得られる出力信号
    と現像剤残量との間に所定の換算式に基づいた相関が得
    られた時点で、前記逐次検知手段から有無検知手段に切
    り替えて、前記報知手段を介した現像剤残量のユーザー
    への伝達を行なう請求項1〜3のいずれかの項に記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像形成に使用された転写材の寸法の認
    識手段と、画像形成に使用された転写材枚数の認識手段
    と、前記現像手段内に充填した初期現像剤量に対する現
    像剤消費量の比率が0%〜100%未満の範囲で作動
    し、前記2つの認識手段からの転写材の寸法および枚数
    の情報により画像形成に使用された総転写材面積を計算
    する積算手段と、その積算結果を書き込み可能な記憶手
    段と、前記積算手段と連動した現像剤消費量積算手段
    と、転写材の面積あたりの現像剤消費量を計算する計数
    手段と、その計数結果を書き込み可能な記憶手段とを有
    し、前記現像剤の有無検知手段が現像剤無しの警告を発
    した時点で、前記計数手段が作動して転写材の面積あた
    りの現像剤消費量を計算し、その計算結果と前記現像剤
    無しの警告を発した時点の現像剤残量とに基づき、前記
    現像剤無しの警告を発した時点からの印字可能枚数を前
    記報知手段を介してユーザーに伝達する請求項1〜4の
    いずれかの項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置本体に着脱自在に装着され
    るプロセスカートリッジであって、前記像担持体は、像
    担持体と、前記像担持体に形成した静電潜像を現像して
    トナー像として可視化する現像手段とを少なくとも備え
    たプロセスカートリッジにおいて、前記画像形成装置本
    体に設置された前記現像手段内の現像剤の残量を逐次検
    知する検知手段の検知結果を書き込み可能な記憶手段
    と、前記現像手段内の所定量以下の現像剤の残量を検知
    して、現像剤の有無を識る検知手段とを有し、前記有無
    検知手段により現像剤無しを検知したときに、前記画像
    形成装置本体に設置された現像剤残量その他現像剤に関
    する情報をユーザーに伝達する報知手段を介して、ユー
    ザーへの現像剤無しの警告を伝達することを特徴とする
    プロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記逐次検知手段が、画像のドットを形
    成する個々の画像信号をカウントすることにより、前記
    現像手段内の現像剤の残量を検出する機能を有する請求
    項6のプロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記画像信号のカウントによる前記現像
    手段内の現像剤の残量の検出は、予め実験的に求めた画
    像信号に応じた現像剤の消費量データに基づいて行なう
    請求項7のプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記有無検知手段から得られる出力信号
    と現像剤残量との間に所定の換算式に基づいた相関が得
    られた時点で、前記逐次検知手段から有無検知手段に切
    り替えて、前記報知手段を介した現像剤残量のユーザー
    への伝達を行なう請求項6〜8のいずれかの項に記載の
    プロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記画像形成装置本体に、画像形成に
    使用された転写材の寸法の認識手段と、画像形成に使用
    された転写材枚数の認識手段と、前記現像手段内に充填
    した初期現像剤量に対する現像剤消費量の比率が0%〜
    100%未満の範囲で作動し、前記2つの認識手段から
    の転写材の寸法および枚数の情報により画像形成に使用
    された総転写材面積を計算する積算手段と、その積算結
    果を書き込み可能な記憶手段と、前記積算手段と連動し
    た現像剤消費量積算手段と、転写材の面積あたりの現像
    剤消費量を計算する計数手段と、その計数結果を書き込
    み可能な記憶手段とを有し、前記現像剤の有無検知手段
    が現像剤無しの警告を発した時点で、前記計数手段が作
    動して転写材の面積あたりの現像剤消費量を計算し、そ
    の計算結果と前記現像剤無しの警告を発した時点の現像
    剤残量とに基づき、前記現像剤無しの警告を発した時点
    からの印字可能枚数を前記報知手段を介してユーザーに
    伝達する請求項6〜9のいずれかの項に記載のプロセス
    カートリッジ。
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