JPH10239604A - カスケード走査光学系の同期装置 - Google Patents

カスケード走査光学系の同期装置

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JPH10239604A
JPH10239604A JP9353254A JP35325497A JPH10239604A JP H10239604 A JPH10239604 A JP H10239604A JP 9353254 A JP9353254 A JP 9353254A JP 35325497 A JP35325497 A JP 35325497A JP H10239604 A JPH10239604 A JP H10239604A
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JP9353254A
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Masatoshi Takano
正寿 高野
Eiji Takasugi
英次 高杉
Shinji Kikuchi
信司 菊地
Tsutomu Sato
勉 佐藤
Hiroyuki Saito
裕行 齋藤
Yoshiyuki Araki
佳幸 荒木
Mitsunori Iima
光規 飯間
Takashi Sasaki
隆 佐々木
Takayuki Iizuka
隆之 飯塚
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カスケード走査光学系における一対の走査レー
ザビームの副走査方向のずれを防止できるカスケード走
査光学系の同期装置を提供する。 【構成】一対のポリゴンミラー24A、24Bそれぞれ
によって偏向した走査レーザビームによって描画面の異
なる領域を主走査するレーザ走査光学系20A、20B
を一対備えたカスケード光学系であって、一対のポリゴ
ンミラー24A、24Bの各反射面A〜F、a〜fによ
る走査レーザビームの副走査方向位置を面倒れ量データ
として位置検出器31A、31Bで検出し、面倒れデー
タメモリ73A、73Bにメモリし、さらにこれらの面
倒れ量データをミラー面位置比較演算回路77で比較
し、同期する反射面の面倒れ量差が全体として最も少な
くなる同期順を検出してポリゴンミラー24A、24B
の同期する反射面を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、一対のレーザ走査光学系
を主走査方向に並べ、同期させて駆動することにより、
広い走査幅を得ることができるカスケード走査光学系に
関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】この種のカスケード光学
系を構成するレーザ走査光学系は、例えば特開昭61−
11720号公報が提案している。各レーザ走査光学系
は、レーザ光源、偏向器としてのポリゴンミラー(多面
鏡)、fθレンズを備えており、この一対のレーザビー
ム光学系の走査レーザビームは、同一の感光体ドラム
(被走査面)の同一の周方向位置(副走査方向位置)で
あって、異なる軸方向領域(異なる主走査方向領域)を
照射して主走査方向に移動し、その軌跡が一本の描画ラ
インを形成する。一対の走査レーザビームは、このよう
に描画ラインを走査しているときに所定の描画データに
基づいて変調され、所定の画像をドットの集合として記
録する。そして、この主走査方向の描画を副走査方向位
置を変えて繰り返すことで、所定の二次元領域に画像を
記録している。
【0003】このようなカスケード走査光学系の基本的
な問題点の一つは、複数の走査レーザビームの継ぎ目
(境界、接続部)を如何に正確に確保するかにある。ポ
リゴンミラーの各反射面は、僅かながら面倒れを生じて
いることがある。また、ポリゴンミラーは、回転時に軸
がぶれて、面倒れと同様の現象を生じることもある。す
なわち、同一の主走査方向を走査する一対のレーザ走査
光学系のポリゴンミラーの面倒れ量が異なると、一対の
走査レーザビームが僅かに副走査方向にずれて、継ぎ目
に段差を生じてしまう。
【0004】
【発明の目的】本発明は、カスケード走査光学系におけ
る一対の走査レーザビームの副走査方向のずれを防止で
きるカスケード走査光学系の同期装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【発明の概要】カスケード走査光学系においてポリゴン
ミラーの面倒れ量を測定すると、一定の周期性があるこ
とが分かった。本発明は、この周期性に着目してなされ
たものである。すなわち本発明は、レーザビームを多面
鏡によって偏向した走査レーザビームによって描画面の
異なる領域を主走査する走査光学系を一対備えたカスケ
ード光学系であって、一対の多面鏡の各反射面の面倒れ
量をそれぞれ測定する測定手段、および、前記測定手段
によって測定した一対の多面鏡の面倒れ量の一致度が全
体として最も良好な状態で前記主走査をするように、同
期する一対の多面鏡の反射面を決める同期手段、を備え
たことに特徴を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明を説明
する。図示実施の形態は、本発明のカスケード走査光学
系をレーザビームプリンタの感光体ドラム10へのレー
ザ走査光学系に適用したものである。図1、図2に示す
ように、一対のレーザ走査光学系20A、20Bは、走
査レーザビームの感光体ドラム10への入射角度が、走
査位置によって変化する非テレセントリック系である。
一対のレーザ走査光学系20A、20Bは、レーザコリ
メータユニット21A、21B、シリンドリカルレンズ
23A、23B、ポリゴンミラー24A、24B、fθ
レンズ25A、25B、補助レンズ26A、26B、全
反射ミラー27A、27Bを共通要素とし、感光体ドラ
ム10の軸方向に位置を異ならせてケーシング35に支
持されている。
【0007】レーザコリメータユニット21A、21B
のレーザ光源LDからの出射レーザビームは、内蔵のコ
リメータレンズによって平行光束とされており、副走査
方向にパワーを持つシリンドリカルレンズ23A、23
Bにより線像とされてポリゴンミラー24A、24Bに
入射する。ポリゴンミラー24A、24Bが回転する
と、fθレンズ25A、25B及び補助レンズ26A、
26Bを介して全反射ミラー27A、27Bに入射し、
全反射ミラー27A、27Bで反射した走査レーザビー
ムが円形のスポットを感光体ドラム10上に形成する。
そして、ポリゴンミラー24A、24Bが回転すると、
走査レーザビームの円形スポットが感光体ドラム10上
を主走査方向に直線的に移動する。一対のレーザスポッ
トの移動軌跡は、連続した一対の描画ラインを形成する
が、走査レーザビームはこのレーザスポットの移動中
に、所定の描画データに基づいてオンオフ変調され、感
光ドラム10上に潜像を形成する。
【0008】なお、補助レンズ26A、26Bは、主に
主走査方向と直交する副走査方向にパワーを持ち、線状
の光束断面を円形に整形するもので、小型化のために省
略する場合もある。この場合には、fθレンズ25A、
25Bにその副走査方向のパワーを持たせる。図2で
は、補助レンズ26A、26Bの図示を省略している。
【0009】この例では、ポリゴンミラー24A、24
Bはそれぞれ、感光体ドラム10の中心から外側への反
対方向にレーザビームを走査させるように、互いに反対
方向に回転駆動される。ケーシング35には、ポリゴン
ミラー24A、24Bが回転するとき、各反射面で反射
し、fθレンズ25A、25Bを透過したレーザビーム
が、感光体ドラム10に入射する前に入射する位置にミ
ラー28A、28Bが設けられ、このミラー28A、2
8Bで反射したレーザビームは、書き出し制御用のビー
ムディテクタ(BD)29A、29Bにそれぞれ入射す
る。レーザビームがビームディテクタ(BD)29A、
29Bに入射した時を基準時として描画開始までの遅延
時間、すなわち描画開始タイミングが制御される。な
お、通常、ビームディテクタ(BD)29A、29B検
出時から描画開始までの間は、レーザビームが感光体ド
ラム10に入射して潜像を形成することのないように、
レーザ光源LDはオフされる。
【0010】レーザコリメータユニット21A、21B
から射出されるレーザビームは、図示しないプロセッサ
ーにより、ビームディテクタ(BD)29A、29B入
射後、所定の遅延時間後、描画データに基づき描画変調
(オンオフ変調あるいは強度変調)され、回転駆動され
る感光体ドラム10上に、所要の潜像による印字パター
ンを描く。感光体ドラム10上に描かれた潜像は、周知
の電子写真法により現像され、普通紙上に転写定着され
る。すなわち、レーザ走査光学系20Aからの走査レー
ザビーム(のドット)の書き出し始点と、レーザ走査光
学系20Bからの走査レーザビーム(のドット)の書き
出し始点とが、感光体ドラム10の中心(走査の継ぎ
目)に正しく隣り合い、その後互い外側(反対方向)に
走査されるように、描画開始タイミングおよびポリゴン
ミラー24A、24Bの回転を制御することにより、感
光体ドラム10上に、連続した一本の直線を描画でき
る。よって、レーザコリメータユニット21A、21B
のレーザ光源LDを描画データに従ってオンオフさせ、
ポリゴンミラー24A、24Bを連続回転させるととも
に、感光体ドラム10に回転方向の送りを与えることに
より、感光体ドラム10上に所望の潜像を描き、これを
現像することで所要のレーザビーム印刷を行なうことが
できる。
【0011】ポリゴンミラー24Aと24Bの各反射面
A、B、C、D、E、Fとa、b、c、d、e、fは、
僅かながら面倒れを生じていることがある。この面倒れ
は、レーザビームによる感光体ドラム10上の描画ライ
ンの副走査方向位置ずれを生じさせる。つまり、主走査
方向の一直線上を走査すべき一対のポリゴンミラー24
A、24Bの反射面の面倒れ量が相違すると、一対の走
査レーザビームによる一対の描画ラインが副走査方向に
ずれてしまう。本発明は、この副走査方向のずれを最小
限にすることに特徴を有する。
【0012】まず、各ポリゴンミラー24Aと24Bの
各反射面A〜Fとa〜fの面倒れ量を、各反射面で偏向
された走査レーザビームの副走査方向位置として位置検
出器(PSD)31A、31Bにより検出する。検出し
た各ポリゴンミラー24Aと24Bの各反射面A〜Fと
a〜fの面倒れ量を副走査方向位置ずれとしてグラフ化
して図3に示した。この各反射面A〜Fとa〜fの副走
査方向位置ずれは、一定の周期を有し、SIN 曲線を描く
傾向がある。そこで、この一対のSIN 曲線の位相が最も
合致する位置を検出する。、そして、そのときに対応す
る反射面A〜Fとa〜fとで同一の主走査方向を描画す
るようにポリゴンミラー24Aと24Bの回転を同期さ
せる。図示実施例の場合は、反射面Aに反射面eを同期
させれば、各ポリゴンミラー24A、24Bの各反射面
による走査レーザビームの副走査方向位置ずれがほぼ無
くなることが分かる。
【0013】この処理を実現するカスケード走査装置の
構成を図4にブロックで示した。第1、第2ポリゴンミ
ラー24A、24Bをそれぞれ回転駆動する第1、第2
モータユニット55A、55Bは、起動時はクロック5
1から出力され、分周回路53で分周された同一のクロ
ックで駆動される。第1、第2ポリゴンミラー24A、
24Bの回転が安定し、PLL(Phase-Locked Loop )
がかかると、第1ビームディテクタ29Aによる検出時
を基準として第2ビームディテクタ29Bの検出出力に
基づいて、第2ポリゴンミラー24Bの回転速度、した
がって第2のモータユニット55Bの回転速度を調整す
る。
【0014】第1、第2ビームディテクタ29A、29
Bは、走査レーザビームを受光したときに検出信号を、
対応する第1、第2周期検出回路57A、57Bおよび
位相比較器59に出力する。位相比較器59は、第1、
第2ビームディテクタ29A、29Bの出力を入力して
位相差を検出し、位相差に応じた電圧をLPF61に出
力する。位相比較器59は、第2ビームディテクタ29
Bの位相の方が遅れている場合には正の位相差電圧を出
力し、第2ビームディテクタ29Bの位相の方が進んで
いる場合には負の位相差電圧を出力する。
【0015】LPF(Low Pass Filter) 61は、入力し
た位相差電圧をその周期(パルス幅)に応じたDC電圧
に変換して電圧制御発振器(VCO(Voltage Controlle
d Oscillator) )63に出力する。電圧制御発振器63
は、入力したDC電圧に応じて出力クロックの周波数を
変更する。本実施の形態では、電圧制御発振器63は、
入力電圧が高いと高い周波数のクロックを出力し、入力
電圧が低いと低い周波数のクロックを出力する。この電
圧制御発振器63の出力クロックを受けたマルチプレク
サ67は、分周回路53の出力クロックの位相を促進ま
たは遅延調節してモータユニット55Bに出力する。こ
れによって、第1ポリゴンミラー24Aに対して第2ポ
リゴンミラー24Bの位相が遅れている場合は第2モー
タユニット55Bの回転速度が上がり、第2ポリゴンミ
ラー24Bの位相が進んでいる場合は第2モータユニッ
ト55Bの回転速度が落ちる。
【0016】第1、第2位置検出器31A、31Bは、
走査レーザビームを受光してその副走査方向の照射位置
を検出する一次元位置検出素子である。第1、第2位置
検出器31A、31Bの出力電圧は、それぞれ第1、第
2A/D変換器71A、71Bでディジタル信号に変換
され、各反射面A〜F、a〜fの面倒れ量データとして
面倒れ量データメモリ73にメモリされる。測定は最低
1回、精度を高めるためには複数回測定して平均値をメ
モリする。
【0017】各反射面A〜F、a〜fの面倒れ量データ
メモリ後、ミラー面位置検出器75A、Bは、定速回転
しているポリゴンミラー24A、24Bの面倒れ量を位
置検出センサ31A、31Bによって測定し、A/D変
換器71A、71Bで変換した面倒れ量データを、面倒
れ量データメモリ73A、73Bから読み出した面倒れ
量データと比較して、位置検出器31A、31Bに入力
した走査レーザビームに対応する反射面を検出し、その
反射面データをミラー面位置比較演算回路77に出力す
る。
【0018】ミラー面位置比較演算回路77は、第1、
第2ミラー面位置検出回路75A、75Bが検知した面
データに対応する面倒れ量データをデータメモリ73
A、73Bから読み出して比較し、位相差を検出する。
つまり、反射面A〜Fに対して面倒れ量が最も一致する
反射面a〜fの順序を求める。そして、第1のポリゴン
ミラー24Aの反射面A〜Fを基準として、この反射面
A〜Fに対応する第2のポリゴンミラー24Bの反射面
a〜fの回転(位相)ずれを位相差電圧に変換してLP
F61に出力する。
【0019】LPF61は、入力した位相差の大きさに
応じたDC電圧に変換して電圧制御発振器63に出力
し、電圧制御発振器63は入力したDC電圧に応じて出
力クロックの周波数を変更する。この電圧制御発振器6
3の出力クロックによって、第2モータ制御回路55B
の回転速度が上がり、または落ちて第1のポリゴンミラ
ー24Aの反射面Aと同期する第2のポリゴンミラー2
4Bの反射面a〜fが変わる。そして、第1、第2ポリ
ゴンミラー24A、24Bの同期する反射面A〜F、a
〜fの面倒れ量データが近似ないしほぼ一致すると、ミ
ラー面位置比較回路77は、この位相(面順序)を維持
するように位相差電圧の出力を停止する。以上で反射面
の回転同期順序調整処理、すなわち、第1、第2ポリゴ
ンミラー24A、24Bの位相調整処理は終了し、以後
は、位相比較器59の出力によって同期が維持される。
【0020】図3では、第1のポリゴンミラー24Aの
面順序A、B、C、D、E、F、A、…を基準にする
と、第2のポリゴンミラー24Bの面順序はe、f、
a、b、c、d、e、…になる。つまりミラー面位置比
較演算回路77は、反射面Aに対して反射面eが同期す
るように第2のポリゴンミラー24Bの回転速度を調整
し、同期したら、その同期状態を維持するように、第
1、第2ポリゴンミラー24A、24Bの回転を調節す
る。
【0021】反射面の回転同期順序調整のためにミラー
面位置比較演算回路77が反射面A〜Fとa〜fの面倒
れ量の位相(周期性)差を演算する方法としては、例え
ば以下の実施例がある。 [第1の方法]各ポリゴンミラー24A、24Bの6個
の反射面の面倒れ量データの中で、最大の面倒れ量デー
タが得られた反射面をレベル3とし、他の反射面には、
この最大値が得られた反射面から時間的に発生する順に
レベル4、5、6、1、2と割り振る。図3では、反射
面B、fが3になる。第1ポリゴンミラー24Aにおい
て最大面倒れ量を検出したときの第2ポリゴンミラー2
4Bの反射面を検出し、第1ポリゴンミラー24Aのレ
ベルから第2ポリゴンミラー24Bのレベルを減算す
る。この演算結果の絶対値は、位相差が大きいほど大き
な値になるので、演算の結果に基づいて第2ポリゴンミ
ラー24Bの回転数変化量を決め、演算結果の符号によ
って位相が進んでいるのか遅れているのか、つまり回転
数の増減が判断できる。そして、演算結果が0になった
ところで、調整が終了する。なお、この場合は、面倒れ
量データが最も小さい面を基準にしていもよい。
【0022】[第2の方法]本発明の第2の回転同期順
序調整方法では、各反射面A〜Fの面倒れ量データから
反射面a〜fの面倒れ量データを減算し、各減算値の絶
対値の和が最小になるように、第1ポリゴンミラー24
Aの反射面Aに同期する第2ポリゴンミラー24Bの反
射面a〜fを調整する。
【0023】これらの第1、第2の回転同期順序調整処
理は、電源がオンされてモータ制御回路を起動する毎
に、あるいは起動後は所定時間経過後のアイドル中に実
行する構成でもよい。なお、図において、HSYNC
(1)、(2)は、主走査方向のデータ書き込み開始基
準信号である。遅延回路81は、第1走査光学系に対す
る第2走査光学系の走査時間の遅れ量の初期値を設定す
る回路であって、メモリ79にメモリされた遅延量に基
づいてHSYNC(2)を出力する。基準の遅延量は、
予め測定されてメモリ79にメモリされている。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り請求項1に
記載の発明は、一対の多面鏡を備えたカスケード光学系
であって、一対の多面鏡の各反射面の面倒れ量をそれぞ
れ測定する測定手段および、前記測定手段によって測定
した一対の多面鏡の面倒れ量の一致度が全体として最も
良好になる反射面でカスケードするように一対の多面鏡
の同期する反射面を決める同期手段を備えたので、一対
の多面鏡による一対の走査レーザビームの副走査方向の
ずれを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したカスケード走査光学系の一実
施の形態の概要を示す斜視図である。
【図2】同カスケード走査光学系による走査の様子を示
す図である。
【図3】同カスケード走査光学系の一対のポリゴンミラ
ーの各面の面倒れ量をグラフ化して示す図である。
【図4】本発明を適用したカスケード走査光学系同期装
置の回路構成の一実施の形態ををブロックで示す図であ
る。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 20A 20B レーザ走査光学系 24A 24B ポリゴンミラー(多面鏡) 29A 29B ビームディテクタ(BD) 31A 31B 位置検出器(PSD、位置検出手段) 73A 73B 面倒れ量データメモリ 75A 75B ミラー面位置検出器 77 ミラー面位置比較演算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 勉 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 齋藤 裕行 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 荒木 佳幸 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 飯間 光規 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 佐々木 隆 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 飯塚 隆之 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームを多面鏡によって偏向した
    走査レーザビームによって描画面の異なる領域を主走査
    する走査光学系を一対備えたカスケード光学系であっ
    て、 一対の多面鏡の各反射面の面倒れ量をそれぞれ測定する
    測定手段;および、 前記測定手段によって測定した一対の多面鏡の面倒れ量
    の一致度が全体として最も良好な状態で前記主走査する
    ように、同期する一対の多面鏡の反射面を決める同期手
    段;を備えたことを特徴とするカスケード走査光学系の
    同期装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカスケード走査光学系
    の同期装置は、前記一対の走査光学系の走査レーザビー
    ムを前記描画面外で受光して前記主走査方向と直交する
    方向の走査位置を検知して面倒れ量を測定する一対の面
    倒れ量測定手段と、一対の面倒れ量測定手段が測定した
    各反射面の面倒れ量をメモリするメモリ手段と、このメ
    モリ手段にメモリした一方の多面鏡の各反射面の面倒れ
    量を他方の多面鏡の各反射面の面倒れ量と比較して面倒
    れ量の差が最も小さくなる同期面を決める比較演算手段
    とを備えたカスケード走査光学系の同期装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のカスケード走
    査光学系の同期装置は、この装置の電源がオフからオン
    される毎に前記面倒れ量を測定して前記同期面を決める
    カスケード走査光学系の同期装置。
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