JPH10235213A - 粉砕機 - Google Patents

粉砕機

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JPH10235213A
JPH10235213A JP9046069A JP4606997A JPH10235213A JP H10235213 A JPH10235213 A JP H10235213A JP 9046069 A JP9046069 A JP 9046069A JP 4606997 A JP4606997 A JP 4606997A JP H10235213 A JPH10235213 A JP H10235213A
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spatula member
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Masayuki Kayukawa
真行 粥川
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Nippon Kouatsu Electric Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上臼と下臼間で粉砕された微粉末を受け皿部
で受け、これを排出口から排出するものにおいて、微粉
末が排出口で詰まることを防止する。 【解決手段】 上臼と下臼間で粉砕された微粉末を受け
皿部20aで受ける。受け皿部20aには排出口20d
を形成する。受け皿部20a上の微粉末を回動するヘラ
部材22で掻き集めて排出口20dから排出する。排出
口20d部には、ヘラ部材22の回転方向側に突出部2
0kを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は粉砕機に関するも
ので、より詳しくは、お茶葉等を擂り針状の上下臼の粉
砕面で構成する粉砕部で粉砕して微粉末にする粉砕機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に、お茶のほか、胡麻、
麦、そば等の穀物類を適度な粒度に粉砕するための粉砕
機を特願平8−201365号で提案した。この粉砕機
の概略を図1により説明する。
【0003】図1において、1は粉砕機であり、一例と
して卓上型を示す。2は本体ケースであり、上蓋ケース
3及び上部ケース4、下部ケース5、底蓋ケース6とか
らなっており、上蓋ケース3には中央に材料aを投入す
るための投入口3aが形成されている。また投入口3a
は材料aを投入しない場合や粉砕機の運転中(上臼の回
転駆動中)には蓋体7がはめ込まれて閉鎖している。さ
らに上蓋ケース3は上部ケース4の上方から覆うように
して開閉自在に嵌め合わせて備えられている。
【0004】上記上部ケース4内には上、下の臼9,1
2が収納され、側面4a側には、微粉末bを排出する掃
き出し口4b並びに微粉末bを一旦溜めるようにした透
明な合成樹脂でできたコップ8を収納するための収納部
4cが形成されている。また、同ケース4は下部ケース
5の側に対して取脱自在にネジ方式で固着されている。
【0005】また下部ケース5には駆動装置23が収納
され、下部ケース5の下面5b側は底蓋ケース6によっ
て閉鎖されている。9は摺鉢状の粉砕面9aを備えたア
ルミナ磁器、普通磁器、陶器等のセラミックス製の下臼
であり、中央には貫通穴からなる軸穴9bを形成してい
る。粉砕面9aには複数の平行溝からなる主溝とその主
溝に対し向きを変更した副溝が全周にわたり交互に形成
されている。
【0006】11は、合成樹脂で形成された下臼固定部
材であり、該下臼固定部材11の上面は下臼9の外面形
状(摺鉢形状)に合わせて形成され、これに下臼9が接
着固定され、上臼12と供回りしないようになってい
る。
【0007】12はその外面が上記下臼9の粉砕面9a
に合致し、上端部12aを上記下臼9の上端部より若干
長めに形成して上方に突出させた形状の上臼であり、下
臼9と同様にセラミックス等で作られている。また該上
臼12の外面側には下臼9と同様の主溝と副溝を全周に
わたり交互に形成した粉砕面12bが形成され、かつ該
上臼12には材料排出口13が形成されている。
【0008】さらに、上記上臼12の内面12f側に
は、外方に拡開し、上部の材料投入口12g側から下部
の材料排出口13側に向かって内方に狭められた漏斗形
状になっているホッパー部15が形成されている。
【0009】上記上臼12の底面側の中央には小判状の
貫通穴を有する部材17が固着されており、該貫通穴に
駆動装置23における駆動軸26の断面小判状の部分が
嵌挿されている。そして、部材17が駆動軸26の回転
と共に一方向に回転すると、上臼12を同方向に回動さ
せるようになっている。
【0010】18は取付用ナットで、下臼9の中央部か
ら上方へ突出した駆動軸26の雄ねじ部26bに螺着す
るようになっている。そして、該取付用ナット18と部
材18g間に押さえバネ18bを介在して、該押さえバ
ネ18bの付勢荷重により上臼12を所定の圧力で下臼
9へ押圧するようになっている。
【0011】33は合成樹脂製の供給量調整板であり、
これにより、排出口13の開口量を調節して粉砕面相互
間で形成する粉砕部への材料(葉茶)の投入量(供給
量)を調節するようになっている。
【0012】20は下臼9の上端部9gの外側において
下臼9の上端部9gに対して取脱自在に嵌め合わせた受
け皿部材であり、該受け皿部材20には粉砕面9a,1
2bから排出される微粉末を受ける受け皿部20aが全
周に渡って形成され、その受け皿部20aの下面側には
下臼9への取付部20cが形成されている。更に、上記
受け皿部20aの周方向の一部、すなわち、上記掃き出
し口4bに位置して排出口20dが形成されている。
【0013】21は上臼12の上端部12aに取脱自在
に装着してホッパー部15内の材料aが回転駆動中に材
料投入口12g側から臼外へこぼれ落ちないように設け
た内蓋である。
【0014】22は、上記内蓋21に設けた1個乃至複
数個からなる合成樹脂製のヘラ部材で、上記内蓋21の
受け皿部20a内に摺動可能に嵌合し、上記上臼12が
回転すると、内蓋21とともにヘラ部材22が回転し、
受け皿部20aに受け止めた微粉末をヘラ部材22によ
ってかき集め、受け皿部材20の排出口20dからコッ
プ8に排出するようになっている。
【0015】23は小形モーター24と、モーターの高
速回転を低速回転に変速する変速ギヤー25と、駆動軸
26と、モーター24並びにギヤー25を下部ケース5
にネジで取り付けるための取付金具27,29と、モー
ター24の回転時間を制御するためのタイマー(図示さ
れていない)とからなる駆動装置であり、上記モーター
24は取付金具27にネジ32によってネジ着され、さ
らに該取付金具27を底蓋ケース6に3組のネジ28
(図では1組のネジのみ示されている)によって固定さ
れいる。またギヤー部25は上記取付金具27の上面2
7a側に第1のギヤー25aと第2のギヤー25bとを
噛み合わせて構成されており、上側は取付金具29を介
して下部ケース5の上壁に3組のネジ30(図では1組
のネジのみ示されている)によって支持されている。
【0016】31は上臼12のホッパ−部15、特にホ
ッパー部15の下部に位置する材料排出口13付近でブ
リッジ状に絡み合って停滞する材料aを上臼12の回転
に伴ってその都度撹拌するようにした撹拌部材であり、
同部材31は上蓋ケ−ス3の中央に位置する投入口3a
に付設した保持部に対し上蓋ケース3の下方から挿入装
着されており、下方の先端部が上臼12の下部の材料排
出口13上にくるようになっている。
【0017】次に上記粉砕機1の使用状態、ここでは葉
茶(材料a)を粉茶(微粉末b)にする場合について説
明する。粉砕機1の停止状態において、上臼12と下臼
9の粉砕面12b,9a間の圧力を希望する粒度(細か
さ)の粉茶が挽かれるように所望の付勢荷重を持つ押さ
えバネ18bを有する取付用ナット18を選定して締め
付ける。すなわち、粒度を小さくする場合には押さえバ
ネ18bの付勢荷重の大きい取付用ナット18を使用す
るか或いは調整板33を調整して材料排出口13の口径
が小さくなるように設定する。
【0018】そして、上臼12に形成されたホッパー部
15に所定量の葉茶を供給して、内蓋21並びに上蓋ケ
ース3を上臼12並びに上部ケース4にはめ込んで固定
する。なお、粉茶の粒度(細かさ)を調節しない場合あ
るいは連続して葉茶を粉茶にする場合には、上蓋ケース
3の投入口3aに設けられた蓋体7を取り外し、投入口
3aからホッパー部15に葉茶を供給してもよい。
【0019】上記葉茶の準備が終わると、図示されてい
ない電源コードをコンセントに差し込み、同じく図示さ
れていないタイマーにて粉砕量に応じた粉砕時間を決
め、タイマーをセットすると、電源が入り、駆動装置2
3が始動し、駆動軸26が低速度で回転して上臼12が
回転する。そして、ホッパー部15に投入された葉茶は
上蓋ケ−ス3に付設した撹拌部材31により、上臼12
の回転に伴なってその都度、ホッパ−部15内の葉茶を
撹拌する。そのため葉茶は上臼12の下部の材料排出口
13よりスム−ズに排出される。
【0020】また、同口13より排出された葉茶は上臼
12の回転により上下両臼9,12の主溝並びに副溝の
交差及び摺動により粉砕あるいは擂り潰されながら溝内
または溝上を移動し、放射方向である外周側に向かって
移動する。この場合、上下両臼の粉砕面9a,12bが
摺鉢状であるため、葉茶は粉砕面を行ったり来りして長
く滞留し、そして徐々に外周側へ向かって移動しながら
より微細に粉砕されていく。
【0021】さらに粉砕が進むと、上臼12と下臼9の
接合端面より粉砕された粉茶が排出され、それが受け皿
部20a上に溜まる。溜まった粉茶は上臼12と共に回
転するヘラ部材22の掃き出し作用により受け皿部材2
0の排出口20d方向に掃き出しされて移動し、受け皿
部20aに連接して設けた排出口20dから機外へ排出
される。排出された粉茶は排出端20fに位置して別設
置されたコップ等の容器8内に落下し溜められる。そし
て先に決めた粉砕時間になると、タイマーが切れ、さら
に電源も切れて葉茶を粉茶にする作業が終了する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記先に出願したもの
においては、その内蓋21に形成した排出口20dが、
図16及び図17に示すように、その排出口20d部に
障害物がない単に開口した形状であった。
【0023】また、上記ヘラ部材22は合成樹脂製であ
るため、上記のように粉茶等の微粉末を掻き集める際の
摺接(摩擦)によって受け皿部20aが静電気を帯び、
受け皿部20aに連接形成した上記排出口20dにも静
電気が帯電する。
【0024】そのため、該排出口20d部に図17に示
すように上記の微粉末bが付着し、時間とともにどんど
ん成長してブリッジ状になり、排出口20dの穴詰まり
を発生させるおそれがある。
【0025】そこで本発明は、このような排出口の穴詰
まりを防止することを目的とするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、上臼と下臼の粉砕
面間で粉砕された微粉末を下臼の上端部の全周に渡って
設けた受け皿部上に排出するようにし、上記受け皿部に
は、該受け皿部の周方向に回動して受け皿部内の微粉末
を掻き集めるヘラ部材を設け、更に、受け皿部には、こ
れより微粉末を落下排出する排出筒を設け、該排出筒の
上端内側であって上記ヘラ部材の回動方向側には、この
回動方向と反対方向へ突出する突出部を設け、該突出部
の先端が排出筒への排出口の一部を形成するようにした
ことを特徴とするものである。
【0027】本発明においては、排出口部に突出部を形
成したので、該突出部が、排出口部での微粉末のブリッ
ジ状の成長を抑制する。更に、ヘラ部材が排出口を通過
する際に突出部の先端に軽く衝突する。そのため、排出
口付近でブリッジ状に成長しようとする微粉末をはたき
落とす作用をなし、微粉末のブリッジ状の成長を防止す
る。
【0028】請求項2記載の第2の発明は、上記突出部
先端を薄肉に形成したものである。本発明においては、
突出部における先端での微粉末の付着面積が小さくなる
ため、上記の微粉末のブリッジ状の成長がより一層阻止
される。
【0029】
【発明の実施の形態】本願発明は、図1で説明した粉砕
機1における上記受け部材20、内蓋21及びヘラ部材
22を改良したもので、これらについて図1乃至図15
の実施例に基づいて本願発明の実施の形態について説明
する。
【0030】受け皿部材20は上記下臼9の上端部9g
の外周に嵌合する垂直壁からなる取付部20cと、該取
付部20cの上端から外側方へ水平に形成した受け皿部
底壁20bと、該受け皿部底壁20bの外周端から立ち
上がった周壁20hと、上記取付部20cの下端部内面
から内方へ突出形成した係止爪20gと、排出筒20e
とからなり、これらはポリエチレン、ナイロン、ポリプ
ロピレン等の合成樹脂で一体成形されている。
【0031】そして、上記受け皿部材20の取付部20
cを下臼9の上端部9gの外周に嵌合し、係止爪20g
を下臼9の段部に図1に示すように係止して、受け皿部
材20が下臼9に固着されている。そして、上下臼9,
12の粉砕面9a,12bで構成される粉砕部の上端か
ら排出された微粉末を受け皿部20aに受けるようにな
っている。
【0032】上記受け皿部材20における受け皿部底壁
20bの一部の下端には排出筒20eが垂設され、該排
出筒20e内の上端に位置して受け皿部底壁20bを欠
除してなる排出口20dが形成されている。上記排出筒
20eと、排出口20dは、受け皿部20aの円弧上に
沿った略長方形に形成されている。そして、その排出筒
20eを、その下端が図1に示すように、上部ケース4
の掃き出し口4bに挿通するように位置させて設置する
ことにより、排出口20dから落下した微粉末が上記コ
ップ8内に落下収納されるようになっている。
【0033】なお、上記受け皿部20aにおける受け皿
部底壁20bの内端には、図4に示すように取付部20
cよりも内側へ若干突出した嵌合段部20hと薄片20
iが全周に渡って形成され、これらを下臼9の上端面に
形成した段面に嵌合接触させて、上記粉砕部の上端から
排出された微粉末を受け皿部20aに漏らさず受け取る
ようになっている。
【0034】上記排出筒20eの上端内側であって、か
つ、上記図1に示すヘラ部材22の回動方向側には、図
5に示すように、突出部20kが上記回転方向と反対方
向に向かって水平状態に一体に突出形成されている。
【0035】更に、上記突出部20kは薄肉状に形成さ
れているとともに、先端20mが先尖状にして薄肉状に
形成され、かつ、該突出部20kの上面は上記受け皿部
底壁20bの上面(底面)と面一に形成されている。
【0036】実施例においては、突出部20kの突出量
1 は、排出筒20eにおける受け皿部材20aの周方
向の通路幅D2 の略1/4に設定されている。また、突
出部20kの板厚は約1mm、先端20mの板厚は約
0.5mmに形成されている。
【0037】更に、排出筒20eにおける上記突出部2
0kと対向する側の上端内面20jは図5に示すような
R面に形成されている。内蓋21は、図6乃至図9に示
すように、その下部に、上臼12の上部外面に嵌合する
嵌合部21aと、上臼12の上部外面に形成した凹部に
嵌合する爪部21bと、嵌合部21aの外周面に水平に
突設した鍔状の支持部21cと、立設した鍔部21dと
からなり、これらはポリエチレン、ナイロン、ポリプロ
ピレン等の合成樹脂で一体成形されている。そして、嵌
合部21aと爪部21bを上臼12に嵌着することによ
り、該内蓋21は上臼12と一体的に回転するようにな
っている。
【0038】なお、この内蓋21を上臼12に固着する
には、弾性を利用した嵌合式のものや、バネ等の係止部
材を使用した脱着方式のものや、逆ネジによるネジ締め
付け方式等のような一般的な止着手段によってもよい。
更に、該内蓋21は、ホッパー部15内の材料aの残存
状態が内蓋21を介して外からでも目視確認できるよう
に透明の樹脂で作るとよい。
【0039】更に、上記内蓋21の上記支持部21cに
は、ヘラ部材取付穴21eが形成されており、図の実施
例では、周方向に3個、等間隔に形成されている。ヘラ
部材22は、図10乃至12に示すように、基板22a
と、該基板22aの下面に垂設的に突設したヘラ部22
bと、基板22aの上面に2つ割り状で起立突設したく
さび形の係止部22cとからなり、これらがポリエチレ
ン、ナイロン、ポリプロピレン等の弾性を有する合成樹
脂で一体成形されている。更に上記ヘラ部22bは、そ
の下半部22dが、該ヘラ部材22の回動方向(図14
の矢印方向X)と反対方向(後方向)へ若干折曲し形成
されている。
【0040】そして、該ヘラ部材22は図14に示す如
く、その係止部22cを上記内蓋21に形成したヘラ部
材取付穴21eに下方から嵌合係止し、そのヘラ部22
bが上記受け皿部20a内に指向されるように内蓋21
に取脱可能(交換可能)に止着されている。更に、この
止着状態において、ヘラ部材22の下端22eが受け皿
部底壁20b上に摺接するようになっている。
【0041】なお、上記3個のヘラ部材取付穴21eに
は夫々上記のヘラ部材22が上記と同様に止着されてい
る。そして、上記の上臼12が一方向に回転すると、こ
れに嵌合された内蓋21とヘラ部材22も一体的に回転
し、受け皿部20aに溜まった微粉末bが、回転するヘ
ラ部材22のヘラ部22dによって掻き集められ、受け
皿部底壁20bに連接して形成された排出口20dから
落下し、コップ8内へ排出され、コップ8内に貯めるれ
るようになっている。
【0042】なお、受け部材20、内蓋21及びヘラ部
材22以外の構造は図1で説明した構造と同様である。
以上のようであるから、排出口20d付近において、静
電気により微粉末がブリッジ状になりかけようとしても
排出口20d部に上記のような突出部20kが形成され
ているため、その突出部20kが微粉末のブリッジ状の
成長を邪魔し、ブリッジ状の成長を抑制する。
【0043】更に、微粉末を掻き集めるためのヘラ部材
22が、図15に示す矢印X方向に回動すると、そのヘ
ラ部材22のヘラ部22bが突出部22kの先端22m
に軽く衝突し、排出口20d付近でブリッジ状になりか
けていた微粉末をはたき落とす作用をする。このはたき
落とし作用は、ヘラ部材22が排出口20dを通過する
毎に行われる。
【0044】このような、突出部20kの存在とヘラ部
材22の衝突により微粉末のブリッジ状の成長を防止
し、排出口20dの穴詰まりが阻止され、連続粉砕され
る微粉末を長時間に渡って連続的に排出できる。
【0045】また、上記突出部20kの先端20mを先
尖状、すなわち薄肉に形成したことにより、その先端2
0mでの微粉末の付着面積が小さくなり、微粉末のブリ
ッジ状の成長が一層阻止される。
【0046】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、ヘラ部材により微粉末を掻き集める際の
摺接によって微粉末の排出口部に静電気が帯電しても、
排出口部に突出部を形成したこと、及びヘラ部材が排出
口を形成する突出部の先端に軽く衝突することにより、
微粉末のブリッジ状の成長が阻止され、排出口の穴詰ま
りが防止される。
【0047】したがって、連続粉砕される微粉末を長時
間に渡って連続的に排出できる。更に、請求項2記載の
発明によれば、微粉末のブリッジ状の成長がより一層阻
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する粉砕機の縦断面図。
【図2】本発明の実施例を示す受け皿部材の底面図。
【図3】図2における半面を破断した側面図。
【図4】図2におけるB−B線拡大断面図。
【図5】図2におけるC−C線拡大断面図。
【図6】本発明の実施例を示す内蓋の平面図。
【図7】図6におけるD−D線断面図。
【図8】図6における底面図。
【図9】図8におけるE−E線拡大断面図。
【図10】本発明の実施例を示すヘラ部材の側面図。
【図11】図10における平面図。
【図12】図10における底面図。
【図13】本発明の実施例を示すヘラ部材を内蓋に付設
した状態の側断面図。
【図14】図13におけるヘラ部材の付設部を示す断面
図。
【図15】本発明の実施例を示すヘラ部材の通過状態を
示す断面図。
【図16】先願発明における排出口を示す平面図。
【図17】図16における微粉末のブリッジ状の成長状
態を示す拡大断面図。
【符号の説明】
9 下臼 12 上臼 12a 受け皿部 22 ヘラ部材 20d 排出口 20e 排出筒 20k 突出部 20m 先端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上臼と下臼の粉砕面間で粉砕された微粉
    末を下臼の上端部の全周に渡って設けた受け皿部上に排
    出するようにし、上記受け皿部には、該受け皿部の周方
    向に回動して受け皿部内の微粉末を掻き集めるヘラ部材
    を設け、更に、受け皿部には、これより微粉末を落下排
    出する排出筒を設け、該排出筒の上端内側であって上記
    ヘラ部材の回動方向側には、この回動方向と反対方向へ
    突出する突出部を設け、該突出部の先端が排出筒への排
    出口の一部を形成するようにしたことを特徴とする粉砕
    機。
  2. 【請求項2】 突出部の先端が薄肉に形成されている請
    求項1記載の粉砕機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002253981A (ja) * 2001-02-28 2002-09-10 Nippon Kouatsu Electric Co 粉砕機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002253981A (ja) * 2001-02-28 2002-09-10 Nippon Kouatsu Electric Co 粉砕機

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