JPH10229534A - 撮像装置およびビデオプリントシステム及びそれらの制御方法 - Google Patents
撮像装置およびビデオプリントシステム及びそれらの制御方法Info
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- JPH10229534A JPH10229534A JP9030970A JP3097097A JPH10229534A JP H10229534 A JPH10229534 A JP H10229534A JP 9030970 A JP9030970 A JP 9030970A JP 3097097 A JP3097097 A JP 3097097A JP H10229534 A JPH10229534 A JP H10229534A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ダイレクトプリント作業の操作性を向上する撮
像装置及びビデオプリントシステムを提供する。 【解決手段】カメラ一体型デジタルVTR91とプリン
タ92はIEEE1394シリアルバスによって接続さ
れる。LCDモニタ100は、記録された画像データの
再生像を表示する。また、IEEE1394シリアルバ
スI/F部103を介して、アイソクロナス転送モード
によって画像データをプリンタ92に送信可能である。
そして、IEEE1394シリアルバスI/F部103
を介してアシンクロナス転送モードで記録紙ジャムを示
す情報を受信した場合は、その旨の表示をLCDモニタ
100に行う。
像装置及びビデオプリントシステムを提供する。 【解決手段】カメラ一体型デジタルVTR91とプリン
タ92はIEEE1394シリアルバスによって接続さ
れる。LCDモニタ100は、記録された画像データの
再生像を表示する。また、IEEE1394シリアルバ
スI/F部103を介して、アイソクロナス転送モード
によって画像データをプリンタ92に送信可能である。
そして、IEEE1394シリアルバスI/F部103
を介してアシンクロナス転送モードで記録紙ジャムを示
す情報を受信した場合は、その旨の表示をLCDモニタ
100に行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信制御バスで接
続された電子機器間でデータ通信を行うものに係り、特
に撮像装置及びビデオプリントシステム及びそれらの制
御方法に関するものである。
続された電子機器間でデータ通信を行うものに係り、特
に撮像装置及びビデオプリントシステム及びそれらの制
御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオプリントシステムとして
は、アナログ記録のカメラ一体型VTRにビデオプリン
タを接続させ、所望の静止画を検索した後、ビデオプリ
ンタからプリント画像を出力させていた。
は、アナログ記録のカメラ一体型VTRにビデオプリン
タを接続させ、所望の静止画を検索した後、ビデオプリ
ンタからプリント画像を出力させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなビ
デオプリントシステムでは、アナログ信号で通信してい
るため、画質や印画速度さらに大容量のバッファメモリ
の必要性等の観点から満足のいく性能が得られてないの
が現状でる。従って、カメラ一体型VTRより動画をデ
ジタルで通信すると共に、リアルタイムにビデオプリン
トを行うビデオプリントシステムが望まれている。
デオプリントシステムでは、アナログ信号で通信してい
るため、画質や印画速度さらに大容量のバッファメモリ
の必要性等の観点から満足のいく性能が得られてないの
が現状でる。従って、カメラ一体型VTRより動画をデ
ジタルで通信すると共に、リアルタイムにビデオプリン
トを行うビデオプリントシステムが望まれている。
【0004】本発明は上記課題を解決すべく、ダイレク
トプリント作業の操作性を向上した撮像装置及びビデオ
プリントシステム及びそれらの制御方法を提供すること
を目的とする。
トプリント作業の操作性を向上した撮像装置及びビデオ
プリントシステム及びそれらの制御方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の撮像装置は以下の構成を備える。即ち、記
録された画像データの再生像を表示する表示手段と、前
記画像データを外部へ出力するべく外部のプリンタ装置
と通信する通信手段と、前記通信手段を介して前記プリ
ンタ装置の記録紙エラーを示す情報を受信した場合に、
その旨の表示を前記表示手段に行う表示制御手段とを備
える。
めの本発明の撮像装置は以下の構成を備える。即ち、記
録された画像データの再生像を表示する表示手段と、前
記画像データを外部へ出力するべく外部のプリンタ装置
と通信する通信手段と、前記通信手段を介して前記プリ
ンタ装置の記録紙エラーを示す情報を受信した場合に、
その旨の表示を前記表示手段に行う表示制御手段とを備
える。
【0006】また、上記の目的を達成するための本発明
によるビデオプリントシステムは以下の構成を備えるも
のである。即ち、モニタ手段を有する画像入力装置とプ
リンタ装置を備えたビデオプリントシステムであって、
前記画像入力装置より前記プリンタ装置へ画像データを
転送すべく通信可能に接続する通信手段と、前記通信手
段を介して前記プリンタ装置の記録紙エラーを示す情報
を受信した場合に、その旨の表示を前記モニタ手段に行
う表示制御手段とを備える。
によるビデオプリントシステムは以下の構成を備えるも
のである。即ち、モニタ手段を有する画像入力装置とプ
リンタ装置を備えたビデオプリントシステムであって、
前記画像入力装置より前記プリンタ装置へ画像データを
転送すべく通信可能に接続する通信手段と、前記通信手
段を介して前記プリンタ装置の記録紙エラーを示す情報
を受信した場合に、その旨の表示を前記モニタ手段に行
う表示制御手段とを備える。
【0007】また、上記の目的を達成する、撮像装置の
制御方法は、記録された画像データの再生像を表示する
表示手段と、外部装置に対してIEEE1394シリア
ル転送が可能な通信手段を有する撮像装置の制御方法で
あって、前記画像データを前記通信手段を介して、同期
通信によって外部へ送信する送信工程と、前記通信手段
を介して外部より記録紙エラーを示す情報を非同期通信
にて受信したか否かを検出する検出工程と、前記検出工
程で記録紙エラーの受信が検出された場合、その旨の表
示を前記表示手段に行う表示制御工程とを備える。
制御方法は、記録された画像データの再生像を表示する
表示手段と、外部装置に対してIEEE1394シリア
ル転送が可能な通信手段を有する撮像装置の制御方法で
あって、前記画像データを前記通信手段を介して、同期
通信によって外部へ送信する送信工程と、前記通信手段
を介して外部より記録紙エラーを示す情報を非同期通信
にて受信したか否かを検出する検出工程と、前記検出工
程で記録紙エラーの受信が検出された場合、その旨の表
示を前記表示手段に行う表示制御工程とを備える。
【0008】また、上記の目的を達成する、撮像装置の
制御方法は、IEEE1394シリアル転送が可能な通
信手段を有するプリンタ装置の制御方法であって、前記
通信手段の同期通信によって画像データを受信する受信
工程と、前記受信工程で受信したデータに基づいて可視
画像を記録する記録工程と、前記記録工程による記録の
実行中に、記録紙に係るエラーを検出する検出工程と、
前記検出工程で記録紙エラーを検出した場合、その旨の
情報を前記通信手段の非同期通信によって送出する送出
工程とを備える。
制御方法は、IEEE1394シリアル転送が可能な通
信手段を有するプリンタ装置の制御方法であって、前記
通信手段の同期通信によって画像データを受信する受信
工程と、前記受信工程で受信したデータに基づいて可視
画像を記録する記録工程と、前記記録工程による記録の
実行中に、記録紙に係るエラーを検出する検出工程と、
前記検出工程で記録紙エラーを検出した場合、その旨の
情報を前記通信手段の非同期通信によって送出する送出
工程とを備える。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の好適な実施形態を説明する。
明の好適な実施形態を説明する。
【0010】以下の実施形態では、カメラ一体型VTR
とプリンタとの接続にデジタルインターフェース(Dー
I/F)を用いた例を説明するが、これに先立ち、本実
施形態で採用可能なDーI/Fの代表技術として、IE
EE1394を説明する。
とプリンタとの接続にデジタルインターフェース(Dー
I/F)を用いた例を説明するが、これに先立ち、本実
施形態で採用可能なDーI/Fの代表技術として、IE
EE1394を説明する。
【0011】《IEEE1394の技術の概要》民生用
デジタルVCRやDVDプレーヤの登場に伴なって、ビ
デオデータやオーディオデータなどを通信するために、
リアルタイムで、かつ高情報量のデータ転送のサポート
が必要になっている。こういったビデオデータやオーデ
ィオデータをリアルタイムで転送し、パソコン(PC)
に取り込んだり、またはその他のデジタル機器に転送を
行なうには、必要な転送機能を備えた高速データ転送可
能なインタフェースが必要になってくる。そういった観
点から開発されたインタフェースが、IEEE1394
−1995(HighPerformance Serial Bus、以下139
4シリアルバスという)である。
デジタルVCRやDVDプレーヤの登場に伴なって、ビ
デオデータやオーディオデータなどを通信するために、
リアルタイムで、かつ高情報量のデータ転送のサポート
が必要になっている。こういったビデオデータやオーデ
ィオデータをリアルタイムで転送し、パソコン(PC)
に取り込んだり、またはその他のデジタル機器に転送を
行なうには、必要な転送機能を備えた高速データ転送可
能なインタフェースが必要になってくる。そういった観
点から開発されたインタフェースが、IEEE1394
−1995(HighPerformance Serial Bus、以下139
4シリアルバスという)である。
【0012】図7は、1394シリアルバスを用いて構
成されるネットワーク・システムの構成例を示す図であ
る。このシステムは機器A,B,C,D,E,F,G,
Hを備えており、A−B間、A−C間、B−D間、D−
E間、C−F間、C−G間、及びC−H間はそれぞれ1
394シリアルバスのツイスト・ペア・ケーブルで接続
されている。これらの機器A〜Hは、例えばパソコン、
デジタルVTR、DVD、デジタルカメラ、ハードディ
スク、モニタ、チューナー等である。
成されるネットワーク・システムの構成例を示す図であ
る。このシステムは機器A,B,C,D,E,F,G,
Hを備えており、A−B間、A−C間、B−D間、D−
E間、C−F間、C−G間、及びC−H間はそれぞれ1
394シリアルバスのツイスト・ペア・ケーブルで接続
されている。これらの機器A〜Hは、例えばパソコン、
デジタルVTR、DVD、デジタルカメラ、ハードディ
スク、モニタ、チューナー等である。
【0013】各機器間の接続方式は、ディジーチェーン
方式とノード分岐方式とを混在可能としたものであり、
自由度の高い接続が可能である。また、各機器は各自固
有のIDを有し、それぞれが認識し合うことによって1
394シリアルバスで接続された範囲において、1つの
ネットワークを構成している。各デジタル機器間をそれ
ぞれ1本の1394シリアルバスケーブルで順次接続す
るだけで、それぞれの機器が中継の役割を行い、全体と
して1つのネットワークを構成するものである。また、
1394シリアルバスはPlug&Play機能を有し、ケーブ
ルを機器に接続した時点で自動的に機器の認識や接続状
況などを認識する機能を有している。
方式とノード分岐方式とを混在可能としたものであり、
自由度の高い接続が可能である。また、各機器は各自固
有のIDを有し、それぞれが認識し合うことによって1
394シリアルバスで接続された範囲において、1つの
ネットワークを構成している。各デジタル機器間をそれ
ぞれ1本の1394シリアルバスケーブルで順次接続す
るだけで、それぞれの機器が中継の役割を行い、全体と
して1つのネットワークを構成するものである。また、
1394シリアルバスはPlug&Play機能を有し、ケーブ
ルを機器に接続した時点で自動的に機器の認識や接続状
況などを認識する機能を有している。
【0014】また、図7に示したようなシステムにおい
て、ネットワークからある機器が削除されたり、または
新たに追加されたときなどには、自動的にバスリセット
を行い、それまでのネットワーク構成をリセットしてか
ら、新たなネットワークの再構築を行なう。この機能に
よって、その時々のネットワークの構成を常時設定、認
識することができる。
て、ネットワークからある機器が削除されたり、または
新たに追加されたときなどには、自動的にバスリセット
を行い、それまでのネットワーク構成をリセットしてか
ら、新たなネットワークの再構築を行なう。この機能に
よって、その時々のネットワークの構成を常時設定、認
識することができる。
【0015】またデータ転送速度は、100/200/
400Mbpsを備えており、上位の転送速度を持つ機
器が下位の転送速度をサポートし、互換をとるようにな
っている。データ転送モードとしては、コントロール信
号などの非同期データ(Asynchronousデータ:以下Asyn
cデータという)を転送するAsynchronous転送モードと
リアルタイムなビデオデータやオーディオデータ等の同
期データ(Isochronousデータ:以下Isoデータという)
を転送するIsochronous転送モードがある。このAsyncデ
ータとIsoデータは、各サイクル(通常1サイクル12
5μs)の中において、サイクル開始を示すサイクル・
スタート・パケット(CSP)を転送した後、Isoデー
タの転送をAsyncデータより優先しつつサイクル内で混
在して転送される。
400Mbpsを備えており、上位の転送速度を持つ機
器が下位の転送速度をサポートし、互換をとるようにな
っている。データ転送モードとしては、コントロール信
号などの非同期データ(Asynchronousデータ:以下Asyn
cデータという)を転送するAsynchronous転送モードと
リアルタイムなビデオデータやオーディオデータ等の同
期データ(Isochronousデータ:以下Isoデータという)
を転送するIsochronous転送モードがある。このAsyncデ
ータとIsoデータは、各サイクル(通常1サイクル12
5μs)の中において、サイクル開始を示すサイクル・
スタート・パケット(CSP)を転送した後、Isoデー
タの転送をAsyncデータより優先しつつサイクル内で混
在して転送される。
【0016】図8は1394シリアルバスの構成要素を
示す図である。1394シリアルバスは全体としてレイ
ヤ(階層)構造で構成されている。図8に示したよう
に、1394シリアルバスのケーブルとコネクタが接続
されるコネクタポートがあり、その上にハードウェアと
してフィジカル・レイヤとリンク・レイヤを位置づけし
ている。
示す図である。1394シリアルバスは全体としてレイ
ヤ(階層)構造で構成されている。図8に示したよう
に、1394シリアルバスのケーブルとコネクタが接続
されるコネクタポートがあり、その上にハードウェアと
してフィジカル・レイヤとリンク・レイヤを位置づけし
ている。
【0017】ハードウェア部は実質的なインターフェイ
スチップの部分であり、そのうちフィジカル・レイヤは
符号化やコネクタ関連の制御等を行い、リンク・レイヤ
はパケット転送やサイクルタイムの制御等を行なう。
スチップの部分であり、そのうちフィジカル・レイヤは
符号化やコネクタ関連の制御等を行い、リンク・レイヤ
はパケット転送やサイクルタイムの制御等を行なう。
【0018】ファームウェア部のトランザクション・レ
イヤは、転送(トランザクション)すべきデータの管理
を行ない、Read、Write、Lockの命令を出す。シリアル
バスマネージメントは、接続されている各機器の接続状
況やIDの管理を行ない、ネットワークの構成を管理す
る部分である。以上のハードウェア及びファームウェア
までが実質上の1394シリアルバスの構成である。
イヤは、転送(トランザクション)すべきデータの管理
を行ない、Read、Write、Lockの命令を出す。シリアル
バスマネージメントは、接続されている各機器の接続状
況やIDの管理を行ない、ネットワークの構成を管理す
る部分である。以上のハードウェア及びファームウェア
までが実質上の1394シリアルバスの構成である。
【0019】またソフトウェア部のアプリケーション・
レイヤは、使用するアプリケーションソフトによって異
なり、インタフェース上にのせるデータを規定する部分
であり、プリンタプロトコルやAVCプロトコルなどが
規定されている。以上が1394シリアルバスの構成で
ある。
レイヤは、使用するアプリケーションソフトによって異
なり、インタフェース上にのせるデータを規定する部分
であり、プリンタプロトコルやAVCプロトコルなどが
規定されている。以上が1394シリアルバスの構成で
ある。
【0020】図9は、1394シリアルバスにおけるア
ドレス空間を示す図である。1394シリアルバスに接
続された各機器(ノード)には必ず各ノード固有の64
ビットアドレスを持たせておく。そしてこのアドレスを
ROMに格納しておくことで、自分や相手のノードアド
レスを常時認識できるとともに、相手を指定した通信も
行なえる。1394シリアルバスのアドレッシングは、
IEEE1212規格に準じた方式であり、アドレス設
定は、最初の10bitがバスの番号の指定用に、次の
6bitがノードID番号の指定用に使われる。そし
て、残りの48bitが機器に与えられたアドレス幅に
なり、それぞれ固有のアドレス空間として使用できる。
なお、48bit中の後半の28bitは固有データの
領域として、各機器の識別や使用条件の指定の情報など
を格納する。
ドレス空間を示す図である。1394シリアルバスに接
続された各機器(ノード)には必ず各ノード固有の64
ビットアドレスを持たせておく。そしてこのアドレスを
ROMに格納しておくことで、自分や相手のノードアド
レスを常時認識できるとともに、相手を指定した通信も
行なえる。1394シリアルバスのアドレッシングは、
IEEE1212規格に準じた方式であり、アドレス設
定は、最初の10bitがバスの番号の指定用に、次の
6bitがノードID番号の指定用に使われる。そし
て、残りの48bitが機器に与えられたアドレス幅に
なり、それぞれ固有のアドレス空間として使用できる。
なお、48bit中の後半の28bitは固有データの
領域として、各機器の識別や使用条件の指定の情報など
を格納する。
【0021】以上が1394シリアルバスの技術の概要
である。次に、1394シリアルバスの特徴といえる技
術の部分を、より詳細に説明することにする。
である。次に、1394シリアルバスの特徴といえる技
術の部分を、より詳細に説明することにする。
【0022】《1394シリアルバスの電気的仕様》図
10は1394シリアルバス・ケーブルの断面図であ
る。1394シリアルバスでは接続ケーブル内に6ピ
ン、即ち2組のツイストペア信号線の他に、電源ライン
を設けている。これによって、電源を持たない機器や、
故障により電圧低下した機器等にも電力の供給が可能に
なっている。なお、電源線内を流れる電源の電圧は8〜
40V、電流は最大電流DC1.5Aと規定されてい
る。なお、DVケーブルと呼ばれる規格では電源を省い
た4ピンで構成されている。
10は1394シリアルバス・ケーブルの断面図であ
る。1394シリアルバスでは接続ケーブル内に6ピ
ン、即ち2組のツイストペア信号線の他に、電源ライン
を設けている。これによって、電源を持たない機器や、
故障により電圧低下した機器等にも電力の供給が可能に
なっている。なお、電源線内を流れる電源の電圧は8〜
40V、電流は最大電流DC1.5Aと規定されてい
る。なお、DVケーブルと呼ばれる規格では電源を省い
た4ピンで構成されている。
【0023】《DS−Link符号化》図11は、13
94シリアルバスで採用されている、データ転送フォー
マットのDS−Link符号化方式を説明するための図
である。1394シリアルバスでは、DS−Link
(Data/Strobe Link)符号化方式が採用されている。
このDS−Link符号化方式は、高速なシリアルデー
タ通信に適しており、その構成は、2本の信号線を必要
とする。より対線のうち1本に主となるデータを送り、
他方のより対線にはストローブ信号を送る構成になって
いる。受信側では、この通信されるデータと、ストロー
ブとの排他的論理和をとることによってクロックを再現
する。このDS−Link符号化方式を用いるメリット
として、8/10B変換に比べて転送効率が高いこと、
PLL回路が不要となるのでコントローラLSIの回路
規模を小さくできること、更には、転送すべきデータが
無いときにアイドル状態であることを示す情報を送る必
要が無いので、各機器のトランシーバ回路をスリープ状
態にすることができることによって、消費電力の低減が
図れる、などが挙げられる。
94シリアルバスで採用されている、データ転送フォー
マットのDS−Link符号化方式を説明するための図
である。1394シリアルバスでは、DS−Link
(Data/Strobe Link)符号化方式が採用されている。
このDS−Link符号化方式は、高速なシリアルデー
タ通信に適しており、その構成は、2本の信号線を必要
とする。より対線のうち1本に主となるデータを送り、
他方のより対線にはストローブ信号を送る構成になって
いる。受信側では、この通信されるデータと、ストロー
ブとの排他的論理和をとることによってクロックを再現
する。このDS−Link符号化方式を用いるメリット
として、8/10B変換に比べて転送効率が高いこと、
PLL回路が不要となるのでコントローラLSIの回路
規模を小さくできること、更には、転送すべきデータが
無いときにアイドル状態であることを示す情報を送る必
要が無いので、各機器のトランシーバ回路をスリープ状
態にすることができることによって、消費電力の低減が
図れる、などが挙げられる。
【0024】《バスリセットのシーケンス》1394シ
リアルバスでは、接続されている各機器(ノード)には
ノードIDが与えられ、ネットワーク構成として認識さ
れている。このネットワーク構成に変化があったとき、
例えばノードの挿抜や電源のON/OFFなどによるノ
ード数の増減などによって変化が生じて、新たなネット
ワーク構成を認識する必要があるとき、変化を検知した
各ノードはバス上にバスリセット信号を送信して、新た
なネットワーク構成を認識するモードに入る。このとき
の変化の検知方法は、1394ポート基板上でのバイア
ス電圧の変化を検知することによって行われる。
リアルバスでは、接続されている各機器(ノード)には
ノードIDが与えられ、ネットワーク構成として認識さ
れている。このネットワーク構成に変化があったとき、
例えばノードの挿抜や電源のON/OFFなどによるノ
ード数の増減などによって変化が生じて、新たなネット
ワーク構成を認識する必要があるとき、変化を検知した
各ノードはバス上にバスリセット信号を送信して、新た
なネットワーク構成を認識するモードに入る。このとき
の変化の検知方法は、1394ポート基板上でのバイア
ス電圧の変化を検知することによって行われる。
【0025】あるノードからバスリセット信号が伝達さ
れると、各ノードのフィジカルレイヤはこのバスリセッ
ト信号を受けると同時にリンクレイヤにバスリセットの
発生を伝達し、かつ他のノードにバスリセット信号を伝
達する。最終的にすべてのノードがバスリセット信号を
検知した後、バスリセットが起動される。バスリセット
は、先に述べたようなケーブル抜挿や、ネットワーク異
常等によるハード検出によって起動されるが、プロトコ
ルからのホスト制御などによってフィジカルレイヤに直
接命令を出すことによっても起動される。また、バスリ
セットが起動するとデータ転送は一時中断され、データ
転送は当該バスリセットの処理の間待たされることにな
る。そして、バスリセットの終了後、新しいネットワー
ク構成のもとで再開される。以上がバスリセットのシー
ケンスである。
れると、各ノードのフィジカルレイヤはこのバスリセッ
ト信号を受けると同時にリンクレイヤにバスリセットの
発生を伝達し、かつ他のノードにバスリセット信号を伝
達する。最終的にすべてのノードがバスリセット信号を
検知した後、バスリセットが起動される。バスリセット
は、先に述べたようなケーブル抜挿や、ネットワーク異
常等によるハード検出によって起動されるが、プロトコ
ルからのホスト制御などによってフィジカルレイヤに直
接命令を出すことによっても起動される。また、バスリ
セットが起動するとデータ転送は一時中断され、データ
転送は当該バスリセットの処理の間待たされることにな
る。そして、バスリセットの終了後、新しいネットワー
ク構成のもとで再開される。以上がバスリセットのシー
ケンスである。
【0026】《ノードID決定のシーケンス》バスリセ
ットの後、各ノードは新しいネットワーク構成を構築す
るために、各ノードにIDを与える動作に入る。このと
きの、バスリセットからノードID決定までの一般的な
シーケンスを図19、20、21のフローチャートを用
いて説明する。
ットの後、各ノードは新しいネットワーク構成を構築す
るために、各ノードにIDを与える動作に入る。このと
きの、バスリセットからノードID決定までの一般的な
シーケンスを図19、20、21のフローチャートを用
いて説明する。
【0027】図19は、バスリセットの発生からノード
IDが決定し、データ転送が行えるようになるまでの、
一連のバスの作業を示すフローチャートである。まず、
ステップS101において、ネットワーク内にバスリセ
ットが発生することを常時監視し、ここでノードの電源
ON/OFFなどによってバスリセットが発生するとス
テップS102に移る。ステップS102では、ネット
ワークがリセットされた状態から、新たなネットワーク
の接続状況を知るために、直接接続されている各ノード
間において親子関係の宣言がなされる。ステップS10
3において、すべてのノード間で親子関係が決定された
と判断されると、ステップS104へ進み、一つのルー
トを決定する。なお、すべてのノード間で親子関係が決
定するまでは、ステップS102の親子関係の宣言をお
こない、またルートも決定されない。
IDが決定し、データ転送が行えるようになるまでの、
一連のバスの作業を示すフローチャートである。まず、
ステップS101において、ネットワーク内にバスリセ
ットが発生することを常時監視し、ここでノードの電源
ON/OFFなどによってバスリセットが発生するとス
テップS102に移る。ステップS102では、ネット
ワークがリセットされた状態から、新たなネットワーク
の接続状況を知るために、直接接続されている各ノード
間において親子関係の宣言がなされる。ステップS10
3において、すべてのノード間で親子関係が決定された
と判断されると、ステップS104へ進み、一つのルー
トを決定する。なお、すべてのノード間で親子関係が決
定するまでは、ステップS102の親子関係の宣言をお
こない、またルートも決定されない。
【0028】ステップS104でルートが決定される
と、ステップS105において、各ノードにIDを与え
るノードIDの設定作業が行われる。所定のノード順序
で、ノードIDの設定が行われ、すべてのノードにID
が与えられるまで繰り返し設定作業が行われる(ステッ
プS106)。最終的にすべてのノードにIDを設定し
終えると、新しいネットワーク構成がすべてのノードに
おいて認識されたことになる。よって、処理はステップ
S106からステップS107へ進み、ノード間のデー
タ転送が行える状態となり、データ転送が開始される。
と、ステップS105において、各ノードにIDを与え
るノードIDの設定作業が行われる。所定のノード順序
で、ノードIDの設定が行われ、すべてのノードにID
が与えられるまで繰り返し設定作業が行われる(ステッ
プS106)。最終的にすべてのノードにIDを設定し
終えると、新しいネットワーク構成がすべてのノードに
おいて認識されたことになる。よって、処理はステップ
S106からステップS107へ進み、ノード間のデー
タ転送が行える状態となり、データ転送が開始される。
【0029】そして、このステップS107の状態にな
ると、再びバスリセットが発生するのを監視するモード
に入り、バスリセットが発生したらステップS101か
らステップS106までの設定作業が繰り返し行われ
る。
ると、再びバスリセットが発生するのを監視するモード
に入り、バスリセットが発生したらステップS101か
らステップS106までの設定作業が繰り返し行われ
る。
【0030】以上が、図19のフローチャートの説明で
あるが、図19のフローチャートのバスリセットからル
ート決定までの部分と、ルート決定後からID設定終了
までの手順を図20及び図21を参照して更に詳しく説
明する。図20は、各ノードにおけるバスリセットから
ルート決定までの処理を説明するフローチャートであ
る。また、図21は、ルート決定後からID設定終了ま
での手順を示すフローチャートである。
あるが、図19のフローチャートのバスリセットからル
ート決定までの部分と、ルート決定後からID設定終了
までの手順を図20及び図21を参照して更に詳しく説
明する。図20は、各ノードにおけるバスリセットから
ルート決定までの処理を説明するフローチャートであ
る。また、図21は、ルート決定後からID設定終了ま
での手順を示すフローチャートである。
【0031】まず、図20を参照して説明を行う。ステ
ップS201においてバスリセットが発生すると、ネッ
トワーク構成は一旦リセットされ、処理はステップS2
02へ進む。なお、ステップS201では、バスリセッ
トが発生するのを常に監視している。次に、ステップS
202において、リセットされたネットワークの接続状
況を再認識する作業の第一段階として、各機器にリーフ
(ノード)であることを示すフラグを立てておく。
ップS201においてバスリセットが発生すると、ネッ
トワーク構成は一旦リセットされ、処理はステップS2
02へ進む。なお、ステップS201では、バスリセッ
トが発生するのを常に監視している。次に、ステップS
202において、リセットされたネットワークの接続状
況を再認識する作業の第一段階として、各機器にリーフ
(ノード)であることを示すフラグを立てておく。
【0032】次に、ステップS203において、各機器
が自分の持つポートがいくつ他ノードと接続されている
のかを調べる。ステップS204では、ポート数に基づ
いて親子関係の宣言を始めていくために、未定義(親子
関係が決定されてない)ポートの数を調べる。バスリセ
ットの直後はポート数=未定義ポート数であるが、親子
関係が決定されていくにしたがって、ステップS204
で検知する未定義ポートの数は変化していくものであ
る。
が自分の持つポートがいくつ他ノードと接続されている
のかを調べる。ステップS204では、ポート数に基づ
いて親子関係の宣言を始めていくために、未定義(親子
関係が決定されてない)ポートの数を調べる。バスリセ
ットの直後はポート数=未定義ポート数であるが、親子
関係が決定されていくにしたがって、ステップS204
で検知する未定義ポートの数は変化していくものであ
る。
【0033】まず、バスリセットの直後、はじめに親子
関係の宣言を行えるのはリーフに限られている。リーフ
であるというのはステップS203のポート数の確認で
知ることができる。即ち、リーフは、親子関係が未定義
の段階で未定義ポート数が1のものである。リーフは、
ステップS205において、自分に接続されているノー
ドに対して、「自分は子、相手は親」と宣言し動作を終
了する。
関係の宣言を行えるのはリーフに限られている。リーフ
であるというのはステップS203のポート数の確認で
知ることができる。即ち、リーフは、親子関係が未定義
の段階で未定義ポート数が1のものである。リーフは、
ステップS205において、自分に接続されているノー
ドに対して、「自分は子、相手は親」と宣言し動作を終
了する。
【0034】ステップS203でポート数が複数ありブ
ランチと認識したノードは、バスリセットの直後はステ
ップS204で未定義ポート数>1ということになるの
で、ステップS206へ移り、ブランチというフラグが
立てられる。そして、ステップS207でリーフからの
親子関係宣言で「親」の受付をするために待つ。リーフ
である他のノードが親子関係の宣言を行い、ステップS
207でそれを受けたブランチは、適宜ステップS20
4の未定義ポート数の確認を行う。ここで、未定義ポー
ト数が1になっていれば残っているポートに接続されて
いるノードに対して、ステップS205の「Child
(自分が子)」の宣言をすることが可能になる。2度目
以降のステップS204の処理で未定義ポート数を確認
しても2以上あるブランチに対しては、再度ステップS
207でリーフ又は他のブランチからの「親」の受付を
するために待つ。
ランチと認識したノードは、バスリセットの直後はステ
ップS204で未定義ポート数>1ということになるの
で、ステップS206へ移り、ブランチというフラグが
立てられる。そして、ステップS207でリーフからの
親子関係宣言で「親」の受付をするために待つ。リーフ
である他のノードが親子関係の宣言を行い、ステップS
207でそれを受けたブランチは、適宜ステップS20
4の未定義ポート数の確認を行う。ここで、未定義ポー
ト数が1になっていれば残っているポートに接続されて
いるノードに対して、ステップS205の「Child
(自分が子)」の宣言をすることが可能になる。2度目
以降のステップS204の処理で未定義ポート数を確認
しても2以上あるブランチに対しては、再度ステップS
207でリーフ又は他のブランチからの「親」の受付を
するために待つ。
【0035】最終的に、いずれか1つのブランチ、又は
例外的にリーフ(子宣言を行えるのにすばやく動作しな
かった為)がステップS204の未定義ポート数の確認
の結果としてゼロになったら、これにてネットワーク全
体の親子関係の宣言が終了したものであり、未定義ポー
ト数がゼロ(すべて親のポートとして決定)になった唯
一のノードはステップS208においてルートのフラグ
が立てられ、ステップS209においてルートとしての
認識がなされる。このようにして、図20に示したバス
リセットから、ネットワーク内すべてのノード間におけ
る親子関係の宣言までが終了する。
例外的にリーフ(子宣言を行えるのにすばやく動作しな
かった為)がステップS204の未定義ポート数の確認
の結果としてゼロになったら、これにてネットワーク全
体の親子関係の宣言が終了したものであり、未定義ポー
ト数がゼロ(すべて親のポートとして決定)になった唯
一のノードはステップS208においてルートのフラグ
が立てられ、ステップS209においてルートとしての
認識がなされる。このようにして、図20に示したバス
リセットから、ネットワーク内すべてのノード間におけ
る親子関係の宣言までが終了する。
【0036】つぎに、図21のフローチャートについて
説明する。
説明する。
【0037】まず、図20までのシーケンスでリーフ、
ブランチ、ルートという各ノードのフラグの情報が設定
されているので、これを元にして、ステップS301で
それぞれ分類する。各ノードにIDを与える作業とし
て、最初にIDの設定を行うことができるのはリーフか
らである。リーフ→ブランチ→ルートの順で若い番号
(ノード番号=0〜)からIDの設定がなされていく。
ブランチ、ルートという各ノードのフラグの情報が設定
されているので、これを元にして、ステップS301で
それぞれ分類する。各ノードにIDを与える作業とし
て、最初にIDの設定を行うことができるのはリーフか
らである。リーフ→ブランチ→ルートの順で若い番号
(ノード番号=0〜)からIDの設定がなされていく。
【0038】ステップS302において、ネットワーク
内に存在するリーフの数N(Nは自然数)を設定する。
この後、ステップS303において各リーフがルートに
対してIDを与えるように要求する。この要求が複数あ
る場合には、ルートはステップS304においてアービ
トレーションを行い、ステップS305において勝った
ノード1つにID番号を与え、負けたノードには失敗の
結果通知を行う。ステップS306においてID取得が
失敗に終わったリーフは、再度ID要求を出し、同様の
作業を繰り返す。
内に存在するリーフの数N(Nは自然数)を設定する。
この後、ステップS303において各リーフがルートに
対してIDを与えるように要求する。この要求が複数あ
る場合には、ルートはステップS304においてアービ
トレーションを行い、ステップS305において勝った
ノード1つにID番号を与え、負けたノードには失敗の
結果通知を行う。ステップS306においてID取得が
失敗に終わったリーフは、再度ID要求を出し、同様の
作業を繰り返す。
【0039】IDを取得できたリーフはステップS30
7においてそのノードのID情報をブロードキャストで
全ノードに転送する。1ノードID情報のブロードキャ
ストが終わると、ステップS308において残りのリー
フの数Nが1つ減らされる。ここで、ステップS309
において、この残りのリーフの数Nが1以上ある場合は
ステップS303からのID要求の作業を繰り返し行
う。そして、最終的にすべてのリーフがID情報をブロ
ードキャストすると、ステップS309においてN=0
となり、ブランチのID設定のためにステップS310
に移る。
7においてそのノードのID情報をブロードキャストで
全ノードに転送する。1ノードID情報のブロードキャ
ストが終わると、ステップS308において残りのリー
フの数Nが1つ減らされる。ここで、ステップS309
において、この残りのリーフの数Nが1以上ある場合は
ステップS303からのID要求の作業を繰り返し行
う。そして、最終的にすべてのリーフがID情報をブロ
ードキャストすると、ステップS309においてN=0
となり、ブランチのID設定のためにステップS310
に移る。
【0040】ブランチのID設定もリーフの時と同様に
行われる。まず、ステップS310においてネットワー
ク内に存在するブランチの数M(Mは自然数)を設定す
る。この後、ステップS311として各ブランチがルー
トに対して、IDを与えるように要求する。これに対し
てルートは、ステップS312においてアービトレーシ
ョンを行い、勝ったブランチから順に、リーフに与え終
った番号の次に若い番号から与えていく。ステップS3
13において、ルートは要求を出したブランチにID情
報又は失敗結果を通知する。ステップS314におい
て、ID取得が失敗に終わったブランチは、再度ID要
求を出し、同様の作業を繰り返す。
行われる。まず、ステップS310においてネットワー
ク内に存在するブランチの数M(Mは自然数)を設定す
る。この後、ステップS311として各ブランチがルー
トに対して、IDを与えるように要求する。これに対し
てルートは、ステップS312においてアービトレーシ
ョンを行い、勝ったブランチから順に、リーフに与え終
った番号の次に若い番号から与えていく。ステップS3
13において、ルートは要求を出したブランチにID情
報又は失敗結果を通知する。ステップS314におい
て、ID取得が失敗に終わったブランチは、再度ID要
求を出し、同様の作業を繰り返す。
【0041】IDを取得できたブランチからステップS
315へ進み、そのノードのID情報をブロードキャス
トで全ノードに転送する。1ノードID情報のブロード
キャストが終わると、ステップS316において、残り
のブランチの数Mが1つ減らされる。ここで、ステップ
S317において、この残りのブランチの数Mが1以上
ある場合はステップS311からのID要求の作業を繰
り返し、最終的にすべてのブランチがID情報をブロー
ドキャストするまで行われる。すべてのブランチがノー
ドIDを取得すると、ステップS317においてM=0
となり、ブランチのID取得モードが終了する。
315へ進み、そのノードのID情報をブロードキャス
トで全ノードに転送する。1ノードID情報のブロード
キャストが終わると、ステップS316において、残り
のブランチの数Mが1つ減らされる。ここで、ステップ
S317において、この残りのブランチの数Mが1以上
ある場合はステップS311からのID要求の作業を繰
り返し、最終的にすべてのブランチがID情報をブロー
ドキャストするまで行われる。すべてのブランチがノー
ドIDを取得すると、ステップS317においてM=0
となり、ブランチのID取得モードが終了する。
【0042】ここまで終了すると、最終的にID情報を
取得していないノードはルートのみなので、ステップS
318において与えていない番号で最も若い番号を自分
のID番号と設定し、ステップS319としてルートのI
D情報をブロードキャストする。
取得していないノードはルートのみなので、ステップS
318において与えていない番号で最も若い番号を自分
のID番号と設定し、ステップS319としてルートのI
D情報をブロードキャストする。
【0043】以上で、図21に示したように、親子関係
が決定した後から、すべてのノードのIDが設定される
までの手順が終了する。
が決定した後から、すべてのノードのIDが設定される
までの手順が終了する。
【0044】次に、一例として、図12に示した実際の
ネットワークにおけるバスリセット時のネットワーク構
築動作を説明する。
ネットワークにおけるバスリセット時のネットワーク構
築動作を説明する。
【0045】図12は、バスリセット時のネットワーク
構築動作を説明するための図である。図12において、
ノードB(ルート)の下位にはノードAとノードCが直
接接続されており、更にノードCの下位にはノードDが
直接接続されており、更にノードDの下位にはノードE
とノードFが直接接続された階層構造になっている。こ
のような、階層構造やルートノード、ノードIDを決定
する手順を以下で説明する。
構築動作を説明するための図である。図12において、
ノードB(ルート)の下位にはノードAとノードCが直
接接続されており、更にノードCの下位にはノードDが
直接接続されており、更にノードDの下位にはノードE
とノードFが直接接続された階層構造になっている。こ
のような、階層構造やルートノード、ノードIDを決定
する手順を以下で説明する。
【0046】バスリセットがされた後、まず各ノードの
接続状況を認識するために、各ノードの直接接続されて
いるポート間において、親子関係の宣言がなされる。こ
の親子とは親側が階層構造で上位となり、子側が下位と
なると言うことができる。
接続状況を認識するために、各ノードの直接接続されて
いるポート間において、親子関係の宣言がなされる。こ
の親子とは親側が階層構造で上位となり、子側が下位と
なると言うことができる。
【0047】図12ではバスリセットの後、最初に親子
関係の宣言を行なったのはノードAである。基本的にノ
ードの1つのポートにのみ接続があるノード(リーフと
呼ぶ)から親子関係の宣言を行なうことができる。これ
は、自分には1ポートの接続のみしかない、ということ
をまず知ることができるので、これによってネットワー
クの端であることを認識し、その中で早く動作を行なっ
たノードから親子関係が決定されていく。こうして親子
関係の宣言を行なった側(A-B間ではノードA)のポ
ートが子と設定され、相手側(ノードB)のポートが親
と設定される。こうして、ノードA−B間では子−親、
ノードE−D間で子−親、ノードF−D間で子−親と決
定される。
関係の宣言を行なったのはノードAである。基本的にノ
ードの1つのポートにのみ接続があるノード(リーフと
呼ぶ)から親子関係の宣言を行なうことができる。これ
は、自分には1ポートの接続のみしかない、ということ
をまず知ることができるので、これによってネットワー
クの端であることを認識し、その中で早く動作を行なっ
たノードから親子関係が決定されていく。こうして親子
関係の宣言を行なった側(A-B間ではノードA)のポ
ートが子と設定され、相手側(ノードB)のポートが親
と設定される。こうして、ノードA−B間では子−親、
ノードE−D間で子−親、ノードF−D間で子−親と決
定される。
【0048】さらに1階層あがって、今度は複数個接続
ポートを持つノード(ブランチと呼ぶ)のうち、他ノー
ドからの親子関係の宣言を受けたものから順次、更に上
位に親子関係の宣言を行なっていく。図12ではまずノ
ードDがD−E間、D−F間と親子関係が決定した後、
ノードCに対する親子関係の宣言を行っており、その結
果ノードD−C間で子−親と決定している。
ポートを持つノード(ブランチと呼ぶ)のうち、他ノー
ドからの親子関係の宣言を受けたものから順次、更に上
位に親子関係の宣言を行なっていく。図12ではまずノ
ードDがD−E間、D−F間と親子関係が決定した後、
ノードCに対する親子関係の宣言を行っており、その結
果ノードD−C間で子−親と決定している。
【0049】ノードDからの親子関係の宣言を受けたノ
ードCは、もう一つのポートに接続されているノードB
に対して親子関係の宣言を行なっている。これによって
ノードC−B間で子−親と決定している。
ードCは、もう一つのポートに接続されているノードB
に対して親子関係の宣言を行なっている。これによって
ノードC−B間で子−親と決定している。
【0050】このようにして、図12のような階層構造
が構成され、最終的に、接続されているすべてのポート
において親となったノードBが、ルートノードと決定さ
れることになる。ルートは1つのネットワーク構成中に
一つしか存在しないものである。
が構成され、最終的に、接続されているすべてのポート
において親となったノードBが、ルートノードと決定さ
れることになる。ルートは1つのネットワーク構成中に
一つしか存在しないものである。
【0051】なお、この図12においてノードBがルー
トノードと決定されたが、これはノードAから親子関係
宣言を受けたノードBが、他のノードに対して親子関係
宣言を早いタイミングで行なっていれば、ルートノード
は他ノードに移っていたこともあり得る。すなわち、伝
達されるタイミングによってはどのノードもルートノー
ドとなる可能性があり、同じネットワーク構成でもルー
トノードは一定とは限らない。
トノードと決定されたが、これはノードAから親子関係
宣言を受けたノードBが、他のノードに対して親子関係
宣言を早いタイミングで行なっていれば、ルートノード
は他ノードに移っていたこともあり得る。すなわち、伝
達されるタイミングによってはどのノードもルートノー
ドとなる可能性があり、同じネットワーク構成でもルー
トノードは一定とは限らない。
【0052】ルートノードが決定すると、次は各ノード
IDを決定するモードに入る。ここではすべてのノード
が、決定した自分のノードIDを他のすべてのノードに
通知する(ブロードキャスト機能)。自己ID情報は、
自分のノード番号、接続されている位置の情報、持って
いるポートの数、接続のあるポートの数、各ポートの親
子関係の情報等を含んでいる。
IDを決定するモードに入る。ここではすべてのノード
が、決定した自分のノードIDを他のすべてのノードに
通知する(ブロードキャスト機能)。自己ID情報は、
自分のノード番号、接続されている位置の情報、持って
いるポートの数、接続のあるポートの数、各ポートの親
子関係の情報等を含んでいる。
【0053】ノードID番号の割り振りの手順として
は、まず1つのポートにのみ接続があるノード(リー
フ)から起動することができ、この中から順にノード番
号=0、1、2…と割り当てられる。ノードIDを獲得
したノードは、ノード番号を含む情報をブロードキャス
トで各ノードに送信する。これによって、そのID番号
は『割り当て済み』であることが認識される。
は、まず1つのポートにのみ接続があるノード(リー
フ)から起動することができ、この中から順にノード番
号=0、1、2…と割り当てられる。ノードIDを獲得
したノードは、ノード番号を含む情報をブロードキャス
トで各ノードに送信する。これによって、そのID番号
は『割り当て済み』であることが認識される。
【0054】すべてのリーフが自己ノードIDを取得し
終ると、次はブランチへ移りリーフに引き続いたノード
ID番号が各ノードに割り当てられる。リーフと同様
に、ノードID番号が割り当てられたブランチから順次
ノードID情報をブロードキャストし、最後にルートノ
ードが自己ID情報をブロードキャストする。すなわち
常にルートは最大のノードID番号を所有するものであ
る。
終ると、次はブランチへ移りリーフに引き続いたノード
ID番号が各ノードに割り当てられる。リーフと同様
に、ノードID番号が割り当てられたブランチから順次
ノードID情報をブロードキャストし、最後にルートノ
ードが自己ID情報をブロードキャストする。すなわち
常にルートは最大のノードID番号を所有するものであ
る。
【0055】以上のようにして、階層構造全体のノード
IDの割り当てが終わり、ネットワーク構成が再構築さ
れ、バスの初期化作業が完了する。
IDの割り当てが終わり、ネットワーク構成が再構築さ
れ、バスの初期化作業が完了する。
【0056】《アービトレーション》1394シリアル
バスでは、データ転送に先立って必ずバス使用権のアー
ビトレーション(調停)を行なう。1394シリアルバ
スは個別に接続された各機器が、転送された信号をそれ
ぞれ中継することによって、ネットワーク内すべての機
器に同信号を伝えるように、論理的なバス型ネットワー
クであるので、パケットの衝突を防ぐ意味でアービトレ
ーションは必要である。これによってある時間には、た
った一つのノードのみ転送を行なうことができる。
バスでは、データ転送に先立って必ずバス使用権のアー
ビトレーション(調停)を行なう。1394シリアルバ
スは個別に接続された各機器が、転送された信号をそれ
ぞれ中継することによって、ネットワーク内すべての機
器に同信号を伝えるように、論理的なバス型ネットワー
クであるので、パケットの衝突を防ぐ意味でアービトレ
ーションは必要である。これによってある時間には、た
った一つのノードのみ転送を行なうことができる。
【0057】図13は1394シリアルバスにおけるア
ービトレーションを説明する図である。特に、図13の
(a)はバス使用要求の流れを示し、図13の(b)は
バス使用許可の流れを示す。
ービトレーションを説明する図である。特に、図13の
(a)はバス使用要求の流れを示し、図13の(b)は
バス使用許可の流れを示す。
【0058】アービトレーションが始まると、1つもし
くは複数のノードが親ノードに向かって、それぞれバス
使用権の要求を発する。図13(a)のノードCとノー
ドFがバス使用権の要求を発しているノードである。こ
れを受けた親ノード(図13ではノードA)は更に親ノ
ードに向かって、バス使用権の要求を発する(中継す
る)。この要求は最終的に調停を行なうルートに届けら
れる。
くは複数のノードが親ノードに向かって、それぞれバス
使用権の要求を発する。図13(a)のノードCとノー
ドFがバス使用権の要求を発しているノードである。こ
れを受けた親ノード(図13ではノードA)は更に親ノ
ードに向かって、バス使用権の要求を発する(中継す
る)。この要求は最終的に調停を行なうルートに届けら
れる。
【0059】バス使用要求を受けたルートノード(ノー
ドB)は、どのノードにバスを使用させるかを決める。
この調停作業はルートノードのみが行なえるものであ
り、調停によって勝ったノードにはバスの使用許可が与
えられる。図13の(b)ではノードCに使用許可が与
えられ、ノードFの使用要求は拒否されたことを示して
いる。アービトレーションに負けたノードに対してはD
P(data prefix)パケットを送り、要求が拒否された
ことを知らせる。要求が拒否されたノードのバス使用要
求は次回のアービトレーションまで待たされる。
ドB)は、どのノードにバスを使用させるかを決める。
この調停作業はルートノードのみが行なえるものであ
り、調停によって勝ったノードにはバスの使用許可が与
えられる。図13の(b)ではノードCに使用許可が与
えられ、ノードFの使用要求は拒否されたことを示して
いる。アービトレーションに負けたノードに対してはD
P(data prefix)パケットを送り、要求が拒否された
ことを知らせる。要求が拒否されたノードのバス使用要
求は次回のアービトレーションまで待たされる。
【0060】以上のようにして、アービトレーションに
勝ってバスの使用許可を得たノードは、以降データの転
送を開始できる。ここで、アービトレーションの一連の
流れをフローチャート図22を参照して説明する。図2
2はアービトレーションの処理手順を表すフローチャー
トである。
勝ってバスの使用許可を得たノードは、以降データの転
送を開始できる。ここで、アービトレーションの一連の
流れをフローチャート図22を参照して説明する。図2
2はアービトレーションの処理手順を表すフローチャー
トである。
【0061】ノードがデータ転送を開始できる為には、
バスがアイドル状態であることが必要である。先に行わ
れていたデータ転送が終了して、現在バスが空き状態で
あることを認識するためには、各転送モードで個別に設
定されている所定のアイドル時間ギャップ長(例.サブ
アクション・ギャップ)を経過する事によって、各ノー
ドは自分の転送が開始できると判断する。
バスがアイドル状態であることが必要である。先に行わ
れていたデータ転送が終了して、現在バスが空き状態で
あることを認識するためには、各転送モードで個別に設
定されている所定のアイドル時間ギャップ長(例.サブ
アクション・ギャップ)を経過する事によって、各ノー
ドは自分の転送が開始できると判断する。
【0062】ステップS401において、Asyncデー
タ、Isoデータ等それぞれ転送するデータに応じた所定
のギャップ長が得られたか判断する。所定のギャップ長
が得られない限り、転送を開始するために必要なバス使
用権の要求はできないので、所定のギャップ長が得られ
るまで待つ。ステップS401で所定のギャップ長が得
られたら、ステップS402において転送すべきデータ
があるかを判断し、あればステップS403へ進む。
タ、Isoデータ等それぞれ転送するデータに応じた所定
のギャップ長が得られたか判断する。所定のギャップ長
が得られない限り、転送を開始するために必要なバス使
用権の要求はできないので、所定のギャップ長が得られ
るまで待つ。ステップS401で所定のギャップ長が得
られたら、ステップS402において転送すべきデータ
があるかを判断し、あればステップS403へ進む。
【0063】ステップS403では、データ転送をする
ためにバスを確保するよう、バス使用権の要求をルート
に対して発する。このときの、バス使用権の要求を表す
信号の伝達は、図13の(a)に示したように、ネット
ワーク内の各機器を中継しながら、最終的にルートに届
けられる。一方、ステップS402で転送するデータが
ない場合は、そのまま待機する。
ためにバスを確保するよう、バス使用権の要求をルート
に対して発する。このときの、バス使用権の要求を表す
信号の伝達は、図13の(a)に示したように、ネット
ワーク内の各機器を中継しながら、最終的にルートに届
けられる。一方、ステップS402で転送するデータが
ない場合は、そのまま待機する。
【0064】次に、ステップS404において、ルート
ノードはステップS403で発行されたバス使用要求を
受信する。そして、ステップS405において、ルート
は使用要求を出したノードの数を調べる。ステップS4
05で使用要求を出したノードの数が1(使用権要求を
出したノードが1つ)だったら、そのノードに直後のバ
ス使用許可が与えられることとなる。一方、ステップS
405において、ノード数>1(使用要求を出したノー
ドは複数)だったら、ルートはステップS406におい
て使用許可を与えるノードを1つに決定する調停作業を
行う。この調停作業は公平なものであり、毎回同じノー
ドばかりが許可を得る様なことはなく、平等に権利を与
えていくような構成となっている(フェア・アービトレ
ーション)。
ノードはステップS403で発行されたバス使用要求を
受信する。そして、ステップS405において、ルート
は使用要求を出したノードの数を調べる。ステップS4
05で使用要求を出したノードの数が1(使用権要求を
出したノードが1つ)だったら、そのノードに直後のバ
ス使用許可が与えられることとなる。一方、ステップS
405において、ノード数>1(使用要求を出したノー
ドは複数)だったら、ルートはステップS406におい
て使用許可を与えるノードを1つに決定する調停作業を
行う。この調停作業は公平なものであり、毎回同じノー
ドばかりが許可を得る様なことはなく、平等に権利を与
えていくような構成となっている(フェア・アービトレ
ーション)。
【0065】次に、ステップS407において、ステッ
プS406で使用要求を出した複数ノードの中からルー
トが調停して使用許可を得た1つのノードと、敗れたそ
の他のノードに分ける選択を行う。ここで、調停されて
使用許可を得た1つのノード、またはステップS405
において使用要求ノード数=1で調停無しに使用許可を
得たノードには、ステップS408として、ルートはそ
のノードに対して許可信号を送る。許可信号を得たノー
ドは、受け取った直後に転送すべきデータ(パケット)
を転送開始する。また、ステップS406の調停で敗れ
て、バス使用が許可されなかったノードには、ステップ
S409において、ルートから、アービトレーション失
敗を示すDP(data prefix)パケットを送られ、これ
を受け取ったノードは再度転送を行うためのバス使用要
求を出すため、ステップS401まで戻り、所定ギャッ
プ長が得られるまで待機する。
プS406で使用要求を出した複数ノードの中からルー
トが調停して使用許可を得た1つのノードと、敗れたそ
の他のノードに分ける選択を行う。ここで、調停されて
使用許可を得た1つのノード、またはステップS405
において使用要求ノード数=1で調停無しに使用許可を
得たノードには、ステップS408として、ルートはそ
のノードに対して許可信号を送る。許可信号を得たノー
ドは、受け取った直後に転送すべきデータ(パケット)
を転送開始する。また、ステップS406の調停で敗れ
て、バス使用が許可されなかったノードには、ステップ
S409において、ルートから、アービトレーション失
敗を示すDP(data prefix)パケットを送られ、これ
を受け取ったノードは再度転送を行うためのバス使用要
求を出すため、ステップS401まで戻り、所定ギャッ
プ長が得られるまで待機する。
【0066】以上が1394シリアルバスによるアービ
トレーションの流れである。
トレーションの流れである。
【0067】《アシンクロナス(Asynchronous、非同
期)転送》アシンクロナス転送は、非同期転送である。
図14はアシンクロナス転送における時間的な遷移状態
を示す図である。図14の最初のサブアクション・ギャ
ップは、バスのアイドル状態を示すものである。このア
イドル時間が一定値になった時点で、転送を希望するノ
ードはバスが使用できると判断してバス使用要求を発行
し、バス獲得のためのアービトレーションが実行され
る。
期)転送》アシンクロナス転送は、非同期転送である。
図14はアシンクロナス転送における時間的な遷移状態
を示す図である。図14の最初のサブアクション・ギャ
ップは、バスのアイドル状態を示すものである。このア
イドル時間が一定値になった時点で、転送を希望するノ
ードはバスが使用できると判断してバス使用要求を発行
し、バス獲得のためのアービトレーションが実行され
る。
【0068】アービトレーションでバスの使用許可を得
ると、次にデータの転送がパケット形式で実行される。
データ転送後、当該データを受信したノードは、転送さ
れたデータに対しての受信結果のack(受信確認用返送
コード)をack gapという短いギャップの後、返送して
応答するか、応答パケットを送ることによって転送が完
了する。ackは4ビットの情報と4ビットのチェックサム
からなり、成功か、ビジー状態か、ペンディング状態で
あるかといった情報を含み、すぐに送信元ノードに返送
される。
ると、次にデータの転送がパケット形式で実行される。
データ転送後、当該データを受信したノードは、転送さ
れたデータに対しての受信結果のack(受信確認用返送
コード)をack gapという短いギャップの後、返送して
応答するか、応答パケットを送ることによって転送が完
了する。ackは4ビットの情報と4ビットのチェックサム
からなり、成功か、ビジー状態か、ペンディング状態で
あるかといった情報を含み、すぐに送信元ノードに返送
される。
【0069】次に、アシンクロナス転送のパケットフォ
ーマットを説明する。図15はアシンクロナス転送のパ
ケットフォーマットの例を示す図である。
ーマットを説明する。図15はアシンクロナス転送のパ
ケットフォーマットの例を示す図である。
【0070】パケットには、データ部及び誤り訂正用の
データCRCの他にヘッダ部がある。ヘッダ部には図1
5に示したような、目的ノードID、ソースノードI
D、転送データ長さや各種コードなどが書き込まれ、転
送が行なわれる。また、アシンクロナス転送は自己ノー
ドから相手ノードへの1対1の通信である。転送元ノー
ドから転送されたパケットは、ネットワーク中の各ノー
ドに行き渡るが、自分宛てのアドレス以外のものは無視
されるので、宛先の1つのノードのみが読込むことにな
る。以上がアシンクロナス転送の説明である。
データCRCの他にヘッダ部がある。ヘッダ部には図1
5に示したような、目的ノードID、ソースノードI
D、転送データ長さや各種コードなどが書き込まれ、転
送が行なわれる。また、アシンクロナス転送は自己ノー
ドから相手ノードへの1対1の通信である。転送元ノー
ドから転送されたパケットは、ネットワーク中の各ノー
ドに行き渡るが、自分宛てのアドレス以外のものは無視
されるので、宛先の1つのノードのみが読込むことにな
る。以上がアシンクロナス転送の説明である。
【0071】《アイソクロナス(Isochronous、同期)
転送》アイソクロナス転送は同期転送である。1394
シリアルバスの最大の特徴であるともいえるこのアイソ
クロナス転送は、特に映像データや音声データといった
マルチメディアデータなど、リアルタイムな転送を必要
とするデータの転送に適した転送モードである。また、
アシンクロナス転送(非同期)が1対1の転送であった
のに対し、このアイソクロナス転送はブロードキャスト
機能によって、転送元の1つのノードから他のすべての
ノードへ一様にデータが転送される。
転送》アイソクロナス転送は同期転送である。1394
シリアルバスの最大の特徴であるともいえるこのアイソ
クロナス転送は、特に映像データや音声データといった
マルチメディアデータなど、リアルタイムな転送を必要
とするデータの転送に適した転送モードである。また、
アシンクロナス転送(非同期)が1対1の転送であった
のに対し、このアイソクロナス転送はブロードキャスト
機能によって、転送元の1つのノードから他のすべての
ノードへ一様にデータが転送される。
【0072】図16はアイソクロナス転送における、時
間的な遷移状態を示す図である。アイソクロナス転送
は、バス上一定時間毎に実行される。この時間間隔をア
イソクロナスサイクルと呼ぶ。アイソクロナスサイクル
時間は、125μsである。この各サイクルの開始時間
を示し、各ノードの時間調整を行なう役割を担っている
のがサイクル・スタート・パケットである。サイクル・
スタート・パケットを送信するのは、サイクル・マスタ
と呼ばれるノードであり、1つ前のサイクル内のデータ
転送終了後、所定のアイドル期間(サブアクションギャ
ップ)を経た後、本サイクルの開始を告げるサイクル・
スタート・パケットを送信する。このサイクル・スター
ト・パケットの送信される時間間隔が125μsとな
る。
間的な遷移状態を示す図である。アイソクロナス転送
は、バス上一定時間毎に実行される。この時間間隔をア
イソクロナスサイクルと呼ぶ。アイソクロナスサイクル
時間は、125μsである。この各サイクルの開始時間
を示し、各ノードの時間調整を行なう役割を担っている
のがサイクル・スタート・パケットである。サイクル・
スタート・パケットを送信するのは、サイクル・マスタ
と呼ばれるノードであり、1つ前のサイクル内のデータ
転送終了後、所定のアイドル期間(サブアクションギャ
ップ)を経た後、本サイクルの開始を告げるサイクル・
スタート・パケットを送信する。このサイクル・スター
ト・パケットの送信される時間間隔が125μsとな
る。
【0073】また、図16にチャネルA、チャネルB、
チャネルCと示したように、1サイクル内において複数
種のパケットがチャネルIDをそれぞれ与えられること
によって、区別して転送できる。これによって同時に複
数ノード間でのリアルタイムな転送が可能であり、また
受信するノードでは自分が欲しいチャネルIDのデータ
のみを取り込む。このチャネルIDは送信先のアドレス
を表すものではなく、データに対する論理的な番号を与
えているに過ぎない。よって、あるパケットの送信は1
つの送信元ノードから他のすべてのノードに行き渡る、
ブロードキャストで転送されることになる。
チャネルCと示したように、1サイクル内において複数
種のパケットがチャネルIDをそれぞれ与えられること
によって、区別して転送できる。これによって同時に複
数ノード間でのリアルタイムな転送が可能であり、また
受信するノードでは自分が欲しいチャネルIDのデータ
のみを取り込む。このチャネルIDは送信先のアドレス
を表すものではなく、データに対する論理的な番号を与
えているに過ぎない。よって、あるパケットの送信は1
つの送信元ノードから他のすべてのノードに行き渡る、
ブロードキャストで転送されることになる。
【0074】アイソクロナス転送のパケット送信に先立
って、アシンクロナス転送同様アービトレーションが行
われる。しかし、アシンクロナス転送のように1対1の
通信ではないので、アイソクロナス転送にはack(受信
確認用返信コード)は存在しない。
って、アシンクロナス転送同様アービトレーションが行
われる。しかし、アシンクロナス転送のように1対1の
通信ではないので、アイソクロナス転送にはack(受信
確認用返信コード)は存在しない。
【0075】また、図16に示した iso gap(アイソク
ロナスギャップ)とは、アイソクロナス転送を行なう前
にバスが空き状態であると認識するために必要なアイド
ル期間を表している。この所定のアイドル期間を経過す
ると、アイソクロナス転送を行ないたいノードはバスが
空いていると判断し、転送前のアービトレーションを行
なうことができる。
ロナスギャップ)とは、アイソクロナス転送を行なう前
にバスが空き状態であると認識するために必要なアイド
ル期間を表している。この所定のアイドル期間を経過す
ると、アイソクロナス転送を行ないたいノードはバスが
空いていると判断し、転送前のアービトレーションを行
なうことができる。
【0076】つぎに、アイソクロナス転送のパケットフ
ォーマットについて説明する。図17はアイソクロナス
転送のパケットフォーマットの例を示す図である。
ォーマットについて説明する。図17はアイソクロナス
転送のパケットフォーマットの例を示す図である。
【0077】各チャネルに分かれた、各種のパケットに
はそれぞれデータ部及び誤り訂正用のデータCRCの他
に、ヘッダ部がある。そのヘッダ部には図17に示した
ような、転送データ長やチャネルNO.、その他各種コ
ード及び誤り訂正用のヘッダCRCなどが書き込まれ、
転送が行なわれる。以上がアイソクロナス転送の説明で
ある。
はそれぞれデータ部及び誤り訂正用のデータCRCの他
に、ヘッダ部がある。そのヘッダ部には図17に示した
ような、転送データ長やチャネルNO.、その他各種コ
ード及び誤り訂正用のヘッダCRCなどが書き込まれ、
転送が行なわれる。以上がアイソクロナス転送の説明で
ある。
【0078】《バス・サイクル》実際の1394シリア
ルバス上の転送では、アイソクロナス転送と、アシンク
ロナス転送は混在できる。図18は、アイソクロナス転
送とアシンクロナス転送とが混在した、バス上の転送状
態の時間的な遷移の様子を表した図である。
ルバス上の転送では、アイソクロナス転送と、アシンク
ロナス転送は混在できる。図18は、アイソクロナス転
送とアシンクロナス転送とが混在した、バス上の転送状
態の時間的な遷移の様子を表した図である。
【0079】アイソクロナス転送はアシンクロナス転送
より優先して実行される。その理由は、サイクル・スタ
ート・パケットの後、アシンクロナス転送を起動するた
めに必要なアイドル期間のギャップ長(サブアクション
ギャップ)よりも短いギャップ長(アイソクロナスギャ
ップ)で、アイソクロナス転送を起動できるからであ
る。したがって、アシンクロナス転送より、アイソクロ
ナス転送は優先して実行されることとなる。
より優先して実行される。その理由は、サイクル・スタ
ート・パケットの後、アシンクロナス転送を起動するた
めに必要なアイドル期間のギャップ長(サブアクション
ギャップ)よりも短いギャップ長(アイソクロナスギャ
ップ)で、アイソクロナス転送を起動できるからであ
る。したがって、アシンクロナス転送より、アイソクロ
ナス転送は優先して実行されることとなる。
【0080】図18に示した一般的なバスサイクルにお
いて、サイクル#mのスタート時にサイクル・スタート
・パケットがサイクル・マスタから各ノードに転送され
る。これによって、各ノードで時刻調整を行ない、所定
のアイドル期間(アイソクロナスギャップ)を待ってか
らアイソクロナス転送を行なうべきノードはアービトレ
ーションを行い、パケット転送に入る。図18ではチャ
ネルeとチャネルsとチャネルkが順にアイソクロナス
転送されている。
いて、サイクル#mのスタート時にサイクル・スタート
・パケットがサイクル・マスタから各ノードに転送され
る。これによって、各ノードで時刻調整を行ない、所定
のアイドル期間(アイソクロナスギャップ)を待ってか
らアイソクロナス転送を行なうべきノードはアービトレ
ーションを行い、パケット転送に入る。図18ではチャ
ネルeとチャネルsとチャネルkが順にアイソクロナス
転送されている。
【0081】このアービトレーションからパケット転送
までの動作を、与えられているチャネル分繰り返し行な
った後、サイクル#mにおけるアイソクロナス転送がす
べて終了したら、アシンクロナス転送を行うことができ
るようになる。
までの動作を、与えられているチャネル分繰り返し行な
った後、サイクル#mにおけるアイソクロナス転送がす
べて終了したら、アシンクロナス転送を行うことができ
るようになる。
【0082】アイドル時間がアシンクロナス転送が可能
なサブアクションギャップに達することによって、アシ
ンクロナス転送を行いたいノードはアービトレーション
の実行に移れると判断する。ただし、アシンクロナス転
送が行える期間は、アイソクロナス転送終了後から、次
のサイクル・スタート・パケットを転送すべき時間(cy
cle synch)までの間に、アシンクロナス転送を起動す
るためのサブアクションギャップが得られた場合に限っ
ている。
なサブアクションギャップに達することによって、アシ
ンクロナス転送を行いたいノードはアービトレーション
の実行に移れると判断する。ただし、アシンクロナス転
送が行える期間は、アイソクロナス転送終了後から、次
のサイクル・スタート・パケットを転送すべき時間(cy
cle synch)までの間に、アシンクロナス転送を起動す
るためのサブアクションギャップが得られた場合に限っ
ている。
【0083】図18のサイクル#mでは3つのチャネル
分のアイソクロナス転送と、その後アシンクロナス転送
(ackを含む)が2パケット(パケット1、パケット
2)転送されている。このアシンクロナスパケット2の
後は、サイクルm+1をスタートすべき時間(cycle sy
nch)にいたるので、サイクル#mでの転送はここまで
で終わる。
分のアイソクロナス転送と、その後アシンクロナス転送
(ackを含む)が2パケット(パケット1、パケット
2)転送されている。このアシンクロナスパケット2の
後は、サイクルm+1をスタートすべき時間(cycle sy
nch)にいたるので、サイクル#mでの転送はここまで
で終わる。
【0084】ただし、非同期または同期転送動作中に次
のサイクル・スタート・パケットを送信すべき時間(cy
cle synch)に至ったとしても、無理に中断せず、その
転送が終了した後のアイドル期間を待ってから次サイク
ルのサイクル・スタート・パケットを送信する。すなわ
ち、1つのサイクルが125μs以上続いたときは、そ
の分次サイクルは基準の125μsより短縮されたとす
る。このようにアイソクロナス・サイクルは125μs
を基準に超過、短縮し得るものである。しかし、アイソ
クロナス転送はリアルタイム転送を維持するために毎サ
イクル必要であれば必ず実行され、アシンクロナス転送
はサイクル時間が短縮されたことによって次以降のサイ
クルにまわされることもある。こういった遅延情報も含
めて、サイクル・マスタによって管理される。
のサイクル・スタート・パケットを送信すべき時間(cy
cle synch)に至ったとしても、無理に中断せず、その
転送が終了した後のアイドル期間を待ってから次サイク
ルのサイクル・スタート・パケットを送信する。すなわ
ち、1つのサイクルが125μs以上続いたときは、そ
の分次サイクルは基準の125μsより短縮されたとす
る。このようにアイソクロナス・サイクルは125μs
を基準に超過、短縮し得るものである。しかし、アイソ
クロナス転送はリアルタイム転送を維持するために毎サ
イクル必要であれば必ず実行され、アシンクロナス転送
はサイクル時間が短縮されたことによって次以降のサイ
クルにまわされることもある。こういった遅延情報も含
めて、サイクル・マスタによって管理される。
【0085】(第1の実施形態)図1は、インクジェッ
ト方式のプリンタと液晶モニタ付カメラ一体型デジタル
VTRがIEEE1394シリアルバスを介して接続さ
れた状態を示すブロック図である。図中、91は液晶モ
ニタ付カメラ一体型デジタルVTR(以下「デジタルV
TR」という)、92はプリンタである。
ト方式のプリンタと液晶モニタ付カメラ一体型デジタル
VTRがIEEE1394シリアルバスを介して接続さ
れた状態を示すブロック図である。図中、91は液晶モ
ニタ付カメラ一体型デジタルVTR(以下「デジタルV
TR」という)、92はプリンタである。
【0086】デジタルVTR91において、93は磁気
テープ、94は磁気テープの記録/再生を行うヘッド、
95はデジタルVTRの操作指示入力を行う操作部、9
6はデジタルVTRをマイコン制御するシステムコント
ローラ、97はヘッド94により記録再生された映像デ
ータを記録再生処理する記録再生処理回路、98は映像
データを圧縮伸張する圧縮伸張回路、99は表示させる
文字等を発生させるためのCG(キャラクタジェネレー
タ)回路である。100はデジタルVTRに搭載されて
いる液晶モニタ表示部(LCDモニタ)であり、液晶と
してはTFT液晶またはSTN液晶が好ましい。120
はLCDモニタ100に搭載された液晶パネル、121
は蛍光ランプによるバックライトである。また、102
は伸張処理回路98からの出力を記憶するフレームメモ
リ、101は撮影モードと再生モード切り換えるスイッ
チ、103はデジタルVTRに搭載のIEEE1394
シリアルバスI/F部、107はIEEE1394ケー
ブルである。
テープ、94は磁気テープの記録/再生を行うヘッド、
95はデジタルVTRの操作指示入力を行う操作部、9
6はデジタルVTRをマイコン制御するシステムコント
ローラ、97はヘッド94により記録再生された映像デ
ータを記録再生処理する記録再生処理回路、98は映像
データを圧縮伸張する圧縮伸張回路、99は表示させる
文字等を発生させるためのCG(キャラクタジェネレー
タ)回路である。100はデジタルVTRに搭載されて
いる液晶モニタ表示部(LCDモニタ)であり、液晶と
してはTFT液晶またはSTN液晶が好ましい。120
はLCDモニタ100に搭載された液晶パネル、121
は蛍光ランプによるバックライトである。また、102
は伸張処理回路98からの出力を記憶するフレームメモ
リ、101は撮影モードと再生モード切り換えるスイッ
チ、103はデジタルVTRに搭載のIEEE1394
シリアルバスI/F部、107はIEEE1394ケー
ブルである。
【0087】プリンタ92において、104はIEEE
1394のI/F部、108はプリント画像を形成する
画像メモリ、109はプリントの色調整を行う色調整回
路、110はプリントの階調処理を行う階調処理回路、
111は階調処理回路の出力画像をプリンタヘッド11
7に印加するヘッドドライバ回路、118は画像が記録
される紙、112はプリンタをマイコン制御するシステ
ムコントローラ、113はプリンタヘッドを移動させる
モータ駆動回路、116は紙送りのモータを駆動させる
モータ駆動回路、114は電源を入れたりキー操作をす
るためのメインSW、115はプリンタに関する情報を
表示する表示装置、119は図示しない紙センサの出力
に基づいて紙詰まり等を検知する紙ジャム検出回路であ
る。
1394のI/F部、108はプリント画像を形成する
画像メモリ、109はプリントの色調整を行う色調整回
路、110はプリントの階調処理を行う階調処理回路、
111は階調処理回路の出力画像をプリンタヘッド11
7に印加するヘッドドライバ回路、118は画像が記録
される紙、112はプリンタをマイコン制御するシステ
ムコントローラ、113はプリンタヘッドを移動させる
モータ駆動回路、116は紙送りのモータを駆動させる
モータ駆動回路、114は電源を入れたりキー操作をす
るためのメインSW、115はプリンタに関する情報を
表示する表示装置、119は図示しない紙センサの出力
に基づいて紙詰まり等を検知する紙ジャム検出回路であ
る。
【0088】なお、ヘッド117における記録ヘッドに
おいて、インクを吐出するためのエネルギーを発生する
エネルギー発生手段として、ピエゾ素子などの電磁機械
変換体を用いたもの、あるいは発熱抵抗体を有する電気
熱変換素子によって液体を加熱させるものなどがある
が、この実施形態では、熱エネルギーを利用(膜沸騰現
象を利用)して液体を吐出させる方式の記録ヘッドを用
いる。
おいて、インクを吐出するためのエネルギーを発生する
エネルギー発生手段として、ピエゾ素子などの電磁機械
変換体を用いたもの、あるいは発熱抵抗体を有する電気
熱変換素子によって液体を加熱させるものなどがある
が、この実施形態では、熱エネルギーを利用(膜沸騰現
象を利用)して液体を吐出させる方式の記録ヘッドを用
いる。
【0089】次に、図1のシステムの動作を説明する。
パソコンを経由しない、所謂ダイレクトプリントを行う
ために、まず操作部95によって所定の入力操作を行う
ことにより、デジタルVTR91を再生モードにする。
このとき、システムコントローラ96によりスイッチ1
01が切り換えられ、磁気テープ93に記録してある映
像データを磁気ヘッド94で再生する。このとき、所望
の映像の選択は、操作部95から入力された情報に応じ
て、サーボ回路125によりキャプスタン及びピンチロ
ーラのモータが駆動され、磁気テープ93が搬送され、
映像データを再生するようにシステムコントローラ96
が制御する。再生された映像データは、周知のDV方式
であるDCT(離散コサイン変換)、量子化及びVLC
(可変長符号化)を用いて圧縮して記録されているの
で、これを圧縮伸長回路98内の伸張処理回路で伸張処
理を行うべく可変長復号処理、逆量子化、逆DCTを行
う。伸長された映像データは、D/Aコンバータを経て
アナログ信号に変換され、LCDモニタ100に表示さ
れる。さらに、CG回路99をシステムコントローラで
制御し、文字等を映像データに多重して表示することが
可能である。
パソコンを経由しない、所謂ダイレクトプリントを行う
ために、まず操作部95によって所定の入力操作を行う
ことにより、デジタルVTR91を再生モードにする。
このとき、システムコントローラ96によりスイッチ1
01が切り換えられ、磁気テープ93に記録してある映
像データを磁気ヘッド94で再生する。このとき、所望
の映像の選択は、操作部95から入力された情報に応じ
て、サーボ回路125によりキャプスタン及びピンチロ
ーラのモータが駆動され、磁気テープ93が搬送され、
映像データを再生するようにシステムコントローラ96
が制御する。再生された映像データは、周知のDV方式
であるDCT(離散コサイン変換)、量子化及びVLC
(可変長符号化)を用いて圧縮して記録されているの
で、これを圧縮伸長回路98内の伸張処理回路で伸張処
理を行うべく可変長復号処理、逆量子化、逆DCTを行
う。伸長された映像データは、D/Aコンバータを経て
アナログ信号に変換され、LCDモニタ100に表示さ
れる。さらに、CG回路99をシステムコントローラで
制御し、文字等を映像データに多重して表示することが
可能である。
【0090】ここで、再生映像データをプリントする場
合は、ID検出回路126によりテープ上に記録された
IDをサーチし、記録再生処理回路97からの映像デー
タの出力を圧縮伸長回路98で復号処理してから一旦フ
レームメモリ102に蓄えた後、デジタルVTR91の
I/F部103に送り、IEEE1394ケーブル10
7を経由して、プリンタ92のI/F部104にアイソ
クロナス転送する。プリンタ92に転送された映像デー
タは、画像メモリ108でプリント画像に形成され、イ
ンクジェット型プリンタヘッド109が可動しプリント
される。システムコントローラ112は、メモリ108
の書き込み/読み出し、プリンタヘッド109の動作、
そして紙送りなどを行うヘッドドライバ111の動作な
どを制御する。
合は、ID検出回路126によりテープ上に記録された
IDをサーチし、記録再生処理回路97からの映像デー
タの出力を圧縮伸長回路98で復号処理してから一旦フ
レームメモリ102に蓄えた後、デジタルVTR91の
I/F部103に送り、IEEE1394ケーブル10
7を経由して、プリンタ92のI/F部104にアイソ
クロナス転送する。プリンタ92に転送された映像デー
タは、画像メモリ108でプリント画像に形成され、イ
ンクジェット型プリンタヘッド109が可動しプリント
される。システムコントローラ112は、メモリ108
の書き込み/読み出し、プリンタヘッド109の動作、
そして紙送りなどを行うヘッドドライバ111の動作な
どを制御する。
【0091】このようにして、デジタルVTR91から
再生された映像データは、プリンタ92にIEEE13
94ケーブル107を経て伝送され、ヘッドドライバ1
11等を動作させてダイレクトプリントされる。
再生された映像データは、プリンタ92にIEEE13
94ケーブル107を経て伝送され、ヘッドドライバ1
11等を動作させてダイレクトプリントされる。
【0092】また、紙ジャム検出回路116からの紙ジ
ャム検出信号に応じて、システムコントローラ112は
I/F部104に警告コマンドをデジタルVTR91側
へ送信するように命令する。なお、紙ジャムの検出方法
としては、給紙動作を開始してから用紙先端がセンサに
到達するまでの時間が規定の時間内におさまっているか
をタイマによって検出し、時間を超えている場合にジャ
ム発生と判断する方法が挙げられる。
ャム検出信号に応じて、システムコントローラ112は
I/F部104に警告コマンドをデジタルVTR91側
へ送信するように命令する。なお、紙ジャムの検出方法
としては、給紙動作を開始してから用紙先端がセンサに
到達するまでの時間が規定の時間内におさまっているか
をタイマによって検出し、時間を超えている場合にジャ
ム発生と判断する方法が挙げられる。
【0093】図2は通信システム内の機器において、デ
ータを受信する部分の構成を示すブロック図である。上
記の例によれば、受信機器11はプリンタ、送信機器1
2はデジタルVTRであり、入出力ポート(図示せず)
はデータを入力又は出力するための2組のツイストペア
ケーブルで構成されたIEEE1394ケーブル13で
接続されている。
ータを受信する部分の構成を示すブロック図である。上
記の例によれば、受信機器11はプリンタ、送信機器1
2はデジタルVTRであり、入出力ポート(図示せず)
はデータを入力又は出力するための2組のツイストペア
ケーブルで構成されたIEEE1394ケーブル13で
接続されている。
【0094】送信機器12から送信されたデータは、I
EEE1394ケーブル13を経て受信機器11の受信
器14へ入力される。受信器14には、FIFO15か
らFIFO状態信号dが入力されている。そして、この
FIFO状態信号dが“Full”でなければ、受信器
14は受信信号cをFIFO15に書き込むことができ
る。受信器14は、受信信号cのパケットのヘッダから
そのパケットが同期型パケットか非同期型パケットかを
識別する。そして、受信信号cが非同期型パケットであ
り、それをFIFO15に書き込むことができれば、送
信機器12に対して受信OKを示す“OK Ack(Acknowle
dge:肯定応答)”を返送し、FIFO状態信号dが
“Full”のため、受信した非同期型データをFIF
O15に書き込めなかったときは、送信機器12へ“Bu
sy Ack”を返送する。
EEE1394ケーブル13を経て受信機器11の受信
器14へ入力される。受信器14には、FIFO15か
らFIFO状態信号dが入力されている。そして、この
FIFO状態信号dが“Full”でなければ、受信器
14は受信信号cをFIFO15に書き込むことができ
る。受信器14は、受信信号cのパケットのヘッダから
そのパケットが同期型パケットか非同期型パケットかを
識別する。そして、受信信号cが非同期型パケットであ
り、それをFIFO15に書き込むことができれば、送
信機器12に対して受信OKを示す“OK Ack(Acknowle
dge:肯定応答)”を返送し、FIFO状態信号dが
“Full”のため、受信した非同期型データをFIF
O15に書き込めなかったときは、送信機器12へ“Bu
sy Ack”を返送する。
【0095】FIFO15に書き込まれたパケットは、
書き込まれた順にセパレータ16により読み出され、パ
ケットのヘッダを基に同期型データaと非同期型データ
bに分離される。そして、同期型データaはIsochronou
sデータ処理ブロック17へ、非同期型データbはAsync
hronousデータ処理ブロック18へ夫々入力される。プ
リンタは、このようなデータ処理された同期型/非同期
型受信データに応じて、プリント動作を実行する。
書き込まれた順にセパレータ16により読み出され、パ
ケットのヘッダを基に同期型データaと非同期型データ
bに分離される。そして、同期型データaはIsochronou
sデータ処理ブロック17へ、非同期型データbはAsync
hronousデータ処理ブロック18へ夫々入力される。プ
リンタは、このようなデータ処理された同期型/非同期
型受信データに応じて、プリント動作を実行する。
【0096】次に、デジタルVTRの静止画のサーチに
ついて、説明する。民生用デジタルVTRで規格化され
たDVフォーマットでは、静止画を高速サーチするため
のPPIDと、静止画記録部分の中から所望の静止画を探し
出すためのINDEX IDの2つのID信号を記録している。
このようなPP ID及びINDEX IDが記録されたテープをデ
ジタルVTRに装填し、これらのID信号に基づいて実
際にサーチを行う場合の動作を図3のフローに従って説
明する(なお、本実施形態における静止画サーチ方法を
PP MARKサーチと言う)。
ついて、説明する。民生用デジタルVTRで規格化され
たDVフォーマットでは、静止画を高速サーチするため
のPPIDと、静止画記録部分の中から所望の静止画を探し
出すためのINDEX IDの2つのID信号を記録している。
このようなPP ID及びINDEX IDが記録されたテープをデ
ジタルVTRに装填し、これらのID信号に基づいて実
際にサーチを行う場合の動作を図3のフローに従って説
明する(なお、本実施形態における静止画サーチ方法を
PP MARKサーチと言う)。
【0097】図3は静止画サーチの手順を説明するフロ
ーチャートである。この図において、まず、ユーザーか
らサーチ要求が出されたかどうかをチェックし(ステッ
プST1)、サーチ要求が出されたときは、これがPP M
ARKサーチの要求であるかどうかを調べる。YESのと
きは、まず、テープを高速走行させてサブコード部にPP
IDが記録されている静止画部分を高速で探し出す(ス
テップST3及び4)。静止画部分を見つけ出したら、
テープ速度を落としてPP IDの記録開始点までテープを
巻き戻し(ステップST5)、次に、INDEX IDを検出す
るまでテープを低速で前進させて所望の静止画を探し出
す(ステップST6〜ステップST8からなるループを
繰り返す)。所望の静止画記録位置に到達したら静止画
の再生(1フレーム再生)を実行し、これをFC(Fram
e Change)信号の値が「1」に変化する静止画記録部分
の終端まで行う(ステップST9,ステップST1
0)。
ーチャートである。この図において、まず、ユーザーか
らサーチ要求が出されたかどうかをチェックし(ステッ
プST1)、サーチ要求が出されたときは、これがPP M
ARKサーチの要求であるかどうかを調べる。YESのと
きは、まず、テープを高速走行させてサブコード部にPP
IDが記録されている静止画部分を高速で探し出す(ス
テップST3及び4)。静止画部分を見つけ出したら、
テープ速度を落としてPP IDの記録開始点までテープを
巻き戻し(ステップST5)、次に、INDEX IDを検出す
るまでテープを低速で前進させて所望の静止画を探し出
す(ステップST6〜ステップST8からなるループを
繰り返す)。所望の静止画記録位置に到達したら静止画
の再生(1フレーム再生)を実行し、これをFC(Fram
e Change)信号の値が「1」に変化する静止画記録部分
の終端まで行う(ステップST9,ステップST1
0)。
【0098】静止画記録部分の終端に到達したらテープ
走行を停止してこの間に画像メモリに記憶された静止画
再生出力を反復読出して液晶表示モニタ上に静止画を表
示する(ステップST11)。一方、ステップST6〜
ステップST8のループを繰り返してもINDEX IDが見つ
からなかったときには、次の静止画記録部分を探し出す
ためにステップST3の高速サーチに戻る(ステップS
T8)。なお、ステップST2の判断結果がNOであっ
た場合は、従来の動画のINDEXサーチ要求であるか
どうかを調べ(ステップST12)、これがYESのと
きには高速でサブコード部をサーチしてINDEX IDが打ち
込まれている部分を探し出す(ステップST13及びス
テップST14)。この部分を探し出したら、更にこの
部分にPPIDが打ち込まれているかどうかを調べ(ステッ
プST15)、打ち込まれていなければこの部分が目的
とする動画のサーチ部分であると判断して、INDEX
IDの記録開始点まで巻き戻してから画像再生動作を開
始する(ステップST16)。
走行を停止してこの間に画像メモリに記憶された静止画
再生出力を反復読出して液晶表示モニタ上に静止画を表
示する(ステップST11)。一方、ステップST6〜
ステップST8のループを繰り返してもINDEX IDが見つ
からなかったときには、次の静止画記録部分を探し出す
ためにステップST3の高速サーチに戻る(ステップS
T8)。なお、ステップST2の判断結果がNOであっ
た場合は、従来の動画のINDEXサーチ要求であるか
どうかを調べ(ステップST12)、これがYESのと
きには高速でサブコード部をサーチしてINDEX IDが打ち
込まれている部分を探し出す(ステップST13及びス
テップST14)。この部分を探し出したら、更にこの
部分にPPIDが打ち込まれているかどうかを調べ(ステッ
プST15)、打ち込まれていなければこの部分が目的
とする動画のサーチ部分であると判断して、INDEX
IDの記録開始点まで巻き戻してから画像再生動作を開
始する(ステップST16)。
【0099】ステップST15において、PP IDが打ち
込まれていたときには、この部分は静止画サーチ用に指
定された部分であって目的とする動画サーチに指定され
た部分ではないから画像の再生動作は行わない。また、
ステップST12においてNOのときは、ユーザーが指
示する上記以外のサーチ(例えば、記録年月日等による
サーチ)を実行するフローへ移行する。
込まれていたときには、この部分は静止画サーチ用に指
定された部分であって目的とする動画サーチに指定され
た部分ではないから画像の再生動作は行わない。また、
ステップST12においてNOのときは、ユーザーが指
示する上記以外のサーチ(例えば、記録年月日等による
サーチ)を実行するフローへ移行する。
【0100】次に、実際のプリント動作について説明す
る。図4A、図4Bは、本実施形態によるプリント動作
の流れを示すフローチャートである。まず、デジタルV
TRの本体、またはリモコンでプリントの命令を実行す
る(ステップS1)。次にデジタルVTRを再生するこ
とにより、デジタル画像データがパケット化され、送信
パケットとしてそのヘッダが識別される(ステップS
2)。この結果、Isochronousデータかどうかの判別が
なされ(ステップS3)、Isochronousデータであれ
ば、1フレームの画像データをIsochronous転送で、送
り先であるプリンタへ転送する(ステップS4)。一
方、Isochronousデータでない、例えばコマンドデータ
は、Asynchronous転送でプリンタへ転送する(ステップ
S5)。
る。図4A、図4Bは、本実施形態によるプリント動作
の流れを示すフローチャートである。まず、デジタルV
TRの本体、またはリモコンでプリントの命令を実行す
る(ステップS1)。次にデジタルVTRを再生するこ
とにより、デジタル画像データがパケット化され、送信
パケットとしてそのヘッダが識別される(ステップS
2)。この結果、Isochronousデータかどうかの判別が
なされ(ステップS3)、Isochronousデータであれ
ば、1フレームの画像データをIsochronous転送で、送
り先であるプリンタへ転送する(ステップS4)。一
方、Isochronousデータでない、例えばコマンドデータ
は、Asynchronous転送でプリンタへ転送する(ステップ
S5)。
【0101】データを受信したプリンタはプリントを開
始する(ステップS6)。プリンタ92は所定枚数プリ
ントを続けるが、紙ジャムが発生した場合(ステップS
7)もしくは紙無しが検出された場合(ステップS8)
にはユーザへの警告を行うための処理が行なわれること
になる。一方、紙ジャムや紙無しが検出されない限り、
通常のプリントが行われる。そして、ステップS23に
おいて、印刷の終了が検出されると、本処理を終了す
る。
始する(ステップS6)。プリンタ92は所定枚数プリ
ントを続けるが、紙ジャムが発生した場合(ステップS
7)もしくは紙無しが検出された場合(ステップS8)
にはユーザへの警告を行うための処理が行なわれること
になる。一方、紙ジャムや紙無しが検出されない限り、
通常のプリントが行われる。そして、ステップS23に
おいて、印刷の終了が検出されると、本処理を終了す
る。
【0102】ステップS7において紙ジャムが検出され
た場合、パケット化された警告コマンドデータをAsynch
ronous転送するために、送信パケットヘッダを識別する
(ステップS9)。Isochronousデータかどうかの判別
がなされ(ステップS10)、送信パケットがIsochron
ousデータでなければ、警告コマンドデータをデジタル
VTR側へAsynchronous転送する(ステップS11)。
一方、Isochronousデータだったら、送信パケットがAsy
nchronousとなるまで待つ(ステップS9〜10を繰り
返す)。
た場合、パケット化された警告コマンドデータをAsynch
ronous転送するために、送信パケットヘッダを識別する
(ステップS9)。Isochronousデータかどうかの判別
がなされ(ステップS10)、送信パケットがIsochron
ousデータでなければ、警告コマンドデータをデジタル
VTR側へAsynchronous転送する(ステップS11)。
一方、Isochronousデータだったら、送信パケットがAsy
nchronousとなるまで待つ(ステップS9〜10を繰り
返す)。
【0103】次に、デジタルVTR側では、受信した警
告コマンドを、デジタルVTRに搭載されているLCD
モニタ100に表示させる(ステップS12)。図5A
はデジタルVTRにおける警告表示例を示す図である。
同図のように、「紙ジャム発生です!」というような警
告表示をLCDモニタ100にてユーザに知らせれば、
プリンタの状態が送信側でわかり、プリント作業の操作
性が向上する。
告コマンドを、デジタルVTRに搭載されているLCD
モニタ100に表示させる(ステップS12)。図5A
はデジタルVTRにおける警告表示例を示す図である。
同図のように、「紙ジャム発生です!」というような警
告表示をLCDモニタ100にてユーザに知らせれば、
プリンタの状態が送信側でわかり、プリント作業の操作
性が向上する。
【0104】また、警告表示と合わせてデジタルVTR
のテープにマークされたINDEXのサーチを停止する
(ステップS13)。これは、プリントしたかった静止
画シーンを再度すぐプリントできる状態に保つためであ
る。次にフレームメモリ102の書き替えを停止する
(ステップS14)。異常の場合は、データを再送する
ために、メモリの書き替えはプリント動作が終了するま
で行わないようにする。
のテープにマークされたINDEXのサーチを停止する
(ステップS13)。これは、プリントしたかった静止
画シーンを再度すぐプリントできる状態に保つためであ
る。次にフレームメモリ102の書き替えを停止する
(ステップS14)。異常の場合は、データを再送する
ために、メモリの書き替えはプリント動作が終了するま
で行わないようにする。
【0105】次に紙ジャムを除去し、紙のセットが完了
すれば(ステップS22、S15)、プリンタの駆動機
構等をホームポジションに初期化する(ステップS1
8)。次いで、プリンタ側よりデータの再送要求コマン
ドをAsynchronous転送し(ステップS19)、フレーム
メモリに格納されているデータを読み出す(ステップS
20)。そして、データを再送し(ステップS21)、
プリントを実行する(ステップS1に戻る)。
すれば(ステップS22、S15)、プリンタの駆動機
構等をホームポジションに初期化する(ステップS1
8)。次いで、プリンタ側よりデータの再送要求コマン
ドをAsynchronous転送し(ステップS19)、フレーム
メモリに格納されているデータを読み出す(ステップS
20)。そして、データを再送し(ステップS21)、
プリントを実行する(ステップS1に戻る)。
【0106】ステップS22でジャム紙を除去した後に
紙の未セットが検出された場合は、ステップS15から
ステップS16へ進む。ステップS16では、紙の未セ
ットの警告コマンドをAsynchronous転送する。ここで、
警告コマンドのAsynchronous転送は、Asynchronous転送
期間を待つ必要があるので、上述のステップS9、S1
0のごとき処理を実行することになる。一方、ステップ
S8で紙なしを検出した時は、上述の紙ジャム検出時と
同様の手順で警告コマンドがAsynchronous転送で送出さ
れる。デジタルVTRは、この警告を表示する。プリン
タに紙が補充されると、ステップS1に戻り、上述のプ
リント処理を行う。紙なしが発生しない場合は、ステッ
プS8では、何も処理されない。
紙の未セットが検出された場合は、ステップS15から
ステップS16へ進む。ステップS16では、紙の未セ
ットの警告コマンドをAsynchronous転送する。ここで、
警告コマンドのAsynchronous転送は、Asynchronous転送
期間を待つ必要があるので、上述のステップS9、S1
0のごとき処理を実行することになる。一方、ステップ
S8で紙なしを検出した時は、上述の紙ジャム検出時と
同様の手順で警告コマンドがAsynchronous転送で送出さ
れる。デジタルVTRは、この警告を表示する。プリン
タに紙が補充されると、ステップS1に戻り、上述のプ
リント処理を行う。紙なしが発生しない場合は、ステッ
プS8では、何も処理されない。
【0107】次に、LCDモニタに警告コマンドを表示
させる(ステップS17)。この表示は、図5Bのよう
に示され、「紙は未セットです!」のように警告表示す
れば、ユーザにとって親切な機能になる。なお、紙のセ
ットが完了したら、LCDモニタに「完了です!」とい
うメッセージを表示させるようにしても良い。また、プ
リンタに設けられている表示装置115にも同様に、上
記警告表示を表示させてもよい。
させる(ステップS17)。この表示は、図5Bのよう
に示され、「紙は未セットです!」のように警告表示す
れば、ユーザにとって親切な機能になる。なお、紙のセ
ットが完了したら、LCDモニタに「完了です!」とい
うメッセージを表示させるようにしても良い。また、プ
リンタに設けられている表示装置115にも同様に、上
記警告表示を表示させてもよい。
【0108】(第2の実施形態)図6は第2の実施形態
によるデジタルVTRのモニタ制御の手順を説明するフ
ローチャートである。バックライト第2の実施形態で
は、省電力モードを考慮した実施形態として図6のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。まず、デジタルV
TRの本体、またはリモコンでプリントの命令を実行す
る(ステップS50)。すると、第1の実施形態で説明
した如き手順でデジタルVTRからプリンタへの画像デ
ータの通信が開始される(ステップS51)。そして、
デジタルVTRに設けられたLCDモニタ100のバッ
クライト101の電源をOFFにする(ステップS5
2)。これによりデジタルVTR側の省電力化が実現で
きる。特にデジタルVTRがリチウムイオン等の充電式
バッテリー駆動でプリントを行う場合には好適である。
によるデジタルVTRのモニタ制御の手順を説明するフ
ローチャートである。バックライト第2の実施形態で
は、省電力モードを考慮した実施形態として図6のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。まず、デジタルV
TRの本体、またはリモコンでプリントの命令を実行す
る(ステップS50)。すると、第1の実施形態で説明
した如き手順でデジタルVTRからプリンタへの画像デ
ータの通信が開始される(ステップS51)。そして、
デジタルVTRに設けられたLCDモニタ100のバッ
クライト101の電源をOFFにする(ステップS5
2)。これによりデジタルVTR側の省電力化が実現で
きる。特にデジタルVTRがリチウムイオン等の充電式
バッテリー駆動でプリントを行う場合には好適である。
【0109】データを受信したプリンタはプリントを開
始し、所定枚数のプリントを行っている間に紙ジャムの
発生が検出された場合(ステップS53)、デジタルV
TRに対して警告コマンドが転送される。この場合のプ
リンタ側からの警告コマンドの転送は第1の実施形態で
説明したとおりである。警告コマンドによって紙ジャム
の通知を受けたデジタルVTRは、画像データの通信を
停止する(ステップS54)。そして、LCDモニタ1
00のバックライト121をONし(ステップS5
5)、図5Aに示したような警告表示を行う(ステップ
S56)。一方、紙ジャムが発生しない限りは通常のプ
リントが行われ、この間はバックライト121の電源は
OFFの状態となる。
始し、所定枚数のプリントを行っている間に紙ジャムの
発生が検出された場合(ステップS53)、デジタルV
TRに対して警告コマンドが転送される。この場合のプ
リンタ側からの警告コマンドの転送は第1の実施形態で
説明したとおりである。警告コマンドによって紙ジャム
の通知を受けたデジタルVTRは、画像データの通信を
停止する(ステップS54)。そして、LCDモニタ1
00のバックライト121をONし(ステップS5
5)、図5Aに示したような警告表示を行う(ステップ
S56)。一方、紙ジャムが発生しない限りは通常のプ
リントが行われ、この間はバックライト121の電源は
OFFの状態となる。
【0110】このように、画像データの通信中はバック
ライトの電源をOFFにして、警告コマンドのデータを
受信したらバックライトの電源をONとするように制御
することで、デジタルVTRの省電力化が実現できる。
ライトの電源をOFFにして、警告コマンドのデータを
受信したらバックライトの電源をONとするように制御
することで、デジタルVTRの省電力化が実現できる。
【0111】なお、上記実施形態では、カメラ一体型V
TRを例に説明したが、半導体を記憶媒体とする静止画
記録のデジタルカメラを用いてもかまわない。また、プ
リンタの状態を表す情報として、本実施形態では紙ジャ
ム、紙無しを例にとって説明したがこれに限られるもの
ではない。例えば、 1.記録ヘッドやインクタンクが装着されてない場合 2.記録ヘッドの温度が異常に上昇した場合 3.プリンタの各種モータが駆動異常の場合 4.プリンタの電源またはバッテリーを着脱した場合 5.プリンタの電源と連動したカバーの開閉を行った場
合 等の情報をカメラ一体型VTRのモニタに表示しても構
わない。さらに、表示と共に警告音を発生させてもよ
い。
TRを例に説明したが、半導体を記憶媒体とする静止画
記録のデジタルカメラを用いてもかまわない。また、プ
リンタの状態を表す情報として、本実施形態では紙ジャ
ム、紙無しを例にとって説明したがこれに限られるもの
ではない。例えば、 1.記録ヘッドやインクタンクが装着されてない場合 2.記録ヘッドの温度が異常に上昇した場合 3.プリンタの各種モータが駆動異常の場合 4.プリンタの電源またはバッテリーを着脱した場合 5.プリンタの電源と連動したカバーの開閉を行った場
合 等の情報をカメラ一体型VTRのモニタに表示しても構
わない。さらに、表示と共に警告音を発生させてもよ
い。
【0112】また、上記実施形態では伸張処理を施して
伝送したが、プリンタ側でハード的またはソフト的に伸
張処理を行える構成にすれば、圧縮されたデータをその
ままIEEE1394インターフェースを経由して送っ
ても構わない。圧縮方式としては、DV方式のほかにM
PEG方式やその他ウエーブレット、フラクタル符号化
等であっても構わない。また、画像入力装置として、デ
ジタルVTRを例に揚げたが、スキャナ等であっても良
い。更に、プリンタとしてインクジェット方式のものを
用いたが、プリンタはレーザービーム方式のプリンタ等
であっても良いことはいうまでもない。
伝送したが、プリンタ側でハード的またはソフト的に伸
張処理を行える構成にすれば、圧縮されたデータをその
ままIEEE1394インターフェースを経由して送っ
ても構わない。圧縮方式としては、DV方式のほかにM
PEG方式やその他ウエーブレット、フラクタル符号化
等であっても構わない。また、画像入力装置として、デ
ジタルVTRを例に揚げたが、スキャナ等であっても良
い。更に、プリンタとしてインクジェット方式のものを
用いたが、プリンタはレーザービーム方式のプリンタ等
であっても良いことはいうまでもない。
【0113】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0114】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0115】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0116】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0117】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0118】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0119】以上説明したように、上記実施形態によれ
ば、プリンタの紙ジャム情報を撮像装置に設けられたL
CDモニタに表示可能としたことで、ユーザがプリンタ
の情報を容易に確認できるため、プリント作業の操作性
が大幅に向上する。
ば、プリンタの紙ジャム情報を撮像装置に設けられたL
CDモニタに表示可能としたことで、ユーザがプリンタ
の情報を容易に確認できるため、プリント作業の操作性
が大幅に向上する。
【0120】また、画像データを送信している期間はバ
ックライトの電源をOFFにし、警告表示するときはバ
ックライトの電源をONにすることで、カメラ一体型デ
ジタルVTRの省電力化が実現できる。
ックライトの電源をOFFにし、警告表示するときはバ
ックライトの電源をONにすることで、カメラ一体型デ
ジタルVTRの省電力化が実現できる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ダ
イレクトプリント作業の操作性が向上する。また、本発
明によれば、ビデオプリント動作における装置の省電力
化が図られる。
イレクトプリント作業の操作性が向上する。また、本発
明によれば、ビデオプリント動作における装置の省電力
化が図られる。
【0122】
【図1】インクジェット方式のプリンタと液晶モニタ付
カメラ一体型デジタルVTRとがIEEE1394シリ
アルバスを介して接続された状態を示すブロック図であ
る。
カメラ一体型デジタルVTRとがIEEE1394シリ
アルバスを介して接続された状態を示すブロック図であ
る。
【図2】通信システム内の機器において、データを受信
する部分の構成を示すブロック図である。
する部分の構成を示すブロック図である。
【図3】静止画サーチの手順を説明するフローチャート
である。
である。
【図4A】本実施形態によるプリント動作の流れを示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図4B】本実施形態によるプリント動作の流れを示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図5A】デジタルVTRにおける警告表示例を示す図
である。
である。
【図5B】デジタルVTRにおける警告表示例を示す図
である。
である。
【図6】第2の実施形態によるデジタルVTRのモニタ
制御の手順を説明するフローチャートである。
制御の手順を説明するフローチャートである。
【図7】1394シリアルバスを用いて構成されるネッ
トワーク・システムの構成例を示す図である。
トワーク・システムの構成例を示す図である。
【図8】1394シリアルバスの構成要素を示す図であ
る。
る。
【図9】1394シリアルバスにおけるアドレス空間を
示す図である。
示す図である。
【図10】1394シリアルバス・ケーブルの断面図で
ある。
ある。
【図11】1394シリアルバスで採用されている、デ
ータ転送フォーマットのDS−Link符号化方式を説
明するための図である。
ータ転送フォーマットのDS−Link符号化方式を説
明するための図である。
【図12】バスリセット時のネットワーク構築動作を説
明するための図である。
明するための図である。
【図13】1394紙リアルバスにおけるアービトレー
ションを説明する図である。
ションを説明する図である。
【図14】アシンクロナス転送における時間的な遷移状
態を示す図である。
態を示す図である。
【図15】アシンクロナス転送のパケットフォーマット
の例を示す図である。
の例を示す図である。
【図16】アイソクロナス転送における、時間的な遷移
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図17】アイソクロナス転送のパケットフォーマット
の例を示す図である。
の例を示す図である。
【図18】アイソクロナス転送とアシンクロナス転送と
が混在した、バス上の転送状態の時間的な遷移の様子を
表した図である。
が混在した、バス上の転送状態の時間的な遷移の様子を
表した図である。
【図19】バスリセットの発生からノードIDが決定
し、データ転送が行えるようになるまでの、一連のバス
の作業を示すフローチャートである。
し、データ転送が行えるようになるまでの、一連のバス
の作業を示すフローチャートである。
【図20】各ノードにおけるバスリセットからルート決
定までの処理を説明するフローチャートである。
定までの処理を説明するフローチャートである。
【図21】ルート決定後からID設定終了までの手順を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図22】アービトレーションの処理手順を表すフロー
チャートである。
チャートである。
Claims (19)
- 【請求項1】 記録された画像データの再生像を表示す
る表示手段と、 前記画像データを外部へ出力するべく外部のプリンタ装
置と通信する通信手段と、 前記通信手段を介して前記プリンタ装置の記録材に関す
るエラーを示す情報を受信した場合に、その旨の表示を
前記表示手段に行う表示制御手段とを備えることを特徴
とする撮像装置。 - 【請求項2】 前記通信手段によって出力すべき画像デ
ータの少なくとも1フレーム分を記憶するフレームメモ
リと、 前記プリンタ装置より前記記録紙エラーを示す情報を受
信してから当該エラーが解除されるまでの間は、前記フ
レームメモリへの画像データの書き込みを禁止する禁止
手段とを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の
撮像装置。 - 【請求項3】 前記禁止手段は、更に画像のインデック
スサーチを禁止することを特徴とする請求項2に記載の
撮像装置。 - 【請求項4】 前記表示手段は、バックライトと液晶表
示器を備え、 前記表示制御手段は、前記プリンタ装置への前記画像デ
ータの送信に際して前記バックライトを消灯し、前記通
信手段を介して該プリンタ装置より記録紙エラーを示す
情報を受信した場合に、その旨の表示を前記液晶表示器
に行うとともに、該バックライトを点灯することを特徴
とする請求項1に記載の撮像装置。 - 【請求項5】 前記通信手段は、IEEE1394シリ
アルバスであることを特徴とする請求項1に記載の撮像
装置。 - 【請求項6】 前記記録紙エラーは、紙詰まりエラーで
あることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 【請求項7】 モニタ手段を有する動画像入力装置とプ
リンタ装置を備えたビデオプリントシステムであって、 前記画像入力装置より前記プリンタ装置へ画像データを
転送すべく通信可能に接続する通信手段と、 前記通信手段を介して前記プリンタ装置の記録材に関す
るエラーを示す情報を受信した場合に、その旨の表示を
前記モニタ手段に行う表示制御手段とを備えることを特
徴とするビデオプリントシステム。 - 【請求項8】 前記画像入力装置は、入力した画像を前
記モニタ手段上に再生可能であることを特徴とする請求
項7に記載のビデオプリントシステム。 - 【請求項9】 前記画像入力装置は撮像装置であること
を特徴とする請求項7に記載のビデオプリントシステ
ム。 - 【請求項10】 前記モニタ手段は、液晶表示器とバッ
クライトを備え、 前記表示制御手段は、前記プリンタ装置への前記画像デ
ータの送信に際して前記バックライトを消灯し、前記通
信手段を介して該プリンタ装置より記録紙エラーを示す
情報を受信した場合に、その旨の表示を前記液晶表示器
に行うとともに、該バックライトを点灯することを特徴
とする請求項7に記載のビデオプリントシステム。 - 【請求項11】 前記通信手段によって出力すべき画像
データの少なくとも1フレーム分を記憶するフレームメ
モリと、 前記プリンタ装置より前記記録紙エラーを示す情報を受
信してから当該エラーが解除されるまでの間は、前記フ
レームメモリへの画像データの書き込みを禁止する禁止
手段とを更に備えることを特徴とする請求項7に記載の
ビデオプリントシステム。 - 【請求項12】 前記禁止手段は、更に画像のインデッ
クスサーチを禁止することを特徴とする請求項11に記
載のビデオプリントシステム。 - 【請求項13】 前記通信手段は、IEEE1394シ
リアルバスであり、前記画像入力装置はデジタルVTR
であることを特徴とする請求項7に記載のビデオプリン
トシステム。 - 【請求項14】 前記通信手段は、IEEE1394シ
リアルバスであり、前記画像入力装置はビデオデータを
同期転送で送信し、記録紙エラーの情報を非同期転送で
受信することを特徴とする請求項7に記載のビデオプリ
ントシステム。 - 【請求項15】 IEEE1394シリアル転送が可能
な通信手段を有するプリンタ装置であって、 前記通信手段の同期通信によって画像データを受信する
受信手段と、 前記受信手段で受信したデータに基づいて可視画像を記
録する記録手段と、 前記記録手段による記録の実行中に、記録紙に係るエラ
ーを検出する検出手段と、 前記検出手段で記録紙エラーを検出した場合、その旨の
情報を前記通信手段の非同期通信によって送出する送出
手段とを備えることを特徴とするプリンタ装置。 - 【請求項16】 記録された画像データの再生像を表示
する表示手段と、外部装置に対してIEEE1394シ
リアル転送が可能な通信手段を有する撮像装置の制御方
法であって、 前記画像データを前記通信手段を介して、同期通信によ
って外部へ送信する送信工程と、 前記通信手段を介して外部より記録紙エラーを示す情報
を非同期通信にて受信したか否かを検出する検出工程
と、 前記検出工程で記録紙エラーの受信が検出された場合、
その旨の表示を前記表示手段に行う表示制御工程とを備
えることを特徴とする制御方法。 - 【請求項17】 IEEE1394シリアル転送が可能
な通信手段を有するプリンタ装置の制御方法であって、 前記通信手段の同期通信によって画像データを受信する
受信工程と、 前記受信工程で受信したデータに基づいて可視画像を記
録する記録工程と、 前記記録工程による記録の実行中に、記録紙に係るエラ
ーを検出する検出工程と、 前記検出工程で記録紙エラーを検出した場合、その旨の
情報を前記通信手段の非同期通信によって送出する送出
工程とを備えることを特徴とする制御方法。 - 【請求項18】 記録された画像データの再生像を表示
する表示手段と、外部装置に対してIEEE1394シ
リアル転送が可能な通信手段を有する撮像装置のための
制御プログラムを格納するコンピュータ可読メモリであ
って、該制御プログラムが該撮像装置のコンピュータ
を、 前記画像データを前記通信手段を介して、同期通信によ
って外部へ送信する送信手段と、 前記通信手段を介して外部より記録紙エラーを示す情報
を非同期通信にて受信したか否かを検出する検出手段
と、 前記検出工程で記録紙エラーの受信が検出された場合、
その旨の表示を前記表示手段に行う表示制御手段として
機能させることを特徴とするコンピュータ可読メモリ。 - 【請求項19】 IEEE1394シリアル転送が可能
な通信手段を有するプリンタ装置のための制御プログラ
ムを格納するコンピュータ可読メモリであって、該制御
プログラムが該プリンタ装置のコンピュータを、 前記通信手段の同期通信によって画像データを受信する
受信手段と、 前記受信手段で受信したデータに基づいて可視画像を記
録する記録手段と、 前記記録手段による記録の実行中に、記録紙に係るエラ
ーを検出する検出手段と、 前記検出手段で記録紙エラーを検出した場合、その旨の
情報を前記通信手段の非同期通信によって送出する送出
手段として機能させることを特徴とするコンピュータ可
読メモリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9030970A JPH10229534A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 撮像装置およびビデオプリントシステム及びそれらの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9030970A JPH10229534A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 撮像装置およびビデオプリントシステム及びそれらの制御方法 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003178415A Division JP2004007743A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 撮像装置及びその制御方法、画像プリントシステム |
JP2004163732A Division JP2004304836A (ja) | 2004-06-01 | 2004-06-01 | 撮像装置及びその制御方法、画像プリントシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10229534A true JPH10229534A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12318535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9030970A Pending JPH10229534A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 撮像装置およびビデオプリントシステム及びそれらの制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10229534A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010027249A (ko) * | 1999-09-11 | 2001-04-06 | 윤종용 | Ieee 1394 고성능 시리얼 버스를 이용한 디지털 캠코더의 데이터 전송장치 |
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JP2006079235A (ja) * | 2004-09-08 | 2006-03-23 | Seiko Epson Corp | 画像出力指示装置、画像出力装置および画像出力システム |
US7688350B2 (en) | 2002-11-26 | 2010-03-30 | Sony Corporation | Digital camera apparatus and printing method of digital camera apparatus |
EP2262219A2 (en) | 2002-11-07 | 2010-12-15 | Panasonic Corporation | Digital camera |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP9030970A patent/JPH10229534A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20010027249A (ko) * | 1999-09-11 | 2001-04-06 | 윤종용 | Ieee 1394 고성능 시리얼 버스를 이용한 디지털 캠코더의 데이터 전송장치 |
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CN100359458C (zh) * | 2003-04-15 | 2008-01-02 | 佳能株式会社 | 图像通信装置和图像通信方法 |
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|
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