JPH10234119A - ブロック状補強絶縁体の端部処理方法 - Google Patents
ブロック状補強絶縁体の端部処理方法Info
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- JPH10234119A JPH10234119A JP9048605A JP4860597A JPH10234119A JP H10234119 A JPH10234119 A JP H10234119A JP 9048605 A JP9048605 A JP 9048605A JP 4860597 A JP4860597 A JP 4860597A JP H10234119 A JPH10234119 A JP H10234119A
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- Japan
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- cable
- reinforcing insulator
- block
- core
- insulator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケーブル接続部等を形成する際に、補強絶縁
体の挿入孔内径をケーブル外径に合わせて成形し、補強
絶縁体の挿入孔にケーブルを挿入する作業を容易にし、
ケーブル接続作業の作業性と、補強絶縁体の信頼性とを
向上させる。 【解決手段】 電力ケーブル1の導体を補強絶縁体12
を介して接続するケーブル接続部を構成するに際して、
ポリエチレンで構成した補強絶縁体12の先端部に中子
・加熱部材30を配置し、補強絶縁体の先端部外周に収
縮チューブ35を配置して、中子・加熱部材の中子部材
31により加熱して、中子部材の外径に一致させるよう
にブロック端部20を縮小させる。そして、成形された
ブロックの表面部を削る加工を行って、ケーブル表面と
の段差がない状態で、補強絶縁体を加熱圧縮させて接続
部の絶縁体をケーブルと一体化させる。
体の挿入孔内径をケーブル外径に合わせて成形し、補強
絶縁体の挿入孔にケーブルを挿入する作業を容易にし、
ケーブル接続作業の作業性と、補強絶縁体の信頼性とを
向上させる。 【解決手段】 電力ケーブル1の導体を補強絶縁体12
を介して接続するケーブル接続部を構成するに際して、
ポリエチレンで構成した補強絶縁体12の先端部に中子
・加熱部材30を配置し、補強絶縁体の先端部外周に収
縮チューブ35を配置して、中子・加熱部材の中子部材
31により加熱して、中子部材の外径に一致させるよう
にブロック端部20を縮小させる。そして、成形された
ブロックの表面部を削る加工を行って、ケーブル表面と
の段差がない状態で、補強絶縁体を加熱圧縮させて接続
部の絶縁体をケーブルと一体化させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架橋ポリエチレン
絶縁電力ケーブル(CVケーブル)の中間接続部を形成
する際に、補強絶縁体を形成するブロックモールド形接
続部の端部の処理に関する。
絶縁電力ケーブル(CVケーブル)の中間接続部を形成
する際に、補強絶縁体を形成するブロックモールド形接
続部の端部の処理に関する。
【0002】
【従来の技術】CVケーブル等の導体断面積が大きい大
容量の電力ケーブルの接続を行うためには、例えば、特
開平8−17540号公報等に示されるような方式を用
いることが知られている。前記従来例のケーブル用接続
手段においては、ケーブル導体の先端部に銅製の導体接
続子を固定しておき、接続する2本のケーブル導体の先
端部に取り付けた導体接続子を、銅製の円筒状導体継手
に対向させる状態で挿入して、ケーブルの導通を得るよ
うにしている。
容量の電力ケーブルの接続を行うためには、例えば、特
開平8−17540号公報等に示されるような方式を用
いることが知られている。前記従来例のケーブル用接続
手段においては、ケーブル導体の先端部に銅製の導体接
続子を固定しておき、接続する2本のケーブル導体の先
端部に取り付けた導体接続子を、銅製の円筒状導体継手
に対向させる状態で挿入して、ケーブルの導通を得るよ
うにしている。
【0003】また、前記従来例においては、前記円筒状
導体継手に対して挿入する2つの導体接続子のそれぞれ
には、円筒状導体継手との間での係止手段を設けてお
り、円筒状導体継手に対して導体接続子を挿入した状態
で、円筒状導体継手の内側に形成した段部と、導体接続
子の先端部に形成した段部とを係止させ、導体接続子が
円筒状導体継手から外れないようにする手段を構成して
いる。なお、前記円筒状導体継手としては、銅製等の導
電性の良好な短冊型の部材を組み合わせて円筒状に構成
する場合もあり、その外周部に配置したスプリング等に
より、導体接続子に対する押圧と係止作用を行い、2つ
のケーブル間の導通を得ることができるように構成され
るものも用いられる。
導体継手に対して挿入する2つの導体接続子のそれぞれ
には、円筒状導体継手との間での係止手段を設けてお
り、円筒状導体継手に対して導体接続子を挿入した状態
で、円筒状導体継手の内側に形成した段部と、導体接続
子の先端部に形成した段部とを係止させ、導体接続子が
円筒状導体継手から外れないようにする手段を構成して
いる。なお、前記円筒状導体継手としては、銅製等の導
電性の良好な短冊型の部材を組み合わせて円筒状に構成
する場合もあり、その外周部に配置したスプリング等に
より、導体接続子に対する押圧と係止作用を行い、2つ
のケーブル間の導通を得ることができるように構成され
るものも用いられる。
【0004】前記従来例に示されるような電力ケーブル
用接続部は、例えば、図4に示されるように構成される
もので、ケーブル用接続部10は、2本のケーブル1、
1aの導体2、2aの先端部に、導体接続子6、6aを
それぞれ一体に設けている。そして、前記導体接続子
6、6aを円筒状円筒状導体継手7に挿入して、円筒状
導体継手を介して導体相互の導通状態を設定する手段を
構成している。前記ケーブル用接続部10においては、
円筒状円筒状導体継手7に対応する位置に高圧シールド
電極11を配置し、その周囲にブロックモールド形接続
部としての補強絶縁体12を所定の長さでコーン形状に
一体に形成したものを配置する。前記補強絶縁体12
は、架橋剤を添加した未架橋ポリエチレン樹脂等のゴム
・プラスチック材料を用いて一体に成型したものとして
構成される。
用接続部は、例えば、図4に示されるように構成される
もので、ケーブル用接続部10は、2本のケーブル1、
1aの導体2、2aの先端部に、導体接続子6、6aを
それぞれ一体に設けている。そして、前記導体接続子
6、6aを円筒状円筒状導体継手7に挿入して、円筒状
導体継手を介して導体相互の導通状態を設定する手段を
構成している。前記ケーブル用接続部10においては、
円筒状円筒状導体継手7に対応する位置に高圧シールド
電極11を配置し、その周囲にブロックモールド形接続
部としての補強絶縁体12を所定の長さでコーン形状に
一体に形成したものを配置する。前記補強絶縁体12
は、架橋剤を添加した未架橋ポリエチレン樹脂等のゴム
・プラスチック材料を用いて一体に成型したものとして
構成される。
【0005】前記ケーブル用接続部では、補強絶縁体1
2の周囲に半導電層13を配置し、その外周部に防水混
和物を所定の厚さで形成し、前記防水混和物で構成する
絶縁体14の外周部に金属製の保護管15を配置する。
また、前記保護管15に対して絶縁接続部を形成する場
合に、所定の位置に絶縁筒16を配置するとともに、保
護管15に対して端子座17を配置して、アースに接続
する手段を設けている。さらに、前記絶縁筒16の両端
部と、ケーブル外装管との接続部をカバーする状態で防
水層18を配置し、前記防水層18を絶縁テープを巻き
付ける等の手段により構成し、保護管15の内部に湿気
等が入り込むことを防止する手段を構成している。
2の周囲に半導電層13を配置し、その外周部に防水混
和物を所定の厚さで形成し、前記防水混和物で構成する
絶縁体14の外周部に金属製の保護管15を配置する。
また、前記保護管15に対して絶縁接続部を形成する場
合に、所定の位置に絶縁筒16を配置するとともに、保
護管15に対して端子座17を配置して、アースに接続
する手段を設けている。さらに、前記絶縁筒16の両端
部と、ケーブル外装管との接続部をカバーする状態で防
水層18を配置し、前記防水層18を絶縁テープを巻き
付ける等の手段により構成し、保護管15の内部に湿気
等が入り込むことを防止する手段を構成している。
【0006】前記図4に示されるような接続部を構成す
る場合には、図5ないし図8に示す工程を経て、図9に
示すような補強絶縁体12を介してのケーブルの導通部
を形成し、前記図9の接続部を構成した後で、その接続
部の周囲に各構成部材を配置して、図4のケーブル接続
部10を構成する。前記ケーブルの接続を行う場合に
は、最初に、図5に示されるように、ケーブルシース5
を除去し、ケーブル1の先端部から所定の長さに絶縁体
3を露出させるように、半導電層4を所定の長さだけ残
して剥離する。
る場合には、図5ないし図8に示す工程を経て、図9に
示すような補強絶縁体12を介してのケーブルの導通部
を形成し、前記図9の接続部を構成した後で、その接続
部の周囲に各構成部材を配置して、図4のケーブル接続
部10を構成する。前記ケーブルの接続を行う場合に
は、最初に、図5に示されるように、ケーブルシース5
を除去し、ケーブル1の先端部から所定の長さに絶縁体
3を露出させるように、半導電層4を所定の長さだけ残
して剥離する。
【0007】次いで、図6に示すように、ケーブル導体
2を突出させるように絶縁体3を除去し、前記絶縁体3
の先端部にペンシリング加工を行って成形する。前記導
体を露出させる作業は、対向する2本のケーブルの各々
について行うもので、その後に、図7に示すようにし
て、導体2の先端部に導体接続子6、6aをそれぞれ取
り付け、図8に示されるように、補強絶縁体12の挿入
孔12aに2つの導体接続子6、6aを挿入して固定す
る作業を行うようにする。前記補強絶縁体12は、架橋
剤を添加した未架橋ポリエチレン樹脂等により構成され
るもので、挿入孔12aの中央部に高圧シールド電極1
1を設けており、高圧シールド電極11の中央には円筒
状導体継手7が設けられ、2つのケーブル導体2、2a
の導体接続子6、6aは、前記高圧シールド電極11の
中央に位置決めされる状態で接続される。
2を突出させるように絶縁体3を除去し、前記絶縁体3
の先端部にペンシリング加工を行って成形する。前記導
体を露出させる作業は、対向する2本のケーブルの各々
について行うもので、その後に、図7に示すようにし
て、導体2の先端部に導体接続子6、6aをそれぞれ取
り付け、図8に示されるように、補強絶縁体12の挿入
孔12aに2つの導体接続子6、6aを挿入して固定す
る作業を行うようにする。前記補強絶縁体12は、架橋
剤を添加した未架橋ポリエチレン樹脂等により構成され
るもので、挿入孔12aの中央部に高圧シールド電極1
1を設けており、高圧シールド電極11の中央には円筒
状導体継手7が設けられ、2つのケーブル導体2、2a
の導体接続子6、6aは、前記高圧シールド電極11の
中央に位置決めされる状態で接続される。
【0008】前記図9に示されるようにして、補強絶縁
体12の内部で2つのケーブル導体2、2aの導体接続
子6、6aを接続した後で、前記補強絶縁体12の周囲
に処理用のケース等を配置して、補強絶縁体の周囲から
熱と圧力を加える処理を行う。そして、前述したような
処理を行うことにより、補強絶縁体の架橋剤を添加した
未架橋ポリエチレン樹脂を固化させるとともに、ケーブ
ル絶縁体の表面に補強絶縁体の内面を密着させ、両部材
の間に隙間等が形成されないようにする。前述したよう
な処理を行った後で、接続部の周囲に被覆部材を取り付
ける作業を行って、前記図4に示すようなケーブル用接
続部を構成する。
体12の内部で2つのケーブル導体2、2aの導体接続
子6、6aを接続した後で、前記補強絶縁体12の周囲
に処理用のケース等を配置して、補強絶縁体の周囲から
熱と圧力を加える処理を行う。そして、前述したような
処理を行うことにより、補強絶縁体の架橋剤を添加した
未架橋ポリエチレン樹脂を固化させるとともに、ケーブ
ル絶縁体の表面に補強絶縁体の内面を密着させ、両部材
の間に隙間等が形成されないようにする。前述したよう
な処理を行った後で、接続部の周囲に被覆部材を取り付
ける作業を行って、前記図4に示すようなケーブル用接
続部を構成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したような工程を
踏んでケーブル接続部10を形成する際に、補強絶縁体
12に設けた挿入孔12aとケーブル1の関係は、図1
0に示されるように、補強絶縁体12の挿入孔の内径R
1に対して、ケーブル外径Rが2mm程度の差があるもの
として設定される。そして、前述したように、ケーブル
の外径が小さいことより、補強絶縁体の挿入孔12aに
対してケーブルの挿入の作業を容易に行い得るように構
成している。また、前記挿入孔12aに挿入したケーブ
ルの外側には2mm程度の隙間23が形成されているもの
であり、補強絶縁体12のブロック端部20の端部の厚
みを1mmとすると、補強絶縁体の端部とケーブル表面と
の間には、3mmの段差が生じることになるので、その段
差を解消するために、図11に示すように、周囲に収縮
チューブ25を巻いて、補強絶縁体の外表面とケーブル
外径との間になだらかなテーパを形成するような手段が
用いられている。
踏んでケーブル接続部10を形成する際に、補強絶縁体
12に設けた挿入孔12aとケーブル1の関係は、図1
0に示されるように、補強絶縁体12の挿入孔の内径R
1に対して、ケーブル外径Rが2mm程度の差があるもの
として設定される。そして、前述したように、ケーブル
の外径が小さいことより、補強絶縁体の挿入孔12aに
対してケーブルの挿入の作業を容易に行い得るように構
成している。また、前記挿入孔12aに挿入したケーブ
ルの外側には2mm程度の隙間23が形成されているもの
であり、補強絶縁体12のブロック端部20の端部の厚
みを1mmとすると、補強絶縁体の端部とケーブル表面と
の間には、3mmの段差が生じることになるので、その段
差を解消するために、図11に示すように、周囲に収縮
チューブ25を巻いて、補強絶縁体の外表面とケーブル
外径との間になだらかなテーパを形成するような手段が
用いられている。
【0010】ところが、前記図11に示すように、段差
を解消するために収縮チューブ25を巻いてから、補強
絶縁体に加熱圧縮作用を付与すると、収縮チューブの材
料が先に溶融して隙間23に流れ込み、隙間に食い込み
部分25aが形成された状態で補強絶縁体が圧縮される
という問題が発生する。したがって、補強絶縁体を加熱
圧縮する作業により、挿入孔の内径を小さくしてケーブ
ル外表面に密着させる処理を行っても、補強絶縁体の端
部には収縮チューブの食い込み部分25aが介在するこ
とになり、補強絶縁体の特性を損なうという問題が発生
する。そこで、前述したような問題を解消するために、
補強絶縁体の端部20をポリエチレンで覆い、その上に
収縮チューブを配置して熱収縮させることにより成形す
ることが考えられている。そして、補強絶縁体の構成材
料と同一の材料(ポリエチレン)を隙間に流し込むこと
により、補強絶縁体における絶縁体としての性能を維持
させることができるものとなる。しかしながら、作業時
間を多く必要とすること等により、ケーブル接続部を構
成するための作業能率が良くないという問題が残ってい
る。
を解消するために収縮チューブ25を巻いてから、補強
絶縁体に加熱圧縮作用を付与すると、収縮チューブの材
料が先に溶融して隙間23に流れ込み、隙間に食い込み
部分25aが形成された状態で補強絶縁体が圧縮される
という問題が発生する。したがって、補強絶縁体を加熱
圧縮する作業により、挿入孔の内径を小さくしてケーブ
ル外表面に密着させる処理を行っても、補強絶縁体の端
部には収縮チューブの食い込み部分25aが介在するこ
とになり、補強絶縁体の特性を損なうという問題が発生
する。そこで、前述したような問題を解消するために、
補強絶縁体の端部20をポリエチレンで覆い、その上に
収縮チューブを配置して熱収縮させることにより成形す
ることが考えられている。そして、補強絶縁体の構成材
料と同一の材料(ポリエチレン)を隙間に流し込むこと
により、補強絶縁体における絶縁体としての性能を維持
させることができるものとなる。しかしながら、作業時
間を多く必要とすること等により、ケーブル接続部を構
成するための作業能率が良くないという問題が残ってい
る。
【0011】本発明は、前述したような従来のブロック
端部における処理の問題を解消するもので、あらかじめ
ブロック端部をケーブル外径とほぼ同じサイズの中子・
加熱部材を用いて収縮させる処理を行い、ケーブル挿入
した状態で隙間が形成されないような処理を行い、補強
絶縁体を加熱圧縮する際に、収縮チューブに食い込み部
分が形成されないようにするブロック状補強絶縁体の端
部処理方法に関する。
端部における処理の問題を解消するもので、あらかじめ
ブロック端部をケーブル外径とほぼ同じサイズの中子・
加熱部材を用いて収縮させる処理を行い、ケーブル挿入
した状態で隙間が形成されないような処理を行い、補強
絶縁体を加熱圧縮する際に、収縮チューブに食い込み部
分が形成されないようにするブロック状補強絶縁体の端
部処理方法に関する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブロック状の
補強絶縁体の挿入孔の中央部でケーブル導体を接続し、
前記補強絶縁体を加熱圧縮して接続部を一体化させるケ
ーブル中間接続部に関する。本発明においては、前記補
強絶縁体の挿入孔に所定の深さで挿入して配置する中子
・加熱部材と、補強絶縁体の外周部に配置する収縮チュ
ーブとを用い、前記中子・加熱部材によりブロック端部
を加熱して軟化させるとともに、収縮チューブの収縮力
を利用してブロック端部を中子部材の外径に対応させる
縮小径に形成するようにしている。また、本発明の中子
・加熱部材は、ブロック端部に対する加熱作用を行うと
ともに、ブロック端部の内径を縮小させるための中子部
材を設け、前記中子部材には補強絶縁体の挿入孔に中子
部材を挿入する深さを規制するストッパ部材と、中子部
材の挿入部分の加熱温度を制御可能なヒータ部材とを設
けている。
補強絶縁体の挿入孔の中央部でケーブル導体を接続し、
前記補強絶縁体を加熱圧縮して接続部を一体化させるケ
ーブル中間接続部に関する。本発明においては、前記補
強絶縁体の挿入孔に所定の深さで挿入して配置する中子
・加熱部材と、補強絶縁体の外周部に配置する収縮チュ
ーブとを用い、前記中子・加熱部材によりブロック端部
を加熱して軟化させるとともに、収縮チューブの収縮力
を利用してブロック端部を中子部材の外径に対応させる
縮小径に形成するようにしている。また、本発明の中子
・加熱部材は、ブロック端部に対する加熱作用を行うと
ともに、ブロック端部の内径を縮小させるための中子部
材を設け、前記中子部材には補強絶縁体の挿入孔に中子
部材を挿入する深さを規制するストッパ部材と、中子部
材の挿入部分の加熱温度を制御可能なヒータ部材とを設
けている。
【0013】前述したように構成したことにより、本発
明においては、補強絶縁体を施工現場に持ち込む前に、
製造工場でブロック端部の成形加工を行うことが可能で
ある。そして、成形されたブロック端部の内径とケーブ
ル外径の隙間を非常に小さく設定することにより、前記
導体の接続を行った後で、補強絶縁体の加熱圧縮を行う
際に、前記隙間に絶縁材料が流れ込むことを防止して、
補強絶縁体の性能を十分に発揮させることができる。ま
た、本発明の中子・加熱部材を用いて補強絶縁体のブロ
ック端部の径を縮小させる加工を行う際には、中子部材
に設けたストッパ部材により加熱縮小を行う範囲を正確
に設定することが可能であり、補強絶縁体の材料が架橋
反応を発生しない温度で変形加工を行うことができる。
さらに、前記中子・加熱部材には補強絶縁体の挿入孔に
挿入した部分に対して、均一な加熱を行う手段を設ける
とともに、ブロック端部の外周部に配置する収縮チュー
ブを用いて均一に縮小させて成形することができ、端部
の形成作用を良好に行うことができる。
明においては、補強絶縁体を施工現場に持ち込む前に、
製造工場でブロック端部の成形加工を行うことが可能で
ある。そして、成形されたブロック端部の内径とケーブ
ル外径の隙間を非常に小さく設定することにより、前記
導体の接続を行った後で、補強絶縁体の加熱圧縮を行う
際に、前記隙間に絶縁材料が流れ込むことを防止して、
補強絶縁体の性能を十分に発揮させることができる。ま
た、本発明の中子・加熱部材を用いて補強絶縁体のブロ
ック端部の径を縮小させる加工を行う際には、中子部材
に設けたストッパ部材により加熱縮小を行う範囲を正確
に設定することが可能であり、補強絶縁体の材料が架橋
反応を発生しない温度で変形加工を行うことができる。
さらに、前記中子・加熱部材には補強絶縁体の挿入孔に
挿入した部分に対して、均一な加熱を行う手段を設ける
とともに、ブロック端部の外周部に配置する収縮チュー
ブを用いて均一に縮小させて成形することができ、端部
の形成作用を良好に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図示される例にしたがって、本発
明のブロック状補強絶縁体の端部処理方法を説明する。
図1に示す例においては、補強絶縁体の端部をケーブル
挿入前に加熱・圧縮処理を行う際に、中子・加熱部材3
0を用いるもので、前記中子・加熱部材30は、ケーブ
ルの外径よりも若干太い円筒状の中子部材31の外周部
にヒータ部材33を配置したものと、前記中子部材31
の内部から加熱作用を行うための内部加熱部材32とを
組み合わせて構成している。前記内部加熱部材32には
ヒータ部材34を一体に設けており、前記ヒータ部材3
3とともに、電源33a、34aを介して給電される。
また、前記中子部材31には、ストッパ部材35を設け
ており、前記ストッパ部材35を補強絶縁体12のブロ
ック端部20の先端部分に突き当てて、中子・加熱部材
30を補強絶縁体の挿入孔に挿入する深さLを設定する
ために使用する。なお、前記ストッパ部材35は、中子
部材31の表面にあらかじめ固定して設けることができ
るものであるが、その他に、ストッパ部材35を中子部
材に対して着脱可能に設けて、中子・加熱部材の挿入深
さLを任意に調整可能に構成することもできる。
明のブロック状補強絶縁体の端部処理方法を説明する。
図1に示す例においては、補強絶縁体の端部をケーブル
挿入前に加熱・圧縮処理を行う際に、中子・加熱部材3
0を用いるもので、前記中子・加熱部材30は、ケーブ
ルの外径よりも若干太い円筒状の中子部材31の外周部
にヒータ部材33を配置したものと、前記中子部材31
の内部から加熱作用を行うための内部加熱部材32とを
組み合わせて構成している。前記内部加熱部材32には
ヒータ部材34を一体に設けており、前記ヒータ部材3
3とともに、電源33a、34aを介して給電される。
また、前記中子部材31には、ストッパ部材35を設け
ており、前記ストッパ部材35を補強絶縁体12のブロ
ック端部20の先端部分に突き当てて、中子・加熱部材
30を補強絶縁体の挿入孔に挿入する深さLを設定する
ために使用する。なお、前記ストッパ部材35は、中子
部材31の表面にあらかじめ固定して設けることができ
るものであるが、その他に、ストッパ部材35を中子部
材に対して着脱可能に設けて、中子・加熱部材の挿入深
さLを任意に調整可能に構成することもできる。
【0015】前述したような中子・加熱部材30をブロ
ック端部20に挿入して位置決めし、ブロック端部の表
面部分と中子・加熱部材の表面とに亘って収縮チューブ
25を配置して、中子・加熱部材に対する加熱作用を行
うと、ブロック端部20が加熱されることによりポリエ
チレン材料が軟化するとともに、収縮チューブ25が熱
収縮してブロック端部20を外側から中子・加熱部材3
0に向けて押圧する作用を行う。そして、図2に示され
るように、鎖線で示す状態にあったブロック端部20
を、実線で示す位置にまで収縮させて、中子・加熱部材
30の外径に等しい状態にまで収縮させた変形部21を
形成する。したがって、前述したようにして形成した変
形部21の内径は、図3に示されるように、ケーブル1
の外径とほぼ同一に形成されることになる。
ック端部20に挿入して位置決めし、ブロック端部の表
面部分と中子・加熱部材の表面とに亘って収縮チューブ
25を配置して、中子・加熱部材に対する加熱作用を行
うと、ブロック端部20が加熱されることによりポリエ
チレン材料が軟化するとともに、収縮チューブ25が熱
収縮してブロック端部20を外側から中子・加熱部材3
0に向けて押圧する作用を行う。そして、図2に示され
るように、鎖線で示す状態にあったブロック端部20
を、実線で示す位置にまで収縮させて、中子・加熱部材
30の外径に等しい状態にまで収縮させた変形部21を
形成する。したがって、前述したようにして形成した変
形部21の内径は、図3に示されるように、ケーブル1
の外径とほぼ同一に形成されることになる。
【0016】前記図3に示される状態では、前記図2に
示すようにしてブロック端部を変形させ、変形部21の
先端部分を削って成形し、挿入するケーブルの外表面と
変形部21の先端部との間に大きな段差が生じないよう
にしている。そして、ケーブル1を補強絶縁体の挿入孔
に挿入する際には、縮小された変形部の内径とケーブル
1の外径との間に隙間がない状態で、ケーブルを補強絶
縁体に挿入することができる。また、前記補強絶縁体に
対して、その挿入孔の両側からケーブルを挿入して、ケ
ーブル導体を補強絶縁体20の中心部で接続するととも
に、補強絶縁体を加熱圧縮して絶縁体とケーブルとを一
体化する際には、補強絶縁体の先端部から軟化したポリ
エチレン材料が、ケーブル表面を介して隙間に流入する
ことがなく、ケーブル絶縁体表面に対して、補強絶縁体
の構成材料(絶縁材料)が一体化されることになるの
で、補強絶縁体内部には補強絶縁体構成材料による絶縁
部材が隙間なく充満されて、図9に示すような補強絶縁
体を介した導体接続部が形成される。
示すようにしてブロック端部を変形させ、変形部21の
先端部分を削って成形し、挿入するケーブルの外表面と
変形部21の先端部との間に大きな段差が生じないよう
にしている。そして、ケーブル1を補強絶縁体の挿入孔
に挿入する際には、縮小された変形部の内径とケーブル
1の外径との間に隙間がない状態で、ケーブルを補強絶
縁体に挿入することができる。また、前記補強絶縁体に
対して、その挿入孔の両側からケーブルを挿入して、ケ
ーブル導体を補強絶縁体20の中心部で接続するととも
に、補強絶縁体を加熱圧縮して絶縁体とケーブルとを一
体化する際には、補強絶縁体の先端部から軟化したポリ
エチレン材料が、ケーブル表面を介して隙間に流入する
ことがなく、ケーブル絶縁体表面に対して、補強絶縁体
の構成材料(絶縁材料)が一体化されることになるの
で、補強絶縁体内部には補強絶縁体構成材料による絶縁
部材が隙間なく充満されて、図9に示すような補強絶縁
体を介した導体接続部が形成される。
【0017】
【実施例】前記図1に示すようにして、補強絶縁体1の
成形されたブロックに対して中子・加熱部材30を配置
する場合に、例えば、ストッパ部材35により規制する
中子部材の挿入深さLを30mm程度に設定する。また、
275kV送電用ケーブルにおいて、導体断面積が140
0平方mmの場合には、前記導体の径が97mmであること
から、中子部材31の外径を98mmに形成したものを用
いる。したがって、補強絶縁体の貫通孔の先端部の内径
が、設計上は98mmに設定されることから、ケーブル外
径との間には1mmの余裕が残るので、補強絶縁体にケー
ブルを挿入する作業には支障が生じることがない。
成形されたブロックに対して中子・加熱部材30を配置
する場合に、例えば、ストッパ部材35により規制する
中子部材の挿入深さLを30mm程度に設定する。また、
275kV送電用ケーブルにおいて、導体断面積が140
0平方mmの場合には、前記導体の径が97mmであること
から、中子部材31の外径を98mmに形成したものを用
いる。したがって、補強絶縁体の貫通孔の先端部の内径
が、設計上は98mmに設定されることから、ケーブル外
径との間には1mmの余裕が残るので、補強絶縁体にケー
ブルを挿入する作業には支障が生じることがない。
【0018】前記成形されたブロックに装着する中子・
加熱部材30においては、中子部材31の外径を98mm
に仕上げたものを用い、中子部材31の周囲に巻き付け
たヒータ部材33と、中子部材の内部に挿入する内部加
熱部材32のヒータ部材34とを用いている。そして、
前記中子部材31の補強絶縁体の挿入孔に長さLだけ挿
入した部分に対して、表面側と内部から熱の偏りが生じ
ないようにして、均一な加熱作用を発揮させ得るようす
る。また、前記ブロック端部20を均一に変形させて収
縮させるために、ブロック端部の外周面にテフロン等で
構成する収縮チューブ25を被せ、前記収縮チューブが
熱収縮する作用により、ブロック端部を外面から押圧し
て変形させるようにする。
加熱部材30においては、中子部材31の外径を98mm
に仕上げたものを用い、中子部材31の周囲に巻き付け
たヒータ部材33と、中子部材の内部に挿入する内部加
熱部材32のヒータ部材34とを用いている。そして、
前記中子部材31の補強絶縁体の挿入孔に長さLだけ挿
入した部分に対して、表面側と内部から熱の偏りが生じ
ないようにして、均一な加熱作用を発揮させ得るようす
る。また、前記ブロック端部20を均一に変形させて収
縮させるために、ブロック端部の外周面にテフロン等で
構成する収縮チューブ25を被せ、前記収縮チューブが
熱収縮する作用により、ブロック端部を外面から押圧し
て変形させるようにする。
【0019】前記中子・加熱部材によりブロック端部を
加熱する温度は、補強絶縁体のポリエチレンに配合され
た架橋材が熱により反応しないように120℃に設定す
るが、前記補強絶縁体を構成するポリエチレンは、約9
0℃で軟化が開始される。そこで、本発明においては、
中子・加熱部材に配置する温度センサが100℃となっ
た時点で、電源33a、34aをオフにして自然に冷却
されるのを待ち、その後に中子・加熱部材を外したとこ
ろ、挿入孔の先端部では内径が98mmのものとして形成
できた。なお、前記中子・加熱部材を外した後でも、ブ
ロック端部の内径は収縮が継続されて、最終的には9
7.5mmとなったが、ケーブルを挿入する作業は問題な
く行うことができた。また、前述したようにして形成し
た成形されたブロック先端に対して、ガラス等を用いて
削る作用を行って、先端部の厚みを0.1〜0.9mmに
形成し、成形されたブロック先端部とケーブル表面との
段差を極力少なくし、補強絶縁体を加熱圧縮する際に、
補強絶縁体とケーブルとの表面に配置する収縮チューブ
が軟化しても、隙間に入り込まないようにする。
加熱する温度は、補強絶縁体のポリエチレンに配合され
た架橋材が熱により反応しないように120℃に設定す
るが、前記補強絶縁体を構成するポリエチレンは、約9
0℃で軟化が開始される。そこで、本発明においては、
中子・加熱部材に配置する温度センサが100℃となっ
た時点で、電源33a、34aをオフにして自然に冷却
されるのを待ち、その後に中子・加熱部材を外したとこ
ろ、挿入孔の先端部では内径が98mmのものとして形成
できた。なお、前記中子・加熱部材を外した後でも、ブ
ロック端部の内径は収縮が継続されて、最終的には9
7.5mmとなったが、ケーブルを挿入する作業は問題な
く行うことができた。また、前述したようにして形成し
た成形されたブロック先端に対して、ガラス等を用いて
削る作用を行って、先端部の厚みを0.1〜0.9mmに
形成し、成形されたブロック先端部とケーブル表面との
段差を極力少なくし、補強絶縁体を加熱圧縮する際に、
補強絶縁体とケーブルとの表面に配置する収縮チューブ
が軟化しても、隙間に入り込まないようにする。
【0020】前述したように、補強絶縁体の先端部を収
縮処理する作業は、補強絶縁体を製造する工場で行うこ
とが可能であり、ケーブル接続現場で加工を行う必要が
ないので、接続現場では補強絶縁体の二次的な加工を行
わずに、導体の接続と、補強絶縁体を加熱圧縮する作業
を行うのみで良く、ケーブル接続作業時間を短縮するこ
とが可能になる。また、前記中子・加熱部材を用いてブ
ロック端部を加工する場合に、中子・加熱部材における
加熱温度は100±40℃の範囲に設定して、ポリエチ
レンの架橋材が熱に反応しない温度でポリエチレンを軟
化させることにより、ブロック端部を成形することが可
能である。そして、成形されたブロック端部に対して
は、自然冷却のみでなしに、強制冷却を行って、所定の
径のものとして作成することができる。さらに、成形さ
れたブロックの先端部の厚みが小さいものとなるので、
柔軟性を発揮することができ、ケーブル外径が真円でな
い場合にも、補強絶縁体の挿入孔の先端部がケーブル外
径に応じて変形する。したがって、ケーブル外径と補強
絶縁体の挿入孔の先端部の内径との間に大きな余裕がな
い場合でも、補強絶縁体の挿入孔にケーブルを挿入する
ことが可能である。
縮処理する作業は、補強絶縁体を製造する工場で行うこ
とが可能であり、ケーブル接続現場で加工を行う必要が
ないので、接続現場では補強絶縁体の二次的な加工を行
わずに、導体の接続と、補強絶縁体を加熱圧縮する作業
を行うのみで良く、ケーブル接続作業時間を短縮するこ
とが可能になる。また、前記中子・加熱部材を用いてブ
ロック端部を加工する場合に、中子・加熱部材における
加熱温度は100±40℃の範囲に設定して、ポリエチ
レンの架橋材が熱に反応しない温度でポリエチレンを軟
化させることにより、ブロック端部を成形することが可
能である。そして、成形されたブロック端部に対して
は、自然冷却のみでなしに、強制冷却を行って、所定の
径のものとして作成することができる。さらに、成形さ
れたブロックの先端部の厚みが小さいものとなるので、
柔軟性を発揮することができ、ケーブル外径が真円でな
い場合にも、補強絶縁体の挿入孔の先端部がケーブル外
径に応じて変形する。したがって、ケーブル外径と補強
絶縁体の挿入孔の先端部の内径との間に大きな余裕がな
い場合でも、補強絶縁体の挿入孔にケーブルを挿入する
ことが可能である。
【0021】
【発明の効果】前述したように構成したことにより、本
発明においては、補強絶縁体を施工現場に持ち込む前
に、製造工場でブロック端部の成形加工を行うことが可
能であり、成形されたブロック端部の内径とケーブル外
径の隙間を非常に小さく設定することにより、補強絶縁
体の加熱圧縮を行う際に、前記隙間に絶縁材料が流れ込
むことを防止して、補強絶縁体の性能を十分に発揮させ
ることができる。また、本発明の中子・加熱部材を用い
て補強絶縁体端部の径の縮小加工を行う際には、中子部
材に設けたストッパ部材により加熱縮小を行う範囲を正
確に設定することが可能であり、補強絶縁体の材料が架
橋反応を発生しない温度で、ブロック端部の変形加工を
行うことができる。さらに、前記中子・加熱部材には補
強絶縁体の挿入孔に挿入した部分に対して、均一な加熱
を行う手段を設けるとともに、ブロック端部の外周部に
配置する収縮チューブを用いて均一に縮小させて成形す
ることができ、絶縁補強体端部の成形作用を良好に行う
ことができる。そして、前記中子・加熱部材と収縮チュ
ーブとを組み合わせて、ブロック端部に対する加熱成形
手段を用いることにより、補強絶縁体の施工現場での加
工期間を短縮することができ、ケーブル接続部の形成作
業を容易に行うことができる。
発明においては、補強絶縁体を施工現場に持ち込む前
に、製造工場でブロック端部の成形加工を行うことが可
能であり、成形されたブロック端部の内径とケーブル外
径の隙間を非常に小さく設定することにより、補強絶縁
体の加熱圧縮を行う際に、前記隙間に絶縁材料が流れ込
むことを防止して、補強絶縁体の性能を十分に発揮させ
ることができる。また、本発明の中子・加熱部材を用い
て補強絶縁体端部の径の縮小加工を行う際には、中子部
材に設けたストッパ部材により加熱縮小を行う範囲を正
確に設定することが可能であり、補強絶縁体の材料が架
橋反応を発生しない温度で、ブロック端部の変形加工を
行うことができる。さらに、前記中子・加熱部材には補
強絶縁体の挿入孔に挿入した部分に対して、均一な加熱
を行う手段を設けるとともに、ブロック端部の外周部に
配置する収縮チューブを用いて均一に縮小させて成形す
ることができ、絶縁補強体端部の成形作用を良好に行う
ことができる。そして、前記中子・加熱部材と収縮チュ
ーブとを組み合わせて、ブロック端部に対する加熱成形
手段を用いることにより、補強絶縁体の施工現場での加
工期間を短縮することができ、ケーブル接続部の形成作
業を容易に行うことができる。
【図1】 本発明を適用する装置の構成を示す説明図で
ある。
ある。
【図2】 図1の装置により成形されたブロックの説明
図である。
図である。
【図3】 図補強絶縁体に対してケーブルを挿入した状
態の説明図である。
態の説明図である。
【図4】 一般的なケーブル中間接続部の構成を示す説
明図である。
明図である。
【図5】 ケーブル先端部の外被部材を除去した状態の
説明図である。
説明図である。
【図6】 導体を露出させる加工を行った状態の説明図
である。
である。
【図7】 2つの接続する導体の先端部に導体接続子を
取り付けた状態の説明図である。
取り付けた状態の説明図である。
【図8】 ケーブルの一方を補強絶縁体に挿入する状態
の説明図である。
の説明図である。
【図9】 補強絶縁体を介して2つのケーブル導体の接
続を行った状態の説明図である。
続を行った状態の説明図である。
【図10】 従来の補強絶縁体とケーブルとの径差を示
す説明図である。
す説明図である。
【図11】 収縮チューブが隙間に入り込む状態の説明
図である。
図である。
1 ケーブル、 2 ケーブル導体、 6 導体
接続子、7 円筒状導体継手、 10 ケーブル接
続部、 12 補強絶縁体、15 保護管、 16
絶縁筒、 20 ブロック端部、21 成形さ
れたブロック、 23 隙間、 25 収縮チュー
ブ、30 中子・加熱部材、 31 中子部材、
32 内部加熱部材、33・34 ヒータ部材、
35 ストッパ部材。
接続子、7 円筒状導体継手、 10 ケーブル接
続部、 12 補強絶縁体、15 保護管、 16
絶縁筒、 20 ブロック端部、21 成形さ
れたブロック、 23 隙間、 25 収縮チュー
ブ、30 中子・加熱部材、 31 中子部材、
32 内部加熱部材、33・34 ヒータ部材、
35 ストッパ部材。
フロントページの続き (72)発明者 霜村 珠三 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工業 株式会社熊谷製作所内
Claims (2)
- 【請求項1】 ブロック状の補強絶縁体の挿入孔の中央
部でケーブル導体を接続し、前記補強絶縁体を加熱圧縮
して接続部を一体化させるケーブル中間接続部におい
て、 前記補強絶縁体の挿入孔に所定の深さで挿入して配置す
る中子・加熱部材と、補強絶縁体の外周部に配置する収
縮チューブとを用い、前記中子・加熱部材によりブロッ
ク端部を加熱して軟化させるとともに、収縮チューブの
収縮力を利用してブロック端部を中子部材の外径に対応
させる縮小径に形成することを特徴とするブロック状補
強絶縁体の端部処理方法。 - 【請求項2】 前記中子・加熱部材は、ブロック端部に
対する加熱作用を行うとともに、ブロック端部の内径を
縮小させるための中子部材を設け、前記中子部材には補
強絶縁体の挿入孔に中子部材を挿入する深さを規制する
ストッパ部材と、中子部材の挿入部分の加熱温度を制御
可能なヒータ部材とを設けることを特徴とする請求項1
に記載のブロック状補強絶縁体の端部処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9048605A JPH10234119A (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | ブロック状補強絶縁体の端部処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9048605A JPH10234119A (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | ブロック状補強絶縁体の端部処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10234119A true JPH10234119A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12808056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9048605A Pending JPH10234119A (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | ブロック状補強絶縁体の端部処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10234119A (ja) |
-
1997
- 1997-02-18 JP JP9048605A patent/JPH10234119A/ja active Pending
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