JPH1023282A - 色情報変換方法及び装置 - Google Patents

色情報変換方法及び装置

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JPH1023282A
JPH1023282A JP8173906A JP17390696A JPH1023282A JP H1023282 A JPH1023282 A JP H1023282A JP 8173906 A JP8173906 A JP 8173906A JP 17390696 A JP17390696 A JP 17390696A JP H1023282 A JPH1023282 A JP H1023282A
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JP8173906A
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Ikuo Nakaoka
郁雄 中岡
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の所定色を色再現するために決定される
色分解値(CMYK値)を色情報値(Lab)から容易
に変換する。 【解決手段】 3次元のLab値52から4次元のCM
YK値56へ変換するため、Lab−中間3値変換手段
58、変換係数記憶手段60、生成された中間3値6
2、中間3値−CMYK変換手段64から変換手段54
を構成し、Lab−中間3値変換手段58は入力された
Lab値52を中間3値62に変換し、中間3値−CM
YK変換手段64は変換された中間3値62を用いてC
MYK値56を求める。従って、入力された3次元のL
ab値52から最適に4次元のCMYK値56へ変換さ
れ、忠実に色再現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色情報変換方法及
び装置にかかり、所定色の色情報値を該所定色が色再現
されるべく最適な色材量に変換する色情報変換方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多数色の原稿や物体の複写物を作成する
ときや多数色の原稿や物体を忠実に表示させるときのた
めに、色を表現する方法の1つとして色分解値がある。
この色分解値は一般的には、印刷では減法混色のCMY
K(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)、表示で
は加法混色のRGB(レッド、グリーン、ブルー)が用
いられる。この色分解値を用いれば、原稿や物体の各色
を再現できる。
【0003】近年、実際に多数色の原稿や物体の複写物
を作成する以前に、作成されるべき色を検討する所謂カ
ラーデザインが行われている。このような作成されるべ
き色を検討するために用いられるものとして、原稿や物
体の各色を再現して表示装置上に表示するシミュレーシ
ョン装置や、原稿や物体の各色を再現してプリントを作
成するハードコピー装置等の色再現装置が知られてい
る。この色再現装置では、多数色の原稿や物体の色分解
値を表示装置のデバイス値、例えばTV信号やデジタル
RGB出力値(以下、RGB値という)、またはハード
コピー装置に備えられた色材の色材量(以下、CMYK
値という)に変換して表示または出力する。これによっ
て、多数色の原稿や物体の複写物を再現した色で表示ま
たは出力できる。
【0004】ところが、上記の色分解値は、原稿や物体
の色を特定するための装置の特性や色分解値をデバイス
値に変換する装置の特性に依存する。例えば、色を特定
するために原稿や物体を照射するための光源や測色装置
が異なれば、原稿や物体の色は異なる色分解値となる。
また、デバイス値への変換特性が異なれば、原稿や物体
の色は異なる色で再現される。
【0005】そこで、従来より、再現すべき色が色を特
定するための装置の特性に依存せず、どのような装置で
あっても原稿等の色と同一の色を表す値を表現するため
に、色を装置に依存しない色情報値に一度変換(中間表
現法)している。このような、色を装置に依存しない色
情報値として、CIE(Commission Internationale de
I'Eclairage)が規定したCIE XYZ値(以下、XY
Z値という)、または均等知覚色空間CIE L* *
* 値(以下、Lab値という)等の色彩値がある。
【0006】これら色情報値としてのXYZ値、また
は、Lab値等の色彩値を用い、原稿や物体の色を表す
RGB値やCMYK値等の色分解値を色彩値へ変換した
後に、色修正を行う、所謂デバイスインディペンデント
に色を再現していた。このように、装置に依存しない色
彩値の一致によって、多数色の原稿等について異なる色
再現装置であっても安定した精度で色再現することがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の所謂デバイスイ
ンディペンデントな色情報値としてのXYZ値、また
は、Lab値等の色彩値は、3値の各々を要素とする3
次元色空間で定まる。一方、ハードコピー装置等の色再
現装置では、色彩値を、ハードコピー装置に備えられた
色材の色材量、通常、CMYK各色の色材量(以下、C
MYK値という)に変換する必要がある。このCMYK
値は、CMYK各色を要素とする4次元空間で定まる。
【0008】しかしながら、従来、3次元情報と3次元
情報との間の変換は、最小自乗法、補間付きルックアッ
プテーブル法やニューラルネットワーク法等で可能であ
ったが、3次元情報と4次元情報との間の変換は困難で
あった。すなわち、3次元情報であるXYZ値やLab
値等の色彩値を、4次元情報であるCMYK値の色分解
値に、高精度でカラーマッチング(色再現)しつつ変換
することが困難であった。従って、再現した色は原稿等
の色が精度よく再現されないので、一旦近傍の色分解値
に変換した後に、熟練者による値の再設定や多数のプリ
ントを作成して最良のものを選択する等の試行錯誤の繰
り返しが行われていた。このため、CMYK値の色分解
値を用いた従来のハードコピー装置等の色再現装置にお
いて3次元情報であるXYZ値やLab値等の色彩値か
ら正確に色再現した色を形成するためには、膨大な工数
及び演算量を必要としていた。
【0009】本発明は、上記事実を考慮して、ハードコ
ピー装置で任意の所定色を色再現するために決定される
色分解値を色情報値から容易に変換できる色情報変換方
法及び装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明の色情報変換方法は、複数の色
材を各々所定の色材量で組み合わせて出力することによ
って所定色を再現する色再現装置へ入力すべき色情報値
であると共に、該所定色を表す第1表色系の色情報値
を、該色情報値の次元数と一致する次元数でかつ前記第
1表色系と異なる第2表色系の色情報値に変換し、変換
された第2表色系の色情報値を前記色情報値の次元数を
越えた次元数の前記色再現装置で用いる複数の色材の各
色材量に変換するにあたり、前記第1表色系の色情報値
から第2表色系の色情報値への変換は、前記第2表色系
の色情報値を中間値として設定し、前記中間値と、該中
間値を前記色再現装置で用いる複数の色材の各色材量に
変換する変換により変換したときの各色材量によって形
成された変換色を表す前記第1表色系の色情報値との対
応をプレ特性として予め複数求め、前記複数のプレ特性
に基づいて、前記第1表色系の色情報値と、該第1表色
系の色情報値による色に略一致する前記変換色に対応す
る中間値との関係を、変換特性として求め前記求めた変
換特性に基づいて前記所定色の色情報値を中間値に変換
する。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の色情報変換方法であって、前記中間値と、該中間値を
前記色再現装置で用いる複数の色材の各色材量に変換す
る変換により変換したときの各色材量との対応を予め複
数求めると共に、求めた複数対応の各対応の各色材量
と、該各色材量によって形成された変換色を表す前記第
1表色系の色情報値との対応を予め複数求め、これらの
中間値、各色材量及び色情報値の対応をプレ特性とし複
数求めることを特徴とする。
【0012】請求項1の発明では、所定色を表す第1表
色系の色情報値を、該色情報値の次元数と一致する次元
数でかつ前記第1表色系と異なる第2表色系の色情報値
に変換し、変換された第2表色系の色情報値を前記色情
報値の次元数を越えた次元数の前記色再現装置で用いる
複数の色材の各色材量に変換する。この色情報値は、色
再現装置で所定色を再現するために色再現装置へ入力す
べき値であり、XYZ値、または、Lab値等の3次元
の色彩値を用いることができる。一方、色再現装置で用
いる複数の色材の各色材量は、CMYK等のように、3
次元の色彩値を越えた4次元の色分解値である。3次元
の色情報値から4次元の色材量への変換では従来の技術
の欄でも説明したが、変換が困難であるため、所定色が
正確に再現されない。そこで、本発明では、第1表色系
の色情報値に対応すると共に次元数が一致する、第1表
色系と異なる第2表色系の色情報値を中間値として設定
する。例えば、第1表色系の色情報値をLab値とし、
第2表色系の色情報値をCMY値とするとき、CMYの
3次元の色彩値を中間値と設定する。この中間値と、中
間値を色再現装置で用いる複数の色材の各色材量に変換
する変換により変換したときのCMYK等の各色材量に
よって形成された変換色を表す第1表色系の色情報値と
の対応をプレ特性として予め複数求める。これらの複数
のプレ特性に基づいて、第1表色系の色情報値と、該第
1表色系の色情報値による色に略一致する変換色を表す
第1表色系の色情報値に対応する中間値との関係を、変
換特性として求める。従って、第1表色系の色情報値に
対応すると共に、変換されたときの各色材量により形成
された変換色が第1表色系の色情報値による所定色と略
一致する中間値は、変換特性から求めることができる。
これによって、第1表色系の任意の色情報値が入力され
たときには、第1表色系の所定色の色情報値に対応する
第2表色系による中間値を用いれば、第1表色系の所定
色の色情報値は所定色が再現されるべき各色材の色材量
に変換され、色再現が正確になされる。このように、求
めた変換特性に基づいて所定色の色情報値を中間値に変
換すれば、3次元の色彩値から4次元の色分解値への変
換が適正に行われ、所定色を正確に再現することができ
る。
【0013】前記変換特性を求める場合、中間値を変換
した各色材量による変換色を表す第1表色系の色情報値
を求める必要がある。そこで、請求項2の発明では、前
記中間値と、該中間値を色再現装置で用いる複数の色材
の各色材量に変換する変換により変換したときの各色材
量との対応を予め複数求める。これと共に、求めた複数
対応の各対応の各色材量と、該各色材量によって形成さ
れた変換色を表す第1表色系の色情報値との対応を予め
複数求める。この各色材量によって形成された変換色を
表す第1表色系の色情報値は、例えば、各色材量を実際
に形成してできた変換色を測色すれば容易に求めること
ができる。これらの中間値、各色材量及び色情報値の対
応をプレ特性として、予め複数求める。この複数のプレ
特性により、第1表色系の色情報値と、該第1表色系の
色情報値による色に略一致する変換色を表す第1表色系
の色情報値に対応する中間値との関係を求めることがで
きる。従って、これら第1表色系の色情報値と中間値と
の関係を第1表色系の色情報値に対する中間値への変換
特性として求めることができる。これによって、3次元
の色彩値から4次元の色分解値への変換が適正に行わ
れ、所定色を正確に再現することができる。
【0014】前記色情報変換方法は、請求項3に記載の
発明の色情報変換装置によって実現できる。本発明の色
情報変換装置は、複数の色材を各々所定の色材量で組み
合わせて出力することによって所定色を再現する色再現
装置へ入力すべき色情報値でありかつ該所定色を表す第
1表色系の色情報値を入力するための入力手段と、入力
された第1表色系の色情報値を該色情報値の次元数と一
致する次元数でかつ前記第1表色系と異なる第2表色系
の色情報値に変換する色変換手段と、変換された第2表
色系の色情報値を該色情報値の次元数を越えた次元数の
前記色再現装置で用いる複数の色材の各色材量に変換す
る色材量変換手段と、を備えた色情報変換装置におい
て、前記色変換手段は、前記第2表色系の色情報値を中
間値として設定しかつ、前記第1表色系の色情報値と、
前記色材量変換手段で変換された複数の色材の各色材量
により形成される変換色が前記第1表色系の色情報値に
よる色と略一致する中間値との関係を表す変換特性を記
憶した記憶手段と、記憶された変換特性に基づいて前記
所定色の色情報値を中間値に変換すると共に、変換され
た中間値を前記色材量変換手段へ出力する中間値変換手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の色情報変換装置において、前記記憶手段は、前記中間
値と、該中間値を前記色再現装置で用いる複数の色材の
各色材量に変換する変換により変換したときの各色材量
との対応を予め複数求めると共に、求めた複数対応の各
対応の各色材量と、該各色材量によって形成された変換
色を表す前記第1表色系の色情報値との対応を予め複数
求め、これらの中間値、各色材量及び色情報値の複数の
対応に基づいて求めた、前記第1表色系の色情報値と、
中間値との関係を表す変換特性を記憶することを特徴と
する。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の色情報変換装置において、前記色変換手段は、第1表
色系の色情報値を、第2表色系の色情報値に変換するよ
うに学習された多層フィードフォワード型ニューラルネ
ットワークであることを特徴とする。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項3に記載
の色情報変換装置において、前記色変換手段は、第1表
色系の色情報値と、第2表色系の色情報値との対応関係
を記憶したルックアップテーブルであることを特徴とす
る。
【0018】請求項3の発明では、入力手段によって複
数の色材を各々所定の色材量で組み合わせて出力するこ
とによって所定色を再現する色再現装置へ入力すべき色
情報値であると共に、該所定色を表す第1表色系の色情
報値が入力される。この色情報値は請求項1でも説明し
たように、XYZ値、または、Lab値等の色彩値を用
いることができる。入力された第1表色系の色情報値
は、色変換手段によって、この色情報値の次元数と一致
する次元数でかつ第1表色系と異なる第2表色系の色情
報値に変換される。変換された第2表色系の色情報値
は、色材量変換手段によって、この色情報値の次元数を
越えた次元数の前記色再現装置で用いる複数の色材の各
色材量に変換される。上述のように、3次元の色情報値
から4次元の色材量への変換は困難であるため、所定色
が正確に再現されない。そこで、本発明では、第2表色
系の色情報値を中間値として設定し、前記色変換手段の
記憶手段に記憶された第1表色系の色情報値と、色材量
変換手段で変換された複数の色材の各色材量により形成
される変換色が第1表色系の色情報値による色と略一致
する中間値との関係を表す変換特性に基づいて、中間値
変換手段が所定色の色情報値を中間値に変換すると共
に、変換された中間値を前記色材量変換手段へ出力す
る。また、記憶手段は、請求項4にも記載したように、
中間値と、該中間値を前記色再現装置で用いる複数の色
材の各色材量に変換する変換により変換したときの各色
材量との対応を予め複数求めると共に、求めた複数対応
の各対応の各色材量と、該各色材量によって形成された
変換色を表す前記第1表色系の色情報値との対応を予め
複数求め、これらの中間値、各色材量及び色情報値の複
数の対応に基づいて求めた、前記第1表色系の色情報値
と、中間値との関係を表す変換特性を記憶することがで
きる。これによって、3次元の色彩値から4次元の色分
解値への変換が適正に行われ、所定色を正確に再現する
ことができる。
【0019】前記色変換手段は、請求項5に記載したよ
うに、入力された所定色の色情報値を、変換色の色情報
値に変換するように学習された多層フィードフォワード
型ニューラルネットワークで構成することができる。周
知のように、ニューラルネットワークは、多数の入出力
関係の学習が終了した後にはどのような入力があっても
学習が反映された出力がなされるので、色情報値が入力
されれば、入力された色情報値に対応する所定色が再現
されるべき色再現装置で用いる複数の色材の各色材量に
対応する中間値を出力する。また、色変換手段は、請求
項6にも記載したように、入力された所定色の色情報値
と、変換色の色情報値との対応関係を記憶したルックア
ップテーブルで構成することができる。このように、ル
ックアップテーブルを用いれば、参照するのみの単純な
処理で迅速に、入力された色情報値に対応する中間値を
出力することができる。このように、任意の色情報値が
入力されたときには変換特性を用い、任意の色情報値に
対応する中間値を用いれば、所定色が再現されるべき各
色材の色材量に変換され、色再現が正確になされる。従
って、設定された変換特性に基づいて色情報値に対応す
る中間値を求め、求めた中間値を所定色の色情報値とし
て変換する。これにより、3次元の色彩値から4次元の
色分解値への変換が適正に行われ、所定色を正確に再現
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。なお、以下の説明で
は、色彩値はCIE XYZ、CIE L* * *
CIE L** * 等が利用可能である。本実施の形
態では、CIE L* * * (Lab値)を用いる
が、(測定により得た)分光分布から次の(1)式に示
すCIEXYZの三刺激値から次の(2)式を用いて導
出可能である。
【0021】
【数1】
【0022】本実施の形態は、色彩値が既知の原画像
を、表示装置上でシミュレートする色シミュレーション
装置や色再現してプリントするハードコピー装置の色再
現装置において、任意の色彩値(Lab値)を色分解値
(CMYK値)に変換する色変換装置に本発明を適用し
たものである。なお、印刷等において本発明を適用する
場合には、色分解値(CMYK値)の各々を各版を作成
するときのスクリーントーン等の面積比に対応させれば
よい。
【0023】図3に示すように、本実施の形態の色変換
装置42は、マイクロコンピュータを含んで構成された
装置本体10、原稿に記録されている画像を読み取るた
めのスキャナ24、画像データ入出力装置26、データ
やコマンドを入力するためのキーボード28、及びモニ
ター30から構成されている。装置本体10は、CPU
12、ROM14、RAM16、光源の色情報等を記憶
するためのメモリ18、本体と他の装置との間でデータ
等をやりとりするための入出力装置(以下、I/Oとい
う)20及びこれらをデータやコマンドが入出力可能な
ように接続されたバス22から構成されている。このI
/O20には入力されたデバイス値(CMYK値)に応
じた原画像をプリントするプリンタ32が接続されてい
る。なお、ROM14には、後述する処理プログラムが
記憶されている。スキャナ24は、色を数値で表現した
データとして出力するための装置であり、物体(原稿)
に光を照射し、物体からの反射光や透過光の強さを光電
的原理を利用して計測するためのものである。基本的に
は、光源と測光器からなる。一方、画像データ入出力装
置26は、数値表現された原画像の色彩値(本実施の形
態ではLab値)が外部記憶手段に記憶されている場合
に、外部記憶手段から読み込むための装置である。この
色彩値はキーボード28から直接入力してもよい。これ
らのスキャナ24及び画像データ入出力装置26は、何
れか一方を備えればよい。
【0024】図1は、本実施の形態の色変換装置42の
機能別概略構成を示すブロック図である。本実施の形態
の色変換装置42では、スキャナ24または画像データ
入出力装置26から入力されたLab値を例えば印刷用
のCMYK値の色分解値に変換して出力する。
【0025】この色変換装置42は、Lab値52から
CMYK値56への変換機能を有する変換手段54を構
成し、機能別に、Lab−中間3値変換手段58、変換
係数記憶手段60、生成された中間3値62、中間3値
−CMYK変換手段64に分類される。Lab−中間3
値変換手段58は入力された色彩値であるLab値52
を後述する中間3値62に変換するためのものであり、
中間3値−CMYK変換手段64は変換された中間3値
62を用いて色分解値であるCMYK値56を求めるの
ものである。この中間3値−CMYK変換手段64にお
ける変換は、以下の(3)〜(6)式に従ってなされ
る。なお、これらの各手段は、図3に示すハードウェア
資源及び後述するソフトウェア資源を用いて構成され
る。
【0026】 K=min(V1,V2,V3)・P(min(V1,V2,V3)) ・・・(3) C=V1−K・Q1(K) ・・・(4) M=V2−K・Q2(K) ・・・(5) Y=V3−K・Q3(K) ・・・(6) 但し、min():V1,V2,V3のうち最小の数を
求める関数 Q1(K):0≦Q1(K)≦1 Q2(K):0≦Q2(K)≦1 Q3(K):0≦Q3(K)≦1
【0027】なお、Q1(K)、Q2(K)、Q3
(K)の各々は、上記の関係を満たす条件下であれば何
れの関数を用いてもよい。
【0028】また、印刷等における中間3値−CMYK
変換手段64における変換は、従来より採用されてい
る、K版作成アルゴリズムであるUCR法やGCR法を
用いてもよい。
【0029】上記のLab−中間3値変換手段58は、
色彩値(Lab値)からその色彩値を得る色分解値(C
MYK値)に変換されるべき中間3値への変換のために
予め構築された変換系で、色彩値(Lab値)を中間3
値であるCMY値に変換する。この変換には、ルックア
ップテーブルまたはニューラルネットワーク等を用いる
ことができる。
【0030】本実施の形態では、Lab−中間3値変換
手段58にニューラルネットワークを採用した場合を説
明する。このLab−中間3値変換手段58は、ニュー
ラルネットワークで構成された変換機能を有すると共
に、それを学習する学習機能を有している。
【0031】なお、Lab−中間3値変換手段58は、
学習機能を有さない変換機能のみを有する構成とするこ
とも可能である。すなわち、後述するように、Lab−
中間3値変換手段58は、Lab値を当該Lab値を再
現するCMYK値に変換されるべき中間3値としてのC
MY値に変換するものであるが、Lab値をCMY値に
変換できればよい。従って、Lab値と当該Lab値を
再現するCMYK値に変換されるべきCMY値との対応
を予め他のニューラルネットワークで学習し、学習され
た他のニューラルネットワークの変換係数を入力するよ
うにして、この変換係数を用いてLab値をCMY値に
変換してもよい。つまり、変換係数が入力される構成で
あれば、変換係数を用いてLab値をCMY値に変換す
る変換のみの機能でよい。また、Lab値と当該Lab
値を再現するCMYK値に変換されるべきCMY値との
対応をルックアップテーブルとして記憶して、記憶され
たルックアップテーブルを参照することによって、La
b値をCMY値に変換してもよい。
【0032】Lab−中間3値変換手段58は、色彩値
(Lab値)の各値毎の入力を可能とするために入力層
として色彩値の数(本実施の形態ではLabの3つ)に
応じたニューロンを有し、中間層を介して所定数の中間
値(本実施の形態ではCMY)を出力するための出力層
として中間値の数(本実施の形態ではCMYの3つ)に
応じたニューロンを有して各々のニューロンがシナプス
によって結合されたニューラルネットワークを構成して
いる。このLab−中間3値変換手段58は以下に説明
する学習処理により学習して、所望の色彩値から色分解
値を求める系を得るものである。
【0033】図4に示すように、Lab−中間3値変換
手段58は、ネットワーク74及び教師部76から構成
されている。ネットワーク74の入力側は教師76の入
力側と共に接続され、ネットワーク74の出力側は教師
76の出力側と共に接続されている。教師76の修正信
号出力側はネットワーク74の修正信号入力側に接続さ
れている。ネットワーク74には、Labの各値が入力
されると共に、CMYの中間3値が出力される。入力の
色彩値に対応する教師信号TC及び出力の色分解値に対
応する出力信号OCは教師部76に入力され、教師部7
6はこれらの差分等から得た修正信号SCをネットワー
ク74に出力する。すなわち、ネットワーク74に、L
abの各値が入力されると、CMYの各中間値が出力さ
れる。学習時には、既知の色彩値及び色彩値に対応する
既知の色分解値は教師信号TCとして教師部76に入力
され、出力の色分解値に相当する出力信号OCも教師部
76に入力される。教師部76はこれら入力された信号
の差分等から得た修正信号SCをネットワーク74に出
力する。
【0034】なお、本実施の形態のLab−中間3値変
換手段58では、任意のLab値全てについて中間値で
あるCMYの各値を対応させるため、後述するニューラ
ルネットワークの出力層のユニットはシグモイド特性を
有するように構成され、また出力値は選択的に実在する
CMYの各値を対応させている。すなわち、シグモイド
特性を有するように構成されることによって、出力値は
実値(正の数)となるが、その出力値が実在するCMY
の値にならない場合が考えられる。このように、実在す
るCMYの値にならない場合を回避するため、出力値を
実在の値に選択的、例えば、出力値に最も近い実在の値
や出力値の端数を切り上げたり切り下げたりした値に対
応させることができる。
【0035】このLab−中間3値変換手段58に用い
られているニューラルネットワークの一例としては、図
5に示すように、色分解値としてのL* ,a* ,b*
3つのユニットI1、I2、I3から成る入力層、多数
のユニットMq(q≧1)から成る中間層、及び3個の
出力ユニットU1, U2, U3から成る出力層から構成
されている。なお、本実施の形態では中間層の各ユニッ
ト及び出力層の各ユニットはバイアスユニットに接続さ
れている。
【0036】中間層のユニットは入出力関係がシグモイ
ド関数によって表される神経回路素子により構成され、
入力層のユニットは入出力関係が線形の神経回路素子で
構成されている。また、出力層のユニットは上記で説明
したようにシグモイド特性を有するように神経回路素子
で構成するが、これに限定されるものではなく、入力層
のユニットと同様に入出力関係が線形の神経回路素子で
構成してもよい。
【0037】Lab−中間3値変換手段58では、La
b値がその入力として与えられると、ネットワークの中
間層のユニットからは次の(7)式に従った出力Hjが
出力される。
【0038】
【数2】
【0039】但し、W(h) ijは入力層のi番目のユニッ
トと中間層のj番目のユニットの結合係数(すなわち重
み)を表し、Ii は入力層のi番目のユニットの出力
(すなわち色情報値)、bj はバイアスユニットから供
給されるバイアス値を表す。また、出力層のユニットの
出力Ok も同様に次の(8)式のように表される。
【0040】
【数3】
【0041】但し、W(O) jkはj番目の中間ユニットと
k番目の出力ユニットの結合係数を表し、またHj
(7)式で定義される中間層のj番目のユニットの出力
値である。また、n、m、uはそれぞれ入力層、中間
層、出力層の各々のユニット数である。
【0042】従って、入力層のユニットへ色彩値を入力
することによって、出力層のユニットから出力Ok とし
て少なくとも3つのCMYの値が出力される。
【0043】なお、上記の入力層の各ユニットの特性は
入力をそのまま出力するような特性であり、また、中間
層のユニットの結合係数は次の(9)式で定義される
[0,1]の間で単調増加するシグモイド関数で表され
る特性である。 f(x)=1/(1+e-x) ・・・(9)
【0044】また、出力層のユニットはシグモイド関数
あるいは線形関数で表される特性である。ただし、出力
層はバイアスユニットからの入力があってもよい。
【0045】このニューラルネットワークの結合係数
は、出力層の各ユニットの出力と色分解値が既知である
教師信号との誤差を最小にするように予め学習・修正さ
れる。すなわち、Lab値からCMY値への変換を学習
する。本実施の形態では、ニューラルネットワークとし
て、フィードフォワード結合型ニューラルネットワーク
を用いており、該ネットワークの学習方法は各種の方法
があるが、例えば、バックプロパゲーションアルゴリズ
ム(ラメルハート[Runmelhert,D.E and McClelland,J.
L.(Eds),"Parallel Distributied Processing",Explora
ation in the Microstructure of Cognition.Vol1,2,MI
T Press,Cammbridge(1989)参照])の最急降下法等を用
いることができる。
【0046】次に、Lab−中間3値変換手段58にお
けるニューラルネットワークの学習の処理の詳細を図6
を参照してさらに説明する。この学習時には、本実施の
形態では、学習時に用いる教師データとして、色分解値
のCMYを各々20%づつ変動させた216組のCMY
値により画像を形成し、形成された画像を測色機で測色
した測定値をLab値を求め、このLab値を入力教師
データとすると共に、216組のCMY値を出力教師デ
ータとしている。
【0047】まず、ステップ150では、色分解値のC
MYを各々20%づつ変動させた216組のCMY値を
設定する。すなわち、(C,M,Y)=(0,0,
0),(0,0,20),(0,0,40),(0,
0,60),(0,0,80),(0,0,100),
(0,20,0),(0,20,20),・・・,(1
00,100,100)というう組み合わせで設定す
る。次のステップ152では設定された216組のCM
Y値の各々を上記の(3)〜(6)式に従ってCMYK
値を求めて、次のステップ154において記憶する。次
のステップ156では記憶した216組のCMYK値の
各々をプリンタ32へ出力することよって216組の色
票をプリントする。このプリントされた216組の色票
を次のステップ158で測色し、次のステップ160に
おいて各々の色彩値(Lab値)を求め、記憶する。以
上の処理がニューラルネットワークを学習させるための
教師データの作成である。次のステップ162では、プ
リントした複数の色票の色彩値(Lab値)を入力教師
信号とし、色票のCMY値(中間値)を出力教師信号と
して各々ニューラルネットワークに入力し、次のステッ
プ164で学習させる。すなわち、ネットワークの出力
(出力教師信号)と教師信号(入力教師信号)との誤差
を最小にするように学習される。以上の処理が終了し
(ステップ166)、ニューラルネットワークの学習が
十分に行われた後に、ステップ168でネットワークの
構造、ウェイトをメモリ18(図1の変換係数記憶手段
60に相当)に記憶し、変換系の構築を終了する。この
ように、学習することによってLab−中間3値変換手
段58では、色彩値であるLab値が入力されると、入
力されたLab値による任意の色が再現されるべき各色
材量に変換されるための中間3値である3つのCMY値
を出力する。
【0048】次に、本実施の形態の色変換装置42の作
動を図2のフローチャートを参照してさらに説明する。
色変換装置42の電源が投入または色変換実行開始の指
示がキーボードよりなされると、図2のステップ100
へ進み、上述のようにしてLab−中間3値変換手段5
8の学習がなされ、Lab−中間3値変換手段58に変
換係数が設定される。次のステップ102では、色変換
すべき原稿の色彩値(Lab値)が読み取られ、次のス
テップ104で設定された変換係数によるLab−中間
3値変換手段58によって、読み取った色彩値が中間3
値(CMY)に変換され、変換された中間3値値(CM
Y)が記憶される。このステップ104の処理は上記説
明したように学習されたニューラルネットワークのLa
b−中間3値変換手段58の動作に相当する。
【0049】次のステップ106では、変換された中間
3値が上記の(3)〜(6)式に従って色分解値(CM
YK値)に変換される。このステップ106の処理は中
間3値−CMYK変換手段64の動作に相当する。次の
ステップ108では、変換されたCMYK値を出力する
ことによってプリント指示がなされる。以上の処理が全
ての色彩値についてなされたのちに(ステップ11
0)、本ルーチンを終了する。
【0050】このように、本実施の形態の色変換装置で
は、入力された色彩値をCMYK値である色分解値に変
換するときに、一旦、入力された色彩値を中間3値に変
換し、この中間3値をCMYK値である色分解値に変換
している。この中間3値は、入力された色彩値が色再現
されたCMYK値に変換されるように予め設定されてい
るので、得られる色分解値は正確に入力された色彩値を
再現することができる。従って、本色変換装置を用いれ
ば、原画像の色彩値を容易に変換できる。
【0051】また、本実施の形態では、中間3値から色
分解値であるCMYK値への変換に、関数P(),
Q()を用いて設定している。このため、関数P(),
Q()の特性を適宜変更して設定することによって、C
MYK値への変換特性を自在に設定することができ、プ
リンタの特性に応じて最適な色変換を設定することがで
きる。すなわち、関数P(),Q()の特性を適宜変更
して基準となる色票をプリントする処理を繰り返すこと
によって、高精度な色再現を実現することができる。さ
らに、K版の作成を自在にコントロールすることがで
き、ユーザの意図する色再現状態を容易に形成すること
ができる。
【0052】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。本実施の形態は、CMY値の色彩値から印刷用のC
MYK値の色分解値に変換する変換装置へ、Lab値の
色彩値入力を可能とする色変換装置に本発明を適用した
ものである。なお、本実施の形態は上記実施の形態と同
様の構成であるため、同一部分には同一符号を付し詳細
な説明を省略する。
【0053】図7は本実施の形態の色変換装置の機能別
概略構成を含むブロック図である。本実施の形態の色変
換装置では、入力されたLab値を、印刷用のCMYK
値の色分解値に変換するために用いられるCMY値に変
換して出力する。
【0054】色変換装置は、CMY値63からCMYK
値56への変換機能を有するCMY値−CMYK変換装
置65へ入力させるためのLab値52からCMY値6
3への変換機能を有する変換手段55を構成し、機能別
に、Lab−中間3値変換手段58と同様の構成のLa
b−CMY値変換手段59、及び変換係数記憶手段60
に分類される。Lab−CMY変換手段59は入力され
た色彩値であるLab値52を上記説明した中間3値6
2としてCMY値63に変換するためのものである。
【0055】次に、本実施の形態の色変換装置の作動を
説明する。色変換装置の電源が投入または色変換実行開
始の指示がキーボードよりなされると、Lab−中間3
値変換手段58の学習と同様にして、Lab−CMY値
の学習がなされ、変換係数が設定される(図2のステッ
プ100に相当)。次に、色変換すべき原稿の色彩値
(Lab値)が読み取られ(ステップ102に相当)、
設定された変換係数によるLab−CMY値変換手段5
9によって、読み取った色彩値がCMY値63に変換さ
れる(ステップ104に相当)。次に、変換されたCM
Y値63が変換装置65によって色分解値(CMYK値
56)に変換される(ステップ106に相当)。変換さ
れたCMYK値を出力することによってプリント指示が
なされる(ステップ108に相当)。
【0056】このように、本実施の形態の色変換装置で
は、入力されたLabによる色彩値をCMY値に変換
し、出力している。従って、従来のCMY値からCMY
K値への変換が可能な装置へ入力するCMY値として、
所望するLab値による色彩値を入力することができ、
変換されたCMY値は色再現されるようにCMYK値に
変換されるので、得られるCMYK値は入力された色彩
値を再現することができる。従って、本色変換装置を用
いれば、原画像の色彩値を容易に変換できる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定色を表す第1表色系の色情報値を色再現装置で用いる
複数の色材の各色材量に変換するとき、CMYK等のよ
うに3次元の値を越えた4次元の値に変換する場合であ
っても、第1表色系と異なる第2表色系の色情報値を所
定色が再現されるべき中間値として設定し、予め求めた
第1表色系による色情報値と中間値との変換特性を用い
て、所定色が再現されるべき中間値に変換しているの
で、3次元の値から4次元の値への変換が適正に行わ
れ、所定色を正確に再現することができる、という効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる色変換装置の機能
別構成の概略を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる色変換装置の動作
の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態にかかる色変換装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図4】ニューラルネットワークの動作を説明するため
の概念イメージ図である。
【図5】ニューラルネットワークの構成を説明するため
の概念イメージ図である。
【図6】ニュラルネットワークの変換系構築時の処理過
程を示すフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施の形態にかかる色変換装置の
概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 装置本体 24 スキャナ 26 画像データ入出力装置 32 プリンタ 42 色変換装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色材を各々所定の色材量で組み合
    わせて出力することによって所定色を再現する色再現装
    置へ入力すべき色情報値であると共に、該所定色を表す
    第1表色系の色情報値を、該色情報値の次元数と一致す
    る次元数でかつ前記第1表色系と異なる第2表色系の色
    情報値に変換し、変換された第2表色系の色情報値を前
    記色情報値の次元数を越えた次元数の前記色再現装置で
    用いる複数の色材の各色材量に変換するにあたり、 前記第1表色系の色情報値から第2表色系の色情報値へ
    の変換は、 前記第2表色系の色情報値を中間値として設定し、 前記中間値と、該中間値を前記色再現装置で用いる複数
    の色材の各色材量に変換する変換により変換したときの
    各色材量によって形成された変換色を表す前記第1表色
    系の色情報値との対応をプレ特性として予め複数求め、 前記複数のプレ特性に基づいて、前記第1表色系の色情
    報値と、該第1表色系の色情報値による色に略一致する
    前記変換色に対応する中間値との関係を、変換特性とし
    て求め、 前記求めた変換特性に基づいて前記所定色の色情報値を
    中間値に変換する、 ことを特徴とする色情報変換方法。
  2. 【請求項2】 前記中間値と、該中間値を前記色再現装
    置で用いる複数の色材の各色材量に変換する変換により
    変換したときの各色材量との対応を予め複数求めると共
    に、求めた複数対応の各対応の各色材量と、該各色材量
    によって形成された変換色を表す前記第1表色系の色情
    報値との対応を予め複数求め、これらの中間値、各色材
    量及び色情報値の対応をプレ特性とし複数求めることを
    特徴とする請求項1に記載の色情報変換方法。
  3. 【請求項3】 複数の色材を各々所定の色材量で組み合
    わせて出力することによって所定色を再現する色再現装
    置へ入力すべき色情報値でありかつ該所定色を表す第1
    表色系の色情報値を入力するための入力手段と、入力さ
    れた第1表色系の色情報値を該色情報値の次元数と一致
    する次元数でかつ前記第1表色系と異なる第2表色系の
    色情報値に変換する色変換手段と、変換された第2表色
    系の色情報値を該色情報値の次元数を越えた次元数の前
    記色再現装置で用いる複数の色材の各色材量に変換する
    色材量変換手段と、を備えた色情報変換装置において、 前記色変換手段は、 前記第2表色系の色情報値を中間値として設定しかつ、
    前記第1表色系の色情報値と、前記色材量変換手段で変
    換された複数の色材の各色材量により形成される変換色
    が前記第1表色系の色情報値による色と略一致する中間
    値との関係を表す変換特性を記憶した記憶手段と、 記憶された変換特性に基づいて前記所定色の色情報値を
    中間値に変換すると共に、変換された中間値を前記色材
    量変換手段へ出力する中間値変換手段と、 を備えたことを特徴とする色情報変換装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、前記中間値と、該中間
    値を前記色再現装置で用いる複数の色材の各色材量に変
    換する変換により変換したときの各色材量との対応を予
    め複数求めると共に、求めた複数対応の各対応の各色材
    量と、該各色材量によって形成された変換色を表す前記
    第1表色系の色情報値との対応を予め複数求め、これら
    の中間値、各色材量及び色情報値の複数の対応に基づい
    て求めた、前記第1表色系の色情報値と、中間値との関
    係を表す変換特性を記憶することを特徴とする請求項3
    に記載の色情報変換装置。
  5. 【請求項5】 前記色変換手段は、第1表色系の色情報
    値を、第2表色系の色情報値に変換するように学習され
    た多層フィードフォワード型ニューラルネットワークで
    あることを特徴とする請求項3に記載の色情報変換装
    置。
  6. 【請求項6】 前記色変換手段は、第1表色系の色情報
    値と、第2表色系の色情報値との対応関係を記憶したル
    ックアップテーブルであることを特徴とする請求項3に
    記載の色情報変換装置。
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