JP3082969U - 上臼回転式石臼 - Google Patents

上臼回転式石臼

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JP3082969U JP2001004172U JP2001004172U JP3082969U JP 3082969 U JP3082969 U JP 3082969U JP 2001004172 U JP2001004172 U JP 2001004172U JP 2001004172 U JP2001004172 U JP 2001004172U JP 3082969 U JP3082969 U JP 3082969U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手軽に少量の粉砕物を粉砕することのできる
手動式の石臼を提供する。 【解決手段】 下臼(1)を臼本体部分(5)と受け皿部分
(4)とを石材で一体に形成して構成する。下臼(1)にお
ける受け皿部分(4)での周側壁(6)の上面よりも臼本体
部分(5)の上面を低く位置させる。上臼(2)の高さ(H)
をその直径(D)の1〜1.5倍に形成するとともに、上
臼(2)の上面(11)に鉢状凹陥部(12)を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、一般家庭、販売店頭等において、漢方薬原料、茶葉、霊芝や椎茸あ るいは枸杞の実等の薬効のある食品、穀類等を少量粉砕するのに使用される石臼 に関し、特に上臼を回転させる形式の手動式の石臼に関する。
【0002】
【従来の技術】
古くから、石臼は穀類等の乾式粉砕に適した道具として使用されており、種々 の形状のものが提供されている。そして、下臼と一体に受け皿部を形成し、上臼 と下臼との合わせ面(摺動面)から排出された粉体を受け皿で受けとめるようにし たものも提案されている。ところで、手動式の石臼は、通常上臼を回転させるよ うにしてあるが、この上臼は粉砕時の押圧力を得るものであり、かつ回転操作を 行いやすくするために、直径に対して高さ(厚み)の低い円形に形成してあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
石臼は、上臼の重量による荷重圧縮粉砕、上下いずれかの臼体の回転による剪 断粉砕、及び上下臼体の摺り合わせ摩擦粉砕により、順次微粉末化するものであ り、他の粉砕機に較べて低速回転により広い摺り合わせ面積で粉砕を行うことか ら、従来の石臼は直径が大きくなり、取り扱いが不便であることから、少量の粉 砕に不向きであるという問題がある。 本考案は、手軽に少量の粉砕物を粉砕することのできる手動式の石臼を提供す ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために本考案は、上臼手動回転式の石臼において、臼本 体部分と受け皿部分とを一体に形成して下臼を構成し、受け皿部分での周側壁の 上面よりも該臼本体部分の上面を低く位置させ、上臼の高さを直径の1〜1.5 倍に形成するとともに、上臼の上面に鉢状凹陥部を形成したことを特徴としてい る。
【0005】
【作用】
本考案では、受け皿部分と臼本体部分と一体に形成し、受け皿部分での周側壁 上面よりも下臼本体部分の上面(摺り合せ面)を低く位置させていることから、下 臼に上臼を載置した際の接合面が受け皿部分の周側壁の高さ内に位置することに なる。この結果、上下臼の接合面から排出される挽いた粉が周囲に飛散すること を抑制できることになる。
【0006】 また、本考案では、上臼をその高さが直径の1〜1.5倍となる縦長のものに 形成して、上臼の重量を得るようにしている。これにより、石臼全体を小径化す ることができ、取り扱いが容易になる。
【0007】 さらに、上臼の上面に鉢状凹陥部が形成してあるので、木の実等の固いものあ るいはまたは大きいものは、あらかじめこの鉢状凹陥部に投入し、石製の棒や陶 器製の棒あるいは木製の棒等を使用して荒く砕いた後に石臼に掛けることができ る。
【0008】
【考案の実施形態】
図は本考案の一実施形態を示し、図1は分解斜視図、図2は中央縦断面図であ る。 この石臼は、下臼(1)と、下臼(1)に対して回転可能に載置した上臼(2)と、 上臼(2)の周面に嵌着したハンドル(3)とで構成してある。
【0009】 下臼(1)は、円形の受け皿部(4)と受け皿部(4)の上面中央に少し突出する状 態に位置する臼本体部分(5)とを石材で一体に形成したものであり、臼本体部分 (5)の突出量を受け皿部(4)の周側壁(6)の突出高さよりも低く形成し、臼本体 部分(5)の上面を目立てして、摺り合せ面に形成してある。また、皿部(4)の周 側壁(6)の一部を開放して掃出し路(7)を形成してある。この掃出し路(7)の底 壁(8)は、図2に示すように、その上面(9)では外側が少し下がる傾斜面に、そ の下面(10)では、外側が少し上がる傾斜面にそれぞれ形成してある。
【0010】 上臼(2)は、その高さ(H)が直径(D)の寸法よりも少し大きい縦長円柱体の石 材で形成してあり、その下面を目立てして摺り合せ面に形成するとともに、その 上面(11)をその周縁部分を除いて全体的に浅い鉢状に凹陥形成してある。そして 、この凹陥部(12)の底壁での中心より傾斜部分に上臼上面(11)と下面とを連通す る連通孔(13)が上臼軸心に沿う状態で透設してある。図中符号(14)は下臼(1)に 立設した支軸である。
【0011】 このように構成した石臼では、上臼(2)の高さを高くすることで、上臼(2)と 下臼(1)との当接部分に供給された被破砕部に十分な押圧力を加えることができ ることになる。また、上臼(2)の上面に鉢状の凹陥部(12)が形成してあることか ら、木の実や豆類など大きくて固いものを粉砕する際には、この凹陥部(12)にそ の固い被粉砕物を投入し、石材やセラミックあるいは木材製の乳棒等で荒く砕い た後に、石臼で挽くようにする。つまり、上臼(2)の上面に形成した凹陥部(12) が乳鉢の機能を果たすことになる。この場合乳棒の一端面を湾曲面に、他端面を 平坦面にそれぞれ形成しておくと、平坦面側で砕き、湾曲面側でより細かく潰す ことができるようになる。
【0012】 上臼(2)と下臼(1)との当接部分、すなわち摺接面は下臼(1)の受け皿部(4) での周側壁(6)よりも低く位置することになるから、上臼(2)と下臼(1)との摺 接面から排出される粉体が飛散することを極力抑制することができる。
【0013】 また、下臼(1)の受け皿部分(4)には、臼本体部分(5)の周囲と周側壁(6)の 内面との間に環状の粉体受け溝(15)が形成されることになるから、この粉体受け 溝(15)を刷毛等でなぞることにより、全周にわたって排出されている粉体を集め ることができる。しかも、周側壁(6)の一部を開放して掃出し路(7)が形成して あり、この掃出し路(7)の底壁上面は外下がりの傾斜面に、また掃出し路(7)の 底壁下面は外上がりの傾斜面にそれぞれ形成してあるから、掃出し路(7)の下側 に塵取状の受具を挿入することで、粉体受け溝(15)内に貯まっている挽いた粉体 を効率よく取り出すことができる。
【0014】 図3は、下臼(1)の別の実施形態を示し、これは下臼全体を方形に形成し、そ の上面部分に粉体受け溝(15)と臼本体部分(5)とを形成し、方形のコーナー部に 掃出し路(7)を形成したものである。この場合にも、掃出し路(7)の底壁上面は 外下がりの傾斜面に、また掃出し路(7)の底壁下面は外上がりの傾斜面にそれぞ れ形成してある。
【0015】 上記の実施形態では、上臼(2)をその高さ(H)が直径(D)よりも少し大きい縦 長円柱体としているが、この場合、高さ(H)と直径(D)とは、D≦H≦1.5D程 度の比率であることが望ましい。H<Dでは直径を十分大きく取らなければ上臼 (2)での圧力を十分確保することができず、H>1.5Dになると、上臼(2)の 重心位置が高くなり、回転操作時での安定性に欠けるうえ、手動での回転操作が 行い難いという問題があるためである。
【0016】
【考案の効果】
本考案では、受け皿部分と臼本体部分と一体に形成し、受け皿部分での周側 壁上面よりも下臼本体部分の上面(摺り合せ面)を低く位置させていることから、 下臼に上臼を載置した際の接合面が受け皿部分の周側壁の高さ内に位置すること になる。この結果、上下臼の接合面から排出される挽いた粉が周囲に飛散するこ とを抑制できることになる。
【0017】 また、本考案では、上臼をその高さが直径の1〜1.5倍となる縦長のものに 形成して、上臼の重量を得るようにしている。これにより、石臼全体を小径化す ることができ、取り扱いが容易になる。
【0018】 さらに、上臼の上面に鉢状凹陥部が形成してあるので、木の実等の固いものは 、あらかじめこの鉢状凹陥部に投入し、石製の棒や陶器製の棒あるいは木製の棒 等を使用して荒く砕いた後に石臼に掛けることができる。
【0019】 受け皿部分での周側壁の一部に掃出し路を形成し、この掃出し路の底壁上面を 外下がり傾斜面に形成するとともに、掃出し路の底壁下面を外上がりの傾斜面に 形成した場合には、掃き出し路の下側に受具を挿入することで、掃き出し路から 製品である粉末を確実に受具に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分解斜視図である。
【図2】中央縦断面図である。
【図3】下臼の別の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…下臼、2…上臼、4…受け皿部分、5…臼本体部
分、6…受け皿部分での周側壁、7…掃出し路、11…上
臼の上面、12…鉢状凹陥部、H…上臼の高さ、D…上臼
の直径。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石製の下臼(1)とこの下臼(1)に対して
    回転可能に載置した石製の上臼(2)とによって、その隙
    間に供給された原料を粉砕する上臼回転式石臼におい
    て、下臼(1)を臼本体部分(5)と受け皿部分(4)とを一
    体に形成して構成し、受け皿部分(4)での周側壁(6)の
    上面よりもこの臼本体部分(5)の上面を低く位置させ、
    上臼(2)の高さ(H)を直径(D)の1〜1.5倍に形成す
    るとともに、上臼(2)の上面(11)に鉢状凹陥部(12)を形
    成したことを特徴とする上臼回転式石臼。
  2. 【請求項2】 受け皿部分(4)での周側壁(6)の一部に
    掃出し路(7)を形成し、この掃出し路(7)の底壁上面を
    外下がり傾斜面に形成するとともに、掃出し路(7)の底
    壁下面を外上がりの傾斜面に形成した請求項1に記載し
    た上臼回転式石臼。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MD4094B1 (ro) * 2009-05-04 2011-02-28 Михаил ЧЕМЫРТАН Dispozitiv pentru măcinarea cerealelor
JP2019152559A (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 住友金属鉱山株式会社 圧潰治具及びこれを用いた鉱石サンプルの圧潰方法

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