JPH10234591A - ロータリー方式の野菜調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】台所用品中、おろし、スライス、千切り等に供
する野菜調理器に於いて、手動方式の許に半自動化を図
り・安価にして、然も電動方式に引けを取らない作業性
の向上に寄与しようとするものである。 【構成】円筒状で、内面に誘導螺旋（１ａ）を具え、回
転仕切り板（２）で縦割りに２室化された本体（１）
は、底部から円錐形状のカッター（３）が装着され、仕
切り板（２）に連結するハンドル付きのキャップ（４）
と受け皿（５）が、本体（１）に着脱自在で嵌着され
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】〔産業上の利用分野〕本発明は台所用品
中、おろし、スライス、千切り等に供する野菜（果物を
含む）調理器で、ハンドルに拠る手動方式を採った半自
動タイプである。

【０００２】〔従来の技術〕従来より、野菜調理器の作
業性は、電動方式によって飛躍的に向上したが、その蔭
にあって簡易なハンドタイプに需要が押される厄介は、
他ならず製造に係るコスト高であった。

【０００３】〔発明が解決しようとする課題〕之に於い
て本発明は、手動方式の見直しに及び、固定したカッタ
ー構造に半自動化を図るなど、特徴を駆って電動方式に
引けを取らないレベルアップを目指す。

【０００４】〔課題を解決するための手段〕構造とし
て、図面中本体（１）は、円筒状でその内面に螺旋（１
ａ）が形成され、更に内部が、梁（１ｂ）を介して回転
自在に軸支したフォーク状の仕切り板（２）で縦割りに
２室化されている。

【０００５】之に対してカッター（３）は、円錐形状の
ベース側面に、縦方向、傾斜、或は長目の簀子状になど
調理種目で異なる刃材の付設構造にあり、本体（１）の
底部にセットして、頂部で仕切り板（２）の回転軸を受
承する。従ってカッター（３）は、刃材の都合で概ね１
調理に１個の用意を必要とし、調理を異にする毎に之を
取り替える。

【０００６】次に、キャップ（４）は、仕切り板（２）
に連結して之を回転するハンドル（４ａ）を具え、受け
皿（５）と共に着脱自在で本体（１）の上下を構成す
る。

【０００７】〔使用法作用〕材料を大切りにして適量を
本体（１）に投入し、キャップを締めてハンドル（４
ａ）を回わす‥‥という手順であるが、之によって仕切
り板（２）に押し廻わされる材料は、螺旋（１ａ）の誘
導で狭間に嵌まりつつカッター（３）を通過し、所定の
形状で受け皿（５）に至る。勿論、螺旋（１ａ）と仕切
り板（２）の作用は、材料の多少、或は粘性の如何に拘
わらず確実にカッター（３）へ送り込む。

【０００８】〔発明の効果〕以上の次第で、本発明は １．使用場所を問わず、安全、清潔、かつ手軽に調理が
できる。 ２．作動が静かであると共に、調理が細やかで些少も残
滓をとどめない。 ３．異なる材料による同時ミックスが自在である。 ４．カッターが長大で、その全域が無駄なく使用される
と共に、おろし以外は材料投入の工夫により、繊維に係
る調理方が自在である。 ５．分解・組立てが簡単で、使用後の清掃には丸洗いが
できる。 ６．一般家庭には勿論、病院・福祉系施設などの特殊環
境にある高齢者や療養者の個人使用に適する。 ７．構造上、比較的安価に製造がなり、また、ハンドル
を電動化するときは即・全自動にレベルアップする。 ‥‥など幅広い効果を期待することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】一部を省略し、部分的に切り欠きを加えた本発
明の縦断面図である。

【符号の説明】

（１） 調理器本体 （１ａ）誘導螺旋 （１ｂ）本体に一体化した梁 （２） 回転仕切り板 （３） カッター （４） キャップ （４ａ）キャップに遊動付設したハンドル （５） 受け皿

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】カッター部を通して所定の形状に加工する
   野菜調理器に於いて、本体内面に誘導螺旋を設けたこと
   を特徴とする野菜調理器。
2. 【請求項２】上記第１項の野菜調理器に於いて、カッタ
   ー部を円錐形状に設けたことを特徴とする野菜調理器。