JPH10239692A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製造方法

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JPH10239692A
JPH10239692A JP3940697A JP3940697A JPH10239692A JP H10239692 A JPH10239692 A JP H10239692A JP 3940697 A JP3940697 A JP 3940697A JP 3940697 A JP3940697 A JP 3940697A JP H10239692 A JPH10239692 A JP H10239692A
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孝光 田寺
Shigemi Asai
重美 浅井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実に基板間の間隙を規制でき、優れた表示
品位が得られる液晶表示装置およびその製造方法を提供
する。 【解決手段】 所定の間隔をあけて配置された一対の基
板部材2a,3aの間には、液晶層4が介在される。一
対の基板部材2a,3aの液晶層側の最表面であって、
表示領域以外の領域には、形状記憶樹脂からなるギャッ
プ調整層9a,13aがそれぞれ形成される。ギャップ
調整層9a,13aの各突起17が互いに当接して基板
部材2a,3aが貼り合わされることによって、一対の
基板部材2a,3aの配向膜8,12同士の間には、前
記所定の間隔が均一に形成される。突起17は確実に固
定されるので、表示領域内の液晶分子の配向秩序を乱す
ことはなく、優れた表示品位を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来技術である液晶表示装置
101の構成を示す断面図である。液晶表示装置101
は、一対の基板部材102a,103aと、該基板部材
間に介在される液晶層104と、基板部材102a,1
03aの液晶層104とは反対側にそれぞれ配置される
偏光板113,114とを含んで構成される。
【0003】一対の基板部材102a,103aは、と
もに、透光性を有する基板105,108の一方表面に
表示用の透明電極106,109をそれぞれ形成し、さ
らに該透明電極106,109を覆って透光性基板10
5,108の一方表面上に配向膜107,110をそれ
ぞれ形成して構成される。
【0004】このような一対の基板部材102a,10
3aは、いずれか一方基板部材の配向膜上にスペーサ1
12を散布した後、配向膜同士が互いに対向するように
して、基板部材102a,103aの周縁部がシール材
111で接着される。これによって、一対の基板部材間
には、たとえば球状のスペーサ112ではその直径に相
当する間隙が形成される。形成された間隙に液晶を注入
することによって液晶層104が形成され、このように
して液晶表示装置101が構成される。
【0005】前記スペーサは、アルコールなどの揮発性
溶液中にスペーサを混入して超音波などで分散させた
後、該溶液を所定の基板に噴霧し、乾燥させる湿式法
や、静電気や気流を利用して散布する乾式法などによっ
て散布される。このような散布法では、散布量や散布時
間などを調整して、スペーサの密度を制御している。
【0006】図14は、特開平5−303102号公報
に開示された従来技術である液晶表示装置121を示す
断面図である。前記液晶表示装置101と同様の構成部
材には同様の参照符号を付す。前記基板部材102aに
相当する基板部材102bは、透光性基板105の一方
表面にブラック線122を形成し、該ブラック線122
を覆って絶縁膜123を形成し、該絶縁膜123の上で
あって前記ブラック線122の上にスペーサ112を固
定し、さらに該スペーサ112を覆って配向膜107を
形成して構成される。
【0007】前記ブラック線122は、ゲート電極やド
レイン電極など、表示画面上で黒く見える部分に相当す
る。また、前記スペーサ112は、紫外線硬化型のイン
キに混合されて所定の位置にフレクシャー印刷法または
スクリーン印刷法で点状に印刷された後、紫外線を照射
してインキを硬化させることによって固定される。
【0008】図15は、特開平6−148653号公報
に開示された従来技術である液晶表示装置131を示す
断面図である。前記液晶表示装置101と同様の構成部
材には同様の参照符号を付す。前記基板部材102aに
相当する基板部材102cは、透光性基板105の一方
表面の予め定められる画素領域Aに画素電極としての透
明電極106を、該画素領域A以外の領域に樹脂膜13
2をそれぞれ形成し、さらに樹脂膜132上にスペーサ
112を固定して構成される。また、前記基板部材10
3aに相当する基板部材103cは、透光性基板108
の一方表面であって、前記基板部材102cの画素領域
A以外の領域に対向する領域にブラックマスク133を
形成し、該ブラックマスク133を覆って絶縁膜134
を形成し、さらに透明電極109を形成して構成され
る。
【0009】前記スペーサ112は、感光性ポリイミド
前駆体やフォトレジストなどの樹脂液中に混合されて所
定の位置に塗布された後、樹脂液を乾燥させることによ
って固定される。
【0010】図16は、特開平6−301040号公報
に開示された液晶表示装置141を示す断面図である。
前記液晶表示装置101と同様の構成部材には同様の参
照符号を付す。前記基板部材102aに相当する基板部
材102dは、次のようにして構成される。透光性基板
105の一方表面であって、予め定められる画素領域以
外の領域に遮光膜142を形成し、該遮光膜142を覆
って絶縁膜143を形成する。さらに、絶縁膜143上
の画素領域に画素電極としての透明電極106を形成
し、該透明電極106を覆って配向膜107を形成す
る。さらに、配向膜107上であって、画素領域以外の
領域に光硬化樹脂層144を形成し、該光硬化樹脂層1
44上にスペーサ112を固定する。
【0011】前記スペーサ112は、基板105の一方
表面とは反対側の他方表面側から光を照射して光硬化樹
脂層144を硬化させることによって固定される。
【0012】図17は、特開平7−5475号公報に開
示された液晶表示装置151を示す断面図である。前記
液晶表示装置101と同様の構成部材には同様の参照符
号を付す。前記基板部材102aに相当する基板部材1
02eは、透光性基板105の一方表面にバスライン1
52を形成し、該バスライン152を覆って絶縁物質層
153を形成し、さらにTFT素子154と画素電極と
しての透明電極106とバスライン155とを形成し、
これらを覆って配向膜107を形成して構成される。ま
た、基板部材103aに相当する基板部材103eは、
透光性基板108の一方表面にブラックマスク156と
スペーサ112とを同時に形成し、さらに共通電極とし
ての透明電極109を形成した後、配向膜110を形成
して構成される。
【0013】ブラックマスク156およびスペーサ11
2は、ブラックマスクとなる物質を含む溶液中にスペー
サとなるガラスファイバなどの無機物を混合し、該溶液
を所定の基板に塗布し、所定の領域を露光し、現像する
ことによって形成される。スペーサ112は、透明電極
109および配向膜110から突出して、ブラックマス
ク156によって固定される。ブラックマスク156は
表示領域以外の領域に設けられるので、スペーサ112
も同様に表示領域以外の領域に設けられる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図13に示される液晶
表示装置101では、スペーサ112は所定の基板上に
散布されるので、基板上の任意の位置に配置される。す
なわち、表示用の透明電極106,109の上にも配置
される。配向が規制された液晶分子中に配置されたスペ
ーサは、該液晶分子の配向秩序を乱すので、上述のよう
に電極106,109の上にスペーサ112が配置され
ると、表示品位が著しく低下する。また、スペーサ部分
には液晶が存在しないので、液晶の駆動状態によらず表
示は常に白色状態となり、表示品位が著しく低下する。
このような表示品位の低下は、たとえばプロジェクショ
ン方式を採用した液晶表示装置において顕著である。
【0015】また、スペーサは配向膜などと点接触する
ので、基板同士の貼り合わせ時の圧力や衝撃などが過大
な局部的荷重として加わる。このため、表示領域内に配
置されたときには、表示用の電極やTFT素子などのア
クティブスイッチング素子に損傷を与えることがあり、
また表示領域以外の領域に配置されたときには、液晶駆
動用の引出し電極などに損傷を与える可能性がある。
【0016】このような課題は、図14〜図17に示し
た先行技術のように、スペーサ112を表示領域以外の
所定の領域のみに配置することによって解消できるが、
スペーサが表示領域に配置されることのないよう、所定
領域に樹脂などで確実に固定することは困難である。
【0017】また、図14、図15および図17に示し
た先行技術では、スペーサ112を固定した後にラビン
グ処理などによって配向膜を形成することとなるが、ス
ペーサを剥がすことなく均一にラビング処理することは
困難である。
【0018】本発明の目的は、確実に基板間の間隙を規
制でき、優れた表示品位が得られる液晶表示装置および
その製造方法を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の間隔を
あけて配置された一対の基板間に液晶層を介在して構成
される液晶表示装置において、前記一対の基板のうちの
少なくともいずれか一方基板の液晶層側には、該一方基
板に対向する他方基板の液晶層側最表面に当接して一対
の基板間に前記所定の間隔を形成する突起を有するギャ
ップ調整層が形成されていることを特徴とする液晶表示
装置である。本発明に従えば、ギャップ調整層の突起に
よって一対の基板間に所定の間隔が均一に形成される。
前記突起は従来技術のようにスペーサを樹脂などで固定
したものではなく、ギャップ調整層の一部として形成さ
れるので、確実に固定され、ラビング処理などによって
容易に剥がれることはない。したがって、液晶分子の配
向秩序が乱れることはなく、優れた表示品位が得られ
る。また、基板同士の貼り合わせ時の圧力や衝撃などに
よって、表示用の電極、アクティブスイッチング素子お
よび液晶駆動用の引出し電極などに損傷が加わることは
ない。ギャップ調整層が一方基板の液晶層側のみに形成
されているときには、該ギャップ調整層が当接する他方
基板の液晶層側最表面とは、たとえば配向膜の表面とな
る。また、ギャップ調整層が一方および他方基板の液晶
層側にともに形成されているときには、一方基板側のギ
ャップ調整層が当接する他方基板の液晶層側最表面と
は、他方基板側のギャップ調整層の突起部の表面とな
る。
【0020】また本発明は、前記ギャップ調整層は、基
板の液晶層側表面に形成された液晶分子の配向を規制す
る配向膜上に形成されていることを特徴とする。本発明
に従えば、配向膜上に形成されたギャップ調整層の突起
によって一対の基板間に所定の間隔が均一に形成され
る。ラビング処理によって配向膜が形成された後にギャ
ップ調整層が形成されることとなるので、ラビング処理
によって突起が剥がれることはなく、優れた表示品位を
得ることができる。
【0021】また本発明は、前記ギャップ調整層は基板
の液晶層側表面に形成され、当該ギャップ調整層の上に
は液晶分子の配向を規制する配向膜が形成されているこ
とを特徴とする。本発明に従えば、配向膜を介するギャ
ップ調整層の突起によって一対の基板間に所定の間隔が
均一に形成される。突起は確実に固定され、ラビング処
理などによって容易に剥がれることはない。
【0022】また本発明は、前記ギャップ調整層は、基
板の液晶層側表面に、液晶分子の配向を規制する配向膜
とともに形成されていることを特徴とする。本発明に従
えば、配向膜とともに形成されたギャップ調整層の突起
によって、一対の基板間に所定の間隔が均一に形成され
る。突起は確実に固定され、ラビング処理などによって
容易に剥がれることはない。
【0023】また本発明は、前記ギャップ調整層の前記
突起を除く領域の厚みは、前記配向膜の厚みよりも薄い
ことを特徴とする。本発明に従えば、配向膜の厚みより
もギャップ調整層の突起を除く領域の厚みの方が薄く選
ばれ、配向膜形成時のラビング処理の影響はギャップ調
整層には与えられないので、ギャップ調整層による液晶
分子の配向秩序の乱れを防ぐことができる。
【0024】また本発明は、前記ギャップ調整層は予め
定められる光透過領域以外の領域に形成されていること
を特徴とする。本発明に従えば、ギャップ調整層は光透
過領域以外の所定の領域に形成されるので、表示にかか
わる光が当該ギャップ調整層によって遮光されることは
ない。したがって、コントラスト比の優れた表示品位を
得ることができる。
【0025】また本発明は、前記ギャップ調整層は、液
晶分子を所定の方向に配列させる配向膜としての機能を
有することを特徴とする。本発明に従えば、ギャップ調
整層は配向膜としても機能するので、配向膜を別途設け
る必要はなく、構成を簡略化することができる。
【0026】また本発明は、前記ギャップ調整層は、形
状記憶樹脂から形成されていることを特徴とする。本発
明に従えば、前記ギャップ調整層は形状記憶樹脂によっ
て作成することができる。
【0027】また本発明は、所定の間隔をあけて配置さ
れた一対の基板間に液晶層を介在して構成される液晶表
示装置の製造方法において、前記一対の基板のうちの少
なくともいずれか一方基板の一方表面側に形状記憶樹脂
からなる樹脂層を形成する工程と、前記樹脂層の所定の
領域を加熱して突起を形成する工程と、前記突起と、前
記他方基板の一方最表面とを当接させて、一対の基板を
貼り合わせる工程と、前記一対の基板間に形成された間
隙に液晶を注入する工程とを含むことを含むことを特徴
とする液晶表示装置の製造方法である。本発明に従え
ば、形状記憶樹脂からなる樹脂層の所定の領域を加熱す
ることによって前記ギャップ調整層の突起が形成され
る。このようにして形成された突起は確実に固定され、
ラビング処理などによって容易に剥がれることはないの
で、優れた表示品位が得られる液晶表示装置を作成する
ことができる。
【0028】また本発明は、所定の間隔をあけて配置さ
れた一対の基板間に液晶層を介在して構成される液晶表
示装置の製造方法において、前記一対の基板のうちの少
なくともいずれか一方基板の一方表面に液晶分子の配向
を規制する配向膜を形成する工程と、前記配向膜上の予
め定められる領域に形状記憶樹脂からなる樹脂層を形成
する工程と、前記樹脂層の所定の領域を加熱して突起を
形成する工程と、前記突起と、前記他方基板の一方最表
面とを当接させて、一対の基板を貼り合わせる工程と、
前記一対の基板間に形成された間隙に液晶を注入する工
程とを含むことを含むことを特徴とする液晶表示装置の
製造方法である。本発明に従えば、配向膜上に形成され
た形状記憶樹脂からなる樹脂層の所定の領域を加熱する
ことによって前記ギャップ調整層の突起が形成される。
ラビング処理によって配向膜が形成された後に突起が形
成されるので、ラビング処理によって突起を剥がすこと
なく液晶表示装置を作成することができる。
【0029】また本発明は、所定の間隔をあけて配置さ
れた一対の基板間に液晶層を介在して構成される液晶表
示装置の製造方法において、前記一対の基板のうちの少
なくともいずれか一方基板の一方表面に形状記憶樹脂か
らなる樹脂層を形成する工程と、前記樹脂層を覆って液
晶分子の配向を規制する配向膜を形成する工程と、前記
樹脂層の所定の領域を配向膜上から加熱して突起を形成
する工程と、前記一方基板の突起上の配向膜表面と、前
記他方基板の一方最表面とを当接させて、一対の基板を
貼り合わせる工程と、前記一対の基板間に形成された間
隙に液晶を注入する工程とを含むことを含むことを特徴
とする液晶表示装置の製造方法である。本発明に従え
ば、形状記憶樹脂からなる樹脂層の所定の領域を加熱す
ることによって前記ギャップ調整層の突起が形成され、
該突起が形成された樹脂層上に配向膜が形成される。こ
のようにして形成された突起は確実に固定される。
【0030】また本発明は、所定の間隔をあけて配置さ
れた一対の基板間に液晶層を介在して構成される液晶表
示装置の製造方法において、前記一対の基板のうちの少
なくともいずれか一方基板の一方表面内であって、予め
定められる光透過領域以外の領域に、形状記憶樹脂から
なる樹脂層を形成する工程と、前記一方基板の一方表面
内であって、前記光透過領域に、液晶分子の配向を規制
する配向膜を形成する工程と、前記樹脂層の所定の領域
を加熱して突起を形成する工程と、前記突起と、前記他
方基板の一方最表面とを当接させて、一対の基板を貼り
合わせる工程と、前記一対の基板間に形成された間隙に
液晶を注入する工程とを含むことを含むことを特徴とす
る液晶表示装置の製造方法である。本発明に従えば、光
透過領域以外の所定の領域に形成された形状記憶樹脂か
らなる樹脂膜の所定の領域を加熱することによって前記
ギャップ調整層の突起が形成され、光透過領域には配向
膜が形成される。このようにして形成された突起は所定
の領域に確実に固定される。
【0031】また本発明は、前記樹脂層の厚みは、前記
配向膜の厚みよりも薄く形成されることを特徴とする。
本発明に従えば、配向膜の厚みよりも樹脂層の厚みの方
が薄く形成され、配向膜形成時のラビング処理の影響は
樹脂層には与えられない。したがって、液晶分子の配向
秩序を乱すことのないギャップ調整層を形成することが
できる。
【0032】また本発明は、所定の間隔をあけて配置さ
れた一対の基板間に液晶層を介在して構成される液晶表
示装置の製造方法において、前記一対の基板のうちの少
なくともいずれか一方基板の一方表面に、形状記憶樹脂
からなる樹脂層を形成する工程と、前記樹脂層に対し
て、液晶分子の配向を規制するための配向処理を施す工
程と、前記樹脂層の所定の領域を加熱して突起を形成す
る工程と、前記突起と、前記他方基板の一方最表面とを
当接させて、一対の基板を貼り合わせる工程と、前記一
対の基板間に形成された間隙に液晶を注入する工程とを
含むことを含むことを特徴とする液晶表示装置の製造方
法である。本発明に従えば、樹脂層に対して配向処理が
施され、該樹脂層の所定の領域を加熱することによって
前記突起が形成される。突起は確実に固定され、また配
向膜とギャップ調整層とを兼用することができ、簡単な
構成の液晶表示装置を作成することができる。
【0033】また本発明は、前記突起を形成する工程で
は、形成される突起の高さが検出され、該突起が予め定
められる高さとなるように樹脂層の加熱条件が制御され
ることを特徴とする。本発明に従えば、形成される突起
の高さが検出されて、該突起が予め定められる高さとな
るように樹脂層の加熱条件が制御されるので、所定の高
さの突起を確実に形成でき、均一性の高い間隔を一対の
基板間に形成することができ、面内均一性の優れた表示
品位の液晶表示装置を作成することができる。
【0034】また本発明は、前記樹脂層の加熱は、レー
ザ光によって行われることを特徴とする。本発明に従え
ば、レーザ光によって樹脂層が加熱されて突起が形成さ
れる。したがって、所望の領域のみを確実にかつ容易に
加熱できる。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施形態で
ある液晶表示装置1aの構成を示す断面図である。図2
は、前記液晶表示装置1aの一方基板部材2aを示す平
面図である。液晶表示装置1aは、一対の基板部材2
a,3aと、該基板部材間に介在される液晶層4と、基
板部材2a,3aの液晶層4とは反対側にそれぞれ配置
される偏光板14,15とを含んで構成される。
【0036】一対の基板部材2a,3aのうちの一方基
板部材2aは、ガラスなどで実現される透光性基板5、
ITO(インジウム錫酸化物)などで実現される表示用
の透明な画素電極6、液晶駆動用のスイッチング素子で
あるTFT(薄膜トランジスタ)素子7、ポリイミド樹
脂などで実現される配向膜8、ギャップ調整層9a、ゲ
ート配線27、ソース配線28および蓄積容量素子30
を含んで構成される。
【0037】透光性基板5の液晶層側の一方表面5aに
は、帯状の複数のゲート配線27が等間隔に配置され、
さらに帯状の複数のソース配線28が、ゲート配線27
とは直交する方向に等間隔に配置される。ゲート配線2
7とソース配線28とは、絶縁膜19によって互いに絶
縁を保持している。ゲート配線27、ソース配線28お
よび絶縁膜19は、それぞれ既知の材料で実現すること
ができる。
【0038】前記ゲート配線27とソース配線28とに
よって囲まれた矩形の各領域内には、画素電極6、TF
T素子7および蓄積容量素子30がそれぞれ配置され
る。画素電極6が設けられた領域が、概ね表示にかかわ
る領域(以降、「表示領域」という)である。
【0039】前記ゲート配線27、ソース配線28、画
素電極6、TFT素子7および蓄積容量素子30を覆っ
て、透光性基板5の一方表面5aにはさらに配向膜8が
配置され、該配向膜8の上であって、前記表示領域以外
の領域内の、たとえばTFT素子7に重畳する領域にギ
ャップ調整層9aが配置される。ギャップ調整層9a
は、形状記憶樹脂からなり、配向膜8と接する樹脂層1
6aと、該樹脂層16aから突出する突起17とを含ん
で構成される。
【0040】前記TFT素子7は、具体的に、ゲート配
線27に接続されるゲート電極18、該ゲート電極18
を覆う絶縁膜19、該絶縁膜19の上に配置されるa−
Si層20、該a−Si層20の上に配置され、n+a
−Si層で実現されるコンタクト層21,22、一方の
コンタクト層21の上に配置され、ソース配線28に接
続されるソース電極24、他方のコンタクト層22の上
に配置され、画素電極6と接続されるドレイン電極25
およびコンタクト層21,22の間に配置されるパッシ
ベーション層23を含んで構成される。
【0041】また、蓄積容量素子30は、画素電極6か
ら延設される一方電極31と、該電極31との間でコン
デンサを形成し、絶縁膜19を介してソース配線28と
接続される他方電極32とを含んで構成される。電極3
1,32の間に形成されるコンデンサ部分は、画素電極
部分から放電される電荷を補って表示を安定させる。
【0042】一対の基板部材2a,3aのうちの前記一
方基板部材2aとは異なる他方基板部材3aは、ガラス
などで実現される透光性基板10、ITOなどで実現さ
れる表示用の透明な共通電極11、ポリイミド樹脂など
で実現される配向膜12およびギャップ調整層13aを
含んで構成される。
【0043】透光性基板10の液晶層側の一方表面10
aには、ほぼ全面に共通電極11が配置され、さらに配
向膜12が配置され、該配向膜12の上であって、基板
部材2a,3aを貼り合わせたときにTFT素子7に重
畳する領域には、ギャップ調整層13aが配置される。
ギャップ調整層13aは、前記ギャップ調整層9aと同
様に、配向膜12と接する樹脂層16aと、該樹脂層1
6aから突出する突起17とを含んで構成される。ギャ
ップ調整層9a,13aを表示領域以外の領域内に配置
することによって、突起17による液晶分子の配向の乱
れを防止でき、表示品位の低下を防ぐことができる。
【0044】前記ギャップ調整層9a,13aの突起1
7同士は互いに当接しており、基板部材2a,3aの配
向膜8,12の間の間隔は、ギャップ調整層9aの高さ
とギャップ調整層13aの高さとを足し合わせた長さと
なっている。該間隔には、たとえばネマティック液晶で
実現される液晶層4が配置され、該液晶層4の液晶分子
26は、表示電圧が印加されていない状態において、前
記基板部材2a,3aの間で、たとえば90°以上捩れ
配向している。
【0045】前記偏光板14は、透光性基板5の液晶層
4とは反対側の他方表面5bに貼り付けられ、偏光板1
5は、透光性基板10の液晶層4とは反対側の他方表面
10bに貼り付けられている。
【0046】図3は、前記液晶表示装置1aの製造方法
を説明するための工程図である。基板部材3aを作成す
る工程a1〜a6と、基板部材2aを作成する工程a7
〜a12とは並列して実施可能である。
【0047】工程a1では、透光性基板10が準備され
る。工程a2では、透光性基板10の一方表面10aに
共通電極11が形成される。工程a3では、共通電極1
1の上に配向膜12となる樹脂膜が形成される。工程a
4では、前記樹脂膜の表面にラビング処理が施されて、
配向膜12が形成される。
【0048】工程a5では、配向膜12の上にギャップ
調整層13aの樹脂層16aが形成される。該樹脂層1
6aは、形状記憶樹脂を印刷法などで所定の位置に印刷
して形成される。工程a6では、後述する突起生成装置
を用いて前記樹脂層16aの所定の領域をレーザ光で加
熱することによって、予め定められる高さの突起17が
形成される。このようにして基板部材3aが完成する。
【0049】工程a7では、透光性基板5が準備され
る。工程a8では、透光性基板5の一方表面5aに画素
電極6やTFT素子7などが形成される。工程a9で
は、画素電極6やTFT素子7などを覆って透光性基板
5の一方表面5aに、配向膜8となる樹脂膜が形成され
る。工程a10では、前記樹脂膜の表面にラビング処理
が施されて、配向膜8が形成される。
【0050】工程a11では、配向膜8の上にギャップ
調整層9aの樹脂層16aが形成される。該樹脂層16
aは、前記工程a5と同様に、形状記憶樹脂を印刷法な
どで所定の位置に印刷して形成される。工程a12で
は、後述する突起生成装置を用いて前記樹脂層16aの
所定の領域をレーザ光で加熱することによって、予め定
められる高さの突起17が形成される。このようにして
基板部材2aが完成する。
【0051】工程a13では、基板部材2a,3aの突
起17同士が互いに当接するようにして、該基板部材2
a,3aが対向配置され、液晶注入用の注入口をあけて
周縁部が貼り合わせられる。工程a14では、ギャップ
調整層9a,13aによって形成された間隙に、液晶が
注入され、注入口が封止される。工程a15では、偏光
板14,15が貼り付けられる。このようにして液晶表
示装置1aが完成する。
【0052】図4は、ギャップ調整層9a,13aの突
起17を形成するときに用いられる突起生成装置を示す
図である。突起を形成すべき基板5,10は、X−Yテ
ーブル41上に載置されて、固定される。基板5,10
には、樹脂層16aが形成されており、該樹脂層16a
の所定領域に対するレーザ光照射による加熱によって突
起17が形成される。
【0053】ここで、X−Yテーブル41は、X軸駆動
装置42とY軸駆動装置43とによって、互いに直交す
る方向に移動可能に構成される。制御回路46からの制
御信号にしたがってX軸位置決め回路44で決定された
位置に、X軸駆動回路42がX−Yテーブル41を移動
することによって、X軸方向の位置が決定される。同様
にして、制御回路46からの制御信号にしたがってY軸
位置決め回路45で決定された位置に、Y軸駆動回路4
3がX−Yテーブル41を移動することによって、Y軸
方向の位置が決定される。
【0054】X−Yテーブル41の載置面上方には、突
起生成用のレーザ光出射装置53と、突起高さ検出用の
レーザ光出射装置47と、突起高さ検出用のレーザ光受
光装置50とが配置される。レーザ光出射装置53から
のレーザ光54を樹脂層16aの所定領域に照射するこ
とによって、該領域の樹脂層16aが加熱され、突起1
7が形成される。
【0055】このとき、レーザ光出射装置47からのレ
ーザ光48が形成された突起17に照射され、該レーザ
光48の反射レーザ光49がレーザ光受光装置50で受
光される。突起高さ検出回路51は、レーザ光受光装置
50の出力に基づいて、形成された突起17の高さを随
時検出する。検出された高さは、制御回路46に与えら
れる。
【0056】制御回路46は、検出された高さが所定の
高さであるかどうかを判定し、検出された高さが所定の
高さとなるようなレーザ光の照射条件、たとえばレーザ
光強度や照射時間をレーザ制御回路52に与える。レー
ザ制御回路52は、与えられた照射条件でレーザ光54
が照射されるように、レーザ光出射装置53を駆動す
る。
【0057】前記樹脂層16aを構成する形状記憶樹脂
は、ガラス転移点以上で融点以下の状態ではゴム弾性を
示し、またガラス転移点未満の室温状態ではゴム弾性を
示さない。したがって、形状記憶樹脂からなる樹脂層1
6aにレーザ光54を照射して、ガラス転移点以上で融
点以下の温度に加熱することによって、該樹脂層16a
は膨張し、突起17が形成される。レーザ光54の照射
を停止すると、樹脂層16aおよび形成された突起17
は急冷される。このとき、加熱時の形状のまま応力が凍
結されるので、突起17の形状が維持される。
【0058】このような形状記憶樹脂としては、ポリウ
レタン系の樹脂を用いることができ、特にガラス転移点
が比較的高く、ガラス転移点を境にして動的粘弾性係数
が急激に変化する樹脂が好ましい。樹脂層16aの膜厚
を1μmとすると、約2〜3μmの高さの突起17を形
成することができる。
【0059】ギャップ調整層9a,13aは、形状記憶
樹脂のみからなるものに限らず、有機色素を含有した形
状記憶樹脂からなるものであってもかまわない。前記有
機色素は、発熱源となり、レーザ光54の加熱効果を増
長させるので好ましい。
【0060】以上のように第1実施形態によれば、一対
の基板部材2a,3aがともに有するギャップ調整層9
a,13aの突起17同士によって、一対の基板部材2
a,3aの配向膜8,12の間に所定の間隔が均一に形
成される。前記突起17は、従来技術のようにスペーサ
を樹脂などで固定したものではなく、形状記憶樹脂から
なる樹脂層16aの所定の領域を加熱することによって
形成されるので、確実に固定され、ラビング処理などに
よって容易に剥がれることはない。したがって、表示領
域以外の所定の領域のみに確実に固定できる。このた
め、表示領域内の液晶分子の配向秩序を乱すことはな
く、また基板部材同士の貼り合わせ時の圧力や衝撃など
によって、表示用の電極6,11、TFT素子7および
液晶駆動用の引出し電極などに損傷が加わることはな
く、優れた表示品位を得ることができる。
【0061】また、前記ギャップ調整層9a,13aは
配向膜8,12の上にそれぞれ形成され、ラビング処理
によって配向膜8,12が形成された後にギャップ調整
層9a,13aが形成されるので、ラビング処理によっ
てギャップ調整層9a,13aが剥がれることはない。
【0062】また、ギャップ調整層9a,13aは、表
示領域以外の所定の領域に形成されるので、表示にかか
わる光が当該ギャップ調整層9a,13aによって遮光
されることはない。したがって、コントラスト比の低下
を防止することができる。
【0063】また、形成される突起17の高さが検出さ
れて、該突起17が予め定められる高さとなるように樹
脂層16aの加熱条件が制御されるので、所定の高さの
突起17を確実に形成でき、均一性の高い間隔を一対の
基板部材2a,3aの間に形成することができ、面内均
一性の優れた表示品位の液晶表示装置1aを作成するこ
とができる。
【0064】また、前記樹脂層16aはレーザ光54に
よって所望の領域のみを確実にかつ容易に加熱できる。
【0065】図5は、本発明の第2実施形態である液晶
表示装置1bの構成を示す断面図である。液晶表示装置
1bは、前記液晶表示装置1aの基板部材2a,3aに
代わって基板部材2b,3bを用いたものであり、該基
板部材2b,3bは、前記配向膜8,12に代わって配
向膜61,62を用いたものである。
【0066】液晶表示装置1bの一方基板部材2bで
は、具体的に、透光性基板5の一方表面5aに、ゲート
配線27、ソース配線28、画素電極6、TFT素子7
および蓄積容量素子30が配置され、これらを覆って、
透光性基板5の一方表面5aにはさらに配向膜61とギ
ャップ調整層9aとが配置される。配向膜61は表示領
域に配置され、ギャップ調整層9aは表示領域以外の領
域内の、たとえばTFT素子7に重畳する領域に配置さ
れる。
【0067】他方基板部材3bでは、具体的に、透光性
基板10の一方表面10aに、ほぼ全面に共通電極11
が配置され、さらに配向膜62とギャップ調整層13a
とが配置される。配向膜62は、基板部材2b,3bを
貼り合わせたときに前記配向膜61に重畳する領域、す
なわち表示領域に配置され、ギャップ調整層13aは、
基板部材2b,3bを貼り合わせたときに前記表示領域
以外の領域内であって、TFT素子7に重畳する領域に
配置される。
【0068】前記ギャップ調整層9a,13aの突起1
7同士は互いに当接しており、基板部材2b,3bの配
向膜61,62の間の間隔は、ギャップ調整層9a,1
3aによって形成される所定の長さとなっている。
【0069】ここで、第2実施形態では、透光性基板5
の一方表面5aからギャップ調整層9aの樹脂層16a
の表面までの距離である樹脂層16aの厚みW1と、透
光性基板5の一方表面5aから配向膜61の表面までの
距離である配向膜61の厚みW2とは、W1<W2の関
係に選ばれる。
【0070】また、共通電極11の表面からギャップ調
整層13aの樹脂層16aの表面までの距離である樹脂
層16aの厚みW3と、共通電極11の表面から配向膜
62の表面までの距離である配向膜62の厚みW4と
は、W3<W4の関係に選ばれる。
【0071】図6は、前記液晶表示装置1bの製造方法
を説明するための工程図である。基板部材3bを作成す
る工程b1〜b6と、基板部材2bを作成する工程b7
〜b12とは並列して実施可能である。
【0072】工程b1,b2は前記工程a1,a2と同
様である。工程b3では、前記工程a3と同様に配向膜
62となる樹脂膜が形成されるが、該樹脂膜は共通電極
11の全面ではなく、表示領域に形成される。工程b4
では、ギャップ調整層13aの樹脂層16aが形成され
る。該樹脂層16aは、形状記憶樹脂を印刷法などでT
FT素子7に重畳する領域に印刷して形成される。
【0073】工程b5では、工程b3で形成された樹脂
膜の表面にラビング処理が施されて、配向膜62が形成
される。工程a6では、前記突起生成装置を用いて工程
b4で形成された樹脂層16aの所定の領域をレーザ光
で加熱することによって、予め定められる高さの突起1
7が形成される。このようにして基板部材3bが完成す
る。
【0074】工程b7,b8は前記工程a7,a8と同
様である。工程b9では、前記工程b3と同様に配向膜
61となる樹脂膜が形成されるが、該樹脂膜はTFT素
子7や画素電極6などを覆う全面ではなく、表示領域に
形成される。工程b10では、ギャップ調整層9aの樹
脂層16aが形成される。該樹脂層16aは、前記工程
b4と同様に、形状記憶樹脂を印刷法などでTFT素子
7に重畳する領域に印刷して形成される。
【0075】工程b11では、工程b9で形成された樹
脂膜の表面にラビング処理が施されて、配向膜61が形
成される。工程b12では、前記突起生成装置を用いて
工程b10で形成された樹脂層16aの所定の領域をレ
ーザ光で加熱することによって、予め定められる高さの
突起17が形成される。このようにして基板部材2bが
完成する。
【0076】工程b13〜b15は、前記工程a13〜
a15と同様である。このようにして液晶表示装置1b
が完成する。
【0077】以上のように第2実施形態によれば、第1
実施形態と同様に、表示領域以外の所定の領域に形成さ
れたギャップ調整層9a,13aの突起17によって、
一対の基板部材2b,3bの配向膜61,62の間に所
定の間隔が均一に形成される。前記突起17は前記所定
の領域に確実に固定できる。また、表示にかかわる光が
当該ギャップ調整層9a,13aによって遮光されるこ
とはない。したがって、優れた表示品位を得ることがで
き、特にコントラスト比の低下を防止することができ
る。
【0078】また、表示領域に形成される配向膜61,
62の厚みW2,W4よりも、表示領域以外の所定の領
域に形成されるギャップ調整層9a,13aの前記突起
17を除く領域の厚み、すなわち樹脂層16aの厚みW
1,W3の方が薄くえらばれるので、配向膜61,62
を形成するときのラビング処理の影響をギャップ調整層
9a,13aに与えることはない。したがって、ギャッ
プ調整層9a,13aによって、液晶分子26の配向秩
序が乱れることはない。
【0079】図7は、本発明の第3実施形態である液晶
表示装置1cの構成を示す断面図である。液晶表示装置
1cは、前記液晶表示装置1aの基板部材2a,3aに
代わって基板部材2c,3cを用いたものであり、該基
板部材2c,3cは、配向膜8,12を液晶層側の最表
面に配置したものである。
【0080】液晶表示装置1cの一方基板部材2cで
は、具体的に、透光性基板5の一方表面5aに、ゲート
配線27、ソース配線28、画素電極6、TFT素子7
および蓄積容量素子30が配置され、これらを覆って、
透光性基板5の一方表面5aにはギャップ調整層9cが
配置される。ギャップ調整層9cは、ゲート配線27、
ソース配線28、画素電極6、TFT素子7および蓄積
容量素子30を覆う樹脂層16cと、TFT素子7に重
畳する領域に配置される突起17とを含んで構成され
る。配向膜8は、該ギャップ調整層9cを覆うようにし
て配置される。
【0081】他方基板部材3cでは、具体的に、透光性
基板10の一方表面10aに、ほぼ全面に共通電極11
が配置され、さらにギャップ調整層13cが配置され
る。ギャップ調整層13cは、共通電極11を覆う樹脂
層16cと、TFT素子7に重畳する領域に配置される
突起17とを含んで構成される。配向膜12は、該ギャ
ップ調整層13cを覆うようにして配置される。
【0082】前記ギャップ調整層9c,13cの突起1
7同士は、配向膜8,12を介して互いに当接してお
り、基板部材2c,3cの配向膜8,12の間の間隔
は、ギャップ調整層9c,13cの各突起17によって
形成される所定の長さとなっている。
【0083】図8は、前記液晶表示装置1cの製造方法
を説明するための工程図である。基板部材3cを作成す
る工程c1〜c6と、基板部材2cを作成する工程c7
〜c12とは並列して実施可能である。
【0084】工程c1,c2は前記工程a1,a2と同
様である。工程c3では、共通電極11の上にギャップ
調整層13cの樹脂層16cが形成される。該樹脂層1
6cは、形状記憶樹脂を印刷法などで共通電極11のほ
ぼ全面に印刷して形成される。工程c4では、配向膜1
2となる樹脂膜が形成される。工程c5では、前記樹脂
膜の表面にラビング処理が施されて、配向膜12が形成
される。工程c6では、前記突起生成装置を用いて前記
樹脂層16cの所定の領域を配向膜12を介してレーザ
光で加熱することによって、予め定められる高さの突起
17が形成される。このようにして基板部材3cが完成
する。
【0085】工程c7,c8は前記工程a7,a8と同
様である。工程c9では、画素電極6やTFT素子7な
どを覆って、ギャップ調整層9cの樹脂層16cが形成
される。該樹脂層16cは、形状記憶樹脂を印刷法など
で画素電極6やTFT素子7などを覆う全面に印刷して
形成される。工程c10では、樹脂層16cの上に、配
向膜8となる樹脂膜が形成される。工程c11では、前
記樹脂膜の表面にラビング処理が施されて、配向膜8が
形成される。工程c12では、前記突起生成装置を用い
て前記樹脂層16cの所定の領域を配向膜8を介してレ
ーザ光で加熱することによって、予め定められる高さの
突起17が形成される。このようにして基板部材2cが
完成する。
【0086】工程c13〜c15は前記工程a13〜a
15と同様である。このようにして液晶表示装置1cが
完成する。
【0087】以上のように第3実施形態によれば、第1
実施形態と同様に、表示領域以外の所定の領域に形成さ
れたギャップ調整層9c,13cの突起17であって、
配向膜8,12を介する突起17によって、一対の基板
部材2c,3cの配向膜8,12の間に所定の間隔が均
一に形成される。前記突起17は前記所定の領域に確実
に固定でき、ラビング処理などによって容易に剥がれる
ことはない。また、表示にかかわる光が当該ギャップ調
整層9c,13cによって遮光されることはない。した
がって、優れた表示品位を得ることができ、特にコント
ラスト比の低下を防止することができる。
【0088】図9は、本発明の第4実施形態である液晶
表示装置1dの構成を示す断面図である。液晶表示装置
1dは、前記液晶表示装置1aの基板部材2a,3aに
代わって基板部材2d,3dを用いたものであり、該基
板部材2d,3dは、配向膜としての機能も併せもつギ
ャップ調整層9d,13dを用いたものである。
【0089】液晶表示装置1dの一方基板部材2dで
は、具体的に、透光性基板5の一方表面5aに、ゲート
配線27、ソース配線28、画素電極6、TFT素子7
および蓄積容量素子30が配置され、これらを覆って、
透光性基板5の一方表面5aにはギャップ調整層9dが
配置される。ギャップ調整層9dは、配向膜としても機
能し、ゲート配線27、ソース配線28、画素電極6、
TFT素子7および蓄積容量素子30を覆う樹脂層16
dと、TFT素子7に重畳する領域に配置される突起1
7とを含んで構成される。
【0090】他方基板部材3dでは、具体的に、透光性
基板10の一方表面10aに、ほぼ全面に共通電極11
が配置され、さらにギャップ調整層13dが配置され
る。ギャップ調整層13dは、配向膜としても機能し、
共通電極11を覆う樹脂層16dと、TFT素子7に重
畳する領域に配置される突起17とを含んで構成され
る。
【0091】前記ギャップ調整層9d,13dの突起1
7同士は互いに当接しており、基板部材2d,3dの各
樹脂層16dの間の間隔は、ギャップ調整層9d,13
dの各突起17の高さを足し合わせた長さとなってい
る。
【0092】図10は、前記液晶表示装置1dの製造方
法を説明するための工程図である。基板部材3dを作成
する工程d1〜d5と、基板部材2dを作成する工程d
6〜d10とは並列して実施可能である。
【0093】工程d1,d2は前記工程a1,a2と同
様である。工程d3では、共通電極11の上にギャップ
調整層13dの樹脂層16dが形成される。該樹脂層1
6dは、形状記憶樹脂を印刷法などで共通電極11のほ
ぼ全面に印刷して形成される。工程d4では、前記樹脂
層16dの表面にラビング処理が施されて、配向膜とし
ての機能が付加される。工程d5では、前記突起生成装
置を用いて前記樹脂層16dの所定の領域をレーザ光で
加熱することによって、予め定められる高さの突起17
が形成される。このようにして基板部材3dが完成す
る。
【0094】工程d6,d7は前記工程a7,a8と同
様である。工程d8では、画素電極6やTFT素子7な
どを覆って、ギャップ調整層9dの樹脂層16dが形成
される。該樹脂層16dは、形状記憶樹脂を印刷法など
で画素電極6やTFT素子7などを覆う全面に印刷して
形成される。工程d9では、前記樹脂層16dの表面に
ラビング処理が施されて、配向膜としての機能が付加さ
れる。工程d10では、前記突起生成装置を用いて前記
樹脂層16dの所定の領域をレーザ光で加熱することに
よって、予め定められる高さの突起17が形成される。
このようにして基板部材2dが完成する。
【0095】工程d11〜d13は前記工程a13〜a
15と同様である。このようにして液晶表示装置1dが
完成する。
【0096】以上のように第4実施形態によれば、第1
実施形態と同様に、表示領域以外の所定の領域に形成さ
れたギャップ調整層9d,13dの突起17によって、
一対の基板部材2d,3dの各樹脂層16dの間に所定
の間隔が均一に形成される。前記突起17は前記所定の
領域に確実に固定でき、ラビング処理などによって容易
に剥がれることはない。したがって、優れた表示品位を
得ることができる。特に、コントラスト比の低下を防止
することができる。
【0097】また、ギャップ調整層9d,13dは配向
膜としても機能するので、配向膜を別途設ける必要はな
く、構成を簡略化することができる。
【0098】図11は、本発明の第5実施形態である液
晶表示装置1eの構成を示す断面図である。液晶表示装
置1eは、前記液晶表示装置1aの基板部材2a,3a
に代わって基板部材2e,3eを用いたものであり、ギ
ャップ調整層を一方基板部材のみに設けたものである。
【0099】液晶表示装置1eの一方基板部材2eは、
第1実施形態の基板部材2aと同様に構成される。他方
基板部材3eはギャップ調整層を有さず、具体的に、透
光性基板10の液晶層側の一方表面10aに、ほぼ全面
に共通電極11が配置され、さらに配向膜12が配置さ
れる。
【0100】前記ギャップ調整層9aの突起17と、基
板部材3eの配向膜12の表面とが互いに当接してお
り、基板部材2e,3eの配向膜8,12の間の間隔
は、ギャップ調整層9aの高さとなっている。
【0101】図12は、前記液晶表示装置1eの製造方
法を説明するための工程図である。基板部材2eは前述
した工程a7〜a12で作成される。基板部材3eは前
記工程a1〜a4で作成される。完成した基板部材2
e,3eは前記工程a13〜a15で処理されて、液晶
表示装置1eが完成する。
【0102】以上のように第5実施形態によれば、一方
基板部材2eのみが有し、表示領域以外の所定の領域に
形成されたギャップ調整層9aの突起17によって、一
対の基板部材2e,3eの配向膜8,12の間に所定の
間隔が均一に形成される。前記突起17は前記所定の領
域に確実に固定でき、ラビング処理などによって容易に
剥がれることはない。また、表示にかかわる光が当該ギ
ャップ調整層9aによって遮光されることはない。した
がって、優れた表示品位を得ることができ、特にコント
ラスト比の低下を防止することができる。
【0103】第5実施形態では、一方の基板部材2eが
ギャップ調整層9aを有する例について説明したが、一
方基板部材2eに代わって、他方基板部材3eがギャッ
プ調整層を有する例も本発明の範囲に属するものであ
る。
【0104】なお、第1〜5実施形態ではTFT素子7
を用いたTFT駆動の液晶表示装置1a〜1eの例につ
いて説明したが、DUTY駆動、PALC、FLCなど
の液晶表示装置に各実施形態を適用する例も本発明の範
囲に属するものであり、上述したのと同様の効果を得る
ことができる。
【0105】また、液晶表示装置に限らず、一対の基板
間に所定の間隔で液晶層を挟持して構成される素子に対
して、本発明を適用することも可能である。
【0106】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、一対の基
板のうちの少なくともいずれか一方基板の液晶層側に、
突起を有するギャップ調整層を形成したので、一対の基
板間に所定の間隔を均一に形成することができる。前記
突起は確実に固定されるので、液晶分子の配向秩序が乱
れることはない。また、基板同士の貼り合わせ時の圧力
や衝撃などによって、表示用の電極、アクティブスイッ
チング素子および液晶駆動用の引出し電極などに損傷が
加わることはない。したがって、優れた表示品位が得ら
れる。
【0107】また本発明によれば、配向膜の上または配
向膜の下に突起を有するギャップ調整層を形成すること
ができる。また、配向膜とともに突起を有するギャップ
調整層を形成することができ、配向膜の厚みよりもギャ
ップ調整層の突起を除く領域の厚みを薄くすることによ
って、配向膜形成時のラビング処理の影響をギャップ調
整層に与えることなく、ギャップ調整層による液晶分子
の配向秩序の乱れを防ぐことができる。
【0108】また本発明によれば、ギャップ調整層を光
透過領域以外の所定の領域に形成したので、表示にかか
わる光が当該ギャップ調整層によって遮光されることは
なく、コントラスト比の優れた表示品位を得ることがで
きる。
【0109】また本発明によれば、ギャップ調整層に配
向膜としての機能も付加したので、配向膜を別途設ける
必要はなく、構成を簡略化することができる。
【0110】また本発明によれば、形状記憶樹脂からな
る樹脂層の所定の領域を加熱することによって上述した
ようなギャップ調整層の突起を形成することができる。
【0111】また本発明によれば、形状記憶樹脂からな
る樹脂層に配向処理を施すことによって、ギャップ調整
層に配向膜としての機能を付加することができる。
【0112】また本発明によれば、形成される突起の高
さが検出されて、該突起が予め定められる高さとなるよ
うに樹脂層の加熱条件が制御されるので、所定の高さの
突起を確実に形成でき、均一性の高い間隔を一対の基板
間に形成することができ、面内均一性の優れた表示品位
の液晶表示装置を作成することができる。
【0113】また本発明によれば、レーザ光によって樹
脂層が加熱されて突起が形成される。したがって、所望
の領域のみを確実にかつ容易に加熱できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である液晶表示装置1a
の構成を示す断面図である。
【図2】前記液晶表示装置1aの一方基板部材2aを示
す平面図である。
【図3】前記液晶表示装置1aの製造方法を説明するた
めの工程図である。
【図4】ギャップ調整層の突起17を形成するときに用
いられる突起生成装置を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態である液晶表示装置1b
の構成を示す断面図である。
【図6】前記液晶表示装置1bの製造方法を説明するた
めの工程図である。
【図7】本発明の第3実施形態である液晶表示装置1c
の構成を示す断面図である。
【図8】前記液晶表示装置1cの製造方法を説明するた
めの工程図である。
【図9】本発明の第4実施形態である液晶表示装置1d
の構成を示す断面図である。
【図10】前記液晶表示装置1dの製造方法を説明する
ための工程図である。
【図11】本発明の第5実施形態である液晶表示装置1
eの構成を示す断面図である。
【図12】前記液晶表示装置1eの製造方法を説明する
ための工程図である。
【図13】従来技術である液晶表示装置101の構成を
示す断面図である。
【図14】特開平5−303102号公報に開示された
従来技術である液晶表示装置121を示す断面図であ
る。
【図15】特開平6−148653号公報に開示された
従来技術である液晶表示装置131を示す断面図であ
る。
【図16】特開平6−301040号公報に開示された
従来技術である液晶表示装置141を示す断面図であ
る。
【図17】特開平7−5475号公報に開示された従来
技術である液晶表示装置151を示す断面図である。
【符号の説明】
1a〜1e 液晶表示装置 2a〜2e,3a〜3e 基板部材 4 液晶層 5,10 透光性基板 6 画素電極 8,12,61,62 配向膜 9a,9c,9d,13a,13c,13d ギャップ
調整層 11 共通電極 16a,16c,16d 樹脂層 17 突起

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔をあけて配置された一対の基
    板間に液晶層を介在して構成される液晶表示装置におい
    て、 前記一対の基板のうちの少なくともいずれか一方基板の
    液晶層側には、該一方基板に対向する他方基板の液晶層
    側最表面に当接して一対の基板間に前記所定の間隔を形
    成する突起を有するギャップ調整層が形成されているこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記ギャップ調整層は、基板の液晶層側
    表面に形成された液晶分子の配向を規制する配向膜上に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の液晶表
    示装置。
  3. 【請求項3】 前記ギャップ調整層は基板の液晶層側表
    面に形成され、当該ギャップ調整層の上には液晶分子の
    配向を規制する配向膜が形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記ギャップ調整層は、基板の液晶層側
    表面に、液晶分子の配向を規制する配向膜とともに形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ギャップ調整層の前記突起を除く領
    域の厚みは、前記配向膜の厚みよりも薄いことを特徴と
    する請求項4記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記ギャップ調整層は予め定められる光
    透過領域以外の領域に形成されていることを特徴とする
    請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の液晶表示装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ギャップ調整層は、液晶分子を所定
    の方向に配列させる配向膜としての機能を有することを
    特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記ギャップ調整層は、形状記憶樹脂か
    ら形成されていることを特徴とする請求項1〜7のうち
    のいずれか1つに記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 所定の間隔をあけて配置された一対の基
    板間に液晶層を介在して構成される液晶表示装置の製造
    方法において、 前記一対の基板のうちの少なくともいずれか一方基板の
    一方表面側に形状記憶樹脂からなる樹脂層を形成する工
    程と、 前記樹脂層の所定の領域を加熱して突起を形成する工程
    と、 前記突起と、前記他方基板の一方最表面とを当接させ
    て、一対の基板を貼り合わせる工程と、 前記一対の基板間に形成された間隙に液晶を注入する工
    程とを含むことを含むことを特徴とする液晶表示装置の
    製造方法。
  10. 【請求項10】 所定の間隔をあけて配置された一対の
    基板間に液晶層を介在して構成される液晶表示装置の製
    造方法において、 前記一対の基板のうちの少なくともいずれか一方基板の
    一方表面に液晶分子の配向を規制する配向膜を形成する
    工程と、 前記配向膜上の予め定められる領域に形状記憶樹脂から
    なる樹脂層を形成する工程と、 前記樹脂層の所定の領域を加熱して突起を形成する工程
    と、 前記突起と、前記他方基板の一方最表面とを当接させ
    て、一対の基板を貼り合わせる工程と、 前記一対の基板間に形成された間隙に液晶を注入する工
    程とを含むことを含むことを特徴とする液晶表示装置の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 所定の間隔をあけて配置された一対の
    基板間に液晶層を介在して構成される液晶表示装置の製
    造方法において、 前記一対の基板のうちの少なくともいずれか一方基板の
    一方表面に形状記憶樹脂からなる樹脂層を形成する工程
    と、 前記樹脂層を覆って液晶分子の配向を規制する配向膜を
    形成する工程と、 前記樹脂層の所定の領域を配向膜上から加熱して突起を
    形成する工程と、 前記一方基板の突起上の配向膜表面と、前記他方基板の
    一方最表面とを当接させて、一対の基板を貼り合わせる
    工程と、 前記一対の基板間に形成された間隙に液晶を注入する工
    程とを含むことを含むことを特徴とする液晶表示装置の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 所定の間隔をあけて配置された一対の
    基板間に液晶層を介在して構成される液晶表示装置の製
    造方法において、 前記一対の基板のうちの少なくともいずれか一方基板の
    一方表面内であって、予め定められる光透過領域以外の
    領域に、形状記憶樹脂からなる樹脂層を形成する工程
    と、 前記一方基板の一方表面内であって、前記光透過領域
    に、液晶分子の配向を規制する配向膜を形成する工程
    と、 前記樹脂層の所定の領域を加熱して突起を形成する工程
    と、 前記突起と、前記他方基板の一方最表面とを当接させ
    て、一対の基板を貼り合わせる工程と、 前記一対の基板間に形成された間隙に液晶を注入する工
    程とを含むことを含むことを特徴とする液晶表示装置の
    製造方法。
  13. 【請求項13】 前記樹脂層の厚みは、前記配向膜の厚
    みよりも薄く形成されることを特徴とする請求項12記
    載の液晶表示装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 所定の間隔をあけて配置された一対の
    基板間に液晶層を介在して構成される液晶表示装置の製
    造方法において、 前記一対の基板のうちの少なくともいずれか一方基板の
    一方表面に、形状記憶樹脂からなる樹脂層を形成する工
    程と、 前記樹脂層に対して、液晶分子の配向を規制するための
    配向処理を施す工程と、 前記樹脂層の所定の領域を加熱して突起を形成する工程
    と、 前記突起と、前記他方基板の一方最表面とを当接させ
    て、一対の基板を貼り合わせる工程と、 前記一対の基板間に形成された間隙に液晶を注入する工
    程とを含むことを含むことを特徴とする液晶表示装置の
    製造方法。
  15. 【請求項15】 前記突起を形成する工程では、形成さ
    れる突起の高さが検出され、該突起が予め定められる高
    さとなるように樹脂層の加熱条件が制御されることを特
    徴とする請求項9〜12,14のうちのいずれか1つに
    記載の液晶表示装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記樹脂層の加熱は、レーザ光によっ
    て行われることを特徴とする請求項9〜12,14のう
    ちのいずれか1つに記載の液晶表示装置の製造方法。
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