JPH10232998A - 交通標識器 - Google Patents

交通標識器

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JPH10232998A
JPH10232998A JP3386397A JP3386397A JPH10232998A JP H10232998 A JPH10232998 A JP H10232998A JP 3386397 A JP3386397 A JP 3386397A JP 3386397 A JP3386397 A JP 3386397A JP H10232998 A JPH10232998 A JP H10232998A
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JP
Japan
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light emitting
traffic sign
light
unit
display surface
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Application number
JP3386397A
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English (en)
Inventor
Hidenori Tsuda
榮紀 津田
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HATAKEN ENG KK
Original Assignee
HATAKEN ENG KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】夜間において標識を正確かつ速やかに認識でき
るようにするとともに、斜めからでも標識を鮮明に視認
できるようにする。 【解決手段】表示面部2を、図形A及び(又は)文字B
を表示する複数の発光ダイオード3a…,4a…を配列
させたダイオード基板部12と、このダイオード基板部
12の前方に配して発光ダイオード3a…,4a…の光
を乱射する半透明の乱射板部15と、乱射板部15の前
方に配し、かつ発光ダイオード3a…,4a…の位置に
対応した複数の透孔部16…を有する表示板部14を備
えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は道路に設置する交通
標識器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、道路の交差点やカーブ等には自
動車の円滑な走行や安全性を確保するため、各種の交通
標識器が設置されている。
【0003】従来、この種の交通標識器は、各種交通標
識に係わる図形を塗料等により表示した表示面部を有す
る標識板を備え、この標識板を地面に起設するポストの
上部に取付けて構成していた。しかし、このような交通
標識器は単なる表示板の域を出ないため、特に、夜間に
おいて認識しにくい問題があった。
【0004】一方、標識板に反射板を用いることにより
自動車のヘッドライトの反射光によって認識できるよう
にした標識器も、例えば、特開昭52−67599号公
報等で知られているが、この種の標識器も基本的には自
動車のヘッドライト光が標識器に当たる直前まで認識で
きず、遠方からの認識性及び注意の喚起性の面で十分と
はいえない問題があった。
【0005】そこで、これらの問題を解決するため、交
通標識に係わる標識部分を発光ダイオードにより発光さ
せ、夜間に外光が当たらなくても遠方から認識できるよ
うにした標識器も、特開平2−20710号公報で提案
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、発光ダイオー
ドを用いた従来の標識器は次のような解決すべき問題が
あった。
【0007】第一に、一個の発光ダイオードは点として
表示されるため、標識部分の輪郭を所定間隔の点で表示
することも多いが、この場合、夜間に認識できるのは発
光部分のみとなるため、標識部分が交通標識であること
及びその交通標識の意図する注意点等を正確かつ速やか
に認識しにくい。
【0008】第二に、発光ダイオードは光の指向性が鋭
い(狭い)ため、標識器を斜めから見た場合には明るさ
が不十分となり、標識器の設置状態や自動車の走行位置
によって標識が不鮮明になりやすい。
【0009】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、特に、夜間において標識を
正確かつ速やかに認識できるとともに、斜めからでも標
識を鮮明に視認できる交通標識器の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、交通標識に係わる図形A及び(又は)文字Bを表示
する表示面部2を有する交通標識器1を構成するに際し
て、特に、表示面部2を、図形A及び(又は)文字Bを
表示する複数の発光ダイオード3a…,4a…を配列さ
せたダイオード基板部12と、このダイオード基板部1
2の前方に配して発光ダイオード3a…,4a…の光を
乱射する半透明の乱射板部15と、乱射板部15の前方
に配し、かつ発光ダイオード3a…,4a…の位置に対
応した複数の透孔部16…を有する表示板部14を備え
て構成したことを特徴とする。
【0011】この場合、好適な実施の形態により、表示
面部2には、図形Aを表示する第一発光部3と図形Aに
対応した文字Bを表示する第二発光部4を設けるととも
に、第一発光部3と第二発光部4を交互に発光させる動
作制御部5を設ける。この動作制御部5は、制御を実行
する制御本体部6と、太陽電池7及び当該太陽電池7の
出力電力を充電するバッテリ8を有する電源部9を備え
るとともに、さらに、光センサ10を備え、当該光セン
サ10により一定の暗さを検出したなら、第一発光部3
と第二発光部4を交互に発光させる制御を行う。
【0012】これにより、発光ダイオード3a…,4a
…から発せられる指向性の狭い光は、半透明の乱射板部
15を通過する際に乱射して指向性が広がるとともに、
この乱射光は表示板部14における複数の透孔部16…
からそれぞれ前方外部に放射されるため、図形A及び
(又は)文字Bは斜めからでも鮮明に視認できる。ま
た、第一発光部3と第二発光部4を交互に発光させるこ
とにより、交通標識に係わる図形Aとこの図形Aに対応
した文字Bを交互に表わせば、交通標識であること及び
その交通標識の意図する注意点等を正確かつ速やかに認
識できる。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0014】まず、本実施例に係る交通標識器1の構成
について、図1〜図7を参照して説明する。
【0015】図2は交通標識器1の外観全体を示す。交
通標識器1は細長い丸パイプにより形成したポスト21
を備える。このポスト21は設置時に下端が地面Eに埋
設されて上方に起立する。一方、ポスト21の上端には
太陽電池ユニット22を取付ける。太陽電池ユニット2
2は上面に太陽電池7を有し、また、当該太陽電池7の
出力電力を充電するバッテリ8を内蔵する(図7参
照)。なお、太陽電池7及びバッテリ8は電源部9を構
成する。
【0016】他方、ポスト21の上部には標識ユニット
23を取付ける。即ち、標識ユニット23の裏面を、上
下一対の取付金具(取付バンド)24,25を用いてポ
スト21に取付固定する。標識ユニット23は図3に示
すように、内部中空のケース状に形成する。また、表面
は表示面部2となり菱形に形成する。表示面部2には交
通標識に係わる図形Aを表示する。実施例は表示面部2
の全体を黄色とし、中央に十字路交差点を表す十字の図
形Aを黒色で描いたものである。このような交通標識は
法令等により規定されている。
【0017】一方、表示面部2には、図形Aの輪郭に沿
った第一発光部3を付設する。第一発光部3は図4及び
図5に示すように、複数の発光ダイオード3a,3b,
3c,3d,3e…を図形Aの輪郭に沿って所定間隔置
きに配して構成する。発光ダイオード3a…の色として
は赤色が望ましい。また、表示面部2には、当該図形A
に対応した文字Bを象った第二発光部4を付設する。こ
の場合、図形Aが交差点を表すため、対応する文字は一
時停止を表す「トマレ」の文字Bを選定する。第二発光
部4は図4及び図6に示すように、複数の発光ダイオー
ド4a,4b,4c,4d,4e…により文字Bを象っ
て構成する。発光ダイオード4a…の色としては赤色が
望ましい。
【0018】表示面部2の具体的な構造を図1に示す。
表示面部2は表示基板部11とその裏面に対向して配し
たダイオード基板部12からなり、このダイオード基板
部12の前面には上記各発光ダイオード3a,3b…及
び4a,4b…がマウントされている。一方、表示基板
部11は、最前部の透明な外カバー13,中間部の表示
板部14及び最後部の乱射板部15を積層して構成す
る。表示板部14は1〜5mm程度の厚さを有し、各発
光ダイオード3a,3b…及び4a,4b…に対応する
位置には、表裏に貫通する直径5〜10mm程度の複数
の透孔部16…が形成されている。また、乱射板部15
は光を乱射する半透明のポリカーボネイトシート等を用
いる。
【0019】ところで、通常、発光ダイオード3a…か
ら発せられる光の指向性は鋭い(狭い)ため、十分な明
るさが得れるのは正面を起点に比較的狭い範囲である。
しかし、本発明では表示基板部11を設けたため、発光
ダイオード3a…の光は乱射板部15により乱射し、こ
の乱射光が透孔部16…から前方外部に放射されること
により、発光ダイオード3a…の指向性が改善され、斜
めからでも鮮明に視認できる。なお、発光ダイオード3
a…と乱射板部15の間隔は0.1〜2.0mmに設定
することが望ましく、この間隔を選定すれば、光の指向
性を変えることができる。
【0020】さらに、標識ユニット23の内部には、第
一発光部3と第二発光部4を交互に発光させる制御を行
う制御本体部6を備える。制御本体部6には図7に示す
ように、前記バッテリ8及び明暗を検出する光センサ1
0をそれぞれ接続する。なお、制御本体部6及び電源部
9は動作制御部5を構成する。
【0021】次に、本実施例に係る交通標識器1の動作
について、図4〜図8を参照して説明する。
【0022】まず、昼間は、光センサ10が明るさを検
出するため、制御本体部6は動作停止状態となる。した
がって、第一発光部3及び第二発光部4共に発光しな
い。よって、昼間は図4に示すように、表示面部2に表
示される交通標識(図形A)をそのまま視認できる。ま
た、昼間は太陽電池7の出力電力がバッテリ8に充電さ
れる。
【0023】一方、暗くなり、光センサ10が一定の暗
さを検出すれば、制御本体部6は第一発光部3と第二発
光部4を交互に発光させる制御を実行する。即ち、図8
に示すように、Pd時点において光センサ10が一定の
暗さを検出することにより、第一発光部3と第二発光部
4が交互に点灯と消灯を繰り返す。この場合、点灯及び
消灯の時間は数秒程度に設定できるとともに、時間は制
御本体部6の調整機能により任意の設定できる。
【0024】図5は第一発光部3が点灯した状態を示
す。第一発光部3は交通標識に係わる図形Aの輪郭を表
わす。他方、図6は第二発光部4が点灯した状態を示
す。第二発光部4は図形Aに対応した「トマレ」の文字
Bを赤色で表示する。なお、夜が明け、図8中Pr時点
において、明るくなった場合には、光センサ10が明る
さを検出するため、制御本体部6は動作停止状態とな
る。したがって、第一発光部3及び第二発光部4の発光
は共に停止する。
【0025】よって、このような交通標識器1によれ
ば、発光ダイオード3a…,4a…から発せられる指向
性の狭い光は、半透明の乱射板部15を通過する際に乱
射して指向性が広がるとともに、この乱射光は表示板部
14における複数の透孔部16…からそれぞれ前方外部
に放射されるため、図形A及び(又は)文字Bは斜めか
らでも鮮明に視認できる。また、第一発光部3と第二発
光部4を交互に発光させるため、交通標識に係わる図形
Aとこの図形Aに対応した文字Bも交互に表わされ、こ
れにより、交通標識であること及びその交通標識の意図
する注意点等を正確かつ速やかに認識できる。
【0026】なお、図9は変更実施例に係る交通標識器
1を示す。変更実施例は、文字Bを標識ユニット23と
は別体に構成した文字ユニット30に設けたものであ
り、発光ダイオード4a…は文字ユニット30に配設さ
れる。したがって、標識ユニット23には図形Aのみが
設けられる。なお、変更実施例の文字Bは「徐行」を示
す。文字ユニット30の基本的な内部構造及び機能等は
図1〜図8に示した実施例と同じである。このため、図
9において図2と同一部分には同一符号を付し、その構
成を明確にするとともに、詳細な説明は省略する。
【0027】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状等において本発明の精神を逸脱しない
範囲で任意に変更できる。特に、表示する交通標識は例
示に限らず、他の各種交通標識が適用される。
【0028】
【発明の効果】このように、本発明に係る交通標識器
は、表示面部を、図形及び(又は)文字を表示する複数
の発光ダイオードを配列させたダイオード基板部と、こ
のダイオード基板部の前方に配して発光ダイオードの光
を乱射する半透明の乱射板部と、乱射板部の前方に配
し、かつ発光ダイオードの位置に対応した複数の透孔部
を有する表示板部を備えて構成したため、次のような顕
著な効果を奏する。
【0029】 標識の表示に発光ダイオードを使用し
た場合でも、斜めから鮮明に視認することができ、もっ
て、標識器の設置状態や自動車の走行位置に拘わりなく
確実に認識できる。
【0030】 表示面部に、図形を表示する第一発光
部と図形に対応した文字を表示する第二発光部を設ける
とともに、第一発光部と第二発光部を交互に発光させる
動作制御部を設けることにより、交通標識及びその交通
標識の意図する注意点等を正確かつ速やかに認識するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る交通標識器の表示面部の
一部を示す断面側面図、
【図2】同交通標識器の外観正面図、
【図3】同交通標識器の上部を示す一部断面外観側面
図、
【図4】同交通標識器の表示面部を昼間見た場合の正面
図、
【図5】同交通標識器の表示面部における第一発光部を
発光させた状態を夜間見た場合の正面図、
【図6】同交通標識器の表示面部における第二発光部を
発光させた状態を夜間見た場合の正面図、
【図7】同交通標識器の電気系統を示すブロック回路
図、
【図8】同交通標識器の第一発光部と第二発光部の制御
状態を示すタイムチャート、
【図9】本発明の変更実施例に係る交通標識器の外観正
面図、
【符号の説明】
1 交通標識器 2 表示面部 3a… 発光ダイオード 4a… 発光ダイオード 3 第一発光部 4 第二発光部 5 動作制御部 6 制御本体部 7 太陽電池 8 バッテリ 9 電源部 10 光センサ 12 ダイオード基板部 14 表示板部 15 乱射板部 16… 透孔部 A 図形 B 文字

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交通標識に係わる図形及び(又は)文字
    を表示する表示面部を有する交通標識器において、前記
    表示面部を、前記図形及び(又は)文字を表示する複数
    の発光ダイオードを配列させたダイオード基板部と、こ
    のダイオード基板部の前方に配して前記発光ダイオード
    の光を乱射する半透明の乱射板部と、前記乱射板部の前
    方に配し、かつ前記発光ダイオードの位置に対応した複
    数の透孔部を有する表示板部を備えて構成したことを特
    徴とする交通標識器。
  2. 【請求項2】 前記表示面部に、前記図形を表示する第
    一発光部と前記図形に対応した文字を表示する第二発光
    部を設けるとともに、前記第一発光部と前記第二発光部
    を交互に発光させる動作制御部を備えることを特徴とす
    る請求項1記載の交通標識器。
  3. 【請求項3】 前記動作制御部は、制御を実行する制御
    本体部と、太陽電池及び当該太陽電池の出力電力を充電
    するバッテリを有する電源部を備えることを特徴とする
    請求項2記載の交通標識器。
  4. 【請求項4】 前記動作制御部は光センサを備え、当該
    光センサにより一定の暗さを検出したなら、前記第一発
    光部と前記第二発光部を交互に発光させる制御を行うこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載の交通標識器。
JP3386397A 1997-02-18 1997-02-18 交通標識器 Pending JPH10232998A (ja)

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JP3386397A JPH10232998A (ja) 1997-02-18 1997-02-18 交通標識器

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JP3386397A Pending JPH10232998A (ja) 1997-02-18 1997-02-18 交通標識器

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