JPH08108083A - 粉砕機 - Google Patents
粉砕機Info
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- JPH08108083A JPH08108083A JP27281994A JP27281994A JPH08108083A JP H08108083 A JPH08108083 A JP H08108083A JP 27281994 A JP27281994 A JP 27281994A JP 27281994 A JP27281994 A JP 27281994A JP H08108083 A JPH08108083 A JP H08108083A
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- mortar
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Abstract
物を細かく粉砕するようにした粉砕機において、被処理
物の臼における滞留時間を長くして粉砕効率を高くし、
また臼を任意の角度に変更した状態で粉砕することによ
り非処理物の粒度調節と粉砕後の処理物の排出とが簡単
に行えることを目的とする。 【構成】 摺鉢状の粉砕面を備えた下臼と、粉砕面が下
臼の粉砕面と合致する上臼と、上下両臼乃至は一方の臼
を回転駆動するための駆動装置と、上記両臼を任意の角
度に変更できるようにした角度変更装置とからなる粉砕
機。
Description
類、セラミックス、岩石等の鉱物類を適度な粒度(細か
さ)に粉砕するための粉砕機の改良に関する。
康食品として親しまれている。お茶にはビタミンやミネ
ラルが豊富に含まれており、そのままのお茶を単にお湯
によって出したのでは茶がらに上記の栄養分の大半が残
ってしまい、栄養素の摂取ができない状態になる。その
ため、お茶を粉茶にし、これをお湯により出せば上記栄
養素の充分の摂取が可能になる。
としては、一般的に石臼が使用されている。
は上臼と下臼の対向する粉砕面が互いに平面形状のた
め、粉砕面における滞留時間が短くなって適度な粒度の
粉茶が得られないことがあった。この解決策としては滞
留時間を長くするために大きな直径のものを使用して粉
砕工程を長くすることも考えられるが、かかる方法は装
置の大型化が避けられないと同時に駆動用の動力も大き
なものが必要となって好ましくない。
理物が臼の粉砕面に付着して粉砕完了後も臼外への取り
出しがしにくいことがあった。また材料投入口より投入
された被処理物である材料が粉砕面にスム−ズに誘導さ
れないため粉砕効率があまり高くなかった。また石臼は
材質によって摩耗が著しく而も衝突などにより欠け易い
ことがあった。また石臼は花崗岩などの天然石を加工し
て製作するためコスト高でかつ技術的に熟練を要する等
の問題があった。
題を一挙に解決するためのもので、第1の発明は、摺鉢
状の粉砕面を備えた下臼と、粉砕面が下臼の粉砕面と合
致する上臼と、上下両臼乃至は一方の臼を回転駆動する
ための駆動装置と、上記両臼を任意の角度に変更するた
めの角度変更装置とからなる粉砕機を提案するものであ
る。
転可能であることを特徴とする請求項1に記載の粉砕機
を提案するものである。
属製又はセラミックス製或いは粉砕面をセラミックスコ
−テングした金属製であることを特徴とする請求項1に
記載の粉砕機を提案するものである。
端面より排出される粉砕物を受け止めるための受皿を配
置し、さらに受皿には上下両臼を傾斜させた状態におい
て下方に位置する排出口を設けたことを特徴とする請求
項1に記載の粉砕機を提案するものである。
口より粉砕面に至る円弧状の材料用ガイド溝を設けたこ
とを特徴とする粉砕機を提案するものである。
基づき説明する。図中1は粉砕機であり、一例として卓
上型を示す。2は摺鉢状の粉砕面2aを備えた金属製、
セラミックス製或いは粉砕面2aを耐摩耗性、耐熱性に
優れたセラミックス部材にてコ−ティングした金属製の
下臼であり、中央には貫通穴からなる軸穴2bを形成し
ているほかその上面2c側には複数の平行溝からなる主
溝2dとその主溝2dに対し向きを変更した副溝2eか
らなる粉砕面2aを形成している。
2aに合致し、その上端部3fを上記下臼2の上端部2
fに比して若干短めに形成した下臼と同じく金属製、セ
ラミックス製或いは粉砕面3aをセラミックスコ−ティ
ングした金属製の上臼であり、中央には上面3e側と下
面3g側間を貫通する軸穴3hのほか隣接した位置に貫
通穴からなる材料投入口3iを形成すると共にさらに同
口3iには投入した材料が粉砕時に臼外へこぼれないよ
うにしたゴム或いは合成樹脂製等の塞栓4を取脱自在に
挿着している。3aは上記下臼2の粉砕面2aと対向し
た下面3g側に形成した粉砕面であり、上記下臼2の場
合と同様に主溝3dと副溝3eが全周にわたり交互に形
成されている。3jは臼体(この場合は上臼)の回転方
向に合わせて材料投入口3iの下端3i′から粉砕面3
aに至るように形成した円弧状の材料用ガイド溝を示
す。
ネジ7により取り付けた固定取付台、8は上記固定取付
台7の下面5b側にネジ(特に図示しない)より取り付
けた駆動装置を構成する交流用の減速機付きモ−タであ
り、上臼3を例えば30rpm〜200rpmの任意の
低速度で回転させるためのものである。8aはモ−タ8
の上方に突出する回転軸であり、周面に形成した突起8
bを上臼3側の軸穴3hの嵌合溝3kに空回りしないよ
うに嵌めてモ−タの回転軸の出力を上臼に対し確実に伝
達するようになっている。9は回転軸8aと上臼3とを
連結するための締付ネジを示す。
付きモ−タ8の下部8c側をはめ込むことで、上記モ−
タ8、上下両臼3、2、固定取付台5、受皿6を支持台
10に対し一体的に取り付けるための収納ケ−ス、11
は支持台10に付設した上下両臼3、2を略0度〜18
0度の範囲の任意の角度に変更するための角度変更装置
であり、同装置は図7に示すように支持台10のネジ穴
10aにネジ着しさらに先端13aを収納ケ−ス12の
側面の支持穴12aに挿入して上記収納ケ−ス12等を
同ピン13を中心に回転可能に軸支した支持ピン13
と、支持ピン13の下方に位置して支持台10の側面の
ネジ穴10cにネジ着しさらにその先端14aを収納ケ
−ス12の側面に形成した角度変更溝12bに係合(当
接)して収納ケ−ス等を任意の角度に変更設定するため
の角度変更ピン14とから構成されている。上記角度変
更溝12bは浅溝形のガイド部12cとガイド部12c
に所定間隔で点々と形成した深溝形の固定部12dとか
らなり、上記支持ピン13を中心にして角度変更ピン1
4の軌跡に沿って円弧状に形成している。
るのではなく図11のように浅溝形のガイド部だけのガ
イド溝12bにすることにより連続的に細かく角度変更
できるようにしたネジ絞め方式やさらには回転部分(支
持ピン部分)を歯車式やラッチ式にして角度変更するこ
とでも実施可能である。
もので、図10及び図11にも示すように上臼3と下臼
2の直径が同一であること、粉砕面3a、2aの傾斜角
度が前記実施例に比してやや小さいこと、さらには上臼
3が回転軸8aに空回りしないように嵌め込んだだけで
同臼3を上方へ持ち上げれば簡単に取り外しができるよ
うにネジ締め付けしていないことが一部異なるが他の構
成は略同一である。
る。図示外の電源をオンにすると減速機付きモ−タ8は
始動し、同モ−タの回転軸8aが一定の低速度で回転す
る。この状態で被処理物のお茶葉aを材料投入口3iか
ら投入する。投入された葉は臼の回転に伴う遠心力によ
り材料用ガイド溝3jを経て粉砕面3aに誘導される。
葉aはさらに上臼3の回転により上下両臼3、2の主溝
3d、2d並びに副溝3e、2eの交差及び摺動により
粉砕あるいは擂り潰されながら溝内または溝上を移動
し、放射方向である外周側に向かって移動する。この場
合、上下両臼の粉砕面3a、2aが摺鉢状であるため、
葉は粉砕面を行ったり来りして長く滞留し、そして徐々
に外周側へ向かって移動しながらより微細に粉砕されて
いく。
両臼を傾斜させるため角度変更装置11により任意の角
度、例えば図1の水平状態から図6のように60度に変
更する。角度は図1の状態から前後略90度程度迄、任
意の角度に変更することが可能であり、変更は、角度変
更ピン14を緩める方向に回して行う。つまり、変更ピ
ン14を回すと収納ケ−ス12の側面の角度変更溝12
bの固定部12dにあった同ピンの先端14aが離間し
て収納ケ−ス12が任意の角度に変更できるようにな
る。角度変更が終了したならば上記変更ピン14を締め
付け直して角度を固定する。そして再度臼を回転させる
とすでに粉砕を完了した粉茶は臼の回転に伴って両臼の
接合端面2n、3nの隙間から臼外へスム−ズに排出さ
れ、いったん受皿6内に落下し、さらに傾斜によって最
下部に位置する受皿6の扉状の取出口6aから機外へ排
出される。
を水平にして粉砕機を駆動したが、初めから傾斜させた
状態で粉砕することも可能である。この場合は、傾斜
(変更)角度が大きくなればなるほど被処理物の粉砕面
における滞留時間が短くなって粒度の粗いものができ、
また臼を水平にして滞留時間を長くすれば微細な粉砕が
可能になる。したがって被処理物の種類及び所望する粒
度によって傾斜角度の変更を行えば適宜に粉砕時の粒度
調整が行える。このような粉砕状況は葉茶に限らずその
他の穀物や鉱物などでも略同様であり、また、粉砕機と
しては上臼を回転させるタイプだけに限らず、逆に下臼
を回転させて上臼を固定したりするタイプやさらに上下
両臼を共に回転させたりするタイプであってもよく、ま
た大きさについても卓上型に限定されず地上に設置する
大型のものであっても本願の趣旨を逸脱しない程度であ
れば何ら構わない。
である例えば、葉茶(被処理物)を粉砕する場合、上下
両臼の対向する粉砕面が従来のように平面形状でなく摺
鉢状であるため、臼径をさほど大きくしなくても滞留時
間(粉砕工程)を長くすることが可能であり、均一で微
細な粒度の粉茶(処理物)を確実に作ることができる。
角度を変更して粉砕することにより、被処理物の粉砕面
での滞留時間を調整することができ、希望する粒度の粉
茶(処理物)を簡単に得ることができる。
理物)は材料用ガイド溝によってスム−ズに粉砕面まで
誘導されるため高効率の粉砕(被処理物)が可能にな
る。
(処理物)は臼の角度を変更した後、上臼の回転により
上下両臼の接合端面から臼外へスム−ズに排出でき、而
も受皿には傾斜時において最下部に位置する取出口を設
けているため、粉茶(処理物)の機外への取り出しが容
易となる。
セラミックスを使用しているため材料入手がしやすく、
さらに製作が容易になると同時にコスト低減が図れる。
図。
Claims (5)
- 【請求項1】 摺鉢状の粉砕面(2a)を備えた下臼
(2)と、粉砕面(3a)が下臼(2)の粉砕面(2
a)と合致する上臼(3)と、上下両臼(3)、(2)
乃至は一方の臼を回転駆動するための駆動装置(8)
と、上記両臼(3)、(2)を任意の角度に変更するた
めの角度変更装置(11)とからなる粉砕機。 - 【請求項2】任意の角度において臼が回転可能であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の粉砕機。 - 【請求項3】 上臼(3)並びに下臼(2)の全体が金
属製又はセラミックス製或いは粉砕面(3a)、(2
a)をセラミックスコ−テングした金属製であることを
特徴とする請求項1に記載の粉砕機。 - 【請求項4】 下臼(2)の周囲には両臼(2)、
(3)の接合端面(2n)、(3n)より排出される粉
砕物を受け止めるための受皿(6)を配置し、さらに受
皿(6)には上下両臼(3)、(2)を傾斜させた状態
において下方に位置する取出口(6a)を設けたことを
特徴とする請求項1に記載の粉砕機。 - 【請求項5】 上臼(3)の粉砕面(3a)側には材料
投入口(3i)より粉砕面3aに至る円弧状の材料用ガ
イド溝(3j)を設けたことを特徴とする粉砕機。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27281994A JP3503000B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 粉砕機 |
TW084109767A TW288995B (ja) | 1994-10-12 | 1995-09-18 | |
GB9519931A GB2294213B (en) | 1994-10-12 | 1995-09-29 | Pulverizer |
KR1019950033605A KR100374677B1 (ko) | 1994-10-12 | 1995-09-30 | 분쇄기 |
US08/539,927 US5687922A (en) | 1994-10-12 | 1995-10-06 | Pulverizer |
CN95119940A CN1121276C (zh) | 1994-10-12 | 1995-10-11 | 粉碎机 |
CA002160315A CA2160315C (en) | 1994-10-12 | 1995-10-11 | Pulverizer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27281994A JP3503000B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 粉砕機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08108083A true JPH08108083A (ja) | 1996-04-30 |
JP3503000B2 JP3503000B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=17519205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27281994A Expired - Lifetime JP3503000B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 粉砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3503000B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09299817A (ja) * | 1996-05-16 | 1997-11-25 | Nippon Kouatsu Electric Co | 粉砕機 |
JP2002336138A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-26 | Japan Home Supply Kk | 飲食物材料の加工装置 |
JP2013243980A (ja) * | 2012-05-28 | 2013-12-09 | Natural Process Factory Kk | 食品の加工方法 |
JP2018075562A (ja) * | 2013-08-05 | 2018-05-17 | シャープ株式会社 | 臼およびそれを備えた飲料製造装置 |
CN111871483A (zh) * | 2020-08-07 | 2020-11-03 | 烟台市经济技术开发区智翔机械设备有限公司 | 一种大米加工用稻谷去壳装置 |
CN117772321A (zh) * | 2024-01-11 | 2024-03-29 | 石家庄常丰环境工程有限公司 | 一种化工机械用原料研磨装置 |
-
1994
- 1994-10-12 JP JP27281994A patent/JP3503000B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111871483B (zh) * | 2020-08-07 | 2021-08-24 | 常州市武进双湖粮油机械股份有限公司 | 一种大米加工用稻谷去壳装置 |
CN117772321A (zh) * | 2024-01-11 | 2024-03-29 | 石家庄常丰环境工程有限公司 | 一种化工机械用原料研磨装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3503000B2 (ja) | 2004-03-02 |
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