JPH10232948A - Cad文字列編集装置及び方法並びにcad文字列編集プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

Cad文字列編集装置及び方法並びにcad文字列編集プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH10232948A
JPH10232948A JP9331497A JP33149797A JPH10232948A JP H10232948 A JPH10232948 A JP H10232948A JP 9331497 A JP9331497 A JP 9331497A JP 33149797 A JP33149797 A JP 33149797A JP H10232948 A JPH10232948 A JP H10232948A
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cad
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CAD画面上に存在する複数の文字列プリミテ
ィブの入力と編集を文書画面上で同時に可能として文字
列の入力と編集を効率化する。 【解決手段】文字列変換部15は、CAD画面24上の
文字列プリミティブを文書画面26上の文字列に変換し
て表示させ、逆に文書画面26上の文字列をCAD画面
24上の文字列プリミティブに変換して表示させる。C
AD反映処理部44は、文書画面26上でCAD画面2
4上の文字列プリミティブから変換表示した文字列編集
中に、文書画面26上の編集内容をCAD画面24の文
字列プリミティブに反映させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD画面上で作成す
る図面の文字列プリミティブを文書処理専用のテキスト
エディタやワードプロセッサを使用して入力又は編集す
るためCAD文字列編集装置及び方法並びにCAD文字
列編集プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体に関し、特に、CAD画面上に配置された複
数の文字列プリミティブを文書画面上に変換して編集で
きるようにしたCAD文字列編集装置及び方法並びにC
AD文字列編集プログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCADシステムでの文字列入力
は、個別のCADソフトウェアに装備されている文字列
入力コマンドにより文字列を入力している。しかし、現
在、広範に普及しているテキストエディタやワードプロ
セッサ等の文字列の入力と編集を行う文書処理のアプリ
ケーションと比較すると貧弱であり、使い勝手の悪いも
のであった。
【0003】そこで、CAD画面上に対する文字列の入
力を、テキストエディタやワードプロセッサ等の文書処
理専用のアプリケーションで代用させるCADシステム
が発表されている。このCADシステムでは、文書処理
専用アプリケーションで文字列を入力してCAD画面に
反映することができ、CAD画面に入力できる文字列は
単一プリミティブで単一属性という制限をもっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
CADシステムにあっては、文書処理専用のアプリケー
ションによりCAD画面に文字列を入力した後に、複数
の文字列プリミティブを編集するにあたっては、個々の
プリミティブ毎に文書処理専用のアプリケーションを呼
び出してやらなければならず、繰り返しの無駄を生じて
いる。
【0005】このため、CAD画面上に配置している複
数の文字列プリミティブを対象に、文書画面を使用して
文字列の入力や編集を行うことができず、文書処理専用
のアプリケーションの機能が十分に活用できず、文字列
プリミティブの入力と編集に関する作業効率が低いとい
う問題があった。本発明は、このような従来の問題を解
決するために成されたもので、CAD画面上に存在する
複数の文字列プリミティブの入力と編集を文書画面上で
同時に可能として文字列の入力と編集が効率良くできる
CAD文字列編集装置及び方法並びにCAD文字列編集
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明のCAD文字列編集装置は、CAD画
面24上の任意の位置に任意の角度をもって1つ以上の
文字列プリミティブを入力して配置するCAD処理部1
0、CAD処理部10と同じ環境で動作し文書画面26
上の任意の位置に横書き、縦書き又は横書きと縦書きの
両方に1つ以上の文字列を入力して表示し且つ表示した
文字列を文書画面26上で編集する文書処理部22、及
びCAD画面24上の文字列プリミティブを文書画面2
6上の文字列に変換して表示させ、逆に文書画面26上
の文字列をCAD画面24上の文字列プリミティブに変
換して表示させる文字列変換部15を備えたことを特徴
とする。
【0007】本発明のCAD文字列編集装置は、更に、
文書画面26上でCAD画面24上の文字列プリミティ
ブから変換表示した文字列編集中に、文書画面26上の
編集内容をCAD画面24の文字列プリミティブに反映
させるCAD反映処理部44を設けたことを特徴とす
る。反映処理部44は、予め定めた設定時間毎に文書画
面26の編集内容を前記CAD画面24に自動的に反映
させてもよいし、また、文書画面26上でのマニアル反
映操作に基づいて編集内容を反映させてもよい。
【0008】文字列変換部15のCAD側には矩形領域
設定部28、CAD情報抽出部30、及びCAD情報復
元部32が設けられ、文書側にはCAD情報変換部40
及び文書情報変換部42が設けられる。CAD側の矩形
領域設定部28は、CAD画面24上で、編集対象とす
る文字列プリミティブを含む任意の矩形領域を設定す
る。CAD情報抽出部30は、CAD画面24上に設定
した矩形領域のレイアウト情報を含む基本情報36、矩
形領域に存在する文字列プリミティブのCADレイアウ
ト情報、CAD画面24上で文字列プリミティブの表現
に使用するCAD文字列属性情報、及び文字コード列を
含む文字列プリミティブ情報38の各々を抽出して変換
データベース16に格納する。
【0009】文書側のCAD情報変換部40は、変換デ
ータベース16に格納した文字列プリミティブ情報38
の中のCADレイアウト情報とCAD文字列属性情報
を、文書画面26上での文書レイアウト情報と文書文字
列属性情報に変換し、同時に変換データベース16に格
納した文字列プリミティブの文字コード列に対応した文
字列を文書処理部22により文書画面26上に表示させ
る。
【0010】文書側の文書情報変換部42は、文字列入
力や編集が済んだ時、文書画面26上の文字列から文書
レイアウト情報と文字コード列を抽出して変換データベ
ース16に格納されている文字列プリミティブのCAD
レイアウト情報と文字コード列を更新すると共に、文書
画面26上の文字列から文書文字列属性情報を抽出して
CAD文字列属性情報に変換した後に、変換データベー
ス16に格納されている文字列プリミティブのCAD文
字列属性情報を更新する。
【0011】CAD側のCAD情報復元部32は、変換
データベース16に格納された基本情報36と、CAD
レイアウト情報、CAD文字列属性情報及び文字コード
列を含む文字列プリミティブ情報38を読み出し、CA
D画面24上に文書処理部22で編集された文字列に対
応する文字列プリミティブを表示させる。矩形領域設定
部28による矩形領域の設定はモード1とモード2の2
つがある。モード1の場合、矩形領域設定部28は、C
AD画面24上で矩形左上座標、矩形右下座標および矩
形配置角度θの指定に基づいて文字列プリミティブを含
む矩形領域を設定する。モード2の場合、矩形領域設定
部28は、CAD画面上で編集対象とする複数の文字列
プリミティブを指定した際に、指定された文字列プリミ
ティブを全て含む外接する矩形領域を設定する。
【0012】CAD情報抽出部30で抽出する基本情報
36に含まれる矩形領域レイアウト情報は、矩形領域設
定部28で設定された矩形配置角度θ、矩形左上座標、
及び矩形右下座標であり、更に、基本情報36には、C
AD画面24の文字サイズと文書画面の文字サイズとの
間の変換縮尺を定義した縮尺変換係数、CAD画面24
上に任意の角度をもって配置されている文字列プリミテ
ィブを文書画面の配置位置に回転により変換する際の回
転中心点の指定情報とが含まれる。
【0013】CAD情報抽出部30で抽出するCAD文
字列レイアウト情報は、文字列プリミティブの文字位
置、文字サイズ、文字太さ、文字間隔、矩形領域を基準
とした相対的な文字列配置角度、文字傾き角度を含む。
文書側のCAD情報変換部40は、CADレイアウト情
報の内、文字列プリミティブの文字位置、文字サイズ、
文字太さ、及び文字間隔を文書画面26上での対応する
文字列の文字位置、文字サイズ、文字太さ、及び文字間
隔に変換し、文字列配置角度と文字傾き角度について
は、文字コード列に付加する文書画面上に表示に使用さ
れない隠れ文字に変換する。
【0014】文書情報変換部42は、文書画面26上の
文字列の文字位置、文字サイズ、文字太さを、CAD画
面24上での対応する文字列の文字位置、文字サイズ、
文字太さに変換し、文字列の文字コードに付加された隠
れ文字からCAD画面24上での文字列配置角度と文字
傾き角度に変換する。CAD情報抽出部30で抽出する
CAD文字列属性情報は、囲み文字、下線、上線、訂正
線等の修飾属性、文字色、文字の縦横比の拡縮属性、上
付き下付き等の添字属性を含む。文書側のCAD情報変
換部40は、CAD文字列属性情報に含まれる修飾属
性、拡縮属性、添字属性の各々を、文書画面26上での
対応する文字列の修飾属性、拡縮属性、添字属性に変換
する。
【0015】また文書情報変換部42は、文書画面26
上の文字列の修飾属性、拡縮属性、添字属性を、CAD
画面24上での対応する文字列の修飾属性、拡縮属性、
添字属性に変換する。CAD情報変換部40及び文書情
報変換部42による文字列レイアウト情報、文字列属性
情報の変換には、予め定めた変換テーブルを使用する。
【0016】文字列変換部15のCAD側には、更にア
ニメーション処理部34が設けられる。アニメーション
処理部34は、矩形領域設定部28によりCAD画面2
4上の変換対象となる文字列プリミティブを含む矩形領
域を設定して文書画面26上への変換処理を開始した際
に、CAD画面24上で任意の角度をもつ矩形領域が文
書画面26の配置形態に向って回転して変換される様子
をアニメーションにより表示させる。
【0017】即ち、アニメーション処理部34は、CA
D画面24上に設定した矩形領域の配置角度θを所定の
アニメーション表示の回転角度ψで割った画像数nを求
め、回転角度ψ毎に矩形領域を示す補助図形を生成して
段階的な回転位置の変化を表示する。また矩形領域の補
助図形の表示に同期して、文字列プリミティブの配置角
度γを画像数nで割った段階的な回転毎に、文字列プリ
ミティブを囲む矩形枠の補助図形を生成して段階的に表
示させる。
【0018】このような本発明のCAD文字列編集装置
によれば、CAD画面上に存在する複数の文字列プリミ
ィティブを同時に指定して文書画面上でワードプロセッ
サやテキストエディタといった文書処理の専用アプリケ
ーションに入力及び編集を代行させることができ、文字
列の入力と編集の作業効率を大幅に向上できる。この場
合、CAD画面上でしかできなかった文字列プリミティ
ブの修飾、属性設定と変更を文書画面上の入力と編集に
よってもでき、更にCAD画面上で文字列プリミティブ
が文書画面上では表現できない斜めの配置角度をもって
いる場合にも、適切に対応できる。
【0019】またCAD画面の文字列プリミティブを文
書画面に変換表示して行う編集中に、編集内容をリアル
タイムあるいはユーザの操作によりCAD画面の文字列
プリミティブに反映させることで、文字列配置状態の異
なる文書画面上での編集作業の内容が直ちにCAD画面
上の文字列プリミティブに反映されて入力及び編集結果
がどのようになるかが容易に把握され、CAD画面上に
直接文字列プリミティブを入力編集していると同等な操
作感覚で効率よく文字列入力と編集作業ができる。
【0020】更に、CAD画面上の文字列プリミティブ
を文書画面上に変換表示する際に、CAD画面上での矩
形枠とその中の文字列の枠を示す補助図形が段階的に回
転して文書画面の配置形態に移動していく様子がアニメ
ーションとして描かれるため、配置状態が異なるCAD
画面と文書画面との対応がユーザに分り易く、文書画面
での文字列の入力及び編集作業が行い易い。
【0021】この結果、CAD画面上に文字列プリミテ
ィブを入力して配置するためのユーザの作業負担を大幅
に低減でき、ユーザの作業効率の改善に寄与できる。ま
た本発明は、次の処理過程をもったCAD文字列編集方
法を提供する。CAD画面24上の任意の位置に任意の
角度をもって1つ以上の文字列プリミティブを入力して
配置するCAD処理過程;CAD処理と同じ環境で動作
し、文書画面26上の任意の位置に、横書き、縦書き又
は横書きと縦書きの両方に1つ以上の文字列を入力して
表示し、且つ表示した文字列を文書画面26上で編集す
る文書処理過程;CAD画面24上の文字列プリミティ
ブを文書画面26上の文字列に変換して表示させ、逆に
文書画面26上の文字列をCAD画面24上の文字列プ
リミティブに変換して表示させる文字列変換過程;この
CAD文字列編集方法の詳細は、装置構成と基本的に同
じになる。
【0022】更に本発明は、CAD文字列編集プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提
供する。このCAD文字列編集プログラムを格納した記
憶媒体は、CAD画面24上の任意の位置に任意の角度
をもって1つ以上の文字列プリミティブを入力して配置
するCAD処理部10、CAD処理部10と同じ環境で
動作し文書画面26上の任意の位置に、横書き、縦書き
又は横書きと縦書きの両方に1つ以上の文字列を入力し
て表示し、且つ表示した文字列を文書画面26上で編集
する文書処理部22、及びCAD画面24上の文字列プ
リミティブを文書画面26上の文字列に変換して表示さ
せ、逆に文書画面26上の文字列を前記CAD画面24
上の文字列プリミティブに変換して表示させる文字列変
換部とを有する。
【0023】このCAD文字列編集プログラムを格納し
た記憶媒体の詳細は、装置構成と基本的に同じになる。
【0024】
【発明の実施の形態】
<目 次> 1.動作環境と機能 2.変換データベースの生成 3.文字列の変換処理 4.アニメーション処理 5.編集中のCAD画面への反映処理 1.動作環境と機能 図2は本発明のCAD文字列変換処理が適用されるコン
ピュータ装置に於ける動作環境である。図2において本
発明のCAD文字列変換処理にあっては、1つのコンピ
ュータ環境の中でCADソフトウェアモジュール10と
ワードプロセッサモジュール22を同時に動作させるこ
とが可能であり、CADソフトウェアモジュール10と
ワードプロセッサモジュール22をユーザの操作により
任意に切り替えて使用できるコンピュータ環境となって
いる。
【0025】図3は図2のCADソフトウェアモジュー
ル10とワードプロセッサモジュール22を同時に動作
させることができるコンピュータ環境で使用されるディ
スプレイ上のCAD画面24と文書画面26であり、ユ
ーザの切替操作によりCAD画面24を使用したCAD
処理または文書画面26を使用した文書入力と編集によ
る文書作成処理が同じコンピュータ環境で実現できる。
【0026】CAD画面24上では、任意の位置に任意
の角度をもって文字列プリミティブを入力して配置する
ことができる。これに対し文書画面26では、任意の位
置に、横書き、縦書き又は横書きと縦書きの両方に1つ
以上の文字列を入力して表示し、CAD画面のような任
意の角度をもつ斜め方向の文字列の配置はできない。再
び図2を参照するに、このようなCADソフトウェアモ
ジュール10とワードプロセッサモジュール22が同時
に動作可能なコンピュータ環境について、本発明にあっ
ては、CADソフトウェアモジュール10の図形データ
ベース12とワードプロセッサモジュール22の文書デ
ータベース20との間に文字列変換部15を設けてい
る。
【0027】この文字列変換部15は、CAD側変換部
14、変換データベース16及び文書側変換部18で構
成される。CAD側変換部14は、図形データベース1
2に格納されたCAD画面上の変換対象とする領域の文
字列プリミティブから文書画面で文字列表示を行うため
の情報を抽出し、変換データベース16に格納する。変
換データベース16に格納された文字列変換情報は、文
書側変換部18によって文書画面で表示可能な文書文字
列情報に変換され、文書データベース20に格納された
後、ワードプロセッサモジュール22の処理により文書
画面に文字列が表示される。
【0028】ワードプロセッサモジュール22で編集処
理の済んだ文書文字列は、文書データベース20に格納
された後、文書側変換部18により変換データベース1
6に逆変換されて格納される。更に、CAD側変換部1
4による逆変換で図形データベース12に戻される。こ
の戻された逆変換の結果がCADソフトウェアモジュー
ル10によりCAD画面に編集済みの文字列プリミティ
ブとして表示される。
【0029】図4は図2の文字列変換部15の処理機能
の詳細である。まずCADソフトウェアモジュール10
側に設けられたCAD側変換部14には、矩形領域設定
部28、CAD情報抽出部30、CAD情報復元部3
2、更にアニメーション処理部34が設けられている。
変換データベース16にはCAD側変換部14で設定さ
れたCAD画面の文字列プリミティブの変換対象とする
矩形領域毎に、CAD情報抽出部30により生成された
基本情報36、文字列プリミティブ毎の文字列プリミテ
ィブ情報38−1〜38−nが格納される。
【0030】またワードプロセッサモジュール22と変
換データベース16の間に位置する文書側変換部18に
はCAD情報変換部40、文字情報変換部42、更にC
AD反映処理部44が設けられる。図4の処理機能の概
略は次の通りである。まずCADソフトウェアモジュー
ル10により作成されているCAD画面上の複数の文字
列プリミティブに対し、矩形領域設定部28により変換
対象とする矩形領域を設定する。矩形領域設定部28に
よる矩形領域の設定の仕方は、次の2通りがある。
【0031】モード1:CAD画面上でマウスクリック
により矩形領域を設定する。 モード2:CAD画面上で文字列プリミティブをマウス
クリックで指定すると、指定された文字列プリミティブ
を全て含む外接の矩形領域が設定される。
【0032】このCAD画面に対する矩形領域の設定が
行われると、CAD情報抽出部30が矩形領域の基本情
報36と矩形領域に含まれる文字列プリミティブ毎の文
字列プリミティブ情報38−1〜38−nを抽出して変
換データベース16に格納する。基本情報36はCAD
画面に設定した矩形領域のレイアウトに関する情報であ
り、文字列プリミティブ情報38−1〜38−nは変換
対象とする文字列プリミティブのレイアウト情報、属性
情報及び文字コード列を含む。
【0033】変換データベース16に基本情報36と文
字列プリミティブ情報38−1〜38−nが格納された
とすると、文書側変換部18のCAD情報変換部40が
基本情報36を除く文字列プリミティブ情報38−1〜
38−nを対象に、ワードプロセッサモジュール22側
で表示可能な文字列文書情報に変換してワードプロセッ
サモジュール22に提供し、CAD画面から変換された
文字列を文書画面上に表示する。
【0034】文書画面上に表示された文字列は、ワード
プロセッサモジュール22の入力機能及び編集機能によ
り処理され、編集処理が終了すると文字情報変換部42
が編集済みの文書画面の文字列を抽出し、CADソフト
ウェアモジュール10側で表現可能な文字列プリミティ
ブ情報に変換し、このとき変換データベース16に格納
されている対応する文字列プリミティブ情報38−1〜
38−nを書替えて更新する。
【0035】変換データベース16の文字列プリミティ
ブ情報38−1〜38−nの更新が済むと、CAD側変
換部14のCAD情報復元部32が更新の済んだ変換デ
ータベース16の文字列プリミティブ情報38−1〜3
8−n及び既に保持されている基本情報36を読み出
し、CADソフトウェアモジュール10によりCAD画
面の対応する文字列プリミティブを消去して、ワードプ
ロセッサモジュール22側で編集の済んだ文字列プリミ
ティブを表示させる。
【0036】CAD側変換部14に設けたアニメーショ
ン処理部34は、CAD画面に矩形領域を設定した際の
ワードプロセッサモジュール22の文書画面の配置形態
への変換を画面上のアニメーションとして処理する。更
に文書側変換部18に設けているCAD反映処理部44
は、ワードプロセッサモジュール22によるCAD画面
から変換された文字列の編集中に、編集中の文字列をC
AD画面に反映させる処理を行う。
【0037】CAD反映処理部44による反映処理は、
タイマを使用して一定時間毎にリアルタイムで行うリア
ルタイム反映処理と、文書画面におけるユーザの操作に
より反映させるマニアル反映処理がある。ここで図4の
CAD側変換部14と文書側変換部18の間に設けた変
換データベース16に格納する文字列変換データは、実
際に装置にあっては、ワードプロセッサモジュール22
で受け入れ可能なスクリプト書式の中間言語に変換して
格納している。したがって、実際のCAD側変換処理部
14に設けたCAD情報抽出部30は、CADソフトウ
ェアモジュール10側の記述言語をワードプロセッサモ
ジュール22側で受け入れ可能な中間言語に変換して、
データベース16に基本情報36及び文字列プリミティ
ブ情報38−1〜38−nとして格納している。
【0038】またCAD側変換部14のCAD情報復元
部32にあっては、変換データベース16のワードプロ
セッサモジュール22側の中間言語で記述された基本情
報36と各文字列の文字列プリミティブ情報38−1〜
38−2nからCADソフトウェアモジュール10の記
述言語に変換して、CAD画面に表示することになる。
【0039】更に文書変換部18側のCAD情報変換部
40にあっては、変換データベース16の中間言語をワ
ードプロセッサモジュール22で表現可能な記述言語に
変換して文書画面に表示する。更にまた文書情報変換部
42は、ワードプロセッサモジュール22による文書画
面の文字列の記述言語を中間言語に変換して、変換デー
タベース16の対応する文字列プリミティブ情報を書替
え更新することになる。 2.変換データベースの生成 図5は図4のCAD側変換部14に設けているCAD情
報抽出部30により抽出されて変換データベース16に
格納される文字列変換情報の説明図である。この文字列
変換情報は、まず基本情報36と文字列プリミティブ情
報38で構成される。基本情報36は、矩形領域設定部
28によりCAD画面に設定された矩形領域に対応して
設定される。基本情報36には、矩形領域に関するレイ
アウト情報として矩形回転配置角度θ、矩形左上座標
(X0,Y0)、矩形右下座標(X1,Y1)、縮尺変
換係数ZD、及び文字列回転基準位置SDが含まれる。
【0040】図6は、文字列変換処理の対象となるCA
D画面24の一例である。CAD画面24上には、円や
直線などの図形プリミティブ以外に、この例では文字列
プリミティブ48−1〜48−13が入力配置され、C
ADソフトウェアモジュール10に装備されている文字
列入力コマンドにより入力された文字列である。ここで
文字プリミティブ48−1〜48−5は、2文字「9
9」につき文字サイズの異なる文字列プリミティブであ
る。文字プリミティブ48−6〜48−8は、2文字
「99」につき文字高さは等しいが文字の横幅が異なる
文字列プリミティブ、即ち文字の縦横比の異なる文字プ
リミティブである。文字プリミティブ48−9,48−
10及び48−14は、それぞれ1つの文字列プリミテ
ィブである。更に文字列プリミティブ48−11,48
−13は、文字サイズは同じであるが、文字の太さの異
なる2文字毎の文字プリミティブである。即ち「AB」
は太字、「CD」は中字、「EF」は細字となる。
【0041】このようなCAD画面24に配置されてい
る文字列プリミティブ48−1〜48−6を、図3に示
した文書画面26に変換して表示するため、矩形領域5
0が設定される。この矩形領域50について、図5の基
本情報36が生成される。基本情報36の中の矩形回転
配置角度θは、矩形領域50の水平方向に対する傾斜角
度である。この場合、矩形領域50は、θ=0°の場合
である。
【0042】図7はCAD画面24の他の例であり、C
AD画面24上に4つの文字列プリミティブ48−11
〜48−14が配置されており、矩形領域50が設定さ
れている。この場合の矩形領域50は、水平方向に対し
角度θの傾きをもっており、これが図5の基本情報36
における矩形回転配置角度θにセットされる。矩形左上
座標(X0,Y0)及び矩形右下座標(X1,Y1)
は、図6及び図7において矩形領域50をCAD画面2
4上に設定する際にマウスクリックするポイントであ
る。
【0043】矩形領域設定モード1を例にとると、図6
のCAD画面24において、この場合、矩形回転配置角
度θ=0°であることから、カーソルを矩形左上座標8
0にセットしてマウスクリックし、続いてドラッギング
しながら左右下座標位置82に移動してクリックオフす
ることで矩形領域50が設定できる。また図7のように
斜めの矩形領域50の設定は、例えば次の操作を行う。
【0044】マウスによりP1,P2の2点をヒット
する。このヒットしたP1,P2を結ぶ線が矩形の1辺
として表示される。 P1−P2の1辺に対し矩形の対辺となる位置にマウ
スにより点P3をヒットすると、P3を通る対辺が設定
表示され、最終的に矩形領域が設定表示される。
【0045】更に設定した矩形領域を回転したい場合に
は、例えば左下隅にカーソルを移動してマウスクリック
することで回転中心52を設定し、この状態で矩形回転
配置角度θの設定ウィンドウを開いて設定操作を行うこ
とで矩形領域50を回転中心52を中心に画面上で任意
の配置角度に回転できる。また矩形領域設定モード2に
ついては、図6および図7のCAD画面において、編集
対象とする文字列プリミティブをマウスクリックにより
指定すると、指定された文字列プリミティブを全て含む
外接の矩形領域が設定される。この場合にも、設定され
た矩形領域につき回転中心を設定し、この状態で矩形回
転配置角度θの設定ウィンドウを開いて設定操作を行う
ことで、矩形領域を設定した配置確度に回転することが
できる。
【0046】図5の基本情報36の縮尺変換係数DZ
は、CAD画面24上の文字サイズと文書画面26上の
文字サイズの縮尺関係を定義する。具体的には、CAD
画面上の文字サイズはミリメートル単位で表わされ、こ
れに対し文書画面上の文字サイズはポイント数で表現さ
れることから、この関係を予め定義しておく。更に基本
情報36の文字列回転基準位置SBは、図7のCAD画
面24の矩形領域50に存在する文字列プリミティブ4
8−11〜48−14について、画面水平方向しか文字
列が配置できない文書画面に合わせた文字列に回転変換
するための中心位置を設定する。具体的には、図8のよ
うに、例えば文字列「ABCDE」を例にとると、この
文字列を囲む矩形領域について、左上P1、左中P2、
左下P3、中上P4、中中P5、中下P6、右上P7、
右中P8、右下P9のいずれかをキー操作により設定す
ることができる。
【0047】基本情報36に続いて設けられた文字列プ
リミティブ情報38は、CAD画面24で設定した矩形
領域50に含まれる各文字列プリミティブごとに生成さ
れる。文字列プリミティブ情報38は、レイアウト情報
84と属性情報86に分けられている。レイアウト情報
84には、文字位置(Xs,Ys)、文字サイズSpt、
文字太さST 、文字間隔Sbt、配置角度γ、文字傾き角
度Ssが設けられる。
【0048】文字位置(Xs,Ys)は、水平方向の文
字位置を示すX桁と垂直方向の上位位置を示すY行で定
義される。文字サイズは基本情報36の縮尺変換係数D
ZからCAD上のミリメートルサイズから文書上のポイ
ント数として求めることができる。例えばCAD画面上
のサイズ4mmは文書画面上では12ポとなり、またC
AD画面上で8mmは文書画面上で24ポとなる。
【0049】文字太さSTは太線、中線、細線の選択キ
ーのいずれかで指定され、CAD側とワードプロセッサ
側の変換関係は図9のような変換テーブルを使用して変
換することができる。文字間隔Sbtは、図10のよう
に、CAD文字列プリミティブ48のピッチ間隔ミリメ
ートルを文字サイズSptの場合と同様、基本情報36の
縮尺変換係数DZに従ってフォントサイズに対応したピ
ッチ間隔P2に変換する。なお文字間隔Sbtは、レイア
ウト情報84ではなく属性情報86に含めるようにして
もよい。
【0050】次の配置角度γは、例えば図7のCAD画
面24における矩形領域50の中の文字列プリミティブ
48−22,48−23について示す角度γ2,γ3で
ある。ここで、文字列プリミティブ48−21,48−
24にあっては、文字列の配置角度が矩形領域50の回
転配置角度θとなる下部の線と平行であることから、そ
の配置角度γ1,γ4はそれぞれ0°となる。
【0051】更にレイアウト情報84の文字傾き角度S
sは、図6及び図7の文字列プリミティブ48−1〜4
8−14及び48−21〜48−24における文字配列
方向の水平軸に対する各文字の傾きを表わす。ここでレ
イアウト情報84の中の配置角度γ及び文字傾き角度S
sは、CADソフトウェアモジュール10によりCAD
画面24上に表現できるパラメータであるが、ワードプ
ロセッサモジュール22によって文書画面26上に表現
することはできない。このため配置角度γ及び文字傾き
角度Ssの2つについては、ワードプロセッサモジュー
ル22の文書文字列情報に変換する際に、図5の一番下
に示す文字列*Strの最後に隠し文字として付加する。
【0052】次に文字列プリミティブ情報38の属性情
報86を説明する。まず修飾属性Sdは、囲み文字、下
線、上線、訂正線のいずれかであり、対応するキーの操
作で設定することができる。例えば図6のCAD画面2
4を見ると、文字列プリミティブ48−3について下線
70、囲み線72及び訂正線74が付加されている。こ
れら修飾属性Sdは、CAD画面24及び文書画面26
のいずれにおいても1対1に対応して表現可能な属性で
ある。
【0053】次の文字色Scについては、通常、CAD
画面24と文書画面26では表現する色が異なってい
る。そこで文字色Scの変換については、図11のよう
な色変換テーブルを使用する。文字拡縮属性Swは、図
12のように、CAD画面上の文字54−1と文書画面
上の文字54−2との間の縦横比の関係を定義する。即
ち、CAD文字54−1にあっては、高さH1と横幅W
1は各々ミリメートルで表示されているが、その比(W
1/H1)=0.8として図5の文字拡縮属性Swを設
定する。このためCAD文字54−1に対応する文書文
字54−2は、文字サイズのポイント数の設定により縦
横比が決まるが、この関係について、高さH2と横幅W
2の縦横比(W2/H2)をCAD文字54−1と同
様、文字拡縮属性Sw=0.8となるように変換する。
【0054】更に図5の属性情報86の添字属性Sun
は、上付きと下付きがある。この添字属性Sunは、CA
D画面と文書画面で1対1に対応しており、互換性を持
っている。文字列プリミティブ情報38の最後には文字
列*Strが格納され、これは文字コードの集合となって
いる。文字列*Strを表わす文字コード列は特に変換す
る必要はなく、そのまま引き渡すことになる。 3.文字列の変換処理 図13は図4の機能ブロックにおける本発明の文字列変
換処理のジェネリックなフローチャートである。まずス
テップS1で、CADソフトウェアモジュール10を起
動してCAD画面上での図形作成などの設計処理を行
う。この設計処理中にステップS2で文字列の入力編集
処理の有無をチェックしており、文字列の入力編集処理
の要求操作が判別されるとステップS3に進み、CAD
側変換部14の変換処理を起動する。
【0055】次にステップS4で、新規作成か既存文字
編集かを選択する。新規作成を選択した場合には、例え
ば図6のCAD画面24上に文字列プリミティブは存在
しないことから、文字列プリミティブを配置する矩形領
域50のみを矩形領域設定部28により設定する。これ
に対し既存文書編集の場合には、図6のように、CAD
画面上24の編集対象とする文字列プリミティブ48−
1〜48−6を囲むように矩形領域50を矩形領域設定
部28により設定する。
【0056】次にステップS5で、CAD情報抽出部3
0がCAD画面に設定した矩形領域に含まれる文字列プ
リミティブを対象に、図5のような基本情報36及び文
字列プリミティブ情報38を生成して変換データベース
16に格納する。次にステップS6で文書側変換部18
を起動し、ステップS7で新規作成か否かチェックす
る。
【0057】新規作成であれば、ステップS9に進み、
ワードプロセッサモジュール22を起動し、文書画面上
での入力編集処理を行う。これに対し編集処理であれば
ステップS8に進み、変換データベース16に基づいた
文字列を文書画面に変換表示してから、ステップS9の
ワードプロセッサモジュール22の起動による文字入力
と編集処理を行う。
【0058】ステップS9における文字入力と編集処理
中にあっては、ステップS10でワードプロセッサモジ
ュール22とCADソフトウェアモジュール10との間
の画面表示の反映処理が行われる。即ち、編集中のCA
D画面上の文字列がCAD画面の文字列プリミティブに
反映する処理が行われる。ステップS11でワードプロ
セッサモジュール22による入力編集処理が終了したこ
とが判別されると、ステップS12で文書画面の文字列
を変換データベース16に逆変換した後にCAD画面に
表示させる。
【0059】即ち、文書情報変換部42で文書画面中の
文字列からレイアウト情報及び属性情報を抽出して、図
5のCAD画面で表現可能なレイアウト情報84と属性
情報86に変換して文字列プリミティブ情報38を生成
し、この生成した文字列プリミティブ情報38により変
換データベース16に既に格納されている編集前の対応
する文字列プリミティブ情報を書替え更新する。
【0060】この書替え更新後に変換データベース16
から対応する基本情報36と共に書替え更新済みの文字
列プリミティブ情報38をCAD情報復元部32で読み
出してCADソフトウェアモジュール10に提供するこ
とで、CAD画面上に編集済みの文字列プリミティブを
表示する。続いてステップS3でCAD設計終了の有無
をチェックし、終了していなければ再びステップS1に
戻って同様な処理を繰り返し、ステップS14でCAD
設計終了が判別されるまで繰り返す。
【0061】図14はCAD画面から変換データベース
16に対する変換処理の詳細のフローチャートである。
まずステップS1で、矩形領域設定部28によりCAD
画面上に文字列変換対象となる矩形領域を設定する。次
にステップS2で、設定した矩形領域に関する図5の基
本情報36として矩形回転配置角度θ、矩形左上座標
(X0,Y0)、矩形右下座標(X1,Y1)、縮尺変
換係数DZ及び文字列回転基準位置SBを設定する。
【0062】次にステップS3で、設定した矩形領域の
中からプリミティブを1つずつ取り出し、ステップS4
で文字列プリミティブであることを判別した場合にはス
テップS5に進み、図5に示す文字列プリミティブ情報
38に変換して変換データベース16に格納する。この
場合、演算の必要な情報項目については、ここで演算処
理を実行する。以上のステップS3〜S5の処理を、ス
テップS6で矩形領域内に未処理要素がなくなるまで繰
り返す。
【0063】図15は図4の変換データベース16から
ワードプロセッサモジュール22で表現可能な情報に変
換する文書側変換部18のCAD情報変換部40による
変換処理の詳細のフローチャートである。まずステップ
S1で、変換データベース16から1つの文字列プリミ
ティブ分のデータ、即ち図5の文字列プリミティブ情報
38を読み込む。
【0064】次にステップS2で変換データベース16
の記述に従った変換コマンドとしてのWORDマクロを
発生して、文書画面上で表現可能な文書文字列情報に変
換し、文書画面上に文字列を表示する。このようなステ
ップS1〜S2の処理を、ステップS3で未処理文字列
がなくなるまで繰り返す。図16は図14及び図15の
変換処理を通じてCAD画面24から抽出されて文書画
面26上に表示された状態であり、このように変換表示
された文書画面26を対象に編集処理を開始する。
【0065】図17は編集中の処理画面であり、文書画
面26に変換表示されたCAD画面の文字列プリミティ
ブについて、例えば追加文字列56−1,56−2,5
6−3を入力する編集処理を行っている。図18は、文
書画面での編集処理が終了して変換データベース16に
対し編集済みの文字列を逆変換する図4の文書側変換部
18に設けた文書情報変換部42による逆変換処理のフ
ローチャートである。この逆変換処理にあっては、まず
ステップS1で、編集結果を格納した文書データベース
から1つの文字列データを読み込む。
【0066】次にステップS2で、ワードプロセッサモ
ジュール22上の属性に沿って図5のCAD画面上で表
現可能な文字列プリミティブ情報38に変換して生成
し、これを変換データベース16の対応する文字列プリ
ミティブ情報に書き込んで更新する。このステップS
1,S2の処理を、ステップS3で未処理文字列がなく
なるまで繰り返す。
【0067】図19は、図4の変換データベース16に
文書側変換部18の文書情報変換部42によって編集済
みの文字列プリミティブ情報の書込みによる更新が終了
した後にCAD画面に逆変換して復元表示させる、CA
D側変換部14に設けたCAD情報復元部32による逆
変換処理のフローチャートである。この逆変換処理にあ
っては、まずステップS1でCAD画面上の元の文字列
プリミティブを消去し、続いてステップS2で、変換デ
ータベース16に登録されている更新済みの文字列プリ
ミティブ情報38と矩形領域に関する基本情報36を使
用してCAD画面上に1つの文字列プリミティブを表示
する。このようなステップS1,S2の処理を、ステッ
プS3で変換データベース16に未処理文字列がなくな
るまで繰り返す。
【0068】図20は、図18及び図19の逆変換処理
によりCAD画面24に戻された文字列プリミティブの
編集結果の表示状態である。このようにCAD画面24
上の文字列プリミティブを必要に応じて選択指定するこ
とで文書画面上に変換表示し、ワードプロセッサモジュ
ール22の強力な文書入力及び編集機能を有効に活用し
た入力編集処理を行って、その結果を再びCAD画面2
4上の文字列プリミティブに戻すことができる。 4.アニメーション処理 図21は図4のCAD側変換部14に設けたアニメーシ
ョン処理部34によるCAD画面上での文字列変換の際
の変換アニメーション表示処理のフローチャートであ
る。この変換アニメーションの表示処理は、例えば図2
2のようなCAD画面24に対し矩形領域50を設定し
た場合、この矩形領域50を回転中心52により矩形回
転配置角度θだけ右回りに多段階に回転させるアニメー
ションを表示する。
【0069】具体的には、図23のような矩形領域補助
図形50−1〜50−4の段階的な回転表示と、矩形領
域補助図形50−1〜50−4のそれぞれの中に存在す
る文字列矩形領域補助図形58−1〜58−4,・・・
64−1〜64−4の段階的な回転表示のアニメーショ
ンとする。そして最終的に、回転が済むと図24のよう
に、ワードプロセッサモジュール22側の文書画面の配
置状態に対応する矩形領域補助図形50−4と各文字列
矩形領域表示補助図形58−1〜64−4を表示する。
【0070】続いて図25のように、ワードプロセッサ
モジュール22の起動による文書画面26のウィンドウ
表示に切り替わり、文書画面26の中に変換された文字
列58,60,62,64が表示されることになる。こ
のような図22から図27に至るCAD画面への文字列
の変換表示のアニメーションを図21について説明する
と次のようになる。
【0071】まずステップS1で、図22のCAD画面
24に設定した矩形領域50の矩形回転配置角度θ、予
め設定したアニメーション段階表示の1回の回転角度
ψ、更に各文字列プリミティブ58−1〜64−1にお
ける文字列配置角度γ1〜γ4を読み込む。ここで文字
列配置角度は、文字列プリミティブ61−1はγ2、文
字列プリミティブ62−1はγ3であり、文字列プリミ
ティブ58−1,64−1のγ1,γ4はそれぞれ0°
である。
【0072】次にステップS2に進み、矩形回転配置角
度θが1回のアニメーション回転角度φより大きいか否
かチェックする。矩形回転配置角度θが1回のアニメー
ション回転角度φより小さければアニメーション処理は
行わない。矩形回転配置角度θが1回のアニメーション
回転角度φより大きい場合にはステップS3に進み、n
=θ÷ψとしてアニメーションの回転回数nを算出す
る。
【0073】次にステップS4で、処理回数を示すカウ
ンタiをi=1にセットした後、ステップS5で、矩形
領域の左上座標(X0,Y0)と右下座標(X1,Y
1)を、そのときのカウンタiの値を使用して求めた
(i/n2)×θ分回転移動した補助図形を描画する。
即ち図23の矩形領域補助図形50−2を描画する。次
にステップS6で、各文字列の外接矩形を(i/n)×
γだけ回転移動した補助図形を描画する。即ち図23の
矩形領域補助図形50−2に含まれる文字列外枠補助図
形58−2〜64−2を描画する。このとき文字列外枠
補助図形58−1,64−1については、γ1,γ4は
0°であることから、矩形領域補助図形50−2に対す
る相対的な回転位置の変化はない。
【0074】これに対し文字列外枠補助図形60−1,
62−1については、それぞれ図22のように、0°以
外の有効な文字列配置角度γ2,γ3の値をもっている
ことから、矩形領域補助図形50−2に対し相対的にγ
2/n及びγ3/nとする文字列毎の固有の矩形領域水
平線に向かう文字列回転が行われる。続いてステップS
7でカウンタiを1つカウントアップし、ステップS8
で回転回数nに達するまで、ステップS4〜S6の矩形
補助図形と文字列外枠補助図形の描画処理を繰り返す。
これによって、例えば図23のようなアニメーション描
画が段階的に行われる。
【0075】次にステップS9に進み、図23の補助図
形を全て消去し、ステップS10で図24のように指定
した矩形領域をθ回転した補助図形50−4と、各文字
列の外接矩形をγ回転した補助図形58−4〜64−4
の図形を描画して一連のアニメーション表示処理を終了
する。このような本発明によるCAD画面上での文字列
の変換先となるワープロ画面の配置状態への回転変化の
段階的なアニメーション表示により、アニメーション表
示を行わずに直接CAD画面24から図25の文書画面
26に切り替わった場合の両者の配列方向の異なる文字
列の対応関係の取り難さに比べ、CAD画面の配列状態
から文書画面26への配列状態への変換過程が判り、C
AD画面24の文字列プリミティブとの対応関係が違和
感なくユーザに受け入れられ、文書画面26における入
力編集作業が効率よくできる。
【0076】尚、図21の処理にあっては、CAD画面
から文書画面に変換する際の矩形領域の回転変化をアニ
メーション表示しているが、逆に編集済みの図25の文
書画面26からCAD画面24に文字列を戻す逆変換に
ついても、図24を初期状態として図23のように戻っ
てくる様子をアニメーション表示し、最終的に図22の
CAD画面24に戻すようにしてもよい。 5.編集中のCAD画面への反映処理 図26のフローチャートは、図4の文書側変換部18側
に設けたCAD反映処理部44による文書画面における
編集中のCAD画面への反映処理である。このCAD画
面への反映処理にあっては、文書画面を使用した編集処
理の際にリアルタイム反映処理かマニアル反映処理かを
選択することができる。
【0077】ステップS1でリアルタイム反映モードを
判別した場合には、ステップS2でタイマを起動し、ス
テップS3でワープロ上での入力編集処理を行う。ステ
ップS4でタイマTが予め定めた所定時間Tref例え
ばTref=30秒に達するとタイムアップを判別し
て、ステップS5でタイマリセットを行った後、ステッ
プS6で文書画面26上の文字列を逆変換処理によりC
AD画面24に反映させる。
【0078】このステップS6の反映処理にあっては、
変換データベース16に格納している編集前の変換情報
を書き替えてしまうと編集前の文字列プリミティブを復
元できないことから、変換データベース16上にワーク
領域を別途確保し、このワーク領域に対し反映処理部4
4によって文書情報変換部42を使用した変換処理を行
い、CAD画面側に反映表示させることが望ましい。
【0079】続いてステップS7で編集完了か否かをチ
ェックしており、編集完了を判別するとステップS8に
進んでタイマを停止した後、ステップS9で編集結果を
反映するか否かをユーザに問い合わせる。反映する場合
にはステップS10に進み、CAD側に最終データを反
映する。具体的には、変換データベース16に格納され
ている編集前の対応する文字列プリミティブ情報を編集
が完了した文字列から逆変換した文字列プリミティブ情
報により書替更新する。
【0080】ステップS9で編集結果を反映しないこと
が判別された場合には、ステップS11で変換データベ
ース16のワーク領域に格納している反映のための文字
列プリミティブ情報を消去し、変換データベース16に
変換開始の際に保持されている対応する文字列プリミテ
ィブ情報を読み出して、CAD画面上の文字列プリミテ
ィブを編集前の状態に戻す。
【0081】一方、ステップS1でマニアル反映モード
が選択された場合には、ステップS12で文書画面上で
の編集処理に移行し、ステップS13で反映キーの操作
の有無をチェックしている。文書画面上での反映キーの
操作を判別するとステップS14に進み、文書画面上の
文字列を逆変換してCAD画面上に反映させる。この場
合にも、変換データベース16に格納している編集前の
文字列プリミティブ情報は書替更新せず、ワーク領域に
文書画面で編集中の文字列から逆変換した文字列プリミ
ティブ情報を書き込んでCAD画面に反映表示させる。
【0082】そしてステップS15で編集完了を判別す
ると、リアルタイム反映モードの場合と同様、ステップ
S9で編集結果の反映の有無をチェックした後、編集結
果を反映する場合にはステップS10でCAD画面に最
終データを反映し、反映しない場合にはステップS11
で編集前の文字列に戻す。図27は図26のリアルタイ
ム反映モードによる文書画面26による編集中のCAD
画面24に対する反映状態であり、文書画面26上で文
字列プリミティブ56−1〜56−3を追加する編集処
理を行うと、その結果が直ちにCAD画面24上に反映
文字列プリミティブ56−11〜56−13として表示
される。この結果、文書画面26上で編集を行いなが
ら、その編集内容がリアルタイムでCAD画面24上に
どのように配置されるかが直ちに分かり、CAD画面2
4上で直接文字列の編集を行っていると同等な効率のよ
い編集作業が実現できる。
【0083】尚、上記の実施形態は、CADソフトウェ
アモジュールとワードプロセッサモジュールとが同時に
動作可能なコンピュータ環境を例にとっているが、ワー
ドプロセッサモジュールの代わりに編集専用のテキスト
エディタモジュールを使用してもよいことは勿論であ
る。またCAD画面上での文字列プリミティブの表現に
使用する文字列プリミティブ情報及びワードプロセッサ
モジュールやテキストエディタモジュールの文書画面上
で表現する文書文字列情報は、実施形態の項目に限定さ
れず、必要に応じて適宜のパラメータが用いられる。ま
た本発明の文字列変換処理は、実施形態に示した数値に
よる限定は受けない。
【0084】更に、本発明のCAD文字列編集プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の記
録媒体としては、CD−ROMやフロッピーディスク等
のリムーバブルな可搬型記憶媒体、回線によりプログラ
ムを提供するプログラム提供者の記憶装置、更にプログ
ラムをインストールした処理装置のRAMやハードディ
スク等のメモリ装置がある。また記録媒体によって提供
されたプログラムは、処理装置にローディングされ、そ
の主メモリ上で実行される。
【0085】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、CAD画面上に存在する複数の文字列プリミティブ
を同時に指定してワードプロセッサやテキストエディタ
といった文書処理専用のアプリケーションの文書画面上
に変換表示して入力及び編集を代行させることができ、
文書処理専用のアプリケーションの強力な文字入力及び
編集機能を有効に活用したCAD画面に対する文字列プ
リミティブの入力と編集の作業が実現でき、作業効率を
大幅に向上できる。
【0086】またCAD画面の文字列プリミティブを文
書画面に変換表示して行う編集中に、編集内容をリアル
タイムあるいはユーザの操作によりCAD画面の文字列
プリミティブに反映させることができ、文字列配置状態
の異なる文書画面上での編集作業の内容が直ちにCAD
画面上の文字列プリミティブに反映されて入力及び編集
結果がどのようになるかが容易に把握でき、CAD画面
上に直接文字列プリミティブを入力編集していると同等
な操作感覚で効率よく文字列入力と編集作業ができる。
【0087】更にCAD画面上の文字列プリミティブを
文書画面上に変換表示する際に、CAD画面上の変換対
象領域を指定する矩形領域の補助図形及び矩形領域内の
文字列プリミティブの外枠補助図形について、文書画面
の配置状態に回転移動してくる様子がアニメーションと
して描かれるため、配置状態が異なるCAD画面と文書
画面における文字列の対応関係がユーザにとって分かり
易く、文書画面に変換表示した際の文字列の入力及び編
集作業が行い易い。
【0088】その結果、CAD画面上に文字列プリミテ
ィブを入力して配置するためのユーザの作業負担を大幅
に低減し、CAD文字列編集作業の効率を大幅に改善で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の動作環境の説明図
【図3】本発明で使用するCAD画面と文書画面の説明
【図4】本発明による文字列編集処理の機能ブロック図
【図5】CAD画面の文字列変換に使用する変換データ
ベースの格納情報の説明図
【図6】CAD画面の文字列プリミティブと矩形領域の
説明図
【図7】CAD画面の文字列プリミティブと矩形領域の
他の説明図
【図8】文字列に設定可能な回転中心位置の説明図
【図9】文字太さの変換に使用する変換テーブルの説明
【図10】文字間隔の変換特性の説明図
【図11】文字色の変換に使用する変換テーブルの説明
【図12】文字拡縮属性の変換特性の説明図
【図13】本発明の文字列編集処理のジェネリックなフ
ローチャート
【図14】CAD画面から変換データベースへの変換処
理のフローチャート
【図15】変換データベースから文書画面への変換処理
のフローチャート
【図16】図15によるCAD画面から文書画面への文
字列変換の画面説明図
【図17】編集中の文書画面の説明図
【図18】文書画面から変換データベースへの逆変換処
理のフローチャート
【図19】変換データベースからCAD画面への逆変換
処理のフローチャート
【図20】図19の文書画面をCAD画面へ戻した際の
画面説明図
【図21】本発明の変換アニメーション表示処理のフロ
ーチャート
【図22】CAD画面の矩形領域の設定状態の説明図
【図23】図21によるアニメーション表示の説明図
【図24】図21のアニメーション終了画面の説明図
【図25】アニメーション終了後に文書画面を起動した
場合の説明図
【図26】文書画面の編集中に行うCAD反映処理のフ
ローチャート
【図27】図26のリアルタイム反映処理によるCAD
画面と文書画面の説明図
【符号の説明】
10:CADソフトウェアモジュール(CAD処理部) 12:図形データベース 14:CAD側変換部 15:文字列変換部 16:変換データベース 18:文書側変換部 20:文書データベース 22:ワードプロセッサモジュール(文書処理部) 24:CAD画面 26:文書画面 28:矩形領域設定部 30:CAD情報抽出部 32:CAD情報復元部 34:アニメーション処理部 36:基本情報 38−1〜38−n:文字列プリミティブ情報 40:CAD情報変換部 42:文書情報変換部 44:CAD反映処理部 48-1〜48-14, 48-21〜48-24,60-1〜60-4:文字列プリミ
ティブ 50:矩形領域 50−1〜50−4:矩形枠補助図形 52:回転中心位置 54−1:CAD文字 54−2:文書文字 58-1〜58-4, 60-1〜60-4, 62-1〜62-4, 64-1〜64-4:文
字列矩形枠補助図形 70:下線 72:囲み線 74:訂正線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/32 630 G09G 5/32 640L 640 5/40 5/40 G06F 15/60 602L

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CAD画面上の任意の位置に任意の角度を
    もって1つ以上の文字列プリミティブを入力して配置す
    るCAD処理部と、 前記CAD処理部と同じ環境で動作し、文書画面上の任
    意の位置に、横書き、縦書き又は横書きと縦書きの両方
    に1つ以上の文字列を入力して表示し、且つ表示した文
    字列を前記文書画面上で編集する文書処理部と、 前記CAD画面上の文字列プリミティブを前記文書画面
    上の文字列に変換して表示させ、逆に前記文書画面上の
    文字列を前記CAD画面上の文字列プリミティブに変換
    して表示させる文字列変換部と、を備えたことを特徴と
    するCAD文字列編集装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のCAD文字列編集装置に於
    いて、更に、前記文書画面上で前記CAD画面上の文字
    列プリミティブから変換表示した文字列の編集中に、文
    書画面上の編集内容を前記CAD画面の文字列プリミテ
    ィブに反映させるCAD反映処理部を設けたことを特徴
    とするCAD文字列編集装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のCAD文字列編集装置に於
    いて、前記反映処理部は、予め定めた設定時間毎に前記
    文書画面の編集内容を前記CAD画面に自動的に反映さ
    せることを特徴とするCAD文字列編集装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載のCAD文字列編集装置に於
    いて、前記反映処理部は、前記文書画面上での反映操作
    に基づいて編集内容を前記CAD画面に反映させること
    を特徴とするCAD文字列編集装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載のCAD文字列編集装置に於
    いて、前記文字列変換部は、 前記CAD画面上で、編集対象とする文字列プリミティ
    ブを含む任意の矩形領域を設定する矩形領域設定部と、 前記矩形領域のCAD画面上のレイアウト情報を含む基
    本情報、前記矩形領域に存在する文字列プリミティブの
    CADレイアウト情報、前記CAD画面での文字列プリ
    ミティブの表現に使用するCAD文字列属性情報及び文
    字コード列の各々を抽出して変換データベースに格納す
    るCAD情報抽出部と、 前記変換データベースに格納した前記文字列プリミティ
    ブのCADレイアウト情報とCAD文字列属性情報を、
    前記文書画面上での文書レイアウト情報と文書文字列属
    性情報に変換し、前記変換データベースに格納した前記
    文字列プリミティブの文字コード列に対応した文字列を
    前記文書処理部により前記文書画面上に表示させるCA
    D情報変換部と、 前記文書画面上の文字列から前記文書画面での文書レイ
    アウト情報と文字コード列を抽出して前記変換データベ
    ースに格納された前記文字列プリミティブのCADレイ
    アウト情報と文字コード列を更新すると共に、前記文書
    画面上の文字列から文書文字列属性情報を抽出してCA
    D文字列属性情報に変換した後に前記変換データベース
    に格納している前記文字列プリミティブのCAD文字列
    属性情報を更新する文書情報変換部と、 前記変換データベースに格納された前記基本情報、CA
    Dレイアウト情報、CAD文字列属性情報、及び文字コ
    ード列を読み出して前記CAD画面上に前記文書処理部
    で編集された文字列に対応する文字列プリミティブに表
    示させるCAD情報復元部と、を備えたことを特徴とす
    るCAD文字列編集装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のCAD文字列編集装置に於
    いて、前記矩形領域設定部は、前記CAD画面上で矩形
    左上座標、矩形右下座標および矩形配置角度θの指定に
    基づいて文字列プリミティブを含む矩形領域を設定する
    ことを特徴とするCAD文字列編集装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載のCAD文字列編集装置に於
    いて、前記矩形領域設定部は、前記CAD画面上で編集
    対象とする複数の文字列プリミティブを指定した際に、
    指定された文字列プリミティブを全て含む外接する矩形
    領域を設定することを特徴とするCAD文字列編集装
    置。
  8. 【請求項8】請求項5記載のCAD文字列編集装置に於
    いて、前記CAD情報抽出部で抽出する基本情報に含ま
    れる矩形領域レイアウト情報は、前記矩形領域設定部で
    設定された矩形配置角度θ、矩形左上座標、及び矩形右
    下座標であり、 更に前記基本情報には、CAD画面の文字サイズと文書
    画面の文字サイズとの間の変換縮尺を定義した縮尺変換
    係数と、前記CAD画面上に任意の角度をもって配置さ
    れている文字列プリミティブを前記文書画面に配置位置
    に回転により変換する際の回転中心点の指定情報とを含
    むことを特徴とするCAD文字列編集装置。
  9. 【請求項9】請求項5記載のCAD文字列編集装置に於
    いて、前記CAD情報抽出部で抽出するCAD文字列レ
    イアウト情報は、前記文字列プリミティブの文字位置、
    文字サイズ、文字太さ、文字間隔、前記矩形領域を基準
    とした相対的な文字列配置角度、文字傾き角度を含むこ
    とを特徴とするCAD文字列編集装置。
  10. 【請求項10】請求項11記載のCAD文字列編集装置
    に於いて、 前記CAD情報変換部は、前記CADレイアウト情報の
    内、前記文字列プリミティブの文字位置、文字サイズ、
    文字太さ、及び文字間隔を前記文書画面上での対応する
    文字列の文字位置、文字サイズ、文字太さ、及び文字間
    隔に変換し、前記文字列配置角度と文字傾き角度につい
    ては、前記文字コード列に付加する文書画面上に表示に
    使用されない隠れ文字に変換し、 前記文書情報変換部は、前記文書画面上の文字列の文字
    位置、文字サイズ、文字太さを前記CAD画面上での対
    応する文字列の文字位置、文字サイズ、文字太さに変換
    し、前記文字列の文字コードに付加された隠れ文字を前
    記CAD画面上での前記文字列配置角度と文字傾き角度
    に変換することを特徴とするCAD文字列編集装置。
  11. 【請求項11】請求項5記載のCAD文字列編集装置に
    於いて、前記CAD情報抽出部で抽出するCAD文字列
    属性情報は、囲み文字、下線、上線、訂正線等の修飾属
    性、文字色、文字の縦横比率、拡縮属性、上付き下付き
    等の添字属性を含むことを特徴とするCAD文字列編集
    装置。
  12. 【請求項12】請求項9記載のCAD文字列編集装置に
    於いて、 前記CAD情報変換部は、前記CAD文字列属性情報に
    含まれる修飾属性、拡縮属性、添字属性の各々を、前記
    文書画面上での対応する文字列の修飾属性、拡縮属性、
    添字属性に変換し、 前記文書情報変換部は、前記文書画面上の文字列の修飾
    属性、拡縮属性、添字属性を前記CAD画面上での対応
    する文字列の修飾属性、拡縮属性、添字属性に変換する
    ことを特徴とするCAD文字列編集装置。
  13. 【請求項13】請求項5記載のCAD文字列編集装置に
    於いて、前記CAD情報変換部による文字列レイアウト
    情報の変換、及び前記文書情報変換部による文字列属性
    情報の変換の各々に、予め定めた変換テーブルを使用す
    ることを特徴とするCAD文字列編集装置。
  14. 【請求項14】請求項5記載のCAD文字列編集装置に
    於いて、前記文字列変換部は、前記矩形領域設定部によ
    り前記CAD画面上の変換対象となる文字列プリミティ
    ブを含む矩形領域を設定して前記文書画面上への変換処
    理を開始した際に、前記CAD画面上で任意の角度をも
    つ前記矩形領域が文書画面の配置形態に向って回転して
    変換される様子をアニメーションにより表示させるアニ
    メーション処理部を設けたことを特徴とするCAD文字
    列編集装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載のCAD文字列編集装置
    に於いて、前記アニメーション処理部は、 前記CAD画面上に設定した矩形領域の配置角度θを所
    定のアニメーション表示の回転角度ψで割った画像数n
    を求め、 前記回転角度ψ毎に前記矩形領域を示す補助図形を生成
    して段階的な回転位置の変化を表示し、 前記矩形領域の補助図形の表示に同期して前記文字列プ
    リミティブの配置角度γを前記画像数nで割った段階的
    な回転毎に、前記文字列プリミティブを囲む矩形枠の補
    助図形を生成して段階的に表示させることを特徴とする
    CAD文字列編集装置。
  16. 【請求項16】CAD画面上の任意の位置に任意の角度
    をもって1つ以上の文字列プリミティブを入力して配置
    するCAD処理過程と、 前記CAD処理と同じ環境で動作し、文書画面上の任意
    の位置に、横書き、縦書き又は横書きと縦書きの両方に
    1つ以上の文字列を入力して表示し、且つ表示した文字
    列を前記文書画面上で編集する文書処理過程と、 前記CAD画面上の文字列プリミティブを前記文書画面
    上の文字列に変換して表示させ、逆に前記文書画面上の
    文字列を前記CAD画面上の文字列プリミティブに変換
    して表示させる文字列変換過程と、を備えたことを特徴
    とするCAD文字列編集方法。
  17. 【請求項17】請求項16記載のCAD文字列編集方法
    に於いて、更に、前記文書画面上で前記CAD画面上の
    文字列プリミティブから変換表示した文字列編集中に、
    文書画面上の編集内容を前記CAD画面の文字列プリミ
    ティブに反映させるCAD反映処理過程を設けたことを
    特徴とするCAD文字列編集方法。
  18. 【請求項18】請求項16記載のCAD文字列編集方法
    に於いて、前記文字列変換過程は、 前記CAD画面上で、編集対象とする文字列プリミティ
    ブを含む任意の矩形領域を設定する矩形領域設定過程
    と、 前記矩形領域のCAD画面上のレイアウト情報を含む基
    本情報、前記矩形領域に存在する文字列プリミティブの
    CADレイアウト情報、前記CAD画面での文字列プリ
    ミティブの表現に使用するCAD文字列属性情報及び文
    字コード列の各々を抽出して変換データベースに格納す
    るCAD情報抽出過程と、 前記変換データベースに格納した前記文字列プリミティ
    ブのCADレイアウト情報とCAD文字列属性情報を、
    前記文書画面上での文書レイアウト情報と文書文字列属
    性情報に変換し、前記変換データベースに格納した前記
    文字列プリミティブの文字コード列に対応した文字列を
    前記文書処理部により前記文書画面上に表示させるCA
    D情報変換過程と、 前記文書画面上の文字列から前記文書画面での文書レイ
    アウト情報と文字コード列を抽出して前記変換データベ
    ースに格納された前記文字列プリミティブのCADレイ
    アウト情報と文字コード列を更新すると共に、前記文書
    画面上の文字列から文書文字列属性情報を抽出してCA
    D文字列属性情報に変換した後に前記変換データベース
    に格納している前記文字列プリミティブのCAD文字列
    属性情報を更新する文書情報変換過程と、 前記変換データベースに格納された前記基本情報、CA
    Dレイアウト情報、CAD文字列属性情報、及び文字コ
    ード列を読み出して前記CAD画面上に前記文書処理過
    程で編集された文字列に対応する文字列プリミティブに
    表示させるCAD情報復元過程と、を備えたことを特徴
    とするCAD文字列編集方法。
  19. 【請求項19】請求項18記載のCAD文字列編集方法
    に於いて、前記文字列変換過程は、前記矩形領域設定過
    程により前記CAD画面上の変換対象となる文字列プリ
    ミティブを含む矩形領域を設定して前記文書画面上への
    変換処理を開始した際に、前記CAD画面上で任意の角
    度をもつ前記矩形領域が文書画面の配置形態に向って回
    転して変換される様子をアニメーションにより表示させ
    るアニメーション処理過程を備えたことを特徴とするC
    AD文字列編集方法。
  20. 【請求項20】CAD画面上の任意の位置に任意の角度
    をもって1つ以上の文字列プリミティブを入力して配置
    するCAD処理部と、 前記CAD処理と同じ環境で動作し、文書画面上の任意
    の位置に、横書き、縦書き又は横書きと縦書きの両方に
    1つ以上の文字列を入力して表示し、且つ表示した文字
    列を前記文書画面上で編集する文書処理部と、 前記CAD画面上の文字列プリミティブを前記文書画面
    上の文字列に変換して表示させ、逆に前記文書画面上の
    文字列を前記CAD画面上の文字列プリミティブに変換
    して表示させる文字列変換部と、を有するCAD文字列
    編集プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
  21. 【請求項21】請求項20記載のCAD文字列編集プロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    に於いて、更に、前記文書画面上で前記CAD画面上の
    文字列プリミティブから変換表示した文字列の編集中
    に、文書画面上の編集内容を前記CAD画面の文字列プ
    リミティブに反映させるCAD反映処理部を設けたCA
    D文字列編集プログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  22. 【請求項22】請求項19記載のCAD文字列編集プロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    に於いて、前記文字列変換部は、 前記CAD画面上で、編集対象とする文字列プリミティ
    ブを含む任意の矩形領域を設定する矩形領域設定部と、 前記矩形領域のCAD画面上のレイアウト情報を含む基
    本情報、前記矩形領域に存在する文字列プリミティブの
    CADレイアウト情報、前記CAD画面での文字列プリ
    ミティブの表現に使用するCAD文字列属性情報及び文
    字コード列の各々を抽出して変換データベースに格納す
    るCAD情報抽出部と、 前記変換データベースに格納した前記文字列プリミティ
    ブのCADレイアウト情報とCAD文字列属性情報を、
    前記文書画面上での文書レイアウト情報と文書文字列属
    性情報に変換し、前記変換データベースに格納した前記
    文字列プリミティブの文字コード列に対応した文字列を
    前記文書処理部により前記文書画面上に表示させるCA
    D情報変換部と、 前記文書画面上の文字列から前記文書画面での文書レイ
    アウト情報と文字コード列を抽出して前記変換データベ
    ースに格納された前記文字列プリミティブのCADレイ
    アウト情報と文字コード列を更新すると共に、前記文書
    画面上の文字列から文書文字列属性情報を抽出してCA
    D文字列属性情報に変換した後に前記変換データベース
    に格納している前記文字列プリミティブのCAD文字列
    属性情報を更新する文書情報変換部と、 前記変換データベースに格納された前記基本情報、CA
    Dレイアウト情報、CAD文字列属性情報及び文字コー
    ド列を読み出して前記CAD画面上に前記文書処理部で
    編集された文字列に対応する文字列プリミティブに表示
    させるCAD情報復元部と、を備えたCAD文字列編集
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  23. 【請求項23】請求項22記載のCAD文字列編集プロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    に於いて、前記文字列変換部は、前記矩形領域設定部に
    より前記CAD画面上の変換対象となる文字列プリミテ
    ィブを含む矩形領域を設定して前記文書画面上への変換
    処理を開始した際に、前記CAD画面上で任意の角度を
    もつ前記矩形領域が文書画面の配置形態に向って回転し
    て変換される様子をアニメーションにより表示させるア
    ニメーション処理部を備えたCAD文字列編集プログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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