JP3668353B2 - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図13は、従来技術である液晶表示装置101の構成を示す断面図である。液晶表示装置101は、一対の基板部材102a,103aと、該基板部材間に介在される液晶層104と、基板部材102a,103aの液晶層104とは反対側にそれぞれ配置される偏光板113,114とを含んで構成される。
【0003】
一対の基板部材102a,103aは、ともに、透光性を有する基板105,108の一方表面に表示用の透明電極106,109をそれぞれ形成し、さらに該透明電極106,109を覆って透光性基板105,108の一方表面上に配向膜107,110をそれぞれ形成して構成される。
【0004】
このような一対の基板部材102a,103aは、いずれか一方基板部材の配向膜上にスペーサ112を散布した後、配向膜同士が互いに対向するようにして、基板部材102a,103aの周縁部がシール材111で接着される。これによって、一対の基板部材間には、たとえば球状のスペーサ112ではその直径に相当する間隙が形成される。形成された間隙に液晶を注入することによって液晶層104が形成され、このようにして液晶表示装置101が構成される。
【0005】
前記スペーサは、アルコールなどの揮発性溶液中にスペーサを混入して超音波などで分散させた後、該溶液を所定の基板に噴霧し、乾燥させる湿式法や、静電気や気流を利用して散布する乾式法などによって散布される。このような散布法では、散布量や散布時間などを調整して、スペーサの密度を制御している。
【0006】
図14は、特開平5−303102号公報に開示された従来技術である液晶表示装置121を示す断面図である。前記液晶表示装置101と同様の構成部材には同様の参照符号を付す。前記基板部材102aに相当する基板部材102bは、透光性基板105の一方表面にブラック線122を形成し、該ブラック線122を覆って絶縁膜123を形成し、該絶縁膜123の上であって前記ブラック線122の上にスペーサ112を固定し、さらに該スペーサ112を覆って配向膜107を形成して構成される。
【0007】
前記ブラック線122は、ゲート電極やドレイン電極など、表示画面上で黒く見える部分に相当する。また、前記スペーサ112は、紫外線硬化型のインキに混合されて所定の位置にフレクシャー印刷法またはスクリーン印刷法で点状に印刷された後、紫外線を照射してインキを硬化させることによって固定される。
【0008】
図15は、特開平6−148653号公報に開示された従来技術である液晶表示装置131を示す断面図である。前記液晶表示装置101と同様の構成部材には同様の参照符号を付す。前記基板部材102aに相当する基板部材102cは、透光性基板105の一方表面の予め定められる画素領域Aに画素電極としての透明電極106を、該画素領域A以外の領域に樹脂膜132をそれぞれ形成し、さらに樹脂膜132上にスペーサ112を固定して構成される。また、前記基板部材103aに相当する基板部材103cは、透光性基板108の一方表面であって、前記基板部材102cの画素領域A以外の領域に対向する領域にブラックマスク133を形成し、該ブラックマスク133を覆って絶縁膜134を形成し、さらに透明電極109を形成して構成される。
【0009】
前記スペーサ112は、感光性ポリイミド前駆体やフォトレジストなどの樹脂液中に混合されて所定の位置に塗布された後、樹脂液を乾燥させることによって固定される。
【0010】
図16は、特開平6−301040号公報に開示された液晶表示装置141を示す断面図である。前記液晶表示装置101と同様の構成部材には同様の参照符号を付す。前記基板部材102aに相当する基板部材102dは、次のようにして構成される。透光性基板105の一方表面であって、予め定められる画素領域以外の領域に遮光膜142を形成し、該遮光膜142を覆って絶縁膜143を形成する。さらに、絶縁膜143上の画素領域に画素電極としての透明電極106を形成し、該透明電極106を覆って配向膜107を形成する。さらに、配向膜107上であって、画素領域以外の領域に光硬化樹脂層144を形成し、該光硬化樹脂層144上にスペーサ112を固定する。
【0011】
前記スペーサ112は、基板105の一方表面とは反対側の他方表面側から光を照射して光硬化樹脂層144を硬化させることによって固定される。
【0012】
図17は、特開平7−5475号公報に開示された液晶表示装置151を示す断面図である。前記液晶表示装置101と同様の構成部材には同様の参照符号を付す。前記基板部材102aに相当する基板部材102eは、透光性基板105の一方表面にバスライン152を形成し、該バスライン152を覆って絶縁物質層153を形成し、さらにTFT素子154と画素電極としての透明電極106とバスライン155とを形成し、これらを覆って配向膜107を形成して構成される。また、基板部材103aに相当する基板部材103eは、透光性基板108の一方表面にブラックマスク156とスペーサ112とを同時に形成し、さらに共通電極としての透明電極109を形成した後、配向膜110を形成して構成される。
【0013】
ブラックマスク156およびスペーサ112は、ブラックマスクとなる物質を含む溶液中にスペーサとなるガラスファイバなどの無機物を混合し、該溶液を所定の基板に塗布し、所定の領域を露光し、現像することによって形成される。スペーサ112は、透明電極109および配向膜110から突出して、ブラックマスク156によって固定される。ブラックマスク156は表示領域以外の領域に設けられるので、スペーサ112も同様に表示領域以外の領域に設けられる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
図13に示される液晶表示装置101では、スペーサ112は所定の基板上に散布されるので、基板上の任意の位置に配置される。すなわち、表示用の透明電極106,109の上にも配置される。配向が規制された液晶分子中に配置されたスペーサは、該液晶分子の配向秩序を乱すので、上述のように電極106,109の上にスペーサ112が配置されると、表示品位が著しく低下する。また、スペーサ部分には液晶が存在しないので、液晶の駆動状態によらず表示は常に白色状態となり、表示品位が著しく低下する。このような表示品位の低下は、たとえばプロジェクション方式を採用した液晶表示装置において顕著である。
【0015】
また、スペーサは配向膜などと点接触するので、基板同士の貼り合わせ時の圧力や衝撃などが過大な局部的荷重として加わる。このため、表示領域内に配置されたときには、表示用の電極やTFT素子などのアクティブスイッチング素子に損傷を与えることがあり、また表示領域以外の領域に配置されたときには、液晶駆動用の引出し電極などに損傷を与える可能性がある。
【0016】
このような課題は、図14〜図17に示した先行技術のように、スペーサ112を表示領域以外の所定の領域のみに配置することによって解消できるが、スペーサが表示領域に配置されることのないよう、所定領域に樹脂などで確実に固定することは困難である。
【0017】
また、図14、図15および図17に示した先行技術では、スペーサ112を固定した後にラビング処理などによって配向膜を形成することとなるが、スペーサを剥がすことなく均一にラビング処理することは困難である。
【0018】
本発明の目的は、確実に基板間の間隙を規制でき、優れた表示品位が得られる液晶表示装置およびその製造方法を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は、所定の間隔をあけて配置された一対の基板間に液晶層を介在して構成される液晶表示装置において、
前記一対の基板の液晶層側表面にそれぞれ形成されて液晶分子の配向を規制するとともに、少なくともいずれか一方基板では、予め定められる領域に形成される一対の配向膜と、
該一方基板に対向する他方基板の液晶層側表面に当接して一対の基板間に前記所定の間隔を形成する突起を有し、前記一方基板の液晶層側表面の予め定められる領域以外の領域に形成され、ガラス転移点以上でかつ融点以下に加熱すると膨張し、急冷するとその膨張形状を維持する形状記憶樹脂からなるギャップ調整層とを有し、
前記ギャップ調整層の前記突起を除く領域の厚みは、前記配向膜の厚みよりも薄く、
前記ギャップ調整層での前記突起は、前記配向膜がラビング処理によって形成された後に形成されることによって、前記配向膜は、液晶層に臨む面全域において、液晶分子の配向を規制することを特徴とする液晶表示装置である。
本発明に従えば、ガラス転移点以上でかつ融点以下に加熱すると膨張し、急冷するとその膨張形状を維持する形状記憶樹脂からなるギャップ調整層の突起によって一対の基板間に所定の間隔が均一に形成される。前記突起は従来技術のようにスペーサを樹脂などで固定したものではなく、ギャップ調整層の一部として形成されるので、確実に固定され、容易に基板から剥がれることはない。また、ラビング処理によって配向膜が形成された後に、ギャップ調整層が形成されるので、配向膜は、液晶層に臨む面全域にラビング処理が施されており、この面全面において液晶分子の配向を規制する。これによって、配向膜上においてギャップ調整層と接する領域に連なるギャップ調整層間際の領域であっても、液晶分子の配向を規制することができる。したがって配向秩序が乱れやすいギャップ調整層付近に介在する液晶分子の配向を規制することができる。これによって液晶表示装置の表示面全体にわたってさらに優れた表示品質を得ることができる。またラビング処理によって配向膜が形成された後に、ギャップ調整層が形成されるので、ラビング処理によって突起が剥がれることはなく、基板間の距離を均一に保ち、優れた表示品位を得ることができる。
さらに、配向膜の厚みよりもギャップ調整層の前記突起を除く領域の厚みの方が薄く選ばれる。これによって配向膜形成時のラビング処理の影響はギャップ調整層には与えられないので、ギャップ調整層による液晶分子の配向秩序の乱れを防ぐことができる。
また、基板同士の貼り合わせ時の圧力や衝撃などによって、表示用の電極、アクティブスイッチング素子および液晶駆動用の引出し電極などに損傷が加わることはない。ギャップ調整層が一方基板の液晶層側のみに形成されているときには、該ギャップ調整層が当接する他方基板の液晶層側最表面とは、たとえば配向膜の表面となる。また、ギャップ調整層が一方および他方基板の液晶層側にともに形成されているときには、一方基板側のギャップ調整層が当接する他方基板の液晶層側最表面とは、他方基板側のギャップ調整層の突起部の表面となる。
【0021】
また本発明は、所定の間隔をあけて配置された一対の基板間に液晶層を介在して構成される液晶表示装置において、
前記一対の基板のうちの少なくともいずれか一方基板の液晶層側表面に形成され、該一方基板に対向する他方基板の液晶層側表面に当接して一対の基板間に前記所定の間隔を形成する突起を有するとともに液晶分子の配向を規制し、ガラス転移点以上でかつ融点以下に加熱すると膨張し、急冷するとその膨張形状を維持する形状記憶樹脂からなるギャップ調整層を備え、
前記ギャップ調整層がラビング処理によって液晶分子の配向を規制可能に形成された後に前記突起が形成されることによって、前記ギャップ調整層は、液晶層に臨む面全域において、液晶分子の配向を規制することを特徴とする液晶表示装置である。
本発明に従えば、ガラス転移点以上でかつ融点以下に加熱すると膨張し、急冷するとその膨張形状を維持する形状記憶樹脂からなるギャップ調整層の突起によって一対の基板間に所定の間隔が均一に形成される。前記突起は従来技術のようにスペーサを樹脂などで固定したものではなく、ギャップ調整層の一部として形成されるので、確実に固定され、容易に基板から剥がれることはない。また、ラビング処理によってギャップ調整層が液晶分子の配向を規制可能に形成された後に、前記突起がギャップ調整層に形成されるので、ギャップ調整層は、液晶層に臨む面全域にラビング処理が施されており、この面全面において液晶分子の配向を規制する。これによって、ギャップ調整層のうち突起および突起に接する領域であっても、液晶分子の配向を規制することができる。したがって配向秩序が乱れやすい突起付近に介在する液晶分子の配向を規制することができる。これによって液晶表示装置の表示面全体にわたってさらに優れた表示品質を得ることができる。またギャップ調整層は、ラビング処理が施された後に、突起が形成されるので、ラビング処理によって突起が剥がれることはなく、基板間の距離を均一に保ち、優れた表示品位を得ることができる。
また、基板同士の貼り合わせ時の圧力や衝撃などによって、表示用の電極、アクティブスイッチング素子および液晶駆動用の引出し電極などに損傷が加わることはない。
【0025】
また本発明は、前記ギャップ調整層は予め定められ光透過領域以外の領域に形成されていることを特徴とする。
本発明に従えば、ギャップ調整層は光透過領域以外の所定の領域に形成されるので、表示にかかわる光が当該ギャップ調整層によって遮光されることはない。したがって、コントラスト比の優れた表示品位を得ることができる。
【0030】
また本発明は、所定の間隔をあけて配置された一対の基板間に液晶層を介在して構成される液晶表示装置の製造方法において、
前記一対の基板のうちの少なくともいずれか一方基板の液晶層側表面にガラス転移点以上でかつ融点以下に加熱すると膨張し、急冷するとその膨張形状を維持する形状記憶樹脂からなる形状記憶樹脂層を形成する工程と、
形状記憶樹脂層にラビング処理を施して液晶分子の配向を規制する配向部分を形成するラビング処理工程と、
前記形状記憶樹脂層の所定の領域を加熱して突起を形成する工程と、
前記突起と、前記一方基板に対向する他方基板の液晶層側表面とを当接させて、一対の基板を貼り合わせる工程と、
前記一対の基板間に形成された間隙に液晶を注入する工程とを含むことを特徴とする液晶表示装置の製造方法である。
本発明に従えば、ガラス転移点以上でかつ融点以下に加熱すると膨張し、急冷するとその膨張形状を維持する形状記憶樹脂層に対してラビング処理が施された後で該形状記憶樹脂層の所定の領域を加熱することによって前記突起が形成される。突起は確実に固定され、またギャップ調整層は配向部分突起とを兼用することができ、簡単な構成の液晶表示装置を作成することができる。
また、突起を形成する工程の前に、形状記憶樹脂層にラビング処理が行われるので、突起がラビング処理を阻害することがない。これによって、液晶層に臨む面全域に対して、液晶分子を均一に配向規制可能な配向部分を形成することができる。
さらに、形状記憶樹脂にラビング処理が行われた後で、突起を形成する工程が行われるので、形状記憶樹脂は、液晶層に臨む面全域にラビング処理が施されており、この面全域において、液晶分子の配向を規制する。これによって、ギャップ調整層の突起に隣接する部分であっても、液晶分子の配向を規制する。これによって、配向秩序が乱れやすいギャップ調整層の突起付近に介在する液晶分子の配向を規制することができ、製造される液晶表示装置の表示品質を向上することができる。
【0031】
また本発明は、所定の間隔をあけて配置された一対の基板間に液晶層を介在して構成される液晶表示装置の製造方法において、
前記一対の基板のうちの少なくともいずれか一方基板の液晶層側表面内であって予め定められた光透過領域以外の領域に、ガラス転移点以上でかつ融点以下に加熱すると膨張し、急冷するとその膨張形状を維持する形状記憶樹脂からなる形状記憶樹脂層を形成する工程と、
前記一対の基板の両方の基板の液晶層側表面内であって、少なくとも前記予め定められ光透過領域に、液晶分子の配向を規制する配向膜を形成するための配向用樹脂膜を形成するとともに前記形状記憶樹脂が形成された基板では、前記配向用樹脂膜を前記形状記憶樹脂層よりも厚く形成する工程と、
前記配向用樹脂にラビング処理を施して配向膜を形成するラビング処理工程と、
前記形状記憶樹脂層の所定の領域を加熱して突起を形成する工程と、
前記突起と、前記一方基板に対向する他方基板の液晶層側表面とを当接させて、一対の基板を貼り合わせる工程と、
前記一対の基板間に形成された間隙に液晶を注入する工程とを含むことを特徴とする液晶表示装置の製造方法である。
本発明に従えば、配向用樹脂層に対してラビング処理が施され、ガラス転移点以上でかつ融点以下に加熱すると膨張し、急冷するとその膨張形状を維持する形状記憶樹脂層の所定の領域を加熱することによって前記突起が形成される
また、形状記憶樹脂層よりも配向膜を形成するための配向用樹脂層を厚く形成することによって、形状記憶樹脂層が前記配向用樹脂層から突出することがない。これによって、形状記憶樹脂層が前記配向用樹脂層に施されるラビング処理を阻害することがなく、液晶層に臨む面全域に対して、液晶分子を均一に配向規制可能な配向膜を形成することができる。
さらに、ラビング処理が行われた状態で、突起を形成する工程が行われるので、ラビング処理によって、突起が剥れることがなく、製造される液晶表示装置の基板間の距離を一定に保つことができ、製造される液晶表示装置の表示品質を向上することができる。
【0033】
また本発明は、前記突起を形成する工程では、形成される突起の高さが検出され、該突起が予め定められ高さとなるように形状記憶樹脂層の加熱条件が制御されることを特徴とする。
本発明に従えば、形成される突起の高さが検出されて、該突起が予め定められる高さとなるように形状記憶樹脂層の加熱条件が制御されるので、所定の高さの突起を確実に形成でき、均一性の高い間隔を一対の基板間に形成することができ、面内均一性の優れた表示品位の液晶表示装置を作成することができる。
【0034】
また本発明は、前記形状記憶樹脂層の加熱は、レーザ光によって行われることを特徴とする。
本発明に従えば、レーザ光によって前記形状記憶樹脂層が加熱されて突起が形成される。したがって、所望の領域のみを確実にかつ容易に加熱できる。
【0035】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1実施形態である液晶表示装置1aの構成を示す断面図である。図2は、前記液晶表示装置1aの一方基板部材2aを示す平面図である。液晶表示装置1aは、一対の基板部材2a,3aと、該基板部材間に介在される液晶層4と、基板部材2a,3aの液晶層4とは反対側にそれぞれ配置される偏光板14,15とを含んで構成される。
【0036】
一対の基板部材2a,3aのうちの一方基板部材2aは、ガラスなどで実現される透光性基板5、ITO(インジウム錫酸化物)などで実現される表示用の透明な画素電極6、液晶駆動用のスイッチング素子であるTFT(薄膜トランジスタ)素子7、ポリイミド樹脂などで実現される配向膜8、ギャップ調整層9a、ゲート配線27、ソース配線28および蓄積容量素子30を含んで構成される。また、配向膜8は、後述するように突起がなく平坦な樹脂層にラビング処理を施して形成されるので、その全面すなわち、液晶層に臨む面全域において、液晶分子の配向を規制可能に形成される。
【0037】
透光性基板5の液晶層側の一方表面5aには、帯状の複数のゲート配線27が等間隔に配置され、さらに帯状の複数のソース配線28が、ゲート配線27とは直交する方向に等間隔に配置される。ゲート配線27とソース配線28とは、絶縁膜19によって互いに絶縁を保持している。ゲート配線27、ソース配線28および絶縁膜19は、それぞれ既知の材料で実現することができる。
【0038】
前記ゲート配線27とソース配線28とによって囲まれた矩形の各領域内には、画素電極6、TFT素子7および蓄積容量素子30がそれぞれ配置される。画素電極6が設けられた領域が、概ね表示にかかわる領域(以降、「表示領域」という)である。
【0039】
前記ゲート配線27、ソース配線28、画素電極6、TFT素子7および蓄積容量素子30を覆って、透光性基板5の一方表面5aにはさらに配向膜8が配置され、該配向膜8の上であって、前記表示領域以外の領域内の、たとえばTFT素子7に重畳する領域にギャップ調整層9aが配置される。ギャップ調整層9aは、形状記憶樹脂からなり、配向膜8と接する樹脂層16aと、該樹脂層16aから突出する突起17とを含んで構成される。
【0040】
前記TFT素子7は、具体的に、ゲート配線27に接続されるゲート電極18、該ゲート電極18を覆う絶縁膜19、該絶縁膜19の上に配置されるa−Si層20、該a−Si層20の上に配置され、n+a−Si層で実現されるコンタクト層21,22、一方のコンタクト層21の上に配置され、ソース配線28に接続されるソース電極24、他方のコンタクト層22の上に配置され、画素電極6と接続されるドレイン電極25およびコンタクト層21,22の間に配置されるパッシベーション層23を含んで構成される。
【0041】
また、蓄積容量素子30は、画素電極6から延設される一方電極31と、該電極31との間でコンデンサを形成し、絶縁膜19を介してソース配線28と接続される他方電極32とを含んで構成される。電極31,32の間に形成されるコンデンサ部分は、画素電極部分から放電される電荷を補って表示を安定させる。
【0042】
一対の基板部材2a,3aのうちの前記一方基板部材2aとは異なる他方基板部材3aは、ガラスなどで実現される透光性基板10、ITOなどで実現される表示用の透明な共通電極11、ポリイミド樹脂などで実現される配向膜12およびギャップ調整層13aを含んで構成される。また、配向膜12は、後述するように突起がなく平坦な樹脂層にラビング処理を施して形成されるので、その全面すなわち、液晶層に臨む面全域において、液晶分子の配向を規制可能に形成される。
【0043】
透光性基板10の液晶層側の一方表面10aには、ほぼ全面に共通電極11が配置され、さらに配向膜12が配置され、該配向膜12の上であって、基板部材2a,3aを貼り合わせたときにTFT素子7に重畳する領域には、ギャップ調整層13aが配置される。ギャップ調整層13aは、前記ギャップ調整層9aと同様に、配向膜12と接する樹脂層16aと、該樹脂層16aから突出する突起17とを含んで構成される。ギャップ調整層9a,13aを表示領域以外の領域内に配置することによって、突起17による液晶分子の配向の乱れを防止でき、表示品位の低下を防ぐことができる。
【0044】
前記ギャップ調整層9a,13aの突起17同士は互いに当接しており、基板部材2a,3aの配向膜8,12の間の間隔は、ギャップ調整層9aの高さとギャップ調整層13aの高さとを足し合わせた長さとなっている。該間隔には、たとえばネマティック液晶で実現される液晶層4が配置され、該液晶層4の液晶分子26は、表示電圧が印加されていない状態において、前記基板部材2a,3aの間で、たとえば90°以上捩れ配向している。
【0045】
前記偏光板14は、透光性基板5の液晶層4とは反対側の他方表面5bに貼り付けられ、偏光板15は、透光性基板10の液晶層4とは反対側の他方表面10bに貼り付けられている。
【0046】
図3は、前記液晶表示装置1aの製造方法を説明するための工程図である。基板部材3aを作成する工程a1〜a6と、基板部材2aを作成する工程a7〜a12とは並列して実施可能である。
【0047】
工程a1では、透光性基板10が準備される。工程a2では、透光性基板10の一方表面10aに共通電極11が形成される。工程a3では、共通電極11の上に配向膜12となる樹脂膜が形成される。工程a4では、前記樹脂膜の表面にラビング処理が施されて、配向膜12が形成される。したがって配向膜12を形成するための前記樹脂膜の表面部全域にラビング処理が施される。
【0048】
工程a5では、配向膜12の上にギャップ調整層13aの樹脂層16aが形成される。該樹脂層16aは、形状記憶樹脂を印刷法などで所定の位置に印刷して形成される。工程a6では、後述する突起生成装置を用いて前記樹脂層16aの所定の領域をレーザ光で加熱することによって、予め定められる高さの突起17が形成される。このようにして基板部材3aが完成する。
【0049】
工程a7では、透光性基板5が準備される。工程a8では、透光性基板5の一方表面5aに画素電極6やTFT素子7などが形成される。工程a9では、画素電極6やTFT素子7などを覆って透光性基板5の一方表面5aに、配向膜8となる樹脂膜が形成される。工程a10では、前記樹脂膜の表面にラビング処理が施されて、配向膜8が形成される。したがって配向膜8を形成するための前記樹脂膜の表面部全域にラビン処理が施される。
【0050】
工程a11では、配向膜8の上にギャップ調整層9aの樹脂層16aが形成される。該樹脂層16aは、前記工程a5と同様に、形状記憶樹脂を印刷法などで所定の位置に印刷して形成される。工程a12では、後述する突起生成装置を用いて前記樹脂層16aの所定の領域をレーザ光で加熱することによって、予め定められる高さの突起17が形成される。このようにして基板部材2aが完成する。
【0051】
工程a13では、基板部材2a,3aの突起17同士が互いに当接するようにして、該基板部材2a,3aが対向配置され、液晶注入用の注入口をあけて周縁部が貼り合わせられる。工程a14では、ギャップ調整層9a,13aによって形成された間隙に、液晶が注入され、注入口が封止される。工程a15では、偏光板14,15が貼り付けられる。このようにして液晶表示装置1aが完成する。
【0052】
図4は、ギャップ調整層9a,13aの突起17を形成するときに用いられる突起生成装置を示す図である。突起を形成すべき基板5,10は、X−Yテーブル41上に載置されて、固定される。基板5,10には、樹脂層16aが形成されており、該樹脂層16aの所定領域に対するレーザ光照射による加熱によって突起17が形成される。
【0053】
ここで、X−Yテーブル41は、X軸駆動装置42とY軸駆動装置43とによって、互いに直交する方向に移動可能に構成される。制御回路46からの制御信号にしたがってX軸位置決め回路44で決定された位置に、X軸駆動回路42がX−Yテーブル41を移動することによって、X軸方向の位置が決定される。同様にして、制御回路46からの制御信号にしたがってY軸位置決め回路45で決定された位置に、Y軸駆動回路43がX−Yテーブル41を移動することによって、Y軸方向の位置が決定される。
【0054】
X−Yテーブル41の載置面上方には、突起生成用のレーザ光出射装置53と、突起高さ検出用のレーザ光出射装置47と、突起高さ検出用のレーザ光受光装置50とが配置される。レーザ光出射装置53からのレーザ光54を樹脂層16aの所定領域に照射することによって、該領域の樹脂層16aが加熱され、突起17が形成される。
【0055】
このとき、レーザ光出射装置47からのレーザ光48が形成された突起17に照射され、該レーザ光48の反射レーザ光49がレーザ光受光装置50で受光される。突起高さ検出回路51は、レーザ光受光装置50の出力に基づいて、形成された突起17の高さを随時検出する。検出された高さは、制御回路46に与えられる。
【0056】
制御回路46は、検出された高さが所定の高さであるかどうかを判定し、検出された高さが所定の高さとなるようなレーザ光の照射条件、たとえばレーザ光強度や照射時間をレーザ制御回路52に与える。レーザ制御回路52は、与えられた照射条件でレーザ光54が照射されるように、レーザ光出射装置53を駆動する。
【0057】
前記樹脂層16aを構成する形状記憶樹脂は、ガラス転移点以上で融点以下の状態ではゴム弾性を示し、またガラス転移点未満の室温状態ではゴム弾性を示さない。したがって、形状記憶樹脂からなる樹脂層16aにレーザ光54を照射して、ガラス転移点以上で融点以下の温度に加熱することによって、該樹脂層16aは膨張し、突起17が形成される。レーザ光54の照射を停止すると、樹脂層16aおよび形成された突起17は急冷される。このとき、加熱時の形状のまま応力が凍結されるので、突起17の形状が維持される。
【0058】
このような形状記憶樹脂としては、ポリウレタン系の樹脂を用いることができ、特にガラス転移点が比較的高く、ガラス転移点を境にして動的粘弾性係数が急激に変化する樹脂が好ましい。樹脂層16aの膜厚を1μmとすると、約2〜3μmの高さの突起17を形成することができる。
【0059】
ギャップ調整層9a,13aは、形状記憶樹脂のみからなるものに限らず、有機色素を含有した形状記憶樹脂からなるものであってもかまわない。前記有機色素は、発熱源となり、レーザ光54の加熱効果を増長させるので好ましい。
【0060】
以上のように第1実施形態によれば、一対の基板部材2a,3aがともに有するギャップ調整層9a,13aの突起17同士によって、一対の基板部材2a,3aの配向膜8,12の間に所定の間隔が均一に形成される。前記突起17は、従来技術のようにスペーサを樹脂などで固定したものではなく、形状記憶樹脂からなる樹脂層16aの所定の領域を加熱することによって形成されるので、確実に固定され、ラビング処理などによって容易に剥がれることはない。したがって、表示領域以外の所定の領域のみに確実に固定できる。このため、表示領域内の液晶分子の配向秩序を乱すことはなく、また基板部材同士の貼り合わせ時の圧力や衝撃などによって、表示用の電極6,11、TFT素子7および液晶駆動用の引出し電極などに損傷が加わることはなく、優れた表示品位を得ることができる。
【0061】
また、前記ギャップ調整層9a,13aは配向膜8,12の上にそれぞれ形成され、ラビング処理によって配向膜8,12が形成された後にギャップ調整層9a,13aが形成されるので、ラビング処理によってギャップ調整層9a,13aが剥がれることはない。
【0062】
また、ギャップ調整層9a,13aは、表示領域以外の所定の領域に形成されるので、表示にかかわる光が当該ギャップ調整層9a,13aによって遮光されることはない。したがって、コントラスト比の低下を防止することができる。
【0063】
また、形成される突起17の高さが検出されて、該突起17が予め定められる高さとなるように樹脂層16aの加熱条件が制御されるので、所定の高さの突起17を確実に形成でき、均一性の高い間隔を一対の基板部材2a,3aの間に形成することができ、面内均一性の優れた表示品位の液晶表示装置1aを作成することができる。
【0064】
また、前記樹脂層16aはレーザ光54によって所望の領域のみを確実にかつ容易に加熱できる。
【0065】
図5は、本発明の第2実施形態である液晶表示装置1bの構成を示す断面図である。液晶表示装置1bは、前記液晶表示装置1aの基板部材2a,3aに代わって基板部材2b,3bを用いたものであり、該基板部材2b,3bは、前記配向膜8,12に代わって配向膜61,62を用いたものである。
【0066】
液晶表示装置1bの一方基板部材2bでは、具体的に、透光性基板5の一方表面5aに、ゲート配線27、ソース配線28、画素電極6、TFT素子7および蓄積容量素子30が配置され、これらを覆って、透光性基板5の一方表面5aにはさらに配向膜61とギャップ調整層9aとが配置される。配向膜61は表示領域に配置され、ギャップ調整層9aは表示領域以外の領域内の、たとえばTFT素子7に重畳する領域に配置される。配向膜61は、ラビング処理を施して形成されて、その全面すなわち、液晶層に臨む面全域において、液晶分子の配向を規制可能に形成される。
【0067】
他方基板部材3bでは、具体的に、透光性基板10の一方表面10aに、ほぼ全面に共通電極11が配置され、さらに配向膜62とギャップ調整層13aとが配置される。配向膜62は、基板部材2b,3bを貼り合わせたときに前記配向膜61に重畳する領域、すなわち表示領域に配置され、ギャップ調整層13aは、基板部材2b,3bを貼り合わせたときに前記表示領域以外の領域内であって、TFT素子7に重畳する領域に配置される。配向膜62は、ラビング処理を施して形成されて、その全面すなわち、液晶層に臨む面全域において、液晶分子の配向を規制可能に形成される。
【0068】
前記ギャップ調整層9a,13aの突起17同士は互いに当接しており、基板部材2b,3bの配向膜61,62の間の間隔は、ギャップ調整層9a,13aによって形成される所定の長さとなっている。
【0069】
ここで、第2実施形態では、透光性基板5の一方表面5aからギャップ調整層9aの樹脂層16aの表面までの距離である樹脂層16aの厚みW1と、透光性基板5の一方表面5aから配向膜61の表面までの距離である配向膜61の厚みW2とは、W1<W2の関係に選ばれる。
【0070】
また、共通電極11の表面からギャップ調整層13aの樹脂層16aの表面までの距離である樹脂層16aの厚みW3と、共通電極11の表面から配向膜62の表面までの距離である配向膜62の厚みW4とは、W3<W4の関係に選ばれる。
【0071】
図6は、前記液晶表示装置1bの製造方法を説明するための工程図である。基板部材3bを作成する工程b1〜b6と、基板部材2bを作成する工程b7〜b12とは並列して実施可能である。
【0072】
工程b1,b2は前記工程a1,a2と同様である。工程b3では、前記工程a3と同様に配向膜62となる樹脂膜が形成されるが、該樹脂膜は共通電極11の全面ではなく、表示領域に形成される。工程b4では、ギャップ調整層13aの樹脂層16aが形成される。該樹脂層16aは、形状記憶樹脂を印刷法などでTFT素子7に重畳する領域に印刷して形成される。
【0073】
工程b5では、工程b3で形成された樹脂膜の表面にラビング処理が施されて、配向膜62が形成される。工程a6では、前記突起生成装置を用いて工程b4で形成された樹脂層16aの所定の領域をレーザ光で加熱することによって、予め定められる高さの突起17が形成される。このようにして基板部材3bが完成する。
【0074】
工程b7,b8は前記工程a7,a8と同様である。工程b9では、前記工程b3と同様に配向膜61となる樹脂膜が形成されるが、該樹脂膜はTFT素子7や画素電極6などを覆う全面ではなく、表示領域に形成される。工程b10では、ギャップ調整層9aの樹脂層16aが形成される。該樹脂層16aは、前記工程b4と同様に、形状記憶樹脂を印刷法などでTFT素子7に重畳する領域に印刷して形成される。
【0075】
工程b11では、工程b9で形成された樹脂膜の表面にラビング処理が施されて、配向膜61が形成される。工程b12では、前記突起生成装置を用いて工程b10で形成された樹脂層16aの所定の領域をレーザ光で加熱することによって、予め定められる高さの突起17が形成される。このようにして基板部材2bが完成する。
【0076】
工程b13〜b15は、前記工程a13〜a15と同様である。このようにして液晶表示装置1bが完成する。
【0077】
以上のように第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、表示領域以外の所定の領域に形成されたギャップ調整層9a,13aの突起17によって、一対の基板部材2b,3bの配向膜61,62の間に所定の間隔が均一に形成される。前記突起17は前記所定の領域に確実に固定できる。また、表示にかかわる光が当該ギャップ調整層9a,13aによって遮光されることはない。したがって、優れた表示品位を得ることができ、特にコントラスト比の低下を防止することができる。
【0078】
また、表示領域に形成される配向膜61,62の厚みW2,W4よりも、表示領域以外の所定の領域に形成されるギャップ調整層9a,13aの前記突起17を除く領域の厚み、すなわち樹脂層16aの厚みW1,W3の方が薄くえらばれるので、配向膜61,62を形成するときのラビング処理の影響をギャップ調整層9a,13aに与えることはない。したがって、ギャップ調整層9a,13aによって、液晶分子26の配向秩序が乱れることはない。したがって、配向膜を形成するための前記樹脂膜の表面部全域にラビング処理が施される。
【0079】
図7は、本発明の第3実施形態である液晶表示装置1cの構成を示す断面図である。液晶表示装置1cは、前記液晶表示装置1aの基板部材2a,3aに代わって基板部材2c,3cを用いたものであり、該基板部材2c,3cは、配向膜8,12を液晶層側の最表面に配置したものである。
【0080】
液晶表示装置1cの一方基板部材2cでは、具体的に、透光性基板5の一方表面5aに、ゲート配線27、ソース配線28、画素電極6、TFT素子7および蓄積容量素子30が配置され、これらを覆って、透光性基板5の一方表面5aにはギャップ調整層9cが配置される。ギャップ調整層9cは、ゲート配線27、ソース配線28、画素電極6、TFT素子7および蓄積容量素子30を覆う樹脂層16cと、TFT素子7に重畳する領域に配置される突起17とを含んで構成される。配向膜8は、該ギャップ調整層9cを覆うようにして配置される。配向膜8は、ラビング処理を施して形成されて、その全面すなわち、液晶層に臨む面全域において、液晶分子の配向を規制可能に形成される。
【0081】
他方基板部材3cでは、具体的に、透光性基板10の一方表面10aに、ほぼ全面に共通電極11が配置され、さらにギャップ調整層13cが配置される。ギャップ調整層13cは、共通電極11を覆う樹脂層16cと、TFT素子7に重畳する領域に配置される突起17とを含んで構成される。配向膜12は、該ギャップ調整層13cを覆うようにして配置される。配向膜12は、ラビング処理を施して形成されて、その全面すなわち、液晶層に臨む面全域において、液晶分子の配向を規制可能に形成される。
【0082】
前記ギャップ調整層9c,13cの突起17同士は、配向膜8,12を介して互いに当接しており、基板部材2c,3cの配向膜8,12の間の間隔は、ギャップ調整層9c,13cの各突起17によって形成される所定の長さとなっている。
【0083】
図8は、前記液晶表示装置1cの製造方法を説明するための工程図である。基板部材3cを作成する工程c1〜c6と、基板部材2cを作成する工程c7〜c12とは並列して実施可能である。
【0084】
工程c1,c2は前記工程a1,a2と同様である。工程c3では、共通電極11の上にギャップ調整層13cの樹脂層16cが形成される。該樹脂層16cは、形状記憶樹脂を印刷法などで共通電極11のほぼ全面に印刷して形成される。工程c4では、配向膜12となる樹脂膜が形成される。工程c5では、前記樹脂膜の表面にラビング処理が施されて、配向膜12が形成される。工程c6では、前記突起生成装置を用いて前記樹脂層16cの所定の領域を配向膜12を介してレーザ光で加熱することによって、予め定められる高さの突起17が形成される。このようにして基板部材3cが完成する。
【0085】
工程c7,c8は前記工程a7,a8と同様である。工程c9では、画素電極6やTFT素子7などを覆って、ギャップ調整層9cの樹脂層16cが形成される。該樹脂層16cは、形状記憶樹脂を印刷法などで画素電極6やTFT素子7などを覆う全面に印刷して形成される。工程c10では、樹脂層16cの上に、配向膜8となる樹脂膜が形成される。工程c11では、前記樹脂膜の表面にラビング処理が施されて、配向膜8が形成される。工程c12では、前記突起生成装置を用いて前記樹脂層16cの所定の領域を配向膜8を介してレーザ光で加熱することによって、予め定められる高さの突起17が形成される。このようにして基板部材2cが完成する。
【0086】
工程c13〜c15は前記工程a13〜a15と同様である。このようにして液晶表示装置1cが完成する。
【0087】
以上のように第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に、表示領域以外の所定の領域に形成されたギャップ調整層9c,13cの突起17であって、配向膜8,12を介する突起17によって、一対の基板部材2c,3cの配向膜8,12の間に所定の間隔が均一に形成される。前記突起17は前記所定の領域に確実に固定でき、ラビング処理などによって容易に剥がれることはない。また、表示にかかわる光が当該ギャップ調整層9c,13cによって遮光されることはない。したがって、優れた表示品位を得ることができ、特にコントラスト比の低下を防止することができる。
【0088】
図9は、本発明の第4実施形態である液晶表示装置1dの構成を示す断面図である。液晶表示装置1dは、前記液晶表示装置1aの基板部材2a,3aに代わって基板部材2d,3dを用いたものであり、該基板部材2d,3dは、配向膜としての機能も併せもつギャップ調整層9d,13dを用いたものである。
【0089】
液晶表示装置1dの一方基板部材2dでは、具体的に、透光性基板5の一方表面5aに、ゲート配線27、ソース配線28、画素電極6、TFT素子7および蓄積容量素子30が配置され、これらを覆って、透光性基板5の一方表面5aにはギャップ調整層9dが配置される。ギャップ調整層9dは、配向膜としても機能し、ゲート配線27、ソース配線28、画素電極6、TFT素子7および蓄積容量素子30を覆う樹脂層16dと、TFT素子7に重畳する領域に配置される突起17とを含んで構成される。ギャップ調整層9dは、液晶層に臨む面全域において液晶分子の配向を規制する。
【0090】
他方基板部材3dでは、具体的に、透光性基板10の一方表面10aに、ほぼ全面に共通電極11が配置され、さらにギャップ調整層13dが配置される。ギャップ調整層13dは、配向膜としても機能し、共通電極11を覆う樹脂層16dと、TFT素子7に重畳する領域に配置される突起17とを含んで構成される。ギャップ調整層13dは、液晶層に臨む面全域において液晶分子の配向を規制する。
【0091】
前記ギャップ調整層9d,13dの突起17同士は互いに当接しており、基板部材2d,3dの各樹脂層16dの間の間隔は、ギャップ調整層9d,13dの各突起17の高さを足し合わせた長さとなっている。
【0092】
図10は、前記液晶表示装置1dの製造方法を説明するための工程図である。基板部材3dを作成する工程d1〜d5と、基板部材2dを作成する工程d6〜d10とは並列して実施可能である。
【0093】
工程d1,d2は前記工程a1,a2と同様である。工程d3では、共通電極11の上にギャップ調整層13dの樹脂層16dが形成される。該樹脂層16dは、形状記憶樹脂を印刷法などで共通電極11のほぼ全面に印刷して形成される。工程d4では、前記樹脂層16dの表面にラビング処理が施されて、配向膜としての機能が付加される。工程d5では、前記突起生成装置を用いて前記樹脂層16dの所定の領域をレーザ光で加熱することによって、予め定められる高さの突起17が形成される。このようにして基板部材3dが完成する。
【0094】
工程d6,d7は前記工程a7,a8と同様である。工程d8では、画素電極6やTFT素子7などを覆って、ギャップ調整層9dの樹脂層16dが形成される。該樹脂層16dは、形状記憶樹脂を印刷法などで画素電極6やTFT素子7などを覆う全面に印刷して形成される。工程d9では、前記樹脂層16dの表面にラビング処理が施されて、配向膜としての機能が付加される。工程d10では、前記突起生成装置を用いて前記樹脂層16dの所定の領域をレーザ光で加熱することによって、予め定められる高さの突起17が形成される。このようにして基板部材2dが完成する。
【0095】
工程d11〜d13は前記工程a13〜a15と同様である。このようにして液晶表示装置1dが完成する。
【0096】
以上のように第4実施形態によれば、第1実施形態と同様に、表示領域以外の所定の領域に形成されたギャップ調整層9d,13dの突起17によって、一対の基板部材2d,3dの各樹脂層16dの間に所定の間隔が均一に形成される。前記突起17は前記所定の領域に確実に固定でき、ラビング処理などによって容易に剥がれることはない。したがって、優れた表示品位を得ることができる。特に、コントラスト比の低下を防止することができる。
【0097】
また、ギャップ調整層9d,13dは配向膜としても機能するので、配向膜を別途設ける必要はなく、構成を簡略化することができる。
【0098】
図11は、本発明の第5実施形態である液晶表示装置1eの構成を示す断面図である。液晶表示装置1eは、前記液晶表示装置1aの基板部材2a,3aに代わって基板部材2e,3eを用いたものであり、ギャップ調整層を一方基板部材のみに設けたものである。
【0099】
液晶表示装置1eの一方基板部材2eは、第1実施形態の基板部材2aと同様に構成される。他方基板部材3eはギャップ調整層を有さず、具体的に、透光性基板10の液晶層側の一方表面10aに、ほぼ全面に共通電極11が配置され、さらに配向膜12が配置される。
【0100】
前記ギャップ調整層9aの突起17と、基板部材3eの配向膜12の表面とが互いに当接しており、基板部材2e,3eの配向膜8,12の間の間隔は、ギャップ調整層9aの高さとなっている。
【0101】
図12は、前記液晶表示装置1eの製造方法を説明するための工程図である。基板部材2eは前述した工程a7〜a12で作成される。基板部材3eは前記工程a1〜a4で作成される。完成した基板部材2e,3eは前記工程a13〜a15で処理されて、液晶表示装置1eが完成する。
【0102】
以上のように第5実施形態によれば、一方基板部材2eのみが有し、表示領域以外の所定の領域に形成されたギャップ調整層9aの突起17によって、一対の基板部材2e,3eの配向膜8,12の間に所定の間隔が均一に形成される。前記突起17は前記所定の領域に確実に固定でき、ラビング処理などによって容易に剥がれることはない。また、表示にかかわる光が当該ギャップ調整層9aによって遮光されることはない。したがって、優れた表示品位を得ることができ、特にコントラスト比の低下を防止することができる。
【0103】
第5実施形態では、一方の基板部材2eがギャップ調整層9aを有する例について説明したが、一方基板部材2eに代わって、他方基板部材3eがギャップ調整層を有する例も本発明の範囲に属するものである。
【0104】
なお、第1〜5実施形態ではTFT素子7を用いたTFT駆動の液晶表示装置1a〜1eの例について説明したが、DUTY駆動、PALC、FLCなどの液晶表示装置に各実施形態を適用する例も本発明の範囲に属するものであり、上述したのと同様の効果を得ることができる。
【0105】
また、液晶表示装置に限らず、一対の基板間に所定の間隔で液晶層を挟持して構成される素子に対して、本発明を適用することも可能である。
【0106】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、一対の基板のうちの少なくともいずれか一方基板の液晶層側に、突起を有するギャップ調整層を形成したので、一対の基板間に所定の間隔を均一に形成することができる。前記突起は確実に固定されるので、液晶分子の配向秩序が乱れることはない。また、基板同士の貼り合わせ時の圧力や衝撃などによって、表示用の電極、アクティブスイッチング素子および液晶駆動用の引出し電極などに損傷が加わることはない。したがって、優れた表示品位が得られる。
また突起を形成する工程の前にラビング処理を行うことによって、突起がラビング処理を阻害することない。これによって配向膜が液晶層に臨む面全域において、液晶分子の配向を規制する構成に形成することができる。これによって液晶層全体にわたって介在する液晶分子の配向を規制することができ、液晶表示装置の表示面全体にわたってさらに優れた表示品質を得ることができる。
【0107】
また本発明によれば、配向膜の上または配向膜の下に突起を有するギャップ調整層を形成することができる。また、配向膜とともに突起を有するギャップ調整層を形成することができ、配向膜の厚みよりもギャップ調整層の突起を除く領域の厚みを薄くすることによって、配向膜形成時のラビング処理の影響をギャップ調整層に与えることなく、ギャップ調整層による液晶分子の配向秩序の乱れを防ぐことができる。
【0108】
また本発明によれば、ギャップ調整層を光透過領域以外の所定の領域に形成したので、表示にかかわる光が当該ギャップ調整層によって遮光されることはなく、コントラスト比の優れた表示品位を得ることができる。
【0109】
また本発明によれば、ギャップ調整層に配向膜としての機能も付加したので、配向膜を別途設ける必要はなく、構成を簡略化することができる。
【0110】
また本発明によれば、形状記憶樹脂からなる樹脂層の所定の領域を加熱することによって上述したようなギャップ調整層の突起を形成することができる。
【0111】
また本発明によれば、形状記憶樹脂からなる樹脂層に配向処理を施すことによって、ギャップ調整層に配向膜としての機能を付加することができる。
【0112】
また本発明によれば、形成される突起の高さが検出されて、該突起が予め定められる高さとなるように樹脂層の加熱条件が制御されるので、所定の高さの突起を確実に形成でき、均一性の高い間隔を一対の基板間に形成することができ、面内均一性の優れた表示品位の液晶表示装置を作成することができる。
【0113】
また本発明によれば、レーザ光によって樹脂層が加熱されて突起が形成される。したがって、所望の領域のみを確実にかつ容易に加熱できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である液晶表示装置1aの構成を示す断面図である。
【図2】前記液晶表示装置1aの一方基板部材2aを示す平面図である。
【図3】前記液晶表示装置1aの製造方法を説明するための工程図である。
【図4】ギャップ調整層の突起17を形成するときに用いられる突起生成装置を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態である液晶表示装置1bの構成を示す断面図である。
【図6】前記液晶表示装置1bの製造方法を説明するための工程図である。
【図7】本発明の第3実施形態である液晶表示装置1cの構成を示す断面図である。
【図8】前記液晶表示装置1cの製造方法を説明するための工程図である。
【図9】本発明の第4実施形態である液晶表示装置1dの構成を示す断面図である。
【図10】前記液晶表示装置1dの製造方法を説明するための工程図である。
【図11】本発明の第5実施形態である液晶表示装置1eの構成を示す断面図である。
【図12】前記液晶表示装置1eの製造方法を説明するための工程図である。
【図13】従来技術である液晶表示装置101の構成を示す断面図である。
【図14】特開平5−303102号公報に開示された従来技術である液晶表示装置121を示す断面図である。
【図15】特開平6−148653号公報に開示された従来技術である液晶表示装置131を示す断面図である。
【図16】特開平6−301040号公報に開示された従来技術である液晶表示装置141を示す断面図である。
【図17】特開平7−5475号公報に開示された従来技術である液晶表示装置151を示す断面図である。
【符号の説明】
1a〜1e 液晶表示装置
2a〜2e,3a〜3e 基板部材
4 液晶層
5,10 透光性基板
6 画素電極
8,12,61,62 配向膜
9a,9c,9d,13a,13c,13d ギャップ調整層
11 共通電極
16a,16c,16d 樹脂層
17 突起

Claims (7)

  1. 所定の間隔をあけて配置された一対の基板間に液晶層を介在して構成される液晶表示装置において、
    前記一対の基板の液晶層側表面にそれぞれ形成されて液晶分子の配向を規制するとともに、少なくともいずれか一方基板では、予め定められる領域に形成される一対の配向膜と、
    該一方基板に対向する他方基板の液晶層側表面に当接して一対の基板間に前記所定の間隔を形成する突起を有し、前記一方基板の液晶層側表面の予め定められる領域以外の領域に形成され、ガラス転移点以上でかつ融点以下に加熱すると膨張し、急冷するとその膨張形状を維持する形状記憶樹脂からなるギャップ調整層とを有し、
    前記ギャップ調整層の前記突起を除く領域の厚みは、前記配向膜の厚みよりも薄く、
    前記ギャップ調整層での前記突起は、前記配向膜がラビング処理によって形成された後に形成されることによって、前記配向膜は、液晶層に臨む面全域において、液晶分子の配向を規制することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 所定の間隔をあけて配置された一対の基板間に液晶層を介在して構成される液晶表示装置において、
    前記一対の基板のうちの少なくともいずれか一方基板の液晶層側表面に形成され、該一方基板に対向する他方基板の液晶層側表面に当接して一対の基板間に前記所定の間隔を形成する突起を有するとともに液晶分子の配向を規制し、ガラス転移点以上でかつ融点以下に加熱すると膨張し、急冷するとその膨張形状を維持する形状記憶樹脂からなるギャップ調整層を備え、
    前記ギャップ調整層がラビング処理によって液晶分子の配向を規制可能に形成された後に前記突起が形成されることによって、前記ギャップ調整層は、液晶層に臨む面全域において、液晶分子の配向を規制することを特徴とする液晶表示装置
  3. 前記ギャップ調整層は予め定められた光透過領域以外の領域に形成されていることを特徴とする請求項1、2記載の液晶表示装置。
  4. 所定の間隔をあけて配置された一対の基板間に液晶層を介在して構成される液晶表示装置の製造方法において、
    前記一対の基板のうちの少なくともいずれか一方基板の液晶層側表面にガラス転移点以上でかつ融点以下に加熱すると膨張し、急冷するとその膨張形状を維持する形状記憶樹脂からなる形状記憶樹脂層を形成する工程と、
    形状記憶樹脂層にラビング処理を施して液晶分子の配向を規制する配向部分を形成するラビング処理工程と、
    前記形状記憶樹脂層の所定の領域を加熱して突起を形成する工程と、
    前記突起と、前記一方基板に対向する他方基板の液晶層側表面とを当接させて、一対の基板を貼り合わせる工程と、
    前記一対の基板間に形成された間隙に液晶を注入する工程とを含むことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  5. 所定の間隔をあけて配置された一対の基板間に液晶層を介在して構成される液晶表示装置の製造方法において、
    前記一対の基板のうちの少なくともいずれか一方基板の液晶層側表面内であって予め定められた光透過領域以外の領域に、ガラス転移点以上でかつ融点以下に加熱すると膨張し、急冷するとその膨張形状を維持する形状記憶樹脂からなる形状記憶樹脂層を形成する工程と、
    前記一対の基板の両方の基板の液晶層側表面内であって、少なくとも前記予め定められた光透過領域に、液晶分子の配向を規制する配向膜を形成するための配向用樹脂膜を形成するとともに前記形状記憶樹脂が形成された基板では、前記配向用樹脂膜を前記形状記憶樹脂層よりも厚く形成する工程と、
    前記配向用樹脂にラビング処理を施して配向膜を形成するラビング処理工程と、
    前記形状記憶樹脂層の所定の領域を加熱して突起を形成する工程と、
    前記突起と、前記一方基板に対向する他方基板の液晶層側表面とを当接させて、一対の基板を貼り合わせる工程と、
    前記一対の基板間に形成された間隙に液晶を注入する工程とを含むことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  6. 前記突起を形成する工程では、形成される突起の高さが検出され、該突起が予め定められた高さとなるように形状記憶樹脂層の加熱条件が制御されることを特徴とする請求項4、5記載の液晶表示装置の製造方法。
  7. 前記形状記憶樹脂層の加熱は、レーザ光によって行われることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1つに記載の液晶表示装置の製造方法。
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