JPH10233847A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH10233847A
JPH10233847A JP9033459A JP3345997A JPH10233847A JP H10233847 A JPH10233847 A JP H10233847A JP 9033459 A JP9033459 A JP 9033459A JP 3345997 A JP3345997 A JP 3345997A JP H10233847 A JPH10233847 A JP H10233847A
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Toshihiro Mori
俊浩 森
Koichi Shibata
浩一 柴田
Shoichi Oyama
昌一 大山
Koichi Matsuo
浩一 松尾
Tetsuya Sugimoto
哲哉 杉本
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Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明の目的は、ファクシミリ機能と電話
機能とを兼用したファクシミリ装置において、FAX受
信と電話受信との切替えを迅速に行なえるファクシミリ
装置を提供することにある。 【解決手段】 ファクシミリ機能と電話機能とを兼用し
たファクシミリ装置において、相手先番号を記憶するた
めの記憶手段、着呼の呼び出しがあったときに、コーラ
IDを検出する検出手段、検出されたコーラIDが記憶
手段に記憶されている相手先番号のいずれかと一致する
か否かを判別する第1判別手段、ならびに判別結果に応
じて、当該通信がファクシミリ通信であるか電話通信で
あるかを判別する第2判別手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファクシミリ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ電話回線を使用したG3ファク
シミリ装置においては、受信した後でないと、発信元が
特定できなかった。最近になって、NTTは、発信電話
番号サービスを開始し、受信前においても発信元を特定
できるようになった。この発信電話番号サービスは、受
信前に、コーラIDと呼ばれる発信元電話番号がNTT
から送られるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(1) ファクシミリ装置として、ファクシミリ機能と
電話機能とを兼用したファクシミリ装置がある。このよ
うなファクシミリ装置においては、FAX受信と電話受
信との切替えが必要となる。従来においては、着信側フ
ァクシミリ装置において、CNG信号の検出を行い、C
NG信号を検出した場合にはFAX受信動作を開始し、
CNG信号を検出しない場合には電話受信であると判断
し、オペレータを呼び出すためにベル音を鳴らす動作を
行なっていた。
【0004】ここで、CNG信号とは、発呼局が非音声
端末であることを示す信号であり、1100Hzのトー
ン信号で、0.5秒ON、0.3秒OFFの間隔で送出
される信号である。
【0005】このようなファクシミリ受信と電話受信と
の切替え方法では、着信後短時間内において、CNG信
号を検出できなかった場合に問題が発生する。つまり、
着信後短時間内において、CNG信号を検出できなかっ
た場合には、CNG信号の検出を続けるとともにベル音
を鳴らしてオペレータの呼出しを行なう必要があるが、
ベル音を鳴らした後にCNG信号が検出されると、ベル
音を鳴らしたにもかかわらず、FAX受信を行なうこと
になり、オペレータに対して無駄な呼び出しを行ってし
まうことになる。
【0006】これを避けるためにベル音を鳴らすのを遅
らせると、電話受信であった場合には、発信元が呼び出
しを開始してから、受信側のベル音が鳴り始めるまでの
時間が長くなり、受信側のオペレータが受話器を取るま
でに、発信元が電話を切ってしまう可能性が高くなる。
【0007】この発明の第1の目的は、ファクシミリ機
能と電話機能とを兼用したファクシミリ装置において、
FAX受信と電話受信との切替えを迅速に行なえるファ
クシミリ装置を提供することにある。
【0008】(2)いたずらFAX、広告等の受信者に
とって不要な原稿がファクシミリ通信によって送られて
くることがある。
【0009】この発明の第2の目的は、受信者にとって
不要な原稿ができるだけ受信されないようにできるファ
クシミリ装置を提供することにある。
【0010】(3)ファクシミリ装置では、通信が行な
われる毎に、または通信回数が一定数に達する毎に、通
信日時、通信モード、通信枚数、通信結果(正常、異
常)等を示す通信結果レポートを出力するものがある。
【0011】この発明の第3の目的は、受信した相手先
のFAX番号を通信結果レポートに含めることができる
ファクシミリ装置を提供することにある。
【0012】(4)ファクシミリ通信によって誤った相
手先に原稿を送付した場合、間違い電話とは異なり、送
信元のオペレータは誤った相手先に原稿を送付したこと
に気がつきにくい。
【0013】この発明の第4の目的は、送信先を誤って
原稿が送られてきた場合に、簡単な操作でその旨を送信
元に通知できるようになるファクシミリ装置を提供する
ことにある。
【0014】(5)自社のファクシミリ装置どうし間に
おける通信機能として、親展通信機能と呼ばれる機能が
ある。この親展通信機能は、特定の者以外の第3者に内
容が知られたくない原稿を送信する場合において利用さ
れるものであって、受信側ファクシミリ装置は親展通信
モードで原稿を受信すると、記録紙に出力することなく
メモリに原稿データを記憶し、上記特定の者がパスワー
ドを入力するとメモリに記憶されている原稿データが出
力されるというものである。
【0015】この親展通信機能は、勧告化されているフ
ァクシミリ通信手順では規定されていないため、自社の
ファクシミリ装置どうし間での独自通信のみに限定され
ている。
【0016】この発明の第5の目的は、親展通信機能と
同様な機能を、自社のファクシミリ装置どうし間のみな
らず、自社以外のファクシミリ装置との通信においても
実現できるようになるファクシミリ装置を提供すること
にある。
【0017】(6)ファクシミリ装置を、RS232、
IEEE1284等によりパーソナルコンピュータ(P
C)に接続し、ファクシミリ装置で受信した原稿をファ
クシミリ装置で出力せずにPCに転送して、PCに表示
させたり、PCで印刷させたりする、PCFAX機能と
いうものがある。
【0018】この発明の第6の目的は、特定の相手先か
ら送られてきた原稿または特定の相手先以外の相手先か
ら送られてきた原稿を、自動的にPCに転送することが
できるようになるファクシミリ装置を提供することにあ
る。
【0019】(7)送信側ファクシミリ装置の操作で送
信を開始させるのではなく、受信側ファクシミリ装置か
らの操作により、送信側ファクシミリ装置に送信を開始
させるというポーリング通信機能というものがある。
【0020】この機能を利用すると、受信側ファクシミ
リ装置に電話料金が課金される。この機能では、送信側
ファクシミリ装置に電話料金は課金されないが、送信側
ファクシミリ装置が原稿を送信するためには、受信側フ
ァクシミリ装置からの発呼が必要となる。このため、ポ
ーリング受信機能においては、送信側ファクシミリ装置
のオペレータが好きな時刻に原稿データを送出すること
はできない。
【0021】この発明の第7の目的は、送信側ファクシ
ミリ装置が受信側ファクシミリ装置に原稿を送付したい
ことを簡単に知らせることができ、これにより、受信側
ファクシミリ装置が送信側ファクシミリ装置に対して、
ポーリング通信機能を用いて原稿データを受信すること
ができるファクシミリ装置を提供することにある。る。
【0022】(8)一度通信が成功したファクシミリ装
置間では、次の通信からは通信の前手順を大幅に簡略化
し、通信自体にかかる時間を短縮するという短縮通信機
能というものがある。
【0023】従来においては、前手順を簡略化するため
には、送信側ファクシミリ装置は、受信側ファクシミリ
装置の能力を記憶しておく必要がある。また、前手順を
簡略化するためには、送信側ファクシミリ装置は、受信
側ファクシミリ装置の能力以上の能力を持っている必要
がある。
【0024】この理由は、従来においては、受信側ファ
クシミリ装置からは送信側ファクシミリ装置を特定する
ことはできないため、送信側毎の能力を記憶することが
できなかった。このため、受信側ファクシミリ装置は、
自己の最大能力の設定でしか待機することができなかっ
た。このため、送信側ファクシミリ装置は、受信側ファ
クシミリ装置の能力に合わせて送信を行なうことが必要
であった。
【0025】この発明の第8の目的は、簡略化手順で通
信を行なう場合に、お互いの能力を考慮した通信モード
で通信が行なえるようになるファクシミリ装置を提供す
ることにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明による第1のフ
ァクシミリ装置は、ファクシミリ機能と電話機能とを兼
用したファクシミリ装置において、相手先番号を記憶す
るための記憶手段、着呼の呼び出しがあったときに、コ
ーラIDを検出する検出手段、検出されたコーラIDが
記憶手段に記憶されている相手先番号のいずれかと一致
するか否かを判別する第1判別手段、ならびに判別結果
に応じて、当該通信がファクシミリ通信であるか電話通
信であるかを判別する第2判別手段を備えているもので
ある。
【0027】たとえば、記憶手段には、現在までに送信
した送信先ファクシミリ装置のFAX番号と、現在まで
に受信したファクシミリ通信における送信元ファクシミ
リ装置のFAX番号であって受信時に検出したコーラI
Dによって特定されたものとが記憶される。この場合に
は、第1の判別手段は、検出されたコーラIDが、記憶
手段に記憶されているFAX番号のいずれかと一致する
か否かを判別し、第2の判別手段は、検出されたコーラ
IDが記憶手段に記憶されているFAX番号のいずれか
と一致している場合には、当該通信がファクシミリ通信
であると判別し、検出されたコーラIDが記憶手段に記
憶されているFAX番号のいずれとも一致していない場
合には、当該通信が電話通信であると判別する。
【0028】たとえば、記憶手段には、ワンタッチダイ
ヤルキーおよび短縮ダイヤルキーに登録された相手先フ
ァクシミリ装置のFAX番号が記憶される。この場合に
は、第1の判別手段は、検出されたコーラIDが、記憶
手段に記憶されているFAX番号のいずれかと一致する
か否かを判別し、第2の判別手段は、検出されたコーラ
IDが記憶手段に記憶されているFAX番号のいずれか
と一致している場合には、当該通信がファクシミリ通信
であると判別し、検出されたコーラIDが記憶手段に記
憶されているFAX番号のいずれとも一致していない場
合には、当該通信が電話通信であると判別する。
【0029】たとえば、記憶手段には、現在までに受信
したファクシミリ通信以外の通信における送信元の電話
番号であって受信時に検出したコーラIDによって特定
されたものが記憶される。この場合には、第1の判別手
段は、検出されたコーラIDが、記憶手段に記憶されて
いる電話番号のいずれかと一致するか否かを判別し、第
2の判別手段は、検出されたコーラIDが記憶手段に記
憶されている電話番号のいずれかと一致している場合に
は、当該通信が電話通信であると判別し、検出されたコ
ーラIDが記憶手段に記憶されている電話番号のいずれ
とも一致していない場合には、当該通信がファクシミリ
通信であると判別する。
【0030】この発明による第2のファクシミリ装置
は、着呼の呼び出しがあったときに、コーラIDを検出
するための検出手段、検出手段によってコーラIDが検
出された場合には、受信処理を行なう手段、ならびに検
出手段によってコーラIDが検出されなかった場合に
は、受信処理を禁止する手段を備えているものである。
【0031】この発明による第3のファクシミリ装置
は、着呼の呼び出しがあったときに、コーラIDを検出
する検出手段、検出されたコーラIDを記憶装置に記憶
する手段、ならびに通信結果を示すレポートを出力する
際に、記憶装置に記憶されたコーラIDをレポートに付
加して出力する手段を備えているものである。
【0032】この発明による第4のファクシミリ装置
は、送信先を誤って原稿が送られてきた場合に、その旨
を送信元に通知するための通知指令を入力するための入
力手段、間違いを通知するためのメッセージが予め記憶
された第1の記憶手段、着呼の呼び出しがあったとき
に、コーラIDを検出する検出手段、検出されたコーラ
IDを記憶するための第2の記憶手段、ならびに入力手
段によって通知指令が入力されたときに、第2の記憶手
段に記憶された最新のコーラIDによって表される送信
元に、第1の記憶手段に記憶されたメッセージを送信す
る手段を備えているものである。
【0033】この発明による第5のファクシミリ装置
は、受信原稿データを記憶するための第1記憶手段、親
展受信したい送信元のFAX番号が予め記憶された第2
記憶手段、着呼の呼び出しがあったときに、コーラID
を検出する検出手段、検出されたコーラIDが第2記憶
手段に記憶されているFAX番号のいずれかと一致する
か否かを判別する判別手段、ならびに検出されたコーラ
IDが第2記憶手段に記憶されているFAX番号のいず
れかと一致する場合には、受信された原稿データを印字
出力せずに、第1記憶手段に記憶させる手段、ならびに
検出されたコーラIDが第2記憶手段に記憶されている
FAX番号のいずれかと一致しない場合には、受信され
た原稿データを印字出力させる手段を備えているもので
ある。
【0034】この発明による第6のファクシミリ装置
は、パーソナルコンピュータに直接に接続されているフ
ァクシミリ装置において、所定の送信元のFAX番号が
予め記憶された記憶手段、着呼の呼び出しがあったとき
に、コーラIDを検出する検出手段、検出されたコーラ
IDが記憶手段に記憶されているFAX番号のいずれか
と一致するか否かを判別する判別手段、ならびに判別結
果に応じて、受信された原稿データを印字出力またはパ
ーソナルコンピュータに転送する手段を備えているもの
である。
【0035】この発明による第7のファクシミリ装置
は、ポーリング送信原稿が保持されているポーリング送
信側ファクシミリ装置のFAX番号が予め記憶された記
憶手段、着呼の呼び出しがあったときに、コーラIDを
検出する検出手段、検出されたコーラIDが記憶手段に
記憶されているFAX番号のいずれかと一致するか否か
を判別する判別手段、ならびに検出されたコーラIDが
記憶手段に記憶されているFAX番号のいずれかと一致
した場合には、回線が切断された後に、上記検出された
コーラIDによって表される送信元に対して、ポーリン
グ通信を行なう手段を備えているものである。
【0036】この発明による第8のファクシミリ装置
は、現在までに通常手順によって受信した送信元ファク
シミリ装置のFAX番号および能力を記憶するための記
憶手段、着呼の呼び出しがあったときに、コーラIDを
検出する検出手段、検出されたコーラIDが記憶手段に
記憶されているFAX番号のいずれかと一致するか否か
を判別する第1判別手段、検出されたコーラIDが記憶
手段に記憶されているFAX番号のいずれかと一致した
場合には、当該送信元ファクシミリ装置からの通信が通
常手順によるものか、短縮化手順によるものかを判別す
る第2判別手段、ならびに当該送信元ファクシミリ装置
からの通信が短縮化手順によるものである場合には、上
記検出されたコーラIDに基づいて当該送信元ファクシ
ミリ装置の能力を特定し、特定した当該送信元ファクシ
ミリ装置の能力に基づいて、通信モードを決定した後、
短縮化手順による通信を実行する手段を備えているもの
である。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
【0038】図1は、ファクシミリ装置の基本的な構成
を示している。
【0039】ファクシミリ装置は、CPU1によって制
御される。CPU1は、そのプログラム等を記憶するR
OM2、画像データ、その他の必要なデータを記憶する
RAM3を備えている。RAM3は、蓄電池等によりバ
ックアップされている。
【0040】CPU1には、原稿画像を読み取るための
スキャナ部4、受信された画像を印刷するためのプリン
ト部5、各種の操作および設定ならびに各種の案内表示
を行なう操作表示部6、モデム7等が接続されている。
モデム7には、NCU8が接続されている。NCU8に
は、公衆電話回線(図示略)が接続されている。
【0041】ところで、NTTは、発信電話番号サービ
スを開始し、受信前においても発信元を特定できるよう
になった。この発信電話番号サービスは、受信前に、コ
ーラIDと呼ばれる発信元電話番号がNTTから送られ
るものである。
【0042】コーラIDとは、発信電話番号を含む情報
をいい、ITU−T勧告V23に準拠したモデム信号と
して電話回線にて送られる。この実施の形態によるファ
クシミリ装置は、コーラIDを検出する機能を備えてい
る。つまり、回線から着呼の呼び出しがあると、NCU
8にて呼び出し信号が検知され、CPU1に知らされ
る。CPU1はモデム7に対して、コーラIDの検知を
行なう設定をする。モデム7は回線から送られてくるコ
ーラIDを検知しCPU1に知らせる。
【0043】〔1〕第1の実施の形態の説明 第1の実施の形態に係るファクシミリ装置は、ファクシ
ミリ機能と電話機能とを兼用したファクシミリ装置に関
するものである。
【0044】ファクシミリ装置のRAMには、それまで
に送信または受信のあったファクシミリ通信における相
手先ファクシミリ装置のFAX番号(以下、送受信済F
AX番号という)を格納するための領域が設けられてい
る。
【0045】図2は、ファクシミリ機能と電話機能とを
兼用したファクシミリ装置の動作手順を示している。
【0046】常時は、着呼があるか否かが監視されてい
るとともに(ステップ1)、オペレータによる送信操作
があるか否かが監視されている(ステップ2)。オペレ
ータによる送信操作があった場合には、送信処理が行な
われる(ステップ3)。そして、送信処理が終了する
と、送信先のFAX番号が送受信済FAX番号としてR
AMに記憶される(ステップ4)。
【0047】着呼があったときには、コーラIDが検出
される(ステップ5)。そして、検出されたコーラID
によって表される番号が、RAM内に記憶されている送
受信済FAX番号のいずれかと一致するか否かが判別さ
れる(ステップ6)。
【0048】検出されたコーラIDによって表される番
号が、RAM内に記憶されている送受信済FAX番号の
いずれかと一致した場合には、送信元がファクシミリ装
置であると判断され、FAX受信処理が行なわれる(ス
テップ7)。そして、FAX受信処理が終了すると、検
出されたコーラIDによって表される番号が送受信済F
AX番号としてRAMに記憶される(ステップ8)。
【0049】ステップ6において、検出されたコーラI
Dによって表される番号が、RAM内に記憶されている
送受信済FAX番号のいずれとも一致しなかった場合に
は、送信元がファクシミリ装置であると断定できないた
め、CNG信号に基づく切り替え処理が行なわれる。つ
まり、CNG信号が検出されると(ステップ9でYE
S)、ステップ7に移行し、FAX受信処理が行なわれ
る。そして、FAX受信処理が終了すると、検出された
コーラIDによって表される番号が送受信済FAX番号
としてRAMに記憶される(ステップ8)。
【0050】上記ステップ6でNOとなった後、一定期
間内にCNG信号が検出されなかったときには、送信元
が電話機であると判断され、ベル音が鳴らされる(ステ
ップ10)。そして、通話処理が行なわれる(ステップ
11)。
【0051】この第1の実施の形態によれば、FAX受
信と電話受信との切替えを迅速に行なえるようになる。
【0052】〔2〕第2の実施の形態の説明 第2の実施の形態に係るファクシミリ装置は、ファクシ
ミリ機能と電話機能とを兼用したファクシミリ装置に関
するものである。
【0053】ファクシミリ装置のRAMには、ワンタッ
チキー、短縮ダイヤルキーに登録されているFAX番号
(以下、ワンタッチキー等登録済みFAX番号という)
を記憶する領域が設けられている。この領域には、ワン
タッチキー、短縮ダイヤルキーへの相手先登録時に、当
該相手先のFAX番号がワンタッチキー等登録済みFA
X番号として格納される。
【0054】図3は、ファクシミリ機能と電話機能とを
兼用したファクシミリ装置の動作手順を示している。
【0055】常時は、着呼があるか否かが監視されてい
るとともに(ステップ21)、オペレータによる送信操
作があるか否かが監視されている(ステップ22)。オ
ペレータによる送信操作があった場合には、送信処理が
行なわれる(ステップ23)。
【0056】着呼があったときには、コーラIDが検出
される(ステップ24)。そして、検出されたコーラI
Dによって表される番号が、RAM内に記憶されている
ワンタッチキー等登録済みFAX番号のいずれかと一致
するか否かが判別される(ステップ25)。
【0057】検出されたコーラIDによって表される番
号が、RAM内に記憶されているワンタッチキー等登録
済みFAX番号のいずれかと一致した場合には、送信元
がファクシミリ装置であると判断され、FAX受信処理
が行なわれる(ステップ26)。
【0058】ステップ25において、検出されたコーラ
IDによって表される番号が、RAM内に記憶されてい
るワンタッチキー等登録済みFAX番号のいずれとも一
致しなかった場合には、送信元がファクシミリ装置であ
ると断定できないため、CNG信号に基づく切り替え処
理が行なわれる。つまり、CNG信号が検出されると
(ステップ27でYES)、ステップ26に移行し、F
AX受信処理が行なわれる。
【0059】上記ステップ27でNOとなった後、一定
期間内にCNG信号が検出されなかったときには、送信
元が電話機であると判断され、ベル音が鳴らされる(ス
テップ28)。そして、通話処理が行なわれる(ステッ
プ29)。
【0060】この第2の実施の形態によれば、FAX受
信と電話受信との切替えを迅速に行なえるようになる。
【0061】〔3〕第3の実施の形態の説明 第3の実施の形態に係るファクシミリ装置は、ファクシ
ミリ機能と電話機能とを兼用したファクシミリ装置に関
するものである。
【0062】ファクシミリ装置のRAMには、それまで
に受信のあったファクシミリ通信以外の通信(電話通
信、データ通信)において送られてきたコーラIDを格
納するための領域が設けられている。この領域には、電
話通信等のファクシミリ通信以外の通信による着呼があ
った場合に、送られてきたコーラID(以下、電話番号
という)が格納される。
【0063】図4は、ファクシミリ機能と電話機能とを
兼用したファクシミリ装置の動作手順を示している。
【0064】常時は、着呼があるか否かが監視されてい
るとともに(ステップ31)、オペレータによる送信操
作があるか否かが監視されている(ステップ32)。オ
ペレータによる送信操作があった場合には、送信処理が
行なわれる(ステップ33)。
【0065】着呼があったときには、コーラIDが検出
される(ステップ34)。そして、検出されたコーラI
Dによって表される番号が、RAM内に記憶されている
電話番号のいずれかと一致するか否かが判別される(ス
テップ35)。
【0066】検出されたコーラIDによって表される番
号が、RAM内に記憶されている電話番号のいずれかと
一致した場合には、送信元が電話機であると判断され、
ベル音が鳴らされ、通話処理が行なわれる(ステップ3
6)。そして、通話処理が終了すると、検出されたコー
ラIDによって表される電話番号が、RAMに記憶され
る(ステップ37)。
【0067】ステップ35において、検出されたコーラ
IDによって表される番号が、RAM内に記憶されてい
る電話番号のいずれとも一致しなかった場合には、送信
元が電話機であると断定できないため、CNG信号に基
づく切り替え処理が行なわれる。つまり、CNG信号が
検出されると(ステップ38でYES)、送信元がファ
クシミリ装置であると判断され、FAX受信処理が行な
われる(ステップ39)。
【0068】上記ステップ38でNOとなった後、一定
期間内にCNG信号が検出されなかったときには、送信
元が電話機であると判断され、ステップ36に移行し、
ベル音が鳴らされ、通話処理が行なわれる。そして、通
話処理が終了すると、検出されたコーラIDによって表
される電話番号が、RAMに記憶される(ステップ3
7)。
【0069】この第3の実施の形態によれば、FAX受
信と電話受信との切替えを迅速に行なえるようになる。
【0070】〔4〕第4の実施の形態の説明 第4の実施の形態に係るファクシミリ装置は、いたずら
FAX、広告等の受信者にとって不要な原稿をできるだ
け受信しないようにできるファクシミリ装置に関するも
のである。
【0071】図5は、ファクシミリ装置の動作手順を示
している。
【0072】常時は、着呼があるか否かが監視されてい
るとともに(ステップ41)、オペレータによる送信操
作があるか否かが監視されている(ステップ42)。オ
ペレータによる送信操作があった場合には、送信処理が
行なわれる(ステップ43)。
【0073】着呼があったときには、コーラIDの検出
処理が行なわれる(ステップ44)。そして、コーラI
Dが検出されると(ステップ45でYES)、FAX受
信処理が行なわれる(ステップ46)。コーラIDが検
出されなかったときには(ステップ45でNO)、FA
X受信処理を行なうことなくステップ41に戻る。
【0074】つまり、NTTの発信電話番号サービスに
おいては、所定のサービス拒否操作を行なうことによ
り、相手に自己の番号を知らさないようにすることもで
きる。第4の実施の形態では、送信元が上記サービス拒
否操作を行なった場合には、いたずらFAX等の可能性
が高いと判定し、このような受信を受け付けないように
したものである。
【0075】〔5〕第5の実施の形態の説明 第5の実施の形態に係るファクシミリ装置は、受信した
相手先のFAX番号を通信結果レポートに含めることが
できるファクシミリ装置に関するものである。
【0076】図6は、ファクシミリ装置の動作手順を示
している。
【0077】常時は、着呼があるか否かが監視されてい
るとともに(ステップ51)、オペレータによる送信操
作があるか否かが監視されている(ステップ52)。オ
ペレータによる送信操作があった場合には、送信処理が
行なわれる(ステップ53)。
【0078】着呼があったときには、コーラIDが検出
される(ステップ54)。そして、FAX受信処理が行
なわれる(ステップ55)。そして、通信結果レポート
に検出されたコーラID(送信元FAX番号)が書き込
まれて出力される(ステップ56)。
【0079】なお、通信回数が所定回数に達したときに
出力される管理レポートに、受信通信において検出され
たコーラIDを書き込むようにしてもよい。
【0080】〔6〕第6の実施の形態の説明 第6の実施の形態に係るファクシミリ装置は、送信先を
誤って原稿が送られてきた場合に、簡単な操作でその旨
を送信元に通知できるようになるファクシミリ装置に関
するものである。
【0081】操作表示部には、送信先を誤って原稿が送
られてきた場合に、その旨を送信元に通知する際に操作
される間違い通知キーが設けられている。また、ROM
またはRAMには、たとえば、”あなたからの原稿が間
違って送られてきました。”といったメッセージを含む
画像(以下、間違い通知用画像という)が予め記憶され
ている。
【0082】図7は、ファクシミリ装置の動作手順を示
している。
【0083】常時は、着呼があるか否か、オペレータに
よる送信操作があるか否か、間違い通知キーが操作され
たか否かが監視されている(ステップ61、62、6
3)。オペレータによる送信操作があった場合には、送
信処理が行なわれる(ステップ64)。
【0084】着呼があったときには、コーラIDが検出
され(ステップ65)、検出されたコーラIDがRAM
に記憶される(ステップ66)。そして、FAX受信処
理が行なわれる(ステップ67)。
【0085】受信した原稿が送信先を誤って送られてき
た場合において、その旨を送信元に通知したいときに
は、オペレータは間違い通知キーを操作する。間違い通
知キーが操作されると、ステップ63でYESとなり、
ステップ68に進む。ステップ68では、上記ステップ
66でRAMに記憶されたコーラIDに対して、ROM
またはRAMに予め記憶されている間違い通知用画像が
送信される。
【0086】第6の実施の形態によれば、送信先を誤っ
て原稿が送られてきた場合に、間違い通知キーを操作す
るといった簡単な操作でその旨を送信元に通知できるよ
うになる。
【0087】〔7〕第7の実施の形態の説明 第7の実施の形態に係るファクシミリ装置は、親展通信
機能と同様な機能を、自社のファクシミリ装置どうし間
のみならず、自社以外のファクシミリ装置との通信にお
いても実現できるようになるファクシミリ装置に関する
ものである。
【0088】RAMには、親展受信を行いたい相手先の
FAX番号(以下、親展受信用相手先FAX番号とい
う)を記憶する領域が設けられている。オペーレータが
親展受信を行いたい相手先のFAX番号を入力すると、
RAM内の上記領域にオペレータによって入力されたF
AX番号が親展受信用相手先FAX番号として格納され
る。
【0089】図8は、ファクシミリ装置の動作手順を示
している。
【0090】常時は、着呼があるか否かが監視されてい
るとともに(ステップ71)、オペレータによる送信操
作があるか否かが監視されている(ステップ72)。オ
ペレータによる送信操作があった場合には、送信処理が
行なわれる(ステップ73)。
【0091】着呼があったときには、コーラIDが検出
され(ステップ74)、検出されたコーラIDがRAM
内の親展受信用相手先FAX番号のいずれかと一致する
か否かが判別される(ステップ75)。検出されたコー
ラIDがRAM内の親展受信用相手先FAX番号のいず
れとも一致しない場合には、通常の受信処理が行なわ
れ、記録紙に受信原稿データが記録されて出力される
(ステップ76)。
【0092】検出されたコーラIDがRAM内の親展受
信用相手先FAX番号のいずれかと一致した場合には、
親展受信処理が行なわれ、RAM内に受信原稿データが
格納される(ステップ77)。この場合には、受信原稿
データは記録紙に記録されない。
【0093】親展受信処理によってRAM内に格納され
た受信原稿データは、オペレータによって予め登録され
ているパスワードが入力されて、所定の操作が行なわれ
たときに、記録紙に受記録されて出力される。
【0094】〔8〕第8の実施の形態の説明 第8の実施の形態に係るファクシミリ装置は、特定の相
手先から送られてきた原稿または特定の相手先以外の相
手先から送られてきた原稿を、自動的にパーソナルコン
ピュータに転送することができるようになるファクシミ
リ装置に関するものである。
【0095】ファクシミリ装置は、RS232、IEE
E1284等によりパーソナルコンピュータ(PC)に
接続されている。ファクシミリ装置のRAMには、受信
した原稿データを出力することなく、PCに転送したい
相手先のFAX番号(以下、PC転送用相手先FAX番
号という)を記憶する領域が設けられている。オペーレ
ータがPCに転送したい相手先のFAX番号を入力する
と、RAM内の上記領域にオペレータによって入力され
たFAX番号がPC転送用相手先FAX番号として格納
される。
【0096】図9は、ファクシミリ装置の動作手順を示
している。
【0097】常時は、着呼があるか否かが監視されてい
るとともに(ステップ81)、オペレータによる送信操
作があるか否かが監視されている(ステップ82)。オ
ペレータによる送信操作があった場合には、送信処理が
行なわれる(ステップ83)。
【0098】着呼があったときには、コーラIDが検出
され(ステップ84)、検出されたコーラIDがRAM
内のPC転送用相手先FAX番号のいずれかと一致する
か否かが判別される(ステップ85)。検出されたコー
ラIDがRAM内のPC転送用相手先FAX番号のいず
れとも一致しない場合には、通常の受信処理が行なわ
れ、記録紙に受信原稿データが記録されて出力される
(ステップ86)。
【0099】検出されたコーラIDがRAM内のPC転
送用相手先FAX番号のいずれかと一致した場合には、
PC転送モードによる受信処理が行なわれ、受信原稿デ
ータがPCに転送される(ステップ87)。この場合に
は、受信原稿データは記録紙に記録されない。
【0100】上記第8の実施の形態では、PCに転送し
たい相手先のFAX番号(PC転送用相手先FAX番
号)がRAMに登録されているが、逆に、PCに転送せ
ずにファクシミリ装置で受信原稿を出力したい相手先の
FAX番号(以下、PC転送禁止用相手先FAX番号と
いう)をRAMに登録しておいてもよい。
【0101】この場合には、上記ステップ85におい
て、検出されたコーラIDがRAM内のPC転送禁止用
相手先FAX番号と比較され、検出されたコーラIDが
RAM内のPC転送禁止用相手先FAX番号のいずれか
と一致した場合には、通常の受信処理が行なわれる。検
出されたコーラIDがRAM内のPC転送禁止用相手先
FAX番号のいずれとも一致しなかった場合には、PC
転送モードによる受信処理が行なわれ、受信原稿データ
がPCに転送される。
【0102】
〔9〕第9の実施の形態の説明 第9の実施の形態に係るファクシミリ装置は、送信側フ
ァクシミリ装置が受信側ファクシミリ装置に原稿を送付
したいことを簡単に知らせることができ、これにより、
受信側ファクシミリ装置が送信側ファクシミリ装置に対
して、ポーリング通信機能を用いて原稿データを受信す
ることができるファクシミリ装置に関するものである。
【0103】ポーリング受信側ファクシミリ装置のRA
Mには、ポーリング送信原稿が保持されているポーリン
グ送信側ファクシミリ装置のFAX番号(以下、ポーリ
ング送信側FAX番号という)を記憶する領域が設けら
れている。オペレータによる操作によって、ポーリング
送信側FAX番号が予めRAM内の上記領域に登録され
ている。ポーリング送信側ファクシミリ装置は、自己が
保持している原稿を、ポーリング受信側ファクシミリ装
置によるポーリング通信処理によって、ポーリング受信
側ファクシミリ装置に受信させたいときには、ポーリン
グ受信側ファクシミリ装置に単に発呼を行なう。
【0104】図10は、ポーリング受信側ファクシミリ
装置の動作手順を示している。
【0105】常時は、着呼があるか否かが監視されてい
るとともに(ステップ91)、オペレータによる送信操
作があるか否かが監視されている(ステップ92)。オ
ペレータによる送信操作があった場合には、送信処理が
行なわれる(ステップ93)。
【0106】着呼があったときには、コーラIDが検出
され(ステップ94)、検出されたコーラIDがRAM
内のポーリング送信側FAX番号のいずれかと一致する
か否かが判別される(ステップ95)。検出されたコー
ラIDがRAM内のポーリング送信側FAX番号のいず
れとも一致しない場合には、通常の受信処理が行なわ
れ、記録紙に受信原稿データが記録されて出力される
(ステップ96)。
【0107】検出されたコーラIDがRAM内のポーリ
ング送信側FAX番号のいずれかと一致した場合には、
電話回線が切断されるまで待機する(ステップ97)。
電話回線が切断されると、ステップ94で検出されたコ
ーラIDで表されるFAX番号をポーリング送信側ファ
クシミリ装置として、ポーリング通信が行なわれる(ス
テップ98)。つまり、当該ポーリング受信側ファクシ
ミリ装置からポーリング送信側ファクシミリ装置に発呼
が行なわれ、送信側ファクシミリ装置から原稿データが
当該ポーリング受信側ファクシミリ装置に送られてく
る。
【0108】〔10〕第10の実施の形態の説明第10
の実施の形態に係るファクシミリ装置は、簡略化手順で
通信を行なう場合に、お互いの能力を考慮した通信モー
ドで通信が行なえるようになるファクシミリ装置に関す
るものである。
【0109】ファクシミリ装置のRAMには、通常手順
による受信モードでの受信が行なわれる毎に、その際に
検出されたコーラID(送信元ファクシミリ装置のFA
X番号:以下、受信済相手先FAX番号という)と、送
信元ファクシミリ装置の通信速度、符号化方法、原稿サ
イズ、解像度等の能力とが記憶される。
【0110】図11は、受信側ファクシミリ装置の動作
手順を示している。
【0111】常時は、着呼があるか否かが監視されてい
るとともに(ステップ101)、オペレータによる送信
操作があるか否かが監視されている(ステップ10
2)。オペレータによる送信操作があった場合には、送
信処理が行なわれる(ステップ103)。
【0112】着呼があったときには、コーラIDが検出
される(ステップ104)。次に、検出されたコーラI
DがRAM内の受信済相手先FAX番号のいずれかと一
致するか否かが判別される(ステップ105)。検出さ
れたコーラIDがRAM内の受信済相手先FAX番号の
いずれとも一致しない場合には、送信側ファクシミリ装
置からは通常手順による送信モードで送信が行なわれて
きているはずであるので、通常手順による受信処理が行
なわれる(ステップ106)。通常手順による受信処理
が終了すると、上記ステップ104で検出されたコーラ
IDが受信済相手先FAX番号としてRAMに記憶され
るとともに、当該受信済相手先FAX番号に関連して送
信元ファクシミリ装置の能力がRAMに記憶される(ス
テップ107)。
【0113】検出されたコーラIDがRAM内の受信済
相手先FAX番号のいずれかと一致した場合には、送信
側ファクシミリ装置の送信モードが通常手順による送信
モードであるか短縮手順による送信モードかが判別され
る(ステップ108)。
【0114】送信側ファクシミリ装置の送信モードが通
常手順による送信モードである場合には、ステップ10
6に移行し、通常手順による受信処理が行なわれる。通
常手順による受信処理が終了すると、上記ステップ10
4で検出されたコーラIDが受信済相手先FAX番号と
してRAMに記憶されるとともに、当該受信済相手先F
AX番号に関連して送信元ファクシミリ装置の能力がR
AMに記憶される(ステップ107)。
【0115】上記ステップ108において、送信側ファ
クシミリ装置の送信モードが短縮手順による送信モード
であると判別された場合には、上記ステップ104で検
出されたコーラIDに対応する能力(当該送信元ファク
シミリ装置の能力)に基づいて、通信モードが決定され
た後(ステップ109)、短縮手順による受信処理が行
なわれる(ステップ110)。
【0116】図12は、短縮手順によるファクシミリ通
信の伝送手順の一例を示している。図12において括弧
付き番号は、シーケンス番号を示している。
【0117】送信側ファクシミリ装置から受信側ファク
シミリ装置に対する発呼が行われるとともに(シーケン
スNO.1)、短縮手順により通信を行なう旨を伝える
トーン信号( 第1制御信号) を受信側ファクシミリ装置
に送信する(シーケンスNO.2)。
【0118】回線が接続され、受信側ファクシミリ装置
が第1制御信号を受信すると、受信側ファクシミリ装置
は、確認した旨を示すトーン信号( 第2制御信号) を送
出する(シーケンスNO.3)。
【0119】送信側ファクシミリ装置は、第2制御信号
を受信すると、ファクシミリメッセージを送る旨を表す
トーン信号( 第3制御信号) を送出する(シーケンスN
O.4)。この後、送信側ファクシミリ装置は、画像デ
ータ等のファクシミリメッセージを送出する(シーケン
スNO.5)。
【0120】送信側ファクシミリ装置は、全てのファク
シミリメッセージを送出すると、手順終了信号(EO
P)を送出する(シーケンスNO.6)。受信側ファク
シミリ装置は、手順終了信号(EOP)を受信すると、
メッセージ確認信号(MCF)を送出する(シーケンス
NO.7)。送信側ファクシミリ装置は、メッセージ確
認信号(MCF)を受信すると、切断命令信号(DC
N)を送出する(シーケンスNO.8)。
【0121】
【発明の効果】この発明によれば、ファクシミリ機能と
電話機能とを兼用したファクシミリ装置において、FA
X受信と電話受信との切替えを迅速に行なえるようにな
る。
【0122】この発明によれば、受信者にとって不要な
原稿ができるだけ受信されないようにすることができ
る。
【0123】この発明によれば、受信した相手先のFA
X番号を通信結果レポートに含めることができるように
なる。
【0124】この発明によれば、送信先を誤って原稿が
送られてきた場合に、簡単な操作でその旨を送信元に通
知できるようになる。
【0125】この発明によれば、親展通信機能と同様な
機能を、自社のファクシミリ装置どうし間のみならず、
自社以外のファクシミリ装置との通信においても実現で
きるようになる。
【0126】この発明によれば、特定の相手先から送ら
れてきた原稿または特定の相手先以外の相手先から送ら
れてきた原稿を、自動的にPCに転送することができる
ようになる。
【0127】この発明によれば、送信側ファクシミリ装
置が受信側ファクシミリ装置に原稿を送付したいことを
簡単に知らせることができ、これにより、受信側ファク
シミリ装置が送信側ファクシミリ装置に対して、ポーリ
ング通信機能を用いて原稿データを受信することができ
るようになる。る。
【0128】この発明によれば、簡略化手順で通信を行
なう場合に、お互いの能力を考慮した通信モードで通信
が行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置の電気的構成を示すブロック
図である。
【図2】第1の実施の形態に係るファクシミリ装置の動
作手順を示すフローチャートである。
【図3】第2の実施の形態に係るファクシミリ装置の動
作手順を示すフローチャートである。
【図4】第3の実施の形態に係るファクシミリ装置の動
作手順を示すフローチャートである。
【図5】第4の実施の形態に係るファクシミリ装置の動
作手順を示すフローチャートである。
【図6】第5の実施の形態に係るファクシミリ装置の動
作手順を示すフローチャートである。
【図7】第6の実施の形態に係るファクシミリ装置の動
作手順を示すフローチャートである。
【図8】第7の実施の形態に係るファクシミリ装置の動
作手順を示すフローチャートである。
【図9】第8の実施の形態に係るファクシミリ装置の動
作手順を示すフローチャートである。
【図10】第9の実施の形態に係るファクシミリ装置の
動作手順を示すフローチャートである。
【図11】第10の実施の形態に係るファクシミリ装置
の動作手順を示すフローチャートである。
【図12】簡略化した特定手順によるファクシミリ通信
の伝送手順の一例を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 スキャナ 5 プリント部 6 操作表示部 7 モデム 8 NCU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 浩一 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 杉本 哲哉 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ機能と電話機能とを兼用し
    たファクシミリ装置において、 相手先番号を記憶するための記憶手段、 着呼の呼び出しがあったときに、コーラIDを検出する
    検出手段、 検出されたコーラIDが記憶手段に記憶されている相手
    先番号のいずれかと一致するか否かを判別する第1判別
    手段、ならびに判別結果に応じて、当該通信がファクシ
    ミリ通信であるか電話通信であるかを判別する第2判別
    手段、 を備えているファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 記憶手段には、現在までに送信した送信
    先ファクシミリ装置のFAX番号と、現在までに受信し
    たファクシミリ通信における送信元ファクシミリ装置の
    FAX番号であって受信時に検出したコーラIDによっ
    て特定されたものとが記憶され、 第1の判別手段は、検出されたコーラIDが、記憶手段
    に記憶されているFAX番号のいずれかと一致するか否
    かを判別し、 第2の判別手段は、検出されたコーラIDが記憶手段に
    記憶されているFAX番号のいずれかと一致している場
    合には、当該通信がファクシミリ通信であると判別し、
    検出されたコーラIDが記憶手段に記憶されているFA
    X番号のいずれとも一致していない場合には、当該通信
    が電話通信であると判別する請求項1に記載のファクシ
    ミリ装置。
  3. 【請求項3】 記憶手段には、ワンタッチダイヤルキー
    および短縮ダイヤルキーに登録された相手先ファクシミ
    リ装置のFAX番号が記憶され、 第1の判別手段は、検出されたコーラIDが、記憶手段
    に記憶されているFAX番号のいずれかと一致するか否
    かを判別し、 第2の判別手段は、検出されたコーラIDが記憶手段に
    記憶されているFAX番号のいずれかと一致している場
    合には、当該通信がファクシミリ通信であると判別し、
    検出されたコーラIDが記憶手段に記憶されているFA
    X番号のいずれとも一致していない場合には、当該通信
    が電話通信であると判別する請求項1に記載のファクシ
    ミリ装置。
  4. 【請求項4】 記憶手段には、現在までに受信したファ
    クシミリ通信以外の通信における送信元の電話番号であ
    って受信時に検出したコーラIDによって特定されたも
    のが記憶され、 第1の判別手段は、検出されたコーラIDが、記憶手段
    に記憶されている電話番号のいずれかと一致するか否か
    を判別し、 第2の判別手段は、検出されたコーラIDが記憶手段に
    記憶されている電話番号のいずれかと一致している場合
    には、当該通信が電話通信であると判別し、検出された
    コーラIDが記憶手段に記憶されている電話番号のいず
    れとも一致していない場合には、当該通信がファクシミ
    リ通信であると判別する請求項1に記載のファクシミリ
    装置。
  5. 【請求項5】 着呼の呼び出しがあったときに、コーラ
    IDを検出するための検出手段、 検出手段によってコーラIDが検出された場合には、受
    信処理を行なう手段、ならびに検出手段によってコーラ
    IDが検出されなかった場合には、受信処理を禁止する
    手段、 を備えているファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 着呼の呼び出しがあったときに、コーラ
    IDを検出する検出手段、 検出されたコーラIDを記憶装置に記憶する手段、なら
    びに通信結果を示すレポートを出力する際に、記憶装置
    に記憶されたコーラIDをレポートに付加して出力する
    手段、 を備えているファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 送信先を誤って原稿が送られてきた場合
    に、その旨を送信元に通知するための通知指令を入力す
    るための入力手段、 間違いを通知するためのメッセージが予め記憶された第
    1の記憶手段、 着呼の呼び出しがあったときに、コーラIDを検出する
    検出手段、 検出されたコーラIDを記憶するための第2の記憶手
    段、ならびに入力手段によって通知指令が入力されたと
    きに、第2の記憶手段に記憶された最新のコーラIDに
    よって表される送信元に、第1の記憶手段に記憶された
    メッセージを送信する手段、 を備えているファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 受信原稿データを記憶するための第1記
    憶手段、 親展受信したい送信元のFAX番号が予め記憶された第
    2記憶手段、 着呼の呼び出しがあったときに、コーラIDを検出する
    検出手段、 検出されたコーラIDが第2記憶手段に記憶されている
    FAX番号のいずれかと一致するか否かを判別する判別
    手段、ならびに検出されたコーラIDが第2記憶手段に
    記憶されているFAX番号のいずれかと一致する場合に
    は、受信された原稿データを印字出力せずに、第1記憶
    手段に記憶させる手段、ならびに検出されたコーラID
    が第2記憶手段に記憶されているFAX番号のいずれか
    と一致しない場合には、受信された原稿データを印字出
    力させる手段、 を備えているファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 パーソナルコンピュータに直接に接続さ
    れているファクシミリ装置において、 所定の送信元のFAX番号が予め記憶された記憶手段、 着呼の呼び出しがあったときに、コーラIDを検出する
    検出手段、 検出されたコーラIDが記憶手段に記憶されているFA
    X番号のいずれかと一致するか否かを判別する判別手
    段、ならびに判別結果に応じて、受信された原稿データ
    を印字出力またはパーソナルコンピュータに転送する手
    段、 を備えているファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】 ポーリング送信原稿が保持されている
    ポーリング送信側ファクシミリ装置のFAX番号が予め
    記憶された記憶手段、 着呼の呼び出しがあったときに、コーラIDを検出する
    検出手段、 検出されたコーラIDが記憶手段に記憶されているFA
    X番号のいずれかと一致するか否かを判別する判別手
    段、ならびに検出されたコーラIDが記憶手段に記憶さ
    れているFAX番号のいずれかと一致した場合には、回
    線が切断された後に、上記検出されたコーラIDによっ
    て表される送信元に対して、ポーリング通信を行なう手
    段、 を備えているファクシミリ装置。
  11. 【請求項11】 現在までに通常手順によって受信した
    送信元ファクシミリ装置のFAX番号および能力を記憶
    するための記憶手段、 着呼の呼び出しがあったときに、コーラIDを検出する
    検出手段、 検出されたコーラIDが記憶手段に記憶されているFA
    X番号のいずれかと一致するか否かを判別する第1判別
    手段、 検出されたコーラIDが記憶手段に記憶されているFA
    X番号のいずれかと一致した場合には、当該送信元ファ
    クシミリ装置からの通信が通常手順によるものか、短縮
    化手順によるものかを判別する第2判別手段、ならびに
    当該送信元ファクシミリ装置からの通信が短縮化手順に
    よるものである場合には、上記検出されたコーラIDに
    基づいて当該送信元ファクシミリ装置の能力を特定し、
    特定した当該送信元ファクシミリ装置の能力に基づい
    て、通信モードを決定した後、短縮化手順による通信を
    実行する手段、を備えているファクシミリ装置。
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