JPH10231385A - 制振材用組成物 - Google Patents
制振材用組成物Info
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- JPH10231385A JPH10231385A JP3594797A JP3594797A JPH10231385A JP H10231385 A JPH10231385 A JP H10231385A JP 3594797 A JP3594797 A JP 3594797A JP 3594797 A JP3594797 A JP 3594797A JP H10231385 A JPH10231385 A JP H10231385A
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Abstract
〜120 ℃において、広い温度、周波数範囲で制振性に優
れた組成物を得る。 【解決手段】 (a)ポリ塩化ビニル系樹脂15〜60重量
部、(b)塩素含有量2O〜45重量%の塩素化ポリエチレン1
5〜60重量部、(c)エポキシ化度2O〜6Oモル%のエポキシ
化ポリイソプレン15〜65重量部からなる混合物総量lOO
重量部に対して、(d)鱗片状あるいは平板状充填剤30〜3
00重量部を配合することを特徴とする制振材用組成物。
更に本組成物の加工性を良くするためにクマロン樹脂を
10〜100重量部を配合する。
Description
る高分子材料に関するもので、更に詳しくは広い温度範
囲及び周波数領域で安定した制振性を示す組成物及びそ
の架橋物に関するものである。制振又は防振材料は具体
的には防振ゴム、制振鋼板、精密測定機器の防振部品、
0A機器、スピーカの内張り等の家電製品に使用されてい
る。
により、制振性の指標となる損失係数Tanδを求める事
ができる。損失係数Tanδが0.2以上あれば優れた制振性
があると言われており、通常の材料の使用温度条件であ
る-20〜120℃で広い温度範囲でTanδが0.2以上あるいは
広い周波数領域で安定した制振性をしめす制振材料が求
められている。一般にポリ塩化ビニル(以下PVC とす
る)固有のTanδの温度依存性を測定するとそのピーク
位置は80℃近辺にあるため、PVCに適時可塑剤などを添
加して、Tanδのピーク温度を使用温度付近にシフトさ
せ、制振材に使用しようとする試みが なされていた。
しかし、この方法ではそのTanδピークがシャープにな
るためピーク温度近辺以外では制振性に劣る材料となる
欠点があった。塩素含有量が2O〜45重量%の塩素化ポリ
エチレン(以下CPEとする)ではそのTanδの温度依存性
測定値のピーク温度は-40〜10℃近辺にある。PVCとCPE
を混練した組成物では両者が相溶化しないことは周知の
事実であり、それぞれの固有のTanδピークを発現する
ため、各ピークの中間温度領域ではTanδの値が0.2を下
回り、Tanδの周波数依存性も大きい。またエポキシ化
度20〜60モル%のエポキシ化ポリイソプレン(以下ENRと
する)では、そのTanδのピーク温度は-50〜0℃近辺にあ
る。PVCとENR、又はCPEとENRを混練した組成物は相溶化
するため、これらの組成物の温度依存性測定結果に於い
てはそれぞれ固有のTanδピークの中間温度領域にシャ
ープなTanδのピークを発現し、その温度領域辺外ではT
anδの値が0.2を下回る。これ等の2成分混合物では本
発明の目的とするような広い温度範囲及び周波数領域で
安定した制振性をしめす有効な制振材組成物は得られな
い。
する組成物では、Tanδの温度依存性測定結果に於いて
はある温度でシャープなTanδのピークを持つものであ
った。従って、ピーク温度近辺以外では充分な制振性は
得られなかった。本発明は、通常の材料の使用温度条件
である-20〜120℃で、広い温度範囲及び周波数領域にお
いて制振性に優れた組成物を提供するものである。
種々検討したところ、(a)ポリ塩化ビニル系樹脂、(b)塩
素含有量20〜45重量%の塩素化ポリエチレン、(c)エポ
キシ化度20〜6Oモル%のエポキシ化ポリイソプレンに
(d) 鱗片状あるいは平板状充填剤を配合することを特徴
とする組成物が-20 〜120℃において広い温度範囲及び
周波数領域で安定した制振性を示すことを見いだし、更
にクロマン樹脂を添加すると本材料の加工性が向上する
ことを見いだした。即ち、本発明は(a)ポリ塩化ビニル
系樹脂15〜60重量部、(b)塩素含有量2O〜45重量%の塩
素化ポリエチレン15〜60重量部、(c)エポキシ化度2O〜6
Oモル%のエポキシ化ポリイソプレン15〜65重量部から
なる混合物総量lOO重量部に対して、(d)鱗片状あるいは
平板状充填剤30〜300重量部を配合することを特徴とす
る制振材用組成物である。又該制振材用組成物に更に
(a)、(b)、(c)の混合物総量lOO重量部に対して、(e)ク
マロン樹脂10〜100重量部を配合しても良い。更に上記
組成物を架橋して制振材として使用しても良い。以下、
本発明の構成につき詳細に説明する。
系樹脂はポリ塩化ビニル及び/又は後塩素化ポリ塩化ビ
ニル(以下CPVCとする)よりなる。ポリ塩化ビニル(PV
C)は、塩化ビニル、または塩化ビニルとこれに共重合
可能なコモノマーとの混合物を懸濁重合法、塊状重合
法、微細懸濁重合法、または乳化重合法など、通常の方
法によって製造されたすべてを用いることができる。コ
モノマーとしては、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル、ラウリン酸ビニル等のビニルエステル類、メチ
ルアクリレート、 エチルアクレート等のアクリル酸エス
テル類、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート
等のメタクリル酸エステル類、ジメチルマーレート、ジ
エチルマーレート等のマレイン酸エステル類、ジブチル
フマレート、ジエチルフマレート等のフマール酸エステ
ル類、ビニルオクチルエーテル等のビニルエーテル類、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビ
ニル類、エチレン、プロピレン、スチレンなどのα−オ
レフィン類、塩化ビニリデン、臭化ビニル等の塩化ビニ
ル以外のハロゲン化ビニリデンまたはハロゲン化ビニル
類、ジアクリルフタレート、エチレングリコールジメタ
クリレート、ジアリルフタレー卜などの多官能性単量体
が挙げられ、勿論、コモノマーは、上述のものに限定さ
れるものではない。コモノマーはPVCの構成成分中30重
量%以下、好ましくは20重量%以下の範囲である。PVC
の平均重合度は、特に限定するものではないが、加工
性、成形性などの点から700〜8000が好ましく、更に好
ましくは700〜4000の範囲である。又、PVCにゲル分があ
っても良い。本発明で用いる後塩素化ポリ塩化ビニル(C
PVC)は比較的低い平均重合度700〜1300の実質的に塩化
ビニル樹脂であるものを塩素化して得られた塩素含有量
60〜70重量%の後塩素化ポリ塩化ビニルである。本発明
に使用されるポリ塩化ビニル系樹脂の量はポリ塩化ビニ
ル系樹脂、CPE、及びENRの合計を100重量部とすると15
〜60重量部であり、更に好ましくは20〜50重量部であ
る。15重量部未満では50℃以上のTanδが低く、またその
組成物の強度も不十分である。60重量部を越えると室温
付近のTanδが低くなりその組成物の硬度が高くなり過
ぎる。
レン(CPE)は、ポリエチレン粉末または粒子を水性懸濁
液中、もしくは有機溶媒中で塩素化する事により得られ
るものであり、本発明においては水性懸濁液中で塩素化
したものの方が好ましい。原料となるポリエチレンはエ
チレン単独重合体、又はエチレンとプロピレン、ブテ
ン、ペンテン、ヘキセン、オクテン等のα−オレフィン
との共重合体が挙げられる。またエチレンとアクリル
酸,メタクリル酸及びそれ等のエステルであるアクリル
酸エチル、メチルメタクリレート等との共重合体が挙げ
られる。また原料となるポリエチレンの重量平均分子量
は4万〜70万であり好ましくは5万〜30万である。用
いるCPEの残存結晶量はDSC法で測定した場合、0〜15ca1
/gが好ましく、更に好ましくは0〜8cal/gである。使用
されるCPEの塩素含有量は20〜45重量%が好ましい。塩
素含有量が20重量%未満では高温時のTanδが低く、45
重量%を越えると得られる組成物のTanδピークがシン
グルピークに近い形態となる。CPEの配合比率はポリ塩
化ビニル系樹脂、CPE、及びENRの合計を100重量部とす
ると15〜60重量部が好ましい。15重量部未満では得られ
る組成物のTanδピークがシングルピークに近い形態と
なり、また60重量部を越えると50℃以上でのTanδが低
くなる。
ム、合成ポリイソプレンなどの実質的にシス1,4構造を
持つゴム状ポリイソプレンをエポキシ化することにより
得られる。ENRのエポキシ化度は20〜60モル%が好まし
く、更に好ましくは25〜55モル%である。20モル%未満
及び60モル%より上では得られる組成物のTanδの温度
依存性測定結果に於いて、Tanδが高温部と低温部の2
つのピークとなり、その中間温度領域ではTanδが0.2を
割り込む。ポリ塩化ビニル系樹脂、CPE及びENRの合計を
100重量部とした時、ENRの配合比率は15〜65重量部が好
ましい。ENRが15重量部未満ではPVCとCPEのTanδピーク
に別れ、ENRが65重量部を越えるとシングルピークに近
い形態となり、Tanδが0.2を割り込む温度領域が発生す
る。
平板状充填剤は、材質としてはマグネシウムシリケー
ト、アルミニウムシリケート、マイカ、又はグラファイ
トであり、形状は重量平均アスペクト比が5以上及び平
均粒子径が0.5〜100μmであるものを使用する。又、マ
グネシウムシリケート、アルミニウムシリケート、マイ
カ、又はグラファイトを2種類以上混合して用いても良
い。当該マグネシウムシリケート、アルミニウムシリケ
ート、マイカ及びグラファイトの充填量はポリ塩化ビニ
ル系樹脂、CPE及びENRの合計を100重量部とした時、30
〜300重量部が適量であり、30重量部未満ではその改善
効果が充分でなく、300重量部より上では組成物の粘度
が高く成り過ぎ加工上の問題が発生する。50〜200重量
部がより好ましい。また、その粒子径は0.5〜60μmがよ
り好ましい。
は、コールタール中のクマロン、インデン、スチレン等
を重合させたもので、制振材の加工性を向上させる軟化
剤として作用する。本発明では軟化温度が70 ℃以上の
クマロン樹脂が用いられる。軟化温度が70℃未満では
高温時の制振性が充分に得られない。
は、本発明の構成成分を架橋できる架橋剤であれば良
く、各成分の架橋剤を混合して使用してもよい。塩素系
ポリマーであるポリ塩化ビニル系樹脂、CPEの架橋剤と
しては有機過酸化物、チオール系架橋剤、アミン系架橋
剤等が挙げられ、任意に架橋助剤が併用される。有機過
酸化物としては、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブ
チルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイ
ド、1,3−ビス−t− (ブチルパーオキシイソプロピ
ル)ベンゼン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)
−3,3,5トリメチルシクロヘキサン、n−ブチル−
4,4ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレートなどが
挙げられる。更に架橋助剤としてはエチレングリコール
ジメタクリレート、トリメチルプロパントリメタクリレ
ート、多官能性メタクリレ−トモノマー、多価アルコー
ルメタクリレート及びアクリレート、N,N'm-フェニレン
ジマレイミド、トリアリルイソシアヌレート、ジアリル
フタレートなどが挙げられる。チオール系架橋剤として
2,4,6-トリメルカプトトリアジン、2-アニリノ4-6-ジメ
ルカプトトリアジン、2-ジブチルアミノ4,6-ジメルカプ
トトリアジン、S,S(6-メチルキノキサリン-2,3ジメチル
ジチオカーバメート、ジメルカプトチアジアゾール、2-
メルカプトイミダゾリン、ジアルキルチオウレアなどが
挙げられる。アミン系架橋剤としてはヘキサメチレンジ
アミンなどの脂肪族ジアミン類、P-フェニレンジアミン
などの芳香族多官能性アミン類などが挙げられる。ENR
の架橋剤としては前述の有機過酸化物、通常のジエン系
ゴムに使用される硫黄系架橋剤、ENR中のエポキシ基を
利用するアミン類による架橋剤、多価フェノール類など
の架橋剤が挙げられる。
は好ましくその種類は特に限定されるものではない。可
塑剤の使用量はポリ塩化ビニル系樹脂,CPE,ENRの種類、
組成比および鱗片状もしくは平板状充填剤の添加量など
により異なるが、ポリ塩化ビニル系樹脂、CPE及びENR成
分の合計100重量部に対してO〜300重量部、好ましくは1
0〜200重量部の範囲から適時選択される。例えば、ジ−
2−エチルヘキシルフタレート、ジ−n−オクチルフタ
レート、ジイソデシルフタレート、ジブチルフタレー
ト、ジヘキシルフタレート、などのフタル酸エステル系
可塑剤、ジオクチルアジベート、ジオクチプレセバケー
ト等の直鎖二塩基酸エステル系可塑剤、トリメリット酸
エステル系可塑剤、ポリエステル系高分子可塑剤、エポ
キシ化大豆油,エポキシ化アマニ油、液状エポキシ系可
塑剤、トリフェニルホスフェート、トリキシリルホスフ
ェート、トリクレジルホスフェート等のリン酸エステル
系可塑剤が挙げられ、これらの1種または2種以上を混
合して使用する。
剤、加工助剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、発泡剤、難
燃剤、顔料、衝撃改良剤、前述以外の通常熱可塑性樹脂
等に配合される各種添加剤を必要に応じ配合してもよ
い。本発明の組成物は(a)ポリ塩化ビニル系樹脂15〜60
重量部、(b)塩素含有量20〜45重量%のCPE15〜60重量
部、(c)エポキシ化度20〜60モル%のENR15〜65重量部
(d)鱗片状あるいは平板状充填剤30〜300 重量部を混合
機に投入し、必要に応じて各種配合剤を添加し、混合、
混練し製造されるのが操作上また均一な組成物を得る点
で望ましい。すなわち、まず塩化ビニル系樹脂および可
塑剤をあらかじめドライブレンドし、ついで該CPE,EN
R、鱗片状もしくは平板状充填剤を必要に応じて安定
剤、加工助剤(例えばクマロン樹脂)等の添加剤ととも
に混合、混練する。混練温度は室温から200℃の範囲内
で配合成分に応じ選定される。上述の配合成分を混合す
るのに用いる装置は、実質的に均一に混合できるもので
あればいかなる装置でも良く、例えばヘンシェルミキサ
ー、リボンブレンダー、プラネタリーミキサー等が挙げ
られ、また混合物を混練するには、例えば押出機、ロ−
ル、バンバリーミキサー、ニーダー等の加熱しながら剪
断力下、混練できる装置が使用される。また混練中に本
発明の組成物にゲル分を持たせることも可能であり、こ
の場合バンバリーミキサー、インテンシブミキサー、加
圧二−ダー等の密閉式混練機または同方向2軸押出機を
用いるのが混練効果が大きいので望ましい。
形態を以下に実施例をあげて説明する。
発明はその要旨を逸脱しない限り以下の実施例に限定さ
れるものではない。 (A)CPEの製造方法1 5リットルのセパラブルフラスコに四塩化炭素を3リッ
トル、粉末ポリエチレンを300g加え、攪拌しながら60
℃にて所定の塩素含量まで塩素化し、水洗後メタノ一ル
中に沈殿させ、得られたポリマーにステアリン酸カルシ
ウム10gを添加し、60℃で減圧乾燥して塩素化度45wt%
(CPE1)及び48wt%(CPE2)のCPEを得た。 (B)CPEの製造方法2 100リットルのオートクレーブに水を70リットル,粉末ポ
リエチレンを4000g、界面活性剤、湿潤剤をそれぞれ100g
加え、攪拌しながら80℃及び125℃にて所定の塩素
含量まで2段階で塩素化し、水洗後、得られたポリマー
にステアリン酸カルシウム100gを添加し、50℃空気中
で乾燥して塩素化度17wt%のCPE(CPE3)を得た。CPE4〜7
は市販のCPEを使用した。
6インチロールで10分間素練りし、これを切断して5リ
ットルのセパラブルフラスコに加え、更に3リットルの
トルエンを加えて室温で撹拌しながらポリイソプレンを
溶解させた。この溶液にギ酸を加え25℃にて30%過
酸化水素水を30分間で滴下し、更に反応を継続した後
2−プロパノ一ル中に沈殿させ、得られたポリマーを2
−プロパノールで洗浄後フェノ一ル系安定剤1gを添加
し、60℃で減圧乾燥してエポキシ化度16(ENR1)及び64
モル%(ENR-2)のENRを得た。ENR3,4は市販のENRを使用
した。ENRは全て、予め室温のロールにて8分間素練り
したものを用いた。 (D)制振性能評価方法 損失係数Tanδの測定には、動的粘弾性測定装置として
粘弾性スペクトロメータを使用した。試料の温度を-50
℃から150℃迄昇温しながら10 Hzで動的粘弾性の測定を
行った。但し150℃迄にクリープしたものは、その温度
で測定を中止した。粘弾性特性測定用試料サイズは幅4m
m、チャック間35mm、厚さ2mmである。-20 〜120℃の温
度範囲でTanδが連続して0.2以上の温度範囲をΔTと
し、これを制振性の指標として以下の実施例及び比較例
において用いた。制振鋼板の制振特性の指標となり、実
用条件に近いパラメータである損失係数ηの測定は“制
振鋼板の振動減衰特性試験方法 JIS G 0602”に示され
る片端固定で定常加振法により得た。10x260x1mmのSPCC
鋼板に10x220x2mmのサンプルを両面テープで張付けたも
のを試験片として用いた。
す配合でPVC,CPE,安定剤、滑剤を予めブレンドし、170
℃に調節した8インチロールを用いて2分間混練した
後、ENRを所定量加えて更に2分間混練し、次にマイカ
1を加えて4分間混練して混合物を得た。これを170℃
で5分間熱プレスし、冷間プレスで冷却して、厚さ2mm
のシートを得た。表1に各組成物のΔTの値を示す。
03EP)。 CPE4:塩素含有量35重量%(ダイソー(株)製、ダイソ
ラックH-135)。 ENR3:エポキシ化度50モル%(Kumpulan Guthrie BHD
製、ENR-50)。 マイカ1:鱗片状マイカ 平均粒子径40μm 重量平均ア
スペクト比30(クラレ(株)製、スゾライトマイカ325-
S)。 その他の共通配合:ポリエチレン系外部滑剤が1重量
部、錫系安定剤が1重量部。
れる温度領域-20 〜120 ℃で、連続してO.2以上のTanδ
を示す温度範囲ΔT(℃)は大きく、ほぼなだらかな値を
示すが、比較例1のPVC、CPE及びマイカ1を混練した組
成物はそれぞれの固有のTanδのピークを発現し、その
中間温度領域ではTanδの値が0.2を下回る。比較例2、
3のPVCとENR、CPEとENRを混練した組成物はそれぞれの
固有のTanδの中間温度領域にTanδのピーク位置を発現
するが、その温度領域以外ではTanδの値が0.2を下回
る。結果として比較例1〜3ではΔTの値が小さくな
る。また比較例4〜7においても本発明の組成範囲外で
はΔTの値が小さくなる。
示す配合で、実施例1〜5と同様の方法によりサンプル
を作成した(但し、実施例7〜9及び比較例10〜12
ではマイカ1の代わりに表2に示す充填剤を使用し、比
較例8では充填剤を使用しなかった)。表2に示される
充填剤の量(PHR)はPVC、CPE、及びENRの総量を100と
した場合の添加量である。表2に各組成物の制振特性の
20℃における周波数の依存性を示す。一般的にはその
(鋼板と制振材の)複合系の損失係数ηが0.01を越える
と制振性があり、0.1以上では特に優れていると言われ
ている。表2により鱗片状あるいは平板状充填剤を添加
した組成物は特に優れた制振性能を示し、周波数の変化
にも安定して高い制振特性が得られるが、その充填量が
30重量部以下では優れた制振性は得られない。
1.5μm(Burgess Pigmint Co.製、ハ゛ーケ゛ス#30)。 クレー2:微粉クレー(塊状) 平均粒子径2μm以下
(Southeastern Clay Co.製、クラウンクレー)。 タルク:平板状タルク 平均粒子径1.5μm(日本ミスト
ロン(株)製、ミストロンヘ゛ーハ゜ー)。 グラファイト:鱗片状カーボングラファイト 平均粒子
径10μm(富士黒鉛工業(株)製、特CP-2)。 シリカ:湿式微粉シリカ(塊状) 平均の二次粒子径20
μm 平均の一次粒子径16nm(日本シリカ(株)製、ニッフ
゜シルVN-3)。 カーボンブラック:塊状 平均粒子径45μm(東海カー
ボン(株)製、シーストSO)。 その他の共通配合:PVCが20重量部、CPE4が55重量部、E
NR3が25重量部、ポリエチレン系外部滑剤が1重量部、
錫系安定剤が1重量部。
次にCPEの塩素含有量、ENRのエポキシ化度とΔTの関係
を示す。表3に示す配合で、実施例1〜5と同様の方法
によりサンプルを作成した。表3では塩素含有量22〜45
重量%のCPE,及びエポキシ化度25〜50mol%のENRを配合
した組成物は広い温度範囲で制振性に優れている事を示
している。
量63重量%(鐘淵化学工業(株)製、カネヒ゛ニルH-827)。 CPE5:塩素含有量22重量%(ダイソー(株)製、ダイソ
ラックG-220)。 CPE6:塩素含有量35重量%(ダイソー(株)製、ダイソ
ラックG-235)。 CPE7:塩素含有量45重量%(ダイソー(株)製、ダイソ
ラックG-245)。 ENR4:エポキシ化度25モル%(Kumpulan Guthrie BHD
製、ENR-25)。 その他の共通配合:マイカ1が50重量部、ポリエチレン
系外部滑剤が1重量部、錫系安定剤が1重量部。
素化ポリエチレン、エポキシ化ポリイソプレン、鱗片状
あるいは平板状充填剤よりなる組成物は広い温度及び周
波数範囲において高くてしかも安定した損失係数Tanδ
及びηを示し、制振材料として優れた特性を有してい
る。
次にクマロン樹脂を添加した時の加工性の向上効果を説
明する。表4に示す配合で、クマロン樹脂1をマイカ1
と同時に添加した以外は実施例1〜5と同様の方法によ
りサンプルを作成した。表4に各組成物のΔTとメルト
フローレート(MFR)を示す。加工性の目安となるメルト
フローレートの測定は、フローテスターを用い、170
℃、100Kg荷重でL/D=8/2.05 (mm)のノズルにより行った
(ここで、Lはノズルの長さ、Dはノズルの内径)。MFR
が大きい程加工性が良いと判断できる。
工業(株)製)。 その他の共通配合:マイカ1が100重量部、ポリエチ
レン系外部滑剤が1重量部、錫系安定剤が1重量部。
振材料に添加してもΔTは小さくならず、制振性への悪
影響はない。比較例17〜22のように、本特許請求範
囲を外れる組成ではクマロン樹脂を添加しても広い範囲
のΔTを得ることは出来ない。また、比較例23は混練
時にロール表面に粘着してサンプルを得ることが出来な
かった。表4の実施例6、17〜20より、クマロン樹
脂を添加するとMFRが大きくなり、加工性が向上してい
ることが判る。
化剤を添加したときの制振特性の温度依存性を表5に示
す。表5に示す配合で、各種軟化剤をマイカ1と同時に
添加した以外は実施例1〜5と同様の方法によりサンプ
ルを作成し、500Hzにおける制振特性を比較した。実施
例の組成物は広い温度域にわたって高い損失係数ηの値
を示すが、比較例の組成物では40℃、60℃における
η値の低下が著しい。
工業(株)製)。 クマロンインデンオイル:流動点15℃(神戸油化学工業
(株)製、15E)。 水添ロジンエステル1:軟化点100℃(荒川化学工業
(株)製、スーパーエステルA-100)。 水添ロジンエステル2:軟化点125℃(荒川化学工業
(株)製、スーパーエステルA-125)。 アスファルト:軟化点135℃(日本石油(株)製、S
Pブローンアスファルト10-20)。 石油樹脂:軟化点100℃、C5〜C9の脂環族飽和炭
化水素樹脂(荒川化学工業(株)製、アルコンP-10
0)。 その他の共通配合:PVCが20重量部、CPE4が55重量部、E
NR3が25重量部、マイカ1が100重量部、各軟化剤が20重
量部、ポリエチレン系外部滑剤が1重量部、錫系安定剤
が1重量部。
ccのプラストミルに表6の配合でPVC、CPE6、ENR3、ポ
リエチレン系外部滑剤、錫系安定剤(実施例26では更
に可塑剤ジオクチルフタレートも添加する)を投入し、
3分間混練後マイカ1、クマロン樹脂1(実施例26で
はマイカのみ)を投入して更に3分間混練した。得られ
た組成物に表6のB欄に示した薬剤を100℃に設定し
た6インチロールを用いて3分間混練し、これを180
℃で10分間熱プレスして厚さ2mmの架橋シートを得
た。ENRの架橋剤成分である炭酸カルシウム、パラフェ
ニレンジアミン、及びビスフェノールAを添加した実施
例23、PVC,CPE,PVCの架橋剤成分であるM-181、OF-10
0、及び酸化マグネシウムを添加した実施例24、ENR,C
PEの架橋剤成分である酸化マグネシウム、トリアリルイ
ソシアヌレート、及びジクミルパーオキサイドを添加し
た実施例25、可塑剤ジオクチルフタレートを添加した
実施例26のいずれもΔT値が大きく、これらの組成物
が広い温度範囲で優れた制振性を有することを示してい
る。
製、ダイソネットM-181)。 OF−100:チオール系加硫剤(ダイソー(株)製、
ダイソネットOF-100)。 その他の共通配合:ポリエチレン系外部滑剤が1重量
部、錫系安定剤が1重量部。
塩素化ポリエチレン、エポキシ化ポリイソプレン、鱗片
状あるいは平板状充填剤よりなる組成物は広い温度及び
周波数範囲においてTanδ及びηは高く、安定した損失
係数を示し、制振材料として優れた特性を有している。
さらに、この組成物にクマロン樹脂を添加すると、制振
性を損なうことなく加工性を向上させることが出来る。
Claims (8)
- 【請求項1】 (a)ポリ塩化ビニル系樹脂15〜60重量
部、(b)塩素含有量2O〜45重量%の塩素化ポリエチレン1
5〜60重量部、(c)エポキシ化度2O〜6Oモル%のエポキシ
化ポリイソプレン15〜65重量部からなる混合物総量lOO
重量部に対して、(d)鱗片状あるいは平板状充填剤30〜3
00重量部を配合することを特徴とする制振材用組成物。 - 【請求項2】 (a)、(b)、及び(c)の混合物総量lOO重量
部に対して、(e)クマロン樹脂10〜100重量部を配合する
事を特徴とする請求項1に記載の制振材用組成物。 - 【請求項3】 ポリ塩化ビニル系樹脂20〜50重量部を配
合することを特徴とする請求項1又は2に記載の制振材
用組成物。 - 【請求項4】 エポキシ化度が25〜55モル%のエポキシ
化ポリイソプレンを配合することを特徴とする請求項1
〜3のいずれかに記載の制振材用組成物。 - 【請求項5】ポリ塩化ビニル系樹脂がポリ塩化ビニル及
び/又は塩素含有量60〜70重量%の後塩素化ポリ塩化ビ
ニルである請求項1〜4のいずれかに記載の制振材用組
成物。 - 【請求項6】 エポキシ化ポリイソプレンがエポキシ化
天然ゴムである請求項1〜5のいずれかに記載の制振材
用組成物。 - 【請求項7】鱗片状あるいは平板状充填剤がアルミニウ
ムシリケート、マグネシウムシリケート、マイカ、又は
グラファイトであり、該充填剤の平均粒子径が0.5〜100
μmである請求項1〜6のいずれかに記載の制振材用組
成物。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の組成物
を架橋して得られる制振材。
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