JP2000334322A - 多段式大容量石臼 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】風味を損なうことなく一度に大量に挽くこのが
でき、スペースをとらないコンパクトな臼の提供。 【解決手段】溝を切った石板又はセラミックの板を上下
に重ね、その隙間を調整可能とした。板の両面ですりつ
ぶすことが出来、一度に大量にすりつぶすことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、一度に大量に挽く
ことができ、しかも風味が損なわれない石臼に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来、大豆や蕎麦、小麦、コーヒーなど
様々なものを大量に挽くために、高速に回転するグライ
ンダーを用いて挽かれている。しかし、高速に回転する
グラインダーやサイレントカッターでは、製品本来の風
味が保てないために味にこだわる業者では石臼で挽いて
いるが、一度に大量には生産できないという難点があ
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、風味を損な
うことなく一度に大量に挽くことのでき、しかもスペー
スをとらないコンパクトな臼を提供することを目的とす
るものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】いま、その構成を説明す
ると、 （イ）石板又はセラミックの石臼１．２．に図面４の様
な従来の石臼にある目を立てる。 （ロ）円板をセラミックまたはステンレス製の穴の開い
た円板４．５．に固定する。 （ハ）固定した石臼の上段１．下段２．を一組とし、必
要量重ね中心軸１５．を通す。 （ニ）留め金具７．でそれぞれの石臼の位置を調節し、
挽く対象物にかかる重量を調節する。 （ホ）平滑車１０．を固定円板４．５．に合わせ駆動力
を伝達する。

【０００５】

【発明の実施の形態】供給ホッパ３．に入った対象物
は、平滑車１０．が回転することによって、それぞれす
りつぶされ、上部の臼のすりつぶす能力量を越えた対象
物は供給口１６．によって下段の臼に移って行く。最終
的に臼側面からすりつぶされた対象物が臼側面から出
て、受け皿１７．に落ちていく。

【０００６】

【発明の効果】供給ホッパ３．に入った対象物は上部の
臼から下部の臼へ移るに従ってだんだんすりつぶされる
と共に放射状に広がって行くことによっても細かくすり
つぶされていくため、すりつぶすための面積が増える。
そのために一度に大量にすりつぶすことができる。ま
た、臼板１．２．を重ねることによって上面、下面の両
面ですりつぶすことができ、スペースの削減ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の上面図

【図２】本発明の前側面図

【図３】本発明の左側面図

【図４】本発明の臼板

【符号の説明】

１は臼板上段 ２は臼板下段 ３は供給ホッパ ４は固定円板（供給口用） ５は固定円板 ６は固定軸 ７は留め金具 ８は架台 ９は軸受け １０は平滑車 １１は駆動軸 １２はＶベルト車 １３はモータ １４は駆動車（モータ側）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】溝を切った石板又はセラミックの板を上下
   に重ね、一度に大量にすりつぶすことのできる臼。
2. 【請求項２】溝を切った石版又はセラミックの板を上下
   に重ねることによって板の両面ですりつぶすことができ
   る請求項１の臼
3. 【請求項３】臼を外から固定し、それぞれの石板又はセ
   ラミック板の隙間を調整できる請求項１の臼。