JPH10236410A - トレー包装装置 - Google Patents

トレー包装装置

Info

Publication number
JPH10236410A
JPH10236410A JP4027997A JP4027997A JPH10236410A JP H10236410 A JPH10236410 A JP H10236410A JP 4027997 A JP4027997 A JP 4027997A JP 4027997 A JP4027997 A JP 4027997A JP H10236410 A JPH10236410 A JP H10236410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
light
section
sensor array
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4027997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Ueno
恵紀 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP4027997A priority Critical patent/JPH10236410A/ja
Publication of JPH10236410A publication Critical patent/JPH10236410A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、包装部に搬入されるトレーの大きさ
を精度良く検出できるトレー包装装置を得ることにあ
る。 【解決手段】ストレッチフィルムで包装されるトレー17
を包装部に搬入する搬入部11に、トレー17の幅をその下
側から検出する水平センサアレイ31が設けられたトレー
包装装置を前提とする。水平センサアレイ31は、トレー
17の搬入方向に位置をずらせて配置される発光素子41と
受光素子42とを一組とする反射型センサ43を複数備え
る。発光素子41と受光素子42とを搬入部11の幅方向に所
定間隔で配置するとともに発光した発光素子41に対して
隣接する受光素子42がトレー17からの反射光を受光可能
となるように複数のセンサ43を前記幅方向に並設する。
この水平センサアレイ31の各発光素子41を前記幅方向に
順番に発光させてトレー17の幅を検出することを特徴と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上面が開放された
皿状の容器(トレー)に入れられた食品等の物品を、伸
張し得るフィルムを用いて前記トレーごと自動的に包装
するトレー包装装置に係り、特に、トレーの大きさを検
出するための構成について改善したトレー包装装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】トレー包装装置は、物品が入ったトレー
が搬入部から搬入される包装部において、フィルム供給
部から繰り出された伸張し得る透明なフィルムを引き伸
ばすとともに、この伸張状態のフィルムを前記トレーに
対して前記フィルムの幅方向両側および長手方向両側か
ら夫々トレーの底部外面に折り込んで包装し、こうして
自動包装されたトレーを搬出部で搬出するようになって
いる。
【0003】このトレー包装装置にあっては、トレーの
供給を検出する他、トレーの大きさに合わせたフィルム
の引き出し量および引き延ばし量を決定するデータを得
るために、包装部に搬入されるトレーを検出するためト
レー検出手段を搬入部に設けている。この検出手段は、
搬入部を幅方向に横断するように設けられて包装部に搬
入されるトレーをその下側から検出する反射型の水平セ
ンサアレイと、搬入部の側部に設けられてトレーをその
側方から検出する透過型の垂直センサアレイとで形成さ
れている。
【0004】従来の水平センサアレイは、包装部へのト
レーの搬入方向に位置をずらせて配置される発光素子と
受光素子とを一組とする反射型のセンサを複数有し、各
センサを同じ向きにして前記幅方向に並べて形成されて
いて、その各発光素子は前記幅方向に一列に並べられて
いるとともに、この発光素子列と平行に前記各受光素子
も前記幅方向に一列に並べられている。このセンサアレ
イは、すべての発光素子を連続発光させて使用される。
【0005】そのため、搬入されるトレーの底面と対向
する発光素子の光は、前記底面で反射され前記搬送方向
にずれて配置された対応する受光素子に受光されるが、
トレーの底面と非対向の発光素子の光は、前記底面で反
射されることがない。それにより、反射光を受光した反
射型センサと、このセンサに隣接して反射光を受光しな
い反射型センサとの間にトレーの幅方向の端があると判
定して、トレーの幅を検出するようになっている。これ
とともに、反射光を受光した受光素子の受光継続時間の
計測と搬入部でのトレー搬送速度との関係により、トレ
ーの奥行き寸法を検出するようになっている。
【0006】また、従来の垂直センサアレイは、透過型
センサアレイ、すなわち、搬入部の幅方向一端に設けら
れた発光アレイと、これと対向して幅方向他端に設けら
れた受光アレイとから形成されている。発光アレイはそ
の上下方向に沿って所定間隔毎に配置された複数の発光
素子を有し、同様に受光アレイもその上下方向に沿って
所定間隔毎に配置された複数の受光素子を有しており、
発光素子から発光された光は受光素子に受光されるよう
になっている。この垂直センサアレイも、すべての発光
素子を連続発光させて使用される。
【0007】この垂直センサアレイでは、搬入される遮
光性トレーまたはこれに入れられた物品の高さより低い
位置で水平方向に対向する発光素子と受光素子との間の
光は遮られ、前記高さより高い位置で水平方向に対向す
る発光素子と受光素子との間の光は遮られない。それに
より、透過光を受光した透過型センサと、このセンサの
下側に隣接して受光しない透過型センサとの間にトレー
またはこれより突出した物品があると判定して、トレー
の高さを検出するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記のようにトレーの
搬入方向に光を投受光させてトレーの幅を検出をする従
来においては、トレーの底面を検出する反射型センサと
これに隣接してトレーの底面を検出しない他の反射型セ
ンサとの配設ピッチ間に、トレーの幅方向の端があると
認識するのであるが、反射型センサにはある一定の大き
さがあり、それによって最小の配設ピッチが制限されて
いるために、最大検出誤差が前記配設ピッチの寸法分と
大きい。言い換えれば、フィルムの伸張量の基礎となる
データのばらつきが大きいという問題がある。
【0009】そして、搬入部の幅方向両側に相対して配
置される透過型センサを用いて収容された物品の突出寸
法を含むトレーの高さを検出する従来においても、前記
幅検出と同様な事情により、その最大検出誤差が発光素
子相互および受光素子相互の配設ピッチの寸法分と大き
く、フィルムの伸張量の基礎となるデータのばらつきが
大きいという問題がある。
【0010】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、包装部に搬入されるトレーの大きさを精度
良く検出できるトレー包装装置を得ることにある。
【0011】さらに、トレーは一般的に発泡スチロール
等の非透光性材料で形成されるが、最近になって収容し
た物品を透視できる半透明等の透光性材料からなるトレ
ーが提供された。こうしたトレーでも反射型センサでは
問題なくトレーを検出できるが、トレー内の物品がトレ
ーよりも低い場合には、透過型センサでレー高さを検出
しようとすると、光がトレーの上部を通過してしまうの
で、実際のトレー高さを検出できないという問題があ
る。また、従来、トレーの高さの検出精度は発光素子の
上下方向に並ぶ数とその配設ピッチに依存しているが、
トレーの高さを検出するのに搬入部の幅方向両側に個別
に分けて設けられる発光素子と受光素子とを必要とする
から、数多くの検出素子を使用しなければならないとい
う問題がある。
【0012】したがって、本発明が解決しようとする第
2の課題は、前記第1の課題を解決しつつ、透光性のト
レーについてもその高さを検出できるとともに、使用す
る検出素子数を減らすことができるトレー包装装置を得
ることにある。
【0013】さらに、本発明が解決しようとする第3の
課題は、前記第2の課題を解決しつつ、トレーに収容さ
れた物品がトレーの上面開口から突出する場合に、この
突出高さを含めたトレーの高さを検出できるトレー包装
装置を得ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、フィ
ルム供給部から繰り出されたフィルムを物品が入ったト
レーに対して前記フィルムの幅方向両側および長手方向
両側から夫々前記トレーの底部外面に折り込んで前記ト
レーを包装する包装部と、この包装部に前記トレーを搬
入する搬入部と、この搬入部を幅方向に横断するように
設けられて搬入される前記トレーをその下側から検出す
る水平センサアレイと、前記搬入部の側部に設けられて
搬入される前記トレーをその側方から検出する垂直セン
サアレイと、前記包装部で包装された前記トレーを搬出
する搬出部とを備えるトレー包装装置を前提とする。
【0015】そして、前記第1の課題を解決するために
請求項1の発明は、前記トレーの搬入方向に位置をずら
せて配置される発光素子と受光素子とを一組とする反射
型のセンサを複数備える前記水平センサアレイは、前記
発光素子と前記受光素子とを前記搬入部の幅方向に所定
間隔で配置するとともに発光した発光素子に対して隣接
する受光素子が前記トレーの底面からの反射光を受光可
能となるように前記複数のセンサを前記搬入部の幅方向
に並設してなり、この水平センサアレイの各発光素子を
前記搬入部の幅方向に順番に発光させて前記トレーを検
出することを特徴とするものである。
【0016】この請求項1の発明において、搬入部の幅
方向に並設された複数の反射型センサが個々に備える発
光素子は、前記幅方向に沿って順番に一個づつ発光す
る。この発光は繰り返し行われ、その発光スキャン速度
はトレーの搬送速度よりもはるかに速い。こうした発光
動作により、一つの発光素子が発光したときには、この
素子に対して搬送方向にずれて対応する受光素子はもち
ろんのこと、前記発光素子の左右に隣接する他の反射型
センサの受光素子にも前記発光素子からトレー底面で反
射された光が入射可能である。それにより、前記反射光
が入射可能な受光素子のうち、トレーの底面と対向する
受光素子は反射光を受光するが、トレー底面と非対向の
受光素子には反射光が入射する場合とそうでない場合と
がある。
【0017】このような現象は、発光した前記発光素子
と反射光を受光しない受光素子との間に位置されるトレ
ーの端が、前記発光素子を有した反射型センサとこのセ
ンサに隣接して前記非対向の受光素子を有した他の反射
型センサとの配設ピッチの略1/2のところが境とな
る。すなわち、前記境界よりも前記非対向の受光素子側
にが前記トレーの端が位置される場合には、トレーの底
面により発光素子の光が前記非対向の受光素子に反射さ
れる。また、前記境界よりも前記発光素子側に前記トレ
ーの端が位置される場合には、前記発光素子の光はトレ
ー底面で反射されることがないから前記非対向の受光素
子には反射光は入射しない。したがって、反射型センサ
の配設ピッチの略1/2に検出のばらつきを小さくでき
る。
【0018】前記第2の課題を解決するために、請求項
1に従属する請求項2の発明は、前記各発光素子を前記
搬入部の幅方向にジグザグ状に配設するとともに、前記
各受光素子も前記搬入部の幅方向にジグザグ状に配設し
て、これら発光素子と受光素子とを前記搬入部の幅方向
に所定間隔で交互に配置したことを特徴とするものであ
る。
【0019】前記請求項1の発明に従属する請求項2の
発明は、前記第1の課題を解決する上で次の利点があ
る。すなわち、この発明における発光素子と受光素子と
の配置においては、搬入部の幅方向に隣接する反射型セ
ンサの発光素子と受光素子とが所定間隔で交互に設けら
れるため、これらの素子の配設間隔は反射型センサの配
設ピッチに等しくなり、各発光素子を一列に並べるとと
もにこれと平行に各受光素子を一列に並べる配置で実施
する場合よりも、搬入部の幅方向に並べられた発光素子
と受光素子との距離を短くできる。そのため、受光素子
に入射する反射光の強度を大きくできる。
【0020】前記第2の課題を解決するために請求項3
の発明は、請求項1の発明と同じ前提のトレー包装装置
において、前記垂直センサアレイが、発光素子と受光素
子とを一組とする反射型のセンサを複数備え、かつ、前
記発光素子と前記受光素子とが上下方向に所定間隔で交
互に配置されるとともに発光した発光素子に対しその上
下に隣接する受光素子が前記トレーの側面からの反射光
を受光可能となるように前記複数のセンサを上下方向に
並設してなり、この垂直センサアレイの各発光素子を上
下方向に順番に発光させて前記トレーを検出することを
特徴とするものである。
【0021】この請求項3の発明においては、トレーの
高さを検出する垂直センサアレイに使用する検出素子に
反射型センサを用いて、これらのセンサが個々に備える
発光素子を上下方向に沿って順番に一個づつ発光させて
検出をするから、前記請求項1の発明と同様の作用によ
って、反射型センサの配設ピッチの略1/2に検出のば
らつきを小さくできる。
【0022】さらに、前記のように透過型センサではな
く反射型センサによってトレーの高さを検出するから、
トレーが透光性材料からなるものであっても一部の光は
トレーの側面で反射されるので、こうした透光性トレー
の高さも検出できる。
【0023】しかも、前記のように高さ検出において反
射型センサを用いたので、トレーの幅方向一端側のみで
高さ検出が可能である。それにより、使用センサ数を半
分程度に減らすことができる。
【0024】請求項4の発明は、フィルム供給部から繰
り出されたフィルムを物品が入ったトレーに対して前記
フィルムの幅方向両側および長手方向両側から夫々前記
トレーの底部外面に折り込んで前記トレーを包装する包
装部と、この包装部に前記トレーを搬入する搬入部と、
この搬入部を幅方向に横断するように設けられて搬入さ
れる前記トレーをその下側から検出する水平センサアレ
イと、前記搬入部の両側に夫々設けられて搬入される前
記トレーをその側方から検出する第1および第2の垂直
センサアレイと、前記包装部で包装された前記トレーを
搬出する搬出部とを備えるトレー包装装置を前提とす
る。
【0025】そして、この請求項4の発明は記第3の課
題を解決するために、前記第1垂直センサアレイが、発
光素子と受光素子とを一組とする反射型のセンサを複数
備え、かつ、前記発光素子と前記受光素子とが上下方向
に所定間隔で交互に配置されるとともに発光した発光素
子に対しその上下に隣接する受光素子が前記トレーの側
面からの反射光を受光可能となるように前記複数のセン
サを上下方向に並設してなり、前記第2垂直センサアレ
イが、前記第1センサアレイの各発光素子の夫々に個別
に対向する高さ位置に配置されて上下方向に並設された
複数の透過光用受光素子を有してなり、前記第1垂直セ
ンサアレイの各発光素子を上下方向に順番に発光させて
前記トレーを検出することを特徴とするものである。
【0026】この請求項4の発明においても、トレーの
高さを検出する第1垂直センサアレイに使用する検出素
子に反射型センサを用いて、これらのセンサが個々に備
える発光素子を上下方向に沿って順番に一個づつ発光さ
せて検出をするから、前記請求項1の発明と同様の作用
によって、反射型センサの配設ピッチの略1/2に検出
のばらつきを小さくできる。さらに、前記第3の発明と
同等の作用により、透光性トレーの高さも検出できると
ともに、使用センサ数を半分程度に減らすことができ
る。その上、第1垂直センサアレイと対向する第2垂直
センサアレイに設けた受光素子には、第1垂直センサア
レイの発光素子からの光が入射可能であり、これらが透
過型センサをなすから、トレー内の物品がトレーの上端
開口よりも突出していて、それが前記受光素子に向かう
光を遮る場合に、この物品の突出高さを含むトレーの高
さを検出できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図9を参照して本発
明の第1の実施の形態を説明する。
【0028】図1の斜視図に示す第1の実施の形態に係
るトレー包装装置1は、図2から図4に示されるように
トレー搬入手段をなす搬入部11と、トレー包装手段を
なす包装部12と、トレー搬出手段をなす搬出部13
と、フィルム供給部14と、水平センサアレイ31と、
第1、第2の垂直センサアレイ32、33とを備えてい
る。
【0029】トレー搬入部11は、図1に示す包装装置
1の前フレーム1aに形成されたトレー搬入口1bを前
後方向に貫通して水平に配置されている。この搬入部1
1は、図2、図3、および図5に示されるように左右方
向( 幅方向) に間隔を存して配置されステッピングモー
タ15の動力により同期回転される複数のベルト16a
を有した搬入ベルトコンベア16を備え、その前部は前
フレーム1aの前側外方に位置され、後部は前フレーム
1aと包装装置の後フレーム1c( 図3参照)との間に
位置されている。
【0030】搬入部11の前部はトレー供給部として使
用され、そこには図2、図5に示されるように生鮮食品
等の包装すべき物品Aを入れたトレー17がオペレータ
により供給される。トレー17は上面が開放された浅い
または深い皿状のものであり、非透光性のもの、あるい
は半透明等の透光性のものが使用される。
【0031】搬入部11がその幅方向一端に有する壁例
えば正面から見て右側の垂直壁35は、トレー17を供
給する際の基準となる壁であり、その内面には図5に示
されるように供給スイッチ36が設けられている。この
スイッチ36は押圧式のものであって、かなり広い面積
を有しており、そこにトレー17の側面を押し当てて供
給スイッチ36をオンすることにより、前記モータ15
が駆動して搬入ベルトコンベア16が搬送動作を開始し
て、トレー17が包装部12に向けて搬送されるように
なっている。
【0032】搬入部11の後部は前後両フレーム1a、
1c間に設けられた包装部12に位置されており、この
包装部12の上には搬入部11により搬入されるトレー
17が供給される。
【0033】包装部12は、この包装部12において位
置決めされたトレー17を搬入部11の後部から上方に
持ち上げた状態で、後述の搬出部13の下方に設けられ
たフィルム供給部14( 図4参照) から繰り出される伸
縮し得る透明なストレッチフィルムFを、計測されたト
レー17の大きさに応じて引き出すとともにその幅方向
に伸張させてから、トレー17に対してフィルムFの幅
方向両側および長手方向両側から夫々トレー17の底部
外面に折り込んで物品Aごとトレー17を包装するもの
である。なお、こうした包装動作をする包装部12は公
知であるので、その具体的な構成の説明は省略するが、
その包装動作による包装完了に伴って包装されたトレー
17a(図4参照)は搬出部13上に押し出されるよう
になっている。
【0034】図4に示されるようにフィルム供給部14
は、ストレッチフィルムFが巻かれたロール18と、こ
のロール18から繰り出されたフィルムFをガイドする
ガイドローラ19の一端を支持し、他端が枢支された回
動されたレバー20と、これらの上方に配置されたフィ
ルムガイド機構21とを備えている。ロール18から引
き出されたフィルムFは、ガイドローラ19を経由して
フィルムガイド機構21にこれを挿通するようにセット
されて、包装部12の図示しない引き出し用フィルムグ
リッパの移動によって包装部12上に引き出されるよう
になっている。また、フィルムガイド機構21はカッタ
22を有しており、その上昇動作により包装部12上を
覆うように引き出されたフィルムFを切断するようにな
っている。
【0035】搬出部13は、図3に示されるように前後
両フレーム1a、1c間において搬入部11に対して包
装部12を介して直角に連続されるように包装部12に
連続して設けられている。この搬出部13は、互いに平
行な一対の支持フレーム25と、これらの間に回転自在
に支持された搬出コンベア26と、このコンベア26の
包装部12側に位置して支持フレーム25間に回転自在
に支持された複数本の搬出ローラ27と、これら搬出コ
ンベア26および各搬出ローラ27を回転させるモータ
28と、平板上の電気ヒータ29とを備えている。
【0036】図3および図4に示されるように搬出コン
ベア26は、支持フレーム25の中間位置に架設された
駆動ローラ26aと、包装部12から最も離れた支持フ
レーム25の端部に架設された被動ローラ26bと、こ
れら両ローラ26a、26bにわたって掛け渡され耐熱
性の無端状搬出ベルト26cとで形成され、その駆動ロ
ーラ26aにはモータ28の出力軸28aが連結されて
いる。また、出力軸28aと各搬出ローラ27とは夫々
チェン伝動機構30を介して連結されている。したがっ
て、ベルト式の搬出コンベア26と各搬出ローラ27と
は同期して駆動される。この搬出部13は、その搬出ロ
ーラ27を包装装置1の内部に位置させるとともに、水
平ベルト式搬出コンベア26を包装装置1の外部に突出
させて設けられる。
【0037】モータ28にはステッピングモータが使用
され、これは、包装済みトレー17aが搬出コンベア2
6の中央部もしくはそれより搬出端側に搬送された時
に、一時的に運転を中断し、その後一定時間後に運転を
再開するようになっている。それにより、トレー17の
底部外面に折り込まれたフィルム相互を接着させるよう
になっている。また、電気ヒータ29は駆動ローラ26
aと被動ローラ26bとの間に配置されて、熱を放出し
て搬出ベルト26cの上面側を加熱するようになってい
る。
【0038】前記トレー搬入口1bには、これを開閉す
る扉5が防塵および安全のために取付けられている。こ
の扉5は、その上端部を図示しないステッピングモータ
の動力で回転される枢軸6に支持されている。そして、
扉5は前記供給スイッチ36がオンされることに伴って
駆動されるステッピングモータの動力で、図2中実線で
示す垂れ下がり姿勢から2点鎖線で示す前記後フレーム
1c側へ回動変位されてトレー搬入口1bを開放し、こ
の開放状態を一定時間保持した後に、閉められるもので
ある。
【0039】前記搬入部11には例えば閉じ状態の扉5
の後側近傍に位置して搬入されるトレー17の大きさを
検出するが前記各センサアレイ31〜33が設けられて
いる。
【0040】水平センサアレイ31は、トレー17の幅
および奥行き寸法をこのトレー17の下側から検出する
ものであり、図5に示されるように搬入ベルトコンベア
16の内側を通って搬入部11をその幅方向に横断して
配置されている。図5および図6に示されるようにセン
サアレイ31は、発光素子41と受光素子42とを一組
とする複数の反射型センサ43を前記幅方向に所定間隔
で並設して形成されている。各センサ43は、搬入ベル
トコンベア16の各ベルト16a間に露出されて、これ
らベルト16aに遮られることなくトレー17の底面と
対向し得るようになっている。
【0041】そして、各反射型センサ43は、その発光
素子41と受光素子42とをトレーの17の搬送方向に
沿わせて設けられるが、この実施の形態においては、各
反射型センサ43の向きを一つ置きに逆にすることによ
って、図6に示されるように各発光素子41を前記幅方
向に沿ってジグザグ状に配設するとともに、各受光素子
42をも前記幅方向に沿ってジグザグ状に配設してい
る。それにより、各発光素子41と各受光素子42とが
前記幅方向に沿って交互に配置されていて、例えばベル
ト16a間に露出した複数の反射型センサ43において
前後もしくは左右に隣接した各素子相互間の距離はいず
れも等しくなっている。しかも、任意の発光素子41か
ら発光されてトレー17の底面で反射された反射光が、
前記任意の発光素子41の周囲にある隣接の受光素子4
2のすべてに受光され得るように、隣接した各素子相互
間の距離が設定されている。なお、図6等では発光素子
41と受光素子42との識別を容易にするために、発光
素子41は二重円で描いてあり、受光素子42は一重円
で描いてある。
【0042】第1垂直センサアレイ32はトレー17の
高さ( なお、内部の物品Aがトレー17の開口より突出
している場合には、この突出高さを含む。) を検出する
ものであり、搬入部11の幅方向一端に垂直に立って設
けられ、その下端は水平センサアレイ31の長手方向一
端に連結されている。このセンサアレイ32は、発光素
子51と受光素子52とを一組とする反射型センサ53
を複数備えてなる。
【0043】各反射型センサ53は、その発光素子51
と受光素子52とを上下方向に一列に並ぶように設けら
れている。それにより、各発光素子51と各受光素子5
2とが上下方向に沿って所定間隔で交互に配置されてい
て、隣接した各素子相互間の距離はいずれも等しくなっ
ている。しかも、任意の発光素子51から発光された光
はトレー17の側面で反射され、その反射光は前記任意
の発光素子51の上下に隣接する受光素子52に受光さ
れ得るように、上下に隣接した各素子相互間の距離が設
定されている。なお、図2、図5、および図9では発光
素子51と受光素子52との識別を容易にするために、
発光素子51は二重円または平行な斜め線を付して描い
てあり、トレー17で反射された光を受光するための受
光素子52は一重円または斜め線を付すことなく白抜き
の状態で描いてある。
【0044】第2垂直センサアレイ33はトレー17の
高さ( なお、内部の物品がトレー17の開口より突出し
ている場合には、この突出高さを含む。) を第1垂直セ
ンサアレイ32と協動して検出するものであり、搬入部
11の幅方向他端に第1垂直センサアレイ32と対向し
垂直に立って設けられ、その下端は水平センサアレイ3
1の長手方向他端に連結されている。したがって、図5
および図9に示されるように各センサアレイ31〜33
はコ字状をなして連結されている。この第2垂直センサ
アレイ33は、トレー17を透過した光を受光するため
の受光素子55を複数備えてなる。これら受光素子55
は第1垂直センサアレイ32の各発光素子51の夫々に
個別に対向する高さ位置に配置されて上下方向に並設さ
れている。
【0045】前記各センサアレイ31〜33の発光素子
41、51には、例えば発光ダイオードが夫々使用さ
れ、受光素子42、52、55には例えばフォトトラン
ジスタが夫々使用される。
【0046】図5中符号61は包装装置1全体の制御を
つかさどる制御部であり、これは、包装動作を制御する
上での必要な図示しない各種の制御回路の他に、発光制
御手段としての発光制御回路62と、トレー検出手段と
してのトレー検出回路63とを備えている。発光制御回
路62は各発光素子41、51の発光を制御するもので
あり、それによって、水平センサアレイ31の各発光素
子41が、このアレイ31の長手方向言い換えれば搬入
部11の幅方向に一つずつ順番に発光されるとともに、
この発光動作が高速で繰り返され、かつ、第1垂直セン
サアレイ32の各発光素子51が上下方向に一つずつ順
番に発光されるとともに、この発光動作が高速で繰り返
されるなっている。こうした発光スキャン速度はトレー
17の搬送速度よりもはるかに速い。トレー検出回路6
3は各センサアレイ31〜33の各受光素子42、5
2、55の出力信号をA/D変換し、そのデジタルデー
タから演算等の処理によってトレー17の大きさ( 幅、
高さ、および奥行き寸法) を検出するものである。
【0047】前記構成のトレー包装装置1は、その停止
状態にある搬入部11上に物品Aを入れたトレー17を
壁35に位置決めして置くとともに、このトレー17で
供給スイッチ36を押圧することにより使用される。そ
うすると、搬入部11が駆動されるので、トレー17が
包装部12に搬入されてフィルムFにより包み込まれ
る。この包装部12では、そこに搬入されたトレー17
に対して、このトレー17の大きさに応じてフィルム供
給部14から引き出されたフィルムFを、トレー17の
大きさに応じてフィルムFの幅方向に伸張させてから、
フィルムFをその幅方向両側および長手方向両側から夫
々トレー17の底部外面に折り込んでトレー17を包装
する。そして、こうして自動包装されたトレー17は搬
出部13に受け渡され、その搬出ローラ27を経由して
搬出コンベア26上に搬出される。それにより、搬出コ
ンベア26に包装済みトレー17aが載置されている
間、トレー17を包んだフィルムFが電気ヒータ29で
加熱されるから、トレー17の底部外面に折り込まれた
フィルム部分が密着されて適正な包装状態が完成される
ものである。
【0048】前記包装動作においてトレー17の大きさ
のうち幅および奥行き寸法は水平センサアレイ31によ
り検出されて、高さ寸法は第1垂直センサアレイ32に
より検出され、かつ高さ寸法のうちトレー17から突出
した分を含む全体高さ寸法は第1、第2の垂直センサア
レイ32、33により検出されて、夫々トレー検出回路
63で判定されるものであり、それにより、トレー17
の大きさに応じた前記フィルムFの適正な引き出し量お
よび伸張量が求められる。
【0049】そして、トレー17の幅および高さの寸法
検出は次の理由により精度良く行える。まず、幅の検出
について説明する。
【0050】搬入部11の幅方向に並設された複数の反
射型センサ43が個々に備える発光素子41は、発光制
御回路62での制御によって搬入部11の幅方向に沿っ
て順番に一個づつ発光する。こうした発光動作により、
ある一つの発光素子が発光したときには、図7(A)中
の矢印に示されるように前記発光した発光素子41aに
対してトレー17の搬送方向に並んで対応する受光素子
42aはもちろんのこと、発光素子41aの左右に隣接
する他の反射型センサ43の受光素子42b、42cも
発光素子41aからトレー17の底面で反射された光が
入射可能である。これは発光素子41から発光される光
は、指向性を有しているにもかかわらず、実際にはある
程度広がりながら分散することに依存している。
【0051】そして、前記発光素子41aに隣接して反
射光が入射可能な受光素子42a〜42cのうち、トレ
ー17の底面と対向する受光素子42a、42bは図7
(B)中実線の矢印で代表して示すように反射光を受光
するが、トレー17の底面と非対向の受光素子42cに
は、図7(B)中点線の矢印で示すように反射光が入射
しない場合と、図7(C)中実線の矢印で示すように反
射光が入射する場合とがある。
【0052】このような入射・非入射の現象は、発光し
た前記発光素子41aと受光素子42cとの間に位置さ
れるトレー17の底面の端17a( 壁35から遠い方の
端であって、以下同じ)が、発光素子41aを有した反
射型センサ43とこのセンサ43の図7中右隣に隣接し
て前記非対向の受光素子42cを有した他の反射型セン
サ43との配設ピッチPの略1/2のところが境とな
る。すなわち、図7(A)〜(C)中一点鎖線で示す境
界よりも受光素子42c側に前記端17aが位置される
場合には、図7(C)に示されるようにトレー17の底
により発光素子41aからの光が受光素子42cに反射
されるので、この素子42cは反射光を受光する。ま
た、前記境界よりも発光素子41a側に前記端17aが
位置される場合に図7(B)の点線矢印で示されるよう
に受光素子42cには反射光は入射しない。
【0053】以上のようにトレー17の幅を検出するに
あたり、幅方向に並設された反射型センサ43の配設ピ
ッチPの略1/2に検出のばらつきを小さくできるか
ら、トレー17の大きさを精度良く検出することができ
る。なお、図8は幅検出について比較するための従来の
図(本発明と同様部分に同じ符号を付してある。)であ
り、従来はトレー17の底面を検出する反射型センサと
これに隣接してトレー17の底面を検出しない他の反射
型センサとの配設ピッチP間に、トレー17の幅方向の
端17aがあると認識するから、この認識における最大
検出誤差が隣接する反射型センサの配設ピッチPの寸法
分と大である。
【0054】さらに、以上のような幅検出をするに当た
って、この第1の実施の形態では、各発光素子41を搬
入部11の幅方向に沿ってジグザグ状に配設するととも
に、各受光素子42も前記幅方向に沿ってジグザグ状に
配設して、これら発光素子41と受光素子42とを前記
幅方向に所定間隔で交互に配置したから次の利点があ
る。
【0055】すなわち、隣接する反射型センサ43の発
光素子41と受光素子42とが図6に示されるように所
定間隔で交互に設けられるため、これらの素子41、4
2の配設間隔は反射型センサ43の配設ピッチPに等し
くなり、後述の図11に示すように各発光素子41を横
一列に並べるとともにこれと平行に各受光素子42も横
一列に並べる配置で実施する場合よりも、搬入部11の
幅方向に並べられた発光素子41と受光素子42との距
離を短くできる。そのため、各受光素子41に入射する
反射光の強度が大きくなって、検出の信頼性を高めるこ
とができる。
【0056】また、各発光素子41の発光は繰り返し行
われ、その発光スキャン速度はトレー17の搬送速度よ
りもはるかに速いから、水平センサアレイ31上を包装
部12方向に通過するトレー17の通過時間をトレー検
出回路61により知ることができ、この時間と搬入部1
2の搬送速度とから演算してトレー17の奥行き寸法を
求めることができる。
【0057】次に、トレー17の高さ寸法の検出につい
て説明する。
【0058】第1垂直センサアレイ42に上下方向に沿
って並設された複数の反射型センサ53が個々に備える
発光素子51は、発光制御回路62での制御によって上
下方向に沿って順番に一個づつ発光する。こうした発光
動作により、ある一つの発光素子が発光したときには、
図10(A)(B)中の実線の矢印に示されるように前
記発光した発光素子51aの上下に隣接する他の反射型
センサ53の受光素子52a、52bに、発光素子51
aからトレー17の側面で反射された光が入射可能であ
る。これは発光素子51から発光される光は、指向性を
有しているにもかかわらず、実際にはある程度広がりな
がら分散することに依存している。
【0059】そして、トレー17の側面と対向するとと
もに前記発光素子51aの下方に隣接して反射光が入射
可能な受光素子52aは図10(A)(B)中実線の矢
印で示すように反射光を受光するが、トレー17の側面
と対向または非対向となって前記発光素子51aの上方
に隣接する受光素子52bには、図10(A)中実線の
矢印で示すように反射光が入射する場合と、図10
(B)中点線の矢印で示すように反射光が入射しない場
合とがある。
【0060】このような入射・非入射の現象は、発光し
た前記発光素子51aと受光素子52bとの間に位置さ
れるトレー17の上端17bが、発光素子51aを有し
た反射型センサ53とこのセンサ53の上隣に隣接して
トレー17の側面とは非対向の前記受光素子52bを有
した他の反射型センサ53との配設ピッチPの略1/2
のところが境となる。
【0061】すなわち、図8(A)中一点鎖線で示す境
界よりも受光素子52b側に前記上端17bが位置され
る場合には、トレー17の側面により発光素子51aか
らの光が受光素子52bに反射されるので、この素子5
2bは反射光を受光する。また、図10(B)中一点鎖
線で示す前記境界よりも発光素子51a側に前記上端1
7bが位置される場合には、図10(B)の点線矢印で
示されるように受光素子52bには反射光は入射しな
い。
【0062】以上のようにトレー17の高さを検出する
にあたり、上下方向に並設された反射型センサ53の配
設ピッチPの略1/2に検出のばらつきを小さくできる
から、トレー17の大きさを精度良く検出することがで
きる。なお、図10(A)のようにトレー17から物品
Aが突出している場合には、この物品からの反射光が受
光素子52bに入射することもあるが、その場合の光強
度は弱いので、受光素子52bに予め設定された基準レ
ベル達することがなく、誤検出することがない。
【0063】そして、このように上下方向に並設された
複数の反射型センサ53を用いてトレー17の幅方向一
端側から第1垂直センサアレイ32のみでトレー17の
高さ寸法を検出できる。そのため、高さ検出において必
要とする発光素子51および受光素子52の使用数を半
減できる。
【0064】しかも、前記のように透過型センサではな
く反射型センサ53によってトレー17の高さを検出す
るから、トレー17が透光性材料からなるものであって
も、発光素子51からトレー17の側面に向けて発光さ
れた光の一部はトレー17の側面で反射して受光素子5
2に入射されるので、こうした透光性トレー17の高さ
も検出できる。
【0065】また、このトレー包装装置1は、第1垂直
センサアレイ32だけではなくこれと対向する第2垂直
センサアレイ33を有し、このアレイ33に設けた受光
素子55には、第1垂直センサアレイ32の発光素子5
1からの光が入射可能であり、これらよって透過型セン
サが構成されている。したがって、トレー17内の物品
Aが図10(A)に示すようにトレー17の上端開口よ
りも突出していて、それが受光素子51に向かう光を遮
る場合に、この物品の突出高さを含むトレーの全体高さ
を検出できる。
【0066】図11は本発明の第2の実施の形態を示し
ている。この実施の形態は基本的には前記第1の実施の
形態と同様な構成であるので、その同様構成部分には前
記第1の実施の形態と同じ符号を付して、その構成およ
び作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明す
る。この実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる部
分は、水平センサアレイにおける各反射型センサ43の
配置である。
【0067】すなわち、この第2の実施の形態におい
て、各反射型センサ43は同じ向きにして並設されてい
る。それにより、その各発光素子41が搬入部の幅方向
に一列に並べられているとともに、この発光素子列と平
行に各受光素子42も前記幅方向に一列に並べられてい
る。なお、この点以外の構成は図11に図示されない部
分を含めて前記第1の実施の形態と同じである。
【0068】したがって、この第2の実施の形態の構成
においても、前記第1の実施の形態と同様な作用を得
て、本発明の第1〜第3の課題を解決できる。なお、そ
の説明は重複するので省略する。
【0069】図12は本発明の第3の実施の形態を示し
ている。この実施の形態は基本的には前記第1の実施の
形態と同様な構成であるので、その同様構成部分には前
記第1の実施の形態と同じ符号を付して、その構成およ
び作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明す
る。この実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる部
分は、第1垂直センサアレイ32での反射型センサ43
の配置である。
【0070】すなわち、この第3の実施の形態におい
て、各反射型センサ43は斜めの姿勢にして上下方向に
沿って並設されている。それにより、各発光素子41と
受光素子42とが上下方向に沿ってジグザグ状に所定間
隔で交互に配置されている。なお、この点以外の構成は
図12に図示されない部分を含めて前記第1の実施の形
態と同じである。
【0071】したがって、この第3の実施の形態の構成
においても、前記第1の実施の形態と同様な作用を得
て、本発明の第1〜第3の課題を解決できる。なお、そ
の説明は重複するので省略する。その上、前記各素子4
1、42の配置構造によれば、上下方向に並んだ発光素
子41相互間および受光素子42相互間の配設ピッチP
を短くできる。言い換えれば、上下方向に高密度に複数
の反射型センサ43を配置できるとともに、これに対向
する第2垂直センサアレイ43の受光素子55の上下方
向の配設ピッチPも短くできるから、それに応じて高さ
検出の分解能を向上して、より精度良くトレーの高さ検
出をすることができる。なお、こうしたセンサの配置構
造は水平センサアレイの反射型センサの配置に適用して
もよい。
【0072】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0073】請求項1に記載の発明によれば、トレーを
搬入する搬入部の幅方向に並設される複数の反射型セン
サの各発光素子を順番に発光させて前記幅方向に隣接す
る受光素子によりトレーの幅を検出するようにして、反
射型センサの配設ピッチの略1/2に検出のばらつきを
小さくしたから、包装部に搬入されるトレーの大きさを
精度良く検出でき、それにより、トレーの大きさを精度
良く検出できる。
【0074】請求項1に従属する請求項2に記載の発明
によれば、請求項1の発明の効果に加えて、受光素子に
入射する反射光の強度を大きくでき、検出の信頼性を高
めることができる。
【0075】請求項3に記載の発明によれば、上下向に
並設される複数の反射型センサの各発光素子を順番に発
光させて上下に隣接する受光素子によりトレーの高さを
検出するようにして、反射型センサの配設ピッチの略1
/2に検出のばらつきを小さくしたから、包装部に搬入
されるトレーの大きさを精度良く検出できるとともに、
透過型センサではなく反射型センサによってトレーの高
さを検出するから、トレーが透光性材料からなるもので
あっても、その高さを検出でき、しかも、トレーの幅方
向一端側のみで高さ検出が可能であるので、使用センサ
数を減らすことができる。
【0076】請求項4に記載の発明によれば、前記請求
項3の発明の効果に加えて、反射型センサを複数有した
第1垂直センサアレイと、前記反射型センサの発光素子
に対向する受光素子を有した第2垂直センサアレイと
で、透過型センサをなしてトレーを検出することもで
き、それにより、トレーに収容された物品がトレーの上
面開口から突出する場合に、この突出高さを含めたトレ
ーの高さを検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るトレー包装装
置全体の構成を示す斜視図。
【図2】第1の実施の形態に係るトレー包装装置の搬入
部の構成を示す略断面図。
【図3】第1の実施の形態に係るトレー包装装置の搬入
部、包装部、搬出部の位置関係を示す平面図。
【図4】図3中Z−Z線に沿って示す搬出部とフィルム
供給部との位置関係を示す断面図。
【図5】第1の実施の形態に係るトレー包装装置のトレ
ー検出部の構成を示す斜視図。
【図6】第1の実施の形態に係るトレー包装装置のトレ
ー検出部の構成を示す平面図。
【図7】(A)は第1の実施の形態に係るトレー包装装
置の水平センサアレイにおける発光素子から受光素子へ
光路を示す図。(B)は第1の実施の形態に係るトレー
包装装置の水平センサアレイの発光している発光素子
と、この素子の左右に隣接する受光素子と、前記発光し
ている発光素子側に寄ったトレーとの関係を示す図。
(C)は第1の実施の形態に係るトレー包装装置の水平
センサアレイの発光している発光素子と、この素子の左
右に隣接する受光素子と、前記発光している発光素子の
右隣の受光素子側に寄ったトレーとの関係を示す図。
【図8】従来例に係るトレー包装装置の水平センサアレ
イにおける発光している発光素子から受光素子へ光路を
示す図。
【図9】第1の実施の形態に係るトレー包装装置のトレ
ー検出部が備える第1、第2の垂直センサアレイの位置
関係を示す略正面図。
【図10】(A)は第1の実施の形態に係るトレー包装
装置のトレー検出部が備える第1、第2の垂直センサア
レイとトレーとの関係を示す略正面図。(B)は第1の
実施の形態に係るトレー包装装置のトレー検出部が備え
る第1、第2の垂直センサアレイと他のトレーとの関係
を示す略正面図。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るトレー包装
装置のトレー検出部の構成を示す平面。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係るトレー包装
装置のトレー検出部が備える第1、第2の垂直センサア
レイの関係を示す図。
【符号の説明】
11…搬入部、 12…包装部、 13…搬出部、 14…フィルム供給部、 F…フィルム、 17…トレー、 31…水平センサアレイ、 32…第1垂直センサアレイ、 33…第2垂直センサアレイ、 41、41a…発光素子、 42、42a〜42c…受光素子、 43…反射型センサ、 51…発光素子、 52、52a、52b…受光素子、 55…受光素子。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルム供給部から繰り出されたフィルム
    を物品が入ったトレーに対して前記フィルムの幅方向両
    側および長手方向両側から夫々前記トレーの底部外面に
    折り込んで前記トレーを包装する包装部と、この包装部
    に前記トレーを搬入する搬入部と、この搬入部を幅方向
    に横断するように設けられて搬入される前記トレーをそ
    の下側から検出する水平センサアレイと、前記搬入部の
    側部に設けられて搬入される前記トレーをその側方から
    検出する垂直センサアレイと、前記包装部で包装された
    前記トレーを搬出する搬出部とを備えるトレー包装装置
    において、 前記トレーの搬入方向に位置をずらせて配置される発光
    素子と受光素子とを一組とする反射型のセンサを複数備
    える前記水平センサアレイは、前記発光素子と前記受光
    素子とを前記搬入部の幅方向に所定間隔で配置するとと
    もに発光した発光素子に対して隣接する受光素子が前記
    トレーの底面からの反射光を受光可能となるように前記
    複数のセンサを前記搬入部の幅方向に並設してなり、こ
    の水平センサアレイの各発光素子を前記搬入部の幅方向
    に順番に発光させて前記トレーを検出することを特徴と
    するトレー包装装置。
  2. 【請求項2】前記各発光素子を前記搬入部の幅方向にジ
    グザグ状に配設するとともに、前記各受光素子も前記搬
    入部の幅方向にジグザグ状に配設して、これら発光素子
    と受光素子とを前記搬入部の幅方向に所定間隔で交互に
    配置したことを特徴とする請求項1に記載のトレー包装
    装置。
  3. 【請求項3】フィルム供給部から繰り出されたフィルム
    を物品が入ったトレーに対して前記フィルムの幅方向両
    側および長手方向両側から夫々前記トレーの底部外面に
    折り込んで前記トレーを包装する包装部と、この包装部
    に前記トレーを搬入する搬入部と、この搬入部を幅方向
    に横断するように設けられて搬入される前記トレーをそ
    の下側から検出する水平センサアレイと、前記搬入部の
    側部に設けられて搬入される前記トレーをその側方から
    検出する垂直センサアレイと、前記包装部で包装された
    前記トレーを搬出する搬出部とを備えるトレー包装装置
    において、 前記垂直センサアレイが、発光素子と受光素子とを一組
    とする反射型のセンサを複数備え、かつ、前記発光素子
    と前記受光素子とが上下方向に所定間隔で交互に配置さ
    れるとともに発光した発光素子に対しその上下に隣接す
    る受光素子が前記トレーの側面からの反射光を受光可能
    となるように前記複数のセンサを上下方向に並設してな
    り、この垂直センサアレイの各発光素子を上下方向に順
    番に発光させて前記トレーを検出することを特徴とする
    トレー包装装置。
  4. 【請求項4】フィルム供給部から繰り出されたフィルム
    を物品が入ったトレーに対して前記フィルムの幅方向両
    側および長手方向両側から夫々前記トレーの底部外面に
    折り込んで前記トレーを包装する包装部と、この包装部
    に前記トレーを搬入する搬入部と、この搬入部を幅方向
    に横断するように設けられて搬入される前記トレーをそ
    の下側から検出する水平センサアレイと、前記搬入部の
    両側に夫々設けられて搬入される前記トレーをその側方
    から検出する第1および第2の垂直センサアレイと、前
    記包装部で包装された前記トレーを搬出する搬出部とを
    備えるトレー包装装置において、 前記第1垂直センサアレイが、発光素子と受光素子とを
    一組とする反射型のセンサを複数備え、かつ、前記発光
    素子と前記受光素子とが上下方向に所定間隔で交互に配
    置されるとともに発光した発光素子に対しその上下に隣
    接する受光素子が前記トレーの側面からの反射光を受光
    可能となるように前記複数のセンサを上下方向に並設し
    てなり、 前記第2垂直センサアレイが、前記第1センサアレイの
    各発光素子の夫々に個別に対向する高さ位置に配置され
    て上下方向に並設された複数の透過光用受光素子を有し
    てなり、 前記第1垂直センサアレイの各発光素子を上下方向に順
    番に発光させて前記トレーを検出することを特徴とする
    トレー包装装置。
JP4027997A 1997-02-25 1997-02-25 トレー包装装置 Pending JPH10236410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4027997A JPH10236410A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 トレー包装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4027997A JPH10236410A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 トレー包装装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10236410A true JPH10236410A (ja) 1998-09-08

Family

ID=12576189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4027997A Pending JPH10236410A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 トレー包装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10236410A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7860277B2 (en) 2007-04-10 2010-12-28 Bizerba Gmbh & Co. Kg Food product checking system and method for identifying and grading food products
JP2012046230A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Teraoka Seiko Co Ltd ヒートシール包装装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7860277B2 (en) 2007-04-10 2010-12-28 Bizerba Gmbh & Co. Kg Food product checking system and method for identifying and grading food products
JP2012046230A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Teraoka Seiko Co Ltd ヒートシール包装装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4884859B2 (ja) 箱詰め装置
JPH11337501A (ja) 個々の物品または材料積層体などからなる複数のユニットの検査デバイス
JPH10236410A (ja) トレー包装装置
JP2008062967A (ja) 箱詰め装置及び箱詰め方法
JPH1090189A (ja) 農産物選別機用の受皿及びこれを用いた選別装置
JP4186829B2 (ja) 自動販売機
JPH07315547A (ja) 包装機の被包装物供給装置
JP2020040698A (ja) 箱詰め装置
JPH0882861A (ja) オーダ仕分機のプリント検出装置
JP6107426B2 (ja) 包装装置
JPH0611070B2 (ja) ウエハカウンタ
JPH10236412A (ja) トレー包装装置
JP6551555B2 (ja) 包装装置
JP2842325B2 (ja) ストレッチフィルム包装機
JP6295542B2 (ja) 包装装置
JP2900817B2 (ja) 製品パレット内の異物検出装置
JP3071370B2 (ja) 包装装置
JP3495640B2 (ja) パック詰め装置
JPS60122624A (ja) 包装機等の品物供給装置
JP2000072106A (ja) ストレッチ包装機
JP2503142Y2 (ja) 自動販売機の商品搬送装置
JP2001091447A (ja) 青果物品質測定装置
JP3485283B2 (ja) 包装機のリフト装置
JPH02216059A (ja) 液体試験用容器収納搬送装置
JP2503141Y2 (ja) 自動販売機の商品搬送装置