JPH10237129A - フィルム - Google Patents
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- JPH10237129A JPH10237129A JP35094297A JP35094297A JPH10237129A JP H10237129 A JPH10237129 A JP H10237129A JP 35094297 A JP35094297 A JP 35094297A JP 35094297 A JP35094297 A JP 35094297A JP H10237129 A JPH10237129 A JP H10237129A
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- Japan
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- film
- cycloolefin copolymer
- zirconium
- cycloolefin
- formula
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J5/00—Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
- C08J5/18—Manufacture of films or sheets
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/32—Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising polyolefins
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2365/00—Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain; Derivatives of such polymers
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- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
Abstract
ィンコポリマーフィルムを提供すること。 【解決手段】 本発明は、フィルムを製造するためのシ
クロオレフィンコポリマーの使用に関する。シクロオレ
フィンコポリマーのために、溶封可能な層を有さない二
軸延伸したフィルムを互いに強固に接合できる条件が見
いだされた。これに関して判明したフィルム温度はガラ
ス転移温度より5〜70℃高く、判明した時間は0.1
秒から10秒であった。本発明の結果、シクロオレフィ
ンコポリマーから作られ、50μm以下の厚さを有する
層が、溶封可能な層として初めて使用され、より高いガ
ラス転移温度を有するシクロオレフィンコポリマーの代
わりになる。
Description
延伸された溶封可能な(heat -sealable)フィルムに関
し、このフィルムの溶封可能な表面は、不定形(amorpho
us)シクロオレフィンコポリマーからなる。フィルムの
構成としては、溶封可能なフィルムが、不定形シクロオ
レフィンコポリマーから作られた単一層フィルムであっ
てもよいし、あるいは、単一層又は多層フィルムの片側
又は両側に、溶封可能な不定形シクロオレフィンコポリ
マーを外側層として適用してもよい。
に使用することは公知である。フィルムは、ポリマー材
料の用途として、最重要かつ最も長期間に渡るものの一
つである。メタロセン触媒の補助により現在発展しつつ
あるポリオレフィンは、フィルム特性及びフィルム生産
の更なる最適化の新しい可能性を提供する。
封特性を有する新規なフィルムを提供することを目的と
する。
クロオレフィンポリマーの全重量に基づいて0.1〜1
00重量%、好ましくは0.1〜99.9重量%のポリ
マー化単位であって、式I、II、II’、III、I
V、VまたはVIに示される環状オレフィンの少なくと
も一つからなるものと、
8は、同一又は異なって、水素、若しくは、直鎖若しく
は分枝状C1〜C8アルキル基、C6〜C18アリール基、
C7〜C20アルキレンアリール基、環状若しくは非環状
C2〜C20アルケニル基のような、C1〜C20炭化水素基
であり、又は、飽和、不飽和若しくは芳香族環を形成
し、ここで、R1〜R8に示される同一の基が、異なる式
I〜VI中で異なってもよく;nは、0〜5である。) 前記シクロオレフィンコポリマーの全構造に基づいて0
〜99モル%のポリマー化単位であって、式VIIに示
される非環状オレフィンの1以上から誘導されるもの
と、
て、水素、又は、C1〜C8アルキル基、若しくは、C6
〜C18アリール基のような、直鎖若しくは分枝状の飽和
若しくは不飽和C1〜C20炭化水素基である。)を含む
ポリマーのクラスから選ばれた、少なくとも一つのシク
ロオレフィンコポリマーを含む少なくとも一層を有する
フィルムであって、前記フィルムが、ガラス転移温度よ
り5〜70℃高いフィルム温度で溶融封止可能であるも
のにより、本発明の目的は達成される。
30℃高いことが好ましい。溶封時間は0.1秒〜10
秒であり、好ましくは0.1秒〜5秒である。好ましく
は、フィルムは、外側シクロオレフィンコポリマー層を
含む。外側シクロオレフィンコポリマー層の場合には、
外側層のガラス転移温度は、フィルムの封止性に決定的
に重要である。
は、多くの包装用途では重要な条件である。多くの場合
には、圧力及び温度を使用して、この手順が行われる。
信頼性のある溶封を保証するために、薄い溶封可能な層
をフィルムに適用する。例えば、ポリプロピレンフィル
ム(oPP)の溶封は、溶封可能な層を適用することな
しには全く不可能である。というのは、フィルムが、溶
封手順に必要な温度で顕著に収縮するからである。
軸延伸フィルムを互いに強固に接合できるシクロオレフ
ィンコポリマーの条件を見出した。溶封は、ガラス転移
温度よりも高いフィルム温度で起きる。フィルムの収縮
を防止するために、手順は充分な速度で行われなければ
ならない。シクロオレフィンコポリマーは、フィルムの
原料として、特に、二軸延伸フィルムの原料として、特
に好適であることが見出された。本発明のシクロオレフ
ィンポリマーは、式I〜VIを有するモノマーの1以上
を開環重合し、次いで、得られた生成物を水素化するこ
とにより得ることもできる。
シクロオレフィンコポリマーの全構造に基づいて50〜
99モル%のポリマー化単位であって式VIIIに示さ
れる1以上の単環状オレフィンから誘導されるものを更
に含んでもよい。
ンから誘導されるポリマー化単位の割合は、シクロオレ
フィンコポリマーの全構造に基づいて3〜75モル%で
あることが好ましい。非環状オレフィンから誘導される
ポリマー化単位の割合は、シクロオレフィンコポリマー
の全構造に基づいて5〜80モル%であることが好まし
い。
ポリ環状オレフィン、特に、式(I)又は(III)に
示されるポリ環状オレフィンから誘導されるポリマー化
単位と;式(VII)に示される1以上の非環状オレフ
ィン、特に、2〜20個の炭素原子を有するα−オレフ
ィンから誘導されるポリマー化単位と;からなることが
好ましい。式(I)又は(III)に示されるポリ環状
オレフィンから誘導されるポリマー化単位と;式(VI
I)に示される非環状オレフィンから誘導されるポリマ
ー化単位と;からなるシクロオレフィンコポリマーが更
に好ましい。式(I)又は(III)に示されるポリ環
状モノオレフィンから誘導されるポリマー化単位と;式
(VII)に示される非環状モノオレフィンから誘導さ
れるポリマー化単位と;少なくとも二つの二重結合を含
む環状若しくは非環状オレフィン(ポリエン)から誘導
されるポリマー化単位と;からなるターポリマーが更に
好ましい。このターポリマーにおいて、環状又は非環状
オレフィンとしては、環状ジエンが好ましく、ポリ環状
ジエンが更に好ましく、例えば、ノルボルナジエンが挙
げられる。あるいは、C2〜C20アルケニル基を有する
環状アルケンが好ましく、C2〜C20アルケニル基を有
するポリ環状アルケンが更に好ましく、例えば、ビニル
ノルボルネンが挙げられる。
ルボルネン構造に基づくオレフィンを含むことが好まし
く、ノルボルネン構造としては、特に、ノルボルネン、
テトラシクロドデセン、及び、所望により、ビニルノル
ボルネン若しくはノルボルナジエンが好ましい。末端二
重結合を有する非環状オレフィンから誘導されるポリマ
ー化単位を含むシクロオレフィンコポリマーが特に好ま
しい。このような非環状オレフィンとしては、例えば、
2〜20炭素原子を有するα−オレフィンが挙げられ、
特に、エチレン又はプロピレンが好ましい。ノルボルネ
ン−エチレンコポリマー及びテトラシクロドデセン−エ
チレンコポリマーが特に好ましい。ターポリマーの中で
は、ノルボルネン−ビニルノルボルネン−エチレンター
ポリマー、ノルボルネン−ノルボルナジエン−エチレン
ターポリマー、テトラシクロドデセン−ビニルノルボル
ネン−エチレンターポリマー、及び、テトラシクロドデ
セン−ビニルテトラシクロドデセン−エチレンターポリ
マーが好ましい。ポリエン、好ましくは、ビニルノルボ
ルネン又はノルボルナジエンから誘導されるポリマー化
単位の割合は、シクロオレフィンコポリマーの全構造に
基づいて0.1〜50モル%であり、0.1〜20モル
%が特に好ましい。式(VII)に示される非環状モノ
オレフィンの割合は、シクロオレフィンコポリマーの全
構造に基づいて0〜99.9モル%であり、好ましくは
5〜80モル%である。上記ターポリマーにおいて、ポ
リ環状モノオレフィンの割合は、シクロオレフィンコポ
リマーの全構造に基づいて0.1〜99.9モル%であ
り、好ましくは3〜75モル%である。
式(I)に示されるポリ環状オレフィンから誘導するこ
とができるポリマー化単位と、式(VII)に示される
非環状オレフィンから誘導することができるポリマー化
単位と、を含む少なくとも1のシクロオレフィンコポリ
マーを含むことが好ましい。
ば、二塩化rac-ジメチルシリルビス(1−インデニル)
ジルコニウム;二塩化rac-ジメチルゲルミルビス(1−
インデニル)ジルコニウム;二塩化rac-フェニルメチル
シリルビス(1−インデニル)ジルコニウム;二塩化ra
c-フェニルビニルシリルビス(1−インデニル)ジルコ
ニウム;二塩化1−シラシクロブチルビス(1−インデ
ニル)ジルコニウム;二塩化rac-ジフェニルシリルビス
(1−インデニル)ハフニウム;二塩化rac-フェニルメ
チルシリルビス(1−インデニル)ハフニウム;
ンデニル)ジルコニウム;二塩化rac-エチレン−1,2
−ビス(1−インデニル)ジルコニウム;二塩化ジメチ
ルシリル−(9−フルオレニル)(シクロペンタジエニ
ル)ジルコニウム;二塩化ジフェニルシリル−(9−フ
ルオレニル)(シクロペンタジエニル)ジルコニウム;
二塩化ビス(1−インデニル)ジルコニウム;二塩化ジ
フェニルメチレン−(9−フルオレニル)(シクロペン
タジエニル)ジルコニウム;二塩化イソプロピレン−
(9−フルオレニル)(シクロペンタジエニル)ジルコ
ニウム;
ンデニル)ジルコニウム;二塩化フェニルメチルメチレ
ン−(9−フルオレニル)(シクロペンタジエニル)ジ
ルコニウム;二塩化イソプロピレン−(9−フルオレニ
ル)(1−(3−イソプロピル)シクロペンタジエニ
ル)ジルコニウム;二塩化イソプロピレン−(9−フル
オレニル)(1−(3−メチル)シクロペンタジエニ
ル)ジルコニウム;二塩化ジフェニルメチレン−(9−
フルオレニル)(1−(3−メチル)シクロペンタジエ
ニル)ジルコニウム;二塩化メチルフェニルメチレン−
(9−フルオレニル)(1−(3−メチル)シクロペン
タジエニル)ジルコニウム;二塩化ジメチルシリル−
(9−フルオレニル)(1−(3−メチル)シクロペン
タジエニル)ジルコニウム;
ニル)(1−(3−メチル)シクロペンタジエニル)ジ
ルコニウム;二塩化ジフェニルメチレン−(9−フルオ
レニル)(1−(3−t−ブチル)シクロペンタジエニ
ル)ジルコニウム;二塩化イソプロピレン−(9−フル
オレニル)(1−(3−t−ブチル)シクロペンタジエ
ニル)ジルコニウム;二塩化イソプロピレン(シクロペ
ンタジエニル)(1−インデニル)ジルコニウム;二塩
化ジフェニルカルボニル(シクロペンタジエニル)(1
−インデニル)ジルコニウム;二塩化ジメチルシリル
(シクロペンタジエニル)(1−インデニル)ジルコニ
ウム;二塩化イソプロピレン(メチルシクロペンタジエ
ニル)(1−インデニル)ジルコニウム;
ル)−4,7,7−トリメチル−(η5−4,5,6,
7−テトラヒドロインデニル)ジルコニウム;二塩化
[4−(η5−シクロペンタジエニル)−4,7,7−
トリフェニル−(η5−4,5,6,7−テトラヒドロ
インデニル)]ジルコニウム;二塩化[4−(η5−シ
クロペンタジエニル)−4,7−ジメチル−7−フェニ
ル−(η5−4,5,6,7−テトラヒドロインデニ
ル)]ジルコニウム;二塩化[4−(η5−3’−t−
ブチルシクロペンタジエニル)−4,7,7−トリフェ
ニル−(η5−4,5,6,7−テトラヒドロインデニ
ル)]ジルコニウム;二塩化[4−(η5−3’−t−
ブチルシクロペンタジエニル)−4,7−ジメチル−7
−フェニル−(η5−4,5,6,7−テトラヒドロイ
ンデニル)]ジルコニウム;
ペンタジエニル)−4,7,7−トリメチル−(η5−
4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)]ジルコニ
ウム;二塩化[4−(η5−3’−メチルシクロペンタ
ジエニル)−4,7,7−トリフェニル−(η5−4,
5,6,7−テトラヒドロインデニル)]ジルコニウ
ム;二塩化[4−(η5−3’−メチルシクロペンタジ
エニル)−4,7−ジメチル−7−フェニル−(η5−
4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)]ジルコニ
ウム;二塩化[4−(η5−3’−イソプロピルシクロ
ペンタジエニル)−4,7,7−トリメチル−(η5−
4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)]ジルコニ
ウム;二塩化[4−(η5−3’−イソプロピルシクロ
ペンタジエニル)−4,7,7−トリフェニル−(η5
−4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)]ジルコ
ニウム;
シクロペンタジエニル)−4,7−ジメチル−7−フェ
ニル−(η5−4,5,6,7−テトラヒドロインデニ
ル)]ジルコニウム;二塩化[4−(η5−シクロペン
タジエニル)(η5−4,5−テトラヒドロペンタレ
ン)]ジルコニウム;二塩化[4−(η5−シクロペン
タジエニル)−4−メチル(η5−4,5−テトラヒド
ロペンタレン)]ジルコニウム;二塩化[4−(η5−
シクロペンタジエニル)−4−フェニル(η5−4,5
−テトラヒドロペンタレン)]ジルコニウム;二塩化
[4−(η5−シクロペンタジエニル)−4−フェニル
(η5−4,5−テトラヒドロペンタレン)]ジルコニ
ウム;
ペンタジエニル)(η5−4,5−テトラヒドロペンタ
レン)]ジルコニウム;二塩化[4−(η5−3’−イ
ソプロピルシクロペンタジエニル)(η5−4,5−テ
トラヒドロペンタレン)]ジルコニウム;二塩化[4−
(η5−3’−ベンジルシクロペンタジエニル)(η5−
4,5−テトラヒドロペンタレン)]ジルコニウム;二
塩化[2,2,4−トリメチル−4−(η5−シクロペ
ンタジエニル)(η5−4,5−テトラヒドロペンタレ
ン)]ジルコニウム;及び二塩化[2,2,4−トリメ
チル−4−(η5−(3,4−ジイソプロピル)シクロ
ペンタジエニル)(η5−4,5−テトラヒドロペンタ
レン)]ジルコニウムが挙げられる。
リマーフィルムは、所定の機械的特性を有する。フィル
ムは使用中の機械で加工しうるものであり、同時に、低
減した破壊抵抗を有し、特に水蒸気透過度に関して、有
効な障壁となるものである。これらのフィルムは、好適
には延伸されている。それらは、一層又は多層フィルム
である。フィルムは、半透明性を低減するために又は印
刷性を向上するために、有機又は無機充填剤を含んでい
てもよい。
金属化合物と共に不均一系又は均一系触媒を用いて行
う。チタン塩及び有機アルミニウム化合物の混合触媒に
基づく触媒系は、DD−A−109224号公報及びD
D−A−237070号公報に記載されている。EP−
A−156464号公報は、バナジウム系触媒を用いる
調製を記載する。EP−A−283164号公報、EP
−A−407870号公報、EP−A−485893号
公報及びEP−A−503422号公報は、可溶性メタ
ロセン錯体に基づく触媒を用いたシクロオレフィンポリ
マーの調製について記載する。これらの特許文献に記載
されている、シクロオレフィンコポリマーを調製する方
法、及び、こららの特許文献に用いられているシクロオ
レフィンコポリマーを調製するための触媒系は、引用文
献として本明細書に明示的に援用される。
モノマーに基づくシクロオレフィンコポリマーは不定形
プラスチックである。軟化点又はガラス転移温度は、コ
モノマーの割合を変化させることにより、広い温度範囲
に渡って調製することができる。シクロオレフィンコポ
リマーは、75℃〜170℃の範囲の加熱撓み温度(H
DTーB)を有する。ポリマー溶融体の良好な流動性に
より、シクロオレフィンコポリマーから作成されるフィ
ルムを製造する方法としては、種々の方法が用いられ
る。
ルムは、粘弾性(viscoelastic)特性スペクトラムを有
する。フィルムの破断点伸び及び破壊抵抗は顕著に向上
する。これに対して、フィルムの弾性率(moduli of el
asticity)及び引き裂き強さは、2〜3倍(a factor o
f 2 to 3)だけ増加する。しかし、未延伸フィルムの比
較的に高い水準の弾性率からは、3.5GPa〜4.3
GPaの弾性率及び最大160MPaの引き裂き強さが
達成される。しかし、シクロオレフィンコポリマーの不
定形性は、ポリエチレンテレフタレート(最大6GP
a)のような高度に延伸された部分的に結晶性の材料に
ついての値は達成できないことを意味する。二軸延伸ポ
リプロピレンフィルムと比較して、シクロオレフィンコ
ポリマーフィルムでは、延伸フィルムと未延伸フィルム
との間の弾性率(modulus)及び強度の差は小さい。従っ
て、生産されたフィルムは、比較的に等方的な機械的特
性を有することになる。縦方向における高い弾性率(mod
ulus)は、更なる加工の間における引っ張り応力下での
フィルムの小さな伸びのために、特に興味深い。
ロオレフィンコポリマーフィルムは、包装材料として用
いられる。以下、図を参照して、本発明について説明す
る。図1は、ノルボルネン−エチレンコポリマー(トパ
ス(Topas)登録商標)を含む二軸延伸フィルムの3つの
標本についての収縮挙動を示す。空気中、15分、及
び、1:3*1:3の延伸比率において、測定した。3
つの標本は、下記のガラス転移温度を有した。
ルボルネン−エチレンコポリマー(トパス(Topas)登録
商標)を含む二軸延伸フィルムの3つの標本についての
封止の継目強度の測定結果を示す。3つの標本は、下記
のフィルム厚さを有する。
力、及び、0.5秒の封止時間であった。
の収縮挙動を示す。
の溶封挙動を示す。
Claims (8)
- 【請求項1】 シクロオレフィンポリマーの全重量に基
づいて0.1〜100重量%、好ましくは0.1〜9
9.9重量%のポリマー化単位であって、式I、II、
II’、III、IV、V又はVIに示される環状オレ
フィンの少なくとも一つからなるものと、 【化1】 【化2】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR
8は、同一又は異なって、 水素、若しくは、 直鎖若しくは分枝状C1〜C8アルキル基、C6〜C18ア
リール基、C7〜C20アルキレンアリール基、環状若し
くは非環状C2〜C20アルケニル基のような、C1〜C20
炭化水素基であり、又は、 飽和、不飽和若しくは芳香族環を形成し、 ここで、R1〜R8に示される同一の基が、異なる式I〜
VI中で異なってもよく;nは、0〜5である。) 前記シクロオレフィンコポリマーの全構造に基づいて0
〜99.9モル%のポリマー化単位であって、式VII
に示される非環状オレフィンの1以上から誘導されるも
のと、 【化3】 (式中、R9、R10、R11及びR12は、同一又は異なっ
て、 水素、又は、 C1〜C8アルキル基、若しくは、C6〜C18アリール基
のような、直鎖若しくは分枝状の飽和若しくは不飽和C
1〜C20炭化水素基である。)を含むポリマーのクラス
から選ばれた、少なくとも一つのシクロオレフィンコポ
リマーを含む一層又は多層の溶封可能なフィルムであっ
て、 前記フィルムが、ガラス転移温度より5〜70℃高いフ
ィルム温度で封止可能である、一層又は多層の溶封可能
なフィルム。 - 【請求項2】 ガラス転移温度より5〜30℃高いフィ
ルム温度で封止可能である、請求項1に記載のフィル
ム。 - 【請求項3】 封止時間が0.1秒〜10秒、好ましく
は0.1秒〜5秒である、請求項1又は2に記載のフィ
ルム。 - 【請求項4】 相対湿度85%及び温度23℃におい
て、前記フィルムが、0.05g/m2d以下の水蒸気
透過度、20N以下の破壊抵抗及び100μm以下の厚
さを有する請求項1〜3の何れかに記載のフィルム。 - 【請求項5】 前記シクロオレフィンコポリマーが、前
記シクロオレフィンコポリマーの全構造に基づいて0.
1〜99.9モル%のポリマー化単位であって式VII
Iに示される1以上の単環状オレフィンから誘導される
ものを含む、請求項1〜4の何れかに記載のフィルム。 【化4】 (式中、nは2〜10の数である。) - 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載のフィルム
であって、一軸延伸又は二軸延伸されたものを生産する
方法であって、 シクロオレフィンコポリマーが、有機金属化合物を用い
た不均一系又は均一系触媒により調製されて、そして、
押し出されてフィルムが得られ、次いで、前記フィルム
が一軸又は二軸に延伸される方法。 - 【請求項7】 請求項1〜6の何れかに記載のフィルム
であって、一軸延伸又は二軸延伸されたものを生産する
方法であって、 前記フィルムが、シクロオレフィンコポリマーから作ら
れた少なくとも一つの外側層を含み、前記外側層のガラ
ス転移温度より5〜70℃、好ましくは5〜30℃高い
フィルム温度で封止可能である方法。 - 【請求項8】 請求項1〜7の何れかに記載のフィルム
の包装材料としての使用。
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DE19652774.0 | 1996-12-19 | ||
DE1996152774 DE19652774A1 (de) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | Folien |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP35094297A Pending JPH10237129A (ja) | 1996-12-19 | 1997-12-19 | フィルム |
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JP (1) | JPH10237129A (ja) |
CA (1) | CA2225186A1 (ja) |
TW (1) | TW460487B (ja) |
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