JPH10230357A - 肉盛溶接装置 - Google Patents

肉盛溶接装置

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JPH10230357A
JPH10230357A JP3534197A JP3534197A JPH10230357A JP H10230357 A JPH10230357 A JP H10230357A JP 3534197 A JP3534197 A JP 3534197A JP 3534197 A JP3534197 A JP 3534197A JP H10230357 A JPH10230357 A JP H10230357A
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JP
Japan
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welding
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Withdrawn
Application number
JP3534197A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Miyata
博志 宮田
Minoru Nakane
実 中根
Osami Noguchi
修身 野口
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Publication of JPH10230357A publication Critical patent/JPH10230357A/ja
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  • Generation Of Surge Voltage And Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】溶接条件の設定値の入力ミスを少なくすること
ができる肉盛溶接装置を提供する。 【解決手段】溶接条件を決定する設定値AT1〜AT5
の各範囲内にはモードランプ15a〜15fが取り付け
られている。設定値AT1〜AT5のいずれかを入力す
るときは、入力待ちの状態にある設定値の文字の下側に
あるモードランプ15a〜15fのいずれかが点滅す
る。したがって、入力する設定値を視覚的に把握するこ
とができ、符号の見間違い等に起因する入力ミスを少な
くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の給気弁
又は排気弁用バルブのバルブヘッド等に異種材料を肉盛
溶接するための肉盛溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知なように、内燃機関の給気弁や排気
弁のバルブヘッドは、バルブシートと高速で当接が繰り
返されるので、バルブヘッドには高い耐摩耗性が要求さ
れる。このため、図6に示すように、バルブ1のバルブ
ヘッド2に耐摩耗性の高い材料(例えば、Co−Cr−
W−C系合金)を肉盛溶接し、その後、肉盛溶接部3に
研磨加工等を施して所望の形状にするようにしている。
【0003】この種の溶接を行う装置として肉盛溶接装
置が知られている。肉盛溶接装置は、プラズマガスとし
ての不活性ガスの雰囲気中で、粉体である溶接材料を高
電圧で溶融させながらバルブヘッドに向けて噴出するも
のである。バルブヘッドは斜めに支持されて回転させら
れており、バルブヘッドの周方向に均一に溶接材料が肉
盛される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の肉盛
溶接装置では、プラズマガス等や溶接材料の供給量や供
給時間、溶接電流の電流値等の溶接条件を変更すること
ができるようになっている。
【0005】溶接条件を決定する設定値は、例えばタッ
チパネル等の入力部を介して入力する。また、各設定値
には符号がそれぞれ付されており、各符号と溶接工程と
の対応を示す溶接工程図が別途用意されている。作業者
は溶接工程図で符号を確認しながら、タッチパネルでそ
の符号の入力欄に具体的な数値を入力する。
【0006】しかし、溶接条件を決定するための設定値
は多数あるため、溶接工程図を参照しながらタッチパネ
ルで数値を入力するのは煩わしく、符号の見間違え等に
よる入力ミスが生じ易いという欠点があった。
【0007】そこで、本発明は、上述したような課題を
解決したものであって、溶接条件の設定値の入力ミスを
少なくすることができる肉盛溶接装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明においては、被加部材に異種材料を肉盛溶接
するために用いられ、溶接条件の変更が可能な肉盛溶接
装置であって、溶接条件を決定する複数の設定値を入力
するための入力部と、溶接工程を進行順に示した第1の
表示部と、各溶接工程を指示する第2の表示部と、入力
部による溶接条件の設定時、入力待ち状態の設定値に対
応する溶接工程の第2の表示部を点滅させる制御部とを
備えたものである。
【0009】本発明の肉盛溶接装置において溶接条件を
変更するときは、入力部を通じて各設定値として具体的
な数値を入力する。このとき、入力待ち状態にある設定
値に対応する第2の表示部が点滅している。したがっ
て、入力しようとする設定値を視覚的に把握することが
でき、符号の見間違い等に起因する入力ミスを少なくす
ることができる。
【0010】また、溶接運転時、実施中の工程に対応す
る第2の表示部を点滅させるようにした場合は、溶接工
程の進行状態を視覚的に一見して把握することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】続いて、本発明に係る肉盛溶接装
置の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明す
る。図1に概略を示すように、肉盛溶接装置は、溶接ト
ーチ等からなる肉盛溶接を行う溶接機構11と、この溶
接機構11の動作を制御する制御部12と、溶接条件の
入力及び溶接工程の進行状況の表示を行う操作盤13と
から構成されている。
【0012】制御部12は、溶接機構11を制御する溶
接機構制御部12aと、溶接条件の設定値を記憶する記
憶部12bと、操作盤13の表示等を制御する表示制御
部12cとから構成されている。また、操作盤13に
は、溶接条件を入力するタッチパネル(入力部)14
と、溶接工程の進行状態等を示すモードランプ(第2の
表示部)15が設けられている。
【0013】図2に示すように、操作盤13の前面右部
にタッチ操作式のタッチパネル14が取り付けられてい
る。また、左部には溶接工程を図示したプレートである
溶接工程図(第1の表示部)16が取り付けられてい
る。溶接工程図16には各溶接工程を指示するように複
数のモードランプ15…が取り付けられている。
【0014】図3により詳細に示すように、溶接工程図
16は溶接工程を進行順に線図として図示したものであ
り、上から「プラズマガス」、「シールドガス」、「二
重シールドガス」、「溶接電流」、「粉体供給」及び
「キャリアガス」の6項目に分けられて表示される。各
項目ごとに水平に時間軸が引かれ、垂直方向の変動はガ
スについてはその供給量の変化、「溶接電流」では電流
値の変化、「粉体供給」では溶接材料である粉体の供給
量の変化を示している。
【0015】これら項目のうち、一例として「溶接電
流」について説明する。図4に示すように、溶接電流の
初期電流時間が「AT1」、電流スローアップ時間が
「AT2」、電流スローダウン開始待ち時間が「AT
3」、電流スローダウン時間が「AT4」、クレータ時
間が「AT5」として表示されている。また、初期電流
時間AT1の電流値が「I1」、電流スローダウン開始
待ち時間AT3の電流値が「I2」、クレータ時間AT
5の電流値が「I3」として表示されている。これらの
設定値AT1〜AT5,I1〜I3の設定値を変更する
ことにより溶接条件を変更することができる。
【0016】また、設定値AT1〜AT5の各範囲内に
はモードランプ15a〜15fが配されている。これら
モードランプ15a〜15fは設定値の入力時及び溶接
運転中に点滅するものである。
【0017】次に、図5を参照してタッチパネル14の
詳細を説明する。ディスプレイの画面下部には複数のフ
ァンクションキースイッチが表示されており、設定した
いパラメータ1〜3が選択できるようになっている。な
お、同図はパラメータ1である「溶接電流」を選択した
状態の画面を示している。
【0018】同図の状態では設定値AT1〜AT5,I
1〜I3の設定値が一覧となって表示されている。設定
を行うときは、具体的な数値を表示している枠内を押し
て入力待ちの状態にしてから、数値を入力する。
【0019】以上のように構成された本発明の肉盛溶接
装置において、溶接条件を設定する手順について説明す
る。図1において、作業者がタッチパネル14から設定
値の入力を行うとき、表示制御部12cが入力待ちの状
態にある設定値に対応するモードランプ15を点滅させ
る。タッチパネル14から数値が入力されたときは、そ
の数値が記憶部12bに記憶される。溶接運転を行うと
きは、溶接機構制御部12aが記憶部12bを参照し
て、記憶された設定値に基づいて溶接機構11を動作さ
せる。
【0020】具体的に、例えば「溶接電流」について設
定する場合を説明する。図5において、まず設定値AT
1の具体的な数値を表示している枠内、すなわち「AT
1」の文字の右横の欄を押す。これで、押された箇所に
カーソルが現れて点滅し、入力待ちの状態になる。
【0021】このとき、図4において「AT1」の文字
の下側にあるモードランプ15aが点滅する。溶接工程
図16は溶接工程を進行順に示しているので、設定値A
T1が具体的にどの値を指しているのかを、作業者は視
覚的に把握することができる。これによって、符号の見
間違い等に起因する入力ミスを少なくすることができ
る。
【0022】次に、図5においてファンクションキース
イッチ「テンキー」を押し、テンキーウィンドウ(図示
しない)を表示させて数値を入力する。入力した数値は
初期電流時間のAT1として表示され、設定が完了す
る。
【0023】同様に、図4に示すように、設定値AT2
〜AT5を設定するときにもそれぞれに対応するモード
ランプ15b〜15fが点滅する。なお、設定値AT3
については、電流スローダウン開始待ち時間の間に2つ
のモードランプ15c,15dが配置されているが、
「AT3」の文字により近いモードランプ15dが点滅
する。
【0024】また、初期電流の電流値I1を入力すると
きには、初期電流時間AT1における電流値であるので
モードランプ15aが点滅する。また、溶接電流の設定
値I2を入力するときはには、「I2」の文字により近
いモードランプ15cが点滅する。さらに、クレータ電
流の設定値I3を入力するときは、クレータ時間AT5
の電流値であるのでモードランプ15fが点滅する。
【0025】このように、複数の設定値AT1〜AT
5,I1〜I3を入力するとき、それぞれの設定値に対
応するモードランプ15a〜15fが点滅して、符号の
見間違いに起因する入力ミス等の発生を防止することが
できる。また、図3における他の項目の設定値を入力す
る場合にも対応するモードランプ15…が点滅する。
【0026】肉盛溶接装置の運転時には、溶接工程図1
6の線図のとおりに順次工程が進行する。このとき、実
施中の工程に対応するモードランプ15…が順次点滅す
る。このようにモードランプ15…の表示によって、作
業者は溶接工程の進行を視覚的に容易に把握することが
できる。
【0027】なお、この実施の形態では設定入力時及び
溶接運転時にモードランプ15a…が点滅するようにし
たが、単に点灯するようにしてもよい。また、入力部と
してタッチパネル14を使用したが、キーボード等から
数値を入力するようにしてもよい。さらに、第2の表示
部としてモードランプ15を使用し、第1の表示部とし
てプレートである溶接工程図16を使用したが、第1及
び第2の表示部を一体としてディスプレイに表示するよ
うにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の肉盛溶接
装置では、入力待ち状態にある設定値に対応する第2の
表示部が点滅するので、入力しようとする設定値を視覚
的に把握することができ、符号の見間違い等に起因する
入力ミスを少なくすることができる。
【0029】また、溶接運転時に実施中の工程に対応す
る第2の表示部を点滅させるようにした場合は、溶接工
程の進行状態を視覚的に容易に把握できる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である肉盛溶接装置の概略
を表したブロック図である。
【図2】肉盛溶接装置の操作盤を示す平面図である。
【図3】溶接工程図を示す平面図である。
【図4】溶接工程図の「溶接電流」の詳細を示す平面図
である。
【図5】タッチパネルの表示の一例を示す平面図であ
る。
【図6】肉盛溶接が施される素材バルブを説明する素材
バルブの断面図である。
【符号の説明】
1 バルブ 2 バルブヘッド 3 肉盛溶接部 11 溶接機構 12 制御部 12a 溶接機構制御部 12b 記憶部 12c 表示制御部 13 操作盤 14 タッチパネル 15,15a〜15f モードランプ 16 溶接工程図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F01L 3/24 F01L 3/24 D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加部材に異種材料を肉盛溶接するため
    に用いられ、溶接条件の変更が可能な肉盛溶接装置であ
    って、 溶接条件を決定する複数の設定値を入力するための入力
    部と、 溶接工程を進行順に示した第1の表示部と、 各溶接工程を指示する第2の表示部と、 前記入力部による溶接条件の設定時、入力待ち状態の設
    定値に対応する溶接工程の前記第2の表示部を点滅させ
    る制御部と、を備えてなることを特徴とする肉盛溶接装
    置。
  2. 【請求項2】 溶接運転時、前記制御部は実施中の工程
    に対応する前記第2の表示部を点滅させることを特徴と
    する請求項1記載の肉盛溶接装置。
JP3534197A 1997-02-19 1997-02-19 肉盛溶接装置 Withdrawn JPH10230357A (ja)

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JP3534197A JPH10230357A (ja) 1997-02-19 1997-02-19 肉盛溶接装置

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JPH10230357A true JPH10230357A (ja) 1998-09-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009034686A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Daihen Corp アーク溶接電源

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009034686A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Daihen Corp アーク溶接電源

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Effective date: 20040511