JPH10232087A - ドライエアー供給システムおよび供給方法 - Google Patents

ドライエアー供給システムおよび供給方法

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JPH10232087A
JPH10232087A JP29754297A JP29754297A JPH10232087A JP H10232087 A JPH10232087 A JP H10232087A JP 29754297 A JP29754297 A JP 29754297A JP 29754297 A JP29754297 A JP 29754297A JP H10232087 A JPH10232087 A JP H10232087A
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dry air
air
nitrogen
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air supply
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忠弘 大見
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Haruhiko Matsushige
晴彦 松重
Kazuhiko Himeo
和彦 姫尾
Satoshi Mizogami
敏 溝上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライエアー中の水分濃度を1ppb以下に
することができ、ハイドロカーボン(HC)を除去する
ことができ、ドライエアーと同時に純窒素も製造するこ
とがあ可能なドライエアー供給システムを提供するこ
と。 【解決手段】 原料空気1を圧縮するための空気圧縮機
2と、圧縮された空気から不純物を除去するための不純
物除去装置6と、空気を冷却し液化するための手段(主
熱交換器)14と、液化した空気を精留して純窒素を分
離するための精留塔9と、分離した純窒素をガス化して
窒素ユースポイント16へ供給するための窒素供給ライ
ン8と、窒素を分離した後の残余部分をガス化して代用
ドライエアーとしてドライエアーユースポイント15へ
供給するためのドライエアー供給ライン7を設けたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドライエアー供給シス
テムおよび供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、半導体製造工場では、高純度のド
ライエアーガスあるいは代用ドライエアーが大量に消費
される。
【0003】従来、ドライエアー発生装置としては、図
6に示すものが知られている。
【0004】この装置では、原料空気をフィルター52
を通して圧縮機51に供給し、圧縮機51で原料空気を
圧縮後、吸着塔54に供給し、ヒーター53で加熱しつ
つ吸着塔54において水分を吸着除去し、ドライエアー
を得ようとするものである。
【0005】しかし、この装置によれば次のような問題
点が生じる。 ドライエアー中の水分濃度を1ppb以下にすること
が困難である。 ハイドロカーボン(HC)及び化学汚染物質を除去す
ることが困難である。 ドライエアーしか製造できず、純窒素は別途製造する
ことが必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
をことごとく解決し、ドライエアー中の水分濃度を1p
pb以下にすることができ、ハイドロカーボン(HC)
及び化学汚染物質を除去することができ、ドライエアー
と同時に純窒素も製造することが可能なドライエアー供
給システムを提供すること目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のドライエアー供
給システムは、原料となる空気および/または代用ドラ
イエアー(以下「空気等」という)を導入する原料導入
部と、該空気等を圧縮するための空気圧縮機と、圧縮さ
れた空気等から不純物を除去するための不純物除去装置
と、液化した空気等を精留して純窒素を分離するための
精留塔と、該不純物除去装置と該精留塔とをつなぐメイ
ンラインと、該メインライン途中において該空気等を冷
却し液化するための手段と、分離した純窒素をガス化し
て窒素ユースポイントへ供給するための窒素供給ライン
と、窒素を分離した後の残余部分をガス化して代用ドラ
イエアーとしてドライエアーユースポイントへ供給する
ための代用ドライエアー供給ラインと、を有しているこ
とを特徴とする。
【0008】本発明のドライエアー供給システムは、原
料となる空気等を導入するための原料導入部と、空気等
を圧縮するための空気圧縮機と、圧縮された空気等から
不純物を除去するための不純物除去装置と、液化した空
気等を精留して純窒素を分離するための精留塔と、該不
純物除去装置と該精留塔とをつなぐメインラインと、該
メインライン途中において該空気等を冷却し液化するた
めの手段と、分離した純窒素をガス化して窒素ユースポ
イントへ供給するための窒素供給ラインと、前記不純物
除去装置において不純物を除去した後のドライエアーの
一部をドライエアーユースポイントへ供給するための、
該メインラインから分岐したドライエアー供給ライン
と、を有することを特徴とする。
【0009】本発明のドライエアー供給システムは、原
料となる空気等を導入するための原料導入部と、空気等
を圧縮するための空気圧縮機と、圧縮された空気等から
不純物を除去するための不純物除去装置と、液化した空
気等を精留して純窒素を分離するための精留塔と、該不
純物除去装置と該精留塔とをつなぐメインラインと、該
メインライン途中において該空気等を冷却し液化するた
めの手段と、分離した純窒素をガス化して窒素ユースポ
イントへ供給するための窒素供給ラインと、該精留塔の
下部に溜まった液体空気を気化させる手段と、該気化し
た空気等をドライエアーユースポイントへ供給するため
のラインとを有することを特徴とする。
【0010】本発明のドライエアー供給システムは、原
料となる空気等を導入するための原料導入部と、空気等
を圧縮するための空気圧縮機と、圧縮された空気等から
不純物を除去するための不純物除去装置と、液化した空
気等を精留して純窒素を分離するための精留塔と、該不
純物除去装置と該精留塔とをつなぐメインラインと、該
メインライン途中において該空気等を冷却し液化するた
めの手段と、分離した純窒素をガス化して窒素ユースポ
イントへ供給するための窒素供給ラインと、前記不純物
除去装置において不純物を除去した後のドライエアーの
一部をドライエアーユースポイントへ供給するための、
該メインから分岐したドライエアー供給ラインと、窒素
を分離した後の残余部分をガス化して代用ドライエアー
として所望のポイントへ流すための代用ドライエアー供
給ラインと、前記代用ドライエアー供給ラインから分岐
し、前記不純物除去装置に接続された分岐代用ドライエ
アー供給ラインと、該分岐代用ドライエアー供給ライン
と該メインラインとを接続する接続ラインと、を有する
ことを特徴とする。
【0011】本発明のドライエアー供給システムは、原
料となる空気等を導入するための原料導入部と、空気等
を圧縮するための空気圧縮機と、圧縮された空気等から
不純物を除去するための不純物除去装置と、液化した空
気等を精留して純窒素を分離するための精留塔と、該不
純物除去装置と該精留塔とをつなぐメインラインと、該
メインライン途中において該空気等を冷却し液化するた
めの手段と、分離した純窒素をガス化して窒素ユースポ
イントへ供給するための窒素供給ラインと、前記不純物
除去装置において不純物を除去した後のドライエアーの
一部をドライエアーユースポイントへ供給するための、
該メインラインから分岐したドライエアー供給ライン
と、該メインライン上に設けられたブースターと、を有
することを特徴とする。
【0012】本発明のドライエアー供給方法は、原料空
気等を圧縮し、圧縮された空気等から不純物を除去し、
該空気等を冷却し液化し、液化した空気等を精留して純
窒素を分離し、分離した純窒素をガス化して窒素ユース
ポイントへ供給するとともに窒素を分離した後の残余部
分をガス化して代用ドライエアーとしてドライエアーユ
ースポイントへ供給することを特徴とする。本発明のド
ライエアー供給方法は、原料空気等を圧縮し、圧縮され
た空気等から不純物を除去し、該空気等を冷却し液化
し、液化した空気等を精留して純窒素を分離し、分離し
た純窒素をガス化して窒素ユースポイントへ供給すると
ともに不純物を除去した後のドライエアーの一部をドラ
イエアーユースポイントへ供給することを特徴とする。
【0013】本発明のドライエアー供給方法は、原料空
気等を圧縮し、圧縮された空気等から不純物を除去し、
該空気等を冷却し液化し、液化した空気等を精留塔にて
精留して純窒素を分離し、分離した純窒素をガス化して
窒素ユースポイントへ供給するとともに、該精留塔の下
部に溜まった液体空気を気化させ、気化した空気等をド
ライエアーユースポイントへ供給することを特徴とす
る。
【0014】なお、本明細書において、代用ドライエア
ーとは、窒素と酸素との割合が天然空気の割合からはず
れている窒素と酸素を含む混合物を言う。また、ドライ
エアーとは窒素と酸素の割合が天然の空気とほぼ同じな
窒素と酸素の混合物を言う。
【0015】
【実施例】
(実施例1)図1に実施例1を示す。
【0016】本例のドライエアー供給システムは、原料
となる空気等を導入する原料導入部80と原料の空気等
1を圧縮するための空気圧縮機2と、圧縮された空気等
から不純物を除去するための不純物除去装置6と、液化
した空気を精留して純窒素を分離するための精留塔9
と、不純物除去装置6と精留塔9とをつなぐメインライ
ン90と、メインライン90途中において空気等を冷却
し液化するための手段(主熱交換器)14と、分離した
純窒素をガス化して窒素ユースポイント16へ供給する
ための窒素供給ライン8と、窒素を分離した後の残余部
分をガス化して代用ドライエアーとしてドライエアーユ
ースポイント15へ供給するための代用ドライエアー供
給ライン7とを有している。
【0017】かかる構成とすることにより、水分濃度が
1ppb以下の高純度の純窒素及びドライエアーを容易
に供給することができる。
【0018】以下に本実施例をより詳細に説明する。
【0019】原料となる空気1は空気圧縮機(例えば無
給油圧縮機)2により約9kg/cm2Gまで昇圧す
る。
【0020】不純物除去手段は吸着除去装置6であり、
原料空気中の水分(H2O)、炭酸ガス(CO2)、一酸
化炭素(CO)、水素(H2)、炭化水素(HC)等を
吸着除去する。
【0021】純化された原料空気は主熱交換器14にお
いて精留塔9のラインb,fから戻る純窒素ガス12及
び代用ドライエアー19と熱交換させ低温に冷却する。
【0022】窒素を分離した残余部分は精留塔9のライ
ンfから凝縮器11、液化器110を介して膨張タービ
ン18に送られ、寒冷を得て膨張する。膨張タービン1
8と同軸のガス圧縮器により代用ドライエアーの一部を
再圧縮し精留塔9に戻し、純窒素製造の収率を大幅に向
上させることができる。
【0023】また、精留塔9に戻す量をコントロールし
て、純窒素製造の収率の向上と代用ドライエアーとして
用いる比率を任意に変えることもできる。
【0024】冷却された空気は液化され、精留塔9の下
部に入る。液体空気は沸点の差によって精留され、精留
塔9の上部Bから超高純度窒素ガスが取り出される。
【0025】精留塔9の上部Bから取り出される超高純
度窒素ガスは液化器10、主熱交換器14を通り、常温
のガスとして取り出される。また、一部を製品液体窒素
として取り出すことも可能である。
【0026】本例では、代用ドライエアー供給ライン7
を分岐させたライン(分岐代用ドライエアー供給ライ
ン)7aを不純物除去装置6に接続し、代用ドライエア
ーの一部を不純物除去装置6に供給できるようにしてあ
る。これにより分岐代用ドライエアー供給ライン7aを
介して不純物除去装置6に代用ドライエアーを供給して
不純物除去装置6内の吸着剤の再生を代用ドライエアー
により行うことができる。再生に使用された代用ドライ
エアーは廃ガス4として外部に排気される。
【0027】なお、図1において5はアフタークーラー
であり、不純物除去装置6に導入する温度を下げるため
に用いられる。これにより吸着塔の大きさを小さくする
ことができる。
【0028】本例では、1000m3/hrの原料空気
1を用いた。1000m3/hrのうち400m3が純窒
素12となり、残り600m3/hrが代用ドライエ ア
ー19としてドライエアーユースポイント15へ供給し
た。
【0029】純窒素中の水分濃度は1ppb以下すなわ
ち、露点は−110℃以下であった。また、代用ドライ
エアー19は酸素リッチであり、水分濃度は1ppb以
下、露点は−110℃以下であった。
【0030】(実施例2)図2に実施例2を示す。
【0031】本例では、窒素供給ライン8から分岐した
分岐窒素供給ライン20により、窒素供給ライン8と代
用ドライエアー供給ライン7とを接続し、代用ドライエ
アー中に純窒素を添加しえるようにしてある。他の点は
実施例1と同様である。
【0032】また、代用ドライエアー供給ライン7上及
び/又は分岐窒素供給ライン20上に流量計21,22
を設けておけばドライエアーユースポイント15へ供給
するドライエアーの窒素と酸素との組成比を任意に代え
ることが可能なため好ましい。
【0033】特に、純窒素添加後のガス中の酸素と窒素
の混合比が約1:4となるようにした場合には天然空気
と同様の組成であるため、安全上極めて好ましい。かか
る組成の場合、人間が出入りするウエハなどのストッカ
ールームをドライエアーユースポイントとしてもよい。
また、ワイヤボンディング雰囲気をドライエアーユース
ポイントとしてもよい。けだし、本発明に係るドライエ
アーは水分が1ppb以下であり、水分が1ppb以下
ならば酸素が存在してもワイヤボンディング部の酸化を
招くことがないからである。なお、このことは実施例1
の場合も同じである。
【0034】なお、分岐窒素供給ライン20上に代用ド
ライエアー中の不純物を除去するための精製装置23を
設け、代用ドライエアー中の不純物(特に水分、炭化水
素、CO、CO2)を除去すればより一層純度を高くす
ることができるため好ましい。露点温度を−70℃以下
とすることにより例えばウエハのストッカールームの雰
囲気ガスとして十分使用可能である。
【0035】本例により供給されるドライエアーないし
代用ドライエアーは水分濃度が1ppb以下である。
【0036】本例でも、1000m3/hrの原料空気
1を用いた。1000m3/hrのうち400m3/hr
が純窒素12となり、残り600m3/hrを代用ドラ
イエアーとしてドライエアー供給ライン7へ流した。
【0037】本例では、純窒素400m3/hrのう
ち、250m3/hrは純窒素ユースポイントへ供給
し、400m3/hrの残り150m3/hrは分岐ライ
ン20を介して代用ドライエアー供給ライン7に供給し
た。ユースポイント15へ供給した。
【0038】従って、ドライエアーユースポイントへ
は、代用ドライエアー600m3/hrと 純窒素150
3/hrとの混合ガスを供給した。
【0039】純窒素中の水分濃度は1ppb以下すなわ
ち、露点は−110℃以下であった。また、代用ドライ
エアー19は実施例1の場合よりも酸素は少ないが酸素
リッチであり、水分濃度は1ppb以下、露点は−11
0℃以下であった。
【0040】(実施例3)図3に基づき実施例3に係る
ドライエアー供給システムを説明する。
【0041】本例のドライエアー供給システムは、原料
となる空気等を導入するための原料導入部80と、空気
等を圧縮するための空気圧縮機2と、圧縮された空気等
から不純物を除去するための不純物除去装置6と、液化
した空気等を精留して純窒素を分離するための精留塔9
と、不純物除去装置6と精留塔9とをつなぐメインライ
ン90と、メインライン90途中において該空気等を冷
却し液化するための手段14と、分離した純窒素をガス
化して窒素ユースポイント16へ供給するための窒素供
給ライン8と、不純物除去装置6において不純物を除去
した後のドライエアーの一部をドライエアーユースポイ
ント15へ供給するためのドライエアー供給ライン30
と、を有する。
【0042】これにより、不純物濃度1ppb以下であ
るドライエアー(天然空気と窒素と酸素との割合が同
じ)を簡単なシステムでドライエアーユースポイントへ
供給することができる。また、純窒素も得ることができ
る。
【0043】なお、主熱交換機14、液化器10、精留
塔9、純窒素供給ライン8については実施例1あるいは
実施例2で説明したものと同様であるので説明を省略す
る。なお、より不純物濃度の低いドライエアーが必要な
場合はドライエアー供給ライン30上にさらに不純物除
去装置を設ければよい。
【0044】本例では、代用ドライエアー供給ライン7
を流れるガスは廃ガス4として外部に排出されるが、代
用ドライエアー供給ライン7を分岐させたライン(分岐
代用ドライエアー供給ライン)7aを不純物除去装置6
に接続し、代用ドライエアーの一部を不純物除去装置6
に供給できるようにしてある。これにより分岐代用ドラ
イエアー供給ライン7aを介して不純物除去装置6に代
用ドライエアーを供給して不純物除去装置6内の吸着剤
の再生を代用ドライエアーにより行うことができる。再
生に使用された代用ドライエアーは廃ガス4として外部
に排出される。
【0045】本例でも、1000m3/hrの原料空気
1を用いた。1000m3/hrのうち100m3/hr
を精留塔9に供給した。残り900m3/hrをドライ
エアーとしてドライエアー供給ライン30へ流し、ドラ
イエアーユースポイント15へ供給した。
【0046】本例では、ユースポイントにおけるドライ
エアー中の水分を調べたところ1ppb以下であった。
窒素と酸素との組成比は天然空気と同じである。
【0047】なお、純窒素ユースポイント16への純窒
素供給量は60m3/hrであり、残り 40m3/hr
は廃ガスとして系外へ廃棄した。
【0048】なお、本例では、精留塔9への供給量とド
ライエアー供給ラインへの供給量とを1:9としたが、
1:3〜1:20とすることが好ましい。1:3未満ま
たは1:20を超えるとトータルコストに対する設備の
割合が増加し、しいてはドライエアー、窒素のコストが
アップするからである。
【0049】純窒素中の水分濃度は1ppb以下すなわ
ち、露点は−110℃以下であった。また、代用ドライ
エアー19は実施例1の場合よりも酸素は少ないが酸素
リッチであり、水分濃度は1ppb以下、露点は−11
0℃以下であった。
【0050】(実施例4)図4に実施例4を示す。
【0051】本例のドライエアー供給システムでは、原
料となる空気等を導入するための原料導入部80と、空
気等を圧縮するための空気圧縮機2と、圧縮された空気
等から不純物を除去するための不純物除去装置6と、液
化した空気等を精留して純窒素を分離するための精留塔
9と、不純物除去装置6と精留塔9とをつなぐメインラ
イン90と、メインライン90途中において該空気等を
冷却し液化するための手段14と、分離した純窒素をガ
ス化して窒素ユースポイント16へ供給するための窒素
供給ライン8と、精留塔9の下部に溜まった液体空気を
気化させる手段(蒸発装置)40と、気化した空気等を
ドライエアーユースポイント15へ供給するためのライ
ン48と、を有している。
【0052】また、本例では、蒸発装置40と精留塔9
との間に液貯蔵タンク45を設けてある。この貯蔵タン
クは精留塔9内の液をバックアップするために用いるこ
とができる。精留塔9内の液は経時的に酸素濃度が高ま
るため、定期的に入れ替える必要がある。その際、液を
連続的に抜くと熱交換が間に合わなくなり熱交換がなさ
れなくなってしまう。また、窒素の製造量が減ってしま
う。
【0053】そこで、かかることを防止するために連続
的ではなく継続的に液を抜くことが好ましい。そのため
には、次のようにすればよい。通常、窒素ガスの使用量
は一定ではなく、それにともなって窒素の発生量をコン
トロールして生産量をコントロールしている。すなわ
ち、窒素の発生量が少ない場合にのみ液体空気の生産量
を増加させる制御を行い液体空気の貯蔵タンクに供給す
る。
【0054】また、貯蔵タンク45の内部を分割し、分
割した小さな部屋のみに1個づつバックアップを行えば
よい。もし、貯蔵タンク45の内部を分割せずに、か
つ、使用量が極度に少ないと、液体空気の性質上、長時
間のうちに高沸点成分である酸素のみが気化され、タン
ク外に放出される現象が起こり最終的には液体窒素とな
ってしまうので全ての液を入れ替えなければならない。
そこで分割した部屋のみに1個づつバックアップを行う
と使用量に応じて入れ替える液を最小限にすることがで
きる。
【0055】なお、図4では、図1に示す構造に蒸発装
置40あるいは貯蔵タンク45を設けた例を示したが、
図2あるいは図3に示す構造において、蒸発装置40あ
るいは貯蔵タンク45を設けてもよい。
【0056】なお、バックアップ用の液体空気を貯蔵す
る貯蔵タンクに対して、液体空気を定期的に入れ替える
あるいは継ぎ足すことができるようにしておくことが好
ましい。
【0057】なお、本例でも、代用ドライエアー供給ラ
イン7を流れるガスは廃ガス4として外部に排出される
が、代用ドライエアー供給ライン7を分岐させたライン
(分岐代用ドライエアー供給ライン)7aを不純物除去
装置6に接続し、代用ドライエアーの一部を不純物除去
装置6に供給できるようにしてある。これにより分岐代
用ドライエアー供給ライン7aを介して不純物除去装置
6に代用ドライエアーを供給して不純物除去装置6内の
吸着剤の再生を代用ドライエアーにより行うことができ
る。再生に使用された代用ドライエアーは廃ガス4とし
て外部に排出される。
【0058】(実施例5)図5に実施例5を示す。
【0059】基本構成は実施例と同様であるが、本例で
は、ドライエアーユースポイントであるストッカールー
ム15と原料導入部80とを回収ライン70で接続して
ある。これによりドライエアーユースポイント15にお
いて消費されなかった代用ドライエアーを回収し、再度
ドライエア供給システムの原料として用いることができ
る。
【0060】なお、代用ドライエアーのドライエアーユ
ースポイントへの供給は大気圧以下で供給することも可
能である。その理由は、ストッカアールームでの作業を
完全自動化することによって人間の出入りが無くなる。
従って、減圧下でも汚染に関しては何ら問題ない。減圧
にすることによる利点は消費されるドライエアーの量は
少なくなりコストダウンになるからである。
【0061】なお、分岐窒素供給ライン20上に代用ド
ライエアー中の不純物を除去するための精製装置23を
設け、代用ドライエアー中の不純物(特に水分、炭化水
素、CO、CO2)を除去すればより一層純度を高くす
ることができるため好ましい。露点温度を−70℃以下
とすることにより例えばウエハのストッカールームの雰
囲気ガスとして十分使用可能である。
【0062】本例により供給されるドライエアーないし
代用ドライエアーは水分濃度が1ppb以下である。
【0063】本例でも、1000m3/hrの原料空気
1を用いた。1000m3/hrのうち400m3/hr
が純窒素12となり、残り600m3/hrのうち30
0m3/hrが代用ドライエ アーとしてドライエアー供
給ライン7へ流した。
【0064】本例では、純窒素400m3/hrのう
ち、250m3/hrは純窒素ユースポイントへ供給
し、400m3/hrの残り150m3/hrは分岐ライ
ン20を介して代用ドライエアー供給ライン7に供給し
た。ユースポイントであるストッカールーム15へ供給
した。
【0065】従って、ドライエアーユースポイントであ
るストッカールームへは、代用ドライエアー600m3
/hrと 純窒素150m3/hrとの混合ガスを供給し
た。
【0066】純窒素中の水分濃度は1ppb以下すなわ
ち、露点は−110℃以下であった。また、代用ドライ
エアーは実施例1の場合よりも酸素は少ないが酸素リッ
チであり、水分濃度は1ppb以下、露点は−110℃
以下であった。
【0067】(実施例6)図6に実施例6を示す。
【0068】本例でもドライエアーユースポイントはス
トッカールーム15a,15bである。
【0069】クリーンルーム64内に配置されたストッ
カールーム15a,15bはトンネル60により接続さ
れている。例えばストッカールーム15aから搬入され
た半導体ウエハ、液晶基板などの被処理物は、トンネル
60を介し、さらに搬入路64a,64b,64cを介
して例えばCVD(化学気相堆積)室61などのプロセ
スチャンバー、洗浄室62、炉63等の処理室に搬送さ
れる。
【0070】この装置は、ストッカールーム15a,1
5b、処理室61,62,63は外部から密閉されてお
り、外部大気に晒すことなくウエハ等の被処理物の搬送
を可能とし、被処理物表面への自然酸化物の形成、有害
パーティクルの付着、水分の付着などの汚染を防止せん
とするものである。
【0071】本例ではドライエアー(あるいは代用ドラ
イエアー)のユースポイントを、ストッカールーム15
a,15b、トンネル60、搬入路64a,64b,6
4cとしたたものであり、ドライエアーからの汚染をも
防止するものである。
【0072】特に、トンネル60内において、ウエハ等
の下面からドライエアーを吹き付け、ウエハ等を浮上さ
せつつ搬送を行う場合には、ドライエアーの使用量は大
量のものとなるため本発明は好適に適用される。
【0073】(実施例7)図7に実施例7を示す。
【0074】本例はドライエアーと純窒素を併産するシ
ステムに係るものである。本例の基本構成は実施例3と
同様である。
【0075】本例のドライエアー供給システムは、原料
となる空気等を導入するための原料導入部80と、空気
等を圧縮するための空気圧縮機2と、圧縮された空気等
から不純物を除去するための不純物除去装置6と、液化
した空気等を精留して純窒素を分離するための精留塔9
と、該不純物除去装置6と該精留塔9とをつなぐメイン
ライン90と、該メインライン90途中において該空気
等を冷却し液化するための手段14と、分離した純窒素
をガス化して窒素ユースポイント16へ供給するための
窒素供給ライン8と、前記不純物除去装置6において不
純物を除去した後のドライエアーの一部をドライエアー
ユースポイント15へ供給するための、該メインライン
90から分岐したドライエアー供給ライン30と、窒素
を分離した後の残余部分をガス化して代用ドライエアー
として所望のポイントへ流すための代用ドライエアー供
給ライン7と、前記代用ドライエアー供給ライン7から
分岐し、前記不純物除去装置6に接続された分岐代用ド
ライエアー供給ライン7aと、該分岐代用ドライエアー
供給ライン7aと該メインライン90とを接続する接続
ライン65と、を有する。
【0076】本例でも1000m3/hrの原料空気1
を用いた。1000m3/hrのうち300m3/hrを
精留塔9に供給した。その300m3/hrのうち12
0m3/hrを分岐ライン7aを通して不純物除去装置
6内の吸着剤および触媒の再生に用いた。
【0077】しかし、1000m3/hrの原料空気の
うち、300m3/hrを精留塔9に供給した残りの7
00m3/hrのうちの70m3/hrと、窒素製造とき
に放出される廃ガス180m3/hrとの250m3/h
rを不純物除去装置6内の吸着剤および触媒の再生に用
いた。70m3/hrは接続ライン65を介して供給す
る。原料空気1000m3/hrを不純物除去装置6で
精製した場合の再生ガスは1000m3/hrの25
%、すなわち、250m3/hrが必要だからである。
【0078】このシステムによって、従来捨てられてい
た廃ガスを有効に活用できコストダウンが図れる。
【0079】実施例3に示したドライエアー供給システ
ムのような超高純度ドライエアーと高純度窒素との併産
システムの場合、不純物除去装置6において不純物の除
去に用いられる吸着剤を再生するための再生ガスは窒素
の製造過程で廃ガスとして放出されるガスが利用でき
る。すなわち分岐代用ドライエアー供給ラインを不純物
除去装置6に接続することにより代用ドライエアーを再
生ガスとして利用できる。
【0080】併産システムとしての収率は確実にアツプ
する。高純度N2ガスの製造時に排出される廃ガスは、
窒素単独製造の場合、そのすべてが不純物除去装置の吸
着剤の再生ガスとして装置に導入されている。しかし、
実際に、剤の再生に必要なガスは、原料空気量(処理ガ
ス)の25%のみである。すなわち、余分な量のガスが
不純物除去装置に再生ガスとして導入されているのであ
る。
【0081】一方、ドライエアーと窒素との併産の場
合、ドライエアー製造のために窒素単独の製造時よりも
大型の吸着/触媒装置が必要となり、それに伴って再生
ガスも多量に必要となる。
【0082】そこで、余剰の廃ガスを大型の不純物除去
装置の吸着/触媒の再生に利用すれば併産としての収率
は大幅にアツプする。また、超高純度ドライエアーと高
純度窒素との併産によって各々単独で製造する場合に比
ベて共有できる機器も多くトータルとしての設備コスト
とランニングコストも削減できる。さらに、運転管理も
集中化することが可能であり運転管理コストも削減でき
る。
【0083】(実施例8)図8に実施例8に係るドライ
エアー供給システムを示す。本例も基本構成は実施例3
に示すドライエアー供給システムと同様である。本例の
ドライエアー供給システムは、原料となる空気等を導入
するための原料導入部80と、空気等を圧縮するための
空気圧縮機2と、圧縮された空気等から不純物を除去す
るための不純物除去装置6と、液化した空気等を精留し
て純窒素を分離するための精留塔9と、該不純物除去装
置と該精留塔とをつなぐメインライン90と、該メイン
ライン90途中において該空気等を冷却し液化するため
の手段14と、分離した純窒素をガス化して窒素ユース
ポイント16へ供給するための窒素供給ライン8と、前
記不純物除去装置6において不純物を除去した後のドラ
イエアーの一部をドライエアーユースポイント15へ供
給するための、該メインライン90から分岐したドライ
エアー供給ライン30と、該メインライン90上に設け
られたブースター(高圧圧縮機)95と、を有する。
【0084】実施例3で示したような超高純度ドライエ
アーと高純度窒素との併産を行うには、ドライエアーと
窒素の製造および不純物除去装置において不純物の除去
に用いられる吸着剤を再生するための再生ガスに必要な
原料の量に見合った圧縮機と不純物除去装置を準備する
ことで簡単に併産が可能である。
【0085】また、窒素は通常高圧が必要であるが、ド
ライエアーは低圧で十分であると考えられる。一方、圧
縮機2は、その容量と昇圧圧力が大きくなるにつれてエ
キスポネンシヤル的に高価になる。高純度窒素とドライ
エアー併産システムによっって製造される超高純度ドラ
イエアーの一部を容量の小さい高圧圧縮機(ブースタ
ー)でさらに加圧してN2製造のための原料に用いる方
法が効率がよくコストダウンとなる。低圧圧縮機で昇圧
されたエアーは不純物除去装置によって不純物を除去し
て超高純度ドライエアーとして使用する。その―部をN
2製造の原料として高圧に圧縮される。ここではすでに
水分、CO、H2は取り除かれているためにN2製造のた
めに前処理装置は必要ない。
【0086】このように2段で圧縮することによって、
コストダウンがはかれる。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、ドライエアー中の水分
濃度を1ppb以下にすることができ、ハイドロカーボ
ン(HC)を除去することができ、ドライエアーと同時
に純窒素も製造することが可能なドライエアー供給シス
テムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のシステムを示す図である。
【図2】実施例2のシステムを示す図である。
【図3】実施例3のシステムを示す図である。
【図4】実施例4のシステムを示す図である。
【図5】実施例5のシステムを示す図である。
【図6】実施例6のシステムを示す図である。
【図7】実施例7のシステムを示す図である。
【図8】実施例8のシステムを示す図である。
【図9】従来例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 原料空気、 2 空気圧縮機、 4 廃ガス、 5 アフタークーラー、 6 不純物除去装置、 7 代用ドライエアー供給ライン、 7a 分岐代用ドライエアー供給ライン、 8 窒素供給ライン、 9 精留塔、 10 液化器、 12 純窒素ガス、 14 主熱交換器、 15 ドライエアーユースポイント、 15a,15b ストッカールーム、 16 窒素ユースポイント、 18 膨張タービン、 19 代用ドライエアー、 20 分岐窒素供給ライン、 21,22 流量計、 23 精製装置、 30 ドライエアー供給ライン、 40 蒸発装置、 42,43 バルブ、 45 貯蔵タンク、 48 ライン、 51 圧縮機、 52 フィルター、 53 ヒーター、 54 吸着塔、 60 トンネル、 61 プロセスチャンバー(CVD室)、 62 洗浄室、 63 炉、 64 クリーンルーム、 64a,64b,64c 搬入路、 65 接続ライン、 70 回収ライン、 71 回収原料空気、 80 原料導入部、 81 ガス圧縮器、 90 メインライン、 95ブースター(高圧圧縮機)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松重 晴彦 大阪府大阪市淀川区宮原4丁目1番14号住 友生命新大阪ビル大阪酸素工業株式会社内 (72)発明者 姫尾 和彦 大阪府大阪市淀川区宮原4丁目1番14号住 友生命新大阪ビル大阪酸素工業株式会社内 (72)発明者 溝上 敏 大阪府大阪市淀川区宮原4丁目1番14号住 友生命新大阪ビル大阪酸素工業株式会社内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料となる空気および/または代用ドラ
    イエアー(以下「空気等」という)を導入する原料導入
    部と、 該空気等を圧縮するための空気圧縮機と、 圧縮された空気等から不純物を除去するための不純物除
    去装置と、 液化した空気等を精留して純窒素を分離するための精留
    塔と、 該不純物除去装置と該精留塔とをつなぐメインライン
    と、 該メインライン途中において該空気等を冷却し液化する
    ための手段と、 分離した純窒素をガス化して窒素ユースポイントへ供給
    するための窒素供給ラインと、 窒素を分離した後の残余部分をガス化して代用ドライエ
    アーとしてドライエアーユースポイントへ供給するため
    の代用ドライエアー供給ラインと、を有していることを
    特徴とするドライエアー供給システム。
  2. 【請求項2】 該代用ドライエアー供給ラインから分岐
    した分岐代用ドライエアーラインを該不純物除去装置に
    接続したことを特徴とする請求項1記載のドライエアー
    供給システム。
  3. 【請求項3】 窒素供給ラインから分岐した分岐窒素供
    給ラインを代用ドライエアー供給ラインに接続し、前記
    代用ドライエアー中に前記純窒素を添加しえるようにし
    たことを特徴とする請求項1または2記載のドライエア
    ー供給システム。
  4. 【請求項4】 純窒素添加後のガス中の酸素と窒素の混
    合比が約1:4となるようにしたことを特徴とする請求
    項3記載のドライエアー供給システム。
  5. 【請求項5】 前記代用ドライエアー供給ライン上に代
    用ドライエアー中の不純物を除去するための精製装置を
    設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1
    項記載のドライエアー供給システム。
  6. 【請求項6】 前記不純物が、水分、炭化水素、CO、
    CO2、H2の全て又は一 部である事を特徴とする請求
    項5記載のドライエアー供給システム。
  7. 【請求項7】 前記ドライエアーの露点が、−70℃以
    下であることを特徴とする請求項6記載のドライエアー
    供給システム。
  8. 【請求項8】 前記ドライエアーユースポイントは半導
    体基板のストッカールーム及び/又はウエハ等半導体に
    用いられる基体の移動トンネルであることを特徴とする
    請求項1ないし7のいずれか1項記載のドライエアー供
    給システム。
  9. 【請求項9】 前記ドライエアーユースポイントと前記
    導入部とを回収ラインで接続したことを特徴とする請求
    項1ないし8のいずれか1項記載のドライエアー供給シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 原料となる空気等を導入するための原
    料導入部と、 空気等を圧縮するための空気圧縮機と、 圧縮された空気等から不純物を除去するための不純物除
    去装置と、 液化した空気等を精留して純窒素を分離するための精留
    塔と、 該不純物除去装置と該精留塔とをつなぐメインライン
    と、 該メインライン途中において該空気等を冷却し液化する
    ための手段と、 分離した純窒素をガス化して窒素ユースポイントへ供給
    するための窒素供給ラインと、 前記不純物除去装置において不純物を除去した後のドラ
    イエアーの一部をドライエアーユースポイントへ供給す
    るための、該メインから分岐したドライエアー供給ライ
    ンと、を有することを特徴とするドライエアー供給シス
    テム。
  11. 【請求項11】 前記ドライエアーユースポイントと前
    記導入部とを回収ラインで接続したことを特徴とする請
    求項10記載のドライエアー供給システム。
  12. 【請求項12】 窒素を分離した後の残余部分をガス化
    して代用ドライエアーとして所望のポイントへ流すため
    の代用ドライエアー供給ラインを設けたことを特徴とす
    る請求項10ないし11のいずれか1項記載のドライエ
    アー供給システム。
  13. 【請求項13】 前記代用ドライエアー供給ラインから
    分岐した分岐代用ドライエアー供給ラインを不純物除去
    装置に接続したことを特徴とする請求項12記載のドラ
    イエアー供給システム。
  14. 【請求項14】 原料となる空気等を導入するための原
    料導入部と、 空気等を圧縮するための空気圧縮機と、 圧縮された空気等から不純物を除去するための不純物除
    去装置と、 液化した空気等を精留して純窒素を分離するための精留
    塔と、 該不純物除去装置と該精留塔とをつなぐメインライン
    と、 該メインライン途中において該空気等を冷却し液化する
    ための手段と、 分離した純窒素をガス化して窒素ユースポイントへ供給
    するための窒素供給ラインと、 該精留塔の下部に溜まった液体空気を気化させる手段
    と、該気化した空気等をドライエアーユースポイントへ
    供給するためのラインとを有することを特徴とするドラ
    イエアー供給システム。
  15. 【請求項15】 液体空気を気化させる手段と精留塔と
    の間にバックアップを目的とした液の貯蔵タンクを設け
    たことを特徴とする請求項14記載のドライエアー供給
    システム。
  16. 【請求項16】 前記貯蔵タンクは内部が分割されてい
    ることを特徴とする請求項15記載のドライエアー供給
    システム。
  17. 【請求項17】 窒素を分離した後の残余部分をガス化
    して代用ドライエアーとしてドライエアーユースポイン
    トへ供給するための代用ドライエアー供給ラインを設け
    たことを特徴とする請求項14ないし16のいずれか1
    項記載のドライエアー供給システム。
  18. 【請求項18】 得られた液体空気をガス化させる際
    に、冷却前の空気と該液化空気を熱交換させた後に高純
    度ドライエアーとして利用できるようにしたことを特徴
    とする請求項14ないし17のいずれか1項記載のドラ
    イエアー供給システム。
  19. 【請求項19】 精留塔から貯蔵タンクへのバックアッ
    プが連続操業ではなく、断続的に操業するように構成さ
    れたことを特徴とする請求項14ないし18のいずれか
    1項記載のドライエアー供給システム。
  20. 【請求項20】 前記ドライエアーユースポイントと前
    記導入部とを回収ラインで接続したことを特徴とする請
    求項14ないし19のいずれか1項記載のドライエアー
    供給システム。
  21. 【請求項21】 窒素を分離した後の残余部分をガス化
    して代用ドライエアーとして所望のポイントへ流すため
    の代用ドライエアー供給ラインを設けたことを特徴とす
    る請求項14ないし20のいずれか1項記載のドライエ
    アー供給システム。
  22. 【請求項22】 前記代用ドライエアー供給ラインから
    分岐した分岐代用ドライエアー供給ラインを不純物除去
    装置に接続したことを特徴とする請求項21記載のドラ
    イエアー供給システム。
  23. 【請求項23】 原料となる空気等を導入するための原
    料導入部と、 空気等を圧縮するための空気圧縮機と、 圧縮された空気等から不純物を除去するための不純物除
    去装置と、 液化した空気等を精留して純窒素を分離するための精留
    塔と、 該不純物除去装置と該精留塔とをつなぐメインライン
    と、 該メインライン途中において該空気等を冷却し液化する
    ための手段と、 分離した純窒素をガス化して窒素ユースポイントへ供給
    するための窒素供給ラインと、 前記不純物除去装置において不純物を除去した後のドラ
    イエアーの一部をドライエアーユースポイントへ供給す
    るための、該メインから分岐したドライエアー供給ライ
    ンと、 窒素を分離した後の残余部分をガス化して代用ドライエ
    アーとして所望のポイントへ流すための代用ドライエア
    ー供給ラインと、 前記代用ドライエアー供給ラインから分岐し、前記不純
    物除去装置に接続された分岐代用ドライエアー供給ライ
    ンと、 該分岐代用ドライエアー供給ラインと該メインラインと
    を接続する接続ラインと、を有することを特徴とするド
    ライエアー供給システム。
  24. 【請求項24】 原料となる空気等を導入するための原
    料導入部と、 空気等を圧縮するための空気圧縮機と、 圧縮された空気等から不純物を除去するための不純物除
    去装置と、 液化した空気等を精留して純窒素を分離するための精留
    塔と、 該不純物除去装置と該精留塔とをつなぐメインライン
    と、 該メインライン途中において該空気等を冷却し液化する
    ための手段と、 分離した純窒素をガス化して窒素ユースポイントへ供給
    するための窒素供給ラインと、 前記不純物除去装置において不純物を除去した後のドラ
    イエアーの一部をドライエアーユースポイントへ供給す
    るための、該メインラインから分岐したドライエアー供
    給ラインと、 該メインライン上に設けられたブースターと、を有する
    ことを特徴とするドライエアー供給システム。
  25. 【請求項25】 原料空気等を圧縮し、圧縮された空気
    等から不純物を除去し、該空気等を冷却し液化し、液化
    した空気等を精留して純窒素を分離し、分離した純窒素
    をガス化して窒素ユースポイントへ供給するとともに窒
    素を分離した後の残余部分をガス化して代用ドライエア
    ーとしてドライエアーユースポイントへ供給することを
    特徴とするドライエアー供給方法。
  26. 【請求項26】 ドライエアーユースポイントに供給し
    た代用ドライエアーを回収し、再度原料導入部に導入す
    ることを特徴とする請求項25記載のドライエアー供給
    方法。
  27. 【請求項27】 代用ドライエアーをドライエアーユー
    スポイントへ大気圧で供給することを特徴とする請求項
    25記載のドライエアー供給方法。
  28. 【請求項28】 原料空気等を圧縮し、圧縮された空気
    等から不純物を除去し、該空気等を冷却し液化し、液化
    した空気等を精留して純窒素を分離し、分離した純窒素
    をガス化して窒素ユースポイントへ供給するとともに不
    純物を除去した後のドライエアーの一部をドライエアー
    ユースポイントへ供給することを特徴とするドライエア
    ー供給方法。
  29. 【請求項29】 原料空気等を圧縮し、圧縮された空気
    等から不純物を除去し、該空気等を冷却し液化し、液化
    した空気等を精留塔にて精留して純窒素を分離し、分離
    した純窒素をガス化して窒素ユースポイントへ供給する
    とともに、該精留塔の下部に溜まった液体空気を気化さ
    せ、気化した空気等をドライエアーユースポイントへ供
    給することを特徴とするドライエアー供給方法。
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CN109058763A (zh) * 2018-08-14 2018-12-21 东风商用车有限公司 一种车用智能化嵌入式可变储气容积能量回收装置
KR102207797B1 (ko) * 2020-08-31 2021-01-25 박윤철 레이저 장비용 고순도 질소 생성 시스템

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