JPH11207199A - 粉砕機 - Google Patents

粉砕機

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JPH11207199A
JPH11207199A JP31850698A JP31850698A JPH11207199A JP H11207199 A JPH11207199 A JP H11207199A JP 31850698 A JP31850698 A JP 31850698A JP 31850698 A JP31850698 A JP 31850698A JP H11207199 A JPH11207199 A JP H11207199A
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正次 高岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 葉茶を所望の粒度に粉砕して、所望の粒度の
粉茶を容易に得られるようにする。 【解決手段】 ケースの上部に設けた材料投入口13よ
り葉茶を投入し、その葉茶を上臼に設けた材料排出口か
ら上臼12と下臼9間の粉砕面9a,12eに導いて該
粉砕面で粉砕して粉茶にする。粉茶をハケ22で掃きだ
してカップ8内に落下せしめて粉茶を蓄える。上記投入
された葉茶を貯溜するためのホッパー部15には、上記
上臼12の材料排出口13の口径の大きさを変化させて
葉茶の材料排出口13への供給量を調整する供給量調整
板33とホッパー部15に貯溜した葉茶を撹拌する撹拌
部材31とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、お茶のほか、胡
麻、麦、そば等の穀物類、セラミックス、岩石等の鉱物
類を適度な粒度(細かさ)に粉砕するための粉砕機の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】お茶は趣向品であるばかりではなく、健
康食品として親しまれている。お茶にはビタミンやミネ
ラルが豊富に含まれており、そのままのお茶を単にお湯
によって出したのでは茶がらに上記の栄養分の大半が残
ってしまい、栄養素の摂取ができない状態になる。その
ため、お茶を粉茶にし、これをお湯により出せば上記栄
養素の充分の摂取が可能になる。
【0003】ところで、葉茶を粉茶にする粉砕機として
は、本件出願人が先に特願平7−113802号にて、
図15に示すように、内面101a側に摺鉢状の粉砕面
を備えたセラミックス製の下臼101と、外面102a
側に形成した粉砕面が上記下臼101の粉砕面と合致す
ると共に内面102b側に漏斗形のホッパー部103を
形成したセラミックス製の上臼102と、上臼102を
回転駆動するための駆動装置104と、上臼102と下
臼101の間の粉砕面の圧力を調節する調節部材105
とから構成された新規な小型(卓上型)の粉砕機100
を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記粉砕機を
更に改良して、所望の粒度の粉茶が容易に得られ、か
つ、葉茶の撹拌部材の交換が可能な粉砕機を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明は上記の課題を
解決するために、第1の発明は、ケースの上部に設けた
材料投入口より葉茶を投入し、その葉茶を上臼に設けた
材料排出口から上臼と下臼間の粉砕面に導いて該粉砕面
で粉砕して粉茶にし、その粉茶をハケで掃きだしてカッ
プ内に落下せしめて粉茶を蓄えるようにした粉砕機であ
って、上記投入された葉茶を貯溜するためのホッパー部
には、上記上臼の材料排出口の口径の大きさを変化させ
て葉茶の材料排出口への供給量を調整する供給量調整板
とホッパー部に貯溜した葉茶を撹拌する撹拌部材とを備
えたことを特徴とするものである。
【0006】第2の発明は、上記撹拌部材を交換可能に
備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施例を図1乃
至図14に基づき説明する。図中1は粉砕機であり、一
例として卓上型を示す。
【0008】2は本体ケースであり、上蓋ケース3及び
上部ケース4、下部ケース5、底蓋ケース6とからなっ
ている。上蓋ケース3は中央に材料aを投入するための
投入口3aが形成されており、該投入口3aはその先端
部分3bが後述する内蓋21の穴21bに嵌まり込んで
いる。また投入口3aは、材料aを投入しない場合や粉
砕機での運転中(上臼の回転駆動中)において内部が外
から見えるように着色した透明の合成樹脂からなる蓋体
7をはめ込んで閉鎖できるようになっている。さらに上
蓋ケース3は上部ケース4の上方を覆うように上部ケー
ス4に開閉可能に嵌め合わせて備えられている。
【0009】上記上部ケース4は後述する上、下の両臼
を収納するとともに側面4a側には、微粉物bを排出す
る吐き出し口4b並びに粉砕物bを溜める透明な合成樹
脂でできたカップ8を収納する収納部4cが設けられて
おり、下部ケース5の上面5a側に対して取脱可能にネ
ジ方式で固着されている。
【0010】また下部ケース5は後述する駆動装置23
を収納し、その側面側には図示されていないが持ち手が
取り付けられており、下部ケース5の下面5b側は底蓋
ケース6によって閉鎖されている。なお上記下部ケース
5並び底蓋ケース6には駆動装置23の発する熱を逃が
すためのスリット状若しくは穴状の放熱口6aが形成さ
れている。
【0011】9は摺鉢状の粉砕面9aを形成したアルミ
ナ磁器、普通磁器、陶器等のセラミックス製の下臼であ
り、中央には貫通穴からなる軸穴9bを形成していると
ともにその内面9c側には、図3に示すように複数の平
行溝からなる主溝9dとその主溝9dに対し向きを変更
した副溝9eとを内面9c側の全周にわたり交互に形成
して上記の粉砕面9aが形成されている。
【0012】11は合成樹脂で形成された下臼固定部材
で、その内面11aが上記下臼9の外面9fと合致する
摺鉢形状に形成され、該内面11aに下臼9を接着剤1
0を介して嵌合し、下臼9が下臼固定部材11に固着さ
れている。
【0013】上記下臼固定部材11の底板11dの中央
部には軸穴11cを貫通形成した軸受部11bが起立形
成され、該軸受部11bが上記下臼9の底板中央部に貫
通形成した軸穴9bに嵌入している。該軸受部11bに
は駆動軸26が回転可能に挿通して支持され、また軸受
部11bと下臼9との隙間(軸穴9b部)には接着剤1
0が充填されている。底板11dの下面における周方向
の一部には凹状の回り止め部11eが形成されており、
該回り止め部11eを、上記の下部ケース5の上面5a
に突設した凸部5bに嵌合して、下臼固定部材11とと
もに下臼9を下部ケース5上に回転止めして載置されて
いる。
【0014】更に、上記下臼固定部材11の一側面部に
は凹み部11fが形成され、該凹み部11fに上記上部
ケース4の収納部4cを形成する内壁4dが嵌合して位
置決めされ、上部ケース4の周方向の回転止めをしてい
る。
【0015】12は上記下臼9の粉砕面9aに合致する
逆円錐面状の外面を形成し、上端部12aを上記下臼9
の上端部9gより若干長めに形成して上方に突出させた
形状の上臼であり、下臼9と同様にセラミックスで作ら
れている。また上記上臼12の外面12bには図4に示
すように、下臼9と同様の主溝12cと副溝12dが全
周にわたり交互に形成した粉砕面12eが形成されてい
る。更に上臼12には材料排出口13が上下に貫通して
形成されているとともに、臼体(この場合は上臼)の回
転方向に合わせて材料排出口13の下端13aから粉砕
面12eに至るように形成した円弧状の材料用ガイド溝
14が形成されている。
【0016】さらに、上記上臼12の内面12f側には
上方が拡開する漏斗形状のホッパー部15が形成されて
おり、その上部に開口する材料投入口12gが形成され
ている。上記材料排出口13の上部は上記ホッパー部1
5に開口し、下部が上記粉砕面12eと連通して上記材
料ガイド溝14につながっている。
【0017】上記上臼12の底壁の中央には貫通穴で形
成された軸穴12hが形成されており、同穴12hには
後述する駆動装置23の駆動軸26と後述する引っ掛け
部材17を裕度(隙間)16をもって嵌挿されている。
該軸穴12hの形状は図4に示すように、円形状の軸貫
通部12iとその両側に凹状に形成した方形状の嵌合部
12jからなる。
【0018】17は合成樹脂で形成された引っ掛け部材
であり、該引っ掛け部材17は、駆動軸26の中間部に
形成した小判型形状部26aに合致する小判型の軸穴1
7aが図5に示すように形成されており、上記駆動軸2
6としっかり固定され、駆動軸26の回転駆動力が確実
に伝達されるようになっている。更にその外形は図5に
示すように、上記上臼12の円形状の軸穴12hに裕度
(隙間)をもって嵌合する円形状の軸受部17bと、上
臼12の凹状の嵌合部12jに裕度(隙間)をもって嵌
合する方形状の引っ掛け部17cとから構成されてい
る。この引っ掛け部材17と軸穴12hとの嵌合状態を
図6に示す。
【0019】上記のように嵌合されていることにより、
引っ掛け部材17が一方向に回転すると、その引っ掛け
部17cが嵌合部12jの内側面に当たって上臼12を
同方向に回動させる。上臼12と引っ掛け部材17と
は、半径方向、周方向及び上下方向に裕度を有して嵌合
しているので、後述する取付用ナット18によって上臼
12が押された状態で回転した場合、仮に上臼12若し
くは下臼9の寸法に誤差があって上下両臼がうまくかみ
合わない状態に形成されていても上臼12が、その粉砕
面が下臼9の粉砕面と合致するように動き、材料aは効
率よく粉砕される。
【0020】18は取付用ナットで、図7に示すよう
に、ABS樹脂などの合成樹脂からなる本体部18e
と、該本体部18eにインサートして固着したインサー
ト金具18hと、押え部材18gと、本体部18eと押
え金具18g間に圧縮介在した弾性部材である押えバネ
18cとからなる。
【0021】本体部18eの頭部上面18aは丸みを帯
び、さらにナット18を締める際に指が滑りにくくする
ために頭部側面にローレット18bを施し、内部にバネ
18cを収納する収納部18dを形成している。更に本
体部18eの下部内周面には図8に示すようにガイド凹
部18iが形成されている。
【0022】インサート金具18hの中心下部には雌ね
じ18jが下端を開口して形成されている。押え部材1
8gは図9に示すように、外周面が本体部18eの下部
内周面に上下摺動可能な直径の円形に形成されていると
ともにその外周面に、本体部18eの内周に形成した上
記ガイド凹部18iに上下摺動可能に嵌合するガイド凸
部18kが一体形成されている。また、中央部には上記
インサート金具18hが摺動可能に挿通する軸穴18m
が形成され、更に中央板部には本体部18e内に入った
粉砕物や水洗い時に入った水を排出する排出穴18nが
形成されている。
【0023】そして、図7に示すように本体部18e内
に押えバネ18cを入れ、押え部材18gを本体部18
eの下方から、そのガイド凸部18kをガイド凹部18
iに嵌合して収納部18dに嵌入し、止め輪18pをイ
ンサート金具18hに嵌合して押え部材18gの外れを
防止し、全体として取付用ナット18を構成している。
【0024】そして、下臼9の中央部から上方へ突出し
た駆動軸26に、上臼12を、その嵌合部12jを引っ
掛け部材17の引っ掛け部17cに位置させて嵌合し、
更に上臼12より上方へ突出した駆動軸26の雄ねじ部
26bに上記取付用ナット18の雌ねじ18jを螺合し
て取付用ナット18を締め付ける。この締め付けは、イ
ンサート金具18hの下端18qが図1のように駆動軸
26の段部26cに当たるまで締め切る。
【0025】これにより、押えバネ18cの付勢荷重が
押え部材18gを介して上臼12に伝達され、上臼12
は所定の圧力で下臼9へ押圧される。尚上記の両ねじ1
8jと26bは、駆動軸26の回転により取付用ナット
18が締め付けられる方向(つまり逆ネジ)に刻設され
ており、上臼12が回転しても取付用ナット18が緩ま
ないようになっている。
【0026】また、上記の上臼12の下臼9への押力を
調節して粉砕物の粒度を変える場合には、押えバネ18
cの付勢荷重の異なる複数の取付用ナット18を用意し
て、これを所望に選択して使用したり、また、図11に
示すようなスペーサ19を、その厚みDの異なるものを
複数用意して、これを所望に選択して図11のように介
在して使用する。
【0027】上記スペーサ19は図10に示すように、
中央に軸穴19aを形成した所定の厚みDを有する主体
部19bと、上記軸貫通部12iに嵌る凸部19cと、
上記押え部材18gに嵌る突部19dとからなる。
【0028】20は下臼9の上端部9gの外側に取脱自
在に嵌め合わせた受け皿部材であり、該受け皿部材20
は粉砕面9a,12eから排出される微粉末bを受ける
ために全周に亘って形成した受け皿部20aと、受け皿
部20aの下面20b側に設けられた下臼9に取り付け
るための取付部20cと、受け皿部20aの一部から上
記上部ケース4の収納部4cへ粉砕された微粉末bを排
出する排出部20dとから構成されており、上記受け皿
部20aは下臼9の上端部9gに接して微粉末bを漏ら
さず受け取るように形成されている。また受け皿部材2
0における排出部20dの先端部分20eは、上記上部
ケース4に形成されている吐き出し口4bより若干下方
へ突出されており、これが受け皿部材20の回り止めの
機能を有している。
【0029】21は上臼12の材料投入口12gに取脱
自在に装着されて上臼12と一体的に回動する内蓋で、
ポリエチレン、ナイロン、ポリプロピレン等の合成樹脂
で作られ、ホッパー部15内の材料aが回転駆動中に材
料投入口12g側から臼外へこぼれ落ちないように設け
たもので、内蓋21自体の弾性を利用した嵌合式のもの
やバネ等の係止部材を使用した脱着方式のものや、逆ネ
ジによるネジ締め付け式等のような一般的な止着手段に
より取脱自在に装着されていて、さらにホッパー部15
内の材料aの残存状態が内蓋21を介して外からでも目
視確認できるように透明の合成樹脂で作られている。
【0030】22は上記内蓋21の外周において1乃至
複数個設けたハケで上記内蓋21のつば部21aに、内
蓋21自体の弾性若しくはハケ22自体の弾性を利用し
た嵌合方式等の一般的な止着手段により取脱自在(交換
可能)に装着されており、上記上臼12が回転すると、
上臼12に嵌合している内蓋21も回転し、上下の両臼
の粉砕面9a,12eから排出された微粉末bを受け皿
部材20の受け皿部20aが受け止め、受け止めた微粉
末bは回転しているハケ22によってかき集められ、受
け皿部材20の排出部20dからカップ8に排出される
ようになっている。
【0031】23は小形モーター24と、モーターの高
速回転を低速回転に変速する変速ギヤー25と、駆動軸
26と、モーター24並びにギヤー25を下部ケース5
にネジで取り付けるための取付金具27、29と、モー
ター24の回転時間を制御するためのタイマー(図示さ
れていない)とからなる駆動装置であり、上記モーター
24は取付金具27にネジ32によってネジ着され、さ
らに該取付金具27を底蓋ケース6に3組のネジ28
(図では1組のネジのみ示されている)によって固定さ
れいる。またギヤー部25は上記取付金具27の上面2
7a側において第1のギヤー25aと第2のギヤー25
bとを噛み合わせて構成されており、上側は取付金具2
9を介して下部ケース5の上壁に3組のネジ30(図で
は1組のネジのみ示されている)によって支持されてい
る。
【0032】そして、上記モーター24の回転は、軸2
4a、第1のギヤー25a、第2のギヤー25bを介し
て駆動軸26に伝達され、上記引っ掛け部材17を介し
て上臼12を駆動させるようになっている。このとき上
記駆動軸26は200〜300rpmで回転するように
第1のギヤー25a並びに第2のギヤー25bの比を調
節してある。
【0033】また、モーター24はタイマー(図示され
ていない)をセットすることによって所定時間駆動した
後停止するように制御されている。なお上記モーター2
4を変速ギヤーを備えたギヤードモーターを用いても何
ら構わない。
【0034】31は上臼12のホッパー部15、特にホ
ッパー部15の下部に位置する材料排出口13付近でブ
リッジ状に絡み合って停滞する材料aを上臼12の回転
に伴ってその都度撹拌するようにした撹拌部材であり、
同部材31は上蓋ケース3の中央に位置する投入口3a
に付設した保持部3cに対し上蓋ケース3の下方から挿
入装着されており、下方の先端部31aが上臼12の下
部の材料排出口13上にくるようになっている。なお、
この保持部3cに保持された撹拌部材31は下方に抜き
取ることにより交換が可能であり、例えば切損したりし
た場合は新しいものに交換することが可能である。
【0035】次に上記粉砕機1を用いて葉茶t(材料
a)を粉茶p(微粉末b)にする場合について説明す
る。粉砕機1の停止状態において、下臼9と上臼12の
粉砕面9a,12e間の圧力を希望する粒度(細かさ)
の粉茶Pがひかれるように所望の付勢荷重をもつ押えバ
ネ18cを有する取付用ナット18を選定して締め付け
るか或いは所望の厚みを有するスペーサ19を介在して
取付用ナット18を締め付ける。すなわち、粒度を小さ
くする場合には押えバネ18cの付勢荷重の大きい取付
用ナット18を使用するか或いは厚みの大きいスペーサ
19を使用する。逆に粒度を大きくしたい場合には押え
バネ18cの付勢荷重の小さい取付用ナット18を使用
するか或いは厚みの小さいスペーサ19を使用する。
【0036】そして、上臼12に形成されたホッパー部
15に所定量の葉茶tを供給して、内蓋21並びに上蓋
ケース3を上臼12並びに上部ケース4にはめ込んで固
定する。なお、粉茶pの粒度(細かさ)を変えない場合
あるいは連続して葉茶tを粉茶pにする場合には、上蓋
ケース3の投入口3aに設けられた蓋体7を取り外し、
投入口3aからホッパー部15に葉茶tを供給してもよ
い。
【0037】上記葉茶tの供給が終わると、図示されて
いない電源コードをコンセントに差し込み、同じく図示
されていないタイマーにて粉砕量に応じた粉砕時間を決
め、タイマーをセットすると、電源が入り、駆動装置2
3が始動し、駆動軸26が低速度で回転して上臼12が
回転する。
【0038】このとき、上臼12と下臼9の一方又は双
方において、その焼成時の歪み等により寸法誤差が生じ
て、両臼12,9の粉砕面相互の嵌合不良がある場合に
は、引っ掛け部材17と上臼12間に上下方向、水平方
向及び周方向に隙間16を有することと、押えバネ18
cにより上臼12が押圧されていることによって、上臼
12が下臼9の粉砕面に沿って自由に姿勢を変えて回転
し、上記の嵌合不良による回転不能や粉砕不良の発生を
回避できる。
【0039】そして、ホッパー部15に投入された葉茶
tは上蓋ケース3に付設した撹拌部材31により、上臼
12の回転に伴なってその都度、ホッパー部15内の葉
茶tを撹拌する。そのため葉茶tは上臼12の下部の材
料排出口13よりスムーズに排出される。
【0040】また、材料排出口13より排出された葉茶
tは上臼12の回転に伴う遠心力により材料用ガイド溝
14を経て粉砕面9a,12eに誘導される。葉茶tは
さらに上臼12の回転により上下両臼9、12の主溝9
d、12c並びに副溝9e、12dの交差及び摺動によ
り粉砕あるいは擂り潰されながら溝内または溝上を移動
し、放射方向である外周側に向かって移動する。このと
き、上下両臼の粉砕面9a,12eが摺鉢状であるた
め、葉茶tは粉砕面を行ったり来りして長く滞留し、そ
して徐々に外周側へ向かって移動しながらより微細に粉
砕されていく。
【0041】さらに粉砕が進むと、上臼12と下臼9の
接合端面イより粉砕された粉茶pが排出され、それが受
け皿部20a上に溜まる。溜まった粉茶pは上臼12と
共に回転する内蓋21にはめ込み固定したハケ22の掃
き出し作用により受け皿部材20の排出部20d方向に
掃き移動され、受け皿部20aに連接して設けた排出部
20dから機外へ排出される。排出された粉茶pは先端
部分20eに位置して別設置されたカップ等の容器内に
落下し溜められる。そして先に決めた粉砕時間になる
と、タイマーが切れ、さらに電源も切れて葉茶tを粉茶
pにする作業が終了する。
【0042】以上は、葉茶を粉茶にする場合についての
1例を説明したが、被粉砕物は茶葉に限らずその他の穀
物や鉱物などでもよく、これらについても同様に粉砕で
きる。また、粉砕機の大きさについても卓上型に限定さ
れず地上に設置する大型のものであっても本願の趣旨を
逸脱しない程度であれば何ら構わない。
【0043】次に上記粉砕機1の使用後の手入れにつて
説明する。本願発明の粉砕機1は上蓋ケース3、上部ケ
ース4が分解可能で掃除がしやすくなっている。
【0044】まず、上蓋ケース3を開蓋する。次に取付
用ナット18を緩めて外し、(ここで、スペーサー19
を用いている場合にはスペーサー19も取り外す。)そ
して上臼12を持ち上げて駆動軸26並びに引っ掛け部
材17から外し、引っ掛け部材17も駆動軸26から取
り出す。さらに下臼9も同様に持ち上げて外した後に上
部ケース4を外す。上下両臼、上部ケースは刷毛さらに
は必要により水洗いして付着した粉末残物を取り除き、
空拭き、乾燥する。また本体ケース2側も刷毛等で清掃
する。上記の如く清掃が済んで一旦取り外した上臼12
等は取り外しとは逆の手順で本体ケース2に再組み付け
て、掃除が完了する。なお、使用後の清掃(手入れ)は
その都度行う必要はなく付着状況等を見て必要により行
う。
【0045】図12乃至図14は本発明の他の実施例を
示す。本実施例は上記上臼12に、その材料排出口13
の開度を調節する供給量調整板33を設けたものであ
る。
【0046】図12において、供給量調整板33は材料
排出口13への材料(葉茶t)の投入量(供給量)を調
整するためのもので、ステンレス板等の金属或いは合成
樹脂等で作られており、押え部材18gの下面と上臼1
2の内面の下部間に介在するようにその取付穴33dを
駆動軸26にはめて取り付けられている。該供給量調整
板33は、取付用ナット18を緩めたり或いはナットを
駆動軸26から外した後、その調整部33a,33b,
33cが排出口13上にくるように回転調整(位置変
え)するもので、この調整(位置変え)により材料排出
口13の口径の大きさが変わるようになっている。
【0047】つまり、突出度の大きな調整部33aが排
出口13上に位置する場合には調整部33aに大きく邪
魔されて材料排出口13の口径が実質的に小さくなるた
め、粉砕面に送り込まれる茶葉の量が少なくなり、その
分、茶葉(粉茶)は上方に押し上げられる力が弱くなり
粉砕面での滞留時間が長くなって葉茶の粉砕粒度が細か
くなる。また、突出度合の小さな調整部33cが位置し
た場合には、材料排出口13の口径が大きくなって粉砕
面に送り込まれる葉茶量が多くなり、そのため葉茶の押
し上げられる力が大きくなって粉砕面での滞留時間が短
くなり粉砕粒度が上記と比べて荒くなる。なお、突出度
合いが中間的な調整部33bの場合は材料排出口13の
口径も上記両者の中間の口径となるため、粉砕粒度も当
然中間的なものになる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明は上臼に設けた材料
排出口の口径を変化させて同口よりの葉茶の供給量を調
整する供給量調整板をホッパー部に設けたので、排出口
の大きさを適宜変化させて葉茶の粉砕粒度を所望に設定
し、所望の粒度の粉茶が得られる。
【0049】また、ホッパー部に撹拌部材を備えたの
で、ホッパー内の葉茶の停滞が防止され、葉茶が材料排
出口よりスムーズに排出される。更に、粉末茶の粒度を
細かくする場合には供給量調整板を調整して材料排出口
の口径を小さくするが、かかる場合、一般には口径が小
さくなった分、葉茶の材料排出口への送り込みに支障を
来たすことになるが、本願発明では供給量調整板と攪拌
部材を共にホッパー部に位置して付設したため、材料排
出口の口径が小さくなっても、攪拌部材で葉茶を攪拌し
て材料排出口へ葉茶をスムーズに誘導できるため、かか
る場合においても効率的な粉砕ができる。請求項2記載
の発明においては、撹拌部材が例えば折損した場合には
該部材を新しいものに交換することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の粉砕機の正断面図。
【図2】図1の要部拡大断面図。
【図3】図1の下臼の上面図。
【図4】図1の上臼の下面図。
【図5】図1の引っ掛け部材の上面図。
【図6】上臼の軸穴部に引っ掛け部材が嵌挿された状態
を上臼のホッパー部側から見た軸穴部の拡大図。
【図7】取付用ナットの側断面図。
【図8】取付用ナットの本体部を示すもので、(a)は
側断面図、(b)は底面図。
【図9】押え部材を示すもので、(a)は平面図、
(b)は側断面図。
【図10】スペーサを示すもので、(a)は平面図、
(b)は側面図、(c)は側断面図。
【図11】スペーサを上臼と取付用ナットの間に挿入し
た状態の要部拡大側断面図。
【図12】供給量調節板を備えた第2実施例を示す要部
側断面図。
【図13】供給量調節板の側面図。
【図14】供給量調節板の平面図。
【図15】従来の粉砕機の側面図。
【符号の説明】
1 粉砕機 8 カップ 9 下臼 9a 粉砕面 12 上臼 12e 粉砕面 13 材料排出口 15 ホッパー部 22 ハケ 31 撹拌部材 33 供給量調整板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの上部に設けた材料投入口より葉
    茶を投入し、その葉茶を上臼に設けた材料排出口から上
    臼と下臼間の粉砕面に導いて該粉砕面で粉砕して粉茶に
    し、その粉茶をハケで掃きだしてカップ内に落下せしめ
    て粉茶を蓄えるようにした粉砕機であって、上記投入さ
    れた葉茶を貯溜するためのホッパー部には、上記上臼の
    材料排出口の口径の大きさを変化させて葉茶の材料排出
    口への供給量を調整する供給量調整板とホッパー部に貯
    溜した葉茶を撹拌する撹拌部材とを備えたことを特徴と
    する粉砕機。
  2. 【請求項2】 上記撹拌部材を交換可能に備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の粉砕機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101092414B1 (ko) * 2009-08-18 2011-12-09 박상준 분쇄 분산 장치
CN111841812A (zh) * 2020-07-23 2020-10-30 李超 一种猪饲料加工设备及其加工工艺
CN114226009A (zh) * 2021-12-20 2022-03-25 黄淮学院 一种土木工程用智能碎石机
CN117123304A (zh) * 2023-10-26 2023-11-28 平利县安得利新材料有限公司 一种粉碎装置

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