JPH10229383A - スペクトル直接拡散通信システム - Google Patents

スペクトル直接拡散通信システム

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JPH10229383A
JPH10229383A JP3153997A JP3153997A JPH10229383A JP H10229383 A JPH10229383 A JP H10229383A JP 3153997 A JP3153997 A JP 3153997A JP 3153997 A JP3153997 A JP 3153997A JP H10229383 A JPH10229383 A JP H10229383A
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一重部と多重部からなる信号フォーマットに
よるスペクトル直接拡散通信システムにおいて、AC
K,NAK信号の送信の誤り率を低下させ、回線状態に
応じて通信方法を変更して全体のスループットを上げる
ようにすること。 【解決手段】 B局でのヘッダー部の受信時、ビット同
期用信号で拡散の同期やクロック再生,AGC処理を行
ない、同期パターンでデータの同期を取り、多重数情報
をみて受信機側の回路をその多重数に合わせ、パケット
長の情報を用いパケットを復号し、CRCチェックをか
けて、データの正誤を判断する。判断結果により上位層
ではACKか、NAKの返送を決定する。A局への返送
時、多重数は常に1を入れて、ACK,NAKを多重し
ないで送信すると、誤り率が多重した場合に比べて、は
るかによくなる。その結果、ACK信号を出しているの
にもかかわらず、A局側で受信ミスを起こして、再送す
る確率を少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトル拡散通
信における通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スペクトル拡散通信は、近年実用化され
た通信方式であり、一般の挟帯域通信に比して、マルチ
パスや有色雑音に対して強いというメリットを持つ。こ
のようなスペクトル拡散通信で高速データの伝送を行な
う場合、その使用する帯域は、拡散率倍広がってしまう
問題点があった。例えば、1Mbpsのデータを拡散率
11の符号を用いて伝送する場合には、11Mcpsと
なるが、もし10Mbpsのデータを伝送する場合に
は、110Mcpsのチップレートとなるので、使用帯
域は110MHzから220MHz必要となり、また、
回路自体も高速動作が必要となることから、その実現を
困難なものとしている。
【0003】そこで、スペクトル拡散した信号を多重化
して、チップレートを上げずにデータの伝送レートを上
げる方法が本願と同一の発明者により提案された。その
1つは、スペクトル拡散における多重システムであり、
特願平7−206159号として出願しており、また、
もう1つは、多重していない部分と多重した部分をシス
テム構成としたものであり、特願平8−471185号
として出願している。このような方式を用いることで、
チップレートを上げずにデータの伝送レートを上げるこ
とができるようになる。
【0004】上記した従来の方式に用いられるデータフ
ォーマットの一例を図10に示す。図10において、
(ア)図は、1重部分と多重部分を有するシステムのフ
ォーマットで、(イ)図は、すべて多重している場合の
フォーマットである。1重部分と多重部分を持つ構成
は、システムの互換性を保つために用いられ、このシス
テムでは、システム毎に多重数を変えることができるの
で、このシステムによる通信において、送受信側では、
多重数を幾つにして送っているかがわからないと受信で
きない。多重数があらかじめ決まっているシステムにお
いては、図10の(イ)図のようにすべて多重して送る
ことは可能であるが、多重数が決まっていない場合に
は、送信側から送っている多重数を受信側に知らせる必
要がある。そこで、1重部分を共通にしておき、図10
の(ア)図のように、その中に多重数を示すデータをは
め込んでおき、その結果に応じて、多重数を切り替え
る。このようにすることで送信側で決めた多重数で、受
信側では、受信機の設定をあわせることができ正常に通
信ができるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】多重して伝送する場
合、その特性上、C/N(Carrier to Noise)対誤り率
は、多重数を増やすほど劣化してしまう。図11は、こ
の点を例示するものである。図11には、多重しない場
合,2多重した場合,5多重した場合について、相関改
善のある場合とない場合が示され、改善された例は、本
願の発明者が提案した特願平8−13963号を用いて
相関改善した場合の特性を示している。相関改善をしな
い場合、例えば、BER=10-5(なお、BER:Bit Erro
r Rate,図11中10-5を1.E−05と表記)におい
て、多重しない場合と5多重した場合において、所要C
/Nは15dB程度の差がある。また、本願と同一の発
明者の提案による相関改善を行っても、まだ、7.5d
B程度の差が残る。
【0006】このような多重システムを用いて、パケッ
ト通信を行なう場合の例を図12により説明する。A
局,B局間で通信する場合、まず、A局から1パケット
のデータを送信する。B局では、A局のデータを受け
て、そのデータが正しければ、ACK(Acknowledge)
を返し、そのデータを間違って受けた場合には、NAK
(Negative Acknowledge)を返す。この判断には、デー
タに含まれているCRC(Cyclic Redundancy Check)
等の誤り検出符号を用いるのが一般的である。A局で
は、ACK信号を受けた場合には、次のパケットデータ
を送信し、NAK信号を受けた場合や不応答あるいは受
信ミスの場合には、同じパケットデータを送信する。
【0007】一般のデータ通信においては、データ部分
の長さは長く、その分パケット誤りは起こりやすいが、
ACK,NAK信号自体のデータは短いので誤りは起こ
りにくい。しかし、本願と同一の発明者の提案している
多重している方式においては、従来のデータ通信に比べ
て多重数が多いときには誤り率が高く、ACK,NAK
信号しか送らないB局の信号さえ、誤ってしまう可能性
があった。その場合、A局側では、B局の信号が誤って
いたということで再送することになるが、B局では、実
際には誤りなく受信しており、ACK信号を返していた
可能性もある。その場合、本来次のパケットを送ってい
ればよいものを、もう一度同じパケットを送ることにな
り、全体のスループットが低下してしまうという問題点
があった。本発明は、こうした従来技術における問題点
に鑑みてなされたもので、一重部分と多重部分からなる
信号フォーマットを持つスペクトル直接拡散通信システ
ムにおいて、ACK,NAK信号の送信の誤り率を低下
させ、また、回線状態に応じて通信方法を変更して、全
体のスループットを上げるようにした当該通信システム
を提供することをその解決すべき課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、拡散
符号で直接拡散したスペクトル拡散信号を、任意のチッ
プ数ずつ遅延させ多重可能とする多重化手段を用い、一
重部分と多重部分を持つ、あるいは、多重部分もしくは
一重部分のみを持つ信号フォーマットに従って多重化さ
れた信号を送受信するようにし、さらに、該送受信信号
はパケット化され、ARQ(Automatic Repeat Reques
t)方式を用いて送受信を行うスペクトル直接拡散通信
システムにおいて、受信を確認したことにより発信する
ACK,NAK信号は、一重の拡散信号として送受信す
るようにし、返送信号の誤り率を改善できるようにする
ものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、データ部分の送受信を行う前にCSMA(Carrier S
ense Multiple Access)/CA(Call Accepted) wit
h RTS(Reliable Transfer Service)/CTS(Confo
rmence Test Service)方式による接続の確認を行なう方
式において、該方式による接続用のパケットは、一重の
拡散信号として送受信するようにし、接続確認を小さい
誤り率で行うことを可能とするものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、ARQ方式に用いる返答用のデータフォーマ
ットにおいては、返答用であることを示すフラグを立て
て、該返答用のデータフォーマットの多重数,パケット
長用に本来用いていた信号部分にACK信号等のデータ
を入れるようにし、パケット長を短くすることを可能と
するものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1ないし3の発
明において、前記多重化手段において多重数を可変と
し、受信の誤りを示すNAK信号,不応答、あるいは受
信ミスの受信回数を計数し、その計数結果が所定の回数
に達した場合に、前記多重化手段において、多重数を減
らす制御をし、あらためて送受信を行うようし、回線状
態の悪い時でも誤り率を小さくすることを可能とするも
のである。
【0012】請求項5の発明は、請求項1ないし4の発
明において、アンテナダイバーシティ方式を採用してシ
ステムを構成するとともに、受信の誤りを示すNAK信
号,不応答、あるいは受信ミスの受信回数を計数し、そ
の計数結果が所定の回数に達した場合に、アンテナダイ
バーシティの切り替えを行って、あらためて送受信を行
うようにするものである。
【0013】請求項6の発明は、拡散符号で直接拡散し
たスペクトル拡散信号を、任意のチップ数ずつ遅延させ
多重可能とする多重化手段を用い、一重部分と多重部分
を持つ信号フォーマットに従って多重化された信号を送
受信するようにし、さらに、該送受信信号はパケット化
され、ARQ方式を用いて送受信を行うスペクトル直接
拡散通信システムにおいて、前記多重化手段において多
重数を可変とし、受信したACK信号並びにNAK信
号,不応答、あるいは受信ミスの受信回数を計数し、そ
の計数結果から求めたそれらの受信回数間の比率によっ
て、前記多重化手段における多重数を制御し、送受信を
行うようにし、多重数を最適化するものである。
【0014】請求項7の発明は、請求項1ないし6の発
明において、アンテナダイバーシティ方式を採用してシ
ステムを構成するとともに、受信したACK信号並びに
NAK信号,不応答、あるいは受信ミスの回数を計数
し、その計数結果により、アンテナダイバーシティの切
り替えを行って送受信を行うようにし、受信状態を良好
に保つことを可能とするものである。
【0015】請求項8の発明は、請求項4ないし7の発
明において、局間でデータ通信の方向が逆になる場合
に、それまでにデータ受信をしていた多重数を前記多重
化手段に設定される多重数の初期値として用いるように
し、多重数に最適値に近い値を用いることを可能とする
ものである。
【0016】請求項9の発明は、請求項1ないし8の発
明において、前記多重化手段において多重数を可変と
し、一重の拡散信号として送受信される前記ACK,N
AK信号の遅延広がりを算出し、その算出結果に応じて
決定される最適な多重数をすばやく前記多重化手段に設
定するようにしたことを特徴とするものである。
【0017】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、基地局と端末局でシステムを構成するとともに、
基地局のみで前記遅延広がりを算出し、端末局では基地
局で用いている、算出された前記遅延広がりに応じて決
定された多重数を用い多重数を設定するようにし、回路
負担を一方のみとすることを可能とするものである。
【0018】請求項11の発明は、請求項1ないし10
の発明において、一対多あるいは多対多の局間で送受信
を行う通信システムを構成し、該システムを構成する各
局の前記多重化手段において多重数を可変とするととも
に、該各局の多重数を局IDと共に記憶し、その記憶さ
れたデータを用い前記多重化手段の多重数を設定するよ
うにし、通信する相手が頻繁に変わっても、相手毎に最
適な状態で通信することを可能とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1にそって
説明する。この場合においても、従来技術として示され
た図10の(ア)と(イ)に対応する(ア)と(イ)の
例を示している。図1における(ア)の場合において、
送信に用いる信号は、従来と同様にヘッダー部分をも
ち、その部分は1重の部分である。また、データ部分は
多重している。そして、このヘッダー部は、図10と同
様のデータ構造となっている。このヘッダー部をB局が
受信した場合には、ビット同期用信号でスペクトル拡散
の同期やクロック再生,AGC等の処理を行ない、同期
パターンにてデータの同期を取る。その後、多重数が示
されている情報をみて、多重数を識別し、受信機側の回
路をその多重数に合わせる。次にパケット長の情報がく
るので、それにより、このパケットの長さを知り、その
パケットを復号して、CRCチェックをかけて、データ
が正しいか誤っているかを判断する。この判断の結果に
より、上位層はACKを返すか、NAKを返すかを決定
する。そして、A局への返送時には、多重数を示す情報
部には、多重数は常に1である信号を入れて、ACK,
NAKを多重しない(一重)で送信する。
【0020】一方、A局側では、B局からの信号を受け
るが、先程と同様に、ビット同期用信号でスペクトル拡
散の同期やクロック再生,AGC等の処理を行ない、同
期パターンにてデータの同期を取る。その後、多重数が
示されている情報をみて、多重数を識別し、1重である
ことを知り、受信機側の回路をその多重数に合わせる。
その後にACK,NAKの信号を受け取る。このAC
K,NAKにもCRCチェックがかかっているので、そ
れを用いて正しいか誤っているかを判断する。この場
合、ACK,NAK信号は、多重しないことによって、
誤り率が多重した場合に比べて、はるかによくなる。例
として、5多重の場合と比べると、7.5〜15dBも
よくなることが分かる。このことから、従来の多重した
場合のフォーマットに比べて、ACK,NAKの受信ミ
スを軽減できる。その結果、ACK信号を出しているの
にもかかわらず、A局側で受信ミスを起こして、再送す
る確率を少なくすることができる。ACK,NAK信号
を多重しないで伝送することで、多少ACK,NAK信
号の伝送時間は長くなるが、A局側から送るデータ長の
方がはるかに長く、全体としてのスループットの大幅な
改善が可能となる。
【0021】次に、図1における(イ)の場合について
説明する。ここで、本来送るべきデータを含む送信に用
いる信号は、すべて多重し、従来と同様のヘッダー部分
をもつが、その部分も多重されており、あらかじめシス
テム設置時に多重数を決められている。ここで、ヘッダ
ー部は、先程と同様のデータ構造となっているが、多重
数はあらかじめ設定されているために多重数が入ってい
る情報部分はあえて必要としない。これをB局が受信し
た場合には、多重数はあらかじめ設定されているので、
その多重数で受信できるように受信機は設定されてい
る。そして、ビット同期用信号でスペクトル拡散の同期
やクロック再生,AGC等の処理を行ない、同期パター
ンにてデータの同期を取る。次にパケット長の情報がく
るので、それにより、このパケットの長さを知り、その
パケットを復号してCRCチェックをかけて、データが
正しいか誤っているかを判断する。これにより、上位層
はACKを返すか、NAKを返すかを決定する。そし
て、A局への送信時にはACK,NAKを多重しないで
送信する。
【0022】一方、A局側では、B局からの信号を受け
るが、データ送信後には多重されていないACK,NA
K信号がくるはずであるので、受信機側を多重しない設
定にし、待機状態に入っている。そして、B局の信号を
受け取り、ビット同期用信号でスペクトル拡散の同期や
クロック再生,AGC等の処理を行ない、同期パターン
にてデータの同期を取る。その後にACK,NAKの信
号を受け取る。このACK,NAKにもCRCチェック
がかかっているので、それを用いて正しいか誤っている
かを判断する。この場合、返送信号は、多重しないこと
によって、先程と同様に、誤り率が多重した場合に比べ
てはるかによくなる。このことから、従来の多重した場
合のフォーマットに比べて、ACK,NAKの受信ミス
を軽減できる。その結果、ACK信号を出しているのに
もかかわらず、A局側で受信ミスを起こして、再送する
確率を少なくすることができる。
【0023】とくに、この例の場合は常に多重している
ので、通信機は、データ送信時には多重モード、その後
のACK,NAK受信時には1重モードに設定する。ま
た、送信しないときの受信待機時には、多重モードで送
信されてくるので、多重受信状態に設定する。この例に
おいても、ACK,NAK信号を多重しないで伝送する
ことで多少ACK,NAK信号の伝送時間は長くなる
が、A局側から送るデータ長の方がはるかに長く、全体
としてのスループットの大幅な改善が可能となる。
【0024】次に、第2の実施形態を図2に基づいて説
明する。この例は、CSMA/CA with RTS/
CTS方式等の例である。第1の実施形態の方式では、
送信側は、まずデータを送るが、本例のようなシステム
では、衝突する可能性が高い使用状況の場合、まず、接
続できるかどうかの確認のために短い接続用信号を発信
する。そして、その段階でACKを受け取ることによ
り、データを送信する。このようにすることで、受け取
ることのできない相手に長いデータを送ることを避ける
ことができ、全体のスループットを上げることができる
ようになる。
【0025】この場合においても、第1の実施形態と同
様に、(ア)と(イ)の場合について述べる。図2にお
いて、(ア)の場合において、送信に用いる信号は、従
来と同様にヘッダー部分をもち、その部分は1重の部分
である。また、RTS/CTS部分も1重部分である。
このヘッダー部は、前述の図10と同様のデータ構造と
なっいている。これをB局が受信した場合には、ビット
同期用信号でスペクトル拡散の同期やクロック再生,A
GC等の処理を行ない、同期パターンにてデータの同期
を取る。その後、多重数が示されている情報をみて、多
重数を識別し、受信機側の回路をその多重数に合わせ
る。ここでは1重となる。そして、返送信号も第1の実
施形態と同様に1重で行なう。このようにして1重モー
ドで接続確認をする。
【0026】その後、第1の実施形態と同様にデータ通
信を1重部分と多重部分を用いてデータを送信する。復
調部では、これをB局が受信した場合には、ビット同期
用信号でスペクトル拡散の同期やクロック再生,AGC
等の処理を行ない、同期パターンにてデータの同期を取
る。その後、多重数が示されている情報をみて、多重数
を識別し、受信機側の回路をその多重数に合わせる。次
にパケット長の情報がくるので、それにより、このパケ
ットの長さを知り、そのパケットを復号してCRCチェ
ックをかけて、データが正しいか誤っているかを判断す
る。これにより、上位層はACKを返すか、NAKを返
すかを決定する。そして、A局への送信時には多重数を
示す情報部には、多重数は常に1である信号を入れて、
ACK,NAKを多重しないで送信する。
【0027】一方、A局側では、B局からの信号を受け
るが、先程と同様に、ビット同期用信号でスペクトル拡
散の同期やクロック再生,AGC等の処理を行ない、同
期パターンにてデータの同期を取る。その後、多重数が
示されている情報をみて、多重数を識別し、1多重であ
ることを知り、受信機側の回路をその多重数に合わせ
る。その後にACK,NAKの信号を受け取る。このA
CK,NAKにもCRCチェックがかかっているので、
それを用いて正しいか誤っているかを判断する。この場
合、最初の接続確認は重要な動作であるので、この部分
の誤り率を改善することにより、このシステムのスルー
プットを向上できる。
【0028】次に、図2における(イ)の場合について
説明する。この場合、接続確認のため、まず、すべて1
重で送信し、これにより、接続の確認を誤り率のよい状
態で行なう。そして、その後に上記第1の実施形態と同
様に送信する。つまり、データ送信時には、すべて多重
しており、多重数はあらかじめシステム設置時に決めて
いる。送信に用いる信号は、従来と同様にヘッダー部分
をもち多重されている。このヘッダー部は、先程と同様
のデータ構造となっているが、多重数はあらかじめ設定
されているために多重数が入っている情報部分はあえて
必要としない。このようにして送られる信号をB局が受
信した場合に、多重数はあらかじめシステム設置時に決
められているので、その多重数で受信できるように受信
機も設定されている。そして、ビット同期用信号でスペ
クトル拡散の同期やクロック再生,AGC等の処理を行
ない、同期パターンにてデータの同期を取る。次にパケ
ット長の情報がくるので、それにより、このパケットの
長さを知り、そのパケットを復号してCRCチェックを
かけて、データが正しいか誤っているかを判断する。こ
れにより、上位層はACKを返すか、NAKを返すかを
決定する。そして、A局への送信時にはACK,NAK
を多重しないで送信する。
【0029】一方、A局側では、B局からの信号を受け
るが、データ送信後には多重されていないACK,NA
K信号がくるはずであるので、受信機側を多重しない設
定にし、待機状態に入っている。そして、B局の信号を
受け取り、ビット同期用信号でスペクトル拡散の同期や
クロック再生,AGC等の処理を行ない、同期パターン
にてデータの同期を取る。その後にACK,NAKの信
号を受け取る。このACK,NAKにもCRCチェック
がかかっているので、それを用いて正しいか誤っている
かを判断する。とくに、この例の場合は接続開始時には
1重から始まるので、通信機は、データ送信時にはまず
1重とする。そして、受信側も常に1重モードで待機し
ている。そして、1重で送受信し接続が確認された後、
多重モードに設定する。その後のACK,NAKは、1
重モードなので送信側はそれに合わせ、受信時には1重
モードとなる。この例においても、接続の確認、AC
K,NAK信号を多重しないで伝送することで多少AC
K,NAK信号の伝送時間は長くなるが、A局側から送
るデータ長の方がはるかに長く、全体としてのスループ
ットの大幅な改善が期待できる。
【0030】次の実施形態を図3にもとづき説明する。
第1,第2の実施形態においては、返答信号も、従来の
ヘッダー部分(図3(A)参照)は、同一のフォーマッ
トでデータ部分にACK等の信号を入れていた。しか
し、本実施形態においては、まず、各種情報記号の部分
にこれが、データを送るものではなく、応答用の信号が
入っていることを示すフラグを入れる。この場合、ヘッ
ダー部分を本発明においては、図3(A)に示される従
来例と異なり、これらの信号は必ず1重モードで送られ
るデータであるから、多重数等を表わす情報は不要であ
る。そこで、図3(B)に示されるように、ヘッダー部
分のうち、多重数・パケット長を入れた部分にこれらの
応答用・接続用信号を入れるようにするものである。デ
ータ部分においては、短いながらもそれらの信号(ACK/
NAK,RTS/CTS)と、CRC信号が必要になるが、ヘッダ
ー部分のデータを変形してここに入れることにより、ヘ
ッダー用のCRCを用いることができるので、パケット
長を短くでき、スループットを上げることができるよう
になる。これは応答用のフォーマットを1重にしたこと
により、多重数の情報が不要になることにより、情報を
埋め込む空き部分ができることによるものである。
【0031】次に、第4の実施形態について図4に示す
動作のフローチャートにそって説明する。これは、上記
各実施形態を示す図面において、(ア)のシステムに用
いた実施形態である。まず、システムは設定できる多重
数を最大にする(ステップS4−1)。(ア)のシステ
ムにおいては、1重部における設定値を最大として、多
重部を最大の多重数とする。その後、データを送信し
(ステップS4−2)、ACK/NAKを受け取り(ス
テップS4−3)、その内容を確認して(ステップS4
−4)、ACKを受け取った場合には、正しくデータが
送られたことになるので、次のパケットデータの有無を
検出して(ステップS4−5)、有る場合にはそのデー
タを送信し、必要な数だけ送信した後、該当するデータ
が無くなったら送信を終了する(ステップS4−6)。
【0032】しかし、ステップS4−4で、NAK,不
応答、あるいは受信ミスの場合には、正しく受信されて
いないことになるので、同一パケットを再送する。ここ
で、NAK,不応答、あるいは受信ミスの回数nを設定
回数kと比較し(ステップS4−7)、設定値kになる
までは同一パケットを再送し続け(ステップS4−
8)、k回を越えて再送しても伝送できない場合(n>
k)には、伝播環境が悪く、C/Nが悪いときや、遅延
分散が大きいことが影響しているので、多重数を減らす
ようにして(ステップS4−9)、再送し続ける(ステ
ップS4−8)。この場合、もちろん1重部に組み込む
多重数情報は、減らしたものにする。図11のC/N対
誤り率の特性図に示したように、多重数を減らすことに
よって、誤り率を低減できるので、多重数を減らすこと
は、伝送ミスの低減化をもたらす。そのため、このよう
なフローを用いることによって、伝送状態のよい時に
は、高速の伝送レートで、多重数を減らして伝送状態の
悪い時には、低速にして、低い誤り率で送ることができ
全体のスループットを向上できる。また、フローには示
していないが、数回の再送後、ACKを受け取ったとき
には、まだ許容できる伝送状態であると考えられるの
で、n回を数えている計数器は、ここで再びnを1とす
ることもできる。なお、この多重数を減らすための基準
として設定される計数量kは、シュミレーション,実験
等により、最適なスループットが得られるように決めら
れる。また、本実施形態に、上記実施形態1〜3のうち
の(ア)の方式によるものを組み合わせて用いること
で、さらに特性の向上をはかることができる。
【0033】次に、本発明の第5の実施形態を図5に示
す動作のフローチャートにそって説明する。スペクトル
拡散通信システムにおいては、伝播路の安定性が低いの
で、アンテナを二つ以上もってアンテナダイバーシティ
の手法を用いられることがある。その中でも、切替えダ
イバーシティは回路が簡単であり、効果もあることから
よく用いられている。パケット通信の切替えダイバーシ
ティでは、パケットの途中で切り替えるのではなく、パ
ケットを送信して、ACKを受け取れない場合には、ア
ンテナを切り替えてパケットを再送すること等がよく行
なわれる。つまり、アンテナの切替えは、パケット単位
で行なわれる。
【0034】このようなシステムに、本発明を適用した
場合の動作のフローチャートを示す図5によりこれを説
明する。この実施形態は、上記実施形態で示した(ア)
のシステムに用いた実施形態である。まず、システムは
設定できる多重数を最大にする(ステップS5−1)。
その後、データを送信し(ステップS5−2)、AC
K,NAKを受け取り(ステップS5−3)、その内容
を確認して(ステップS5−4)、ACKを受け取った
場合には、正しくデータが送られたことになるので、次
のパケットデータの有無を検出して(ステップS5−
5)、有る場合にはそのデータを送信し、必要な数だけ
送信した後、該当するデータが無くなったら送信を終了
する(ステップS5−6)。しかし、ステップS5−4
で、NAK,不応答、あるいは受信ミスの場合には、正
しく受信されていないことになるので、同一パケットを
再送する(ステップS5−9)。ここで、NAK,不応
答、あるいは受信ミスの回数を各々異なる値の設定回数
j,k(但しj>k)と比較し(ステップS5−7,ス
テップS5−8)、設定値kになるまでは同一パケット
を再送し続け(ステップS5−9)、再送しても伝送で
きない場合(n>k)には、伝播環境が悪く、C/Nが
悪いときや、アンテナが適切でないので、まず、アンテ
ナを切り替える(ステップS5−10)。さらに伝送で
きない場合(n>j)には、遅延分散が大きいことが影
響しているので、多重数を減らして再送する(ステップ
S5−11)。この場合、もちろん1重部に組み込む多
重数情報は、減らしたものにする。
【0035】このようにして、アンテナダイバーシティ
と多重数切替えを組み合わせることで、さらにスループ
ットを上げることができる。多重数を減らした場合に
は、伝送レートが低下するがアンテナダイバーシティの
切替えでは、伝送レートは低下しないので、まず、アン
テナ切替えを行ない、それでだめな場合には多重数を切
り替えることによって、両方の改善が期待できる。ま
た、上記フローチャートには示していないが、数回の再
送後、ACKを受け取ったときには、まだ許容できる伝
送状態であると考えられるので、n回を数えている計数
器は、ここで再びnを1とすることもできる。なお、こ
の減らすための計数量k,jは、シュミレーション,実
験等により、最適なスループットが得られるように設定
される。また、本実施形態に上記実施形態1〜3のうち
の(ア)の方式のものを組み合わせて用いることで、さ
らに特性の向上をはかることができる。
【0036】次に、本発明の第6の実施形態を図6に示
す動作のフローチャートにそって説明する。第4の実施
形態において、まず、多重数を最大として、そののち多
重数を下げていったが、パケットの数が少ない場合に
は、まず、もっとも高速の伝送レートで伝送し、だめな
ときには、伝送レートを下げていく方式が有効である。
しかし、パケットの数が非常に多い場合、伝送している
間にも伝播状態がよくなったり、悪くなったりする場合
がある。この場合、伝播状況が悪いときには、伝送レー
トを下げていくが、また、伝播状況が改善してきたとき
には、多重数を増やして伝送した方がスループットを向
上できるメリットを持つ。
【0037】そこで、本実施形態においては、システム
中に競合型の計数器を持つもので、そのフローチャート
を図6に示す。これは、上記実施形態で示した(ア)の
システムに用いた実施形態である。システムはまず、多
重数を設定する(ステップS6−1)。ここでは、例え
ば、先程と同様に最大とする。そののち、データを送信
し(ステップS6−2)、ACK,NAKを受け取り
(ステップS6−3)、その内容を確認して(ステップ
S6−4)、ACKを受け取った場合には、正しくデー
タが送られたことになるので、次のパケットデータの有
無を検出して(ステップS6−6)、有る場合にはその
データを送信し、必要な数だけ送信した後、該当するデ
ータが無くなったら送信を終了する(ステップS6−
7)。しかし、ステップS6−4で、NAK,不応答、
あるいは受信ミスの場合には、正しく受信されていない
ことになるので、同一パケットを再送する(ステップS
6−8)。
【0038】ここで、システムはACK,NAK,不応
答、あるいは受信ミスの回数を各々計数(競合型で)し
ている(ステップS6−5)。そこで、ACKとNAK
の比率が一定になるように多重数をコントロールする。
この比率は、シュミレーション,実験,使用環境によっ
た最適値にするが、例えば、ACK対NAKの比率を1
対3と設定したとする。最初の最大の多重数にて伝送
し、ACKの数が多ければよいがNAKの回数が多くな
り、この比率を下回ってくると多重数を減らして、伝送
時の誤り率が下がるように設定する(ステップS6−
1)。そうして、低い多重数で伝送していて伝播状況が
改善してくると、ACK対NAKの比率が再び上がって
くるので、多重数を増やすように設定がコントロールさ
れる(ステップS6−1)。このように、本発明を用い
ることで、伝播特性に応じた多重数で伝送できるように
なる。その結果、最大のスループットにすることができ
る。
【0039】次に、本発明の第7の実施形態について説
明する。上述の実施形態において、競合型の計数器を持
つ場合においても、アンテナダイバーシティを組み合わ
せることで、先程と同様に特性改善できる。この場合の
特徴として、まず、多重数を減らす場合には、先程と同
様に多重数を減らす方法よりもアンテナを切替える方法
を優先し、また反対に多重数を増やす場合には、多重数
を増やすことを優先する。従って、ACKの比率が増え
てくると、まず多重数を増やし、NAKの比率が増えて
くると、まずアンテナを切り替える。このようにするこ
とで、少しでも高い伝送レートで伝送できるようにコン
トロールされる。
【0040】次に、本発明の第8の実施形態について、
図7及び図8を参照して説明する。スペクトル拡散(S
S)多重通信システムを構成する一般の通信機において
は、図7に示されるように双方向で通信するためにA′
局からデータを送信した後に、またB′局から送信する
ことが多く、これを上位層の管理の下に行う。この場
合、伝播路の状況は先程のA′局からB′局の伝送と類
似しているので、まず、多重数はA′局からB′局に送
った最後のパケットの多重数と同じように設定する。こ
のシステムにおける送受信装置におけるより詳細な回路
ブロックを図8に示す。図8において、回路は、受信側
に復調部1,受信側データ処理部4と、送信側に変調部
3,送信側データ処理部5と上位層6と多重数コントロ
ール部2を備える。この回路を有する通信機は、送受信
機が一体となっており、上位層6でコントロールされて
いる。そこで、復調、データ処理した結果を上位層6は
管理し、反対に送信する場合には、多重数コントロール
部2を動作させその多重数で送信する。このようにする
ことでデータの送信がA′局からB′局に代わっても、
最適な多重数で送信できスループットを向上できる。
【0041】次に、本発明の第9の実施形態について、
図9にもとづいて説明する。図9は、多重した場合の相
関波形を示すものである。図9に示すように、1重では
相関スパイク間が大きく離れているのに対して、多重数
が増えてくると相関スパイクの間隔が小さくなってく
る。このような状況において、遅延分散がある場合の様
子を図9の(a)及び(b)図に示す。(a)図は遅延
分散が小さい場合で、(b)図は遅延分散が大きい場合
であるが、多重数が多い場合に遅延分散の大きい(b)
図の環境では、相関スパイクどうしが重なってしまい、
劣化の要因となる。そのため、遅延分散が大きいときに
は、多重数を減らす必要があり、上記実施形態4ないし
8のような方法が用いられる。
【0042】一方、本発明の実施形態1ないし3におい
ては、返送信号であるACK,NAKは多重されていな
いことが特徴であるので、この特徴を生かして、返送信
号の状態から遅延分散を算出し、多重数を決める。遅延
分散は、せいぜい数チップに及ぶだけであり、多重しな
い次の相関スパイクまで重なるほどには遅延しない。こ
の特徴を生かして多重しない場合の相関波形から遅延分
散を割り出し、多重数を決定する。このようにすること
で、実施形態4ないし8のように遅延分散がわからない
まま、誤ったかどうかのデータだけから多重数を切り替
えるよりも、効率よく多重数を決定できる。また、第6
の実施形態の最初に設定する多重数を、この決定した値
を用いることで、さらに第6の実施形態を効率化でき
る。
【0043】次に、本発明の第10の実施形態について
説明する。第9の実施形態においては、遅延分散を用い
ることにより最適となる多重数を決定し、効率よく伝送
する方法を示したが、そのためには遅延分散を求める必
要があった。その方法は、ハードウェアでもソフトウェ
アでも実現はできるが、余分な回路であり、回路規模や
プログラムの増大を招いた。そこで、通信システムが基
地局と端末局のような構成においては、その算出は一方
の基地局のみで行ない、端末局は基地局で求めたデータ
から多重数を決定する。その方法として、データの中に
遅延分散の値を埋め込み伝える方法と、基地局の最後の
通信に用いたパケットの多重数を最適な多重数として用
いる方法がある。いずれにしても、遅延分散を求める方
法を一方のみに負担させ、もう一方は一方で求めた値を
利用することで、回路規模の増大を抑えることができ
る。
【0044】次に、本発明の第11の実施形態について
説明する。第10の実施形態においては、一方のみで遅
延分散を求めた。また、第6,7の実施形態において、
多重数を決定していたが、一対多や多対多の通信を行な
う場合においては、そのたびに通信する相手が変わる。
遅延分散やC/Nは、相手の場所等によって決まってく
るので、相手が変わるたびに再び遅延分散を求めたり、
多重数の最適化を行なうことは、最適になるまでにその
ための処理時間が必要となり、結果的にスループットが
低下していた。そこで、本発明においては、相手のID
等と共にこのような情報を保持しておくことで、次のパ
ケット通信にはどの相手がどの多重数がよいか分かるの
で、スループットを上げることができるようになる。
【0045】
【発明の効果】
請求項1の効果:拡散符号で拡散した信号を、任意のチ
ップ数ずつ遅延した複数系列の信号を多重するシステ
ム、あるいは、多重しない(一重)部分を持つ信号フォ
ーマットになっている構成において、ARQ方式を用い
て通信する場合で、受信の確認であるACK,NAK信
号の送信信号は、多重しないことで、返送信号の誤り率
を改善でき、スループットの向上がはかれる。
【0046】請求項2の効果:請求項1の効果に加え
て、CSMA/CA with RTS/CTS方式等の
データ送信前に接続の確認を行なう方式において、接続
時の送信パケット,受信パケットについても多重しない
ことで、大切な接続確認を小さい誤り率で行なうことが
できる。
【0047】請求項3の効果:請求項1又は2の効果に
加えて、返送用のデータフォーマットにおいては、応答
用であることを示すフラグを立てて、多重数,パケット
長用に本来用いていた信号部分にACK信号等のデータ
を入れることで、パケット長を短くすることができる。
【0048】請求項4の効果:請求項1ないし3の効果
に加えて、NAK信号あるいは不応答を任意の回数、計
数した場合には、多重数を減らして送信することで、回
路状態の悪いときには、少ない多重数で通信することに
より誤り率を小さくできる。
【0049】請求項5の効果:請求項1ないし4の効果
に加えて、アンテナダイバーシティ方式を採用している
場合には、NAK,不応答、あるいは受信ミスを任意の
回数受け取った場合にアンテナダイバーシティの切り替
えを行ない、さらにそれに多重数の変更を組み合わせる
ことで、両方の特性を生かし良好な通信を行うことがで
きる。
【0050】請求項6の効果:受信のACK信号並びに
NAK信号,不応答、あるいは受信ミスの受信回数を計
数する手段を有し、その計数値の比率によりパケット毎
に多重数をコントロールすることで、多重数を最適にし
て通信できるようになる。
【0051】請求項7の効果:請求項1ないし6の効果
に加えて、受信のACK信号並びにNAK信号,不応
答、あるいは受信ミスの受信回数を計数する手段を有
し、その計数値によりアンテナダイバーシティの切り替
えを行ない、さらにそれに多重数の変更を組み合わせる
ことで、両方の特性を生かし良好な通信を行うことがで
きる。
【0052】請求項8の効果:請求項4ないし7の効果
に加えて、データ通信の方向が逆になる場合には、受信
していた多重数を初期値として用いることで、初期値が
最適値に近い値を用いることができるようになる。
【0053】請求項9の効果:請求項1ないし8の効果
に加えて、返信された多重されていないACK,NAK
信号の遅延広がりを算出する手段を有し、それに応じて
最適な多重数を決定することで、すばやく多重数を決定
できる。
【0054】請求項10の効果:請求項9の効果に加え
て、基地局と端末局でシステムを構成する場合には、基
地局のみで前記遅延広がりを算出する手段を有し、端末
局では基地局で用いている、算出された前記遅延広がり
に応じて決定された多重数を用いることで、回路負担を
一方のみにできる。
【0055】請求項11の効果:請求項1ないし10の
効果に加えて、一対多あるいは多対多の通信システムを
構成する場合において、各端末の多重数をID等と共に
記憶する手段を有し、それを用いることで通信する相手
が頻繁に変わっても、各相手毎に最適な多重数で通信で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信システムの一実施形態に用い
るデータフォーマットの一例を示す図である。
【図2】本発明による通信システムの他の実施形態に用
いるデータフォーマットの一例を示す図である。
【図3】本発明による通信システムの実施形態に用いる
パケットのヘッダー部のデータフォーマットの一例を示
す図である。
【図4】本発明による通信システムの他の実施形態にお
ける動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明による通信システムの他の実施形態にお
ける動作の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明による通信システムの他の実施形態にお
ける動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】多重SS通信システムの構成の概要を示す図で
ある。
【図8】図7のシステムにおける送受信装置におけるよ
り詳細な回路ブロックを示す図である。
【図9】本発明による通信システムの動作の説明に用い
る相関信号の波形図を示すものである。
【図10】従来の通信方式に用いられるデータフォーマ
ットの一例を示す図である。
【図11】多重数を変えたときのC/N対誤り率の特性
図で、改善あり/なしの対比を示すものである。
【図12】多重システムを用いてパケット通信を行う場
合の従来の送受信の手順の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…復調部、2…多重数コントロール部、3…変調部、
4…受信側データ処理部、5…送信側データ処理部、6
…上位層。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡散符号で直接拡散したスペクトル拡散
    信号を、任意のチップ数ずつ遅延させ多重可能とする多
    重化手段を用い、一重部分と多重部分を持つ、あるい
    は、多重部分もしくは一重部分のみを持つ信号フォーマ
    ットに従って多重化された信号を送受信するようにし、
    さらに、該送受信信号はパケット化され、ARQ方式を
    用いて送受信を行うスペクトル直接拡散通信システムに
    おいて、受信を確認したことにより発信するACK,N
    AK信号は、一重の拡散信号として送受信するようにし
    たことを特徴とするスペクトル直接拡散通信システム。
  2. 【請求項2】 データ部分の送受信を行う前にCSMA
    /CA with RTS/CTS方式による接続の確認
    を行なう方式において、該方式による接続用のパケット
    は、一重の拡散信号として送受信するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載のスペクトル直接拡散通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 ARQ方式に用いる返答用のデータフォ
    ーマットにおいては、返答用であることを示すフラグを
    立てて、該返答用のデータフォーマットの多重数,パケ
    ット長用に本来用いていた信号部分にACK信号等のデ
    ータを入れるようにしたことを特徴とする請求項1又は
    2記載のスペクトル直接拡散通信システム。
  4. 【請求項4】 前記多重化手段において多重数を可変と
    し、受信の誤りを示すNAK信号,不応答、あるいは受
    信ミスの受信回数を計数し、その計数結果が所定の回数
    に達した場合に、前記多重化手段において多重数を減ら
    す制御をし、あらためて送受信を行うようにすることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のスペク
    トル直接拡散通信システム。
  5. 【請求項5】 アンテナダイバーシティ方式を採用して
    システムを構成するとともに、受信の誤りを示すNAK
    信号,不応答、あるいは受信ミスの受信回数を計数し、
    その計数結果が所定の回数に達した場合に、アンテナダ
    イバーシティの切り替えを行って、あらためて送受信を
    行うようにしたことを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載のスペクトル直接拡散通信システム。
  6. 【請求項6】 拡散符号で直接拡散したスペクトル拡散
    信号を、任意のチップ数ずつ遅延させ多重可能とする多
    重化手段を用い、一重部分と多重部分を持つ信号フォー
    マットに従って多重化された信号を送受信するように
    し、さらに、該送受信信号はパケット化され、ARQ方
    式を用いて送受信を行うスペクトル直接拡散通信システ
    ムにおいて、前記多重化手段において多重数を可変と
    し、受信したACK信号並びにNAK信号,不応答、あ
    るいは受信ミスの受信回数を計数し、その計数結果から
    求めたそれらの受信回数間の比率によって、前記多重化
    手段における多重数を制御し、送受信を行うようにした
    ことを特徴とするスペクトル直接拡散通信システム。
  7. 【請求項7】 アンテナダイバーシティ方式を採用して
    システムを構成するとともに、受信したACK信号並び
    にNAK信号,不応答、あるいは受信ミスの回数を計数
    し、その計数結果により、アンテナダイバーシティの切
    り替えを行って送受信を行うようにしたことを特徴とす
    る請求項1ないし6のいずれかに記載のスペクトル直接
    拡散通信システム。
  8. 【請求項8】 局間でデータ通信の方向が逆になる場合
    に、それまでにデータ受信をしていた多重数を前記多重
    化手段に設定される多重数の初期値として用いるように
    したことを特徴とする請求項4ないし7のいずれかに記
    載のスペクトル直接拡散通信システム。
  9. 【請求項9】 前記多重化手段において多重数を可変と
    し、一重の拡散信号として送受信される前記ACK,N
    AK信号の遅延広がりを算出し、その算出結果に応じて
    決定される最適な多重数を前記多重化手段に設定するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか
    に記載のスペクトル直接拡散通信システム。
  10. 【請求項10】 基地局と端末局でシステムを構成する
    とともに、基地局のみで前記遅延広がりを算出し、端末
    局では基地局で用いている、算出された前記遅延広がり
    に応じて決定された多重数を用い多重数を設定するよう
    にしたことを特徴とする請求項9記載のスペクトル直接
    拡散通信システム。
  11. 【請求項11】 一対多あるいは多対多の局間で送受信
    を行う通信システムを構成し、該システムを構成する各
    局の前記多重化手段において多重数を可変とするととも
    に、該各局の多重数を局IDと共に記憶し、その記憶さ
    れたデータを用い前記多重化手段の多重数を設定するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1ないし10のいずれ
    かに記載のスペクトル直接拡散通信システム。
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