JPS6022907Y2 - 野菜みじん切機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は野菜、特に玉ねぎ、大根、人参、こほう等をみ
じん切りにするための野菜みじん切接に関する。

従来野菜をみじん切りにする場合、包丁を用いる手作業
によるのが普通であって、極めて短時間で容易に調理で
きる厨房用品はなかった。

本考案は、手動または電動操作によって簡便に処理する
ことができる野菜みじん切接を提供することを目的とす
るものであって、上端および下端が開放された外筒と１
、前記外筒の上端部に摺動自在に挿入される押さえ蓋と
、縦方向に貫通する通路を有し前記外筒の縦方向中間部
に固定された中枠と、外周にギヤーの歯が設けられ円盤
部にスライスカッタおよびそのスライスカッタに隣接し
て上面から下面に通ずる開口が設けられ前記中枠に水平
回転可能に支持された実質的に円盤状のスライスカッタ
付ギヤーと、一端にベベルギヤーが固定され前記外筒の
下部に直径方向に且つ回転可能にに支持されたロータ軸
と、外周面に複数のみじん切カッタが基盤目状に交差し
て設けられそのみじん切カッタが前記中枠の通路の下端
縁に近接して沿うように前記ロータ軸に固定された実質
的に円柱状のみじん切カッタ付ロータと、前記スライス
カッタ付ギヤーと噛合する駆動ピニオンおよヒ前記ベベ
ルギヤーと噛合する駆動ベベルピニオンが固定された一
本の駆動軸を含む駆動装置とから戒り、ある程度の大き
さに切られて前記外筒の上部に投入された野菜が前記押
さえ蓋の押下げおよび前記駆動装置の駆動によって、第
１段階で前記スライスカッタによってスライスされ第２
段階でみじん切カッタによってみじん切りされるように
なっていることを特徴とするものである。

以下本考案による野菜みじん切接の実施例について図面
を参照して説明する。

第１図および第２図において、１は縦方向に延び上端お
よび下端が開放された円筒状の外筒てあり、押さえ蓋２
は胴部が円盤状に形成され外筒１の上端部内面に摺動自
在に挿入可能となっており、上端に把手２ａが固定され
ている。

中枠３は、第３図および第４図に示すように、縦方向に
貫通するロート状の通路を有腰その通路の下端縁は後述
するみじん切カッタ付ロータの外周面に近接して沿うよ
うに半円周状に形成され、また上端外周部から半径方向
内方に４本の腕３ａが延びてその中心にブシュ３ｂが設
けられ、外筒１の縦方向中間部に着脱可能に固定されて
いる。

４は実質的に円盤状のスライスカッタ付ギヤーてあって
、その中心下方に回転軸４ａを有し、中枠３に設けられ
たブシュ３ｂによって水平回転可能且つ着脱可能に支持
されており、そのスライスカッタ付ギヤー４は、外周に
ギヤーの歯４ｂが設けられているとともに、その円盤部
に第５図に示すように半径方向に延びる複数のスライス
カッタ４ｃおよびそのスライスカッタにそれぞれ隣接し
て上面から下面に通ずる開口４ｄが設けられている。

５は実質的に円柱状のみじん切カッタ付ロータであって
、外筒１の縦方向下部に直径方向に延びブシュ６ａ、６
ｂによって回転可能に支持されたロータ軸６に固定され
、ロータ軸６の一端の延長部にベベルギヤー７が固定さ
れ、さらにその延長部にクランクハンドル８が取付けら
れている。

そのみじん切カッタ付ロータ５は、第１図および第６図
に示すように、円筒部外周面に複数のみじん切カッタ５
ａが基盤目状に交差して設けられ、そのみじん切カッタ
５ａが中枠３の通路の半円周状に形成された下端縁に近
接して沿うように配置されている。

外筒１の内部下方には篩網９が着脱可能に水平に設けら
れており、外筒１の篩網９の下方に延びる部分は上部が
開放された受箱１０に螺着することができ、受箱１０の
下面には辷り止めゴム台１０ａが取付けられている。

外筒１の側部にはカバー１１が着脱可能に取付けられて
おり、その内部に駆動装置１２が収容されている。

駆動装置１２は、中間部にスライスカッタ付ギヤー４の
歯４ｂとと噛合する駆動ピニオン１３が固定され且つ下
端にベベルギヤー７と噛合する駆動ベベルピニオン１４
が固定された一本の駆動軸１５を有し、駆動軸１５はブ
シュ１５ａ、１５ｂによってカバー１１に回転自在に支
持され、クランクハンドル８によってベベルギヤー７お
よびベベルピニオン１４を介して回転される。

なお駆動軸は電動モータによって回転させることもでき
る。

つぎに本考案による野菜みじん切接の操作について説明
する。

ます受箱１０にみじん切接の外筒１を螺着して置き、つ
いで所望の野菜をある程度の大きさに無作為に切って外
筒１の上部に投入し、その上に押さえ蓋２を載せて一方
の手で押下げながら他方の手でクランクハンドル８を廻
すかまたは電動モータで駆動装置１２を駆動する。

そのときみじん切カッタ付ロータ５が回転するとともに
ベベルピニオン１４および駆動軸１５を介してスライス
カッタ付ギヤー４が回転する。

そうすると外筒１の上部に投入された野菜は第１段階で
スライスカッタ４ｃによってスライスされ、開口４ｄを
通り中枠３のロート状通路を通って落下する。

スライスされた野菜は第２段階でみじん切カッタ付ロー
タ５に衝突し、そこでロータ５の基盤目状に交差するみ
じん切カッタ５ａでみじん切りされ、下方に落下する。

みじん切りされた野菜は外筒１の下部に設けた篩網９を
通過して受箱１０内に落ちる。

篩網９を通過しなかった野菜は再びみじん切カッタ５ａ
によって反復してみじん切りされて受箱１０内に落ちる
。

作業が終ると外筒１を受箱１０から取外す。

本考案による野菜みじん切接は、前述のように構成され
ているので、手動または電動操作によって簡便容易に野
菜をみじん切りにすることができ、また押さえ蓋、スラ
イスカッタ付ギヤー、カパー等が簡単に取外し可能にな
っているので、外筒内部の洗浄が容易であって常に清潔
にしておくことができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本考案による野菜みじん切板の縦断面正面図、
第２図は第１図の側面図、第３図は中枠の平面図、第４
図は中枠の断面側面図、第５図はスライスカッタ付ギヤ
ーの平面図、第６図はみじん切カッタ付ロータの斜視図
である。 １・・・・・・外筒、２・・・・・・押さえ蓋、３・・
・・・・中枠、４・・・・・・スライスカッタ付ギヤー
、４ｃ・・・・・・スライスカッタ、５・・・・・・み
じん切カッタ付ロータ、５ａ・・・・・・みじん切カッ
タ、６・・・・・田−夕軸、７・・・・・・ベベルギヤ
ー ８・・・・・・クランクバンドル、９・・・・・・
篩網、１０・・・・・・受箱、１２・・・・・・駆動装
置、１３・・・・・・駆動ピニオン、１４・・・・・・
駆動ベベルピニオン、１５・・・・・・駆動軸。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 （ａ） 上端および下端が開放された外筒、（ｂ）
   前記外筒の上端部に摺動自在に挿入される押さえ蓋、 （Ｃ） 縦方向に貫通する通路を有し前記外筒の縦方
   向中間部に固定された中枠、 （ｄ） 外周にギヤーの歯が設けられ円盤部にスライ
   スカッタおよびそのスライスカッタに隣接して上面から
   下面に通ずる開口が設けられ前記中枠に水平回転可能に
   支持された実質的に円盤状のスライスカッタ付ギヤー、 （ｅ） 一端にべへルギャーが固定され前記外筒の下
   部に直径方向に且つ回転可能に支持されたロータ軸、 （ｆ） 外周面に複数のみじん切カッタが基盤目状に
   交差して設けられそのみじん切カッタが前記中枠の通路
   の下端縁に近接して沿うように前記ロータ軸に固定され
   た実質的に円柱状のみじん切カッタ付ロータ、 （ｇ） 前記スライスカッタ付ギヤーと噛合する駆動
   ピニオンおよび前記ベベルギヤーと噛合する駆動ベベル
   ピニオンが固定された一本の駆動軸を含む駆動装置、 以上の（ａ）〜（ｇ）から戊り、ある程度の大きさに切
   られて前記外筒の上部に投入された野菜が前記押さえ蓋
   の押下げおよび前記駆動装置の駆動によって、第１段階
   で前記スライスカッタによってスライスされ第２段階で
   みじん切カッタによってみじん切りされるようになって
   ることを特徴とする野菜みじん切接。